JP3958316B2 - 携帯端末装置 - Google Patents
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Description
特に本発明は、たとえば、着信を音では報知しないモードや携帯通信用電波を送受信しないモードなどを備えた携帯電話装置と、放送受信手段とを備えた携帯端末装置に関する。
電車の中では着信音や通話によって周りの人に迷惑をかけることがないように、音が鳴らないマナーモードに設定した上で、通話をしないように車掌などから頻繁に呼びかけられている。
また、携帯電話装置や通信機能を持つパーソナルコンピュータなどの携帯通信機器などの携帯端末装置が外部に発する電波が、携帯端末装置の周囲に位置する心臓ペースメーカや、医療機器、補聴器などの電子機器の動作に悪影響することを配慮して、車内、特に、老人や身体不自由な人が座る電車の優先席付近では携帯電話装置の電源を切ることも求められている。
また、携帯電話通信用の電波を送受信しないが、ゲームやメール作成などを実行することができるモードを備えた携帯電話装置も知られており、そのようなモードは、電波オフモード、パーソナルモード、セルフモードなどと呼ばれている。
キー操作無効の設定中は携帯端末装置の外に露出しているキーが押されても、携帯端末装置はそのようなキー操作を無視する。そのようなキー操作無効を解除する方法としては、携帯端末装置から露出していないキーを操作するか、または携帯端末装置から露出しているキーを所定の手順で操作する。
前記制御手段は、前記時間帯指定時間により指定した時間帯においてのみ、前記受信手段が受信したデジタル放送を視聴する際、前記検出手段が検出した前記インターフェースの接続状態に基づいて当該携帯端末装置の動作モードを所定のモードに変更する。
本発明において放送受信手段とは、たとえば、ラジオ放送またはテレビジョン放送を受信し、オーディオ信号やビデオ信号などを視聴可能にする手段である。放送方式はアナログ放送の他、地上デジタル放送や、人工衛星を利用した衛星放送でもよい。また本発明における放送受信手段としては、携帯通信用の電波を使わずに近距離無線によって放送情報を受信したり、有線の通信路から放送情報を受信し視聴可能にする手段であってもよい。
本発明においてインターフェースとは、たとえば、コネクタのような、プラグとレセプタクルとを総合したものを意味する。すなわち、携帯端末装置のレセプタクルと、携帯端末装置の付属装置として、このレセプタクルに着脱自在に装着する着脱可能な部品と携帯端末装置内の構成要素を結合するもので、たとえば、デジタル放送用外部アンテナや、イヤホンマイクや、着脱型外部アンテナのコネクタを利用することができる。本発明におけるインターフェースの例示としてのコネクタの一部の1例としての外部ラジオ電波受信用アンテナとしては、棒状のものやワイヤー状のものの他、様々な形状のアンテナがあり、アンテナと携帯端末装置とを電気的に接続するためのコネクタを利用することができる。
本発明において検出手段とは、機械的または電気的、あるいは、両者の組み合わせにより、たとえば、インターフェースの例としてコネクタのプラグがレセプタクルに装着されたか否か、好ましくは、コネクタのプラグがレセプタクルに装着されて携帯端末装置内の所望の部分に電気的に接続されたか否かを検出する。機械的に検出する場合は、インターフェースの例としてのコネクタの結合状態とは、プラグのレセプタクルとの結合の有無、結合の位置や姿勢を利用することができる。
本発明において制御手段とは、検出手段が、たとえば、コネクタのプラグがレセプタクルに装着されたか否かを検出した状態に応じて当該携帯端末装置の動作モードを設定するものであり、動作モードとしては、たとえば、通常動作モードの他、上述した電波オフモード、パーソナルモード、セルフモード、マナーモードなどのモードがある。
本発明において時間帯設定手段とは、開始時刻と終了時刻を設定する手段で、ソフトウエアによるメニューによる他、電子番組ガイドによってその番組の時間帯を設定する手段であってもよい。
以下、本発明の携帯端末装置の実施の形態を添付図面を参照して述べる。
図1〜図3を参照して、本発明の携帯端末装置の第1実施の形態を述べる。
図1は本発明の携帯端末装置の第1実施の形態を示すブロック図である。図2は第1実施の形態の携帯端末装置の外観を示す図である。図3は本実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
本発明の携帯端末装置の第1実施の形態は、放送受信手段としてラジオ受信手段を有する他、一般的な、携帯電話機の機能を有する。以下、携帯端末装置における携帯電話機能のことを示す場合、携帯電話機または携帯電話機能という。
図1において携帯端末装置1は、本発明の放送受信手段の1例としての、ラジオ受信部として機能する、放送無線部10と、放送ベースバンド部11と、内部ラジオ電波受信用アンテナ12と、イヤホン25と、オーディオインターフェイス回路(I/F)26とを有する。携帯端末装置1はさらに、本発明のインターフェースの例示としてのコネクタに接続される付属装置の1例としての外部ラジオ電波受信用アンテナ13を有する。
他方、外部ラジオ電波受信用アンテナ13は携帯端末装置1のケース61の外部に位置し、先端に設けられているプラグ41をレセプタクル40に装着することにより放送無線部10に接続可能なラジオ電波受信用アンテナである。
放送ベースバンド部11は放送無線部10から入力されたベースバンド信号を復号してオーディオ信号およびデータ情報を生成する。
放送ベースバンド部11が生成したデータ情報はバスを通じて、コンピュータのCPU33で処理され、液晶表示器(LCD)27に表示することもできる。
これらコンピュータシステムと、LCD27も放送受信手段の一部を構成している。なお、これらは、後述する携帯電話機の一部も構成している。
携帯端末装置1は、携帯電話機として機能する、携帯電話用無線送受信用アンテナ51と、電話無線部20と、電話ベースバンド部21と、イヤースピーカ22と、マイクロフォン23と、拡声スピーカ24と、オーディオI/F回路26と、LCD27と、LCDコントローラ28と、バイブレータ29と、ドライバ30と、発光ダイオード(LED)31と、キー32とを有する。
携帯端末装置1はさらに、CPU33と、時計34と、RAM35と、ROM36と、フラシュメモリ37とを含む。
電話無線部20は、携帯電話用無線送受信用アンテナ51で受信したRF信号を処理して基地局と通信する、一方ベースバンド信号を電話ベースバンド部21と通信する。無線電話用のベースバンド信号は電話ベースバンド部21で復号されて制御情報や音声データが取り出される。音声データはD/A変換された後、オーディオI/F回路26へ送られる。オーディオI/F回路26において、増幅されてイヤースピーカ22、拡声スピーカ24、イヤホン25の何れかを選択して出力される。
他方、マイクロフォン23で収音した音声信号はオーディオI/F回路26で増幅され、電話ベースバンド部21へ送られ、A/D変換した後、符号化され、さらに変調されて電話無線部20から携帯電話用無線送受信用アンテナ51を経由して基地局へ無線送信される。
相手側電話装置と電話回線が確立されると、マイクロフォン23を介して音声がオーディオI/F回路26、電話ベースバンド部21、電話無線部20およびアンテナ51を介して基地局を中継して相手側電話装置に送出され、他方、相手側電話装置などからの音声がアンテナ51、電話無線部20、電話ベースバンド部21、オーディオI/F回路26を経由して、イヤースピーカ22または拡声スピーカ24から聞くことが出来る。
オーディオ信号はオーディオI/F回路26に送られ、増幅されてイヤースピーカ22、拡声スピーカ24、イヤホン25の何れかを選択して出力される。
オーディオI/F回路26はアナログ信号の増幅、音声パスの制御、A/D変換、D/A変換、可変ボリューム、ゲインレベル調整などの機能を持ったLSIである。
CPU33はまた、複数の周辺機器インターフェース回路を内蔵しており、これらを通じてオーディオI/F回路26、電話ベースバンド部21と通信してそれらの周辺機器インターフエース回路を制御する。また、CPU33はドライバ30を制御してバイブレータ29の動作を指示し、発光ダイオード(LED)31の点滅を制御し、キー32からの信号を検出して、キー操作イベントを生成する。
携帯端末装置1は図示しないバッテリからの給電により、上述した構成要素が動作する。
バッテリの消費電力を極力低減するため、および、誤動作を防止する観点から、本実施の形態では、たとえば、発着信を停止させるため携帯電話機を動作させない場合は、携帯電話機を構成する部分にはバッテリから給電を行わないように、バッテリからの給電系統が構成されている。また、電波オフモードにすると、バッテリからの給電を停止する。逆に放送受信手段を動作させない場合は、放送受信手段を構成する部分には給電を行わないように、バッテリからの給電系統が構成されている。実際は、バッテリと各部分との間にスイッチを設けて、スイッチをオン/オフにすることにより、バッテリから給電したり、バッテリからの給電を停止する。これらスイッチのオン/オフ制御をCPU33で行う。したがって、常時動作し、そのような給電制御を行うCPU33、時計34、RAM35、ROM36、フラシュメモリ37などには、バッテリから給電が常時行われる。
また、携帯電話機能を遂行する部分と放送受信手段に共通して使用される部分、たとえば、オーディオI/F回路26などにも、常時、バッテリから給電が行われる。
他方、携帯端末装置1全体として、電源オフ状態、または、電源オン状態にすることもできる。
携帯電話機の電源がオンの状態で、マナーキー32bを押下すれば、制御手段として機能するCPU33が動作して、たとえば、フラシュメモリ37から、マナーモードの設定メニューを呼び出すことができ、放送受信キー32cを押下すれば、CPU33が動作して放送受信手段を起動する。
キー32の何れかを押下すると、CPU33のキーコントロール機能により割り込み信号が発生し、ROM36に格納されていてCPU33で動作するキードライバ駆動プログラムが割り込みを処理してOSなどのソフトウエアがキー押下の通知を受け取る。
同様に、キー32の何れかを解放した場合も割り込み信号が発生し、CPU33が動作して、ROM36に格納されている該当するプログラムがキー解放の通知を受け取る。
CPU33で動作する計時プログラムは、時計34の時間を参照して、キー押下からキー解放までの時間を計ることにより、長押しか短押しかを判定する。
外部ラジオ電波受信用アンテナ13のコネクタのプラグ41がレセプタクル40に差し込まれると図1に示したコネクタ検出部14の電気接点が開き、CPU33がコネクタ検出部14の電気接点の開状態から、レセプタクル40へのプラグ41の結合(接続)が行われたことを検出できる。逆の場合は、外部アンテナのコネクタのプラグ41がレセプタクル40に装着されていないことを検出することができる。このように、CPU33とコネクタ検出部14とが協動して、本発明の検出手段として機能する。
つまり、コネクタ検出部14の電気接点の状態が変化すると、たとえば、CPU33へ割り込みが発生し、CPU33が状態が変化した際に所定のプログラムを実行することができる。
ステップ1(S1)、ユーザが放送受信キー32cを押下して放送受信の開始を指示する。
ステップ2(S2)、CPU33がコネクタ検出部14の電気接点を調べて、外部ラジオ電波受信用アンテナ13のコネクタのプラグ41がレセプタクル40に装着されているかどうかを判定する。
なお、マナーモードとはスピーカ24などを用いて報知する着信音やアラーム音が周囲に迷惑をかけないように規制するモードである。また、電波モードとは携帯電話通信用の無線部による発着信処理を行わせないように規制するモードである。
ステップ4(S4)、CPU33は放送受信手段を起動する。すなわち、CPU33は放送無線部10、放送ベースバンド部11、オーディオI/F回路26にバッテリから給電させて動作可能状態にする。その結果、外部ラジオ電波受信用アンテナ13で受信したラジオ放送内容が、たとえば、イヤホン25から音として出力される。
図4〜図6を参照して本発明の携帯端末装置の第2実施の形態を述べる。
第2実施の形態は、第1実施の形態に時間帯指定手段を付加した。さらに、第1実施の形態の外部ラジオ電波受信用アンテナ13に代えて、イヤホンアンテナ用コネクタのレセプタクル42、イヤホンアンテナのコネクタのプラグ43、ホール44およびピン45を用いることが第1実施の形態とは異なる。
なお、携帯端末装置1の構成は、図1を参照して述べたものと同様である。
図4においては、第1実施の形態における外部ラジオ電波受信用アンテナ13とイヤホン25とを同一ケーブルに収納したイヤホンアンテナ15を採用している。プラグ43とそのレセプタクル42は、イヤホンアンテナ15を携帯端末装置に接続する。さらにコネクタはピン45とホール44a、44b(総称してホール44とする)を備えている。ピン45はプラグ43に平行して設けてある。
イヤホンアンテナ15のレセプタクル42に隣接してホール44a、44bが設けてある。ピン45はホール44a、44bのいずれかと結合する。
たとえば、イヤホンアンテナ15のピン45がホール44bに挿入されると、ホール44b内部のコネクタ検出部14の接点が開く。CPU33はコネクタ検出部14の電気設定の開閉状態を調べることにより、コネクタの装着の有無を調べることができる。またコネクタ検出部14からCPU33へ割り込みが発生し、ピン45が装着されたことを認識することもできる。
このようにして携帯端末装置1のユーザは、イヤホンアンテナ15のプラグ43の装着時に取り付け角度を、ホール44aかホール44bかに変えることによって携帯端末装置のモード設定動作を選択することができる。
たとえば、ピン45とホール44a、またはピン45と44bが電気接点を構成してもよい。
または静電容量や光や電磁波を利用したセンサーを用いて、ピン45とホール44との接続状態(装着状態)を検出するように構成してもよい。
本発明の実施に際しては、これらさまざまなコネクタとセンサー手段を用いて実施することが可能である。
第2実施形態の携帯端末装置は時間帯指定手段を備えるが、この時間帯指定手段は、操作キー32e、CPU33、時計34、RAM35、ROM36、フラシュメモリ37と、ROM36で構成され、CPU33で動作するプログラムによってその機能が遂行される。
図6のフローチャートを参照して動作を述べる。
なお、一度、ステップ6において時間帯を設定した後は、変更が無い限りステップ6の処理を再実行する必要はない。
すなわち、ピン45とホール44aが結合していれば、ステップ5に進み、他方、ピン45とホール44bが結合していれば、ステップ3に進む。
ステップ4(S4)、CPU33は、放送受信手段を起動する。すなわち、CPU33は放送無線部10、放送ベースバンド部11、オーディオI/F回路26を起動して、受信したラジオ方法の音声信号をイヤホン25、拡声スピーカ24などから出力する。
たとえば、上述したステップ2の処理に関して、無線式イヤホンから携帯端末装置に対してアクセスがあった場合、その信号を本発明のモード変更処理のトリガーにすることもできるし、アクセスがあって無線式イヤホンが使用可能になった場合にモード変更処理のトリガーとしてもよい。また、実際に放送受信手段を起動する旨の信号を無線式イヤホンから受信した場合にモード変更処理のトリガーとすることもできる。
つまり、本発明においては、無線式のインターフェースにおける接続状態、換言すれば、無線式イヤホンを使用可能な付属装置として識別している状態、に応じて所望のモード変更処理を行うことができる。
また、無線式イヤホンを用いる際に、携帯端末装置に無線式のイヤホン用のアダプタに装着する必要がある場合には、このアダプタの装着が上記実施の形態におけるコネクタ装着と同様に扱われ、上記実施の形態におけるモード変更処理の判断の1つとしてもよい。
本実施の形態の携帯端末装置1には、映像を表示可能なLCD27、オーディオ信号を出力可能な拡声スピーカ24などを備えているため、テレビジョン放送信号を受信して復調などを行うアンテナ、復調回路などを、たとえば、上述した内部ラジオ電波受信用アンテナ12、放送無線部10、放送ベースバンド部11に代えることにより、テレビジョン放送を再生できる。
また、外部ラジオ電波受信用アンテナ13に代えて、テレビジョン放送電波を受信可能なアンテナを用いる。
10…放送無線部、11…放送ベースバンド部、12…内部アンテナ
13…外部アンテナ、14…コネクタ検出部、15…イヤホンアンテナ
20…電話無線部、21…電話ベースバンド部、22…イヤースピーカ
23…マイクロフォン、24…拡声スピーカ、25…イヤホン
26…オーディオインターフェイス回路
27…液晶表示器(LCD)、28…LCDコントローラ
29…バイブレータ、30…バイブレータドライバ
31…発光ダイオード(LED)
32…キー
32a…電源入りキー、32b…マナーキー
32c…放送受信キー、32d…上下左右キー
32e…操作キー
33…CPU、34…時計、35…RAM、36…ROM
37…フラシュメモリ
40…外部アンテナ用コネクタのレセプタクル
41…外部アンテナのコネクタのプラグ
42…イヤホンアンテナ用コネクタのレセプタクル
43…イヤホンアンテナのコネクタのプラグ
44a、44b…ホール、45…ピン
51…携帯電話用無線送受信用アンテナ、61…ケース(筐体)
Claims (4)
- デジタル放送を受信する受信手段と、
付属装置を接続するインターフェースと、
該インターフェースの接続状態を検出する検出手段と、
前記受信手段が受信したデジタル放送を視聴する際、前記検出手段が検出した前記インターフェースの接続状態に基づいて携帯端末装置の動作モードを所定モードに変更する制御手段と、
時間帯を指定する時間帯指定手段を備え、
前記制御手段は、前記時間帯指定時間により指定した時間帯においてのみ、前記受信手段が受信したデジタル放送を視聴する際、前記検出手段が検出した前記インターフェースの接続状態に基づいて当該携帯端末装置の動作モードを所定のモードに変更する、
携帯端末装置。 - 前記付属装置は、デジタル放送用外部アンテナである、
請求項1に記載の携帯端末装置。 - 携帯電話通信用の無線手段を備え、
前記制御手段は、前記所定のモードとして前記無線手段による発着信処理を行わせないモードに変更する、
請求項1に記載の携帯端末装置。 - 少なくとも着信を音で報知する報知手段を備え、
前記制御手段は、前記所定のモードとして前記報知手段による着信音を報知させないモードに変更する、
請求項1に記載の携帯端末装置。
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