JP3955164B2 - 既設トンネル接続施工用のシールド掘進機 - Google Patents

既設トンネル接続施工用のシールド掘進機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば既設トンネルの側壁部に別の新しいトンネルをドッキングさせるための既設トンネル接続施工用のシールド掘進機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のシールド掘進機としては、たとえば特開平10−280867号公報に見られる構成が提供されている。すなわち、この従来構成においてシールド掘進機は、シールド本体の前部の周縁部に沿って環状空間室を形成し、この環状空間室を構成する内側環状板部の内方に、カッタヘッドを回転自在に支持し、環状空間室内に、前縁部の複数箇所に切断ビットが突設されたカッタリングを、シールド本体の周縁部に沿って旋回自在にかつ前後方向で摺動自在に配置し、このカッタリングの周方向の所定位置に係合穴を形成し、この係合穴に対して、カッタヘッドに設けられたコピーカッタ装置の出退自在なカッタ部が係脱自在に構成されている。
【0003】
そしてカッタリングのカッタヘッドへの接続は、シリンダー装置により押出部材を作動させ、複数の押出伝達部材を介してカッタリングを間欠的に押出したのちボルトにより固定することで行われ、または、カッタリングの係合穴にカッタヘッド周辺部のシリンダー装置およびノブを間欠的に係合させてカッタヘッドとともに押出したのちボルトにより固定することで行われる。これらによりカッタリングは、カッタヘッドに固定されてこのカッタヘッドとともに回転される。
【0004】
このようなシールド掘進機を使用しての既設トンネルへの接続施工は、カッタリングに形成された係合穴に、コピーカッタ装置のカッタ部を係合させた状態で、カッタヘッドを回転させながらシールド本体を前進させて、このカッタリングの前縁部に設けられた切断ビットにより、既設トンネルの外周部の切削が行われて側壁部に貫通穴が形成され、以て新しいトンネルを接続構築している。これにより、既設トンネルの側壁部に対して、枝線として別の新しいトンネルのドッキングを、容易に、かつ既設トンネルに損傷を与えずに構築し得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のシールド掘進機によると、カッタリングの前縁部に設けられた切断ビットにより貫通穴を形成する際に、その切削時の後退反力を固定用のボルトを介してシールド本体側で受止めることから、確実に受止めるためには多数のボルトを使用しなければならず、その際にボルト群による固定操作が手動により行われることで、全体として効率の悪いものになる。
【0006】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、切削時の後退反力は、カッタリングを突出させる構成を兼用して、確実にかつ自動的に受止め得る既設トンネル接続施工用のシールド掘進機を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の既設トンネル接続施工用のシールド掘進機は、シールド本体は、前端部に回転自在なカッタヘッドを有するとともに、このカッタリングには、周方向の複数箇所においてそれぞれ前後方向の複数箇所に被係合部を形成し、前記カッタリングを前後方向で摺動させる作動装置を設け、この作動装置は、カッタリングへの係合部を周方向の複数箇所に有し、各係合部はカッタヘッド側に、操作装置を介して放射方向ならびに前後方向に移動自在に設けるとともに、放射方向への移動により前記被係合部に係脱自在に構成し、これら係合部群により切削時の後退反力を受止めるように構成したことを特徴としたものである。
【0008】
したがって請求項1の発明によると、作動装置の作用により、係合部群を介してカッタリングを前進させる。すなわち、係合部群を最前端の被係合部群に対して内側から対向させた状態で、操作装置群の作動により係合部群を被係合部群に係合させ、そして、この係合を維持した状態で、操作装置群の作用により係合部群とともにカッタリングを所定の1ピッチ分だけ前進させる。次いで、係合部群を被係合部群から離脱させたのち、操作装置群の逆作用により係合部群を後方へ移動させ、以て二列目の被係合部群に対して内側から対向させる。これにより最初と同様の状態になり、以て上述と同様の動作を繰返すことで、カッタリングを所定の1ピッチ分づつ間欠的(尺取状)に前進させ得る。そしてカッタリングを所定量、前方に突出させたのち、次の被係合部群に係合部群を係合させた状態で、カッタヘッドに作動装置を介して一体状のカッタリングを高速で回転させる。この状態で、操作装置を作用させて、カッタリングを高速回転させながら低速で前方へ突出させることにより、このカッタリングを既設トンネル側に押し付けて、既設トンネルの側壁部の切削を開始し得る。その際に、切削時にカッタリングが後退しようとする後退反力を、カッタリングを前進突出させる構成である、カッタリング側に係合されている係合部群を兼用して受け止め得る。
【0016】
さらに本発明の請求項2記載の既設トンネル接続施工用のシールド掘進機は、シールド本体は、前端部に回転自在なカッタヘッドを有するとともに、その前部の周縁部に沿って環状空間室を形成し、この環状空間室内に、前縁部の複数箇所に切断ビットが突設されたカッタリングを前後方向で摺動自在に配置するとともに、このカッタリングの内周面で周方向の複数箇所に前後方向のラック部を形成し、前記カッタリングを前後方向で摺動させる作動装置を設け、この作動装置は、前記ラック部に対向してシールド本体側とカッタヘッド側に、それぞれ周方向の複数箇所に駆動ピニオンを設け、これら駆動ピニオン群により切削時の後退反力を受止めるように構成したことを特徴としたものである。
【0017】
したがって請求項2の発明によると、所期の掘進作業時にカッタリングを環状空間室に退入位置させ、その切断ビットなどをカッタヘッドの後方に位置し得る。その際にラック部群は対応するシールド本体側の駆動ピニオン群に噛合し、これら駆動ピニオン群の駆動を停止していることで、カッタリングが不測にして突出動することを防止し得る。
【0018】
所期の掘進作業を終えた状態で、まずシールド本体側の駆動ピニオン群を送り出し方向に回転駆動させて、ラック部群を介してカッタリングを前進動させる。このカッタリングの前進動を或る量で行ったときに、ラック部群はカッタヘッド側の駆動ピニオン群に噛合する。この噛合の前後において、カッタヘッド側の駆動ピニオン群を送り出し方向に回転駆動させ、以てカッタリングを引き続いて前進動させる。
【0019】
そしてラック部群の後端部分がシールド本体側の駆動ピニオン群から外れたのち、カッタヘッドを高速で回転させることにより、カッタヘッドに一体状のカッタリングを高速で回転させる。この状態で、カッタヘッド側の駆動ピニオン群の送り出し回転を継続することで、カッタリングを高速回転させながら低速で前方へ突出させることになり、以てカッタリングによる切削を開始し得る。その際に、切削時にカッタリングが後退しようとする後退反力は、カッタリングを前進突出させる構成である、ラック部群に噛合しているカッタヘッド側の駆動ピニオン群を兼用して受け止め得る。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図8に基づいて説明する。
図1〜図4において、1はシールド掘進機における屈折式のシールド本体で、その前方部分には、カッタヘッド2が回転自在に設けられている。前記シールド本体1の前部の周縁部(外周部)に沿っては、外側のスキンプレート3と内側の環状板4とにより環状空間室5が形成されている。そして、前記環状板4の内側には、カッタヘッド2を回転させるための回転駆動装置6が設けられている。
【0021】
この回転駆動装置6は、前記環状板4の内方に配置された支持部7に旋回軸受8を介して旋回自在に配置された回転部9と、前記支持部7側に取り付けられ歯車伝動装置10を介して前記回転部9を回転させる回転駆動部(例えば、油圧モータ)11などから構成されている。そして、前記回転部9の先端部に前記カッタヘッド2が連結されている。
【0022】
このカッタヘッド2は、放射状に設けられるとともに両側縁部に多数のカッタビット21がそれぞれ設けられた複数個のスポーク体22と、これら各スポーク体22の内部に配置された出退用シリンダー装置(出退装置の一例)23によりその先端面から出退自在にされたコピーカッタ24やオーバカッタ25などから構成されている。
【0023】
前記環状空間室5内には、シールド本体1のスキンプレート(外周面)3に沿って環状に形成されたカッタリング31が配置され、このカッタリング31には、その前縁部の複数箇所に切断ビット32が突設されている。そしてカッタリング31は、カッタヘッド2と一体状で回転自在にかつカッタヘッド2に対して前後方向で摺動自在(出退自在)に配置されるとともに、このカッタリング31を前後方向で摺動させる作動装置41が設けられている。
【0024】
すなわちカッタリング31には、周方向における六箇所(複数箇所)においてそれぞれ前後方向の複数箇所に被係合穴(被係合部の一例)33が形成されている。そして前記作動装置41には、被係合穴33群に対応するように、カッタリング31への係合ピン(係合部の一例)42が周方向の複数箇所に設けられ、これら係合ピン42群により切削時の後退反力を受止めるように構成されている。
【0025】
ここで各係合ピン42は、カッタヘッド2側にそれぞれ操作装置43を介して放射方向ならびに前後方向に移動自在に設けられるとともに、放射方向への移動により前記被係合穴33に係脱自在に構成されている。
すなわち、カッタヘッド2の周縁部で周方向における六箇所(複数箇所)には保持部材34が配設されている。これら保持部材34は、内側板部34Aと、左右の側板部34Bと、外側板部34Cと、端板部34Dと、筒状部34Eと、端板部34Fなどにより、前面開放のボックス状に形成されるとともに、その前端面が前記カッタヘッド2側に連結されている。そして前端面側に前位空所35が形成されるとともに、筒状部34Eの部分に後位空所36が形成される。
【0026】
前記操作装置43群は、そのピストンロッドを前方向きとして後位空所36内に配設された前後動用シリンダー装置44と、この前後動用シリンダー装置44のピストンロッドにシリンダー本体が連結されるとともにピストンロッドを放射外方向として前位空所35内に配設された放射動用シリンダー装置45などにより構成される。そして各放射動用シリンダー装置45のピストンロッドに前記係合ピン42が連結され、その際に外側板部34Cには、係合ピン42やピストンロッドの前後方向や放射方向の移動を許すための長穴37が、前後方向に形成されている。
【0027】
したがって作動装置41の正逆作動(後述する。)によって、カッタリング31は、図3に示すように切断ビット32がカッタヘッド2の後方となるような退入位置と、図4に示すように切断ビット32がカッタヘッド2より所定距離だけ突出した切断位置(突出位置)との間で出退可能に構成され、以てカッタリング31は、カッタヘッド2の外側で前後方向に摺動自在に構成されている。なお前記切断ビット32は、鉄筋コンクリート製やスチールセグメント製の既設トンネルTの側壁部を掘削し得るものである。
【0028】
以下に、上記したようにカッタヘッド2の外側にカッタリング31を回転自在に有するシールド掘進機を使用して、既設トンネルTに、枝線として小径の新しいトンネルを接続構築する工法を説明する。
カッタリング31により既設トンネルTの側壁部に貫通穴を形成するに際し、まず図5に示すように、既設トンネルTに小径トンネル掘削用のシールド掘進機が近づくと、このシールド掘進機の掘進(前進)を所定の位置(既設トンネルTへの最接近位置)で停止させる。次いで、カッタヘッド2の外周面からコピーカッタ24やオーバカッタ25を引っ込める(退入させる)。このとき、側面地中接合切削用に、推進用ポンプユニット及びカッタ用ポンプユニットが切り換えセットされる。そして、シールド掘進機による貫通穴の形成が行われる。
【0029】
すなわち図3の実線に示すように、係合ピン42群を、作動装置41における前後動用シリンダー装置44群の収縮動と放射動用シリンダー装置45群の収縮動とにより、後退動されているカッタリング31における最前端の被係合穴33群に対して内側から対向させた状態で、まず放射動用シリンダー装置45群を伸展動させて、図3の仮想線イに示すように、係合ピン42群を被係合穴33群に係合させる。
【0030】
この係合ピン42群による係合を維持した状態で、前後動用シリンダー装置44群を伸展動させて放射動用シリンダー装置45群を前方へ移動させ、図3の仮想線ロに示すように、放射動用シリンダー装置45側の係合ピン42群とともにカッタリング31を所定の1ピッチ分だけ前進させる。
次いで、放射動用シリンダー装置45群を収縮動させて係合ピン42群を被係合穴33群から抜出させたのち、前後動用シリンダー装置44群を収縮動させて放射動用シリンダー装置45群を後方へ移動させ、以て係合ピン42群を二列目の被係合穴33群に対して内側から対向させる。
【0031】
これにより最初と同様の状態になり、以て上述と同様の動作を繰返すことで、カッタリング31を所定の1ピッチ分づつ間欠的(尺取状)に前進させ得る。そして図4の実線に示すように、カッタリング31を所定量(切削ビット32が既設トンネルTに接触または接近した位置)、前方に突出させたのち、図4の仮想線に示すように、次の被係合穴33群に係合ピン42群を係合させた状態で、回転駆動装置6によりカッタヘッド2を高速で回転させる。
【0032】
これにより、カッタヘッド2に作動装置41の保持部材34群やシリンダー装置44,45群などを介して一体状とされているカッタリング31を高速で回転させる。この状態で、収縮状態にある前後動用シリンダー装置44群を同期して伸展動させて、カッタリング31を高速回転させながら低速で前方へ突出させることにより、このカッタリング31を既設トンネルT側に押し付けて、既設トンネルTの側壁部の切削を開始し得る。
【0033】
その際に、切削時にカッタリング31が後退しようとする後退反力は、カッタリング31を前進突出させる構成である、カッタリング31の被係合穴33群に係合されている係合ピン42群を兼用して、確実にかつ自動的に受け止め得る。したがって、カッタリング31の後退反力をシールド本体1側で受止めるためのボルト群の固定操作を不要とし得、全体として効率を向上し得る。
【0034】
このような既設トンネルTの掘削により、図6に示すように貫通穴形成相当部が貫通して貫通穴Hが形成されたのち、止水を確認した状態で、図7に示すように既設トンネルT内から、カッタリング31内に位置されている既設トンネルTの掘削除去部(切断セグメント部分)の撤去を行う。
このようにして既設トンネルTの側壁部の掘削が終了することで、シールド本体1と既設トンネルTとは、カッタリング31により接続された状態となっている。次いで、カッタリング31やスキンプレート3などを残した状態でシールド掘進機を解体し撤去したのち、図8に示すように、これらカッタリング31やスキンプレート3などの内側にコンクリートを打設して2次巻コンクリート層53を形成し、以てトンネル内壁面に覆工を施こす。これにより、既設トンネルTの所望する箇所に、容易にかつ既設トンネルTに損傷を与えることなく、枝線として小径の新しいトンネルT1を接続構築することができる。
【0035】
なお、既設トンネルTの掘削時において、たとえばカッタリング31の前縁部の水噴出口から水が噴出されるように構成されているときには、掘削屑(切削屑)が水とともに外部に排出され、また同時に、カッタリング31の掘削部の冷却も行える。
次に、本発明の第2の実施の形態におけるシールド掘進機を、図9〜図11に基づいて説明する。
【0036】
すなわち、カッタリング31には、周方向における六箇所(複数箇所)においてそれぞれ前後方向の複数箇所に被係合穴(被係合部の一例)33が形成されている。そして、このカッタリング31を前後方向で摺動させる作動装置61が設けられ、この作動装置61は、カッタヘッド2側の放射動用シリンダー装置(出退操作装置の一例)62と、シールド本体1側の前後動用シリンダー装置(前後操作装置の一例)66などにより構成される。
【0037】
前記カッタヘッド2の周縁部で周方向における三箇所(複数箇所)には保持部材63が配設されている。これら保持部材63は、内側板部63Aと、左右の側板部63Bと、後側板部63Cなどにより、周縁側で開放のボックス状に形成されるとともに、その前端面が前記カッタヘッド2側に連結されている。この保持部材63の内部には前記放射動用シリンダー装置62が、そのピストンロッドを放射外方向として配設されるとともに、シリンダー本体が内側板部63Aに連結されている。
【0038】
そして放射動用シリンダー装置62群のピストンロッドに、前記被係合穴33群に係脱自在な係合ピン(係合部の一例)64群が連結されている。ここで各係合ピン64は、放射動用シリンダー装置62の伸縮動により放射方向に移動自在に設けられるとともに、放射方向への移動により前記被係合穴33群に係脱自在に構成されている。そして、これら係合ピン64群により切削時の後退反力を受止めるように構成されている。その際に保持部材63群には、係合ピン64やピストンロッドの放射方向の移動を案内するためのガイド体65が設けられている。
【0039】
前記カッタヘッド2は、旋回軸受8に対して回転部9が旋回自在にかつ前後動自在に支持案内されることで、シールド本体1に対して相対的に前後動自在に構成されている。そしてシールド本体1側とカッタヘッド2側との間に、カッタヘッド2を前後方向に移動させるための前記前後動用シリンダー装置66が配設されている。すなわち、旋回軸受8の外側で周方向の複数箇所には、そのシリンダー本体が支持部7に固定され、そして後向きのピストンロッドが回転駆動装置6側のケース体15に連結されて、前後動用シリンダー装置66群が配設されている。
【0040】
この第2の実施の形態によると、図10の実線に示すように、コピーカッタ24やオーバカッタ25を引っ込めた状態で、まず前後動用シリンダー装置66群を伸展動させる。これにより、ケース体15や回転部9などを介して、シールド本体1側に対しカッタヘッド2側を後退動させ、以て図10の仮想線に示すように、係合ピン64群を、後退動されているカッタリング31における最前端の被係合穴33群に対して内側から対向させる。
【0041】
次いで、放射動用シリンダー装置62群を伸展動させて、図10の仮想線ハに示すように、係合ピン64群を被係合穴33群に係合させる。この係合ピン64による係合を維持した状態で、前後動用シリンダー装置66群を収縮動させてシールド本体1側に対しカッタヘッド2側を前方へ移動させ、放射動用シリンダー装置62側の係合ピン64群とともにカッタリング31を所定の1ピッチ分だけ前進させる。
【0042】
そして、放射動用シリンダー装置62群を収縮動させて係合ピン64群を被係合穴33群から抜出させたのち、前後動用シリンダー装置66群を伸展動させてシールド本体1側に対しカッタヘッド2側を後退動させ、以て係合ピン64群を二列目の被係合穴33群に対して内側から対向させる。
これにより最初と同様の状態になり、以て上述と同様の動作を繰返すことで、カッタリング31を所定の1ピッチ分づつ間欠的(尺取状)に前進させ得る。そして図11の仮想線に示すように、二列目の被係合穴33群を利用した前進動により、カッタリング31を所定量(切削ビット32が既設トンネルTに接触または接近した位置)、前方に突出させたのち、図11の実線に示すように、次の被係合穴33群に係合ピン64群を係合させた状態で、回転駆動装置6によりカッタヘッド2を高速で回転させる。
【0043】
これにより、カッタヘッド2に保持部材63群や放射動用シリンダー装置62群などを介して一体状とされているカッタリング31を高速で回転させる。この状態で、伸展状態にある前後動用シリンダー装置66群を同期して収縮動させて、カッタリング31を高速回転させながら低速で前方へ突出させることにより、このカッタリング31を既設トンネルT側に押し付けて、既設トンネルTの側壁部の切削を開始し得る。
【0044】
その際に、切削時にカッタリング31が後退しようとする後退反力は、カッタリング31を前進突出させる構成である、カッタリング31の被係合穴33群に係合されている係合ピン64群を兼用して、確実にかつ自動的に受け止め得る。したがって、カッタリング31の後退反力をシールド本体1側で受止めるためのボルト群の固定操作を不要とし得、全体として効率を向上し得る。
【0045】
次に、本発明の第3の実施の形態におけるシールド掘進機を、図12〜図14に基づいて説明する。
すなわち、カッタリング31の内周面には、周方向における六箇所(複数箇所)においてそれぞれ前後方向のラック部(被係合部の一例)39が形成されている。そして、このカッタリング31を前後方向で摺動させる作動装置71が設けられ、この作動装置71は、カッタヘッド2側の前部駆動ピニオン72や、シールド本体1側の後部駆動ピニオン75などにより構成される。ここで前部駆動ピニオン72と後部駆動ピニオン75とは前後で対となり、そして前記ラック部39に対向して、周方向における六箇所(複数箇所)にそれぞれ対が配設されている。
【0046】
すなわち、前記カッタヘッド2の周縁部で周方向における六箇所(複数箇所)には保持部材73が配設されている。これら保持部材73は、内側板部73Aと、左右の側板部73Bと、後側板部73Cなどにより、周縁側で開放のボックス状に形成されるとともに、その前端面が前記カッタヘッド2側に連結されている。これら保持部材73の内部には油圧モータ(回転駆動装置の一例)74が設けられ、これら油圧モータ74の横方向の駆動軸に前記前部駆動ピニオン72が連結されている。
【0047】
また、前記支持部7の周縁部で周方向における六箇所(複数箇所)には保持部材76が配設されている。これら保持部材76は、内側板部76Aと、左右の側板部76Bと、後側板部76Cなどにより、周縁側で開放のボックス状に形成されるとともに、その前端面が前記支持部7に連結されている。これら保持部材76の内部には油圧モータ77が設けられ、これら油圧モータ77の横方向の駆動軸に前記後部駆動ピニオン75が連結されている。
【0048】
この第3の実施の形態によると、所期の掘進作業時には、図13の実線に示すように、カッタリング31は環状空間室5に退入位置され、その切断ビット32などはカッタヘッド2の後方に位置されている。その際にラック部39群は対応する後部駆動ピニオン75群に噛合され、これら後部駆動ピニオン75群は駆動が停止されていることで、カッタリング31が不測にして突出動することが防止されている。
【0049】
所期の掘進作業を終え、コピーカッタ24やオーバカッタ25を引っ込めた状態で、まず油圧モータ77群により後部駆動ピニオン75群を送り出し方向に回転駆動させ、以てラック部39群を介してカッタリング31を前進動させる。このカッタリング31の前進動が或る量で行われたときに、ラック部39群は対応する前部駆動ピニオン72群に噛合される。この噛合の前後において、油圧モータ74群により前部駆動ピニオン72群を送り出し方向に回転駆動させ、以てカッタリング31を引き続いて前進動させる。
【0050】
そしてラック部39群の後端部分が後部駆動ピニオン75群から外れたのち、回転駆動装置6によりカッタヘッド2を高速で回転させる。これにより、カッタヘッド2に保持部材73群や前部駆動ピニオン72群などを介して一体状とされているカッタリング31を高速で回転させる。この状態で、前部駆動ピニオン72群の送り出し回転を継続することで、カッタリング31を高速回転させながら低速で前方へ突出させることになり、以てカッタリング31を既設トンネルT側に押し付けて、既設トンネルTの側壁部の掘削を開始し得る。
【0051】
その際に、切削時にカッタリング31が後退しようとする後退反力は、カッタリング31を前進突出させる構成である、カッタリング31のラック部39群に噛合されている前部駆動ピニオン72群を兼用して、確実にかつ自動的に受け止め得る。したがって、カッタリング31の後退反力をシールド本体1側で受止めるためのボルト群の固定操作を不要とし得、全体として効率を向上し得る。
【0052】
上記した実施の形態に示されるように、本発明のシールド掘進機は、カッタリング31の部分に止水剤を自動的に注入して、止水工程を大幅に簡素化できる既設トンネルへのシールド接続工法に、特に好適に使用できる。しかしシールド掘進機は、既設トンネルの貫通後に人力により止水作業を行う既設トンネルへのシールド接続工法にも使用できるものである。
【0053】
上記した第1の実施の形態や第2の実施の形態によると、被係合部として被係合穴33が示されているが、これは貫通しない凹部形式の被係合部であってもよい。
【0054】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、作動装置の作用により、係合部群を介してカッタリングを前進できる。すなわち、係合部群を最前端の被係合部群に対して内側から対向させた状態で、操作装置群の作動により係合部群を被係合部群に係合させ、そして、この係合を維持した状態で、操作装置群の作用により係合部群とともにカッタリングを所定の1ピッチ分だけ前進でき、次いで、係合部群を被係合部群から離脱させたのち、操作装置群の逆作用により係合部群を後方へ移動させて、二列目の被係合部群に対して内側から対向させ、以て同様の動作を繰返すことで、カッタリングを所定の1ピッチ分づつ間欠的(尺取状)に前進できる。そしてカッタリングを所定量、前方に突出させたのち、次の被係合部群に係合部群を係合させた状態で、カッタヘッドに作動装置を介して一体状のカッタリングを高速で回転させながら、操作装置を作用させて、カッタリングを低速で前方へ突出させることにより、このカッタリングを既設トンネル側に押し付けて、既設トンネルの側壁部の切削を開始できる。その際に、切削時にカッタリングが後退しようとする後退反力を、カッタリングを前進突出させる構成である、カッタリング側に係合されている係合部群を兼用して、確実にかつ自動的に受け止めることができ、したがって、カッタリングの後退反力をシールド本体側で受止めるためのボルト群の固定操作を不要とすることができて、全体として効率を向上できる。
【0059】
さらに上記した本発明の請求項2によると、所期の掘進作業時にカッタリングを環状空間室に退入位置させ、その切断ビットなどをカッタヘッドの後方に位置でき、その際にラック部群は対応するシールド本体側の駆動ピニオン群に噛合し、これら駆動ピニオン群の駆動を停止していることで、カッタリングが不測にして突出動することを防止できる。所期の掘進作業を終えた状態で、シールド本体側の駆動ピニオン群を送り出し方向に回転駆動させて、ラック部群を介してカッタリングを前進動させ、この前進動を或る量で行ったときに、ラック部群をカッタヘッド側の駆動ピニオン群に噛合させ、この噛合の前後において、カッタヘッド側の駆動ピニオン群を送り出し方向に回転駆動させて、カッタリングを引き続いて前進動できる。
【0060】
そしてカッタリングを高速回転させながら低速で前方へ突出させることにより、カッタリングによる切削を開始でき、その際に、切削時にカッタリングが後退しようとする後退反力を、カッタリングを前進突出させる構成である、ラック部群に噛合しているカッタヘッド側の駆動ピニオン群を兼用して受け止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、既設トンネル接続施工用のシールド掘進機の縦断側面図である。
【図2】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機の正面図である。
【図3】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における作動装置配設部分のカッタリング退入時の縦断側面図である。
【図4】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における作動装置配設部分のカッタリング突出時の縦断側面図である。
【図5】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における既設トンネル接続施工の掘進停止時の縦断側面図である。
【図6】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における既設トンネル接続施工の切削時の縦断側面図である。
【図7】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における既設トンネル接続施工の貫通時の縦断側面図である。
【図8】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における既設トンネル接続施工の接合完了時の縦断側面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示し、既設トンネル接続施工用のシールド掘進機の一部切り欠き正面図である。
【図10】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における作動装置配設部分のカッタリング退入時の縦断側面図である。
【図11】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における作動装置配設部分のカッタリング突出時の縦断側面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示し、既設トンネル接続施工用のシールド掘進機の一部切り欠き正面図である。
【図13】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における作動装置配設部分のカッタリング退入時の縦断側面図である。
【図14】同既設トンネル接続施工用のシールド掘進機における作動装置配設部分のカッタリング突出時の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 シールド本体
2 カッタヘッド
5 環状空間室
6 回転駆動装置
21 カッタビット
31 カッタリング
32 切断ビット
33 被係合穴(被係合部)
34 保持部材
39 ラック部(被係合部)
41 作動装置
42 係合ピン(係合部)
43 操作装置
44 前後動用シリンダー装置
45 放射動用シリンダー装置
53 2次巻コンクリート層
61 作動装置
62 放射動用シリンダー装置(出退操作装置)
63 保持部材
64 係合ピン(係合部)
65 ガイド体
66 前後動用シリンダー装置(前後操作装置)
71 作動装置
72 前部駆動ピニオン(係合部)
73 保持部材
74 油圧モータ(回転駆動装置)
75 後部駆動ピニオン(係合部)
76 保持部材
77 油圧モータ(回転駆動装置)
T 既設トンネル
T1 新しいトンネル
H 貫通穴

Claims (2)

  1. シールド本体は、前端部に回転自在なカッタヘッドを有するとともに、その前部の周縁部に沿って環状空間室を形成し、この環状空間室内に、前縁部の複数箇所に切断ビットが突設されたカッタリングを前後方向で摺動自在に配置するとともに、このカッタリングには、周方向の複数箇所においてそれぞれ前後方向の複数箇所に被係合部を形成し、前記カッタリングを前後方向で摺動させる作動装置を設け、この作動装置は、カッタリングへの係合部を周方向の複数箇所に有し、各係合部はカッタヘッド側に、操作装置を介して放射方向ならびに前後方向に移動自在に設けるとともに、放射方向への移動により前記被係合部に係脱自在に構成し、これら係合部群により切削時の後退反力を受止めるように構成したことを特徴とする既設トンネル接続施工用のシールド掘進機。
  2. シールド本体は、前端部に回転自在なカッタヘッドを有するとともに、その前部の周縁部に沿って環状空間室を形成し、この環状空間室内に、前縁部の複数箇所に切断ビットが突設されたカッタリングを前後方向で摺動自在に配置するとともに、このカッタリングの内周面で周方向の複数箇所に前後方向のラック部を形成し、前記カッタリングを前後方向で摺動させる作動装置を設け、この作動装置は、前記ラック部に対向してシールド本体側とカッタヘッド側に、それぞれ周方向の複数箇所に駆動ピニオンを設け、これら駆動ピニオン群により切削時の後退反力を受止めるように構成したことを特徴とする既設トンネル接続施工用のシールド掘進機。
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