JP3958402B2 - ポンプ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
マグネットを樹脂でインサート成形して形成されたマグネット付き回転体に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプなどに用いられる回転体を有するポンプ用モータを従来例に、図5を用いて説明する。図5は、従来における回転体が取り付けられたポンプ用モータの部分側断面図である。
【0003】
図5において、モータ部21は、巻線22が巻回された固定子13と、この固定子23の内周部に設けられた回転子24と、回転子24を支持する2個の軸受25と、軸受25を収納し、固定したベアリングブラッケット26とで構成されている。
【0004】
そして、回転子24の一方の先端部には、第1回転体27が取り付けられている。この第1回転体27は、マグネット28を樹脂29でインサート成形して形成されている。
【0005】
また、モータ部21には、水を吸引、放出するポンプ部30が取り付けられている。このポンプ部30の内部には、水を流動させるための第2の回転体31が設けられている。この第2の回転体31は、第1回転体27と同様に、マグネット32を樹脂33でインサート成形して形成されている。そして、モータ部21にポンプ部30が取り付けられると、防水用壁34を隔てて、第1回転体27と第2の回転体31が対向して設けられる。
【0006】
そして、モータ部21に電源が供給されて、回転子24が回転すると、回転子24に取り付けられている第一の回転体27も回転を開始する。そして、第一の回転体27のマグネット28が回転することにより、第2の回転体31のマグネット32が回転し、第2の回転体31が回転する。そして、この第2の回転体31が回転することにより、ポンプ部30内にある水が流動し、ポンプ部30の吸入口35より水を吸引し、排出口(図示しない)から水を放出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような構成において、樹脂にはめ込まれている輪状のマグネットは、このマグネットの真円状の外周面、内周面、および平坦な一方の側面と、樹脂とを接面させてマグネットの抜け止め、および空転防止を行っている。また、マグネットに抜け止め機構、および空転防止機構を設けると、例えばマグネットが焼結マグネットの場合、形状が複雑になってマグネットのコストアップになる。
【0008】
また、樹脂などで成形されるマグネットを使用して抜け止め機構、および空転防止機構を設けると、この製品専用のマグネットとなり、汎用性がなくなり、標準化が難しくなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明によれば、モータに連結され、マグネットを備えた駆動用の第1回転体と、ポンプケース内に収納され、この第1回転体の磁気力により従動する、マグネットを備えた羽根車と、からなるポンプにおいて、このポンプケース内に収納された羽根車は、マグネットと、薄形のドーナツ状であり、内、外形に複数個の切り欠きが形成され、前記マグネットに面接触している金属製バックヨークとがインサート成形されることにより、前記バックヨークの切り欠き、および、前記バックヨークーへの前記マグネットの着磁力によりマグネットの剥れが防止され、安定した磁気回路を得ることを特徴とするポンプを提供する。
【0010】
【作用】
空転防止機構の設けられたバックヨークを磁力あるいは接着などにより、マグネットに取り付ける。そして、このバックヨークが取り付けられたマグネットを樹脂などによりインサート成形して回転体を形成する。
【0011】
【実施例】
本発明における実施例を従来例と同じ回転体を用いて、図1〜図4で説明する。図1は、本発明におけるバックヨークとこのバックヨークに取り付けられたマグネットの側断面図である。図2は、図1のマグネットとバックヨークとをバックヨーク側からみた正面図である。図3は、図1のマグネットとバックヨークとを用いて形成した回転体の側断面図である。図4は、図3の回転体が取り付けられたポンプ用モータの部分側断面図である。
【0012】
図1、図2において、マグネット1は、輪状に形成されている。バックヨーク2は、金属製(例えば鉄)または非金属製(例えばステンレス)の板が輪状に形成されている。また、バックヨーク2の外周部および内周部には、それぞれ切り欠け部2a、2bが設けられている。また、このバックヨーク2の外径は、マグネット1の外径より大きく、また、バックヨーク2の内径は、マグネット1の内径より小さく形成されている。
【0013】
そして、マグネット1の軸心とバックヨーク2の軸心とを同心上に配設して取り付ける。このとき、例えば、金属製のバックヨーク2とマグネットとを取り付ける場合は、マグネット1の磁力のみで取り付けてもよいし、また、取り付ける力が磁力以上に必要な時は、接着してもよい。
【0014】
図3において、第2の回転体3は、従来例で説明した図5の第2の回転体21と同様に、水を流動させるために使用する。本発明における第2の回転体3は、マグネット1と、このマグネット1に取り付けられているバックヨーク2とを樹脂4でインサート成形して構成されている。
【0015】
よって、バックヨーク2の外周部または内周部に切り欠け部2a、2bを設けることにより、マグネット1の空転防止になる。つまり、切り欠け部2a、2bは、空転防止機構の役割を果たす。
【0016】
そして、バックヨーク2の外周をマグネット1の外周よりも大きく、あるいはバックヨーク2の内周をマグネット1の内周よりも小さくすることにより、マグネット1の抜け止めとなる。つまり、マグネットとバックヨークの接触面に段付き部を設けることにより、抜け止め機構の役割を果たす。
【0017】
図4において、モータ部5は、従来例と同様に構成されている。また、ポンプ部6も従来例と同様に構成されており、ポンプ部6の内部には、第2の回転体3が設けられている。またモータ部5の回転子7には、第1回転体8が取り付けられている。この第1回転体8は、さきに述べた第2の回転体3と同様にマグネット9と、このマグネット9に取り付けられているバックヨーク10とを樹脂11でインサート成形して構成されている。
【0018】
また、回転体に取り付けられているマグネットに近接した箇所に、鉄板などを配設する場合、この鉄板にマグネットの磁束が漏れて、安定した磁気回路を形成できないことがある。そこで、本発明におけるバックヨークに金属製のものを使用すれば、磁束がこのバックヨークを通って磁気回路を形成することができるため安定した、効率の良い磁気回路を形成することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、マグネットの抜け止めおよび空転防止を行うことができる。さらに、金属製のバックヨークを使用した場合、安定した磁気回路を形成することができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明におけるバックヨークとこのバックヨークに取り付けられたマグネットの側断面図。
【図2】 図1のマグネットとバックヨークとをバックヨーク側からみた正面図。
【図3】 図1のマグネットとバックヨークとを用いて形成した回転体の側断面図。
【図4】 図3の回転体が取り付けられたポンプ用モータの部分側断面図。
【図5】 従来における回転体が取り付けられたポンプ用モータの部分側断面図。
【符号の説明】
1、9、28、32…マグネット
2、10…バックヨーク
2a、2b…切り欠け部
3、31…第2の回転体
4、11、29、33…樹脂
5、21…モータ部
6、30…ポンプ部
7、24…回転子
8、27…第1回転体
22…巻線
23…固定子
25…軸受
26…ベアリングブラッケット
34…防水用壁
35…吸入口
Claims (1)
- モータに連結され、マグネットを備えた駆動用の第1回転体と、
ポンプケース内に収納され、この第1回転体の磁気力により従動する、マグネットを備えた羽根車と、からなるポンプにおいて、
このポンプケース内に収納された羽根車は、マグネットと、薄形のドーナツ状であり、内、外形に複数個の切り欠きが形成され、前記マグネットに面接触している金属製バックヨークとがインサート成形されることにより、
前記バックヨークの切り欠き、および、前記バックヨークーへの前記マグネットの着磁力によりマグネットの剥れが防止され、かつ、安定した磁気回路を得ることを特徴とするポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10272997A JP3958402B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10272997A JP3958402B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10285903A JPH10285903A (ja) | 1998-10-23 |
JP3958402B2 true JP3958402B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=14335351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10272997A Expired - Fee Related JP3958402B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3958402B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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-
1997
- 1997-04-03 JP JP10272997A patent/JP3958402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10285903A (ja) | 1998-10-23 |
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