JP3959248B2 - High-speed railway vehicle power converter - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却器の放熱部を、下向きにかつ装置本体の外周面より外部に突出させて取り付けてなる走行風冷却構成を有する高速鉄道車両用電力変換装置に係り、特に装置の軽量化、低騒音化、ならびに省メンテナンス化を図れるようにした高速鉄道車両用電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図35はこの種の従来の一般的な高速鉄道車両用電力変換装置の車体への艤装配置構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)、図36は同高速鉄道車両用電力変換装置の車体への艤装配置構成例を示す正面図(図35のA−A断面図)、図37は同高速鉄道車両用電力変換装置の車体への艤装配置構成例を示す上面図(図36のB−B断面図)である。
【0003】
図36に示すように、一般的な高速鉄道車両(高速鉄道車両とは、通常、平均走行速度が180〜190km/h以上で走行する鉄道車両のことを言う)用電力変換装置における冷却構成としては、発熱体である半導体素子1を、冷却器2の受熱面3に取り付け、半導体素子1からの発熱を、冷媒4を介して放熱部5に伝熱する。
【0004】
放熱部5は、電力変換装置本体6の内部に設けた風洞7内に設置され、電動送風機8により風洞7内の放熱部5に冷却風9を送風して、開放部10に排熱するように構成されている。
【0005】
このような一般的な高速鉄道車両用電力変換装置は、大容量であることから、半導体素子1からの発熱量が大きく、冷却器2には、高い冷却性能が必要とされるが、装置全体の小型軽量化に伴ない、冷却器2もコンパクトな外形および配置とすることが求められている。
【0006】
そのため、限られたスペ−ス内において、冷却器2の放熱部5は、放熱面積を大きく取る必要があることから、放熱部5のフィンピッチが狭く、また風洞7内においては、図37に示すように、放熱部5を冷却風9の送風方向に対して、複数段直列に配置することから、圧力損失が大きくなっている。
【0007】
この結果、冷却器2の能を充分に引き出すための風量を確保するためには、動送風機8は大型のものでなければならず、重量が重く、騒音も大きいものとなっている。
【0008】
さらに、電動送風機8は、回転部の定期的な点検、および部品交換等のメンテナンスも必要である。
【0009】
また、冷却器2においても、前述したように、放熱部5のフィンピッチが狭いことから、塵挨等による目詰まりを起こすために清掃が必要であるが、放熱部5は風洞7内に設置されており、清掃時には電力変換装置本体6から冷却器2を取り外さねばならない。
【0010】
一方、在来線においては、高速車両と比較して、小容量で半導体素子1の発熱量も小さいことから、冷却器2には高い冷却性能を必要とせず、放熱部5を車側11または底面12に配置して、自冷または冷却風9に走行風13を利用しての電動送風機8を使用しない冷却構成が主流となっている。
【0011】
高速車両においても、車体14周囲に走行風13は流れており、高速車両故に、その風量も現状の電動送風機8と相当量であることは確認されている。
【0012】
また、図35および図36に示すように、近年の高速車両は、高い空力特性を得るために、車体14断面は全体に丸みを帯びた形状となっており、電力変換装置本体6をはじめとする車両床下の機器15、および機器間16においての外観は、車側11においては丸く湾曲したカウルカバー17とし、底面に関しては車体底面12とほぼ同一面とした平滑な構造としているため、車両全体として凹凸のない統一した車体14断面形状となっている。
【0013】
このため、車体周囲の流れは、車体壁面に沿った指向性が強い流れであり、現状の電力変換装置本体6における装置機器配置では、風洞7はレール18に対しほぼ直角方向に配置され、前述したように、風洞7内の圧力損失も大きいため、冷却器2の性能を充分に引き出す風量の走行風13を風洞7内に引き込むことは困難である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の高速鉄道車両用電力変換装置においては、大型の電動送風機8を利用した冷却構成であるため、装置全体の重量が重くなり、騒音も大きくなってしまうという問題点がある。
【0015】
また、走行風を有効に利用した冷却構成とするためには、現状の装置機器配置では、充分な走行風を得ることができないという問題点もある。
【0016】
さらに、電動送風機8の定期的なメンテナンス、および冷却器2の清掃時の取外し作業は、省メンテナンス性向上に対して大きな弊害でもある。
【0017】
本発明の目的は、車体の高い空力特性を極力損なうことなく走行風を効率よく取り込むことにより、電動送風機を無くして装置の軽量化、低騒音化、ならびに省メンテナンス化を図ることが可能な高速鉄道車両用電力変換装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に対応する発明では、冷却器の放熱部を、下向きにかつ装置本体の外周面より外部に突出させて取り付けてなる走行風冷却構成を有し、電力変換をするための2つの半導体素子を有し、車体の下部のレール方向の中央部に設けられた高速鉄道車両用電力変換装置において、高速鉄道車両用電力変換装置の本体である電力変換装置本体の枕木方向の中央部に、2つの半導体素子の間に介在するように、2つの半導体素子間を接続するための導体を収納する機器室と、電力変換装置本体の底面部に、2つの半導体素子の裏面に位置するように各々配置して取り付けられた2つの冷却器とを有し、各冷却器は、放熱部における放熱フィンの配列方向を、車両進行方向と平行となるように配置し、各冷却器を配置した範囲における電力変換装置本体の底面部を、車体の底面である車体底面より上方に凹ませるようにしている。
【0019】
従って、請求項1に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、冷却器の放熱部を、走行風が流れている車両床下底面部近傍に設置することにより、走行風を効率良く放熱部に取り込むことが可能となり、排熱させることができる。
また、これと共に、放熱部における放熱フィンの配列方向を、車両進行方向に対してほぼ平行に配置することにより、取り込んだ走行風が放熱フィンに沿って流れるため、放熱部での圧力損失が小さく、放熱部における走行風の風速低下を抑制することができる。
これにより、従来のように電動送風機を用いることなく充分な冷却器性能が得られるため、装置全体の軽量化、低騒音化、ならびに省メンテナンス性に配慮した装置とすることが可能となる。
また、放熱部を両車側底面部に配置することにより、冷却器を取り外すことなく放熱部を直接清掃可能となるため、冷却器のメンテナンス性においても優れた装置構成とすることができる。
さらに、電力変換装置本体の両車側に配置していた電力変換装置本体を構成する導体、他機器類を、電力変換装置本体のほぼ中央部に配置することにより、両車側底面部に冷却器を配置しても装置外形を大きくすることなく機器配置を構成することができる。
さらにまた、両車側底面部を上方に凹ませ冷却器を取り付けることにより、放熱部を艤装限界から突出させることなく、しかも車体の高い空力特性を極力損なうこともなく、走行風を効率良く放熱部に取り込むことができる。
【0020】
また、請求項2に対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、冷却器の受熱ブロックの車側面より少なくとも1個のヒートパイプを挿入し、
ヒートパイプの車側先端部に複数個の放熱フィンを取り付けて、電力変換装置本体の両車側カウルカバー内側に放熱フィンを配置し、
ヒートパイプの車側先端部が、冷却器の受熱ブロックより上方となるように冷却器を配置し、各冷却器を配置したそれぞれの範囲における電力変換装置本体の底面部を、前記機器室側が下方となるように傾斜させるようにしている。
【0021】
従って、請求項2に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項1に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、少なくとも1個のヒートパイプを用いることにより、低速時の冷却器の冷却効率低下分を補なうことができる。
また、ヒートパイプの放熱フィンをカウルカバー内側に設置することにより、車両走行中の飛石等から、ヒートパイプおよび放熱フィンを保護することもできる。
【0022】
さらに、請求項3に対応する発明では、上記請求項1に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、各冷却器を配置したそれぞれの範囲における電力変換装置本体の底面部に対してレール方向の両方向にそれぞれ位置する冷却器が配置されていない底面部を、電力変換装置本体が設けられていない側の端部が車体底面とほぼ同一位置の高さとなるように下方に傾斜させるようにしている。
【0023】
従って、請求項3に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項1に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、電力変換装置本体の両車側底面部を傾斜させることにより、車体底面壁面近傍に流れている走行風を放熱部全体に導くことが可能となるため、より多くの走行風を放熱部に取り込むことが可能となり、冷却器の冷却効率を向上することができる。
【0024】
一方、請求項4に対応する発明では、上記請求項1または請求項2に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、車体底面に艤装配置され、電力変換装置本体と電力変換装置本体のレール方向に対して両端部にそれぞれ隣接配置されている機器とをそれぞれ結び、機器室により区切られ、各冷却器を配置したそれぞれの範囲における電力変換装置本体の底面部の枕木方向の幅寸法とほぼ同一寸法の範囲で、電力変換装置本体側が上方となるようにそれぞれ傾斜させて設けられた4枚の機器間フサギ板と、各機器間フサギ板を傾斜させたことにより、各機器間フサギ板の枕木方向両端部にできる車体底面に垂直な面の隙間をそれぞれ塞ぐ8枚の仕切り板とを有している。
【0025】
従って、請求項4に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項1または請求項2に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、機器間フサギ板を傾斜させることにより、走行風を放熱部全体に導くことが可能となり、また傾斜させた機器間フサギ板の枕木方向両端部を仕切り板で塞ぐことにより、取り込んだ走行風が機器間内部に漏れることなく走行風を放熱部に取り込むことが可能となり、冷却器の冷却効率を向上することができる。
【0026】
また、請求項5に対応する発明では、上記請求項4に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、8枚の仕切り板のうち、枕木方向の車体中心側に配置された4枚の仕切り板を、進行方向側の2枚の仕切り板及び進行方向と逆側の2枚の仕切り板の2組の仕切り板の機器側端部に対して、電力変換装置本体が機器に接している機器側平面と車体底面とが交差して形成される直線上の車体の枕木方向の中心点とほぼ同一位置に合さるように傾斜させて組み立てている。
【0027】
従って、請求項5に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項4に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、電力変換装置本体の機器室下面の車体底面を流れている走行風を、傾斜させた機器間フサギ板の枕木方向両端部に配置した車体中心側の仕切り板に沿って、両車側底面部に配置した冷却器の放熱部に導くことが可能となるため、より多くの走行風を放熱部に取り込むことが可能となり、冷却器の冷却効率を向上することができる。
【0028】
さらに、請求項6に対応する発明では、上記請求項4または請求項5に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、各機器間フサギ板のほぼ全体的に、各辺が当該機器間フサギ板の各辺に対してほぼ平行となるような角形であって、中心部が当該機器間フサギ板の中心部と重なるように走行風取り込み口を設け、
走行風取り込み口の放熱部側端部下面に、当該放熱部側端部より当該機器間フサギ板に対して当該走行風取り込み口側下方に傾斜したガイドを設置し、
走行風取り込み口上部に、当該走行風取り込み口の機器側端部より当該機器間フサギ板に対して当該走行風取り込み口側上方に傾斜させたダクトを設置するようにしている。
【0029】
従って、請求項6に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項4または請求項5に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、走行風取り込み口の下面に設置したガイドが車体底面より突出することにより、当該ガイドによっても車体底面に流れる走行風を放熱部に取り込むことが可能となるため、冷却器の冷却効率を向上することができる。
【0030】
さらにまた、請求項7に対応する発明では、上記請求項6に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、電力変換装置本体と当該電力変換装置のレール方向に対して両端部にそれぞれ隣接配置されている機器との間の、それぞれの両車側に艤装配置された4枚の機器間カウルカバーを有し、各機器間カウルカバーのほぼ全体的に、各辺が当該機器間カウルカバーの各辺に対してほぼ平行となるような角形であって、中心部が当該機器間カウルカバーの中心部と重なるように走行風取り込み口を設け、走行風取り込み口の放熱フィン側端部車側面に、当該放熱フィン側端部より機器間カウルカバーに対して走行風取り込み口側車側方向に傾斜させたガイドを設置し、機器間カウルカバーの走行風取り込み口内部に、当該走行風取り込み口の機器側端部より機器間カウルカバーに対して走行風取り込み口側内部に傾斜させたダクトを設置するようにしている。
【0031】
従って、請求項7に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項6に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、両車側に配置したヒートパイプの放熱フィンにも走行風を取り込むことが可能となるため、車両速度の低速域での冷却器の冷却効率を向上することができる。
【0032】
一方、請求項8に対応する発明では、上記請求項3乃至請求項7のいずれか1項に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、冷却器の放熱部下面に、平板を配置するようにしている。
【0033】
従って、請求項8に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項3乃至請求項7に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、放熱部下面を平板で覆うことにより、車両走行中の車体底面における飛石等の衝突から、放熱部を保護することができる。
また、放熱部における放熱フィン先端部を平板に固定することにより、車体繰り返し振動等による放熱フィン根元への応力が緩和されて、放熱フィン落下事故の要因ともなり得る放熱フィン根元に生じる亀裂等の発生を防止することもできる。
【0034】
また、請求項9に対応する発明では、上記請求項8に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、平板の、レール方向における両端部を下面に傾斜させるようにしている。
【0035】
従って、請求項9に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項8に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、平板端部を下面に傾斜させることにより、車体底面の走行風を平板端部の傾斜に沿って、放熱部に導くことが可能となるため、より多くの走行風を取り込むことが可能となり、冷却器の冷却効率を向上することができる。
【0036】
さらに、請求項10に対応する発明では、上記請求項9に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置において、平板に、少なくとも1個の穴をあけるようにしている。
【0037】
従って、請求項10に対応する発明の高速鉄道車両用電力変換装置においては、上記請求項9に対応する発明の場合と同様の作用を奏することができるのに加えて、平板に少なくとも1個の穴を開けることにより、レール側から放熱部側に風上側での熱あおりを受けていない走行風を取り入れることが可能となるため、風下側での放熱部における熱あおりを低減させることができ、風下側放熱部の温度を低減することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
本発明は、高速車両においては、電動送風機の風量と相当量の走行風が車体周囲に流れていることに着目し、冷却器の放熱部を、電力変換装置本体の両車側底面部および車側に配置する機器配置として、車体の高い空力特性を極力損なうことなく、走行風を効率よく取り込むようにすることにより、電動送風機を無くして、装置の軽量化および低騒音化、さらには省メンテナンス性を配慮した高速鉄道車両用電力変換装置の走行風冷却構成を実現するようにするものである。
【0039】
以下、上記のような考え方に基づく本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0040】
(第1の実施の形態)
図1は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)、図2は図1のC−C断面図、図3は図2のD−D断面図であり、図35乃至図37と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0041】
図1乃至図3において、冷却器2の放熱部5を下向きとして、電力変換装置本体6の両車側底面部19に冷却器2を取り付けている。
【0042】
また、冷却器2の放熱部5における放熱フィン23の配列方向を、車両進行方向44とほぼ平行となるように配置している。
【0043】
さらに、冷却器2を取り付けた電力変換装置本体6の両車側底面部19を、車体底面12より上方に凹ませている。
【0044】
さらにまた、電力変換装置本体6のレール18方向のほぼ中央部に、機器室20を設けて組み立てている。
【0045】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の作用について説明する。
【0046】
図1において、冷却器2には、放熱部5を下向きにできる冷却器2、例えば冷媒4を必要としないくし型フィンのような冷却器2を用いて、冷却器2の受熱面3に半導体素子1を取り付け、半導体素子1からの発熱は、受熱ブロック21を介して放熱部5に伝熱される。
【0047】
一方、車体底面12全面に流れている走行風13は、放熱部5に取り込まれ、当該取り込んだ走行風13は、放熱部5における放熱フィン23の配列方向に沿って流れ、半導体素子1の発熱が放熱部5で走行風13により熱交換されて、開放部10へ排熱される。
【0048】
また、冷却器2を取り付けた電力変換装置本体6の両車側底面部19を車体底面12より上方に1凹ませ、艤装限界でもある車体底面12より上方に放熱部5が配置されている。
【0049】
さらに、電力変換装置本体6のレール18方向のほぼ中央部分のスペ−スには、機器室20が設けられており、導体または他ユニット類が収納されている。
【0050】
上述したように、本実施の形態による走行風冷却構成を有する高速鉄道車両用電力変換装置では、従来の高速鉄道車両用電力変換装置と比較して、冷却器2の放熱部5を、走行風13が流れている車両床下底面部19近傍に設置するようにしているので、走行風13を効率良く放熱部5に取り込むことができると共に、放熱部5における放熱フィン23の配列方向を、車両進行方向44に対してほぼ平行に配置するようにしているので、取り込んだ走行風13が放熱フィン23に沿って流れるため、放熱部5での圧力損失が小さく放熱部5における走行風13の風速低下を抑制することができる。
【0051】
これにより、従来のように電動送風機8を用いることなく充分な冷却器性能が得られるため、装置全体の軽量化、低騒音化、ならびに省メンテナンス性に配慮した装置とすることが可能となる。
【0052】
また、放熱部5を両車側底面部19に配置するようにしているので、冷却器2を取り外すことなく放熱部5を直接清掃できるため、冷却器2のメンテナンス性においても優れた装置構成とすることが可能となる。
【0053】
さらに、電力変換装置本体6の両車側に配置していた電力変換装置本体6を構成する導体、他機器類を、電力変換装置本体6のほぼ中央部に配置するようにしているので、両車側底面部19に冷却器2を配置しても、装置外形を大きくすることなく機器配置を構成することが可能となる。
【0054】
さらにまた、両車側底面部19を上方に凹ませ冷却器2を取り付けるようにしているので、放熱部5を艤装限界から突出させることなく、しかも車体14の高い空力特性を極力損なうこともなく、走行風13を効率良く放熱部5に取り込むことが可能となる。
【0055】
(第2の実施の形態)
図4は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す断面図、図5は図4のE−E断面図であり、図1乃至図3と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0056】
図4および図5において、冷却器2の受熱ブロック21の車側11面より、複数個のヒートパイプ22を挿入している(本例では複数個であるが、少なくとも1個のヒートパイプ22を挿入するようにすればよい)。
【0057】
また、ヒートパイブ22の車側11先端部に複数個の放熱フィン23を取り付けて、電力変換装置本体6の両車側11に配置されたカウルカバー17の内側に放熱フィン23を配置している。
【0058】
さらに、ヒートパイプ22の車側11先端部が、冷却器2の受熱ブロック21より上方となるように冷却器2を配置し、両車側底面部19を傾斜させて組み立てている。
【0059】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第1の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0060】
また、車両速度が遅い時には、車体底面12全面に流れている走行風13の風速も小さく、電力変換装置本体6の両車側底面19に下向きに配置されている冷却器2の放熱部5への走行風13の取り込み量も少なくなり、冷却器2の冷却効率が低下することが考えられるが、この点本実施の形態では、ヒートパイプ22を用いていることにより、低速時の冷却器2の冷却効率低下分を補なうことができる。
【0061】
さらに、ヒートパイプ22の放熱フィン23をカウルカバー17内に設置していることにより、車両走行中の飛石等から、ヒートパイプ22および放熱フィン23を保護することもできる。
【0062】
(第3の実施の形態)
図6は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)、図7は図6のF−F断面図、図8は図7のG−G断面図であり、図1乃至図3と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0063】
図6乃至図8において、電力変換装置本体6の冷却器2が配置されていない両車側底面部19を、レール18方向に対して電力変換装置本体6の両端部が車体底面12とほぼ同一位置となるように、下方に傾斜させて組み立てている。
【0064】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第1の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0065】
また、電力変換装置本体6の両車側底面部19を傾斜させていることにより、車体底面12壁面近傍に流れている走行風13を放熱部5全体に導くことが可能となるため、より多くの走行風13を放熱部5に取り込むことが可能となり、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
【0066】
(第4の実施の形態)
図9は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)、図10は図9のH−H断面図、図11は図10のJ−J、K−K断面図、図12は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの機器間フサギ板斜視図)であり、図1乃至図5と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0067】
図9乃至図12において、電力変換装置本体6と当該電力変換装置本体6のレール18方向に対して両端部に隣接配置されている機器15とを結ぶ、車体底面12に艤装配置された機器間フサギ板24を、電力変換装置本体6の冷却器2が取り付けられた両車側底面部12の枕木方向25の幅寸法26とほぼ同一寸法の範囲で電力変換装置本体6側が上方となるように傾斜させ、当該傾斜させた機器間フサギ板24の枕木方向両端部27における車体底面12に垂直な面を、仕切り板29で塞いで組み立てている。
【0068】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第1の実施の形態または第2の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0069】
また、電力変換装置本体6の両車側底面部19に配置した冷却器2が大きくなり、電力変換装置本体6の両単側底面部19を傾斜することができない場合においても、機器間フサギ板24を傾斜させていることにより、走行風13を放熱部5全体に導くことが可能となる。
【0070】
さらに、当該傾斜させた機器間フサギ板24の枕木方向両端部27を仕切り板29で塞いでいることにより、取り込んだ走行風13が機器間16内部に漏れることなく走行風13を放熱部5に取り込むことが可能となり、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
【0071】
(第5の実施の形態)
図13は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)、図14は図13のL−L断面図、図15は図14のM−M断面図、図16は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す底面図、図17は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの機器間フサギ板斜視図)であり、図9乃至図12と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0072】
図13乃至図17において、傾斜させた機器間フサギ板24の枕木方向両端部27に配置された仕切り板29のうち、車体中心30側に配置された仕切り板29'を、当該仕切り板29'の機器側端部31を機器側端部31が機器15に接している機器側平面32と車体底面12とが交差して形成される直線33上にある車体中心点34とほぼ同一位置に合せて傾斜させて組み立てている。
【0073】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第4の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0074】
また、電力変換装置本体6の機器室20下面の車体底面12を流れている走行風13を、傾斜させた機器間フサギ板24の枕木方向両端部27に配置した車体中心30側の仕切り板29'に沿って、両車側底面部19に配置した冷却器2の放熱部5に導くことが可能となるため、より多くの走行風13を放熱部5に取り込むことが可能となり、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
【0075】
(第6の実施の形態)
図18は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)、図19は図18のN−N断面図、図20は図19のP−P断面図、図21は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す底面図、図22は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの機器間フサギ板斜視図)、図23は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体上面からの機器間フサギ板斜視図)であり、図9乃至図17と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0076】
図18乃至図23において、機器間フサギ板24のほぼ中央部に、各辺が機器間フサギ板24の各辺に対してほぼ平行となるような角形の走行風取り込み口35を設けている。
【0077】
また、走行風取り込み口35の放熱部側端部36下面に、当該放熱部側端部36より機器間フサギ板24に対して走行風取り込み口35側下方に傾斜したガイド37を設置している。
【0078】
さらに、走行風取り込み口35上部に、当該走行風取り込み口35の機器側端部31'より機器間フサギ板24に対して走行風取り込み口35側上方に傾斜したダクト38を設置して組み立てている。
【0079】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第4の実施の形態または第5の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0080】
また、走行風取り込み口35の下面に設置したガイド37が車体底面12より突出していることにより、当該ガイド37によっても車体底面12に流れる走行風13を放熱部5に取り込むことが可能となるため、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
【0081】
(第7の実施の形態)
図24は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)、図25は図24のQ−Q断面図、図26は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す側面図、図27は図26のR−R断面図、図28は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車側面からの機器間カウルカバー斜視図)、図29は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す斜視図(車体内部からの機器間カウルカバー斜視図)であり、図18乃至図23と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0082】
図24乃至図29において、電力変換装置本体6と当該電力変換装置本体6のレール18方向に対して両端部に隣接配置されている機器15との間の、両車側に艤装配置された機器間カウルカバー39のほぼ中央部に、各辺が機器間カウルカバー39の各辺に対してほぼ平行となるような角形の走行風取り込み口35'を設けている。
【0083】
また、走行風取り込み口35'の放熱フィン側端部40車側11面に、当該放熱フィン側端部40より機器間カウルカバー39に対して走行風取り込み口35'側の車側11方向に傾斜させたガイド37'を設置している。
【0084】
さらに、機器間カウルカバー39の走行風取り込み口35'内部に、当該走行風取り込み口35'の機器側端部31'より機器間カウルカバー39に対して走行風取り込み口35'側内部に傾斜させたダクト38'を設置して組み立てている。
【0085】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第6の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0086】
また、両車側11に配置したヒートパイプ22の放熱フィン23にも走行風13を取り込むことが可能となるため、車両速度の低速域での冷却器2の冷却効率を向上することができる。
【0087】
(第8の実施の形態)
図30は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す断面図(図9のH−H断面図相当)、図31は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す断面図(図24のQ−Q断面図相当)、図32は図30のS−S断面図であり、図6乃至図29と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0088】
図30乃至図32において、冷却器2の放熱部5下面に、平板41を配置して組み立てている。
【0089】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第3乃至第7の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0090】
また、放熱部5下面を平板41で覆っていることにより、車両走行中の車体底面12における飛石等の衝突から、放熱部5を保護することができる。
【0091】
さらに、放熱部5における放熱フィン23先端部を平板41に固定していることにより、車体繰り返し振動等による放熱フィン23根元への応力が緩和されて、放熱フィン23落下事故の要因ともなり得る放熱フィン23根元に生じる亀裂等の発生を防止することもできる。
【0092】
なお、放熱部5における放熱フィン23先端部と平板41との距離は、特に限定されるものではない。
【0093】
(第9の実施の形態)
図33は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す断面図(図30のS−S断面図相当)であり、図30乃至図32と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0094】
図33において、平板41の、レール18方向における両端部を下面に傾斜させて組み立てている。
【0095】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第8の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0096】
また、平板端部42を下面に傾斜させていることにより、車体底面12の走行風13を平板端部42の傾斜に沿って、放熱部5に導くことが可能となるため、より多くの走行風13を取り込むことが可能となり、冷却器2の冷却効率を向上することができる。
【0097】
(第10の実施の形態)
図34は本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置の構成例を示す断面図(図30のS−S断面図相当)であり、図33と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0098】
図34において、平板42に、複数個の穴43をあけて組み立てている(本例では複数個であるが、少なくとも1個の穴43をあけて組み立てるようにすればよい)。
【0099】
次に、以上のように構成した本実施の形態による高速鉄道車両用電力変換装置においては、前述した第9の実施の形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
【0100】
また、平板端部42を下方に傾斜させていることにより、車体底面12の走行風13を平板端部42の傾斜に沿って、放熱部5に導くことが可能であるが、平板41を境とした放熱部5側とレール18側の走行風13の風速は、放熱部5側の方が流速が速く、圧力が小さい。
【0101】
このため、平板41に穴43を開けていることにより、レール18側から放熱部5側に風上側での熱あおりを受けていない走行風13'を取り入れることが可能となるため、風下側での放熱部5における熱あおりを低減させることができ、風下側放熱部5の温度を低減することができる。
【0102】
(その他の実施の形態)
尚、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形して実施することが可能である。
また、各実施の形態は可能な限り適宜組合わせて実施してもよく、その場合には組合わせた作用効果を得ることができる。
さらに、上記各実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより、種々の発明を抽出することができる。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の少なくとも一つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果(の少なくとも一つ)が得られる場合には、この構成要件が削除された構成を発明として抽出することができる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の高速鉄道車両用電力変換装置によれば、冷却器の放熱部を電力変換装置本体の両車側底面部および車側に配置するようにしているので、車体の高い空力特性を極力損なうことなく走行風を効率よく取り込み、電動送風機を無くして装置の軽量化、低騒音化、ならびに省メンテナンス化を図ることが可能となる。
【0104】
さらに、電力変換装置本体の両車側に配置していた電力変換装置本体を構成する導体、他機器類を電力変換装置本体のほぼ中央部に配置するようにしているので、両車側底面部に冷却器を配置しても装置外形を大きくすることなく機器配置を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第1の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)。
【図2】図1のC−C断面図。
【図3】図2のD−D断面図。
【図4】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第2の実施の形態を示す断面図。
【図5】図4のE−E断面図。
【図6】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第3の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)。
【図7】図6のF−F断面図。
【図8】図7のG−G断面図。
【図9】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第4の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)。
【図10】図9のH−H断面図。
【図11】図10のJ−J、K−K断面図。
【図12】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第4の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの機器間フサギ板斜視図)。
【図13】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第5の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)。
【図14】図13のL−L断面図。
【図15】図14のM−M断面図。
【図16】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第5の実施の形態を示す底面図。
【図17】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第5の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの機器間フサギ板斜視図)。
【図18】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第6の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)。
【図19】図18のN−N断面図。
【図20】図19のP−P断面図。
【図21】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第6の実施の形態を示す底面図。
【図22】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第6の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの機器間フサギ板斜視図)。
【図23】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第6の実施の形態を示す斜視図(車体上面からの機器間フサギ板斜視図)。
【図24】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第7の実施の形態を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)。
【図25】図24のQ−Q断面図。
【図26】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第7の実施の形態を示す側面図。
【図27】図26のR−R断面図。
【図28】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第7の実施の形態を示す斜視図(車側面からの機器間カウルカバー斜視図)。
【図29】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第7の実施の形態を示す斜視図(車体内部からの機器間カウルカバー斜視図)。
【図30】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第8の実施の形態を示す断面図(図9のH−H断面図相当)。
【図31】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第8の実施の形態を示す断面図(図24のQ−Q断面図相当)。
【図32】図30のS−S断面図。
【図33】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第9の実施の形態を示す断面図(図30のS−S断面図相当)。
【図34】本発明による高速鉄道車両用電力変換装置の第10の実施の形態を示す断面図(図30のS−S断面図相当)。
【図35】従来の一般的な高速鉄道車両用電力変換装置の車体への艤装配置構成例を示す斜視図(車体下面からの装置斜視図)。
【図36】図35のA−A断面図。
【図37】図36のB−B断面図。
【符号の説明】
1…半導体素子
2…冷却器
3…受熱面
4…冷媒
5…放熱部
6…電力変換装置本体
7…風洞
8…電動送風機
9…冷却風
10…開放部
11…単側
12…車体底面
13…走行風
14…車体
15…機器
16…機器間
17…カウルカバー
18…レール
19…両車側底面
20…機器室
21…受熱ブロック
22…ヒートパイプ
23…放熱フィン
24…機器間フサギ板
25…枕木方向
26…幅寸法垂
27…枕木方向両端部
28…レール方向両端部
29…仕切り板
30…車体中心
31…機器側端部
31'…機器側端部
32…機器側平面
33…直線
34…車体中心点
35…走行風取り込み口
35'…走行風取り込み口
36…放熱部側端部
37…ガイド
37'…ガイド
38…ダクト
38'…ダクト
39…機器間カウルカバー
40…放熱フィン側端部
41…平板
42…平板端部
43…穴。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power conversion device for a high-speed railway vehicle having a traveling wind cooling configuration in which a heat dissipating part of a cooler is attached to protrude downward and from the outer peripheral surface of the device body, and particularly, the weight of the device is reduced. The present invention relates to a power converter for a high-speed railway vehicle that can reduce noise and save maintenance.
[0002]
[Prior art]
FIG. 35 is a perspective view (an apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body) showing an example of the arrangement arrangement of the conventional general high-speed rail vehicle power conversion device of this type on the vehicle body, and FIG. 36 is a power conversion for the high-speed rail vehicle. FIG. 37 is a front view showing a configuration example of the equipment arrangement on the vehicle body (cross-sectional view taken along line AA in FIG. 35), and FIG. 37 is a top view showing an example of the equipment arrangement configuration on the vehicle body of the high-speed railway vehicle power converter. BB sectional view).
[0003]
As shown in FIG. 36, as a cooling configuration in a power converter for a general high-speed rail vehicle (a high-speed rail vehicle usually means a rail vehicle that travels at an average travel speed of 180 to 190 km / h or more). Attaches the semiconductor element 1, which is a heating element, to the heat receiving surface 3 of the cooler 2, and transfers heat generated from the semiconductor element 1 to the heat radiating section 5 via the refrigerant 4.
[0004]
The heat dissipating unit 5 is installed in a wind tunnel 7 provided inside the power conversion device main body 6, and the cooling fan 9 is blown to the heat dissipating unit 5 in the wind tunnel 7 by the electric blower 8 so as to exhaust heat to the open unit 10. It is configured.
[0005]
Such a general high-speed railway vehicle power conversion device has a large capacity, and therefore generates a large amount of heat from the semiconductor element 1, and the cooler 2 requires high cooling performance. With the reduction in size and weight, the cooler 2 is also required to have a compact outer shape and arrangement.
[0006]
Therefore, in the limited space, the heat dissipating part 5 of the cooler 2 needs to have a large heat dissipating area, so the fin pitch of the heat dissipating part 5 is narrow, and in the wind tunnel 7, FIG. As shown, the heat loss part 5 is arranged in a plurality of stages in series with respect to the blowing direction of the cooling air 9, so that the pressure loss is large.
[0007]
As a result, in order to ensure the air volume for fully extracting the performance of the cooler 2, the dynamic blower 8 must be large, heavy and heavy.
[0008]
Furthermore, the electric blower 8 also requires maintenance such as periodic inspection of rotating parts and replacement of parts.
[0009]
Also in the cooler 2, as described above, since the fin pitch of the heat radiating portion 5 is narrow, cleaning is necessary to cause clogging due to dust or the like, but the heat radiating portion 5 is installed in the wind tunnel 7. The cooler 2 must be removed from the power converter main body 6 at the time of cleaning.
[0010]
On the other hand, the conventional line has a small capacity and a small amount of heat generated by the semiconductor element 1 as compared with a high-speed vehicle. Therefore, the cooler 2 does not require high cooling performance, and the heat radiating part 5 is connected to the vehicle side 11 or The cooling structure which does not use the electric blower 8 which arrange | positions in the bottom face 12 and utilizes the running wind 13 for the self-cooling or the cooling wind 9 has become mainstream.
[0011]
Even in a high-speed vehicle, the traveling wind 13 flows around the vehicle body 14, and because of the high-speed vehicle, it has been confirmed that the air volume is equivalent to that of the current electric blower 8.
[0012]
Further, as shown in FIGS. 35 and 36, in recent high-speed vehicles, in order to obtain high aerodynamic characteristics, the cross section of the vehicle body 14 has a rounded shape as a whole. The appearance of the device 15 under the vehicle floor and between the devices 16 has a smooth structure in which the vehicle side 11 has a rounded and curved cowl cover 17 and the bottom surface is substantially flush with the bottom surface 12 of the vehicle body. As shown in FIG.
[0013]
For this reason, the flow around the vehicle body has a strong directivity along the wall surface of the vehicle body. In the current arrangement of the equipment in the power conversion device main body 6, the wind tunnel 7 is arranged in a direction substantially perpendicular to the rail 18, and As described above, since the pressure loss in the wind tunnel 7 is also large, it is difficult to draw the traveling wind 13 having an air volume that sufficiently draws the performance of the cooler 2 into the wind tunnel 7.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, the conventional high-speed railway vehicle power conversion device has a cooling configuration that uses the large electric blower 8, which increases the weight of the entire device and increases the noise. .
[0015]
In addition, in order to obtain a cooling configuration that effectively uses the traveling wind, there is a problem in that sufficient traveling wind cannot be obtained with the current device arrangement.
[0016]
Furthermore, the regular maintenance of the electric blower 8 and the removal work at the time of cleaning the cooler 2 are also a great adverse effect on the improvement of the maintenance efficiency.
[0017]
The object of the present invention is to provide a high speed capable of reducing the weight of the device, reducing the noise, and reducing the maintenance by eliminating the electric blower by efficiently taking in the traveling wind without losing the high aerodynamic characteristics of the vehicle body as much as possible. An object of the present invention is to provide a railway vehicle power converter.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve the above object, the invention corresponding to claim 1 has a traveling wind cooling structure in which the heat radiating portion of the cooler is attached to protrude downward and from the outer peripheral surface of the apparatus main body.And has two semiconductor elements for power conversion, and is provided at the center in the rail direction at the bottom of the car body.In power converters for high-speed rail vehicles,A device that houses a conductor for connecting two semiconductor elements so as to be interposed between the two semiconductor elements in a central portion of the power conversion apparatus main body, which is the main body of the power converter for high-speed railway vehicles, in the sleeper direction. Chamber and two coolers that are arranged and attached to the bottom surface of the main body of the power conversion device so as to be positioned on the back surfaces of the two semiconductor elements. The arrangement direction is arranged so as to be parallel to the vehicle traveling direction, and the bottom surface portion of the power conversion device main body in the range where each cooler is arranged is recessed above the bottom surface of the vehicle body, which is the bottom surface of the vehicle body.
[0019]
Therefore, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the first aspect of the present invention, by disposing the heat dissipating part of the cooler in the vicinity of the bottom bottom part of the vehicle floor where the traveling wind flows, the traveling wind is efficiently radiated. It becomes possible to take in the part and exhaust heat.
Along with this, the arrangement direction of the heat radiating fins in the heat radiating portion is arranged substantially parallel to the vehicle traveling direction, so that the captured traveling wind flows along the heat radiating fins, so that the pressure loss in the heat radiating portion is small. In addition, it is possible to suppress a decrease in wind speed of the traveling wind in the heat radiating section.
Thereby, since sufficient cooler performance can be obtained without using an electric blower as in the past, it is possible to reduce the overall weight of the apparatus, reduce the noise, and provide an apparatus that takes into consideration maintenance-saving performance.
Further, by disposing the heat dissipating part on the bottom face part on both vehicle sides, it becomes possible to directly clean the heat dissipating part without removing the cooler, so that it is possible to obtain an apparatus configuration that is excellent in maintainability of the cooler.
Furthermore, the conductors and other devices that make up the power conversion device main body, which have been placed on both sides of the power conversion device main body, are placed in the center of the power conversion device main body, so that the bottom of both vehicle sides is cooled. Even if the device is arranged, the device arrangement can be configured without increasing the outer shape of the apparatus.
In addition, by installing a cooler with the bottoms of both cars facing upwards, it is possible to efficiently dissipate the driving wind without causing the heat dissipation part to protrude from the fitting limit and without losing the high aerodynamic characteristics of the vehicle as much as possible. Can be taken into the department.
[0020]
  Moreover, in the invention corresponding to claim 2, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the invention corresponding to claim 1,eachInsert at least one heat pipe from the vehicle side of the heat receiving block of the cooler,
  Attach a plurality of radiating fins to the front end of the heat pipe on the car side, and place the radiating fins on the inner side of the two cowl covers on the power converter body.
  The front end of the heat pipeeachTo be above the heat receiving block of the coolereachPlace the cooler,The bottom surface of the power conversion device main body in each range where each cooler is arranged, so that the equipment room side is downward.Inclined.
[0021]
Therefore, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the invention corresponding to claim 2, in addition to having the same effect as that of the invention corresponding to claim 1, in addition to at least one heat pipe By using this, it is possible to compensate for the decrease in cooling efficiency of the cooler at low speed.
Further, by installing the heat radiating fins of the heat pipe inside the cowl cover, it is possible to protect the heat pipe and the radiating fins from flying stones and the like while the vehicle is running.
[0022]
  Furthermore, in the invention corresponding to claim 3, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the invention corresponding to claim 1,The bottom surface portion where the cooler located in both directions in the rail direction is not disposed on the bottom surface portion of the power conversion device main body in each range where each cooler is disposed, on the side where the power conversion device main body is not provided. End isAlmost the same position as the bottom of the bodyHeight ofIt is made to incline below so that it becomes.
[0023]
Therefore, in the power converter for a high-speed railway vehicle of the invention corresponding to claim 3, in addition to having the same effect as the case of the invention corresponding to claim 1, both power converter main bodies can be obtained. By inclining the bottom surface of the vehicle side, it becomes possible to guide the running wind flowing near the bottom wall surface of the vehicle body to the entire heat dissipating part, so that more running wind can be taken into the heat dissipating part, and the cooler The cooling efficiency can be improved.
[0024]
  On the other hand, in the invention corresponding to claim 4, in the power converter for a high-speed railway vehicle of the invention corresponding to claim 1 or claim 2,It is arranged on the bottom of the car body,At both ends of the power converter main body and the rail direction of the power converter main bodyRespectivelyWith adjacent devicesRespectivelyConclude,It is divided by the equipment room, and the power converter body in each range where each cooler is placedThe power converter body side should be on the upper side within the range of the width dimension of the bottom part in the direction of sleepers.RespectivelyTiltBy tilting the four inter-device squirrel plates and the inter-device squirrel plates, it can be formed at both ends of each inter-device scorpion plate in the sleeper direction.Surface perpendicular to the bottom of the car bodyAnd eight partition plates that respectively close the gaps.
[0025]
Therefore, in the power converter for a high-speed railway vehicle of the invention corresponding to claim 4, in addition to being able to achieve the same operation as that of the invention corresponding to claim 1 or claim 2, By tilting the blades, it is possible to guide the traveling wind to the entire heat radiation part, and by closing both ends of the slanted inter-device washer direction with a partition plate, It is possible to take the traveling wind into the heat radiating section without leaking, and to improve the cooling efficiency of the cooler.
[0026]
  Moreover, in the invention corresponding to claim 5, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the invention corresponding to claim 4,Among the eight partition plates, four partition plates arranged on the vehicle body center side in the sleeper direction are divided into two sets of two partition plates on the traveling direction side and two partition plates on the opposite side to the traveling direction. The power converter main unit is against the device side end of the partition plate.On a straight line formed by intersecting the device side plane in contact with the device and the bottom of the vehicle bodyThe direction of the sleepers of the car bodyAlmost the same position as the center pointTo meetTiltAssembled.
[0027]
Therefore, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the invention corresponding to claim 5, in addition to having the same effect as that of the invention corresponding to claim 4, the apparatus of the power converter main body Heat dissipation from the cooler placed on the bottom of the car side along the partition plates on the center side of the car placed at the ends of the sleeper direction between the slanted inter-device fleece boards. Therefore, more traveling wind can be taken into the heat radiating portion, and the cooling efficiency of the cooler can be improved.
[0028]
  Furthermore, in the invention corresponding to claim 6, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the invention corresponding to claim 4 or claim 5, the inter-device squirrel plates are substantiallyOverallIn addition, a square shape in which each side is substantially parallel to each side of the inter-device swordboardSo that the center overlaps with the center of the inter-device swordboardA running wind intake is provided,
  eachFrom the heat sink side end underside of the heat sink side end of the running wind intake portConcernedFor inter-device squirrel platesConcernedInstall a slanted guide on the lower side of the running air intake port,
  eachFrom the device side end of the traveling wind intake port above the traveling wind intake portConcernedFor inter-device squirrel platesConcernedA duct inclined to the upper side of the traveling wind intake port side is installed.
[0029]
Therefore, in the power converter for a high-speed railcar of the invention corresponding to claim 6, in addition to being able to achieve the same action as the invention corresponding to claim 4 or claim 5, Since the guide installed on the lower surface of the intake port protrudes from the bottom surface of the vehicle body, it becomes possible to capture the traveling wind flowing on the bottom surface of the vehicle body into the heat radiating portion also by the guide, so that the cooling efficiency of the cooler can be improved. .
[0030]
  Furthermore, in the invention corresponding to claim 7, in the power converter for a high-speed railway vehicle of the invention corresponding to claim 6, the power converter body and the power converter at both ends with respect to the rail direction.RespectivelyBetween adjacent devices,eachDisposed on both sides4 sheetsInter-device cowl coverEachMost of the cowl cover between devicesOverallAnd each side isConcernedSquare shape that is almost parallel to each side of the cowl cover between devicesSo that the center overlaps the center of the cowl cover between the devices.A running wind intake is provided,eachInstalled on the side of the radiating fin side end car side of the traveling wind intake port is a guide that is inclined from the radiating fin side end to the inter-device cowl cover in the direction of the traveling wind intake port side vehicle side. Inside the traveling wind intake port, a duct that is inclined from the device side end of the traveling wind intake port to the interior of the traveling wind intake port with respect to the inter-device cowl cover is installed.
[0031]
Therefore, in the power converter for a high-speed railcar of the invention corresponding to claim 7, in addition to being able to achieve the same operation as that of the invention corresponding to claim 6, it is arranged on both vehicle sides. Since the traveling wind can be taken into the heat radiating fins of the heat pipe, the cooling efficiency of the cooler in the low speed range of the vehicle speed can be improved.
[0032]
  On the other hand, in the invention corresponding to claim 8, in the power converter for a high-speed railway vehicle of the invention corresponding to any one of claims 3 to 7,eachA flat plate is arranged on the lower surface of the heat radiating portion of the cooler.
[0033]
Therefore, in the power converter for a high-speed railway vehicle of the invention corresponding to claim 8, in addition to having the same effect as in the case of the invention corresponding to claim 3 to claim 7, By covering the lower surface with a flat plate, it is possible to protect the heat radiating portion from collision of flying stones or the like on the bottom surface of the vehicle body while the vehicle is running.
In addition, by fixing the tip of the radiating fin in the radiating section to the flat plate, the stress on the radiating fin base due to repeated vibrations of the vehicle body is alleviated, and cracks that occur at the base of the radiating fin that may cause a radiating fin fall accident, etc. Occurrence can also be prevented.
[0034]
  Further, in the invention corresponding to claim 9, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the invention corresponding to claim 8,eachBoth ends of the flat plate in the rail direction are inclined to the lower surface.
[0035]
Therefore, in the power converter for a high-speed railcar of the invention corresponding to claim 9, in addition to having the same effect as in the case of the invention corresponding to claim 8, the end of the flat plate is placed on the lower surface. By inclining, it becomes possible to guide the running wind on the bottom of the vehicle body to the heat radiating section along the inclination of the flat plate edge, so it is possible to capture more running wind and improve the cooling efficiency of the cooler can do.
[0036]
  Furthermore, in the invention corresponding to claim 10, in the power converter for a high-speed railway vehicle of the invention corresponding to claim 9,eachAt least one hole is made in the flat plate.
[0037]
Therefore, in the power converter for a high-speed railcar of the invention corresponding to claim 10, in addition to having the same effect as in the case of the invention corresponding to claim 9, there is at least one plate. By making a hole, it is possible to take in the running wind that has not been subjected to the heat evacuation on the leeward side from the rail side to the heat radiating part side, so it is possible to reduce the thermal ailment in the heat radiating part on the leeward side, The temperature of the leeward side heat radiation part can be reduced.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention focuses on the fact that, in a high-speed vehicle, the air volume of the electric blower and a considerable amount of traveling wind flow around the vehicle body, and the heat dissipating part of the cooler is connected to the bottom face part of the both sides of the power converter main body and the vehicle. As an equipment arrangement to be placed on the side, the air blower can be taken in efficiently without losing the high aerodynamic characteristics of the car body as much as possible, thereby eliminating the electric blower, reducing the weight and noise of the device, and reducing maintenance. It is intended to realize a traveling wind cooling configuration of a power converter for a high-speed railway vehicle in consideration of the characteristics.
[0039]
Hereinafter, embodiments of the present invention based on the above-described concept will be described in detail with reference to the drawings.
[0040]
(First embodiment)
1 is a perspective view showing a configuration example of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment (apparatus perspective view from the underside of the vehicle body), FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 1, and FIG. It is DD sectional drawing, The same code | symbol is attached | subjected to the same element as FIG. 35 thru | or FIG. 37, the description is abbreviate | omitted, and only a different part is described here.
[0041]
In FIG. 1 thru | or FIG. 3, the cooler 2 is attached to the both vehicle side bottom face part 19 of the power converter device body 6 with the heat radiating part 5 of the cooler 2 facing downward.
[0042]
In addition, the arrangement direction of the heat dissipating fins 23 in the heat dissipating part 5 of the cooler 2 is arranged so as to be substantially parallel to the vehicle traveling direction 44.
[0043]
Further, both vehicle-side bottom surface portions 19 of the power conversion device main body 6 to which the cooler 2 is attached are recessed above the vehicle body bottom surface 12.
[0044]
Furthermore, the equipment room 20 is provided and assembled in the substantially central part of the power converter main body 6 in the rail 18 direction.
[0045]
Next, the operation of the power conversion device for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above will be described.
[0046]
In FIG. 1, the cooler 2 uses a cooler 2 that can turn down the heat dissipating part 5, for example, a cooler 2 such as a comb-type fin that does not require the refrigerant 4, and a semiconductor is formed on the heat receiving surface 3 of the cooler 2. The element 1 is attached, and heat generated from the semiconductor element 1 is transferred to the heat radiating unit 5 via the heat receiving block 21.
[0047]
On the other hand, the traveling wind 13 flowing over the entire bottom surface 12 of the vehicle body is taken into the heat radiating portion 5, and the captured traveling wind 13 flows along the arrangement direction of the radiating fins 23 in the heat radiating portion 5. The heat is exchanged by the traveling wind 13 in the heat radiating part 5 and is exhausted to the opening part 10.
[0048]
Further, both vehicle-side bottom surface portions 19 of the power conversion device main body 6 to which the cooler 2 is attached are recessed by one upward from the vehicle body bottom surface 12, and the heat radiating portion 5 is disposed above the vehicle body bottom surface 12 which is also a fitting limit.
[0049]
Furthermore, a device room 20 is provided in a space in a substantially central portion of the power conversion device main body 6 in the rail 18 direction, and conductors or other units are accommodated therein.
[0050]
As described above, in the power converter for a high-speed railway vehicle having the traveling wind cooling configuration according to the present embodiment, the heat radiating portion 5 of the cooler 2 is connected to the traveling wind as compared with the conventional power converter for a high-speed railway vehicle. 13 is installed in the vicinity of the vehicle floor bottom bottom surface portion 19 through which the air flows 13, the traveling wind 13 can be efficiently taken into the heat radiating portion 5, and the arrangement direction of the heat radiating fins 23 in the heat radiating portion 5 is set in the vehicle traveling direction. Since it is arranged so as to be substantially parallel to the direction 44, the captured traveling wind 13 flows along the heat radiation fins 23, so that the pressure loss in the heat radiating section 5 is small and the wind speed of the traveling wind 13 in the heat radiating section 5 is reduced. Can be suppressed.
[0051]
As a result, sufficient cooler performance can be obtained without using the electric blower 8 as in the prior art, so that it is possible to reduce the overall weight of the apparatus, reduce noise, and reduce the maintenance.
[0052]
In addition, since the heat dissipating part 5 is arranged on the both vehicle side bottom face part 19, the heat dissipating part 5 can be directly cleaned without removing the cooler 2. It becomes possible to do.
[0053]
Further, since the conductors and other devices constituting the power conversion device main body 6 arranged on both vehicle sides of the power conversion device main body 6 are arranged in the substantially central portion of the power conversion device main body 6, both Even if the cooler 2 is disposed on the vehicle-side bottom surface portion 19, it is possible to configure the device arrangement without increasing the outer shape of the apparatus.
[0054]
Furthermore, since the cooler 2 is mounted with the both-car side bottom surface portions 19 recessed upward, the heat radiating portion 5 does not protrude from the fitting limit, and the high aerodynamic characteristics of the vehicle body 14 are not lost as much as possible. The traveling wind 13 can be efficiently taken into the heat radiating section 5.
[0055]
(Second Embodiment)
4 is a cross-sectional view showing a configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment, and FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line EE of FIG. 4, and the same elements as those in FIGS. A description thereof will be omitted, and only different parts will be described here.
[0056]
4 and 5, a plurality of heat pipes 22 are inserted from the vehicle side 11 surface of the heat receiving block 21 of the cooler 2 (in this example, a plurality of heat pipes 22 are provided. Just insert it).
[0057]
A plurality of heat radiation fins 23 are attached to the front end portion of the heat pipe 22 on the vehicle side 11, and the heat radiation fins 23 are disposed inside the cowl covers 17 disposed on the both vehicle side 11 of the power converter main body 6.
[0058]
Further, the cooler 2 is arranged so that the front end portion 11 of the heat pipe 22 on the vehicle side is above the heat receiving block 21 of the cooler 2, and the both vehicle side bottom surface portions 19 are inclined and assembled.
[0059]
Next, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above, the same operational effects as those of the first embodiment described above can be achieved.
[0060]
Further, when the vehicle speed is low, the wind speed of the traveling wind 13 flowing on the entire bottom surface 12 of the vehicle body is small, and to the heat dissipating part 5 of the cooler 2 that is disposed downward on the both vehicle side bottom surfaces 19 of the power converter main body 6. However, in this embodiment, since the heat pipe 22 is used, the cooler 2 at low speed can be reduced. This can compensate for the decrease in cooling efficiency.
[0061]
Furthermore, by installing the heat radiating fins 23 of the heat pipe 22 in the cowl cover 17, it is possible to protect the heat pipes 22 and the heat radiating fins 23 from flying stones while the vehicle is running.
[0062]
(Third embodiment)
6 is a perspective view showing a configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body), FIG. 7 is a sectional view taken along line FF in FIG. 6, and FIG. FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line G-G, and the same components as those in FIGS. 1 to 3 are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted, and only different parts are described here.
[0063]
6 to 8, the both-vehicle-side bottom surface portion 19 where the cooler 2 of the power conversion device main body 6 is not disposed is substantially the same as the vehicle body bottom surface 12 at both ends of the power conversion device main body 6 with respect to the rail 18 direction. It is assembled by inclining downward so as to be in position.
[0064]
Next, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above, the same operational effects as those of the first embodiment described above can be achieved.
[0065]
In addition, since both vehicle side bottom surface portions 19 of the power conversion device main body 6 are inclined, the traveling wind 13 flowing near the wall surface of the vehicle body bottom surface 12 can be guided to the entire heat radiating portion 5. This makes it possible to take the traveling air 13 into the heat dissipating section 5 and improve the cooling efficiency of the cooler 2.
[0066]
(Fourth embodiment)
9 is a perspective view showing a configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body), FIG. 10 is a cross-sectional view taken along line HH in FIG. 9, and FIG. JJ, KK sectional view, FIG. 12 is a perspective view showing a configuration example of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment (perspective device perspective view from the underside of the vehicle body), FIG. The same elements as those in FIG. 5 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof will be omitted. Only different parts will be described here.
[0067]
9 to 12, between the devices arranged on the bottom surface 12 of the vehicle body that connect the power conversion device main body 6 and the devices 15 arranged adjacent to both ends with respect to the rail 18 direction of the power conversion device main body 6. The power conversion device main body 6 side is set to the upper side in the range of the width dimension 26 in the sleeper direction 25 of the both vehicle side bottom surface portion 12 to which the cooler 2 of the power conversion device main body 6 is attached. The surfaces perpendicular to the bottom surface 12 of the vehicle body at both ends 27 in the sleeper direction of the inclined inter-device squirrel plate 24 are closed by a partition plate 29 and assembled.
[0068]
Next, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above, the same operational effects as those of the first embodiment or the second embodiment described above can be achieved. it can.
[0069]
Further, even when the cooler 2 arranged on the both-car side bottom surface portion 19 of the power conversion device main body 6 becomes large and the both single-side bottom surface portions 19 of the power conversion device main body 6 cannot be inclined, the inter-device squirrel plate By inclining 24, the traveling wind 13 can be guided to the entire heat dissipating part 5.
[0070]
Further, the sleeper direction end portions 27 of the inclined inter-apparatus board 24 are closed by the partition plates 29, so that the captured travel wind 13 does not leak into the inter-apparatus 16 and the travel wind 13 is transferred to the heat radiating section 5. Thus, the cooling efficiency of the cooler 2 can be improved.
[0071]
(Fifth embodiment)
13 is a perspective view showing a configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body), FIG. 14 is an LL sectional view of FIG. 13, and FIG. FIG. 16 is a bottom view showing a configuration example of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment, and FIG. 17 is a perspective view showing a configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment. FIG. 9 is a perspective view of an inter-apparatus plate from the lower surface of the vehicle body. The same elements as those in FIGS. 9 to 12 are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted, and only different parts are described here.
[0072]
In FIG. 13 to FIG. 17, among the partition plates 29 disposed at both ends 27 in the sleeper direction of the inclined inter-apparatus board 24, the partition plate 29 ′ disposed on the vehicle body center 30 side is replaced with the partition plate 29 ′. The device side end 31 is aligned with the vehicle body center point 34 on a straight line 33 formed by intersecting the device side plane 32 where the device side end 31 is in contact with the device 15 and the vehicle body bottom surface 12. Tilted and assembled.
[0073]
Next, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above, the same operational effects as in the case of the fourth embodiment described above can be achieved.
[0074]
In addition, a partition plate 29 on the vehicle body center 30 side is disposed at both ends 27 in the sleeper direction of the inter-device squirrel plate 24 with the traveling wind 13 flowing on the vehicle body bottom surface 12 on the lower surface of the device room 20 of the power conversion device main body 6. It is possible to guide to the heat dissipating part 5 of the cooler 2 disposed on the both-car side bottom surface part 19 along the ', so that more traveling wind 13 can be taken into the heat dissipating part 5 and the cooler 2 The cooling efficiency can be improved.
[0075]
(Sixth embodiment)
18 is a perspective view showing a configuration example of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body), FIG. 19 is an NN cross-sectional view of FIG. 18, and FIG. FIG. 21 is a bottom view showing a configuration example of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment, and FIG. 22 is a perspective view showing a configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment. FIG. 23 is a perspective view showing a configuration example of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment. FIG. 23 is a perspective view showing a power converter device for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment. 9 to FIG. 17, the same symbols are attached to the same elements, and the description thereof is omitted. Only different parts will be described here.
[0076]
In FIG. 18 to FIG. 23, a rectangular traveling wind intake port 35 is provided at approximately the center of the inter-apparatus board 24 so that each side is substantially parallel to each side of the inter-apparatus board 24.
[0077]
In addition, a guide 37 is installed on the lower surface of the heat radiation portion side end 36 of the traveling wind intake port 35 so as to be inclined downward from the heat radiation portion side end portion 36 to the inter-device squirrel plate 24 side. .
[0078]
Furthermore, a duct 38 is installed at the upper part of the traveling wind intake port 35 and is inclined from the device side end 31 ′ of the traveling wind intake port 35 toward the traveling wind intake port 35 with respect to the inter-device squirrel plate 24. Yes.
[0079]
Next, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above, the same operational effects as in the case of the fourth embodiment or the fifth embodiment described above can be obtained. it can.
[0080]
Further, since the guide 37 installed on the lower surface of the traveling wind intake port 35 protrudes from the bottom surface 12 of the vehicle body, it is possible to capture the traveling wind 13 flowing on the bottom surface 12 of the vehicle body into the heat radiating portion 5 also by the guide 37. The cooling efficiency of the cooler 2 can be improved.
[0081]
(Seventh embodiment)
FIG. 24 is a perspective view showing a configuration example of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body), FIG. 25 is a QQ sectional view of FIG. 24, and FIG. FIG. 27 is an RR cross-sectional view of FIG. 26, and FIG. 28 is a perspective view illustrating a configuration example of the high-speed railway vehicle power converter according to the present embodiment. FIG. 29 is a perspective view of an inter-device cowl cover from the side of the vehicle, and FIG. 29 is a perspective view of an example of the configuration of the power converter for a high-speed railway vehicle according to this embodiment. The same elements as those in FIGS. 18 to 23 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. Only different parts will be described here.
[0082]
24 to 29, the equipment arranged on both vehicle sides between the power conversion device main body 6 and the device 15 arranged adjacent to both ends with respect to the rail 18 direction of the power conversion device main body 6 A square traveling wind intake port 35 ′ is provided at approximately the center of the intermediate cowl cover 39 such that each side is substantially parallel to each side of the inter-device cowl cover 39.
[0083]
Further, on the radiating fin side end 40 on the vehicle side 11 surface of the traveling wind intake port 35 ′, from the radiating fin side end 40 to the inter-device cowl cover 39 in the direction of the vehicle side 11 on the traveling wind intake port 35 ′ side. An inclined guide 37 'is installed.
[0084]
Further, the interior of the traveling wind intake port 35 ′ of the inter-device cowl cover 39 is inclined to the interior of the traveling wind intake port 35 ′ with respect to the inter-device cowl cover 39 from the device side end 31 ′ of the traveling wind intake port 35 ′. A duct 38 'is installed and assembled.
[0085]
Next, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above, the same operational effects as in the case of the sixth embodiment described above can be achieved.
[0086]
In addition, since the traveling wind 13 can be taken into the radiating fins 23 of the heat pipes 22 arranged on the both vehicle sides 11, the cooling efficiency of the cooler 2 in the low speed range of the vehicle speed can be improved.
[0087]
(Eighth embodiment)
30 is a cross-sectional view (corresponding to the HH cross-sectional view of FIG. 9) of a configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment, and FIG. FIG. 32 is a cross-sectional view taken along the line S--Q in FIG. 30, and the same elements as those in FIGS. Is omitted, and only different parts will be described here.
[0088]
30 to 32, a flat plate 41 is arranged on the lower surface of the heat dissipating part 5 of the cooler 2 and assembled.
[0089]
Next, the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above can achieve the same operational effects as those of the third to seventh embodiments described above.
[0090]
In addition, by covering the lower surface of the heat radiating portion 5 with the flat plate 41, the heat radiating portion 5 can be protected from collision of flying stones or the like on the bottom surface 12 of the vehicle body while the vehicle is traveling.
[0091]
Furthermore, by fixing the front end portion of the heat radiating fin 23 in the heat radiating portion 5 to the flat plate 41, the stress on the base of the heat radiating fin 23 due to repeated vibration of the vehicle body is relieved, and the heat radiating may cause a fall accident of the heat radiating fin 23. Generation | occurrence | production of the crack etc. which arise in the fin 23 base can also be prevented.
[0092]
In addition, the distance of the radiation fin 23 front-end | tip part in the thermal radiation part 5 and the flat plate 41 is not specifically limited.
[0093]
(Ninth embodiment)
FIG. 33 is a cross-sectional view (corresponding to the SS cross-sectional view of FIG. 30) of the configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment, and the same components as those in FIGS. Therefore, the description is omitted, and only different parts are described here.
[0094]
In FIG. 33, both ends of the flat plate 41 in the rail 18 direction are assembled with the lower surface inclined.
[0095]
Next, in the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above, the same operational effects as in the case of the eighth embodiment described above can be achieved.
[0096]
Further, since the flat plate end portion 42 is inclined to the lower surface, the traveling wind 13 on the bottom surface 12 of the vehicle body can be guided to the heat radiating portion 5 along the inclination of the flat plate end portion 42. The wind 13 can be taken in, and the cooling efficiency of the cooler 2 can be improved.
[0097]
(Tenth embodiment)
FIG. 34 is a cross-sectional view (corresponding to the SS cross-sectional view of FIG. 30) of the configuration example of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment. Description is omitted, and only different parts are described here.
[0098]
In FIG. 34, the flat plate 42 is assembled with a plurality of holes 43 (in this example, a plurality of holes 43 are formed, but at least one hole 43 may be assembled).
[0099]
Next, the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present embodiment configured as described above can achieve the same effects as those of the ninth embodiment described above.
[0100]
In addition, since the flat plate end 42 is inclined downward, the traveling wind 13 on the bottom surface 12 of the vehicle body can be guided to the heat radiating unit 5 along the inclination of the flat plate end 42. As for the wind speed of the running air 13 on the heat radiating section 5 side and the rail 18 side, the flow speed is higher on the heat radiating section 5 side and the pressure is smaller.
[0101]
For this reason, by making the hole 43 in the flat plate 41, it becomes possible to take in the traveling wind 13 'that has not been subjected to the heat drift on the windward side from the rail 18 side to the heat radiating part 5 side. Therefore, it is possible to reduce the thermal tilt in the heat radiating portion 5 and to reduce the temperature of the leeward heat radiating portion 5.
[0102]
(Other embodiments)
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention at the stage of implementation.
In addition, the embodiments may be implemented in appropriate combinations as much as possible, and in that case, combined effects can be obtained.
Further, the above embodiments include inventions at various stages, and various inventions can be extracted by appropriately combining a plurality of disclosed constituent elements.
For example, even if some constituent requirements are deleted from all the constituent requirements shown in the embodiment, the problem (at least one) described in the column of the problem to be solved by the invention can be solved, and the effect of the invention can be solved. When (at least one of) the effects described in the column can be obtained, a configuration in which this configuration requirement is deleted can be extracted as an invention.
[0103]
【The invention's effect】
As described above, according to the power converter for a high-speed railway vehicle of the present invention, the heat dissipating part of the cooler is arranged on the both vehicle side bottom surface part and the vehicle side of the power converter main body. It is possible to efficiently capture the traveling wind without losing the high aerodynamic characteristics as much as possible and eliminate the electric blower to reduce the weight of the device, reduce the noise, and reduce the maintenance.
[0104]
Furthermore, since the conductors and other devices constituting the power conversion device main body, which have been arranged on both vehicle sides of the power conversion device main body, are arranged in the substantially central portion of the power conversion device main body, Even if a cooler is arranged, it is possible to configure the equipment arrangement without increasing the outer shape of the apparatus.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (apparatus perspective view from the lower surface of a vehicle body).
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
3 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
FIG. 4 is a sectional view showing a second embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG. 4;
FIG. 6 is a perspective view showing a third embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body).
7 is a cross-sectional view taken along line FF in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along the line GG in FIG.
FIG. 9 is a perspective view showing a fourth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body).
10 is a cross-sectional view taken along the line HH in FIG. 9;
11 is a cross-sectional view taken along JJ and KK in FIG.
FIG. 12 is a perspective view showing a fourth embodiment of a power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (perspective view of an inter-device wing plate from the lower surface of the vehicle body).
FIG. 13 is a perspective view showing a fifth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body).
14 is a cross-sectional view taken along line LL in FIG.
15 is a sectional view taken along line MM in FIG.
FIG. 16 is a bottom view showing a fifth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention.
FIG. 17 is a perspective view showing a fifth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (perspective view of the inter-device wing plate from the lower surface of the vehicle body).
FIG. 18 is a perspective view showing a sixth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body).
19 is a sectional view taken along line NN in FIG.
20 is a cross-sectional view taken along the line PP in FIG.
FIG. 21 is a bottom view showing a sixth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention.
FIG. 22 is a perspective view showing a sixth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (an inter-device wing plate perspective view from the underside of the vehicle body).
FIG. 23 is a perspective view showing a sixth embodiment of the power conversion device for a high-speed rail vehicle according to the present invention (an inter-device wing plate perspective view from the upper surface of the vehicle body).
FIG. 24 is a perspective view showing a seventh embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (apparatus perspective view from the lower surface of the vehicle body).
25 is a QQ cross-sectional view of FIG. 24. FIG.
FIG. 26 is a side view showing a seventh embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention.
27 is a cross-sectional view taken along the line RR in FIG.
FIG. 28 is a perspective view showing a seventh embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (an equipment cowl cover perspective view from the side of the vehicle).
FIG. 29 is a perspective view showing a seventh embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (a perspective view of an inter-device cowl cover from the inside of the vehicle body).
30 is a cross-sectional view (equivalent to the HH cross-sectional view of FIG. 9) showing an eighth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention.
FIG. 31 is a sectional view showing an eighth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (corresponding to the QQ sectional view of FIG. 24).
32 is a cross-sectional view taken along the line S-S in FIG. 30;
33 is a sectional view showing the ninth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (corresponding to the sectional view taken on line SS of FIG. 30).
34 is a cross-sectional view showing a tenth embodiment of the power converter for a high-speed railway vehicle according to the present invention (corresponding to the SS cross-sectional view of FIG. 30).
FIG. 35 is a perspective view showing an example of the arrangement arrangement of a conventional general high-speed railway vehicle power converter on the vehicle body (a device perspective view from the lower surface of the vehicle body).
36 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 35. FIG.
37 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 36.
[Explanation of symbols]
1 ... Semiconductor element
2 ... Cooler
3. Heat receiving surface
4. Refrigerant
5 ... Radiating part
6 ... Power converter body
7 ... Wind tunnel
8 ... Electric blower
9 ... Cooling air
10 ... Opening part
11 ... single side
12 ... Bottom of the car body
13 ... Running wind
14 ... Body
15 ... Equipment
16 ... between devices
17 ... Cowl cover
18 ... Rail
19 ... Both car side bottom
20 ... Equipment room
21 ... Heat receiving block
22 ... Heat pipe
23 ... Radiating fin
24 ... Fuzzer board between devices
25 ... Sleeper direction
26 ... Width dimension
27 ... Both ends of sleepers
28 ... Rail direction both ends
29 ... Partition plate
30 ... Center of the car body
31 ... Equipment side edge
31 '... Equipment side edge
32 ... Plane side plane
33 ... straight line
34 ... Car body center point
35 ... Running wind intake
35 '... Running wind intake
36 ... Radiation side end
37 ... Guide
37 '... Guide
38 ... Duct
38 '... Duct
39 ... Cowl cover between devices
40 ... Radiation fin side end
41 ... Flat plate
42 ... Flat plate edge
43 ... hole.

Claims (10)

冷却器の放熱部を、下向きにかつ装置本体の外周面より外部に突出させて取り付けてなる走行風冷却構成を有し、電力変換をするための2つの半導体素子を有し、車体の下部のレール方向の中央部に設けられた高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記高速鉄道車両用電力変換装置の本体である電力変換装置本体の枕木方向の中央部に、前記2つの半導体素子の間に介在するように、前記2つの半導体素子間を接続するための導体を収納する機器室と、
前記電力変換装置本体の底面部に、前記2つの半導体素子の裏面に位置するように各々配置して取り付けられた2つの冷却器とを有し、
前記各冷却器は、放熱部における放熱フィンの配列方向を、車両進行方向と平行となるように配置し、
前記各冷却器を配置した範囲における前記電力変換装置本体の底面部を、前記車体の底面である車体底面より上方に凹ませたこと
を特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
The heat radiation portion of the cooler, downward and protrudes outside from the outer peripheral surface of the main body have a running wind cooling arrangement comprising attached has two semiconductor elements for power conversion, the body of the lower In the power converter for a high-speed rail vehicle provided in the central part in the rail direction ,
A conductor for connecting the two semiconductor elements so as to be interposed between the two semiconductor elements in a central portion in the sleeper direction of the power converter main body which is the main body of the power converter for the high-speed railway vehicle. Equipment room to store,
Two coolers attached to the bottom surface of the power converter main body so as to be positioned on the back surfaces of the two semiconductor elements, respectively,
Each of the coolers is arranged so that the arrangement direction of the radiating fins in the radiating portion is parallel to the vehicle traveling direction,
A power converter for a high-speed railway vehicle , wherein a bottom surface portion of the main body of the power converter in a range where the respective coolers are arranged is recessed upward from a bottom surface of the vehicle body which is the bottom surface of the vehicle body .
前記請求項1に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記冷却器の受熱ブロックの車側面より少なくとも1個のヒートパイプを挿入し、
前記ヒートパイプの車側先端部に複数個の放熱フィンを取り付けて、前記電力変換装置本体の両車側カウルカバー内側に前記放熱フィンを配置し、
前記ヒートパイプの車側先端部が、前記冷却器の受熱ブロックより上方となるように前記冷却器を配置し、前記各冷却器を配置したそれぞれの範囲における前記電力変換装置本体の底面部を、前記機器室側が下方となるように傾斜させたことを特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 1,
Insert at least one heat pipe from the vehicle side of the heat receiving block of each cooler,
A plurality of radiating fins are attached to the front end of the heat pipe on the vehicle side, and the radiating fins are disposed inside the two side cowl covers of the main body of the power converter,
The car-side tip of the heat pipe, said each of said cooler such that above the heat receiving block of each cooler disposed, the bottom surface portion of the power conversion device main body in the respective ranges of arranging the respective coolers A power converter for a high-speed railway vehicle , wherein the equipment room side is inclined downward .
前記請求項1に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記各冷却器を配置したそれぞれの範囲における前記電力変換装置本体の底面部に対してレール方向の両方向にそれぞれ位置する前記冷却器が配置されていない底面部を、前記電力変換装置本体が設けられていない側の端部が前記車体底面とほぼ同一位置の高さとなるように下方に傾斜させたことを特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 1,
The power conversion device main body is provided with a bottom surface portion in which the cooler is located in both directions in the rail direction with respect to the bottom surface portion of the power conversion device main body in each range where the respective coolers are disposed. A power converter for a high-speed railway vehicle, characterized in that the end portion on the non-side is inclined downward so that the height is substantially the same as the bottom surface of the vehicle body.
前記請求項1または請求項2に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記車体底面に艤装配置され、前記電力変換装置本体と前記電力変換装置本体のレール方向に対して両端部にそれぞれ隣接配置されている機器とをそれぞれ結び、前記機器室により区切られ、前記各冷却器を配置したそれぞれの範囲における前記電力変換装置本体の底面部の枕木方向の幅寸法とほぼ同一寸法の範囲で、前記電力変換装置本体側が上方となるようにそれぞれ傾斜させて設けられた4枚の機器間フサギ板と、
前記各機器間フサギ板を傾斜させたことにより、前記各機器間フサギ板の枕木方向両端部にできる前記車体底面に垂直な面の隙間をそれぞれ塞ぐ8枚の仕切り板とを有すること
を特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 1 or 2,
The power conversion device main body and the devices that are adjacently arranged at both ends with respect to the rail direction of the power conversion device main body are respectively connected to the bottom surface of the vehicle body, separated by the device chamber, and each cooling device vessel in approximately the range of the same dimensions as the sleeper width dimension of the bottom portion of the power conversion device main body in the respective ranges arranged, four said power conversion apparatus body is provided respectively tilted so that the upper Between the equipment squirrel board,
And eight partition plates that respectively close gaps between surfaces perpendicular to the bottom of the vehicle body formed at both ends in the sleeper direction of the inter-apparatus board by tilting the inter-apparatus board. <Br / > A power converter for a high-speed railway vehicle, characterized by:
前記請求項4に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記8枚の仕切り板のうち、枕木方向の車体中心側に配置された4枚の前記仕切り板を、進行方向側の2枚の前記仕切り板及び進行方向と逆側の2枚の前記仕切り板の2組の前記仕切り板の機器側端部に対して、前記電力変換装置本体が前記機器に接している機器側平面と前記車体底面とが交差して形成される直線上の前記車体の枕木方向の中心点とほぼ同一位置に合さるように傾斜させて組み立てたこと
を特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 4,
Among the eight partition plates, the four partition plates arranged on the vehicle body center side in the sleeper direction are divided into two partition plates on the traveling direction side and two partition plates on the opposite side to the traveling direction. The sleepers of the vehicle body on a straight line formed by intersecting the device-side plane where the power conversion device main body is in contact with the device and the bottom surface of the vehicle body with respect to the device-side end portions of the two partition plates A power converter for a high-speed railway vehicle, wherein the power converter is assembled by being inclined so as to be aligned with a center point in the direction .
前記請求項4または請求項5に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記各機器間フサギ板のほぼ全体的に、各辺が当該機器間フサギ板の各辺に対してほぼ平行となるような角形であって、中心部が当該機器間フサギ板の中心部と重なるように走行風取り込み口を設け、
前記走行風取り込み口の放熱部側端部下面に、当該放熱部側端部より当該機器間フサギ板に対して当該走行風取り込み口側下方に傾斜したガイドを設置し、
前記走行風取り込み口上部に、当該走行風取り込み口の機器側端部より当該機器間フサギ板に対して当該走行風取り込み口側上方に傾斜させたダクトを設置したことを特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 4 or 5,
The inter-apparatus squirrel plates are almost entirely square so that each side is substantially parallel to each side of the inter-apparatus squirrel plate, and the center overlaps the central portion of the inter-apparatus squirrel plate. So that a running wind intake is provided,
Wherein the heat radiating portion side end part surface of each traveling wind inlet, a guide that is inclined downward the running wind inlet side is placed against the device between the closing plate from the heat radiating portion end,
Wherein each running wind inlet upper, high-speed rail, characterized in that they have installed ducts is inclined to the running wind inlet side upward with respect to the device between the closing plate from the device side end portion of the running wind inlet Vehicle power conversion device.
前記請求項6に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記電力変換装置本体と当該電力変換装置のレール方向に対して両端部にそれぞれ隣接配置されている前記機器との間の、それぞれの両車側に艤装配置された4枚の機器間カウルカバーを有し、
前記各機器間カウルカバーのほぼ全体的に、各辺が当該機器間カウルカバーの各辺に対してほぼ平行となるような角形であって、中心部が当該機器間カウルカバーの中心部と重なるように走行風取り込み口を設け、
前記走行風取り込み口の放熱フィン側端部車側面に、当該放熱フィン側端部より前記機器間カウルカバーに対して前記走行風取り込み口側車側方向に傾斜させたガイドを設置し、
前記機器間カウルカバーの走行風取り込み口内部に、当該走行風取り込み口の機器側端部より前記機器間カウルカバーに対して前記走行風取り込み口側内部に傾斜させたダクトを設置したことを特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the electric power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 6,
Between said device being disposed adjacent at both ends to the rail direction of the power conversion apparatus main body and the power converter, each of the four devices between the cowl cover is outfitting arranged on both vehicle side Have
Said substantially whole of the cowl cover between devices, each side a rectangular such that substantially parallel to each side of the cowl cover between the device, the central portion overlaps the center portion of the cowl cover between the device So that a running wind intake is provided,
On the side of the radiating fin side end vehicle side of each traveling wind intake port is installed a guide that is inclined in the direction of the traveling wind inlet side vehicle side from the radiating fin side end to the inter-device cowl cover,
A duct is installed inside the traveling wind intake port of the inter-device cowl cover so as to be inclined from the device side end of the traveling wind intake port toward the interior of the traveling wind intake port with respect to the inter-device cowl cover. Power converter for high-speed railway vehicles.
前記請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記冷却器の放熱部下面に、平板を配置したことを特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the electric power converter for high-speed rail vehicles according to any one of claims 3 to 7,
A power converter for a high-speed railway vehicle, wherein a flat plate is disposed on the lower surface of the heat radiating portion of each cooler.
前記請求項8に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記平板の、レール方向における両端部を下面に傾斜させたことを特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 8,
A power converter for a high-speed railway vehicle, wherein both ends of each flat plate in the rail direction are inclined to the lower surface.
前記請求項9に記載の高速鉄道車両用電力変換装置において、
前記平板に、少なくとも1個の穴をあけたことを特徴とする高速鉄道車両用電力変換装置。
In the power converter for a high-speed railway vehicle according to claim 9,
A power converter for a high-speed railway vehicle, wherein at least one hole is made in each flat plate.
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