JP3956532B2 - 食器洗い乾燥機 - Google Patents
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- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭用の食器洗い乾燥機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の食器洗い乾燥機には、運転中の洗浄槽を監視できる構成のものもあるが、それらは、単に洗浄槽の開口部蓋に透明性の部材（プラスチックやカラス製）をはめ込んだものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の食器洗い乾燥機では、洗浄槽内部の状態が観察出来るようになっているものに関して、洗浄槽の開口部蓋に透明性の部材をはめ込んだだけの構成なので常に洗浄槽内の状態を観察できるものであった。しかし、最近はＬＤＫの家庭が多く、食器洗い乾燥機もよく見えるところに置かれていることが多く、リビングやダイニングから食器洗い乾燥機中の汚れた食器が見えてしまい、特に食事中の時などは余り気分の良いものではない。
【０００４】
しかしながら、食器洗い乾燥機運転中の食器の汚れ落ち具合を確認し、運転の延長等の必要性や、次回からの食器洗い乾燥機運転条件設定の目安とする事も出来、槽内をいつでも観察できるようにしたいという要望も多い。
【０００５】
本発明は上述したような相反する課題を解決し、食器洗い乾燥機の運転中いつでも好きなときに洗浄槽内部の状態（食器の汚れ落ち具合等）を観察できるが、通常、洗浄槽内は見えないようにしたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の食器洗い乾燥機は、被洗浄物を収納する食器かごを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽の開口部を閉じる蓋とを備え、前記蓋の一部又は全部を液晶パネルで構成し、前記液晶パネルへの電力の供給を制御する制御手段により、前記洗浄槽内を透視と非透視状態に構成するとともに、前 記制御手段により、洗浄槽内を透視できる状態の間は食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの運転を一時停止するようにしたものであり、洗浄槽内を透視過と非透視状態にする事が出来、この液晶パネルで光の透視状態を制御することで、洗浄槽内の食器の洗浄状態を外部から見えたり、あるいは見えなくしたりする事が出来るものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するため、請求項１項記載の発明は、被洗浄物を収納する食器かごを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽の開口部を閉じる蓋とを備え、前記蓋の一部又は全部を液晶パネルで構成し、前記液晶パネルへの電力の供給を制御する制御手段により、前記洗浄槽内を透視と非透視状態に構成するとともに、前記制御手段により、洗浄槽内を透視できる状態の間は食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの運転を一時停止するようにしたことにより、いつでも見たいときに洗浄槽内の食器の洗浄状態を外部から見たり、あるいは見えなくしたりすることができ、洗浄時に洗浄ポンプの運転を一時停止して洗浄槽内の状態を観察することができる。
【０００８】
また、請求項２記載の発明は、液晶パネルの透視状態と連動して発光するライトを洗浄槽内に配したことにより、洗浄槽内の状態をより鮮明に観察することができる。
【０００９】
また、請求項３記載の発明は、液晶パネルにタッチスイッチを設け、前記液晶パネルへタッチすることにより洗浄槽内を透過状態になるようにしたことにより、別のスイッチを操作パネル等に設ける必要もなく、操作性を向上させることができる。
【００１０】
また、請求項４記載の発明は、液晶パネルは食器洗い運転終了後及び運転停止時は、透視状態となるようにしたことにより、運転終了の確認、運転終了時の食器の洗浄状態、運転停止時の洗浄槽内に残っている食器の量や種類等の確認を、その都度食器洗い乾燥機の蓋を開けなくても確認することができる。
【００１１】
また、請求項５記載の発明は、液晶パネルは食器洗い乾燥機が進行中の各洗浄工程の状態を液晶パネルで表示する制御手段を有することにより、食器洗い乾燥機の操作パネル部での表示を行う必要なく、操作パネルの簡略化が可能になると共に、大きな表示面積で表示できるため、遠くからでも表示がわかりやすくなる。
【００１２】
また、請求項６記載の発明は、液晶パネルの表面は撥水性のコーティングをしたことにより、汚れの付着を防止し、いつも洗浄槽内部を明瞭に観察することができる。
【００１３】
【実施例】
以下、この本発明の実施例について、図面を参照して説明する。図１において、１は洗浄槽、２は食器、調理道具等の被洗浄物を収納する食器かご、３は洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、４は洗浄水を加熱するヒータ、５は洗浄水を噴射する噴射口を有する洗浄ノズルであり、６は洗浄水を機外に排出する排水ポンプである。７は洗浄ポンプ３やヒータ４等の運転を制御する制御装置である。また、８は水道管等より水を洗浄槽１内に給水するための給水装置である。
【００１４】
また、９は食器等を出し入れする時、開閉可能な蓋で、蓋９には液晶パネル１０がはめ込まれており、制御装置７より電力が供給されるようになっている。また、洗浄槽１内には槽内を明るく照らすランプ１１が設けられている。
【００１５】
次に、動作を説明する。食器の洗浄を行う場合には、蓋９を開き、食器を洗浄槽１の食器かご２に収納し、洗剤を投入して運転を開始する。運転が開始されると、まず、所定量の洗浄水を洗浄槽１に供給する給水工程が実行される。続いて、洗浄ポンプ３によって加圧され且つヒータ４によって加熱された洗浄水が洗剤と共に洗浄ノズル５の噴射口から噴射される本洗浄工程が行われる。このように洗浄ノズル５から噴射された洗浄水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器は洗浄されるものである。
【００１６】
所定時間の本洗工程を経ると、次に食器等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ６によって機外に排出する排水工程に入る。引き続いて、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜（食器に付着した汚れを残菜ともいう）で汚れた食器をすすぐためにすすぎ水を洗浄ノズル５から噴射するすすぎ工程と、前記排水工程とが連続して数回繰り返されて、洗浄工程を終了する。
【００１７】
なお、制御装置７は、洗浄ポンプ３、ヒータ４、排水ポンプ６、液晶パネル１０等を制御するものである。そして、食器洗い乾燥機の蓋９に設置された液晶パネル１０は、制御装置７により光を透過させたり、非透過状態にしたりする事が出来、例えば食器洗い乾燥機の操作パネル（図示せず）に設けたスイッチの操作によって液晶パネル１０を透視状態とし、いつでも洗浄槽内１を観察することが出来る。
【００１８】
また、洗浄槽１内に設けたランプ１１をこの液晶パネル１０の透視状態操作と連動して点灯するようになっており、洗浄槽１の槽内の隅々まで明瞭に観察できる様になっている。
【００１９】
また、この液晶パネル１０の透視状態操作を行ない、その時点で洗浄ポンプが運転状態であったときは、その運転を１定時間停止する様に制御装置７が働き、洗浄ノズル５からの噴射水によって洗浄槽１の槽内が観察しにくくなるのを防止している。
【００２０】
また、この液晶パネル１１のパネル面に指が触れると電気信号が発生するタッチスイッチを組み込み、この信号により液晶パネル１０を透視状態にする様に制御装置７が働き、洗浄槽１の槽内を観察できるようになる。
【００２１】
また、図２、３では、食器洗い乾燥機の運転時と停止時の外観状態を図示している。図２で食器洗い乾燥機が運転状態の時は、蓋９の液晶パネル１０には現在進行中の洗浄工程が表示されている。また、運転停止時は、図３に示すように液晶パネル１０が透視状態となっており、洗浄槽１内の状態が観察できるようになっている。この場合、運転が終わると自動的に液晶パネル１０が透過状態になる様に制御することも可能である。
【００２２】
さらにまた、液晶パネル１０の洗浄槽１内側及び外側の面に撥水性の透明なコーティングを施すことにより、内面に洗浄水がかかっても水をはじくため内部が見えにくくなるのを防止できると共に、汚れの付着が少なくなり、また、万一付着した汚れも簡単に掃除出来るものである。
【００２３】
【発明の効果】
請求項１項記載の発明によれば、被洗浄物を収納する食器かごを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽の開口部を閉じる蓋とを備え、前記蓋の一部又は全部を液晶パネルで構成し、前記液晶パネルへの電力の供給を制御する制御手段により、前記洗浄槽内を透視と非透視状態に構成するとともに、前記制御手段により、洗浄槽内を透視できる状態の間は食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの運転を一時停止するようにしたから、運転中の食器の汚れ落ち具合を確認し、運転の延長等の必要性や、次回からの運転条件設定の目安とすることができる。また、来客時など汚れの付着した食器が中に入っているのを見えないようにすることができる。
【００２４】
また、請求項２記載の発明によれば、液晶パネルの透視状態と連動して発光するライトを洗浄槽内に配したから、洗浄槽内の状態をより鮮明に観察することができる。
【００２５】
また、請求項３記載の発明によれば、液晶パネルにタッチスイッチを設け、前記液晶パネルへタッチすることにより洗浄槽内を透過状態になるようにしたから、別のスイッチを操作パネル等に設ける必要もなく、操作性を向上させることができる。
【００２６】
また、請求項４記載の発明によれば、液晶パネルは食器洗い運転終了後及び運転停止時は、透視状態となるようにしたから、運転終了の確認、運転終了時の食器の洗浄状態、運転停止時の洗浄槽内に残っている食器の量や種類等の確認を、その都度食器洗い乾燥機の蓋を開けなくても確認することができる。
【００２７】
また、請求項５記載の発明によれば、液晶パネルは食器洗い乾燥機が進行中の各洗浄工程の状態を液晶パネルで表示する制御手段を有するから、操作パネル部での表示が必要なく、操作パネルの簡略化が可能になると共に、大きな表示面積で表示できるため、遠くからでも表示がわかりやすくなる。
【００２８】
また、請求項６記載の発明によれば、液晶パネルの表面は撥水性のコーティングをしたから、洗浄槽内面に洗浄水がかかっても水をはじくため内部が見えにくくなるのを防止できると共に、汚れの付着が少なくなり、また、万一付着した汚れも簡単に掃除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例における食器洗い乾燥機の要部断面図
【図２】 本発明の実施例における食器洗い乾燥機運転時の外観斜視図
【図３】 本発明の実施例における食器洗い乾燥機停止時の外観斜視図
【符号の説明】
１ 洗浄槽
３ 洗浄ポンプ
５ 洗浄ノズル
７ 制御装置
９ 蓋
１０ 液晶パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭用の食器洗い乾燥機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の食器洗い乾燥機には、運転中の洗浄槽を監視できる構成のものもあるが、それらは、単に洗浄槽の開口部蓋に透明性の部材（プラスチックやカラス製）をはめ込んだものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来の食器洗い乾燥機では、洗浄槽内部の状態が観察出来るようになっているものに関して、洗浄槽の開口部蓋に透明性の部材をはめ込んだだけの構成なので常に洗浄槽内の状態を観察できるものであった。しかし、最近はＬＤＫの家庭が多く、食器洗い乾燥機もよく見えるところに置かれていることが多く、リビングやダイニングから食器洗い乾燥機中の汚れた食器が見えてしまい、特に食事中の時などは余り気分の良いものではない。
【０００４】
しかしながら、食器洗い乾燥機運転中の食器の汚れ落ち具合を確認し、運転の延長等の必要性や、次回からの食器洗い乾燥機運転条件設定の目安とする事も出来、槽内をいつでも観察できるようにしたいという要望も多い。
【０００５】
本発明は上述したような相反する課題を解決し、食器洗い乾燥機の運転中いつでも好きなときに洗浄槽内部の状態（食器の汚れ落ち具合等）を観察できるが、通常、洗浄槽内は見えないようにしたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の食器洗い乾燥機は、被洗浄物を収納する食器かごを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽の開口部を閉じる蓋とを備え、前記蓋の一部又は全部を液晶パネルで構成し、前記液晶パネルへの電力の供給を制御する制御手段により、前記洗浄槽内を透視と非透視状態に構成するとともに、前 記制御手段により、洗浄槽内を透視できる状態の間は食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの運転を一時停止するようにしたものであり、洗浄槽内を透視過と非透視状態にする事が出来、この液晶パネルで光の透視状態を制御することで、洗浄槽内の食器の洗浄状態を外部から見えたり、あるいは見えなくしたりする事が出来るものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するため、請求項１項記載の発明は、被洗浄物を収納する食器かごを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽の開口部を閉じる蓋とを備え、前記蓋の一部又は全部を液晶パネルで構成し、前記液晶パネルへの電力の供給を制御する制御手段により、前記洗浄槽内を透視と非透視状態に構成するとともに、前記制御手段により、洗浄槽内を透視できる状態の間は食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの運転を一時停止するようにしたことにより、いつでも見たいときに洗浄槽内の食器の洗浄状態を外部から見たり、あるいは見えなくしたりすることができ、洗浄時に洗浄ポンプの運転を一時停止して洗浄槽内の状態を観察することができる。
【０００８】
また、請求項２記載の発明は、液晶パネルの透視状態と連動して発光するライトを洗浄槽内に配したことにより、洗浄槽内の状態をより鮮明に観察することができる。
【０００９】
また、請求項３記載の発明は、液晶パネルにタッチスイッチを設け、前記液晶パネルへタッチすることにより洗浄槽内を透過状態になるようにしたことにより、別のスイッチを操作パネル等に設ける必要もなく、操作性を向上させることができる。
【００１０】
また、請求項４記載の発明は、液晶パネルは食器洗い運転終了後及び運転停止時は、透視状態となるようにしたことにより、運転終了の確認、運転終了時の食器の洗浄状態、運転停止時の洗浄槽内に残っている食器の量や種類等の確認を、その都度食器洗い乾燥機の蓋を開けなくても確認することができる。
【００１１】
また、請求項５記載の発明は、液晶パネルは食器洗い乾燥機が進行中の各洗浄工程の状態を液晶パネルで表示する制御手段を有することにより、食器洗い乾燥機の操作パネル部での表示を行う必要なく、操作パネルの簡略化が可能になると共に、大きな表示面積で表示できるため、遠くからでも表示がわかりやすくなる。
【００１２】
また、請求項６記載の発明は、液晶パネルの表面は撥水性のコーティングをしたことにより、汚れの付着を防止し、いつも洗浄槽内部を明瞭に観察することができる。
【００１３】
【実施例】
以下、この本発明の実施例について、図面を参照して説明する。図１において、１は洗浄槽、２は食器、調理道具等の被洗浄物を収納する食器かご、３は洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、４は洗浄水を加熱するヒータ、５は洗浄水を噴射する噴射口を有する洗浄ノズルであり、６は洗浄水を機外に排出する排水ポンプである。７は洗浄ポンプ３やヒータ４等の運転を制御する制御装置である。また、８は水道管等より水を洗浄槽１内に給水するための給水装置である。
【００１４】
また、９は食器等を出し入れする時、開閉可能な蓋で、蓋９には液晶パネル１０がはめ込まれており、制御装置７より電力が供給されるようになっている。また、洗浄槽１内には槽内を明るく照らすランプ１１が設けられている。
【００１５】
次に、動作を説明する。食器の洗浄を行う場合には、蓋９を開き、食器を洗浄槽１の食器かご２に収納し、洗剤を投入して運転を開始する。運転が開始されると、まず、所定量の洗浄水を洗浄槽１に供給する給水工程が実行される。続いて、洗浄ポンプ３によって加圧され且つヒータ４によって加熱された洗浄水が洗剤と共に洗浄ノズル５の噴射口から噴射される本洗浄工程が行われる。このように洗浄ノズル５から噴射された洗浄水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器は洗浄されるものである。
【００１６】
所定時間の本洗工程を経ると、次に食器等から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ６によって機外に排出する排水工程に入る。引き続いて、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜（食器に付着した汚れを残菜ともいう）で汚れた食器をすすぐためにすすぎ水を洗浄ノズル５から噴射するすすぎ工程と、前記排水工程とが連続して数回繰り返されて、洗浄工程を終了する。
【００１７】
なお、制御装置７は、洗浄ポンプ３、ヒータ４、排水ポンプ６、液晶パネル１０等を制御するものである。そして、食器洗い乾燥機の蓋９に設置された液晶パネル１０は、制御装置７により光を透過させたり、非透過状態にしたりする事が出来、例えば食器洗い乾燥機の操作パネル（図示せず）に設けたスイッチの操作によって液晶パネル１０を透視状態とし、いつでも洗浄槽内１を観察することが出来る。
【００１８】
また、洗浄槽１内に設けたランプ１１をこの液晶パネル１０の透視状態操作と連動して点灯するようになっており、洗浄槽１の槽内の隅々まで明瞭に観察できる様になっている。
【００１９】
また、この液晶パネル１０の透視状態操作を行ない、その時点で洗浄ポンプが運転状態であったときは、その運転を１定時間停止する様に制御装置７が働き、洗浄ノズル５からの噴射水によって洗浄槽１の槽内が観察しにくくなるのを防止している。
【００２０】
また、この液晶パネル１１のパネル面に指が触れると電気信号が発生するタッチスイッチを組み込み、この信号により液晶パネル１０を透視状態にする様に制御装置７が働き、洗浄槽１の槽内を観察できるようになる。
【００２１】
また、図２、３では、食器洗い乾燥機の運転時と停止時の外観状態を図示している。図２で食器洗い乾燥機が運転状態の時は、蓋９の液晶パネル１０には現在進行中の洗浄工程が表示されている。また、運転停止時は、図３に示すように液晶パネル１０が透視状態となっており、洗浄槽１内の状態が観察できるようになっている。この場合、運転が終わると自動的に液晶パネル１０が透過状態になる様に制御することも可能である。
【００２２】
さらにまた、液晶パネル１０の洗浄槽１内側及び外側の面に撥水性の透明なコーティングを施すことにより、内面に洗浄水がかかっても水をはじくため内部が見えにくくなるのを防止できると共に、汚れの付着が少なくなり、また、万一付着した汚れも簡単に掃除出来るものである。
【００２３】
【発明の効果】
請求項１項記載の発明によれば、被洗浄物を収納する食器かごを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽の開口部を閉じる蓋とを備え、前記蓋の一部又は全部を液晶パネルで構成し、前記液晶パネルへの電力の供給を制御する制御手段により、前記洗浄槽内を透視と非透視状態に構成するとともに、前記制御手段により、洗浄槽内を透視できる状態の間は食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの運転を一時停止するようにしたから、運転中の食器の汚れ落ち具合を確認し、運転の延長等の必要性や、次回からの運転条件設定の目安とすることができる。また、来客時など汚れの付着した食器が中に入っているのを見えないようにすることができる。
【００２４】
また、請求項２記載の発明によれば、液晶パネルの透視状態と連動して発光するライトを洗浄槽内に配したから、洗浄槽内の状態をより鮮明に観察することができる。
【００２５】
また、請求項３記載の発明によれば、液晶パネルにタッチスイッチを設け、前記液晶パネルへタッチすることにより洗浄槽内を透過状態になるようにしたから、別のスイッチを操作パネル等に設ける必要もなく、操作性を向上させることができる。
【００２６】
また、請求項４記載の発明によれば、液晶パネルは食器洗い運転終了後及び運転停止時は、透視状態となるようにしたから、運転終了の確認、運転終了時の食器の洗浄状態、運転停止時の洗浄槽内に残っている食器の量や種類等の確認を、その都度食器洗い乾燥機の蓋を開けなくても確認することができる。
【００２７】
また、請求項５記載の発明によれば、液晶パネルは食器洗い乾燥機が進行中の各洗浄工程の状態を液晶パネルで表示する制御手段を有するから、操作パネル部での表示が必要なく、操作パネルの簡略化が可能になると共に、大きな表示面積で表示できるため、遠くからでも表示がわかりやすくなる。
【００２８】
また、請求項６記載の発明によれば、液晶パネルの表面は撥水性のコーティングをしたから、洗浄槽内面に洗浄水がかかっても水をはじくため内部が見えにくくなるのを防止できると共に、汚れの付着が少なくなり、また、万一付着した汚れも簡単に掃除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例における食器洗い乾燥機の要部断面図
【図２】 本発明の実施例における食器洗い乾燥機運転時の外観斜視図
【図３】 本発明の実施例における食器洗い乾燥機停止時の外観斜視図
【符号の説明】
１ 洗浄槽
３ 洗浄ポンプ
５ 洗浄ノズル
７ 制御装置
９ 蓋
１０ 液晶パネル
Claims (6)
- 被洗浄物を収納する食器かごを内装する洗浄槽と、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽の開口部を閉じる蓋とを備え、前記蓋の一部又は全部を液晶パネルで構成し、前記液晶パネルへの電力の供給を制御する制御手段により、前記洗浄槽内を透視と非透視状態に構成するとともに、前記制御手段により、洗浄槽内を透視できる状態の間は食器洗い乾燥機の洗浄ポンプの運転を一時停止するようにした食器洗い乾燥機。
- 液晶パネルの透視状態と連動して発光するライトを洗浄槽内に配した請求項１記載の食器洗い乾燥機。
- 液晶パネルにタッチスイッチを設け、前記液晶パネルへタッチすることにより洗浄槽内を透過状態になるようにした請求項１または２記載の食器洗い乾燥機。
- 液晶パネルは食器洗い運転終了後及び運転停止時は、透視状態となるようにした請求項１または２記載の食器洗い乾燥機。
- 液晶パネルは食器洗い乾燥機が進行中の各洗浄工程の状態を液晶パネルで表示する制御手段を有する請求項１または２記載の食器洗い乾燥機。
- 液晶パネルの表面は撥水性のコーティングをした請求項１から５のいずれか１項に記載の食器洗い乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12817399A JP3956532B2 (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 食器洗い乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12817399A JP3956532B2 (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 食器洗い乾燥機 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000316782A JP2000316782A (ja) | 2000-11-21 |
| JP3956532B2 true JP3956532B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=14978224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12817399A Expired - Fee Related JP3956532B2 (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 食器洗い乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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| KR101203847B1 (ko) * | 2005-06-30 | 2012-11-21 | 엘지전자 주식회사 | 아바타 영상부를 갖는 식기 세척기 |
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| DE102010062091A1 (de) * | 2010-11-29 | 2012-05-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Überwachungsvorrichtung für eine Geschirrspülmaschine sowie eine entsprechende Geschirrspülmaschine |
-
1999
- 1999-05-10 JP JP12817399A patent/JP3956532B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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|---|---|
| JP2000316782A (ja) | 2000-11-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040510 |
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