JP3960897B2 - 投射型画像表示装置の光源ランプの駆動制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、LCDプロジェクタ、DLPプロジェクタ等の投射型画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
LCDやDMD(Digital Micromirror Device)などのデバイスをライトバルブとして利用する投射型画像表示装置(プロジェクタ)は、光源ランプからの光の強度を変調することで画像を表示している。
【0003】
黒い画像(黒)を表示するときには光源ランプからの光をシャットする(レンズに入らないようにする)ことで黒を表現するが、実際にスクリーン上に再現される黒はデバイス自体の特性や迷光など光学的な問題によって黒浮きが発生する。
【0004】
このためライトバブル型のプロジェクタはCRT等自発光型プロジェクタよりも黒を再現したときの明るさ(最低照度)がかなり明るくなってしまい、特に暗い画像を表示したときの視感的なコントラスト感が悪くなる傾向にある。
【0005】
この黒浮きによる問題に対する改善案として、従来より、入力された画像の特徴に応じて光源ランプの明るさを制御する(調光する)表示装置が提案されている。
【0006】
特開昭62−119835号公報、特開平6−160811号公報では、入力された映像信号のピーク値を検出することで画像の特徴を判定し、光源の明るさを制御している。
【0007】
この方法では、表示される画面全体が明るい又は暗い場合には問題ないが、暗い画面の中に1点でも明るい部分(ピーク)が存在すれば明るい画像であると判定されてしまう。このとき光源は明るくなるように制御されてしまうため黒浮きが発生し、結果的に視感的な印象と食い違った動作になってしまう。
【0008】
特開平3−179886号公報、特開平8−201812号公報では、入力された映像信号の平均映像レベルを検出することで画像の特徴を判定し、平均映像レベルが大きい場合には光源ランプが暗くなるように、平均映像レベルが小さい場合には光源ランプが明るくなるように光源ランプを制御するものである。
【0009】
この方法では、平均映像レベルが大きい場合には光源ランプが暗くなるように、平均映像レベルが小さい場合には光源ランプが明るくなるように光源ランプを制御しているため、投射型画像表示装置においてはコントラスト感を向上させることができない。
【0010】
【特許文献1】
特開昭62−119835号公報
【特許文献2】
特開平6−160811号公報
【特許文献3】
特開平3−179886号公報
【特許文献4】
特開平8−201812号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この発明によれば、暗い画像(黒)を表示するときには黒浮きを抑制し、視感的なコントラスト感を向上させることができる投射型画像表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段は、光源ランプとその光の強度を変調するライトバルブとを備えた投射型画像表示装置において、 入力映像信号の同期信号とは非同期となるサンプリングクロックで抽出された映像信号の輝度成分をデジタルデータに変換するA/D変換手段と、A/D変換手段によって得られたデジタルデータの、画面の中央部内のデータに対しては大きな重み付けを行なうとともに、画面周辺部内のデータに対しては小さな重み付けを行い、重み付けが行なわれたデータに基づいて輝度平均値を算出するための算出手段と、算出された輝度平均値に基づいて、光源ランプの明るさを制御する制御手段を備えており、制御手段は、輝度平均値が大きい場合には光源ランプを明るく、輝度平均値が小さい場合には光源ランプを暗くするように光源ランプの明るさを制御するものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明を液晶プロジェクタに適用した場合の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、液晶プロジェクタの構成を示している。
【0019】
入力映像信号(R,G,B信号)は、映像信号処理回路1を介してライトバルブ(LCDパネル)2に送られる。なお、3は集光レンズ等の入射側光学系であり、4は投射レンズ等の出射側光学系である。
【0020】
同期信号分離回路11は、入力映像信号から垂直同期信号および水平同期信号を抽出して、タイミング制御信号発生回路12に送る。輝度成分分離回路13は、入力映像信号から輝度成分を抽出する。
【0021】
マイコン20は、A/D変換処理部21、平均値演算処理部22、変換テーブル23、調光制御回路24、内部タイミング信号発生部25等を備えている。内部タイミング信号発生部25には、基準クロック発振器14が接続されている。内部タイミング信号発生部25は、基準クロック発振器14で発生するクロックに基づいて、マイコン20の動作クロックを発生する。
【0022】
A/D変換処理部21には、輝度成分分離回路13によって得られた輝度信号Yが入力される。マイコン20は、内部タイミング信号発生部25によって得られた動作クロックの周波数によって決定される命令実行サイクルに同期した一定周期でA/D変換処理部21に対するA/D変換命令を実行する。A/D変換処理部21に与えられるサンプリングクロックは、マイコン20の動作クロックに基づいて生成されており、入力映像信号の同期信号に基づいて生成されていないので、その生成が容易である。A/D変換処理部21に与えられるサンプリングクロックは、入力映像信号の同期信号とは非同期となる。A/D変換処理部21のサンプリング周期は、たとえば、100μs(10KHz)である。
【0023】
A/D変換処理部21によって得られたデジタルの輝度信号は、平均値演算処理部22に送られる。平均値演算処理部22は、タイミング制御信号発生回路12から送られてくる単位期間を表す信号および画面中央部であることを示す信号に基づいて、単位期間毎に、画面の中央部内の輝度信号の平均値(輝度平均値)を算出する。単位期間は、例えば、4フレーム期間に設定される。つまり、単位期間毎に、画面の中央部内の輝度信号の総和を算出し、算出された輝度総和を、有効サンプル数(画面の中央部内のサンプル数と単位期間に相当するフレーム数との積)で除算することにより、画面の中央部内の輝度信号の平均値(輝度平均値)を算出する。
【0024】
なお、画面の中央部の領域を、図2(a)に示すように、画面全体の領域100のうち、画面の上端部および下端部を除いた領域101に設定してもよいし、図2(b)に示すように、画面全体の領域100のうち、画面の上端部、下端部、左端部および右端部を除いた領域102に設定してもよい。
【0025】
平均値演算処理部22によって算出された輝度平均値は、変換テーブル23に送られる。変換テーブル23には、図3に示すように、輝度平均値と光源ランプの明るさとの関係が格納されている。図3においては、輝度平均値および光源ランプの明るさの設定値の最大値をそれぞれ100に正規化した場合の、輝度平均値と光源ランプの明るさとの関係を示している。
【0026】
図3の例では、輝度平均値が0〜25の間である場合には、光源ランプの明るさが輝度平均値に比例して大きくなるように、輝度平均値が25以上である場合には光源ランプの明るさが最大値となるように、テーブルが作成されている。
【0027】
変換テーブル23は、入力された輝度平均値と、輝度平均値と光源ランプの明るさとの関係を示すテーブルとに基づいて、光源ランプの明るさを決定する。変換テーブル23によって決定された光源ランプの明るさは、調光制御回路24に与えられる。
【0028】
調光制御回路24は、変換テーブル23から与えられた光源ランプの明るさを実現するように、光源ランプ16を駆動するランプドライバ15に制御信号を出力する。
【0029】
以上のような動作により、輝度平均値が低い場合には光源ランプが暗くされ、輝度平均値が高い場合には光源ランプが明るくされるので、コントラスト感が向上する。
【0030】
なお、上記実施の形態では、画面の中央部内のデータに基づいて輝度平均値を算出しているが、画面全体(1垂直期間内または有効映像期間内)のデータに基づいて輝度平均値を算出するようにしてもよい。また、画面を中央部の領域と画面内のそれ以外の領域(周辺部の領域)とに分け、画面中央部の領域内の輝度データに対しては比較的大きな重みを掛け、周辺部の領域内の輝度データには比較的小さな重みを掛け、重み付けられた輝度データに基づいて画面全体の加重加算平均値を算出し、この算出結果を輝度平均値として用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】
この発明によれば、暗い画像(黒)を表示するときには黒浮きを抑制し、視感的なコントラスト感を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶プロジェクタの構成を示すブロック図である。
【図2】画面の中央部として設定される領域を示す模式図である。
【図3】変換テーブルの内容を示す模式図である。
【符号の説明】
2 ライトバルブ
15 ランプドライバ
16 光源ランプ
20 マイコン
21 A/D変換処理部
22 平均値演算処理部
23 変換テーブル
24 調光制御回路
Claims (1)
- 光源ランプとその光の強度を変調するライトバルブとを備えた投射型画像表示装置において、
入力映像信号の同期信号とは非同期となるサンプリングクロックで抽出された映像信号の輝度成分をデジタルデータに変換するA/D変換手段と、A/D変換手段によって得られたデジタルデータの、画面の中央部内のデータに対しては大きな重み付けを行なうとともに、画面周辺部内のデータに対しては小さな重み付けを行い、重み付けが行なわれたデータに基づいて、輝度平均値を算出するための算出手段と、算出された輝度平均値に基づいて、光源ランプの明るさを制御する制御手段を備えており、制御手段は、輝度平均値が大きい場合には光源ランプを明るく、輝度平均値が小さい場合には光源ランプを暗くするように光源ランプの明るさを制御するものであることを特徴とする投射型画像表示装置。
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