JP3959389B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に係り、特に少なくとも2層の配線層とその層間に形成されたビアコンタクト部とに同一のメタル配線材料が用いられて成る多層配線構造を有する半導体装置の配線構造に関するもので、例えばダマシンプロセスで形成される低抵抗メタル配線に適用されるものである。
2層以上の配線層を積層し、配線層相互をビアコンタクトにより接続する形態の多層配線を有するLSIの製造に際して、溝への配線(埋め込み配線)およびビアコンタクトとして、低抵抗性および高信頼性の観点から、例えばダマシンプロセスを用いて低抵抗メタル層(例えばCu配線層)を形成することが実用化され始めている。
図23乃至25は、従来の多層メタル配線を有する半導体装置の製造プロセスにおける主要な工程での半導体装置の断面を示している。ここでは、デュアルダマシーン(Dual-Damascene)プロセスを用いて埋め込み型のメタル配線を形成する例について説明を行う。素子分離構造の形成工程並びにMOSFETの形成工程については省略し、埋め込み型の第1のCu配線層の形成工程から、同一のメタル配線材料を用いてビアコンタクトと第2のCu配線層を形成する工程までを開示している。
まず、図23に示すように、半導体基板60上に堆積された第1の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)61に第1の配線溝を形成し、第1のCu配線層62を埋め込む。図示はしないが、第1の配線溝の側壁と埋め込みCu配線層62との間にはバリアメタルを設けている。
次に、図23に示すように、このように形成された半導体基板60の全面に、拡散防止膜(例えばSiN膜)63および第2の層間絶縁膜64を順に堆積させる。拡散防止膜63は、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する。
次に、第2の配線溝71およびビアホール65を開口し、ついで、ビアホール65の底面部の拡散防止膜63をエッチング除去する。その後、図24に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、バリアメタル66を堆積させさらにCu膜67を第2の配線溝およびビアホールを埋め込む厚さまで堆積させる。この際、Cu膜67の埋め込みおよび堆積は、例えばスパッタ法によるシードCuの形成およびメッキによるCuの埋め込み堆積により行う。
次に、熱処理を行った後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法等を用いて、Cu膜67の平坦化を行うとともにビアホール内および第2の配線溝内にのみCu膜を残置させる。
しかしながら、従来のCuダマシン配線の製造工程においては、ビアの径が例えば0.18μm程度以下に小さくなると、前記Cu膜67の埋め込み堆積後に熱処理を行った時、図25に示すように、ビアコンタクトの底部にストレスによってボイド68が発生するなどの信頼性上の問題があることが判明している。
また、ダマシンプロセスにおいて、例えばRIE(Reactive Ion Etching)を用いてビアホールを形成する際にビアホール底面部の下層Cu配線層にダメージが生じると、ビアコンタクト形成時のCu埋め込み工程における熱処理に際して下層Cu配線層内のボイドがホール底面に集結され、ビアホール底面におけるコンタクト抵抗が増大し、配線抵抗の増大をまねく。
なお、ビアコンタクト形成時のCu埋め込み工程における上記熱処理は、Cuのグレイン成長を行わせてエレクトロマイグレーションに対する耐性を高めるために、かつ、後工程でのCMPを行い易くするために行う。
前記したようなボイドの発生や配線抵抗の増大を抑制するために、従来、ビア形成時のCu埋め込み工程における熱処理の条件(温度、時間等)の最適化を図ることが行われているが、実際上は最適値の設定は困難である。
一方、Cu配線層内にCuとは異なるメタルを添加することにより、Cu配線層中の原子が動き難くなり、エレクトロマイグレーションに対する耐性が向上することが知られている。しかしながら、添加物を加えることによりCu配線層の比抵抗が上昇してしまう。
なお、特許文献1には、銅を配線層主材料として用いる多層配線構造を有する半導体装置およびその製造方法における従来の問題と解決策が開示されている。
即ち、銅合金の抵抗率とエレクトロマイグレーションに対する耐性がトレードオフの関係にあるので、長距離配線に要求される低抵抗性と、高密度配線におけるマイグレーションに対する耐性を同時に満足することは難しいという問題がある。
この低抵抗性とエレクトロマイグレーションに対する耐性を同時に満足させるために、下層配線層や中間配線層は銅合金から構成し、上層配線層や長距離配線層は純銅から構成することを開示している。また、下層に位置する第1の配線層は銅合金から構成し、上層に位置する第2の配線層は、第1の配線層より添加物の組成比が低い銅合金から構成することを開示している。さらに、前記第1もしくは第2の配線層と他の配線層を接続する接続部は、その添加物の組成比が、接続部に接続される上層の配線層における添加物の組成比以上の銅合金から構成することを開示している。
但し、ここでは、下層に位置する第1の配線層と上層に位置する第2の配線層とを同一の純銅あるいは同一の銅合金で構成する場合に両者間の接続部における銅への添加物の種類や添加量については詳細に言及していない。
特開平9−289214号公報
上記したように従来のCu埋め込み配線を用いた多層配線の製造に際して、ビアの径が小さくなるとビアの吸い上げによる信頼性の低下および配線抵抗の増大をまねくという問題があった。
本発明は上記の問題点を解決すべくなされたもので、配線抵抗の上昇を抑えながらビアマイグレーションの信頼性の向上を図り得る半導体装置を提供することを目的とする。
この発明の第1の視点に係る半導体装置は、少なくとも2層の配線層と、前記少なくとも2層の配線層間に形成され、前記少なくとも2層の配線層と同一のメタル配線材料から成るビアコンタクトとを具備し、前記ビアコンタクトのメタル配線材料には前記少なくとも2層の配線層のメタル配線材料に含まれていない添加物が含まれていることを特徴とする。
この発明の第2の視点に係る半導体装置は、少なくとも2層の配線層と、前記少なくとも2層の配線層間に形成され、前記少なくとも2層の配線層と同一のメタル配線材料から成るビアコンタクトとを具備し、前記少なくとも2層の配線層のメタル配線材料には少なくとも1種類の添加物が含まれており、前記ビアコンタクトのメタル配線材料には前記少なくとも2層の配線層のメタル配線材料の添加物と同一のものを含む少なくとも2種類の添加物が含まれていることを特徴とする。
この発明の第3の視点に係る半導体装置は、少なくとも2層の配線層と、前記少なくとも2層の配線層間に形成され、前記少なくとも2層の配線層と同一のメタル配線材料から成るビアコンタクトとを具備し、前記配線層および前記ビアコンタクトのメタル配線材料には前記配線層の添加物と同一の添加物が含まれており、前記ビアコンタクトのメタル配線材料の前記添加物の濃度が前記配線層のメタル配線材料の前記添加物の濃度よりも高いことから成ることを特徴とする。
この発明の第4の視点に係る半導体装置は、少なくとも2層の配線層と、前記少なくとも2層の配線層間に形成され、前記少なくとも2層の配線層と同一のメタル配線材料から成るビアコンタクトとを具備し、前記配線層のメタル配線材料には少なくとも1種類の添加物が含まれており、前記ビアコンタクトのメタル配線材料には前記配線層のメタル配線材料の添加物と同一のものを含む少なくとも2種類の添加物が含まれており、前記少なくとも2層の配線層およびビアコンタクトのメタル配線材料に共通に含まれる前記少なくとも1種類の添加物の濃度は前記配線層のメタル配線材料よりも前記ビアコンタクトのメタル配線材料のほうが高濃度であることを特徴とする。
この発明の第5の視点に係る半導体装置は、半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に埋め込まれ、メタル配線材料から成る第1のメタル配線と、前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記第1のメタル配線の前記メタル配線材料には含まれていない添加物が添加されている前記メタル配線材料から成るビアコンタクトと、前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれ、前記第1のメタル配線の前記メタル配線材料と同じメタル配線材料から成る第2のメタル配線とを具備することを特徴とする。
この発明の第6の視点に係る半導体装置は、半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に形成された、添加物が添加されたメタル配線材料から成る第1のメタル配線と、前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記添加物が添加された前記メタル配線材料から成るビアコンタクトと、前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれ、前記添加物が添加された前記メタル配線材料から成る第2のメタル配線とを具備し、前記添加物の濃度は、前記第1の配線層のメタル配線材料および前記第2のメタル配線のメタル配線材料よりも前記ビアコンタクトの前記メタル配線材料のほうが高濃度であることを特徴とする。
本発明の半導体装置によれば、配線抵抗の上昇を抑えながらビアマイグレーションの信頼性の向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1乃至図6は、本発明の第1の実施の形態に係る多層メタル配線を有する半導体装置の製造プロセスにおける主要な工程での半導体装置の断面を示している。
本例は、シングルダマシン(Single-Damascene)プロセスを用いて埋め込み型のメタル配線を形成する例に言及している。素子分離構造の形成工程並びにMOSFETの形成工程については省略し、埋め込み型の第1のCu配線層の形成工程から、同一のメタル配線材料を用いてビアコンタクトと第2のCu配線層を形成する工程までを開示している。
この実施の形態では、ビアコンタクト17には、その上側配線層(第2のCu配線22)および下側配線層(第1のCu配線12)に含まれていない添加物が含まれている。前記添加物としてSnを用いている。
まず、図1に示すように、半導体基板9の上に堆積された第1の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)10に第1の配線溝を形成し、第1のCu配線12を埋め込む。図示はしないが、第1の配線溝の側壁と埋め込みCu配線層12との間にはバリアメタル11を設けている。そして、このように形成された半導体基板9の全面に、第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜など)13およびビ第2の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)14を順に堆積させる。第1の拡散防止膜は、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能も有する。
次に、第2の層間絶縁膜14上に、レジストを塗布、パターニングして、レジストパターン(図示せず)を形成し、形成したレジストパターンをマスクとするRIEを用いて、第2の層間絶縁膜14にビアホール15を形成する。その後、前記レジストパターンを除去する。次に、ビアホール15の底面部の第1の拡散防止膜13部分をエッチング除去する。
ついで、図2に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、第1のバリアメタル16(ビアコンタクト部のバリアメタル)として、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN)をスパッタ法により全面に20nm程度堆積させ、さらに、ビアコンタクト部のシードメタル(seed-metal)として、Cu中にSnを例えば1%添加させたCuSn(1%)17aをスパッタ法により100nm程度堆積させる。この場合、Cu中にSnを添加するためには、スパッタ法で使用されるターゲットメタル中にSnを添加することにより容易に実現することができる。なお、上記Snの添加量は、添加による配線抵抗の増加分の許容範囲内に収めるものとする。
ついで、第2の層間絶縁膜14上の高融点金属膜16およびCuSn(1%)膜17aはCMP法等を用いて除去し、高融点金属膜16およびCuSn(1%)膜17aはコンタクトホールの15の内壁上にのみ、ビアコンタクト部の第1のバリアメタル16として、ビアコンタクト部のシードメタル17aとしてそれぞれ残存させる。
次に、図3に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアホール15内部を含む第2の層間絶縁膜14上に、約400nm のCu膜を電解メッキ法によって堆積させ、ついで、CMP法等を用いて、Cu膜全体の平坦化を行うとともに、第2の層間絶縁膜14上のCu膜を除去してビアホール15内にのみCu膜をビアコンタクト17として残置させる。このCu膜堆積時、配線溝内に形成されたビアコンタクト17には、CuSn(1%)膜17a内のSnが拡散されるので、実質的には、Snが添加されたのと等価となる。Cu膜堆積後、必要に応じ、加熱処理を行なってSnの更なる拡散を図っても良い。
その後、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアコンタクト17上および第2の層間絶縁膜14上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第2の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)18を堆積させる。
次に、図4に示すように、拡散防止膜18上に、第2のメタル配線用配線間絶縁膜に加工される比誘電率の低い第3の層間絶縁膜19を堆積する。次に、層間絶縁膜19上に、レジストを塗布、パターニングして、レジストパターンを形成し、形成したレジストパターン(図示せず)をマスクとするRIEを用いて、第3の層間絶縁膜19に、第2のCu配線層を埋め込むための第2の配線溝20を形成する。
次に、第2の配線溝20の底面部の拡散防止膜18をエッチング除去する。ついで、図5に示すように、第2のバリアメタル21(配線溝部のバリアメタル)として、このように形成された半導体基板9の全面に、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN膜)をスパッタ法により堆積させ、さらに、第2のバリアメタル21上に配線溝部のシードメタル22aとしてseed-Cu をスパッタ法により堆積させる。このSeed-Cu 中には、Snの添加は行わない。
次に、電解メッキ法によって配線溝20内部を含む第3の層間絶縁膜19の全面に約400nm のCu膜を堆積させる。その後、CMP法等を用いて、Cu膜全体の平坦化を行うとともに、図6に示すように、配線溝内にのみCu膜を第2のCu配線層22として残置させる。
その後、必要に応じて、拡散防止膜(図示せず)を堆積し、図4乃至6を参照して前述した工程を繰り返すことにより、二層以上の多層配線を形成することが可能である。
図7は、Cuに異種メタルの添加を行うことにより比抵抗が上昇する特性を異種メタル(Element) 別に示している。
図7から分かるように、Cu(比抵抗は約2μΩ)に添加する異種メタルの種類により比抵抗の上昇度が異なり、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案して使用する異種メタルを選択する。
具体的には、メタル配線材料がCuの場合には添加物として、Sn、Rh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfのなかのいずれかを用いるものとし、これらの中では、実施の容易性など総合的に勘案してSn、Rh、Znのいずれかを用いることが望ましい。
すなわち、第1の実施の形態によれば、少なくとも二層の配線層12、22およびその層間に形成されたビアコンタクトのビアコンタクト17に同一のメタル配線材料Cuが用いられて成る多層配線構造の半導体装置において、ビアコンタクト17のメタル配線材料には、配線層12,22 のメタル配線材料には含まれていない添加物Snが含まれている。これにより、配線層12,22 の配線抵抗の上昇を抑えながらビアコンタクト17におけるマイグレーションに対する耐性の向上を図ることができる。ビアコンタクト17のメタル配線材料に含まれる添加物としては、Sn に代えて、Rh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfのなかのいずれかを用いることができる。
なお、メタル配線材料としてAlを用いる場合には、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案して添加物はCu、Siのいずれかを用いることが望ましい。
また、メタル配線材料としてAgを用いる場合には、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案して添加物はCuを用いることが望ましい。
また、前記配線層22を形成する際に、前記したダマシン法による埋め込み配線法に限らず、公知の選択ドライエッチング法など他の方法を用いて形成することも可能である。また、前記ビアコンタクト17や配線層22を形成する際に、前記したスパッタ法と電解メッキ法の組み合わせに限らず、段差被覆性が良い化学気相成長法(CVD)法、PVD法、電解メッキ法、無電解メッキ法を適切に組み合わせて用いることができる。
<第2の実施の形態>
図8乃至図14は、本発明の第2の実施の形態に係る多層メタル配線を有する半導体装置の製造プロセスにおける主要な工程での半導体装置の断面を示している。
本実施の形態も、第1の実施の形態と同様に、シングルダマシン(Single-Damascene)プロセスを用いて埋め込み型のメタル配線を形成する例に言及している。素子分離構造の形成工程並びにMOSFETの形成工程については省略し、埋め込み型の第1のCu配線層の形成工程から、同一のメタル配線材料を用いてビアコンタクトと第2のCu配線層を形成する工程までを開示している。
この実施の形態では、上側配線層(第2のCu配線層22)および下側配線層(第1のCu配線層12)のメタル配線材料には少なくとも1種類の添加物が含まれており、ビアコンタクトのメタル配線材料には上側配線層および下側配線層の添加物と同一のものを含む少なくとも2種類の添加物が含まれている。この実施の形態では、前記少なくとも1種類の添加物は例えばSnであり、前記少なくとも2種類の添加物は例えばSnおよびRhであるとする。
製造方法については、まず、図8に示すように、半導体基板9の上に堆積された第1の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)10に第1の配線溝を形成し、ついで、バリアメタル11として、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN)をスパッタ法により全面に20nm程度堆積させ、さらに、第1の配線部のシードメタル(seed-metal)12aとして、Cu中にSnを例えば1%添加させたCuSn(1%)をスパッタ法により100nm程度堆積させる。この場合、Cu中にSnを添加するためには、スパッタ法で使用されるターゲットメタル中にSnを添加することにより容易に実現することができる。なお、上記Snの添加量は、添加による配線抵抗の増加分の許容範囲内に収めるものとする。
ついで、第1の層間絶縁膜10上の高融点金属膜11およびCuSn(1%)膜12aはCMP法等を用いて除去し、高融点金属膜およびCuSn(1%)膜を,第1の配線溝の内壁上にのみ、第1の配線部のバリアメタルとして、第1の配線部のシードメタルとしてそれぞれ残存させる。
次に、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわち第1の配線溝内部を含む第1の層間絶縁膜10上に、約400nm のCu膜を電解メッキ法によって堆積させ、ついで、CMP法等を用いて、Cu膜全体の平坦化を行うとともに、第1の層間絶縁膜10上のCu膜を除去して、図9に示すように、第1の配線溝内にのみCu膜を第1の配線層12として残置させる。このCu膜堆積時、第1の配線溝内に残置された第1のCu配線層12には、CuSn(1%)膜12a内のSnが拡散されるので、実質的には、Sn(1%)が添加されたのと等価となる。
その後、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわち第1の配線溝上および第1の層間絶縁膜10上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)13を堆積させる。ついで、第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜など)13上に第2の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)14を堆積させる。
次に、第2の層間絶縁膜14上に、レジストを塗布、パターニングして、レジストパターン(図示せず)を形成し、形成したレジストパターンをマスクとするRIEを用いて、第2の層間絶縁膜14にビアホール15を形成する。その後、前記レジストパターンを除去する。次に、ビアホール15の底面部の第1の拡散防止膜13部分をエッチング除去する。
ついで、図10に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、第1のバリアメタル16(ビアコンタクト部のバリアメタル)として、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN)をスパッタ法により全面に20nm程度堆積させ、さらに、ビアコンタクト部のシードメタル(seed-metal)として、Cu中にSnおよびRhをそれぞれ例えば1%添加させたCuSn(1%)Rh(1%)17aをスパッタ法により100nm程度堆積させる。この場合、Cu中にSnおよびRhを添加するためには、スパッタ法で使用されるターゲットメタル中にSnおよびRhを添加することにより容易に実現することができる。なお、上記SnおよびRhの添加量は、添加による配線抵抗の増加分の許容範囲内に収めるものとする。なお、第2の層間絶縁膜14上の高融点金属膜16およびCuSn(1%)Rh(1%)膜17aはCMP法等を用いて除去し、高融点金属膜16およびCuSn(1%)Rh(1%)膜17aはコンタクトホールの15の内壁上にのみ、ビアコンタクト部の第1のバリアメタル16として、ビアコンタクト部のシードメタル17aとしてそれぞれ残存させる。
次に、図11に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアホール15内部を含む第2の層間絶縁膜14上に、約400nm のCu膜を電解メッキ法によって堆積させ、ついで、CMP法等を用いて、Cu膜全体の平坦化を行うとともに、第2の層間絶縁膜14上のCu膜を除去してビアホール15内にのみCu膜をビアコンタクト17として残置させる。このCu膜堆積時、配線溝内に残置されたビアコンタクト17には、CuSn(1%)Rh(1%)膜17a内のSn(1%)およびRh(1%)が拡散されるので、実質的には、Sn(1%)およびRh(1%)が添加されたのと等価となる。
その後、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアコンタクト17上および第2の層間絶縁膜14上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第2の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)18を堆積させる。
次に、図12に示すように、拡散防止膜18上に、第2のメタル配線用配線間絶縁膜に加工される比誘電率の低い第3の層間絶縁膜19を堆積する。次に、層間絶縁膜19上に、レジストを塗布、パターニングして、レジストパターンを形成し、形成したレジストパターン(図示せず)をマスクとするRIEを用いて、第3の層間絶縁膜19に、第2のCu配線層を埋め込むための第2の配線溝20を形成する。
次に、第2の配線溝20の底面部の拡散防止膜18をエッチング除去する。ついで、図13に示すように、第2のバリアメタル21(配線溝部のバリアメタル)として、このように形成された半導体基板9の全面に、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN膜)をスパッタ法により堆積させ、さらに、第2のバリアメタル21上に第2の配線溝部のシードメタル22aとして、Cu中にSnを例えば1%添加させたCuSn(1%)をスパッタ法により100nm程度堆積させる。この場合、Cu中にSnを添加するためには、スパッタ法で使用されるターゲットメタル中にSnを添加することにより容易に実現することができる。なお、上記Snの添加量は、添加による配線抵抗の増加分の許容範囲内に収めるものとする。
次に、電解メッキ法によって配線溝20内部を含む第3の層間絶縁膜19の全面に約400nm のCu膜を堆積させる。その後、CMP法等を用いて、Cu膜全体の平坦化を行うとともに、図14に示すように、第2の配線溝内にのみ、Cu膜を第2のCu配線層22として残置させる。このCu膜堆積時、第2の配線溝内に残置された第2のCu配線層22には、CuSn(1%)膜22a内のSnが拡散されるので、実質的には、Sn(1%)が添加されたのと等価となる。
その後、必要に応じて、拡散防止膜(図示せず)を堆積し、図12乃至14を参照して前述した工程を繰り返すことにより、幾層もの多層配線を形成することが可能である。
この実施の形態では、上側配線層(第2のCu配線層22)および下側配線層(第1のCu配線層12)のメタル配線材料に含まれる少なくとも1種類の添加物はSnであり、ビアコンタクトのメタル配線材料に含まれる少なくとも2種類の添加物はSnおよびRhである。
前記少なくとも1種類の添加物としては、他の適当な添加物を用いることができる。具体的には、配線材料がCuの場合には、他の適当な添加物として、Rh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfの中から選択することができる。実施の容易性など総合的に勘案してSn、Rh、Znの中から選択することが望ましい。
なお、メタル配線材料としてAlを用いる場合には、前記少なくとも1種類の添加物としては、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案してCuまたはSiを用いることが望ましい。
また、メタル配線材料としてAgを用いる場合には、前記少なくとも1種類の添加物としては、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案してCuを用いることが望ましい。
<第3の実施の形態>
この実施の形態も、第1および第2の実施の形態と同様に、シングルダマシン(Single-Damascene)プロセスを用いて埋め込み型のCu配線を形成する例に言及している。そして、この実施の形態では、ビアコンタクト17およびその上側配線層(第2の配線層22)および下側配線層(第1の配線層12)に同一の添加物がそれぞれ含まれており、ビアコンタクトでの添加物の濃度が配線層での添加物の濃度よりも高い。前記同一の添加物としては例えばSnでよい。
前記同一の添加物としてSnを用いた場合には、その第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程は第2の実施の形態と同様であるので省略する。また、第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程それぞれにおけるシードメタル(seed-metal)としてのCu中に添加されるSnは第2の実施の形態と同様に例えば1%添加するものとする。そして、第2の実施の形態と同様に、例えば、CuSn(1%)をスパッタ法により100nm程度堆積させるものとする。
ビアコンタクト17の形成工程について、図9ないし11を参照して説明する。 第1の配線層12の形成後、図9に示されるように、半導体基板9の全面に、すなわち第1の配線溝上および第1の層間絶縁膜10上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)13を堆積させる。ついで、第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜など)13上に第2の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)14を堆積させる。
次に、第2の層間絶縁膜14上に、レジストを塗布、パターニングして、レジストパターン(図示せず)を形成し、形成したレジストパターンをマスクとするRIEを用いて、第2の層間絶縁膜14にビアホール15を形成する。その後、前記レジストパターンを除去する。次に、ビアホール15の底面部の第1の拡散防止膜13部分をエッチング除去する。
ついで、図10に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、第1のバリアメタル16(ビアコンタクト部のバリアメタル)として、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN)をスパッタ法により全面に20nm程度堆積させ、さらに、ビアコンタクト部のシードメタル(seed-metal)として、Cu中にSnを例えば2%添加させたCuSn(2%)をスパッタ法により100nm程度堆積させる。この場合、Cu中にSnを添加するためには、スパッタ法で使用されるターゲットメタル中にSnを添加することにより容易に実現することができる。なお、上記Snの添加量は、添加による配線抵抗の増加分の許容範囲内に収めるものとする。なお、第2の層間絶縁膜14上の高融点金属膜16およびCuSn(2%)膜17aはCMP法等を用いて除去し、高融点金属膜16およびCuSn(2%)膜17aはコンタクトホールの15の内壁上にのみ、ビアコンタクト部の第1のバリアメタル16として、ビアコンタクト部のシードメタル17aとしてそれぞれ残存させる。
次に、図11に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアホール15内部を含む第2の層間絶縁膜14上に、約400nm のCu膜を電解メッキ法によって堆積させ、ついで、CMP法等を用いて、Cu膜全体の平坦化を行うとともに、第2の層間絶縁膜14上のCu膜を除去してビアホール15内にのみCu膜をビアコンタクト17として残置させる。このCu膜堆積時、配線溝内に残置されたビアコンタクト17には、CuSn(2%)膜17a内のSn(2%)が拡散されるので、実質的には、Sn(2%)が添加されたのと等価となる。
その後、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアコンタクト17上および第2の層間絶縁膜14上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第2の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)18を堆積させる。
その後、必要に応じて、拡散防止膜(図示せず)を堆積し、図12乃至14を参照して前述した工程を繰り返すことにより、幾層もの多層配線を形成することが可能である。
この実施の形態では、上述したように、第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程それぞれにおけるシードメタル(seed-metal)としてのCu中に添加されるSnは第2の実施の形態と同様に例えば1%添加としたのに対し、ビアコンタクト17の形成工程におけるシードメタル(seed-metal)としてのCu中に添加されるSnは2%添加とした。第1配線層の形成工程および第2の配線層の形成工程それぞれにおけるシードメタル(seed-metal)に添加されたSn(1%)は第1の配線層および第2の配線層それそれの形成時に第1の配線層および第2の配線層に拡散され、また、ビアコンタクト17の形成工程におけるシードメタル(seed-metal)に添加されたSn(2%)はビアコンタクト17の形成時にビアコンタクト17に拡散される。それにより、ビアコンタクト17のSnの添加濃度が第1の配線層および第2の配線層のSnの添加濃度よりも高くなる。
第1の配線層および第2の配線層のメタル配線材料およびビアコンタクト17のメタル配線材料に含まれる添加物として、Snに代えて、他の適当な添加物を用いることができる。具体的には、配線材料がCuの場合には添加物として、図7に示されているRh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfのなかのいずれかを用いることができる。実施の容易性など総合的に勘案してSn、Rh、Znのいずれかを用いることが望ましい。
なお、メタル配線材料としてAlを用いる場合には、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案して添加物はCu、Siのいずれかを用いることが望ましい。
また、メタル配線材料としてAgを用いる場合には、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案して添加物はCuを用いることが望ましい。
<第4の実施の形態>
この実施の形態も、シングルダマシン(Single-Damascene)プロセスを用いて埋め込み型のCu配線を形成する例に言及している。この実施の形態では、上側配線層(第2の配線層22)および下側配線層(第1の配線層12)には少なくとも1種類の添加物が含まれており、ビアコンタクトには上側配線層および下側配線層の添加物と同一のものを含む少なくとも2種類の添加物が含まれており、上側配線層および下側配線層およびビアコンタクトに共通に含まれる1種類の添加物に関してはビアコンタクトでの濃度が前記上側配線層および下側配線層での濃度よりも高い。
前記少なくとも1種類の添加物としてSnを用いた場合には、その第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程は第2,3の実施の形態と同様であるので省略する。また、第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程それぞれにおけるシードメタル(seed-metal)としてのCu中に添加されるSnは第2の実施の形態と同様に例えば1%添加させるものとする。また、第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程では第2,3の実施の形態と同様に、例えば、CuSn(1%)をスパッタ法により100nm程度堆積させるものとする。
ビアコンタクト17の形成工程について、図9ないし11を参照して説明する。 第1の配線層12の形成後、図9に示されるように、半導体基板9の全面に、すなわち第1の配線溝上および第1の層間絶縁膜10上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)13を堆積させる。ついで、第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜など)13上に第2の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)14を堆積させる。
次に、第2の層間絶縁膜14上に、レジストを塗布、パターニングして、レジストパターン(図示せず)を形成し、形成したレジストパターンをマスクとするRIEを用いて、第2の層間絶縁膜14にビアホール15を形成する。その後、前記レジストパターンを除去する。次に、ビアホール15の底面部の第1の拡散防止膜13部分をエッチング除去する。
ついで、図10に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、第1のバリアメタル16(ビアコンタクト部のバリアメタル)として、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN)をスパッタ法により全面に20nm程度堆積させ、さらに、ビアコンタクト部のシードメタル(seed-metal)として、Cu中にSnおよびRhをそれぞれ例えば2%添加させたCuSn(2%)Rh(2%)17aをスパッタ法により100nm程度堆積させる。この場合、Cu中にSnおよびRhを添加するためには、スパッタ法で使用されるターゲットメタル中にSnおよびRhを添加することにより容易に実現することができる。なお、上記SnおよびRhの添加量は、添加による配線抵抗の増加分の許容範囲内に収めるものとする。なお、第2の層間絶縁膜14上の高融点金属膜16およびCuSn(2%)Rh(2%)膜17aはCMP法等を用いて除去し、高融点金属膜16およびCuSn(2%)Rh(2%)膜17aはコンタクトホールの15の内壁上にのみ、ビアコンタクト部の第1のバリアメタル16として、ビアコンタクト部のシードメタル17aとしてそれぞれ残存させる。
次に、図11に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアホール15内部を含む第2の層間絶縁膜14上に、約400nm のCu膜を電解メッキ法によって堆積させ、ついで、CMP法等を用いて、Cu膜全体の平坦化を行うとともに、第2の層間絶縁膜14上のCu膜を除去してビアホール15内にのみCu膜をビアコンタクト17として残置させる。このCu膜堆積時、配線溝内に残置されたビアコンタクト17には、CuSn(2%)Rh(2%)膜17a内のSn(2%)およびRh(2%)が拡散されるので、実質的には、Sn(2%)およびRh(2%)が添加されたのと等価となる。
その後、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアコンタクト17上および第2の層間絶縁膜14上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第2の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)18を堆積させる。
その後、必要に応じて、拡散防止膜(図示せず)を堆積し、図12乃至14を参照して前述した工程を繰り返すことにより、幾層もの多層配線を形成することが可能である。
この実施の形態では、上述したように、ビアコンタクト17の形成工程におけるシードメタル(seed-metal)としてのCuには,第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程それぞれにおけるシードメタル(seed-metal)としてのCu中に添加されるのと同じ添加物すなわちSnが添加されているのに加えて、さらにそれらCu中には添加されていないRhも添加されている
さらにこの実施例では、上述したように、第1の配線層12および第2の配線層22の形成工程それぞれにおけるシードメタル(seed-metal)としてのCu中に添加されるSnは第2,3の実施の形態と同様に例えば1%添加としたのに対し、ビアコンタクト17の形成工程におけるシードメタル(seed-metal)としてのCu中に添加されるSnは2%添加とされている。第1配線層の形成工程および第2の配線層の形成工程それぞれにおけるシードメタル(seed-metal)に添加されたSn(1%)は第1の配線層および第2の配線層それそれの形成時に第1の配線層および第2の配線層に拡散され、また、ビアコンタクト17の形成工程におけるシードメタル(seed-metal)に添加された添加されたSn(2%)はビアコンタクト17の形成時にビアコンタクト17に拡散される。それにより、ビアコンタクト17のSnの添加濃度が第1の配線層および第2の配線層のSnの添加濃度よりも高く設定されている。
この実施の形態では、上側配線層(第2のCu配線層22)および下側配線層(第1のCu配線層12)のメタル配線材料に含まれる少なくとも1種類の添加物はSnであり、ビアコンタクトのメタル配線材料に含まれる少なくとも2種類の添加物はSnおよびRhである。さらに、この少なくとも1種類の添加物Snの濃度は、ビアコンタクトのメタル配線材料のほうが上側配線層(第2のCu配線層22)および下側配線層(第1のCu配線層12)のメタル配線材料よりも高い。
前記少なくとも1種類の添加物としては、他の適当な添加物を用いることができる。具体的には、配線材料がCuの場合には、他の適当な添加物として、Rh,Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfの中から選択することができる。実施の容易性など総合的に勘案してSn、Rh、Znの中から選択することが望ましい。
なお、メタル配線材料としてAlを用いる場合には、前記少なくとも1種類の添加物としては、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案してCuおよびSiを用いることが望ましい。
また、メタル配線材料としてAgを用いる場合には、前記少なくとも1種類の添加物としては、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案してCuを用いることが望ましい。
<第5の実施の形態>
この実施の形態も、シングルダマシン(Single-Damascene)プロセスを用いて埋め込み型のCu配線を形成する例に言及している。この実施の形態では、形成工程において、ビアコンタクト形成膜上に添加金属膜201を形成する。
第1の配線層12の形成については、第1の実施の形態において述べたのと同様であるので省略する。
ビアコンタクト17の形成工程について、図1ないし図3ならびに図15および図16を参照して説明する。
第1の配線層12の形成後、図1に示されるように、半導体基板9の全面に、すなわち第1の配線層12および第1の層間絶縁膜10上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)13を堆積させる。ついで、この膜(例えばSiN膜、SiC膜など)13上に第2の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)14を堆積させる。
次に、第2の層間絶縁膜14上にレジストパターン(図示せず)を形成し、形成したレジストパターンをマスクとするRIEを用いて、図1に示されるように、第2の層間絶縁膜14にビアホール15を形成する。その後、前記レジストパターンを除去する。次に、ビアホール15の底面部の第1の拡散防止膜13部分をエッチング除去する。
ついで、図2に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、第1のバリアメタル16(ビアコンタクト部のバリアメタル)として、高融点金属(例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN)をスパッタ法により全面に20nm程度堆積させ、さらに、ビアコンタクト部のシードメタル(seed-metal)として、Cu中にSnを例えば1%添加させたCuSn(1%)17aをスパッタ法により100nm程度堆積させる。この場合、Cu中にSnを添加するためには、スパッタ法で使用されるターゲットメタル中にSnを添加することにより容易に実現することができる。なお、上記Snの添加量は、添加による配線抵抗の増加分の許容範囲内に収めるものとする。
次に、図15に示すように、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアホール15内部を含むCu膜17a上に、約400nm のCu膜17bを電解メッキ法によって堆積させる。
ついで、Cu膜17b上に、添加金属Sn(1%)を含む添加金属膜201をスパッタ法により堆積させる。
ついで、熱処理を行なう。この熱処理により、添加金属膜201に含まれている添加金属SnがCu膜17bのビアコンタクト部17まで拡散される。それにより、Cu膜17bのビアコンタクト17は、Snが添加されたのと等価となる。また、この拡散時、第2の層間絶縁膜14上のCu膜17bにも添加金属膜201に含まれている添加金属Snが拡散添加される。第2の層間絶縁膜14上のCu膜17bを上側配線層として用いることもできるが、この実施の形態では、第の実施の形態の工程で、上側配線層を形成するものとする。
次に、CMP法等を用いて、添加金属膜201およびCu膜17bを研磨して添加金属膜201および第2の層間絶縁膜14上のCu膜17bを除去して、図16に示すように、ビアホール15内にのみCu膜170bをビアコンタクト17として残置させる。なお、第2の層間絶縁膜14上のCu膜17bを上側配線層として用いない場合には、Cu膜17bの堆積に続いて、Cu膜17bの研磨を行ない、第2の層間絶縁膜14上のCu膜17bを除去し、ビアホール15内にのみCu膜17bをビアコンタクト17として残置させてもよい。
その後、このように形成された半導体基板9の全面に、すなわちビアコンタクト17上および第2の層間絶縁膜14上に、図3に示すように、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第2の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)18を堆積させる。
その後、必要に応じて、拡散防止膜(図示せず)を堆積し、図4乃至6を参照して前述した工程を繰り返すことにより、少なくとも2僧の多層配線を形成することが可能である。
この実施の形態においても、少なくとも二層の配線層12、22およびその層間に形成されたビアコンタクトのビアコンタクト17に同一のメタル配線材料Cuが用いられて成る多層配線構造の半導体装置において、ビアコンタクト17のメタル配線材料には、配線層12,22 のメタル配線材料には含まれていない添加物Snが含まれている。これにより、配線層12,22 の配線抵抗の上昇を抑えながらビアコンタクト17におけるマイグレーションに対する耐性の向上を図ることができる。ビアコンタクト17のメタル配線材料に含まれる添加物としては、Sn に代えて、Rh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfのなかのいずれかを用いることができる。
なお、メタル配線材料としてAlを用いる場合には、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案して添加物はCu、Siのいずれかを用いることが望ましい。
また、メタル配線材料としてAgを用いる場合には、比抵抗の大きさおよび実際の製造プロセスへの導入の容易さなどを総合的に勘案して添加物はCuを用いることが望ましい。
この実施の形態の形成工程における、ビアコンタクト形成膜上に添加金属膜201を形成する技術は、前述および後述の他の実施の形態においても同様に適用できるものである。
<第6の実施の形態>
前述した第1乃至第5の実施の形態では、配線層22を形成する際にダマシン法による埋め込み配線法を用いたが、この第6の実施の形態では、配線層22を形成する際に選択ドライエッチング法を用いる。また、第1および第2の配線層への添加物の濃度に比べてビアコンタクトへの添加物の濃度を高くする。
図17乃至図19は、本発明の第6の実施の形態に係る多層メタル配線を有する半導体装置の製造プロセスにおける主要な工程での半導体装置の断面を示している。
本例は、素子分離構造の形成工程並びにMOSFETの形成工程については省略し、埋め込み型の第1のCu配線層の形成工程から、同一のメタル配線材料を用いてビアコンタクトと第2のCu配線層を形成する工程までを開示している。
まず、前述した第1の実施の形態と同様に、図1ないし3の工程を実施する。
次に、図17に示すように、第2の拡散防止膜18の所定の部分に、後工程で形成される配線層との導通をとるための開口部41を形成する。
この後、このように形成された半導体基板9の全面に、図18に示すように、第2のバリアメタル21として例えばTa膜、TaN膜あるいはTiN膜をスパッタ法により堆積させ、さらに、Cu膜22a をスパッタ法により堆積させる。このCu膜22a 中には、Snの添加は行わない。さらに、第3のバリアメタル23を堆積させた後、通常のリソグラフィ技術とRIE技術を用いて第3のバリアメタル23、Cu膜22a 、第2のバリアメタル21をパターニングして、図19に示すように、第2のCu配線層22を形成する。さらに、このように形成された半導体基板9の全面に、第3の層間絶縁膜19を堆積し、堆積した第3の層間絶縁膜19に対しCMPを行い、第2のCu配線層22の上面を露呈させる。
その後、必要に応じて、拡散防止膜(図示せず)を堆積し、図17乃至19を参照して前述した工程を繰り返すことにより、二層以上の多層配線を形成することが可能である。
<第7の実施の形態>
前述した第1の実施の形態ないし第6の実施の形態では、シングルダマシン法による配線埋め込みを用いたが、この第7の実施の形態では、デュアルダマシーン(Dual-Damascene)プロセスを用いた配線埋め込みの例を示す。また、第1および第2の配線層での添加物の濃度に比べてビアコンタクトでの添加物の濃度を高くする。
図20乃至図22は、本発明の第7の実施の形態に係る多層メタル配線を有する半導体装置の製造プロセスにおける主要な工程での断面を示している。
本例は、素子分離構造の形成工程並びにMOSFETの形成工程については省略し、埋め込み型の第1のCu配線層の形成工程から、同一のメタル配線材料を用いてビアコンタクトと第2のCu配線層を形成する工程までを開示している。
まず、図20に示されるように、第1の配線層12を形成する。第1の配線層12の形成については図1を参照して第1の実施の形態において述べたのと同様である。
第1の配線層12の形成後、半導体基板9の全面に、すなわち第1の配線層12および第1の層間絶縁膜10上に、エッチングストッパー機能とCuの拡散防止機能とCuの酸化防止機能を有する第1の拡散防止膜(例えばSiN膜、SiC膜)13を堆積させ、ついで、この膜(例えばSiN膜、SiC膜など)13上に、コンタクトホールおよび第2のCu配線層溝が形成される第2の層間絶縁膜(例えばTEOS膜)14aを堆積させる。
この後、デュアルダマシンプロセスを用いて、図20に示されるように、第2の層間絶縁膜14a に配線溝51を形成すると共に配線溝51の底面の所定の部分(前記第1のCu配線層12の上部)にビアホール15を形成する。
次に、ビアホール15の底面部の第1の拡散防止膜13をエッチング除去する。ついで、このように形成された半導体基板9の全面に、図21に示すように、バリアメタル52として例えばTa膜あるいはTaN膜をスパッタ法により20nm程度堆積させ、さらに、シードメタル53として、Cu膜をスパッタ法により100nm程度堆積させる。Cu膜53 中には、Snの添加は行わない。
その後、Cuとは異なる金属を含んだCuの無電解メッキ法を用いてビアホール15内に中間高さ位置までCu54を堆積させる。この際、いわゆるボトムアップによる条件を用い、異なる金属の添加は行わない。
次に、図22に示すように、バリアメタル52およびシードメタル53が形成された、ビアホール15内部および配線溝51内部を含む第2の層間絶縁膜14a の全面に、電解メッキ法によって、約400nm のCu膜55を堆積させる。その後、CMP法等を用いて、Cu膜55の平坦化を行うとともにビアホール15内および配線溝51内にのみCu膜を第2のCu配線層として残置させる。
その後、必要に応じて、拡散防止膜(図示せず)を堆積し、図20乃至22を参照して前述した工程を繰り返すことにより、二層以上の多層配線を形成することが可能である。
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されることなく、少なくとも上側配線層および下側配線層の2層の配線層と上側配線層と下側配線層との間に形成されたビアコンタクトとに同一のメタル配線材料が用いられて成る多層配線を備えた半導体装置について、さらに他の実施の形態が実現できる。
たとえば、第1ないし第5の実施の形態における半導体装置の製造方法では、上側配線層および下側配線層とビアコンタクトとを別工程で形成するダマシン法を用いた例を示したが、配線層は公知の選択ドライエッチング法など他の方法を用いて形成することも可能である。また、前記第7の実施の形態における製造方法においては、ビアコンタクトの添加物とその上側配線層とを同一工程(例えばデュアルダマシンプロセス)で形成することも可能である。
これらの各製造方法において、上側配線層および下側配線層を形成する工程とビアコンタクトを形成する工程は、それぞれCVD法、PVD法、電解めっき法、無電解めっき法のうちの少なくとも1つを用いることができ、配線層を形成する工程とビアコンタクトを形成する工程は互いに異なる方法を用いることも可能である。
以上の説明に関して更に以下の項を開示する。
(1)半導体基板上の第1の絶縁膜に形成された第1の配線溝内にメタル配線材料から成る第1の配線層を形成し、前記第1の配線層が形成された第1の絶縁膜層上に第2の絶縁膜層を形成し、前記第2の絶縁膜にビアホールを形成し、前記ビアホールを含む第2の絶縁膜の全面に第1のバリアメタルを形成し、前記第1のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第1のメタル膜を前記ビアホールに埋め込んで形成し、前記ビアホールの内部以外の部分における前記第1のメタル膜および第1のバリアメタルを除去して前記ビアホールに前記第1のメタル膜から成るビアコンタクトを形成し、前記ビアコンタクトが形成された第2の絶縁膜の全面に第3の絶縁膜を形成し、前記第3の絶縁膜に第2の配線溝を形成し、前記第2の配線溝を含む第3の絶縁膜の全面に第2のバリアメタルを形成し、前記第2のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第2のメタル膜を前記第2の配線溝に埋め込んで形成し、前記第3の絶縁膜上の前記第2のメタル膜および第2のバリアメタルの部分を除去して前記第2の配線溝内に前記第2のメタル膜から成る第2の配線層を形成し、前記第1のメタル膜の前記メタル配線材料は、前記第1の配線層の前記メタル配線材料および前記第2のメタル膜の前記メタル配線材料には含まれていない添加物を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(2)半導体基板上の第1の絶縁膜に形成された第1の配線溝内に添加物を含むメタル配線材料から成る第1の配線層を形成し、前記第1の配線層が形成された第1の絶縁膜層上に第2の絶縁膜層を形成し、前記第2の絶縁膜にビアホールを形成し、前記ビアホールを含む第2の絶縁膜の全面に第1のバリアメタルを形成し、前記第1のバリアメタルの全面に、前記添加物を含む前記メタル配線材料からなる第1のメタル膜を前記ビアホールに埋め込んで形成し、前記ビアホールの内部以外の部分における前記第1のメタル膜および第1のバリアメタルを除去して前記ビアホールに前記添加物を含む前記第1のメタル膜から成るビアコンタクトを形成し、前記ビアコンタクトが形成された第2の絶縁膜の全面に第3の絶縁膜を形成し、前記第3の絶縁膜に第2の配線溝を形成し、前記第2の配線溝を含む第3の絶縁膜の全面に第2のバリアメタルを形成し、前記第2のバリアメタルの全面に、前記添加物を含む前記メタル配線材料からなる第2のメタル膜を前記第2の配線溝に埋め込んで形成し、前記第3の絶縁膜上の前記第2のメタル膜および第2のバリアメタルの部分を除去して前記第2の配線溝内に前記添加物を含む前記第2のメタル膜から成る第2の配線層を形成し、前記ビアコンタクトの前記第1のメタル膜の前記メタル配線材料は、前記前記添加物を前記第1の配線層の前記メタル配線材料および前記第2のメタル膜の前記メタル配線材料それぞれよりも高濃度に含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(3)半導体基板上の第1の絶縁膜に形成された第1の配線溝内にメタル配線材料から成る第1の配線層を形成し、前記第1の配線層が形成された第1の絶縁膜層上に第2の絶縁膜層を形成し、前記第2の絶縁膜にビアホールを形成し、前記ビアホールを含む第2の絶縁膜の全面に第1のバリアメタルを形成し、前記第1のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第1のメタル膜を前記ビアホールに埋め込んで形成し、前記ビアホールの内部以外の部分における前記第1のメタル膜および第1のバリアメタルを除去して前記ビアホールに前記第1のメタル膜から成るビアコンタクトを形成し、前記ビアコンタクトが形成された第2の絶縁膜の全面に第3の絶縁膜を形成し、前記第3の絶縁膜に第2の配線溝を形成し、前記第2の配線溝を含む第3の絶縁膜の全面に第2のバリアメタルを形成し、前記第2のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第2のメタル膜を前記第2の配線溝に埋め込んで形成し、前記第3の絶縁膜上の前記第2のメタル膜および第2のバリアメタルの部分を除去して前記第2の配線溝内に前記メタル配線材料から成る第2の配線層を形成し、前記第1の配線層および前記第2のメタル膜の前記メタル配線材料は、少なくとも1種類の添加物を含んでおり、前記第1のメタル膜の前記メタル配線材料は、前記少なくとも1種類の添加物を含む少なくとも2種類の前記添加物を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(4)半導体基板上の第1の絶縁膜に形成された第1の配線溝内にメタル配線材料から成る第1の配線層を形成し、前記第1の配線層が形成された第1の絶縁膜層上に第2の絶縁膜層を形成し、前記第2の絶縁膜にビアホールを形成し、前記ビアホールを含む第2の絶縁膜の全面に第1のバリアメタルを形成し、前記第1のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第1のメタル膜を前記ビアホールに埋め込んで形成し、前記ビアホールの内部以外の部分における前記第1のメタル膜および第1のバリアメタルを除去して前記ビアホールに前記第1のメタル膜から成るビアコンタクトを形成し、前記ビアコンタクトが形成された第2の絶縁膜の全面に第3の絶縁膜を形成し、前記第3の絶縁膜に第2の配線溝を形成し、前記第2の配線溝を含む第3の絶縁膜の全面に第2のバリアメタルを形成し、前記第2のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第2のメタル膜を前記第2の配線溝に埋め込んで形成し、前記第3の絶縁膜上の前記第2のメタル膜および第2のバリアメタルの部分を除去して前記第2の配線溝内に前記メタル配線材料から成る第2の配線層を形成し、前記第1の配線層および前記第2のメタル膜の前記メタル配線材料は少なくとも1種類の添加物を含んでおり、前記第1のメタル膜の前記メタル配線材料は前記少なくとも1種類の添加物を含む少なくとも2種類の前記添加物を含んでおり、前記第1のメタル膜の前記メタル配線材料は、前記少なくとも前記1種類の添加物を、前記第1の配線層および前記第2のメタル膜の前記メタル配線材料それぞれよりも高濃度に含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(5)半導体基板上の第1の絶縁膜に形成された第1の配線溝内にメタル配線材料から成る第1の配線層を形成し、前記第1の配線層が形成された第1の絶縁膜層上に第2の絶縁膜層を形成し、前記第2の絶縁膜にビアホールを形成し、前記ビアホールを含む第2の絶縁膜の全面に第1のバリアメタルを形成し、前記第1のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第1のメタル膜を前記ビアホールに埋め込んで形成し、前記第1のメタル膜の全面に、前記第1の配線層を形成する前記メタル配線材料には含まれていない添加物が含まれている添加物膜を形成し、 熱処理をして前記添加物膜に含まれている前記添加物を前記第1のメタル膜に拡散させて添加し、前記添加物膜、および前記ビアホールの内部以外の部分における前記メタル膜および第1のバリアメタルを除去して前記ビアホールに前記添加物を含む前記第1のメタル膜から成るビアコンタクトを形成し、前記ビアコンタクトが形成された第2の絶縁膜の全面に第3の絶縁膜を形成し、前記第3の絶縁膜に第2の配線溝を形成し、前記第2の配線溝を含む第3の絶縁膜の全面に第2のバリアメタルを形成し、前記第2のバリアメタルの全面に、前記メタル配線材料からなる第2のメタル膜を形成し、前記第3の絶縁膜上に堆積されている前記第2のメタル膜および第2のバリアメタルの部分を除去して前記第2の配線溝内に前記第2のメタル膜から成る第2の配線層を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の一製造工程における半導体装置の一部の断面図。 図1の製造工程に続く、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図2の製造工程に続く、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図3の製造工程に続く、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図4の製造工程に続く、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図5の製造工程に続く、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 添加されるメタルとCuの比抵抗との特性を示す図。 本発明の第2乃至第4の実施の形態に係る半導体装置の一製造工程における半導体装置の一部を示す断面図。 図8の製造工程に続く、本発明の第2乃至第4の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図9の製造工程に続く、本発明の第2乃至第4の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図の10の製造工程に続く、本発明の第2乃至第4の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図の11の製造工程に続く、本発明の第2乃至第4の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図の12の製造工程に続く、本発明の第2乃至第4の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図の13の製造工程に続く、本発明の第2乃至第4の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の一製造工程における半導体装置の一部を示す断面図。 図15の製造工程に続く、本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の一製造工程における半導体装置の一部を示す断面図。 図17の製造工程に続く、本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図18の製造工程に続く、本発明の第6の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置の一製造工程における半導体装置の一部を示す断面図。 図20の製造工程に続く、本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図21の製造工程に続く、本発明の第7の実施の形態に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 従来例に係る半導体装置の一製造工程における半導体装置の一部を示す断面図。 図23の製造工程に続く、従来例に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。 図24の製造工程に続く、従来例に係る半導体装置の製造工程おける半導体装置の一部の断面図。
符号の説明
11…第1の層間絶縁膜、12…第1のCu配線、13…第1の拡散防止膜、14…第2の層間絶縁膜、16…第1のバリアメタル、17…ビアコンタクト、17a, 17b…Cu膜、18…第2の拡散防止膜、19…第3の層間絶縁膜、20…第2の配線溝、21…第2のバリアメタル、22…第2のCu配線、201…添加金属膜。

Claims (15)

  1. Cuから成る少なくとも2層の配線層と、
    前記少なくとも2層の配線層間に形成され、Cuから成るビアコンタクトとを具備し、
    前記ビアコンタクトには前記少なくとも2層の配線層に含まれていない添加物が含まれており、前記添加物はSn、Rh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfのいずれかであることを特徴とする半導体装置。
  2. Alから成る少なくとも2層の配線層と、
    前記少なくとも2層の配線層間に形成され、Alから成るビアコンタクトとを具備し、
    前記ビアコンタクトには前記少なくとも2層の配線層に含まれていない添加物が含まれており、前記添加物はCuおよびSiのいずれかであることを特徴とする半導体装置。
  3. Agから成る少なくとも2層の配線層と、
    前記少なくとも2層の配線層間に形成され、Agから成るビアコンタクトとを具備し、
    前記ビアコンタクトには前記少なくとも2層の配線層に含まれていない添加物が含まれており、前記添加物はCuであることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記少なくとも2層の配線層と前記ビアコンタクトとには共通の添加物が含まれていることを特徴とする請求項1または2項に記載の半導体装置。
  5. Cuから成る少なくとも2層の配線層と、
    前記少なくとも2層の配線層間に形成され、Cuから成るビアコンタクトとを具備し、
    前記少なくとも2層の配線層および前記ビアコンタクトには同一の添加物が含まれており、前記同一の添加物はSn、Rh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfのいずれかであり、前記添加物の濃度は前記ビアコンタクトのほうが前記少なくとも2層の配線層よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  6. Alから成る少なくとも2層の配線層と、
    前記少なくとも2層の配線層間に形成され、Alから成るビアコンタクトとを具備し、
    前記少なくとも2層の配線層および前記ビアコンタクトには同一の添加物が含まれており、前記同一の添加物はCuおよびSiのいずれかであり、前記添加物の濃度は前記ビアコンタクトのほうが前記少なくとも2層の配線層よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  7. Agから成る少なくとも2層の配線層と、
    前記少なくとも2層の配線層間に形成され、Agから成るビアコンタクトとを具備し、
    前記少なくとも2層の配線層および前記ビアコンタクトには同一の添加物が含まれており、前記同一の添加物はCuであり、前記添加物の濃度は前記ビアコンタクトのほうが前記少なくとも2層の配線層よりも高いことを特徴とする半導体装置。
  8. 前記少なくとも2層の配線層と前記ビアコンタクトとには共通の添加物が含まれていることを特徴とする請求項5ないし7項のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に埋め込まれた、Cuから成る第1のメタル配線と、
    前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、
    前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記第1のメタル配線には含まれていない、Sn、Rh、Zn、Al、Ru、Cr、Pd、In、Mg、Co、Zr、Ti、Ag、Ir、Ni、Ge、Nb、B、Hfのいずれかである添加物が添加されているCuから成るビアコンタクトと、
    前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、
    前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれた、Cuから成る第2のメタル配線とを具備することを特徴とする半導体装置。
  10. 半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に埋め込まれた、Alから成る第1のメタル配線と、
    前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、
    前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記第1のメタル配線には含まれていない、CuおよびSiのいずれかである添加物が添加されているAlから成るビアコンタクトと、
    前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、
    前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれた、Alから成る第2のメタル配線とを具備することを特徴とする半導体装置。
  11. 半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に埋め込まれた、Agから成る第1のメタル配線と、
    前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、
    前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記第1のメタル配線には含まれていない、Cuである添加物が添加されているAgから成るビアコンタクトと、
    前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、
    前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれた、Agから成る第2のメタル配線とを具備することを特徴とする半導体装置。
  12. 前記少なくとも2層の配線層と前記ビアコンタクトとには共通の添加物が含まれていることを特徴とする請求項9または10項に記載の半導体装置。
  13. 半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に形成された、添加物が添加された、Cuから成る第1のメタル配線と、
    前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、
    前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記添加物が添加された、Cuから成るビアコンタクトと、
    前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、
    前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれ、前記添加物が添加された、Cuから成る第2のメタル配線とを具備し、
    前記添加物の濃度は、前記ビアコンタクトのほうが前記第1のメタル層および前記第2のメタル配線よりも高濃度であることを特徴とする半導体装置。
  14. 半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に形成された、添加物が添加された、Alから成る第1のメタル配線と、
    前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、
    前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記添加物が添加された、Alから成るビアコンタクトと、
    前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、
    前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれ、前記添加物が添加された、Alから成る第2のメタル配線とを具備し、
    前記添加物の濃度は、前記ビアコンタクトのほうが前記第1のメタル層および前記第2のメタル配線よりも高濃度であることを特徴とする半導体装置。
  15. 半導体基板上の第1の絶縁膜層に形成された第1の配線溝内に形成された、添加物が添加された、Agから成る第1のメタル配線と、
    前記メタル配線が埋め込まれた第1の絶縁膜層上に形成された第2の絶縁膜層と、
    前記第2の絶縁膜層に形成されたビアホール内に埋め込まれ、前記添加物が添加された、Agから成るビアコンタクトと、
    前記ビアコンタクトが埋め込まれた第2の絶縁膜層上に形成された第3の絶縁膜層と、
    前記第3の絶縁膜層に形成された第2の配線溝内に埋め込まれ、前記添加物が添加された、Agから成る第2のメタル配線とを具備し、
    前記添加物の濃度は、前記ビアコンタクトのほうが前記第1のメタル層および前記第2のメタル配線よりも高濃度であることを特徴とする半導体装置。
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