JP3956430B2 - Steelmaking material supply method and steelmaking material supply device - Google Patents
Steelmaking material supply method and steelmaking material supply device Download PDFInfo
- Publication number
- JP3956430B2 JP3956430B2 JP15717297A JP15717297A JP3956430B2 JP 3956430 B2 JP3956430 B2 JP 3956430B2 JP 15717297 A JP15717297 A JP 15717297A JP 15717297 A JP15717297 A JP 15717297A JP 3956430 B2 JP3956430 B2 JP 3956430B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steelmaking
- steelmaking material
- extruding
- furnace body
- scrap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Furnace Details (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクラップ等の製鋼材料を溶解する製鋼炉への製鋼材料の供給方法及び製鋼材料の供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車部品の廃材や空き缶等のスクラップ(製鋼原料)を高熱で溶解して製鋼する製鋼炉として製鋼用アーク炉が知られている。図9は、従来の密閉式製鋼用アーク炉の要部の断面図を示したものであり、符号2は炉体であり、3は製鋼材料の供給装置である装入バケットである。
【0003】
炉体2は、図示しない電極により発生するアークを熱源としてスクラップ1を溶解させる炉頂装入式炉である。装入バケット3はスクラップ1を運搬する容器であり、図示しない移動自在な天井クレーンから吊り下げられている。また、装入バケット3の底部は開閉自在な底蓋3aとされている。
【0004】
従来の製鋼材料の供給方法では、まずスクラップヤード(図示せず)で所定量のスクラップ1を装入バケット3に装入する。続いて、天井クレーンを駆動して、装入バケット3を運転を停止した状態の炉体2の直上まで移動させる。ここで炉体2の炉蓋2aをスライドさせて開口部2bを開放させた後、装入バケット3の底蓋3aを開いてスクラップ1を炉体2内に落下させる。これにより、スクラップ1はアーク放電により加熱され、溶鋼4が炉体2の底部に貯留される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の製鋼材料の供給方法及び製鋼炉では、炉の運転を中断して、炉蓋2aを開放させて一時に大量のスクラップを炉体2に供給する。このため、アーク炉の運転工程が煩雑となるとともに、製鋼材料の定量的な供給が行えないという欠点があった。
【0006】
また、スクラップ1の装入毎に炉蓋2aを開放させるため熱損失が増大するとともに、電力投入が断続的になる。このため、電力効率が悪化し、電力原単位が著しく増大し、電圧変動率(フリッカー)が増大するという欠点もあった。
【0007】
そこで、本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、製鋼炉の運転を中断させずに製鋼材料を定量的に供給して、運転工程を簡略化するともに熱損失等を改善することができる製鋼材料の供給方法及び製鋼材料の供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載した発明においては、貯留槽の製鋼材料を進退自在な押出部により供給通路を通じて炉体内に供給するにあたり、前記貯留槽から前記製鋼材料を供給通路内の滞留部に供給する初期供給工程と、前記押出部を全ストロークより少ない範囲で前進させて前記滞留部の製鋼材料を前記炉体へ押し出す第1の押出工程と、前記押出部を前記供給通路内から後退させる復帰工程と、前記押出部を全ストロークをもって前進させ、前記滞留部に残留する前記製鋼材料を前記炉体へ押し出す第2の押出工程とからなることを特徴とする。
【0009】
第1の押出工程では、滞留部に断面三角状に堆積された製鋼材料の低い裾の部分が炉体に押し出されるともとに、頂部の部分が崩れ落ちる。復帰工程では、押出部が製鋼材料から抜け出し、製鋼材料が一定の高さをなして堆積する。したがって、第2の押出工程において、製鋼材料が押出部の移動により定量的に炉体に押し出される。
【0010】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記復帰工程において、前記押出部を前記第1の押出工程及び前記第2の押出工程における移動速度よりも高速で移動させることを特徴とする。復帰工程が高速で行われることにより、製鋼材料が連続して炉体に供給される。
【0011】
請求項3に記載した発明である製鋼材料の供給装置は、製鋼材料を貯留する貯留槽と、前記製鋼材料を前記貯留槽から炉体に供給する供給通路と、前記製鋼材料を前記供給通路から前記炉体に押し出す進退自在な押出部と、押出部を全ストロークより少ない範囲の移動と全ストロークの移動とを交互に行わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明においては、予熱槽から製鋼材料が供給通路を通じて炉体内に供給され、炉体内で高熱により溶解して製鋼される。この運転中、制御手段の制御によって、前記押出部を全ストロークより少ない範囲で前進させて製鋼材料を前記炉体へ押し出す第1の押出工程と、前記押出部を全ストロークをもって前進させて残留する前記製鋼材料を前記炉体へ押し出す第2の押出工程とが交互に実行される。
【0013】
第1の押出工程では、滞留部に断面三角状に堆積された製鋼材料の低い裾の部分が炉体に押し出されるともとに、頂部の部分が崩れ落ちて製鋼材料が一定の高さをなして堆積する。したがって、第2の押出工程において、製鋼材料が押出部の移動により定量的に炉体に押し出される。
【0014】
【発明の実施の形態】
続いて、本発明に係る製鋼材料の供給方法及び製鋼材料の供給装置の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る密閉式製鋼用アーク炉の要部の断面図を示したものであり、符号12は予熱槽(貯留槽)、13はスロート部(供給通路)、14は炉体である。このうち、製鋼材料の供給装置は、予熱槽12と、スロート部13とで概略構成されている。
【0015】
予熱槽12は、上端が開口され装入口となっている中空のシャフト状容器であって、炉体14へ投入される例えば、スクラップ1又は還元鉄であるHBI(hot briquet iron)又はスクラップとHBIを適当比で混合させた状態で貯留される。
【0016】
この予熱槽12の上側内部には開閉自在な可動棚21,21が取り付けられ、この可動棚21,21は通常は閉じられて予熱槽12を密閉している。また、予熱槽12には排ガスを排出するための排気管22,22が接続されている。予熱槽12の底部はスロート部13側へ緩やかに下って形成され、スクラップ1を導くための落とし路であるスクラップ切り出しシュート23となっている。予熱槽12の底部側には、スクラップ1をスロート部13に押し出すための上部押出手段31が設けられている。
【0017】
上部押出手段31は、上部切り出しシュート23の傾斜に沿って進退可能な棒状の上部プッシャー32と、待機位置にある上部プッシャー32が収納される上部プッシャー収納室33と、上部プッシャー32を駆動させる上部油圧シリンダー34とから構成されている。
【0018】
スロート部13は、その上端が予熱槽12の底部側面に接続されるとともに、その下端が炉体14の頂部に設けられたスクラップ投入口15に接続されて、スクラップ1の供給通路を形成する。また、スロート部13は炉体14で発生した高温の排ガスを予熱槽12に導くための通路にもなり、この排ガスにより投入前のスクラップ1が予熱されて電力消費量を少なくする上で有利である。
【0019】
スロート部13の内側下部には、予熱槽12から押し出されたスクラップ1を一次的に滞留させる水平面となる下部切り出しシュート(滞留部)24が形成されている。この下部切り出しシュート24の上のスクラップ1を押し出すための下部押出手段41が設けられている。
【0020】
下部押出手段41は、下部切り出しシュート24に沿って水平に進退可能な棒状の下部プッシャー(押出部)42と、待機位置にある下部プッシャー42が収納される下部プッシャー収納室43と、下部プッシャー42を駆動させる下部油圧シリンダー44とから構成されている。
【0021】
下部プッシャー42の全ストロークは、下部プッシャー42が最前位置まで前進したとき、下部切り出しシュート24の前端部まで到達するように設定されている。これは、下部切り出しシュート24に残留するスクラップ1を残らず炉体14内に押し出せるようにするためである。
【0022】
また、図2に示すように、この製鋼材料の供給装置は、上部押出手段31の動作を制御する駆動制御部(制御手段)51と、上部プッシャー32の移動量及び移動速度を検出する移動量検出部52と、下部押出手段41の動作を制御する駆動制御部(制御手段)53と、下部プッシャー42の移動量及び移動速度を検出する移動検出部54とを備えている。
【0023】
これら駆動制御部51,53には操作監視部55からの信号が入力されるように各信号線が接続され、また移動量検出部52,54は操作監視部55に信号が入力されるように各信号線が接続されている。
【0024】
続いて、本発明による製鋼材料の供給方法について説明する。この製鋼材料の供給方法は、初期供給工程、第1の押出工程、復帰工程及び第2の押出工程から構成されている。
【0025】
まず、初期供給工程では、図1に示すように、スクラップ1が装入された装入バケット3を下降させて予熱槽12の装入口12aから侵入させ、バケット底蓋3aを開放する。これによりスクラップ1が落下して、可動棚21,21の上に貯留される。
【0026】
次に、可動棚21,21を開いて、スクラップ1を予熱槽12内に装入させる。これで、図3に示すように、予熱槽12内がスクラップ1で満たされる。なお、この状態ではスクラップ1は予熱槽12内に留まり、スロート部13には供給されない。
【0027】
そして、図4に示すように上部油圧シリンダー34により上部プッシャー32を予熱槽12内に前進させる(図8参照)。これで、予熱槽12のスクラップ1が上部切り出しシュート23から押し出されて、その一部が下部切り出しシュート24に落下する。押し出されたスクラップ1′は下部切り出しシュート24に断面三角状に堆積する。
【0028】
なお、上部切り出しシュート23からのスクラップ1の切り出し量は、上部プッシャー32の移動量に比例する。したがって、炉体14で一時に溶解できるスクラップ1の量に対応して、上部プッシャー32の移動量があらかじめ適宜設定されている。
【0029】
第1の押出工程では、図5に示すように下部油圧シリンダー44により下部プッシャー42を全ストロークより少ない範囲、例えば下部切り出しシュート24の長さLに対して、0.30L〜0.85Lの移動距離(中間ストローク)で前進させる(図8参照)。
【0030】
下部プッシャー42により、三角状に堆積したスクラップ1′の先端、すなわち低い裾の部分から少量ずつ押し出される。また、下部プッシャー42はスクラップ1′の山の下部に食い込むように侵入し、スクラップ1′の頂部の部分が下部プッシャー42の上に崩れ落ちる。
【0031】
復帰工程では、図6に示すように、下部プッシャー42を下部プッシャー収納室43の待機位置まで後退させる(図8参照)。このとき、崩れ落ちたスクラップ1″から下部プッシャー42がスクラップ1″から抜け出すことにより、スクラップ1″が下部切り出しシュート24の上に落下して上部が略平坦となる山を形成する。
【0032】
この復帰工程において、下部プッシャー42は、第1の押出工程と第2の押出工程における下部プッシャー42の移動速度よりも高速で後退するように制御される。復帰工程ではスクラップ1の供給は行われないが、この復帰工程に要する時間を短縮することによりスクラップ1の供給の中断を最小限に抑えることができる。
【0033】
第2の押出工程では、図7に示すように、下部油圧シリンダー44により下部プッシャー42を全ストロークをもって前進させる(図8参照)。下部プッシャー42が全ストロークで移動したときはその前端が下部切り出しシュート24の前端部に到達するように設定されているので、下部切り出しシュート24に残留していたスクラップ1″がすべて炉体14(図1)へ押し出される。
【0034】
なお、スクラップ1″は上部が平坦な山として堆積されているので、下部プッシャー42の移動に伴って定量的に炉体14へ落下させられる。また、下部プッシャー42は復帰工程における移動速度より遅く設定されているので、スクラップ1が少量ずつ切り出されて炉体14に供給される。
【0035】
その後、下部プッシャー42を下部プッシャー収納室43の待機位置に復帰させる。この復帰動作も高速で行われ、スクラップ1の供給の中断を最小限に抑えることができる。
【0036】
これら初期供給工程、第1の押出工程、復帰工程及び第2の押出工程からなる1サイクルが順次繰り返される。このように、運転工程を簡略化できるとともに、スクラップ1が連続して少量ずつ定量的に炉体14に供給されることになる。
【0037】
また、炉体14を開放させないので、熱損失が少なく、連続的に電力を供給すればよく、電力効率が改善され、電力原単位を低下させ、電圧変動率(フリッカー)を抑えることができる。
【0038】
また、図2において、上部プッシャー32と下部プッシャー42の移動量及び移動速度は、炉体14のスクラップ溶解量に応じて、図2に示す操作監視部55からの入力により適宜変更することができる。
【0039】
また、操作監視部55には上下のプッシャー32,42の移動速度及び移動量に関する信号が供給され、作業者はこの操作監視部55の表示によりアーク炉の運転状況を監視することができる。
【0040】
なお、この実施の形態では2個の押出手段31,41を設けた場合について説明したが、下部押出手段のみで構成してもよく、3個以上の押出手段で構成してもよい。また、この実施の形態では、上下プッシャー32,42を油圧シリンダー34,44で駆動したが、他の駆動手段、例えば電動式のものであってもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明によれば、第1の押出工程と復帰工程において製鋼材料を略平坦な山とした後、第3の押出工程で製鋼材料を炉体に押し出すようにしているので、簡易な運転工程で製鋼材料を連続して少量ずつ定量的に炉体に供給することが可能になる。また、炉体を開放する必要がないので、熱損失が少なく、電力効率が改善され、電力原単位を低下させ、フリッカーを抑えることが可能になる。
【0042】
請求項2に記載した発明によれば、復帰工程に要する時間を短縮することができるので、製鋼材料を連続的に炉体に供給することができる。
【0043】
請求項3に記載した発明によれば、全ストロークより少ない範囲の押出部の移動により製鋼材料を略平坦な山とした後、全ストロークの押出部の移動により製鋼材料を炉体に押し出すようにしているので、製鋼材料を連続して少量ずつ定量的に炉体に供給することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る製鋼材料の供給装置の実施の形態を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る製鋼材料の供給装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の製鋼材料の供給方法を示す断面図(1/5)である。
【図4】 本発明の製鋼材料の供給方法を示す断面図(2/5)である。
【図5】 本発明の製鋼材料の供給方法を示す断面図(3/5)である。
【図6】 本発明の製鋼材料の供給方法を示す断面図(4/5)である。
【図7】 本発明の製鋼材料の供給方法を示す断面図(5/5)である。
【図8】 本発明の製鋼材料の供給方法における各プッシャーの動作を説明する図である。
【図9】 従来の製鋼材料の供給方法を示す図である。
【符号の説明】
1 スクラップ
2 炉体
3 装入バケット
12 予熱槽
13 スロート部
14 炉体
15 スクラップ投入口
23 上部切り出しシュート
24 下部切り出しシュート
31 上部押出手段
32 上部プッシャー
33 上部プッシャー収納室
34 上部油圧シリンダー
41 下部押出手段
42 下部プッシャー
43 下部プッシャー収納室
44 下部油圧シリンダー
51,53 駆動制御部
53,54 移動検出部
55 操作監視部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for supplying a steelmaking material to a steelmaking furnace for melting steelmaking material such as scrap, and a steelmaking material supply apparatus.
[0002]
[Prior art]
In general, an arc furnace for steelmaking is known as a steelmaking furnace that melts and scraps scraps (steelmaking raw materials) such as scraps of automobile parts and empty cans with high heat. FIG. 9 shows a cross-sectional view of a main part of a conventional sealed steelmaking arc furnace.
[0003]
The
[0004]
In the conventional method for supplying steelmaking material, first, a predetermined amount of scrap 1 is charged into a charging bucket 3 in a scrap yard (not shown). Subsequently, the overhead crane is driven, and the charging bucket 3 is moved to a position immediately above the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional steelmaking material supply method and steelmaking furnace, the operation of the furnace is interrupted, the furnace lid 2a is opened, and a large amount of scrap is supplied to the
[0006]
Moreover, since the furnace lid 2a is opened every time the scrap 1 is charged, the heat loss increases and the power supply becomes intermittent. For this reason, the power efficiency is deteriorated, the power consumption rate is remarkably increased, and the voltage fluctuation rate (flicker) is increased.
[0007]
Accordingly, the present invention has been made in view of such circumstances, and quantitatively supplies a steelmaking material without interrupting the operation of the steelmaking furnace, thereby simplifying the operation process and improving heat loss and the like. It is an object of the present invention to provide a method of supplying a steelmaking material and a steelmaking material supply device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, in the invention described in claim 1, when the steelmaking material of the storage tank is supplied to the furnace body through the supply passage by the reciprocating pushing part, the steelmaking material is supplied from the storage tank to the supply passage. An initial supply step for supplying to the staying portion, a first extrusion step for pushing the steelmaking material of the staying portion to the furnace body by advancing the extrusion portion within a range less than the full stroke, and the supply of the pushing portion. It is characterized by comprising a returning step of retreating from the inside of the passage and a second extruding step of advancing the extruding part with a full stroke and extruding the steelmaking material remaining in the staying part to the furnace body.
[0009]
In the first extruding step, the bottom part of the steelmaking material deposited in a triangular shape in the retaining part is pushed out to the furnace body, and the top part collapses. In the returning process, the extruded portion comes out of the steel making material, and the steel making material is deposited at a certain height. Therefore, in the second extrusion step, the steelmaking material is quantitatively extruded into the furnace body by the movement of the extrusion portion.
[0010]
The invention described in
[0011]
A steelmaking material supply device according to a third aspect of the invention includes a storage tank for storing the steelmaking material, a supply passage for supplying the steelmaking material from the storage tank to the furnace body, and the steelmaking material from the supply passage. It is characterized by comprising an extruding part which can be advanced and retracted to be pushed out to the furnace body, and a control means for alternately moving the extruding part in a range smaller than the full stroke and moving in the full stroke.
[0012]
In this invention, the steelmaking material is supplied from the preheating tank into the furnace body through the supply passage, and is melted and made by high heat in the furnace body. During this operation, by the control of the control means, a first extrusion step of pushing out the steelmaking material to the furnace body by advancing the extruding portion in a range smaller than the entire stroke, and the extruding portion are advanced by the full stroke and remain. The second extrusion process of extruding the steelmaking material to the furnace body is performed alternately.
[0013]
In the first extruding step, the lower hem portion of the steelmaking material deposited in a triangular shape in the retention portion is pushed out to the furnace body, and the top portion collapses and the steelmaking material has a certain height. accumulate. Therefore, in the second extrusion step, the steelmaking material is quantitatively extruded into the furnace body by the movement of the extrusion portion.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Subsequently, an embodiment of a method for supplying a steelmaking material and a device for supplying a steelmaking material according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 shows a cross-sectional view of the main part of a closed-type steelmaking arc furnace according to the present invention.
[0015]
The
[0016]
Openable and closable
[0017]
The upper push-out means 31 includes a bar-like
[0018]
The
[0019]
A lower cutout chute (retention part) 24 that forms a horizontal plane in which the scrap 1 extruded from the preheating
[0020]
The lower push-out means 41 includes a rod-like lower pusher (extrusion part) 42 that can be moved back and forth horizontally along the
[0021]
The entire stroke of the
[0022]
As shown in FIG. 2, the steel material supply apparatus includes a drive control unit (control unit) 51 that controls the operation of the
[0023]
These drive
[0024]
Then, the supply method of the steelmaking material by this invention is demonstrated. This steelmaking material supply method includes an initial supply process, a first extrusion process, a return process, and a second extrusion process.
[0025]
First, in the initial supply step, as shown in FIG. 1, the charging bucket 3 charged with the scrap 1 is lowered to enter the charging
[0026]
Next, the
[0027]
Then, as shown in FIG. 4, the
[0028]
Note that the amount of scrap 1 cut out from the
[0029]
In the first extrusion step, as shown in FIG. 5, the
[0030]
By the
[0031]
In the return step, as shown in FIG. 6, the
[0032]
In this return process, the
[0033]
In the second extrusion step, as shown in FIG. 7, the
[0034]
Since the scrap 1 ″ is accumulated as a mountain with a flat top, it is quantitatively dropped to the
[0035]
Thereafter, the
[0036]
One cycle including these initial supply process, first extrusion process, return process, and second extrusion process is sequentially repeated. As described above, the operation process can be simplified, and the scrap 1 is continuously and quantitatively supplied to the
[0037]
Further, since the
[0038]
In FIG. 2, the moving amount and moving speed of the
[0039]
The
[0040]
In this embodiment, the case where the two extruding means 31 and 41 are provided has been described. However, the extruding means may be constituted by only the lower extruding means or may be constituted by three or more extruding means. In this embodiment, the upper and
[0041]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, after the steelmaking material is formed into a substantially flat mountain in the first extrusion step and the return step, the steelmaking material is extruded into the furnace body in the third extrusion step. Therefore, the steelmaking material can be continuously and quantitatively supplied to the furnace body little by little with a simple operation process. In addition, since it is not necessary to open the furnace body, heat loss is small, power efficiency is improved, power consumption is reduced, and flicker can be suppressed.
[0042]
According to the second aspect of the present invention, the time required for the return process can be shortened, so that the steelmaking material can be continuously supplied to the furnace body.
[0043]
According to the third aspect of the present invention, the steelmaking material is made to be a substantially flat mountain by moving the extruded portion in a range smaller than the entire stroke, and then the steelmaking material is extruded to the furnace body by moving the extruded portion of the entire stroke. Therefore, it becomes possible to supply steelmaking material to the furnace body quantitatively in small portions continuously.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a steelmaking material supply apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a steelmaking material supply device according to the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view (1/5) showing a method for supplying a steelmaking material of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view (2/5) showing a method for supplying a steelmaking material according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view (3/5) showing a method for supplying a steelmaking material according to the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view (4/5) showing a method for supplying a steelmaking material according to the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view (5/5) showing a method for supplying a steelmaking material according to the present invention.
FIG. 8 is a diagram for explaining the operation of each pusher in the steelmaking material supply method of the present invention.
FIG. 9 is a view showing a conventional method for supplying a steelmaking material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
前記製鋼材料を前記貯留槽から炉体に供給する供給通路と、
前記製鋼材料を前記供給通路から前記炉体に押し出す進退自在な押出部と、
押出部を全ストロークより少ない範囲の移動と全ストロークの移動とを交互に行わせる制御手段と、
を備えたことを特徴とする製鋼材料の供給装置。A storage tank for storing steelmaking materials;
A supply passage for supplying the steelmaking material from the storage tank to the furnace body;
An extruding part that can freely advance and retract to extrude the steelmaking material from the supply passage to the furnace body;
Control means for alternately performing movement of the pushing portion in a range smaller than the full stroke and movement of the full stroke;
An apparatus for supplying a steelmaking material, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15717297A JP3956430B2 (en) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | Steelmaking material supply method and steelmaking material supply device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15717297A JP3956430B2 (en) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | Steelmaking material supply method and steelmaking material supply device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH116686A JPH116686A (en) | 1999-01-12 |
JP3956430B2 true JP3956430B2 (en) | 2007-08-08 |
Family
ID=15643771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15717297A Expired - Fee Related JP3956430B2 (en) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | Steelmaking material supply method and steelmaking material supply device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3956430B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013190141A (en) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Chisaki:Kk | Raw material heating device |
JP7490317B2 (en) * | 2020-11-12 | 2024-05-27 | スチールプランテック株式会社 | Melting Equipment |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP15717297A patent/JP3956430B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH116686A (en) | 1999-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN108592638B (en) | Automatic feeding slag scraping vehicle for aluminum processing smelting furnace | |
JP3956430B2 (en) | Steelmaking material supply method and steelmaking material supply device | |
JPS62168654A (en) | Die casting device | |
US3645321A (en) | Apparatus for the continuous production of steel | |
US4836732A (en) | Method and apparatus for continuously charging a steelmaking furnace | |
CN111928661B (en) | Hole plugging device of ferrosilicon tapping machine and automatic hole plugging process | |
CN210464002U (en) | Four-chamber vacuum induction smelting system | |
EP2510296B1 (en) | Device and method for feeding metal material into a melting plant | |
CN208313056U (en) | A kind of aluminium processing smelting furnace auto feed forklift for slag | |
JP4062688B2 (en) | Metal material melting and feeding device in metal forming machine | |
KR101312525B1 (en) | Appartus for pre-heating scrap and control method thereof | |
CN210657003U (en) | Continuous charging DC steel-smelting electric arc furnace | |
US4451925A (en) | Charging system for electric arc furnaces | |
CN210188438U (en) | Thermal semi-solid die casting machine | |
CN216998482U (en) | Electric arc furnace steelmaking device | |
KR101159935B1 (en) | Device for inserting materials | |
US4681537A (en) | Method and apparatus for continuously charging a steelmaking furnace | |
US3211304A (en) | Furnace charging method and apparatus | |
KR200193058Y1 (en) | Mud auto-throwing device | |
CN210108045U (en) | A device of plugging up hole of opening a hole for 63000KVA submerged arc furnace | |
CN220670185U (en) | Automatic feeding equipment for smelting furnace | |
CN212620036U (en) | High-temperature electric arc furnace for producing fused zirconia-corundum bricks | |
JPH05263118A (en) | Device for charging raw material into cylindrical furnace | |
JPS6255640B2 (en) | ||
US3405821A (en) | Method of and apparatus for charging furnaces |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040512 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070417 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070430 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110518 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120518 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130518 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140518 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |