JP3955357B2 - 充電機能付き鍵を用いた電気錠システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として雑居ビル等、複数のテナントがある集合ビルにおいて用いられる充電機能付き鍵を用いた電気錠システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスビルや雑居ビル等、複数のテナントがある集合ビルにおいて、各テナントの出入口に使用される施解錠装置としては、一般に、機械的な駆動により施解錠が行われる機械式錠と、特開平1−121477号(特許第2558041号)や特開平6−73929号(特許第2532260号)等の公報に開示される電気信号によって施解錠が行われる電気式錠とに大別される。
【0003】
機械式錠は、外筒と内筒の2重筒構造をなし、外筒と内筒との間に複数のロックピンが設けられる構成とされ、内筒に設けられた鍵穴に挿入される鍵により、鍵に形成される凹凸が各ロックピンに係合し、各ロックピンの位置が揃ったときに、内筒が外筒に対して回転可能となり、施錠又は解錠が行える、所謂シリンダ錠である。
【0004】
また、電気式錠は、鍵自体に鍵ID等の情報と駆動電源を内蔵した構造となっており、錠側の電気回路に対し、この鍵を用いることにより駆動電源が錠に与えられるとともに、この鍵から鍵IDが送られ、この鍵IDが錠側の鍵ID情報の内容と一致したときに、施錠又は解錠が行われる構成となっている。
【0005】
そして、このような施解錠装置に用いる各鍵は、上述のようにビルにおける各テナントの使用者が、各部屋への出入りのために使用するものであるが、その鍵を管理するには、各テナント使用者自身が個別に管理を行うか、または、そのビルの玄関などにて集中管理が行われるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した施解錠装置の構造では、機械式錠の場合、鍵の紛失が起きたり、テナント使用者の入れ替わりがあった際に、保安性及び使用者への信頼性を保つために、錠及び鍵の交換が必要となるが、その交換作業、特に建物(ビル)側に付設される錠の交換が煩雑であるという問題を有するとともに、交換における多大な費用が生じ、また交換作業に時間がかかるという問題が生じてしまう。
【0007】
また、ビルの管理者が、ビル内の全ての施解錠装置に対して施解錠が行えるマスターキーを所有し使用する場合があるが、このようなマスターキーは、特定の組み合わせの錠と鍵の間で機構的なグループ化がメーカー側にて設定されていることから、上記のような錠装置の交換がビル内の一部にて行われると、その鍵(マスターキー)が使用できなくなり、このような不具合を解消するために、ビル内の全てのテナントの錠及び鍵を交換しなければならず、施工工事やビルメンテナンスなどさらなる不具合が発生するという問題がある。
【0008】
同様に、ビルにおける玄関の錠装置などのように、ビル内の各テナントが共用する錠装置は、全ての鍵、すなわち各テナントの使用する各鍵に対して作動可能な錠よりなる逆マスターキーとする場合があり、この場合にも、上記のような一部のテナントによる錠の交換等が起きた際には、全てのテナントの錠及び鍵、そして玄関の錠を交換しなければならず、非常に煩雑なものとなっていた。
【0009】
そして、メーカー側では、上記のような錠と鍵の組み合わせによるグループ設定を管理するが、ビル単位で全ての錠及び鍵を交換するとなると、マスターキーや逆マスターキーの組み合わせに変更が発生することとなる。すなわちそのグループ単位で再び錠及び鍵の生産を行うこととなり、また、新たな管理を強いられることとなることから負担となっている。
【0010】
特に、鍵を使用するテナント使用者が、短期間で入れ替わる場合が多いビルは、上述のような不具合が顕著となり、従って、上記機械式錠では、生産上、工事取付上、ビルメンテナンス上に管理が面倒であるいう問題があった。
【0011】
また、上述した電気式錠の場合では、上記問題に加え、鍵に内蔵される駆動電源が電池であることから、この電池が消耗した場合に、その電池を新たな電池に交換する必要があり、その作業が煩雑となる欠点を有している。
【0012】
さらに、この電池内蔵の鍵の場合、鍵の使用時に電池が消耗していると、この鍵を使用しても錠装置を駆動させることができないとともに、鍵IDを錠側に送ることができず、解錠が不可能となる欠点を有している。したがって、有事の場合、解錠不可による危険の発生、すなわち非常時におけるドア開放不能などのおそれがある。
【0013】
そこで本発明は、上記各問題点を解消するために、電池交換を必要とせず、錠を解錠する際に用いることができ、鍵の変更が発生したときでも、錠を交換することなく、充電機能付き鍵を用いて錠と鍵との組み合わせによる管理を簡便なものとし、廉価に施工等を行うことのできる電気錠システムを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、電磁結合により外部から電磁波を受ける充電用コイルと、前記充電用コイルが受けた電磁波により蓄電される蓄電手段と、前記蓄電手段に蓄電された電気エネルギーを記憶情報とともに送出する送出手段とを備えた3種類の充電機能付き鍵として、
解錠情報及び鍵IDが前記記憶情報として記憶された解錠用鍵と、
前記鍵IDを鍵ID情報として記憶するモードに切り換える切換指令情報が前記記憶情報として記憶された鍵ID記憶指令用鍵と、
前記鍵IDの記憶を消去するモードに切り換える切換指令情報が前記記憶情報として記憶された鍵ID消去用鍵とを選択的に用い、
前記何れかの充電機能付き鍵が鍵穴に挿入されたときに、該充電機能付き鍵の送出手段から送出される記憶情報を少なくとも受信して信号処理する電気錠を備えた電気錠システムであって、
前記電気錠は、前記鍵穴への前記解錠用鍵の挿入時に該解錠用鍵から受信した鍵IDと予め記憶された鍵ID情報とを照合して内容が一致したときに解錠され、
また、前記鍵穴への前記鍵ID記憶指令用鍵の挿入時に該鍵ID記憶指令用鍵から切換指令情報を受信し、その後の前記鍵穴に前記鍵ID記憶指令用鍵が挿入されるまでの間の前記鍵穴への前記解錠用鍵の挿入によって該解錠用鍵から受信した鍵IDを照合用の鍵ID情報として記憶し、
さらに、前記鍵穴への前記鍵ID消去用鍵の挿入時に該鍵ID消去用鍵から切換指令情報を受信し、その後の前記鍵穴への前記鍵ID消去用鍵の再挿入による該鍵ID消去用鍵からの切換指令情報の受信時に鍵ID情報を消去することを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1又は2の電気錠システムにおいて、
前記電気錠は、前記鍵ID情報を選択的に消去するスイッチを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1の電気錠システムにおいて、
前記充電機能付き鍵が個別に収納される複数の収納部を有し、前記充電機能付き鍵の前記収納部への収納時に前記充電用コイルと電磁結合して前記蓄電手段に蓄電させる給電手段が前記複数の収納部に個別に設けられた鍵管理装置を具備したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による充電機能付き鍵の内部構成を示す図、図2は本発明による電気錠システムを構成する電気錠の内部構成を示す図、図3は本発明による電気錠システムを構成する鍵管理装置の概観図、図4は鍵管理装置の部分拡大斜視図である。
【0018】
本発明の電気錠システムは、充電機能付き鍵1を用いるもので、本実施の形態では、この充電機能付き鍵1と、電気錠2と、鍵管理装置3とで構成されている。
【0019】
そして、この電気錠システムにおいては、充電機能付き鍵1を用いて電気錠2の制御、すなわち解錠等が行われるようになっている。また、この充電機能付き鍵1は、不使用時に鍵管理装置3に収納されて保管されるようになっている。
【0020】
まずはじめに、充電機能付き鍵1の構成について説明する。
本実施の形態の充電機能付き鍵1は、図1に示すように、挿込部4と頭部5とを有する所定の厚さの板状の鍵本体6に、充電用コイル7と、ダイオード8と、蓄電器9と、送出手段としての電子回路10と送信用コイル11が内蔵されているとともに、スイッチ12が設けられた構成とされている。
【0021】
充電用コイル7は、鍵本体6の頭部5に埋設されており、本実施の形態では、この頭部5に対して延設される挿込部4の延出方向に対し直交するように設定され設けられている。そして、この充電用コイル7は、鍵管理装置3に収納された際に、この鍵管理装置3からの電磁エネルギーを受けるようになっている。
【0022】
ダイオード8は、充電用コイル7に発生する交流電圧を整流するようになっている。
【0023】
蓄電器9は、充電用コイル7の両端子間に介装され、ダイオード8によって整流された出力、すなわち鍵管理装置3からの電磁エネルギーにより充電されるようになっている。
【0024】
電子回路10は、蓄電器9に蓄電されているエネルギーを電源として作動する。電子回路10には、スイッチ12が接続されている。
【0025】
電子回路10は、鍵の情報、すなわち充電機能付き鍵1自身の鍵データを記憶保持している。また、電子回路10は、スイッチ12から接点信号が入力されたときに、記憶保持された鍵データと蓄電器9からのエネルギーとを送信用コイル11より送出する仕様に構成されている。
【0026】
スイッチ12は、例えば押釦スイッチで構成され、鍵本体6の頭部5に表出するよう設けられている。スイッチ12は、押されてオンしたときの接点信号が電子回路10に入力するようになっている。
【0027】
送信用コイル11は、電子回路10に接続されるとともに、鍵本体6の挿込部4先端に配設されている。送信用コイル11は、スイッチ12がオンして接点信号が電子回路10に入力されたときに、電子回路10からのエネルギー及び鍵データを電磁結合によって電気錠2に送出するようになっている。
【0028】
なお、本実施の形態の充電機能付き鍵1は、3種類の機能をそれぞれ各別に有するよう3本の鍵にて構成されている。すなわち、電子回路10内に記憶される鍵データの内容により、以下に示す(1)〜(3)の3種類の鍵1A,1B,1Cに種別される。
【0029】
(1)解錠用鍵1A…電気錠2の施錠状態を解く、通常の解錠に用いる鍵。鍵データとしては、解錠のための鍵であるという解錠情報、及び鍵IDが記憶されている。
【0030】
(2)鍵ID記憶指令用鍵1B…電気錠2に対し鍵ID情報を記憶させるときに用いる鍵。鍵データとしては、鍵ID情報を記憶するモードに切り換える切換指令情報が記憶されている。
【0031】
(3)鍵ID消去用鍵1C…電気錠2に記憶されている鍵ID情報を消去するときに用いる鍵。鍵データとしては、鍵IDの記憶を消去するモードに切り換える切換指令情報が記憶されている。
【0032】
そして、解錠用鍵1Aは、例えば複数のテナントを有する集合ビルにおける各テナント使用者が使用する鍵であり、鍵ID記憶指令用鍵1B,鍵ID消去用鍵1Cは、ビルの管理者が使用する鍵とされる。
【0033】
次に、電気錠2の構成について説明する。
本実施の形態の電気錠2は、例えばビルにおける各テナントの出入口ドアなどに配設されるもので、図2に示すように、受信手段としての受信用コイル13と、ダイオード14と、蓄電体15と、処理手段としての錠CPU16と、駆動手段としてのアクチュエーター17とで大略構成されている。
【0034】
受信用コイル13は、例えばドアにおけるドアノブ近傍に配設される鍵穴2a内に設けられ、前述した充電機能付き鍵1が鍵穴2aに挿入された際に、鍵1の送信用コイル11からの電磁波を受信するようになっている。
【0035】
ダイオード14は、受信用コイル13に発生したエネルギーを整流するようになっている。
【0036】
蓄電体15は、受信用コイル13の両端子間に介装され、ダイオード14によって整流された出力により蓄電されるようになっている。
【0037】
錠CPU16は、蓄電体15に接続されており、蓄電体15に蓄電されたエネルギーを電源として作動する。錠CPU16は、全体の処理プログラムが格納されたメモリを有している。
【0038】
また、錠CPU16は、前記メモリ以外に、電気的に書込、消去自在で、電源が供給されていなくても内容を記憶保持するEEPROMや同等のメモリエリアを有している。このメモリエリアには、鍵データ(鍵IDを含む)、処理中のプログラム、現在のモード状態などが記憶される。
【0039】
そして、この錠CPU16は、鍵1より送出されて受信用コイル13に発生したエネルギーに含まれる鍵データの内容を読み込んで判別し、その判別結果に基づいてアクチュエーター17を動作させる処理、錠CPU16のメモリエリアに鍵データを記憶する処理、錠CPU16のメモリエリア内に格納された鍵データを消去する処理を実行している。
【0040】
なお、この錠CPU16に格納される処理プログラムは、前述した3種の充電機能付き鍵1(1A,1B,1C)を判別するプログラム、充電機能付き鍵1に記憶されている鍵IDを照合するプログラムなどで構成される。この処理プログラムによる処理手順については、図5〜図7にて示されるフローチャートを用いて後で説明する。
【0041】
アクチュエーター17は、例えば電磁ソレノイドなどで構成され、蓄電体15を駆動電源とし、錠CPU16からの指令により作動する。
【0042】
このアクチュエーター17は、錠を構成するデッドボルトに連結され、デッドボルトを作動(例えば後退)させて、施錠状態から解錠状態へと動作させるようになっている。
【0043】
次に、鍵管理装置3の構成について説明する。
【0044】
この鍵管理装置3は、例えばビルにおける玄関部分などに設置され、ビル内の各テナント使用者が携帯して各部屋の出入りに使用する鍵(充電機能付き鍵1)を収納し、これを管理するものである。この鍵管理装置3では、鍵1を取り出して使用する場合、カードや、その他の個人ID等を必要とし、これらカードやIDを所有する者(テナント使用者)のみが該当する鍵1を取り出せるようになっている。
【0045】
本実施の形態の鍵管理装置3は、図3に示すように、縦横整列状態(格子状)に配列された複数の収納部18を備えた構成とされるとともに、これら収納部18の側部に位置する前面パネル19に、各収納部18の操作を行うためのカード取り込み口20、操作キー21、表示部22などが配設された構成となっている。
【0046】
各収納部18は、例えば縦長な矩形箱形状の収納体23を有するとともに、前面パネル19と略面一となる化粧板24がこの収納体18の前面に固設され、また、図示しないが、電磁ソレノイドなどの直動機構が奥方向に延出して連結された構成とされ、かつ、前面パネル19に対して手前方向に突出できるように下縁部が軸支されており、すなわち揺動自在となるように設けられている。
【0047】
収納体18には、上端面に、スリット状の貫通孔25が穿設されており、鍵1の挿込部4が挿入可能となっており、すなわち、図4に示すように、鍵1を垂直な状態で収納するようになっている。
【0048】
そして、この収納体23は、直動機構を駆動制御する制御装置(図示せず)により、通常時は収納体23が垂直な状態となり、収納されている鍵1が化粧板24及び前面パネル19にて隠蔽され取り出せないように、すなわち管理されることとなり、また、所定のカード又はIDなどを使用することにより、制御装置が直動機構を駆動させ、収納体23を揺動させて、この収納体23を前面パネル19より突出させて鍵の取り出しを可能とするようになっている。
【0049】
また、この鍵管理装置3には、前述した充電機能付き鍵1に充電エネルギーを与えるための給電手段を備えている。
【0050】
この給電手段として、本実施の形態では、各収納部18に個別に設けられる給電コイル26と、この給電コイル26が接続される交流電源27とを備えている。
【0051】
給電コイル26は、図4に示すように、各収納部18に収納される充電機能付き鍵1の頭部5に近接し、この頭部5における板面に対して対向する位置となるよう配設されており、交流電源27からの信号が与えられて電磁波が発生するようになっている。
【0052】
そして、給電コイル26は、収納部18に収納される充電機能付き鍵1の充電用コイル7との間で電磁結合する。これにより、充電機能付き鍵1の蓄電器9に充電用エネルギーが与えられ、蓄電器9への充電が行われる。
【0053】
なお、充電機能付き鍵1側の充電用コイル7と鍵管理装置3側の給電コイル26とは、充電機能付き鍵1が鍵管理装置3に収納された際に、充電用コイル7に対して充分なエネルギーが与えられる条件を満足すれば、密接する必要はなく、所定の空間をおいて配設することができる。
【0054】
次に、上記構成による電気錠システムの動作を説明する。
【0055】
なお、複数のテナントを有するビルにおける各テナントが使用する複数の鍵(充電機能付き鍵1)を管理する例とし、各充電機能付き鍵1には、各テナントの電気錠2を解錠するための鍵IDが記憶されているものとする。
【0056】
まず、充電機能付き鍵1は、不使用時には鍵管理装置3に収納されて管理される。すなわち、鍵管理装置3では、図4に示すように、各鍵1が収納部18内に収納される。
【0057】
そして、充電機能付き鍵1は、鍵管理装置3に収納された状態で、給電コイル26と充電用コイル7との電磁結合により、蓄電器9に対して常時充電が行われることとなる。
【0058】
鍵管理装置3に収納された充電機能付き鍵1を使用する場合には、鍵管理装置3に対して、その充電機能付き鍵1の使用者であるテナント使用者が、カード操作や操作キーによるIDの入力により、そのテナント解錠用の鍵1(1A)が収納されている収納部18が開放することで、鍵1が取り出せることとなる。
【0059】
次に、この充電機能付き鍵1にて、電気錠2を解錠する際には、この鍵1を電気錠2の鍵穴2aに挿入させる。同時に、頭部5に設けられているスイッチ12を押してオンする。
【0060】
これにより、鍵1内の電子回路10が起動するとともに、鍵1の挿込部4先端の送信用コイル11より、この鍵1内の蓄電器9に蓄えられているエネルギー及び電子回路10内に記憶されている鍵データが送出される。
【0061】
電気錠2では、鍵1が挿入されて送信用コイル11からエネルギーが送出されると、そのエネルギーを受信用コイル13を介して蓄電体15に蓄電するとともに、電気錠2内の錠CPU16が起動する。
【0062】
錠CPU16は、鍵1からエネルギーとともに送出される鍵データを受け取り、この鍵データ内に含まれる鍵IDを、錠CPU16内に記憶されている鍵ID情報と照合を行う。
【0063】
そして、錠CPU16が記憶している鍵ID情報の内容と、挿入されている鍵1の鍵IDとが一致していれば、錠CPU16は、アクチュエーター17を作動させる指令を出力する。
【0064】
そして、アクチュエーター17は、錠CPU16の指令に基づき、蓄電体15に蓄電されたエネルギーを電源として作動し、デッドボルトを後退させるなどの動作を行い、これにより電気錠2は解錠となる。
【0065】
次に、上述した充電機能付き鍵1による電気錠2の解錠及び、この電気錠2の管理の手順等を図5乃至図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0066】
まず、電気錠2側では、鍵1が挿入される以前、すなわち、鍵1が挿入されて錠CPU16が起動する以前に、この錠CPU16が鍵データの判別を行うプログラムモード(初期モード)が実行されるように予め設定されている(ST1)。
【0067】
この状態で、鍵1が電気錠2の鍵穴2aに挿入され(ST2)、鍵1のスイッチ12が押されてオンすると、電磁結合により鍵1から電気錠2側に電源が供給されることとなり、これにより錠CPU16が起動する。
【0068】
同時に、錠CPU16には鍵1から鍵データが送られ、錠CPU16は鍵データの判別を行う(ST3)。
【0069】
そして、鍵データの内容が解錠用鍵1Aを示す情報であれば(ST4)、錠CPU16は鍵穴2aに挿入された鍵1を解錠用鍵1Aと判別し(ST5)、鍵データの判別を行うプログラムモードから電気錠2を解錠するモードに移行する(ST6)。
【0070】
そして、挿入された鍵1Aの鍵IDと錠CPU16内に記憶されている鍵ID情報とを照合し(ST7)、これらの内容が一致すれば(ST8)、錠CPU16は、アクチュエーター17に解錠指令を出力し、アクチュエーター17の駆動によりデッドボルトが作動し、電気錠2は解錠となる(ST9)。
【0071】
その後、錠CPU16は、電気錠2を解錠するモードから鍵データを判別するプログラムモードに初期化する(ST10)。そして、鍵1Aが鍵穴2aから抜き去られると(ST11)、ST1に戻る。その際、鍵1Aが抜き去られることで、鍵1Aから錠CPU16への電源供給が絶たれるが、既に蓄電体15に蓄電されているエネルギーにより錠CPU16への電源供給が行われるので、鍵1Aが抜き去られた後でもST1の動作に戻ることができる。
【0072】
ST8において、挿入されている鍵1Aの鍵IDと、錠CPU16内に記憶されている鍵ID情報とを照合した結果が不一致であれば、錠CPU16は電気錠2を解錠するモードから鍵データを判別するプログラムモードに初期化する(ST12)。その際、アクチュエーター17は作動せず、解錠とはならない。そして、鍵1Aが鍵穴2aから抜き去られると(ST13)、ST1に戻る。
【0073】
ST4において、挿入された鍵1の鍵データが鍵ID記憶指令用鍵を示すものであれば(ST14)、錠CPU16は、鍵穴2aに挿入された鍵1を鍵ID記憶指令用鍵1Bと判別し(ST15)、錠CPU16は鍵データの判別を行うプログラムモードから鍵IDを記憶する作動モードに移行する(ST16)。
【0074】
次に、鍵ID記憶指令用鍵1Bを鍵穴2aから抜き(ST17)、錠CPU16に鍵IDを記憶させようとする解錠用鍵1Aを鍵穴2aに挿入させ(ST18)、解錠用鍵1Aのスイッチ12を押してオンする。
【0075】
これにより、錠CPU16は、挿入された解錠用鍵1Aが送出する鍵IDを内部に記憶する(ST19)。
【0076】
その後、鍵IDの記憶を終えた解錠用鍵1Aが鍵穴2aから抜き去られると(ST20)、錠CPU16はさらに鍵IDを記憶するか否かの判別を行う(ST21)。
【0077】
ここで、この電気錠2を2本以上の解錠用鍵1Aにて解錠可能とする逆マスターキーとして使用する場合、すなわち、さらに別の解錠用鍵1Aを挿入させ、その解錠用鍵1Aの鍵IDを記憶させるときは、記憶済の解錠用鍵1Aを鍵穴2aから抜き去った後に、他の解錠用鍵1Aを鍵穴2aに挿入し、上記ST18〜ST21の動作が繰り返される。すなわち、錠CPU16に対して複数の解錠用鍵1Aの鍵IDの記憶が繰り返し行われる。
【0078】
錠CPU16への鍵IDの記憶を終え、さらなる鍵IDの記憶を行わない場合には(ST21)、再び鍵ID記憶指令用鍵1Bを鍵穴2aに挿入する(ST22)。
【0079】
これにより、錠CPU16は、鍵IDを記憶する作動モードから鍵データを判別するプログラムモードに初期化する(ST23)。そして、鍵ID記憶指令用鍵1Bが鍵穴2aから抜き去られると(ST24)、ST1に戻る。
【0080】
ST14において、挿入された鍵1の鍵データが鍵ID記憶指令用鍵1Bでなく、鍵ID消去用鍵1Cを示すものであれば、錠CPU16は鍵穴2aに挿入された鍵1を鍵ID消去用鍵1Cと判別し(ST25)、鍵データを判別するプログラムモードから錠CPU16に記憶されている鍵ID情報を消去するモードに移行する(ST26)。
【0081】
その後、鍵ID消去用鍵1Cが鍵穴2aから抜き去られると(ST27)、錠CPU16は、錠CPU16内の鍵ID情報を消去するか否かの待機状態となる。
【0082】
そして、錠CPU16内の鍵ID情報の消去を行うことに間違いがない場合は(ST28)、再度鍵ID消去用鍵1Cが鍵穴2aに挿入され(ST29)、この鍵1Cのスイッチ12が押されてオンとすると、錠CPU16内に記憶されている鍵ID情報の消去を行う(ST30)。
【0083】
その後、錠CPU16は、鍵ID情報を消去するモードから鍵データを判別するプログラムモードに初期化する(ST31)。そして、鍵ID消去用鍵1Cが鍵穴2aから抜き去られると(ST32)、ST1に戻る。
【0084】
なお、ST28において、錠CPU16に記憶されている鍵ID情報の消去を行わない場合には、ST27において抜き去った鍵ID消去用鍵1C以外の鍵、例えば解錠用鍵1Aなどを鍵穴2aに挿入し(ST33)、スイッチ12を押してオンする。
【0085】
これにより、錠CPU16は、鍵ID情報を消去するモードから鍵データを判別するプログラムモードに初期化する(ST34)。そして、鍵1が鍵穴2aから抜き去られると(ST35)、ST1に戻る。
【0086】
したがって、上記実施の形態によれば、以下に示す効果を奏する。
【0087】
鍵管理装置3に収納した際、鍵管理装置3側の給電コイル26と充電機能付き鍵1の充電用コイル7との間が電磁結合し、鍵管理装置3から鍵1に電磁波が与えられことにより鍵1内の蓄電器9に非接触で充電することができる。
【0088】
したがって、従来のような電池の消耗に伴う電池交換が不要となる。しかも、常にフル充電の状態で鍵1を使用することができ、従来のような電池消耗による解錠不良の不安が解決する。また、充電機能を有する鍵1を給電手段を備えた鍵管理装置3に収納するだけで鍵1の管理と共に充電も行えるので、充電のための特別な操作が不要であり、鍵の取り扱いが簡便となる。
【0089】
電気錠2は、解錠を許可する鍵ID情報を記憶しているが、この鍵ID情報は、鍵ID記憶指令用鍵1Bが鍵穴2aに挿入されて鍵IDを記憶するモードに切り換えられたときに、その後に鍵穴2aに挿入された解錠用鍵の鍵IDに書換えられる。また、鍵ID消去用鍵1Cが鍵穴2aに挿入されて鍵IDを消去するモードに切り換えられたときには、電気錠2内の鍵ID情報が消去される。
【0090】
したがって、鍵の変更が発生したときは、電気錠2に記憶されている鍵IDを消去し、新たな鍵IDを記憶させることにより、電気錠自体の交換を行うことなく、新たな鍵にのみ対応する電気錠を構成することができる。
【0091】
また、電気錠2には複数の鍵IDが記憶可能なので、マスターキー、逆マスターキーへの対応が可能となる。
【0092】
すなわち、同一鍵IDを複数の電気錠に記憶すれば、特定の鍵で複数の錠が解錠できるマスターキーとして機能させることができる。これに対し、同一電気錠に複数の鍵IDを記憶すれば、特定の電気錠を複数の異なる鍵で解錠できる逆マスターキーとして機能させることができる。
【0093】
このように、キープランの有無に関わらず、電気錠を同一仕様で生産及び取付が可能になる。また、キープランに変更が発生しても、電気錠に記憶されている鍵ID情報の消去、記憶を行うだけで済み、電気錠の交換が不要となる。
【0094】
したがって、生産上も、工事上も、ビルのメンテナンス上も管理が簡単になり、コストを大幅に低減することができる。
【0095】
なお、上述した実施の形態では、充電機能付き鍵1に設けられるスイッチ12を、電気錠2を解錠しようとするときに指で押す押釦スイッチにて構成する例について述べたが、このスイッチ12は、これに限定されることはなく、例えば、鍵1を鍵穴2aに挿入させる操作のみで動作するスイッチや、鍵1が電気錠2の鍵穴2aに挿入されたことを検知するセンサ等で構成させてもよい。
【0096】
鍵1を鍵穴2aに挿入させる操作のみで動作するスイッチとしては、例えばマイクロスイッチにて構成させ、その作動子が鍵本体6に対し突出する構造とし、この突出した作動子が、鍵1を鍵穴2aに挿入した際に、鍵穴2aの一部等に当接する構造とすればよい。この場合、鍵穴2aへの鍵1の挿入と同時に鍵1内の電子回路10が起動するよう構成できる。
【0097】
また、鍵1が電気錠2の鍵穴2aに挿入されたことを検知するセンサとしては、例えばリードスイッチと磁石の組み合わせで構成させ、リードスイッチを鍵1側に設け、電気錠2側の鍵穴2a内などにリードスイッチを作動させる磁石を設ける構成とする。この場合も、鍵穴2aへの鍵1の挿入と同時に鍵1内の電子回路10が起動するよう構成することが可能となる。
【0098】
また、上述した実施の形態では、1つの電気錠2に対し1つの充電機能付き鍵1とした例について述べ、この充電機能付き鍵1に電気錠2を解錠するための鍵IDを1つのみ電子回路10に記憶した例について述べたが、この電子回路10に記憶する鍵IDを複数として構成してもよい。すなわち、対象となる電気錠の全ての鍵IDを記憶した充電機能付き鍵1としてもよく、これにより、1つの充電機能付き鍵1によって複数の電気錠を解錠可能とするマスターキーを得ることができる。
【0099】
同様に、充電機能付き鍵1の電子回路10に、各部屋の電気錠を解錠するための鍵IDと、共用する電気錠の解錠のための鍵IDとの2つ以上の鍵IDを記憶する構成とすれば、共用される電気錠が逆マスターキーを構成することが可能となる。
【0100】
さらに、上述した本実施の形態の電気錠システムでは、電気錠2に対し解錠のみが行われる構成として説明し、充電機能付き鍵1を解錠用鍵1Aとした例について述べたが、これに限ることはなく、施錠のみを行う構成としてもよく、さらには、施解錠の両用としてもよい。
【0101】
また、上述した実施の形態の電気錠2では、1つの解錠用鍵1Aの鍵IDを記憶する例として述べたが、複数で構成される電気錠の全ての電気錠に対して解錠を行うことのできる鍵の鍵IDを記憶する構成、すなわち2つ以上の鍵IDを記憶させた電気錠とする構成としてもよい。
【0102】
これにより、上記構成の電気錠は、全ての電気錠を解錠する鍵、いわゆるマスターキーと、その電気錠のみを解錠する鍵とに対応することとなる。
【0103】
さらに、この電気錠に、他のそれぞれの電気錠をそれぞれに解錠することの可能な各鍵の鍵IDの全てを錠CPU内に記憶させる構成としてもよい。これにより、その電気錠は、全ての鍵に対して解錠が可能な構成とすることができ、すなわち、逆マスターキーを構成することが可能となる。
【0104】
なお、このように複数の鍵の鍵IDを記憶した電気錠では、電気錠側に例えばディップスイッチやロータリースイッチなどを設けて錠CPUと接続する構成とすれば、錠CPU内の全ての鍵IDを消去することなく、所望の鍵IDのみを選択して消去することができる。
【0105】
この構成によれば、例えばビル内に有る複数のテナントのうち、1つのテナントが退出した場合に、そのテナントの使用していた鍵を使用不可に変更することが可能となり、ビルの保安性を保つことが可能となり、また、ビル管理者においてもその管理が容易なものとなる。
【0106】
また、上述した実施の形態の電気錠では、アクチュエーター17を直動機構とした構成の例を示して説明したが、このアクチュエーター17の構成はこれに限定されるものではない。
【0107】
また、上述した実施の形態における鍵管理装置3では、充電機能付き鍵1に対して充電を行う給電コイル26を、各鍵1の充電用コイル7にそれぞれ対応するように1対1で構成した例について述べたが、これに限定されるものではなく、複数本の鍵1に対して1つの給電コイル26を設ける構成などとしてもよい。
【0108】
この場合、大型な給電コイル26の磁界が及ぶ範囲に複数の充電機能付き鍵1が収納される構成であれば、給電コイル26から複数の充電用コイル7に一度にエネルギーを供給することができ、鍵管理装置3の内部における配線の省略化を図れることとなる。
【0109】
また、鍵管理装置3の給電コイル26より発生させる電磁波は、常時発生状態とする必要はない。すなわち、鍵管理装置3の収納部18内に充電機能付き鍵1が収納されているときのみ、電磁波を発生させて充電を行う構成としてもよい。その場合、例えば、鍵1が収納部18に収納された状態を検知する手段を設け、この検知信号に基づいて交流電源から給電コイルに送られる信号の接断を切換制御する。
【0110】
さらに、上述した実施の形態では、鍵管理装置3の構成として、収納部18に箱状の収納体23を備え、この収納体23を揺動させることで鍵1の取り出し、及び収納管理を行う構成としたが、鍵1を収納管理する構造としては、これに限定されることはなく、給電コイル26を具備し、収納される鍵1が管理時には容易に取り出すことが不可能とする構造であればよい。
【0111】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、鍵が充電機能を有しているので、この鍵を給電手段を備えた鍵管理装置に収納するだけで、電磁結合により非接触で充電が行え、従来のような電池の消耗に伴う電池交換が不要となる。しかも、常にフル充電の状態で鍵を使用することができるので、従来のような電池消耗による解錠不良の不安が解決し、また、充電のための特別な操作が不要で、鍵の取り扱いが簡便となる。
【0112】
鍵の変更が発生したときは、電気錠に記憶されている鍵IDを消去し、新たな鍵IDを記憶させることにより、電気錠自体の交換を行うことなく、新たな鍵にのみ対応する電気錠を構成することができる。
【0113】
また、電気錠には複数の鍵ID情報が記憶可能なので、マスターキー、逆マスターキーへの対応が可能となる。具体的には、同一鍵IDを複数の電気錠に記憶すれば、特定の鍵で複数の錠が解錠できるマスターキーとして機能させることができる。これに対し、同一電気錠に複数の鍵IDを記憶すれば、特定の電気錠を複数の異なる鍵で解錠できる逆マスターキーとして機能させることができる。
【0114】
このように、キープランの有無に関わらず、電気錠を同一仕様で生産及び取付が可能になる。また、キープランに変更が発生しても、電気錠に記憶されている鍵ID情報の消去、記憶を行うだけで済み、電気錠の交換が不要となる。この結果、生産上も、工事上も、ビルのメンテナンス上も管理が簡単になり、コストを大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による充電機能付き鍵の内部構成を示す図
【図2】本発明による電気錠システムを構成する電気錠の内部構成を示す図
【図3】本発明による電気錠システムを構成する鍵管理装置の概観図
【図4】鍵管理装置の部分拡大斜視図
【図5】本発明による電気錠システムの処理手順を示すフローチャート
【図6】本発明による電気錠システムの処理手順を示すフローチャート
【図7】本発明による電気錠システムの処理手順を示すフローチャート
【符号の説明】
1…充電機能付き鍵、2…電気錠、2a…鍵穴、3…鍵管理装置、7…充電用コイル、9…蓄電器、10…電子回路、11…送信用コイル、12…スイッチ、13…受信用コイル、15…蓄電体、16…錠CPU、26…給電コイル、27…交流電源。
Claims (3)
- 電磁結合により外部から電磁波を受ける充電用コイルと、前記充電用コイルが受けた電磁波により蓄電される蓄電手段と、前記蓄電手段に蓄電された電気エネルギーを記憶情報とともに送出する送出手段とを備えた3種類の充電機能付き鍵として、
解錠情報及び鍵IDが前記記憶情報として記憶された解錠用鍵と、
前記鍵IDを鍵ID情報として記憶するモードに切り換える切換指令情報が前記記憶情報として記憶された鍵ID記憶指令用鍵と、
前記鍵IDの記憶を消去するモードに切り換える切換指令情報が前記記憶情報として記憶された鍵ID消去用鍵とを選択的に用い、
前記何れかの充電機能付き鍵が鍵穴に挿入されたときに、該充電機能付き鍵の送出手段から送出される記憶情報を少なくとも受信して信号処理する電気錠を備えた電気錠システムであって、
前記電気錠は、前記鍵穴への前記解錠用鍵の挿入時に該解錠用鍵から受信した鍵IDと予め記憶された鍵ID情報とを照合して内容が一致したときに解錠され、
また、前記鍵穴への前記鍵ID記憶指令用鍵の挿入時に該鍵ID記憶指令用鍵から切換指令情報を受信し、その後の前記鍵穴に前記鍵ID記憶指令用鍵が挿入されるまでの間の前記鍵穴への前記解錠用鍵の挿入によって該解錠用鍵から受信した鍵IDを照合用の鍵ID情報として記憶し、
さらに、前記鍵穴への前記鍵ID消去用鍵の挿入時に該鍵ID消去用鍵から切換指令情報を受信し、その後の前記鍵穴への前記鍵ID消去用鍵の再挿入による該鍵ID消去用鍵からの切換指令情報の受信時に鍵ID情報を消去することを特徴とする電気錠システム。 - 前記電気錠は、前記鍵ID情報を選択的に消去するスイッチを備えたことを特徴とする請求項1記載の電気錠システム。
- 前記充電機能付き鍵が個別に収納される複数の収納部を有し、前記充電機能付き鍵の前記収納部への収納時に前記充電用コイルと電磁結合して前記蓄電手段に蓄電させる給電手段が前記複数の収納部に個別に設けられた鍵管理装置を具備したことを特徴とする請求項1又は2記載の電気錠システム。
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