JP3962573B2 - 差圧スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は差圧スイッチに関するものである。例えば、流体を流す回路において、高圧側と低圧側の差圧が一定値以上になったときに作動する差圧スイッチに関する。
【0002】
【背景技術】
流体を流す回路、例えば油圧回路などの高圧側と低圧側の差圧が一定値以上になったときに外部に信号を発信する差圧スイッチが知られている。
差圧スイッチは、日常的な保守管理、つまり圧力の変化を常時監視する必要がある機器や回路に用いられる。
例えば、油圧回路では、作動油の汚染を防ぐためにフィルタが設置されているが、このフィルタが目詰まりしたときにフィルタの上流側に過大な圧力が発生し回路に損傷をきたす恐れがある。このとき、差圧スイッチによって、フィルタの上流側と下流側の差圧を検出し、フィルタの目詰まりの早期検出と回路の保守点検を行っている。
【0003】
このような、差圧スイッチには、圧力素子としてダイヤフラムやピストンを用い、検出素子としてマイクロスイッチやリードスイッチを用いるものがある。
圧力素子としてピストンを用い、検出素子としてリードスイッチを用いるものとして、本出願人が先に出願した圧力制御器(特願2000−388746号)がある。
この圧力制御器は、ケース本体と、このケース本体内部に摺動可能に設けられ前記ケース本体内を2つの室に仕切るピストンと、前記ケース本体に設けられ前記2つの室のうち一方の室に連通される第1の圧力導入口と、前記ケース本体に設けられ前記ピストンの動作に連動して開閉されるリードスイッチとを備え、ピストンは、ばねで付勢され、かつ、環状の磁石を有している。
このような構成において、第1の圧力導入口から圧力を受けると、ピストンが移動される。圧力が設定値になったとき、ピストンは設定位置まで移動され、磁石の磁力によってリードスイッチが作動し、信号が外部に発信される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の構成においては、リードスイッチの位置が固定されているので、磁石とリードスイッチの相対位置を微調節することは困難であることから、検出精度が低減されるという問題があった。これは、リードスイッチまたは磁石は製品によってばらつきを有することから、画一的にリードスイッチと磁石の位置を固定すると規格の設定値からずれが生じるためである。
さらに、リードスイッチとリード線の結線が外れ、リードスイッチからの信号が検出不能になるという問題があった。
【0005】
本発明は、従来の問題を解消し、簡便な構成により設定圧に対して確実に作動する差圧スイッチを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の差圧スイッチは、内部に空間を有するケース本体と、このケース本体の空間内に摺動可能に設けられ、前記空間内を一方の室および他方の室に仕切るピストンと、前記ケース本体に設けられ前記一方の室に低圧を導入する第1圧力導入口および前記他方の室に高圧を導入する第2圧力導入口と、前記ピストンを高圧側へ付勢する付勢手段と、前記ピストンに設けられ、前記ピストンに連動して移動する磁石と、前記磁石が移動する磁石移動路を内部に有するガイド筒部と、前記ガイド筒部の外側に保持されたリードスイッチホルダに収納され、前記ピストンが低圧側へ予め設定した所定量移動したときの磁石に応答して作動するリードスイッチと、前記ガイド筒部の外側に設けられた雄ねじと、前記リードスイッチホルダの内周に設けられた雌ねじからなり、前記リードスイッチを前記磁石の移動方向と平行な方向へ移動自在、かつ、任意の位置に固定可能な位置調整手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】
このような構成において、第1圧力導入口を低圧側に接続し、第2圧力導入口を高圧側に接続する。すると、第1圧力導入口によって一方の室は低圧になり、他方の室は高圧となる。ピストンは、一方の室から低圧を受け、他方の室から高圧を受ける。
ピストンは、付勢手段によって低圧側から高圧側に付勢されているので、高圧と低圧の差圧が付勢力より小さいときは、ピストンは高圧側へ移動される。
高圧と低圧の差圧が付勢力より大きくなると、ピストンは低圧側へ移動され、このピストンの動きに連動して磁石が移動される。
ピストンが低圧側へ予め設定した所定量移動すると、磁石も連動して所定量移動され、この磁石の移動に応答してリードスイッチが作動するので、高圧と低圧の差圧が設定値に達したことを検出することができる。
【0008】
従来の差圧スイッチは、リードスイッチの取り付け位置が固定されていたため、ピストンが所定量移動したときの磁石の移動に対してリードスイッチを確実に作動させることに不便をきたしていた。これは、リードスイッチまたは磁石の磁力などは製品によって精度上ばらつきを有するため、リードスイッチと磁石の距離が画一的に決められていると、リードスイッチによって検出される差圧が製品ごとに異なるためである。
しかしながら、本発明では、リードスイッチに位置調整手段が設けられているので、製品ごとに設定値とリードスイッチの作動を確認しながらリードスイッチの位置を微調節できる。つまり、磁石の移動方向と平行な方向へリードスイッチを移動させ、予め設定されたピストンの移動に確実に作動することを確認したあと、リードスイッチを固定する。すると、予め設定された設定値で確実にリードスイッチを作動させることができ、差圧が設定値に達したことを検出することができる。
【0010】
また、磁石はピストンの移動に連動して、本体に設けられた磁石移動路内を移動する。すると、磁石移動路からガイド筒部の外側に磁石からの磁力が伝えられ、リードスイッチホルダに収納されたリードスイッチに磁力が伝達されると、リードスイッチが作動する。
リードスイッチホルダとガイド筒部の間には、位置調整手段が設けられているので、磁石が設定位置に到達したときに確実にリードスイッチが作動するように、リードスイッチホルダの位置をガイド筒部に沿って微調節したのち、その位置を固定することができる。よって、予め設定された設定値で確実にリードスイッチを作動させることができ、差圧が設定値に達したことを検出することができる。
【0012】
さらに、リードスイッチホルダをガイド筒部に螺合させると、ねじのピッチに従って、リードスイッチホルダをガイド筒部に沿って移動させることができる。よって、リードスイッチホルダの位置をガイド筒部に沿って微調節したのち、その位置を固定することができる。よって、予め設定された設定値で確実にリードスイッチを作動させることができ、差圧が設定値に達したことを検出することができる。
【0013】
請求項2に記載の差圧スイッチは、請求項1に記載の差圧スイッチにおいて、前記リードスイッチは、リード線を介して前記リードスイッチの作動を検出する外部センサに接続され、前記リードスイッチに結線される側のリード線の端部と前記リードスイッチホルダには、前記リード線を前記外部センサ方向に引っ張る力に抗して前記リード線を係止するリード線係止手段が設けられ、前記リード線係止手段は、前記リードスイッチに結線される側の前記リード線の端部に設けられ前記リード線より大きい径を有するカラーと、前記リードスイッチホルダに設けられ前記カラーを係止するザグリを有する挿通孔とを備えていることを特徴とする。
【0014】
このような構成によれば、リード線が外部センサの方向へ引っ張られると、カラーがザグリに引っ掛かるので、リード線はこのザグリより抜けることはなく、リード線とリードスイッチの結線部分に力が加わることもない。よって、リード線とリードスイッチの接触が安定され、リードスイッチの作動を外部センサで確実に検出することができる。
【0015】
請求項3に記載の差圧スイッチは、請求項1または請求項2に記載の差圧スイッチにおいて、前記本体には、前記磁石移動路および前記リードスイッチホルダを覆うカバーが設けられ、前記カバー内はモールドされていることを特徴とする。
このような構成によれば、リードスイッチの位置を固定するとともに、リードスイッチおよびリード線を保護することができる。よって、差圧スイッチを確実に作動させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図示例と共に説明する。
図1には、本実施形態の差圧スイッチの断面図が示されている。
本実施形態の差圧スイッチ1は、内部に空間を有するケース本体2と、このケース本体2の空間内に摺動可能に設けられ、前記空間内を一方の室41および他方の室42に仕切るピストン4と、ケース本体2に設けられ一方の室41に低圧を導入する第1圧力導入口27および他方の室42に高圧を導入する第2圧力導入口28と、ピストン4を高圧側へ付勢する付勢手段としてのばね5と、ピストン4に連動して移動する磁石45と、ピストン4が低圧側へ予め設定した所定量移動したときの磁石45に応答して作動するリードスイッチ6とを備えて構成されている。
【0017】
ケース本体2は、貫通孔22を有する継ぎ手部21と、継ぎ手部21の一端側に螺合されて、貫通孔22の一端を塞ぐシュラウド32とからなる。
継ぎ手部21は、貫通孔22を有する筒状であって、一端側の開口部付近の内周に雌ねじ23を有する。継ぎ手部21の貫通孔22内には、一端から他端に向かって縮径する段差が3箇所設けられ、この段差は、一端側開口部付近の段差24と略中央部の段差25と他端側開口部付近の段差26である。
継ぎ手部21は、他端側開口部付近の段差26と略中央部の段差25との間に、外壁を貫通して低圧を導入する第1圧力導入口27が穿設され、他端側の開口部が高圧を導入する第2圧力導入口28となる。
継ぎ手部21の外側面であって略中央部には、雄ねじ29が設けられている。継ぎ手部21の外側面であって、第1圧力導入口27よりも他端側にはOリング30が設けられるとともに、雄ねじ29よりも一端側にもOリング31が設けられている。
【0018】
シュラウド32は、一端を閉じた穴を有する筒状である。シュラウド32の一端側には、一端側に伸びてその外壁の厚みが磁石45の磁力を遮蔽しない程度に形成された磁石移動路34を内部に備えるガイド筒部33が設けられ、他端側には、他端側に伸びるストッパ部35が設けられている。
ガイド筒部33の外周には雄ねじ36が設けられている。
シュラウド32の外側面の略中央部には、継ぎ手部21の雌ねじ23と螺合する雄ねじ37が設けられている。シュラウド32の外側面であって、雄ねじ37よりも一端側にはOリング38が設けられている。
【0019】
ピストン4は、ケース本体2の他端側の開口部を塞ぐように設けられ、ケース本体2の内部に位置する一方の室41を形成する。さらに、ピストン4は他端側に開口した穴を有し、この穴を含んでケース本体2の他端側に他方の室42を形成している。
ピストン4の他端側の外径は、ケース本体2の貫通孔22の他端側の径と略同一に形成され、他端から一端に向かう途中に拡径するつば部43が設けられ、つば部43から一端側には、磁石移動路34に向かって伸びる磁石保持部44が設けられている。この磁石保持部44の先端には磁石45が設けられている。つば部43は、ケース本体2の他端側の段差26に対して係止されるように形成されている。
ピストン4の外側であってつば部43よりも他端側にはOリング46が設けられている。
【0020】
ばね5は、ピストン4のつば部43とシュラウド32の磁石移動路34の付け根との間で、磁石保持部44を中心に取り囲むように介装されている。ばね5は、自然長から圧縮された状態で設けられ、その圧縮量は、予め設定された差圧の設定値に等しい力に対応している。
【0021】
リードスイッチ6は、ガイド筒部33の雄ねじ36に螺合する雌ねじ63を内周に備えたリードスイッチホルダ61に収納されるとともに、外部センサ(図示省略)に接続されたリード線71に結線されている。
図2には、リードスイッチホルダ61の斜視図が示され、図3には、リードスイッチホルダ61の断面図が示されている。
リードスイッチホルダ61は、図2に示されるように、中心に貫通孔62を有する環状で、貫通孔62の内周にガイド筒部33の雄ねじ36に螺合する雌ねじ63が設けられている。
ここに、リードスイッチホルダ61の雌ねじ63とガイド筒部33の雄ねじ36によって、リードスイッチ6の位置調整手段70が構成されている。
リードスイッチホルダ61の外壁には、貫通孔62と平行に挿通孔が4つ設けられている。
【0022】
この挿通孔のうち、図2中右側の挿通孔64と、左側の挿通孔66と、その右側の挿通孔67にはリード線が挿通されている。残りの挿通孔69には、図3に示されるように、リードスイッチ6が縦向きに挿通されて収納されている。
右側の挿通孔64は、図2中下側の開口部にザグリ65が設けられていて、左から二番目の挿通孔67には、図2中上側の開口部にザグリ68が設けられている。
リード線71には、リードスイッチ6と接続される端部に挿通孔64、67のザグリ65、68に係止されるカラー72が設けられている。
ここに、ザグリ65、68とカラー72とからリード線係止手段74が構成されている。
リード線71の一本は、リードスイッチホルダ61の右側の挿通孔64に、図2中上側から挿通され、下側でリードスイッチ6と結線されハンダ付け73されている(図3参照)。
【0023】
もう一本のリード線71は、左側の挿通孔66に、図2中上側から挿通され、下側で折り返されるとともに、隣の挿通孔67に下側から挿通され、上側でリードスイッチ6と結線され、ハンダ付け73されている(図3参照)。
ケース本体2の他端側には、ガイド筒部33およびリードスイッチホルダ61を覆うカバー8が設けられている。カバー8の他端側はケース本体2に係合され、一端側には、リード線71の引き出し口82が設けられ、リード線71が外部に引き出されている。
カバー8の内部はエポキシ系の樹脂でモールド81されている。
【0024】
次に、本実施形態の差圧スイッチの使用および動作について説明する。
差圧スイッチ1を使用する前に、リードスイッチ6の位置を位置調節手段70によって調節する。これは、リードスイッチホルダ61をガイド筒部33に沿って移動させながら微調節する。磁石45が所定位置に到達したときにリードスイッチ6が確実に作動することを確認したところでリードスイッチホルダ61を固定し、カバー8をかぶせてモールド81する。
【0025】
実際に差圧スイッチ1を使用する際は、例えば油圧回路の流路内に設けられたフィルタの上流側にあたる高圧を第2圧力導入口28に導く接続孔91と、フィルタの下流側にあたる低圧を第1圧力導入口27に導く接続孔92を備えた接続部9に接続する。このとき、継ぎ手部21の外側の雄ねじ29に接続部9を螺合する。すると、Oリング30によって高圧が低圧と遮断され、Oリング31によって低圧が外部および高圧と遮断される。
一方の室41に導入された低圧はシュラウド32の外側に設けれらたOリング38とピストン4に設けられたOリング46とによって外部と遮断される。
差圧の検出に際しては、第1圧力導入口27を低圧側に接続し、第2圧力導入口28を高圧側に接続すると、第1圧力導入口27によって一方の室41は低圧になり、他方の室42は高圧となる。よって、ピストンは、一方の室41から低圧を受け、他方の室42から高圧を受ける。
【0026】
ピストン4は、ばね5によって一方の室41から他方の室42へ、つまり図1中において上から下へ付勢されているので、高圧と低圧の差圧がばね5の付勢力である設定値より小さいときは、ピストン4は他方の室42へ移動される。
このとき、ピストン4は継ぎ手部21の段差26とピストン4のつば部43との係合によって係止されて、ケース本体2の他端側から飛び出さないようにされる。
高圧と低圧の差圧が設定値より大きくなると、ピストン4は一方の室41の側へ移動され、このピストン4の動きによって磁石45が磁石移動路34内を移動する。
【0027】
ピストン4が低圧側へ予め設定した所定量移動すると、磁石45も連動して所定量移動され、この磁石45の移動に応答してリードスイッチ6が作動するので、高圧と低圧の差圧が設定値に達したことを検出することができる。
この差圧スイッチの作動を検出して、例えばフィルタの交換等の機器のメンテナンスを行う。
また、差圧が過大に大きくなると、ピストン4が一方の室41の側に大きく移動されるが、シュラウド32のストッパ部35にピストン4があたることによって、ピストン4が移動し過ぎるのを防ぐことができる。
【0028】
したがって、本実施形態の差圧スイッチによれば以下の効果がある。
リードスイッチ6は、ガイド筒部33に沿って位置調節自在のリードスイッチホルダ61に収納されているので、リードスイッチ6を磁石45の設定移動量に対して確実に作動するように調節することができる。さらに、位置調整手段70は雄ねじ36と雌ねじ63の螺合によって構成されているので、ねじのピッチに従って微調節することができる。よって、磁石45の移動方向と平行な方向へリードスイッチ6を移動させ、予め設定されたピストン4の移動に確実に作動することを確認したあと、リードスイッチ6を固定することにより、予め設定された設定値で確実にリードスイッチ6を作動させることができ、差圧が設定値に達したことを検出することができる。
【0029】
リードスイッチ6は、リードスイッチホルダ61に収納されることから、外部からの攪乱要因から保護され、磁石45に応答して正確な作動をすることができる。
磁石移動路34を内部に備えるガイド筒部33が設けられ、このガイド筒部33の外壁の厚みは磁石45の磁力を遮蔽しない程度の厚みに形成されているので、磁石移動路34内の磁石45からガイド筒部33の外側へ磁力を伝えることができ、リードスイッチ6を確実に作動させることができる。
【0030】
リード線71の端部に設けられたカラー72と、リードスイッチホルダ61の挿通孔64、67に設けられたザグリ65、68からなるリード線係止手段74が設けられているので、リード線71とリードスイッチ6の接続を安定させることができる。つまり、リード線71が外部センサの方向へ引っ張られたとき、カラー72がザグリ65,68に引っ掛かるので、リード線71はこのザグリ65,68より抜けることはなく、リード線71とリードスイッチ6の結線部分に力が加わることもない。その結果、リードスイッチ6の作動を外部センサで確実に検出することができる。
【0031】
カバー8が設けられ、カバー8の内部がモールド81されているので、リードスイッチ6の位置を固定するとともに、リードスイッチ6およびリード線71を保護することができる。よって、差圧スイッチ1を確実に作動させることができる。
【0032】
尚、本発明の差圧スイッチは、前記実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、ケース本体2は、継ぎ手部21とシュラウド32から構成されているが、ケース本体2を一体成形してもよい。
位置調節手段70は、ガイド筒部33の雄ねじ36とリードスイッチホルダ61の雌ねじ63から構成されているが、ねじでなくとも、ガイド筒部33に沿ってリードスイッチホルダ61を移動させて、また、固定することができれば構成は特に限定されるものではない。例えば、ガイド筒部33には、磁石の移動方向に沿って複数の穴を設け、リードスイッチホルダ61には、前記穴に嵌合する突起部を設けてもよい。
リード線係止手段74は、リード線71の端部に設けられたカラー72と、リードスイッチホルダ61の挿通孔64、67に設けられたザグリ65、68との係止によって構成されているが、リード線71が外部センサの方向に引き抜かれないように係止するものであれば特に限定されない。例えば、挿通孔64、67に対して外側から垂直にビスを螺合してリード線71を係止するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の差圧スイッチによれば、簡便な構成により設定圧に対して確実に作動する差圧スイッチを提供するという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る差圧スイッチの断面図である。
【図2】前記実施形態のリードスイッチホルダの斜視図である。
【図3】前記実施形態のリードスイッチホルダの断面図である
【符号の説明】
2 ケース本体
4 ピストン
5 ばね(付勢手段)
6 リードスイッチ
8 カバー
33 ガイド筒部
34 磁石移動路
36 ガイド筒部の雄ねじ(位置調整手段)
41 一方の室
42 他方の室
45 磁石
61 リードスイッチホルダ
63 リードスイッチホルダの雌ねじ(位置調整手段)
64 リードスイッチホルダの挿通孔
65 ザグリ(リード線係止手段)
67 リードスイッチホルダの挿通孔
68 ザグリ(リード線係止手段)
70 位置調整手段
71 リード線
72 カラー(リード線係止手段)
74 リード線係止手段
81 モールド
Claims (3)
- 内部に空間を有するケース本体と、
このケース本体の空間内に摺動可能に設けられ、前記空間内を一方の室および他方の室に仕切るピストンと、
前記ケース本体に設けられ前記一方の室に低圧を導入する第1圧力導入口および前記他方の室に高圧を導入する第2圧力導入口と、
前記ピストンを高圧側へ付勢する付勢手段と、
前記ピストンに設けられ、前記ピストンに連動して移動する磁石と、
前記磁石が移動する磁石移動路を内部に有するガイド筒部と、
前記ガイド筒部の外側に保持されたリードスイッチホルダに収納され、前記ピストンが低圧側へ予め設定した所定量移動したときの磁石に応答して作動するリードスイッチと、
前記ガイド筒部の外側に設けられた雄ねじと、前記リードスイッチホルダの内周に設けられた雌ねじからなり、前記リードスイッチを前記磁石の移動方向と平行な方向へ移動自在、かつ、任意の位置に固定可能な位置調整手段とを備えている
ことを特徴とする差圧スイッチ。 - 請求項1に記載の差圧スイッチにおいて、
前記リードスイッチは、リード線を介して前記リードスイッチの作動を検出する外部センサに接続され、
前記リードスイッチに結線される側の前記リード線の端部と前記リードスイッチホルダには、前記リード線を前記外部センサ方向に引っ張る力に抗して前記リード線を係止するリード線係止手段が設けられ、
前記リード線係止手段は、前記リードスイッチに結線される側の前記リード線の端部に設けられ前記リード線より大きい径を有するカラーと、
前記リードスイッチホルダに設けられ前記カラーを係止するザグリを有する挿通孔とを備えていることを特徴とする差圧スイッチ。 - 請求項1または請求2に記載の差圧スイッチにおいて、
前記本体には、前記磁石移動路および前記リードスイッチホルダを覆うカバーが設けられ、前記カバー内はモールドされていることを特徴とする差圧スイッチ。
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