JP3955451B2 - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

通信システムおよび通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3955451B2
JP3955451B2 JP2001301970A JP2001301970A JP3955451B2 JP 3955451 B2 JP3955451 B2 JP 3955451B2 JP 2001301970 A JP2001301970 A JP 2001301970A JP 2001301970 A JP2001301970 A JP 2001301970A JP 3955451 B2 JP3955451 B2 JP 3955451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
transmission method
processing unit
signal processing
node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001301970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002198969A5 (ja
JP2002198969A (ja
Inventor
貴久 堺
裕二 水口
昇 勝田
浩嗣 河田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001301970A priority Critical patent/JP3955451B2/ja
Publication of JP2002198969A publication Critical patent/JP2002198969A/ja
Publication of JP2002198969A5 publication Critical patent/JP2002198969A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3955451B2 publication Critical patent/JP3955451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、接続機器に接続されてデータの送受信を行なう通信装置および通信システムに関し、より特定的には、接続機器に接続されてノード間におけるデータの伝送方式を切り替えることができる通信装置および通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の通信装置について図面を参照しながら以下に説明する。図7は、従来の通信装置の構成を示したブロック図である。図7において、従来の通信装置604は、1つのノードを構成しており、ネットワークインタフェース600と、ネットワークコントローラ602と、CPU(Central Processing Unit:中央制御装置)603とを備える。
【0003】
ネットワークコントローラ602は、CD(Compact Disk)プレーヤやスピーカのような接続機器605とデータを送受信したり、ネットワークインタフェース600を介して他のノードの接続機器とデータを送受信する。CPU603は、ネットワークコントローラ602を制御し、接続機器605およびネットワークコントローラ602と通信を行なう。
【0004】
また、ネットワークインタフェース600は、伝送路601と接続しており、送信信号処理部606と、受信信号処理部607とを含む。送信信号処理部606は、ネットワークコントローラ602から出力されたデータを伝送路601上で用いられる所定の伝送フォーマットに変換する。受信信号処理部607は、伝送路601から受信した伝送フォーマットをネットワークコントローラ602用のデータに変換する。
【0005】
図8は、図7に示した通信装置604と同様のノード6つがリング状にネットワークで接続される場合の構成を示したブロック図である。図8において、第1ないし第6のノード701〜706は、伝送路601を介して互いに隣接するノードと接続されており、リング状のネットワークを構成する。また、第1ないし第6のノード701〜706は、対応する第1ないし第6の接続機器751〜756と接続されており、伝送路601との通信を行う。
【0006】
図8において、CDプレーヤなどの第1の接続機器751から出力されたデータは、第1のノード701へ入力され、さらに伝送路601を介して、第2のノード702へ送信される。第2のノード702は、受け取ったデータが自分宛でない場合には、第3のノード703へ送信する。そうして、データは、第6のノードから第1のノードへ戻るまで右回りに伝送される。
【0007】
したがって、例えば、第3の接続機器753が右スピーカであり、第5の接続機器755が左スピーカである場合には、CDプレーヤなどの第1の接続機器751から出力された左右スピーカの音声データは、まず、第1のノード701から第2のノード702を経て、第3のノード703へ送られる。第3のノード703では、右スピーカ用の音声データが取り出されて、第3の接続機器753へ送られる。また、左右スピーカの音声データは、さらに第4のノード704を経て、第5のノード705へ送られ、そこで左スピーカ用の音声データが取り出されて、第5の接続機器755へ送られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図7に示す通信装置604は、送信信号処理部606および受信信号処理部607によって信号を処理するための処理時間やネットワークコントローラ602自体の処理時間が必要である。また、接続機器605との通信にも所定の時間がかかる。したがって、図8のように、通信装置604と同様の構成である第1ないし第6のノード701〜706をリング状に接続すれば、第1のノード701からの出力データが、例えば第3のノード703へ到達する時間と、第5のノード705へ到達する時間とにずれが生じる、という問題点がある。
【0009】
より具体的に言えば、第1のノード701からの出力データがディジタルステレオオーディオデータである場合には、例えば、右スピーカである第3の接続機器753に右のオーディオデータが到着する時間と、左スピーカである第5の接続機器755に左のオーディオデータが到着する時間とに差が生じることになる。その結果、左右の再生音声に時間的なずれが生じて、聞き手が違和感を感じてしまうという問題点がある。なお、スピーカが3つ以上ある場合も同様であり、再生音声のずれによって、聞き手はスピーカが2つの場合よりもさらに違和感を感じてしまうという問題点がある。
【0010】
一般的に、このような時間的なずれを解消するためには、早くデータが到着する側に対して予め判明している所定の遅延量を用いて遅延をかける方法が考えられる。しかし、当該ずれ量がデータ伝送方式の変更等によって変化する場合には、予め定めた固定的な遅延量を用いることができない。
【0011】
そこで、本発明の目的は、簡単な構成で同時に到達すべきデータの到達時間差を正確に補正し、違和感のないオーディオ再生をすることができるような通信システムおよび通信装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、複数のデータ伝送方式から使用する伝送方式を選択する伝送方式可変ノードを少なくとも1つ以上含む複数のノードと、当該複数のノードを接続する伝送路とを備える通信システムであって、
伝送方式可変ノードは、異なる2つ以上のノードへほぼ同時に到達すべきそれぞれのデータ間の到達時間差を補正するために、選択した伝送方式を使用する前に、予め設定された伝送方式を用いて、選択した伝送方式の情報を他のノードへ伝達するための通信を行うことを特徴とする。
【0013】
上記のように、第1の発明によれば、簡単な構成で、例えば左右のスピーカにおけるデータのような同時に到達すべきデータ間の到達時間差を正確に補正することができる。したがって、違和感のないオーディオ再生をすることが可能な通信システムを提供することができる。
【0014】
第2の発明は、第1の発明に従属する発明であって、
伝送方式可変ノードは、
外部に関連して設けられた接続機器と通信し、他のノードとのデータ通信を制御するネットワークコントローラと、
ネットワークコントローラを制御し、通信を行う中央制御装置と、
ネットワークコントローラからのデータを伝送路への送信信号へ変換する送信信号処理部と、
伝送路からの受信信号をネットワークコントローラへのデータへ変換する受信信号処理部と、
送信信号処理部において使用される伝送方式を選択して、選択された伝送方式の情報を他のノードへ伝達するとともに、送信信号処理部および受信信号処理部において使用される伝送方式を決定する伝送方式決定手段と、
伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報が他のノードへ伝達された後には、送信信号処理部および受信信号処理部が伝送路と接続されるように切り替えるスイッチ部とを含む。
【0015】
上記のように、第2の発明によれば、各ノードにおいて伝送方式が切り替えられたとしても、使用される伝送方式を他のノードへ伝達して、同時に到達すべきデータ間の到達時間差を正確に補正することができる。
【0016】
第3の発明は、第2の発明に従属する発明であって、
中央制御装置は、伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報を受け取って、データ到達時間を補正するための遅延時間を算出することを特徴とする。
【0017】
上記のように、第3の発明によれば、伝送方式の情報を伝達するだけで、中央制御装置によって遅延時間を正確に算出することができる。
【0018】
第4の発明は、伝送路を介して接続された異なる2つ以上のノードにほぼ同時に到達すべきそれぞれのデータ間の到達時間差を補正するため、複数の伝送方式から選択した伝送方式を使用するより前に、予め設定された伝送方式を用いて、選択した伝送方式の情報を他のノードへ伝達するための通信を行う通信装置であって、
外部に関連して設けられた接続機器と通信し、他のノードとのデータ通信を制御するネットワークコントローラと、
ネットワークコントローラを制御し、通信を行う中央制御装置と、
ネットワークコントローラからのデータを伝送路への送信信号へ変換する送信信号処理部と、
伝送路からの受信信号をネットワークコントローラへのデータへ変換する受信信号処理部と、
送信信号処理部において使用される伝送方式を選択して、選択された伝送方式の情報を他のノードへ伝達するとともに、送信信号処理部および受信信号処理部において使用される伝送方式を決定する伝送方式決定手段と、
伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報が他のノードへ伝達された後には、送信信号処理部および受信信号処理部が伝送路と接続されるように切り替えるスイッチ部とを備える。
【0019】
上記のように、第4の発明によれば、各ノードにおいて伝送方式が切り替えられたとしても、使用される伝送方式を他のノードへ伝達して、同時に到達すべきデータ間の到達時間差を正確に補正することができる。
【0020】
第5の発明は、第4の発明に従属する発明であって、
中央制御装置は、伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報を受け取って、データ到達時間を補正するための遅延時間を算出することを特徴とする。
【0021】
上記のように、第5の発明によれば、伝送方式の情報を伝達するだけで、中央制御装置によって遅延時間を正確に算出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置を示したブロック図である。図1において、本通信装置105は、1つのノードを構成しており、他のノードと通信を行うための伝送路101と、CDプレーヤのような接続機器106とに接続している。なお、図中における点線の矢印は、制御信号の流れを示している。また、他のノードは、接続する接続機器がそれぞれ異なるものの、同様の構成であるものとする。各ノードの接続例については後述する。また、伝送路101は、典型的には電気信号を伝送する有線の伝送路であるが、光信号を伝送する光ファイバを用いた伝送路であっても、無線の伝送路であってもよい。
【0023】
さらに、図1の通信装置105は、ネットワークインタフェース100と、ネットワークコントローラ103と、CPU104とを備える。
【0024】
ネットワークコントローラ103は、接続機器106とデータを送受信するとともに、ネットワークインタフェース100を介して、他のノードに接続された接続機器とデータを送受信する。CPU104は、ネットワークコントローラ103や接続機器106等制御のための各種通信を行う。
【0025】
ネットワークインタフェース100は、送信信号処理部107と、受信信号処理部108と、伝送方式決定部102と、第1および第2のスイッチ109および110とを含む。
【0026】
送信信号処理部107は、ネットワークコントローラ103より出力されたデータを伝送路101上で用いられる伝送フォーマットに変換する。受信信号処理部108は、伝送路101から受信した伝送フォーマットをネットワークコントローラ103用のデータに変換する。伝送方式決定部102は、各ノード間での伝送方式(例えば、振幅変化や位相変化などを用いた各種変復調方式や多値化方式など)を決定する。
【0027】
第1および第2のスイッチ109および110は、接点AおよびBを有しており、伝送方式決定部102からの制御信号に基づいて、いずれか一方の接点と接続する。第1のスイッチ109は、伝送路101と、送信信号処理部107(接点Aの側)または伝送方式決定部102(接点Bの側)のいずれか一方とを接続するように切り替える。第2のスイッチ110は、伝送路101と、受信信号処理部108(接点Aの側)または伝送方式決定部102(接点Bの側)のいずれか一方とを接続するように切り替える。なお、ここでいう接点には、電気的、物理的な接点の他に、論理的、仮想的な接点も含まれる。
【0028】
電源投入時もしくは、初期化リセット時において、第1および第2のスイッチ109および110は、接点Bの側と接続している。同様に、伝送路101を介して接続されている他のノードにおいても、これらのスイッチは、接点Bの側に接続しているものとする。そうすれば、各ノードの伝送方式決定部は、伝送路101を介して接続されることになる。
【0029】
ここで、各ノードの接続例について図を参照しながら説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る通信システムを例示したブロック図である。図2において、本通信システムは、図1の通信装置105と同様の構成を有する第1ないし第6のノード201〜206と、これらをリング状に接続する伝送路101と、対応するノードに接続される第1ないし第6の接続機器251〜256とを備える。これらの接続関係は、図8で示した従来の構成例と全く同様であるので、その説明は省略する。また、図2の第1ないし第6の接続機器251〜256は、図8において前述した第1ないし第6の接続機器751〜756と全く同一であるものとする。
【0030】
次に、本通信システムの動作について説明する。図3は、電源投入時もしくは初期化リセット時における第1および第2のノード201および202の詳細な構成および接続状態を示したブロック図である。図3は、図2における破線で囲まれた部分に対応している。したがって、図3において、第1および第2のノード201および202は、図1の通信装置105と同一の構成であり、その説明は省略する。
【0031】
本通信システムにおいて、最上位の優先順位を有する或るノード(例えばマスタノード、ここでは第1のノード201とする)が隣接する次のノード(ここでは第2のノード202)に対して伝送方式の情報を伝える。例えば、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの予め決定された変復調方式のうちのいずれを用いるか、また、4値や8値などの多値化方式における状態数などの伝送方式に関する情報が伝えられる。また、伝えられる各伝送方式に関して、送信信号処理に要する処理時間、受信信号処理に要する処理時間、およびネットワークコントローラにおける処理時間等、信号遅延の要因となる個々の、または全体の遅延時間は、予め明らかになっているものとする。
【0032】
ここで、第1のノード201から第2のノード202へ伝送方式の情報を伝える通信方法は、いくつか考えられる。図4は、伝送方法決定部から出力されるメッセージデータの一例を示した模式図である。図4に示されるメッセージデータ501は、先に伝送されるスタートビット500と後で伝送されるストップビット502とで前後を囲まれており、一般的に調歩同期と呼ばれる通信方式を用いて伝送される。調歩同期方式は、CPU間のシリアル通信でよく用いられる方法であり、例えば「マイクロコンピュータデータ伝送の基礎と実際」(宮崎誠一著、CQ出版、1984年出版、23〜26ページ)等において詳しく記載されている。
【0033】
また、別例として、あらかじめ電源投入時もしくは初期化リセット時に最初に用いられる伝送方式を予め決定しておく方法も考えられる。すなわち、各ノードの伝送方法決定部は、最初に用いられる伝送方式を用いて、次に使用しようとする伝送方式の情報を伝える。
【0034】
こうして、第1のノード201から第2のノード202へ伝送方式の情報が伝えられると、接点Bの側に接続されていた第1のノード201における第1のスイッチ308および第2のノード202における第2のスイッチ319は、対応する伝送方式決定部301または311からの制御信号によって、共に接点Aの側へ切り替えられる。図5は、第1のスイッチ308および第2のスイッチ319が共に接点Aの側に切り替わった状態を示したブロック図である。
【0035】
図5に示されるように、伝送方式の情報を送信した第1のノード201において、第1のスイッチ308は、伝送方式決定部301の送信用回線を伝送路101から切り離して、送信信号処理部306と伝送路101とを接続する。また、伝送方式決定部301は、同時に、若しくはネットワークコントローラ302からの信号を送信するより前に、第2のノード202へ伝えた伝送方式で送信信号処理部306が送信を行うように制御する。
【0036】
なお、第2のスイッチ309が接点Bの側へ接続したままであるのは、第6のノード206から伝送されてくる伝送方式の情報を受信するために、伝送方式決定部301が待機中であることを示している。
【0037】
また、伝送方式の情報を受信した第2のノード202において、第2のスイッチ319は、伝送方式決定部311の受信用回線を伝送路101から切り離して、受信信号処理部317と伝送路101とを接続する。さらに、伝送方式決定部311は、同時に、若しくはネットワークコントローラ312への信号を受信するより前に、第1のノード201から伝えられた伝送方式で受信信号処理部317が受信を行うように制御する。
【0038】
次に、第2のノード202から第3のノード203へも伝送方式の情報が同様に伝えられる。その後、伝送方式の情報を送信した第2のノード202において、第1のスイッチ318によって伝送方式決定部301は伝送路101から切り離され、他のノードとのデータ送受信の準備が整えられる。以上のように、第3のノード203から第6のノード206を経て、第1のノード201まで伝送方式の情報が順に伝送されることになる。
【0039】
このようにして、各ノード間で用いられる伝送方式が明らかになれば、当該伝送方式に対応する遅延時間が前述のように予め分かっている以上、各ノード間での遅延時間は直ちに判明する。したがって、送信データを送信するノードと、受信するノードとがどのような位置関係にあり、どのノードを経由するかが分かれば、経由するノード間の遅延時間を積算して、容易にデータ到達時間の差を補正できることができる。
【0040】
ここで、送信ノードから見て受信ノードが何番目に位置するかを明らかにするためには、例えば以下のような構成が考えられる。マスタノードが出力する図4のメッセージデータには、ノード位置番号が付加される。ノード位置番号の初期値は、典型的には0である。次に、当該メッセージデータを受信すると、隣接したノードは、メッセージデータに含まれるノード位置番号に対して1だけ加算し、伝送方式の情報とセットにして、さらに隣接するノードへ出力する。このような動作を繰り返すことによって、各ノードの情報を集積し、それらの位置関係を明らかにすることができる。
【0041】
もちろん、ノード位置番号はメッセージデータ以外に付加されてもよく、また一般的に、ネットワークコントローラは、自ノードがネットワークのどの位置に存在するかを、通常の通信によって把握することが可能である。
【0042】
よって、以上のようにノードの位置関係を把握することができれば、例えば図2の例においては、右スピーカが接続されている第3のノード203と左スピーカが接続されている第5のノード205との間には第4のノード204が存在することが分かる。したがって、第3のノード203において右スピーカの音声を再生する際には、第3のノード203から第4のノード204への遅延時間と、第4のノード204から第5のノード205への遅延時間とを合わせた量の遅延をかければよい。そうすれば、右スピーカの音声は、第5のノード205に接続されて再生される左スピーカの音声と同時に再生される。
【0043】
具体的には、伝送方式決定部において決定された伝送方式の情報は、CPU104へ伝えられ、伝えられた伝送方式の情報から対応テーブルや所定の計算式などを用いて実際の遅延時間を算出する。また、前述のように、CPU104は、送信ノードからみて、受信ノードが何番目に位置するかを知ることができる。そこで、例えば、マスターノードである第1のノード201は、第3のノード203に対して、音声再生時に遅延すべき時間を知らせる。もちろん、遅延時間そのものではなく、経由するノード番号と用いられている伝送方式の情報を知らせてもよい。第3のノード203におけるCPUは、知らされ、または計算された遅延時間の遅延をかけるように、内蔵するネットワークコントローラを制御する。または、接続機器に対して遅延時間の情報を伝えて、音声再生時に遅延をかけさせるように制御してもよい。このことによって、前述のような左右のスピーカにおけるデータ到達時間の差異を正確に補正することができる。
【0044】
なお、図2の通信システムでは、ノード数を6台としたが、もちろんノード数には制限がない。また、マスタノードは、第1のノード201以外のノードであってもよい。さらに、図2の通信システムでは、全てのノードが図1の通信装置で構成されるとしたが、データ到達時間が固定して変更されないようなシステムでなければよいので、当該システムを構成するノードの1つ以上が図1の通信装置であれば足りる。
【0045】
また、接続機器は、およそネットワークを介して通信する機器であればどのようなものであってもよい。例えば、第1の接続機器251は、CD再生装置などの他、FMステレオ放送受信装置や、ディジタル音声を記録したハードディスクやメモリ等などの蓄積メディアである場合も同様に、データ到達時間の差異を正確に補正することが可能である。
【0046】
さらに、本発明の一実施形態に係る通信システムにおいて、ネットワークの接続形態は、どのようなものであってもよく、図2のようなリング状の接続形態に限定されるわけではない。図6は、別例としてのツリー型のネットワーク接続形態を有する通信システムを示したブロック図である。このようなツリー型のネットワークは、例えばIEEE1394などで採用されている。
【0047】
図6において、マスターノードである第1のノード801に第2のノード802が接続され、その下位に第3のノード803が接続され、その下位に第4および第5のノード804および805がネットワーク901を介して接続されている。このような接続形態であっても同様に、データ到達時間の差異を正確に補正することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信装置を示したブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る通信システム例を示したブロック図である。
【図3】電源投入時もしくは初期化リセット時における第1および第2のノード201および202の詳細な構成および接続状態を示したブロック図である。
【図4】伝送方法決定部から出力されるメッセージデータの一例を示した模式図である。
【図5】第1のスイッチ308および第2のスイッチ319が共に接点Aの側に切り替わった状態を示したブロック図である。
【図6】別例としてのツリー型のネットワーク接続形態を有する通信システムを示したブロック図である。
【図7】従来の通信装置の構成を示したブロック図である。
【図8】図7に示した通信装置604と同様のノード6つがリング状にネットワークで接続される場合の構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
100 ネットワークインタフェース
101 伝送路
102 伝送方式決定部
103 ネットワークコントローラ
104 CPU
105 通信装置
106 接続機器
107 送信信号処理部
108 受信信号処理部
300 ネットワークインタフェース
301 伝送方式決定部
302 ネットワークコントローラ
303 CPU
306 送信信号処理部
307 受信信号処理部
308 第1のスイッチ
309 第2のスイッチ
310 ネットワークインタフェース
311 伝送方式決定部
312 ネットワークコントローラ
313 CPU
316 送信信号処理部
317 受信信号処理部
318 第1のスイッチ
319 第2のスイッチ
500 スタートビット
501 メッセージデータパケット
502 ストップビット
801〜806 第1ないし第6のノード
851〜856 第1ないし第6の接続機器
901 伝送路

Claims (2)

  1. 複数のデータ伝送方式から使用する伝送方式を選択する伝送方式可変ノードを少なくとも1つ以上含む複数のノードと、当該複数のノードを接続する伝送路とを備える通信システムであって、
    前記伝送方式可変ノードは、外部に関連して設けられた接続機器と通信し、他のノードとのデータ通信を制御するネットワークコントローラと、
    前記ネットワークコントローラを制御し、通信を行う中央制御装置と、
    前記ネットワークコントローラからのデータを前記伝送路への送信信号へ変換する送信信号処理部と、
    前記伝送路からの受信信号を前記ネットワークコントローラへのデータへ変換する受信信号処理部と、
    前記送信信号処理部において使用される伝送方式を選択して、選択された伝送方式の情報を他のノードへ伝達するとともに、前記送信信号処理部および前記受信信号処理部において使用される伝送方式を決定する伝送方式決定手段と、
    前記伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報が他のノードへ伝達された後には、前記送信信号処理部および前記受信信号処理部が前記伝送路と接続されるように切り替えるスイッチ部とを含み、
    前記中央制御装置は、前記伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報を受け取って、前記伝送方式に対応した遅延時間を算出し、算出された前記遅延時間により、異なる2つ以上のノードへほぼ同時に到達すべきそれぞれのデータ間の到達時間差を補正するための遅延制御を行うことを特徴とする、通信システム。
  2. 複数の伝送方式から選択した伝送方式を使用するより前に、予め設定された伝送方式を用いて、選択した伝送方式の情報を他のノードへ伝達するための通信を行う通信装置であって、
    外部に関連して設けられた接続機器と通信し、他のノードとのデータ通信を制御するネットワークコントローラと、
    前記ネットワークコントローラを制御し、通信を行う中央制御装置と、
    前記ネットワークコントローラからのデータを前記伝送路への送信信号へ変換する送信信号処理部と、
    前記伝送路からの受信信号を前記ネットワークコントローラへのデータへ変換する受信信号処理部と、
    前記送信信号処理部において使用される伝送方式を選択して、選択された伝送方式の情報を他のノードへ伝達するとともに、前記送信信号処理部および前記受信信号処理部において使用される伝送方式を決定する伝送方式決定手段と、
    前記伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報が他のノードへ伝達された後には、前記送信信号処理部および前記受信信号処理部が前記伝送路と接続されるように切り替えるスイッチ部とを備え、
    前記中央制御装置は、前記伝送方式決定手段によって選択された伝送方式の情報を受け取って、前記伝送方式に対応した遅延時間を算出し、算出された前記遅延時間により、異なる2つ以上のノードへほぼ同時に到達すべきそれぞれのデータ間の到達時間差を補正するための遅延制御を行うことを特徴とする通信装置。
JP2001301970A 2000-10-05 2001-09-28 通信システムおよび通信装置 Expired - Fee Related JP3955451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301970A JP3955451B2 (ja) 2000-10-05 2001-09-28 通信システムおよび通信装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000306490 2000-10-05
JP2000-306490 2000-10-05
JP2001301970A JP3955451B2 (ja) 2000-10-05 2001-09-28 通信システムおよび通信装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002198969A JP2002198969A (ja) 2002-07-12
JP2002198969A5 JP2002198969A5 (ja) 2005-08-25
JP3955451B2 true JP3955451B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=26601628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001301970A Expired - Fee Related JP3955451B2 (ja) 2000-10-05 2001-09-28 通信システムおよび通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3955451B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6016756B2 (ja) * 2013-11-21 2016-10-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002198969A (ja) 2002-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3632046B2 (ja) ローカル通信バスシステムの相互接続
US7526526B2 (en) System and method for transferring data
US20060083259A1 (en) Packet-based systems and methods for distributing data
JPH0467824B2 (ja)
WO2011150208A2 (en) Seamless transfer of media streams
JPH09294140A (ja) 時分割多重伝送装置
KR20220137957A (ko) 다중 이어버드 아키텍처사이의 전환
US8238269B2 (en) Method for balancing latency in a communications tree, corresponding device and storage means
JP4709269B2 (ja) フレームセグメント内でのデータ送信を表すシグナリングバイト又はコーディングバイオレーションを使用してフレームセグメント内の同期性のネットワークを通して異なる形式のデータを送るための通信システム
JP4053072B2 (ja) 送信ステーション
RU2680206C2 (ru) Система связи для использования в железнодорожном подвижном составе
JP3955451B2 (ja) 通信システムおよび通信装置
US7864786B2 (en) Repeater apparatus for supporting a plurality of protocols, and a method for controlling protocol conversion in the repeater apparatus
US6754719B1 (en) Functional electronic appliances network system
US6647098B2 (en) System and device for communications
KR20010085515A (ko) 통신 시스템, 통신 디바이스 및 통신 방법
JP4030880B2 (ja) 同期用クロック供給システムおよび同期用クロック供給方法
EP1249974B1 (en) Method and communication node for topology correction
EP1903738B1 (en) A sound reproduction method for the session and the apparatus thereof
JP2005531221A (ja) 多数の基準入力又は冗長な基準入力を交互に受けるために構成されたブロードキャストルータ
WO2004025905A1 (en) Method for determining a parent portal in a wireless network and corresponding portal device
EP0447873A2 (en) Communicating system
JP2008271008A (ja) 無線通信システム、無線伝送装置及びその帯域管理方法
EP1401153B1 (en) Status notification apparatus and method
KR20020079920A (ko) 데이터 전송 시스템, 데이터 전송 방법, 및 전자 기기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees