JP3955674B2 - 半導体ウェーハの製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体ウェーハの製造方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェーハの製造方法及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体素子を作製するための半導体ウェーハ、特にシリコンウェーハは、CZ(Czochralski )法又は磁場印加CZ法(MCZ法)により製造される。しかし、これらの方法で育成された結晶には、0.1〜0.3μmの大きさの八面体状のボイド欠陥(Grown-In欠陥)が、約106 cm-3の密度で既に含まれている。このような欠陥は、通常のプロセス熱処理では殆ど消滅しない。従って、MOSFET等の素子を高密度に集積したLSIやULSIを半導体ウェーハに作製すると、ボイド欠陥が原因となってトランジスタのゲート酸化膜が破壊されることが以下の文献に報告されている。
【0003】
文献1: Itsumi et al, Jounal of Applied Physics, Vol.78,1995,pp.15
ボイド欠陥は、ウェーハの評価方法によりCOP(Crystal Originated Particle )、あるいはLSTD(Light Scattering Tomography Defect)と称されている。図8に示されたように、COP3は半導体ウェーハ1の表面と交叉するように位置するボイド欠陥である。COPは、以下の文献に記載されているように、高温の水素(H2 )雰囲気中でアニール処理を行うことで完全に消滅する。この結果、ゲート酸化膜の特性が大幅に向上する。
【0004】
文献2: 宮下他、第24回ウルトラクリーンテクノロジーシンポジウム予稿集、1995年、第334頁
ところが、半導体素子を形成する表面から約2μmの範囲における表層領域の内部には、アニール処理を行ってもLSTD2は消滅せずに残留する。このようなLSTDは、素子分離領域における絶縁耐性を低下させあるいは絶縁不良をもたらし、接合部の逆方向耐圧特性不良を引き起こす。
【0005】
また、デザインルールが0.25μm以降の世代のULSI素子、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)における256Mビット以降では、素子のデザインルールよりもLSTDの寸法の方が大きくなることが十分起こり得る。このように微細化が進むと、ゲート酸化膜の耐圧劣化や、LSTDの存在位置に依存した様々な素子の動作不良が発生することになる。特に、LSTDの内壁の(111)面は、2〜3μmの膜厚のシリコン酸化膜に被覆される。このためLSTDが、BMD(Bulk Micro Defect )と称される酸素析出物と同様に界面準位を有し、キャリアの発生、再結合の中心になり、DRAM等において致命的なリーク不良を発生させる虞れがある。
【0006】
一方、従来のボイド欠陥の評価法は、特許公報第2520316号に記載されているように以下のようであった。図8において、アンモニア系洗浄液(NH4 OH/H2 2 /H2 O)により半導体ウェーハ1の表面のシリコンを僅かに溶解させ、表面のCOP3を顕在化させる。パーティクルカウンタを用いて表面に入射光IL1を照射させ、散乱光OL1を受光してCOP3を検出する。しかし、この方法では表面のCOP3、あるいは表面から深さ0.3μmの範囲に存在する他の欠陥を検出することはできるが、これより深い2μmまでの範囲に存在するLSTD2を検出することはできない。
【0007】
従って、特公平7−29878号公報にはウェーハ表面に存在するCOPのみの検査を行う技術が開示されているが、このような検査法で良品と判定されたウェーハであっても、素子を形成すると内部に存在するLSTDが原因となって動作不良を起こすおそれがある。しかし、従来は半導体ウェーハにおいて素子を形成する深さ約2μmの表面層領域に存在するLSTDを減少させることはできず、動作不良を招いていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来はウェーハの表面に存在するCOPの検出及びその消滅は可能であったが、素子を形成する表面層領域に存在するLSTDを減少させることはできなかった。
【0009】
本発明は上記事情に鑑み、素子の動作不良を引き起こすLSTDを減少させることが可能な半導体ウェーハの製造方法及び接合リーク特性が良好で歩留まり及び信頼性を向上させることが可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体ウェーハの製造方法は、半導体ウェーハの表面にシリコンのバンドギャップエネルギ以上のエネルギを有する可視光レーザを照射することで、半導体ウェーハの表面から少なくとも約2μmまでの表層領域に含まれるボイド欠陥の平均密度と平均寸法または光散乱強度を測定する工程と、測定された前記平均密度D及び前記平均寸法Lの間に、D×L≦一定値の関係または光散乱強度ウェーハ面内平均値Isと前記平均密度Dとの間にD×Is≦一定値の関係が成立する半導体ウェーハを抽出する工程と、抽出した半導体ウェーハにアニール処理を行う工程と、を備えている。
【0011】
ここで、前記半導体ウェーハを抽出する工程では、前記平均密度D(cm−2)及び前記平均寸法L(μm)の間に、D×L≦0.53の関係、または光散乱強度のウェーハ面内平均値Isと前記平均密度Dとの間にD×Is≦0.53K(Kは測定装置により決定される定数)の関係が成立する半導体ウェーハを抽出し、前記半導体ウェーハにアニール処理を行う工程では、還元性ガスまたは不活性ガス雰囲気中で、摂氏1100度以上の一定温度で6時間以内半導体ウェーハを保持するものであってもよい。
【0012】
そして、本発明の半導体装置の製造方法は、半導体ウェーハの表面にシリコンのバンドギャップエネルギ以上のエネルギを有する可視光レーザを照射することで、半導体ウェーハの表面から少なくとも約2μmまでの表層領域に含まれるボイド欠陥の平均密度と平均寸法または光散乱強度を測定する工程と、測定された前記平均密度D及び前記平均寸法Lの間に、D×L ≦一定値の関係または光散乱強度ウェーハ面内平均値Isと前記平均密度Dとの間にD×Is≦一定値の関係が成立する半導体ウェーハを抽出する工程と、抽出した半導体ウェーハにアニール処理を行う工程と、前記アニール処理を行った半導体ウェーハに素子を形成する工程と、を備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0014】
本実施の形態による半導体装置の製造方法は、図1を用いて後述するように、半導体ウェーハの所定深さの範囲内における表面層領域に含まれるLSTDの平均密度Dと寸法Lとを測定し、両者の間に一定の関係が成立するウェーハを抽出してアニール処理を行う点に特徴がある。先ず、このような製造方法に至った経緯について述べる。
【0015】
CZ法により結晶育成を行った段階(as-grown)における半導体ウェーハA、Bと、エピタキシャル成長を行った半導体ウェーハC、Dとを用意し、それぞれの全面に対して可視光散乱トポグラフィによりLSTDの平均密度と平均寸法の測定を行った。可視光散乱トポグラフィによるLSTDの測定は、以下の文献に記載されている。
【0016】
文献3: 守矢他、97春季応用物理学会予稿、講演番号30a−L−7
測定には、図2に示されるような測定装置(三井金属鉱業製MO−601、商品名LSTDスキャナ)を用いた。この装置は、ウェーハ搬送系13により半導体ウェーハ1を搬送し、X−Yステージ14上に半導体ウェーハ1を搭載し、レーザ照射手段10により半導体ウェーハ1の表面上に可視光レーザ11を斜めに照射する。ここで、可視光レーザ11は波長λ=690nmを有し、1.16eV以上のエネルギを有するものである。シリコンのバンドギャップエネルギ1.16eV以上のエネルギを有するレーザ光は、半導体ウェーハ1の表面に吸収されて透過能が低く、侵入深さは波長により決定される。
【0017】
このような可視光レーザ11を照射し、CCDカメラ12により画像情報を取り込み、処理装置15により画像16を得る。実効的な検出深さは半導体ウェーハ1の表面から約2μmで、LSTDの検出可能な最小寸法は約40nmである。図2(b)に示されたas-grownの半導体ウェーハ1の表面に存在するCOP3のみならずLSTD2をも検出することができる。また、図2(c)に示されたようにアニール後の半導体ウェーハ1の深さ2μmの表層領域に残留するLSTD2をも検出することができる。
【0018】
図3に測定結果として、半導体ウェーハA〜DにおけるそれぞれのLSTDの分布状態をイメージとして表現したマッピングイメージと、LSTDの平均密度と、LSTDの散乱強度(arbitrary unit、以下a.u.と表記する)との測定値を示す。ここで、密度は体積密度(cm-3)で表現してもよいが、ここではウェーハの表面から2μmの深さにおける面積密度(cm-2)で表している。散乱強度の数値は、LSTDの寸法に対応する。
【0019】
ウェーハA及びBは、全面に渡ってほぼ均一にLSTDが分布する。LSTD密度は、ウェーハBの方がウェーハAよりもやや高いが、散乱強度、即ちLSTDの寸法はウェーハAの方が大きい。ウェーハC及びDはLSTDが殆ど存在せず、密度も極めて低い。
【0020】
ウェーハA〜Dのうち、LSTDの密度が高かったA及びBに対し、水素雰囲気中で摂氏1200度で約1時間の高温アニール処理を行った。図4に、アニール処理後のウェーハA及びBをそれぞれウェーハA´及びB´として、それぞれのLSTDマッピングイメージ、LSTD密度、LSTD散乱強度の測定結果を示す。アニール処理前ではウェーハBの方がウェーハAよりもLSTD密度が高かったが、アニール処理後はウェーハA´の方がウェーハB´よりも密度が高くなっており、アニール処理前後で高低関係が逆転している。
【0021】
この事実は、アニール処理前のウェーハに対してLSTD密度の測定を行い、密度の低いものを選んでアニール処理を行っても良好なウェーハを得ることはできないことを意味している。
【0022】
さらに、LSTDの散乱強度、即ち寸法を比較すると、アニール処理前後ともウェーハAの方がウェーハBよりも大きい。従って、アニール処理後におけるLSTDの密度には、アニール処理前の段階におけるLSTD密度のみならずLSTD寸法が影響しており、このことを考慮してウェーハを選択し、アニール処理を行う必要があることが判明した。
【0023】
また、この後結晶育成条件を変化させた複数のシリコンウェーハに対して、上記ウェーハA〜Dと同様にLSTDの測定を行った。その結果、LSTDの密度及び寸法は、各種結晶条件、即ち育成時における引上げ速度、冷却速度、熱勾配等の熱履歴、ウェーハ切り出し位置等に大きく依存して異なる値をとることが判明した。
【0024】
次に、LSTDと動作不良、特に接合リークとの関係について調べた。LSTDが接合リークに与える影響はこれまで不明であった。そこで、ウェーハの表層領域のLSTD密度をどの程度の数値まで減少させると素子への悪影響を防止することができるかを調べるため、以下のようにダイオードを作製して電流−電圧曲線を求め、不良発生率を測定した。
【0025】
アニール処理後の表層領域のLSTD残留密度が、2〜90cm-2の範囲で10段階に異なる半導体ウェーハを準備した。それぞれのウェーハに対し、ドーズ量が1×1013cm-2、加速電圧が100keVでボロンをイオン注入し、ウエルを形成した。膜厚650nmのフィールド酸化膜を形成して素子分離を行った後、ドーズ量が2×1015cm-2、加速電圧が30keVでヒ素をイオン注入し、摂氏800度でアニール処理を行い、n+ /pの接合部を形成した。
【0026】
図5に、それぞれの半導体ウェーハの接合部に逆方向接合耐圧測定を行った結果を示す。ここで、横軸はLSTD密度であり、縦軸は接合部に逆方向の電圧4.5Vを印加したときのリーク電流が1×10-9A以上のものが発生した不良発生率を示す。このグラフより、接合不良が殆ど発生しない半導体ウェーハのLSTD密度は、30cm-2以下であることが判明した。LSTD密度が30cm-2を超えると、接合耐圧の不良率が急激に増加する。このような現象は、LSTDが空乏層中に取り込まれたとき、キャリアの発生の中心となってリーク電流を増加させることに起因すると考えられる。
【0027】
図6に、育成条件の異なる複数種類のウェーハにアニール処理を行い、処理前後におけるLSTDの平均密度と平均寸法とを測定してプロットしたグラフを示す。このグラフで、横軸は測定時に直接求めたLSTDの平均散乱強度Is(a.u.)及びこれに対応するLSTDの平均寸法(μm)を示し、縦軸にアニール前の平均密度を示し、グラフ中にアニール後の密度が30cm-2以下のものを「●」、30cm-2を超えるものを「×」で示す。
【0028】
図6より、アニール後のLSTDの平均密度が30cm-2以下のウェーハと30cm-2を超えるウェーハとの間には、次のような式で近似される関係式が成立することがわかった。
D・Is=24000 (1)
ここで、DはLSTDの平均密度(cm-2)、IsはLSTDの散乱光強度(a.u.)である。
【0029】
ここで、散乱光強度とLSTDの平均寸法との間には、光の吸収と寸法の頻度分布の広がりとを考慮すると、以下のように近似される関係があることが実験的に求められている。
Is=K・L3 (2)
ここで、Kは測定装置により決定される比例定数とする。
【0030】
また、図7に透過型電子顕微鏡を用いてLSTDの寸法を測定したとき画像及びその寸法が0.13μmであったことを示す。このLSTDに対して上記光散乱トポグラフィにより光散乱強度を求めると、Is=100(a.u.)であった。この値と上記(1)及び(2)式とを用いると、
D・L3 =0.53 (3)
という関係式が求まる。ここで、単位は便宜上Dはcm-2、Lはμmとする。
【0031】
D・L3 という項は、結晶中の単位体積に含まれるLSTDの総体積に比例する量である。よって、この項の値が小さいウェーハを選別し、高温アニール処理を行うことでLSTDの残留密度を減らすことが可能となる指針が得られた。
【0032】
以上の測定及び考察結果に基づき、本実施の形態による半導体ウェーハの製造方法は、図1に示されるような工程を備えている。
【0033】
工程S101として、半導体ウェーハの約2μmの深さの範囲における表層領域に含まれるLSTDを、可視光散乱トポグラフィを用いて測定し、平均密度D(cm-2)と散乱光強度Is(a.u.)とを求め、又は平均密度D(cm-2)と平均寸法L(μm)とを求める。
【0034】
工程S102として、平均密度Dと散乱光強度Isとの間にD・Is≦一定値、又はD・Is≦0.53Kの関係が成立するウェーハ、又は平均密度Dと平均寸法Lとの間に、D・L3 ≦一定値、又はD・L3 ≦0.53の関係が成立するウェーハを抽出する。
【0035】
工程S103として、抽出したウェーハに対し、還元性ガス又は不活性ガス雰囲気中で、摂氏約1100度以上の一定温度で約6時間以内、アニール処理を行う。
【0036】
以上のように、本実施の形態による製造方法は、表層領域のLSTDの平均寸法の三乗と平均密度との積が所定値(例えば、0.53)以下のウェーハを選別し、このウェーハに対して高温アニール処理を施すものであり、このようにして得られた本実施の形態による半導体ウェーハは、残留LSTD密度が一定値(例えば、30個/cm2 )以下まで減少する。この結果、本実施の形態による半導体ウェーハを用いて素子を形成すると、接合リーク特性が良好で歩留まり及び信頼性の向上を達成することができる。
【0037】
上述した実施の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。例えば、上記実施の形態では半導体ウェーハの表面から約2μmの深さまでをLSTD測定の対象としている。しかし、素子形成層の深さに応じてこの値を変えてもよく、また測定の際には照射するビームの波長,入射角,レーザパワー,カメラ感度を変えることで異なる検出深さの測定に対応することができる。また、上記実施の形態では、LSTDの平均寸法の三乗と平均密度との積が0.53以下としたが、この数値は一例であって、形成する素子に要求される特性等の各種条件に応じて他の値に設定してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体ウェーハの製造方法によれば、表層領域に含まれるLSTDの平均密度と散乱光強度との間、又は平均密度と平均寸法との間に一定の関係が成立する半導体ウェーハを抽出してアニール処理を行うことにより、残留欠陥の少ないウェーハを得ることが可能であり、本発明の半導体装置の製造方法によれば、表層領域に含まれるLSTDの平均密度と散乱光強度との間、又は平均密度と平均寸法との間に一定の関係が成立する半導体ウェーハを抽出してアニール処理を行い、素子を形成することにより、接合リーク特性が良好で歩留まり及び信頼性の向上した半導体装置を得ることが可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による半導体ウェーハの製造方法を工程別に示したフローチャート。
【図2】同製造方法において用いられるLSTDの測定装置及び検出可能なLSTDを示した説明図。
【図3】アニール処理前の半導体ウェーハの表層領域に存在するLSTDの分布状態、密度、及び寸法を示した説明図。
【図4】アニール処理後の半導体ウェーハの表層領域に残留するLSTDの分布状態、密度、及び寸法を示した説明図。
【図5】LSTD密度と接合耐圧の不良率との関係を示したグラフ。
【図6】アニール処理前後の半導体ウェーハの表層領域に存在するLSTDの密度と寸法との関係を示したグラフ。
【図7】アニール処理後の半導体ウェーハの表層領域に残留するLSTDの寸法を示した説明図。
【図8】従来の半導体ウェーハの表面に存在するCOPを測定する方法を示した説明図。
【符号の説明】
1 半導体ウェーハ
2 LSTD
3 COP
10 レーザ照射手段
11 可視光レーザ
12 CCDカメラ
13 ウェーハ搬送系
14 X−Yステージ
15 処理装置
16 画像
IL1 入射光
SL1 散乱光

Claims (4)

  1. 半導体ウェーハの表面にシリコンのバンドギャップエネルギ以上のエネルギを有する可視光レーザを照射することで、半導体ウェーハの表面から少なくとも約2μmまでの表層領域に含まれるボイド欠陥の平均密度と平均寸法または光散乱強度を測定する工程と、
    測定された前記平均密度D及び前記平均寸法Lの間に、D×L≦一定値の関係または光散乱強度ウェーハ面内平均値Isと前記平均密度Dとの間にD×Is≦一定値の関係が成立する半導体ウェーハを抽出する工程と、
    抽出した半導体ウェーハにアニール処理を行う工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体ウェーハの製造方法。
  2. 前記半導体ウェーハを抽出する工程では、前記平均密度D(cm−2)及び前記平均寸法L(μm)の間に、D×L≦0.53の関係、または光散乱強度のウェーハ面内平均値Isと前記平均密度Dとの間にD×Is≦0.53K(Kは測定装置により決定される定数)の関係が成立する半導体ウェーハを抽出し、
    前記半導体ウェーハにアニール処理を行う工程では、還元性ガスまたは不活性ガス雰囲気中で、摂氏1100度以上の一定温度で6時間以内半導体ウェーハを保持することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの製造方法。
  3. 半導体ウェーハの表面にシリコンのバンドギャップエネルギ以上のエネルギを有する可視光レーザを照射することで、半導体ウェーハの表面から少なくとも約2μmまでの表層領域に含まれるボイド欠陥の平均密度と平均寸法または光散乱強度を測定する工程と、
    測定された前記平均密度D及び前記平均寸法Lの間に、D×L ≦一定値の関係または光散乱強度ウェーハ面内平均値Isと前記平均密度Dとの間にD×Is≦一定値の関係が成立する半導体ウェーハを抽出する工程と、
    抽出した半導体ウェーハにアニール処理を行う工程と、
    前記アニール処理を行った半導体ウェーハに素子を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体ウェーハを抽出する工程では、前記平均密度D(cm −2 )及び前記平均寸法L(μm)の間に、D×L ≦0.53の関係、または光散乱強度のウェーハ面内平均値Isと前記平均密度Dとの間にD×Is≦0.53K(Kは測定装置により決定される定数)の関係が成立する半導体ウェーハを抽出し、
    前記半導体ウェーハにアニール処理を行う工程では、還元性ガスまたは不活性ガス雰囲気中で、摂氏1100度以上の一定温度で6時間以内半導体ウェーハを保持することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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