JP2021191132A - モータ - Google Patents
モータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021191132A JP2021191132A JP2020095510A JP2020095510A JP2021191132A JP 2021191132 A JP2021191132 A JP 2021191132A JP 2020095510 A JP2020095510 A JP 2020095510A JP 2020095510 A JP2020095510 A JP 2020095510A JP 2021191132 A JP2021191132 A JP 2021191132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- rotor housing
- outer peripheral
- motor
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】マグネットの固定構造を改善する。【解決手段】モータ1は、シャフト23と、シャフト23の外周側cに設けられるステータ24と、シャフト23に保持されるロータハウジング26と、ロータハウジング26に保持されるマグネット27と、備え、ロータハウジング26は、外周部261と、外周部261の内周側dに設けられているマグネット保持部262とを有し、マグネット27は、ロータハウジング26の外周部261とマグネット保持部262との間に保持される。【選択図】図3
Description
本発明は、モータに関する。
モータの構造として、ロータ(回転子)がステータ(固定子)の内側に配置されるインナーロータ形と、ロータがステータの外側に配置されるアウターロータ形があることが、よく知られている。アウターロータ形は、インナーロータ形と比較して、大型の磁石を採用できるためトルクを大きくできる点や、巻線作業性の容易さ等の理由から、小型送風ファン等に多く採用されている。
なお、アウターロータ形のモータについて、回転体の円形の内周壁に、内周壁に緊密に貼りつくように形成された金属リングを入れ、金属リングの内周壁に永久磁石の環状磁石を入れてロータになるように構成されているものが知られている(特許文献1参照)。
ところで、従来のアウターロータ形のモータは、ロータハウジングにマグネットを固定する際に、ロータハウジングの内側1面のみに接したマグネットを、接着剤等を用いて固定していた。
しかしながら、アウターロータ形のモータでは、回転する際にロータに比較的大きな遠心力が作用するため、より確実にマグネットをロータハウジングに固定するための更なる改善が求めてられる。
本発明は、上述の課題を一例とするものであり、マグネットの固定構造を改善することができるモータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータは、シャフトと、前記シャフトに保持されるロータハウジングと、前記シャフトに設けられ、前記ロータハウジングの内側に設けられるステータと、前記ロータハウジングに保持されるマグネットと、を備え、前記ロータハウジングは、外周部と、前記外周部に対して前記シャフト側に設けられているマグネット保持部とを有し、径方向において、前記マグネットは、前記外周部と前記マグネット保持部との間に保持される。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記ロータハウジングは、径方向に延在した円盤部を有し、前記外周部及び前記マグネット保持部は、それぞれ前記円盤部から前記シャフトの長手方向に延在しており、前記シャフトの長手方向において、前記マグネット保持部は、前記外周部よりも短い。
径方向において、本発明の一態様に係る前記マグネットは、前記外周部の内面と、前記マグネット保持部の外面との間に保持される。
前記シャフトの長手方向において、本発明の一態様に係る前記マグネット保持部は、前記マグネットの長さと前記ステータの長さの差よりも短い。
前記シャフトの長手方向において、本発明の一態様に係る前記ステータと前記マグネット保持部とが対向している。
本発明の一態様に係るモータにおいて、前記ロータハウジングは、樹脂で形成されている。
本発明に係るモータによれば、マグネットの固定構造を改善することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るモータについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るモータ1の構成を概略的に示す平面図である。図2は、モータ1の構成を概略的に示す側面図である。図3は、モータ1の構成を概略的に示すA−A断面図である。図4は、モータ1の構成を概略的に示すB−B断面図である。
以下の説明では、便宜上、軸線x方向において矢印a方向を上側aとし、矢印b方向を下側bとする。また、軸線xに垂直な径方向において、軸線xから遠ざかる方向(図1の矢印c方向)を外周側cとし、軸線xに向かう方向(図1の矢印d方向)を内周側dとする。以下の説明では、便宜上、図3に示す方向をモータ1の側面とする。また、以下の説明では、便宜上、図1に示すようにモータ1を上側aから下側bに向かって見る方向を正面、下側bから上側aに向かって見る方向を底面とする。
図1乃至図4に示すように、本実施の形態に係るモータ1は、シャフト23と、シャフト23の外周側cに設けられるステータ24と、シャフト23に保持されるロータハウジング26と、ロータハウジング26に保持されるマグネット27と、備え、ロータハウジング26は、外周部261と、外周部261の内周側dに設けられているマグネット保持部262とを有し、マグネット27は、ロータハウジング26の外周部261とマグネット保持部262との間に保持される。以下、モータ1の構成及び動作を具体的に説明する。
[モータの構成]
図1に示すように、モータ1は、ハブ25の外周面に複数の羽根28を備えるインペラ30と、インペラ30の外周を覆いモータ1の外形形状を定めるケーシング40とを備える。インペラ30は、ハブ25がケーシング40の内部において軸線xを中心とする中央部に配置されている。図3に示すように、モータ1は、インペラ30のハブ25の内部にモータ本体を構成する軸受ハウジング21、一対の軸受22A,22B、シャフト23、ステータ24、ロータハウジング26、及び、マグネット27が配置されている。モータ1は、例えば、シャフト23、シャフト23に接続されているロータハウジング26、マグネット27、及び、インペラ30がロータを構成する、アウターロータ形のブラシレスDC(Direct Current)モータである。
図1に示すように、モータ1は、ハブ25の外周面に複数の羽根28を備えるインペラ30と、インペラ30の外周を覆いモータ1の外形形状を定めるケーシング40とを備える。インペラ30は、ハブ25がケーシング40の内部において軸線xを中心とする中央部に配置されている。図3に示すように、モータ1は、インペラ30のハブ25の内部にモータ本体を構成する軸受ハウジング21、一対の軸受22A,22B、シャフト23、ステータ24、ロータハウジング26、及び、マグネット27が配置されている。モータ1は、例えば、シャフト23、シャフト23に接続されているロータハウジング26、マグネット27、及び、インペラ30がロータを構成する、アウターロータ形のブラシレスDC(Direct Current)モータである。
モータ1は、ハブ25の下側bに基板29が配置されている。基板29は、軸受22A,22Bの少なくとも一方、例えば、ステータ24の軸線x方向の他端にあたる下側の軸受22Bの外周側cに設けられている。基板29は、例えば、軸受22Bの外周側cに略円環形状に形成されている板状の基板である。基板29には、モータ1の動作に用いられる各種電子部品が搭載されている。
図1,3,4に示すように、シャフト23は、軸線x方向を長手方向として配置されている棒状部材である。軸受ハウジング21は、ケーシング40の中央部に支持される中空の筒状体である。軸受ハウジング21は、一対の軸受22A,22Bを介してシャフト23を回転可能に支持している。
図3に示すように、軸受22Aは、具体的には、上述のように軸線x方向の一端において軸受ハウジング21に支持される。また、軸受22Bは、軸受ハウジング21の軸線x方向の他端において支持される。軸受22A,22Bは、それぞれ、内輪、外輪、及び転動体を備える。内輪は、図3に示すシャフト23の外周面に装着可能な内周面を有する環状の部材である。外輪は、内輪の外周側cに設けられている。外輪は、内輪と同軸で内輪よりも大径の環状の部材である。転動体は、内輪と外輪との間に複数配置されている球状の部材である。
図3,4に示すように、ステータ24は、ケーシング40の例えば、下側bに固定されている。ステータ24は、例えば、複数の電磁鋼板を積層して形成されたステータコア241と、ステータコア241上に巻回されたコイル242とを備えている。
マグネット27は、例えば、フェライト磁性粉末をゴムと混合し、成形したフェライトラバーマグネットが用いられる。フェライトラバーマグネットは、一般に板状で成形され、冶具等を用いて丸めて使用する。マグネット27は、ロータハウジング26の内面に取り付けられている。マグネット27は、内周側dに設けられているステータ24との間に所定の間隙を有するように設けられている。フェライトラバーマグネットは脆弱であるため、本実施の形態に係るモータ1の構成による効果がより高いが、マグネット27はそれに限らず、プラスチックマグネット等、その他のマグネットであってもよい。
図5は、モータ1のロータハウジング26を示す斜視図である。図6は、ロータハウジング26の側面図である。図7は、ロータハウジング26のC−C断面図である。
図5,6に示すように、ロータハウジング26は、例えば、インペラ30のハブ25のマグネット保持部に設けられている。ロータハウジング26は、マグネット27を収容するために、例えば、有底の概略筒状に形成されている。ロータハウジング26は、外周部261、マグネット保持部262、円盤部263、内面264、斜辺部265、及び、シャフト接続部266を備えている。
ロータハウジング26の材質は、例えば、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)などの樹脂である。ロータハウジング26は、樹脂製であることにより、マグネット保持部262を有するような複雑な形状をより簡易に実現することができる。
外周部261は、ハブ25の内面に対応して、例えば軸線xを中心とした円筒状または略円筒状に形成されている。外周部261は、ロータハウジング26の上側aに設けられている円盤部263の内面から軸線x方向に延伸されている。円盤部263は、ロータハウジング26の上側aにおいて、軸線xを中心とした円盤状に形成されている。外周部261と円盤部263との間には、軸線xを中心とした錐環状の斜辺部265が形成されている。また、円盤部263は、軸線xに相当する位置を中心として、ロータハウジング26をシャフト23に取り付けるための孔であるシャフト接続部266が設けられている。なお、ロータハウジング26は、斜辺部265が形成されていなくてもよい。
マグネット保持部262は、図5,7に示すように、外周部261の内周側dに設けられている。マグネット保持部262は、例えば軸線xを中心とした環状に形成されている。マグネット保持部262は、ロータハウジング26の上側aに設けられている斜辺部265の内面から軸線x方向に延伸されている。マグネット保持部262は、前記外周部よりも前記軸線方向の長さが短い。なお、マグネット保持部262は、環状のような周方向に連続した形状に限定されず、例えば、外周部261の内周側dに周方向に配置される軸線x方向下側bに突出した凸部であってもよい。
図3に示すように、マグネット保持部262の外面267は、マグネット27を保持することができるように、外周部261の内面264との径方向の距離が、マグネット27の径方向の寸法、つまりマグネット27の厚さよりもわずかに大きい。マグネット27は、ロータハウジング26の外周部261の内面264とマグネット保持部262の外面267との間に形成される溝状の凹部268に保持される。
以上のように形成されていることにより、マグネット保持部262は、マグネット27を保持することができる。また、マグネット保持部262は、フェライトラバーマグネットを固定することで、固定力が向上するため、モータ1が高速回転する際の遠心力によりマグネット27が飛散するのを防ぐことができる。
ここで、マグネット保持部262は、軸線x方向の長さが、マグネット27の軸線x方向の長さL1とステータ24の外周側dの部位であるステータ外周部244の軸線x方向長さL2との差よりも短い。また、ステータ24のステータ外周部244とマグネット保持部262の下側bの端部とが軸線x方向において対向している。マグネット保持部262の長さは、長さL1と長さL2との差よりも長い場合、ステータ外周部244と接触しないように、ステータ24のステータ外周部244とマグネット保持部262の下側bの端部とが軸線x方向において対向しないように構成する必要がある。つまり、マグネット保持部262の長さは、長さL1とL2との差よりも短くすることにより、ステータ24のステータ外周部244とマグネット保持部262の下側bの端部とが軸線x方向において対向させてロータハウジング26が取り付けられているハブ25、ひいてはモータ1全体の構成を小型化することができる。
従って、ロータハウジング26にマグネット保持部262が設けられているモータ1によれば、装置の大型化を招くことなく、より適切にマグネット27をロータハウジング26に固定する力を大きくすることができるため、マグネット27の固定構造を改善することができる。
その他、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明のモータを適宜改変することができる。かかる改変によってもなお本発明の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、モータ1において、ロータハウジング26は、上述のようにハブ25と別体で形成されているものに限定されず、ハブ25と一体で形成してもよい。
1…モータ、21…軸受ハウジング、22A…軸受、22B…軸受、23…シャフト、24…ステータ、25…ハブ、26…ロータハウジング、27…マグネット、28…羽根、29…基板、30…インペラ、40…ケーシング、241…ステータコア、242…コイル、244…ステータ外周部、261…外周部、262…マグネット保持部、263…円盤部、264…内面、265…斜辺部、266…シャフト接続部、267…外面、268…凹部
Claims (6)
- シャフトと、
前記シャフトに保持されるロータハウジングと、
前記シャフトに設けられ、前記ロータハウジングの内側に設けられるステータと、
前記ロータハウジングに保持されるマグネットと、
を備え、
前記ロータハウジングは、外周部と、前記外周部に対して前記シャフト側に設けられているマグネット保持部とを有し、
径方向において、前記マグネットは、前記外周部と前記マグネット保持部との間に保持される、
モータ。 - 前記ロータハウジングは、径方向に延在した円盤部を有し、
前記外周部及び前記マグネット保持部は、それぞれ前記円盤部から前記シャフトの長手方向に延在しており、
前記シャフトの長手方向において、前記マグネット保持部は、前記外周部よりも短い、
請求項1に記載のモータ。 - 径方向において、前記マグネットは、前記外周部の内面と、前記マグネット保持部の外面との間に保持される、
請求項1または2に記載のモータ。 - 前記シャフトの長手方向において、前記マグネット保持部は、前記マグネットの長さと前記ステータの長さの差よりも短い、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータ。 - 前記シャフトの長手方向において、前記ステータと前記マグネット保持部とが対向している、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータ。 - 前記ロータハウジングは、樹脂で形成されている、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020095510A JP2021191132A (ja) | 2020-06-01 | 2020-06-01 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020095510A JP2021191132A (ja) | 2020-06-01 | 2020-06-01 | モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021191132A true JP2021191132A (ja) | 2021-12-13 |
Family
ID=78848674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020095510A Pending JP2021191132A (ja) | 2020-06-01 | 2020-06-01 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021191132A (ja) |
-
2020
- 2020-06-01 JP JP2020095510A patent/JP2021191132A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20140205476A1 (en) | Electric fan | |
US8568110B2 (en) | Blower fan and method of manufacturing the same | |
US10630132B2 (en) | Rotor and motor having the same | |
US10177632B2 (en) | Brushless motor | |
US20150093271A1 (en) | Brushless motor and fan using the motor | |
JP7293680B2 (ja) | モータおよび送風装置 | |
US20140134012A1 (en) | Impeller and electric blower having the same | |
JP2020141557A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2015232276A (ja) | 電動送風機および電気掃除機 | |
US20180291914A1 (en) | Fan motor | |
US8629593B2 (en) | Spindle motor with sleeve holder including cylindrical part, seating part, and coupling part | |
US11901798B2 (en) | Fan motor | |
US10958139B2 (en) | Sensor magnet assembly and motor | |
JP2021191132A (ja) | モータ | |
JP3126341B2 (ja) | 軸流ファンの回転子 | |
KR101009205B1 (ko) | 브러시리스 직류모터 | |
US10541571B2 (en) | Motor | |
US20060273677A1 (en) | Rotor for motor | |
JP6816546B2 (ja) | モータおよびモータの製造方法 | |
WO2024029185A1 (ja) | モータ | |
JP2003324891A (ja) | モータ | |
KR101494138B1 (ko) | 전동 송풍기 | |
US20230170775A1 (en) | Motor attaching structure and motor attaching method | |
JP2000345993A (ja) | 送風機 | |
US11022137B2 (en) | Fan device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20210817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211216 |