JP3954508B2 - 可撓管の接続方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば近時において数多く配線設置される通信、動力用の各種ケーブルの地中配線のためにそれらを保護するように主として地中に埋設される地中配線管路用として好適な金属管製の可撓管の接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、地上における架空配線の地中埋設化、更には例えば道路交通管制等のために路側帯等に沿って配線される各種通信用ケーブルの地中埋設化等に伴ない、大容量の管路材が使用されている。この管路材自体は地中に埋設されるに際し、その配線形態に対応して、また各種地上物からの種々の影響、土中における土砂等の独自の変動その他への対処性を考慮してフレキシブルな可撓管が使用されている。こうした可撓管として提案されているものの多くは、両側縁が互いに反対方向に溝形に折曲されることで断面でほぼS字形を呈している金属製の帯状板材を螺旋状に巻回すると共に夫々の側縁を相互に噛み合わせるように結合することで1本の管材として構成されたものとなっているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来提案の可撓管は、製造工場にて用途に応じ種々多様な径及び長さのものが連続的に製造されるのであるが、用途や埋設場所によっては例えば長さ100m程度の長尺のものが必要となる場合がある。このような長尺のものをそのまま連続的に製作するためには製造工場において対応する長尺のスペースが必要となるが、実際にはそのような長尺スペースを確保するのは困難であった。また、上記のように帯状板材を巻き回し結合して1本の管材とされた可撓管自体を順次巻き取っていくことも考えられるが、そのためには巻き取るための大径のドラムを備えた巻き取り装置が新たに必要となる。しかも、上記した製造態様のため可撓管は回しながら製造され、自転しながら軸方向に伸びてくるので、これを巻き取る上記巻き取り装置自体も、可撓管の自転に会わせて回転しながら(すなわち巻き取り方向と直角方向に回転しながら)その軸方向に伸びてくる可撓管を巻き取らなければならず、非常に複雑な装置構造となる。
【0004】
あるいは、例えば、上記のようにして連続的に順次製造されてくる可撓管を、20m程度の短尺単位材ごとに切断して切り離した後、それら順次切り離された複数の単位材の端部相互を接続装置を介して製造工場内にて接続し、一体長尺状にすることも考えられる。この場合、接続装置は、相互に接続すべき管材の端部夫々に跨って略筒状の継手を配設し、この継手の軸方向両端部にソケットを介して管材をそれぞれ固定するものとされる。
【0005】
しかしながら、このような接続装置によった場合には、各接続位置ごとに接続装置が介在することで形状が変わり、部分的に可撓管よりも径が太くなるため、取扱いが非常に不便となる。
【0006】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、上述したような接続装置を用いることなく短尺の単位材を任意に長く接続でき、接続部においても形状や径が変わらないようにし、主として地中に埋設使用される金属管製の可撓管の接続方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、両側縁が互いに反対方向に溝形に折曲されることで断面でほぼS字形を呈している金属製の帯状板材2を螺旋状に巻回すると共に夫々の側縁を相互に噛み合わせるように結合してなる短尺の管路材(P)を形成し、この管路材(P)を複数本順次接続して長尺の可撓管100を形成するに際し、一方の管路材(P1)の帯状板材2の末端部2a近傍部分に、他方の管路材(P2)の帯状部材2の始端部2a近傍部分を嵌合させ、この状態で管路材(P1,P2)を周方向に相対回転させて全周にわたって管路材(P1)と管路材(P2)とを嵌合させる。
より具体的には、両側縁が互いに反対方向に溝形に折曲されることで断面でほぼS字形を呈し、溝部3を内周側に開口させて形成する内向き係止側縁部2Aと、溝部4を外周側に開口させて形成する外向き係止側縁部2Bと、内向き係止側縁部2Aの外向き係止側縁部2B側に位置し断面形状が直線状である外周側直線部2Cと、外向き係止側縁部2Bの内向き係止側縁部2A側に位置し断面形状が直線状である内周側直線部2Dと、外周側直線部2Cと内周側直線部2Dとの間に位置し、外周側直線部2Cから内周側直線部2Dへの段付き部2Eとから形成されている金属製の帯状板材2によって、内向き係止側縁部2A、外向き係止側縁部2B相互を噛み合わせることで螺旋状に巻回してなる短尺の管路材(P)を形成し、この管路材(P)を複数本順次接続して長尺の可撓管1を形成するに際し、相互に接続される管路材(P)の末端部において、帯状板材2の適当ピッチ分で末端部の螺旋状部分の一部を切除すると共に帯状板材2の外周側直線部2Cを、その直下に位置して結合されている外向き係止側縁部2Bに対して固着しておき、一方の管路材(P2)の帯状板材2の末端部近傍部分の内向き係止側縁部2Aに、他方の管路材(P1)の帯状部材の始端部近傍部分の外向き係止側縁部2Bを嵌合させ、この状態でこれら2つの管路材(P1,P2)を互いに周方向に相対回転させて全周にわたって2つの管路材(P1,P2)を嵌合させることを特徴とする。
また、全周にわたって管路材(P1)と管路材(P2)とを嵌合させた後は、これら2つの管路材(P1,P2)をスポット形状的な溶接7a〜d,9又はろう付け8により互いに溶着固定することができる。
溶着固定の際には、2つの管路材(P1,P2)の突き合わせ部分(2a,2b)及びその周辺一帯を覆うようにパッチワーク溶接9又はろう付け8により溶着固定することができる。
【0008】
以上のように構成された本発明に係る可撓管の接続方法にあって、全周にわたって管路材P1と管路材P2とを嵌合させることで、単位材P1と単位材P2とが連続され1本の可撓管が形成された状態になる。
2つの管路材P1,P2を溶接7a〜d,9又はろう付け8により互いに溶着固定することにより、嵌め合せの強化を図ることができる。
管路材P1,P2の突き合わせ部分2a,2a及びその周辺一帯を覆うようにパッチワーク溶接9又はろう付け8することにより、必要最小限の手間及び労力で嵌め合わせ強化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の一実施の形態を説明すると、図1において示される符号100は長尺可撓管であり、両側縁が互いに断面でほぼ扁平な溝形に、またその開口方向が表裏で反対方向に夫々折曲されることで全体の断面がほぼS字形を呈している長尺な金属製の帯状板材2を形成しておき、この帯状板材自体を螺旋状に巻回し、隣合う側縁同士を相互に噛み合わせるように重ね合わせて結合することで1本の管材として構成されたものである。
【0010】
帯状部材2は、上記のように重ね合わせつつ巻いていくときに溝部3を内周側に開口させて形成する内向き係止側縁部2Aと、溝部4を外周側に開口させて形成する外向き係止側縁部2Bと、内向き係止側縁部2Aの外向き係止側縁部2B側に位置し断面形状が直線状である外周側直線部2Cと、外向き係止側縁部2Bの内向き係止側縁部2A側に位置し断面形状が直線状である内周側直線部2Dと、外周側直線部2Cと内周側直線部2Dとの間に位置し、外周側直線部2Cから内周側直線部2Dへの段付き部2Eとから構成されるものにしてある。即ち断面が扁平なほぼS字状の帯状部材2を重ね合わせて巻いた状態では、その内側から、内周側直線部2D、内向き係止側縁部2A、外向き係止側縁部2B、外周側直線部2Cが順次に重ね合わせられたものとなっている。
【0011】
帯状板材2を重ね合わせつつ巻いていくときは、先行して巻かれた帯状板材2の外向き係止側縁部2Bの溝部4内にこれから巻いていく帯状板材2の内向き係止側縁部2Aを差し込み、噛み合わせるように重ね合わせることで、隣接する先行の帯状板材2に後行の帯状板材2が嵌合し、これを繰り返して螺旋状に帯状板材2に巻き付けられ、管材が軸方向に伸びて形成されていくのである。この結果、可撓管1の外表面側には、主として外周側直線部2Cと段付き部2Eとが交互に露出するものとされる。
【0012】
この長尺可撓管100自体は土中に主として埋設されることを考慮して、成形加工性や防錆性に優れた金属材料で形成されており、その内径は例えば30mm程度から250mm程度のものとされるも、これに限定されるものではない。
【0013】
上記の長尺可撓管100は、連続的に順次製造形成されてくる可撓管1(後述の図2、図4等も参照)を、例えば20m程度の短尺ごとに一旦は切断して切り離して単位材P1,P2,…とした後、それらの順次切り離された複数の単位材Pの端部相互を工場にて接続して一体にし、所定の必要とする長尺のものとするのである。以下、図2乃至図11、及び図1を参照してこの単位材Pの接続方法について説明する。
【0014】
まず、前述したような製造態様により連続的に自転しながら順次形成され軸方向に伸びてくる可撓管1に対し、例えば20m程度の短尺ごとに切断箇所を設定する。切断箇所を設定したら、回転させながらの可撓管1の製造を一時中断して、後述する切断後において切断箇所の両側の帯状板材2の端部が材料のスプリングバックによりばらけないように、切断箇所の両側の帯状板材2のそれぞれ1ないし2ピッチ分を、例えば最適な方法としてはTIGスポット溶接等にて固定する(図2参照)。図2において示される符号5a,5bがTIG溶接部であり、それぞれ、帯状板材2の外周側直線部2Cを、その直下に位置し螺旋状に一巻き分先行して結合されている外向き係止側縁部2Bに対して溶着されるようにしてある(後述の図5も参照)。図3は、このTIG溶接部の詳細構造を表す図2中A−A断面による横断面図である。なお、上記の溶接に代えてろう付けとしてもよい。
【0015】
前述のようにして溶接を行った後、帯状板材2におけるTIG溶接部5a,5b間に位置する円周上の一個所において、2ピッチ分(帯状板材2の幅pの2倍=2p)だけ略直角に(可撓管1の略軸方向に)グラインダーやディスクカッタ等により切り込みRを入れる(図4参照)。図5は、この切り込みR付近の要部拡大斜視図である。その後、上記TIG溶接部5a,5bの間の余分な帯状板材2の半端部分(帯状板材2の1ピッチ分)を、他の部分に対し周方向に回転させて(後述の嵌合させるための回転とは逆方向に)取り除く(図6参照)。なお、図4中の斜線部は、切り込んだ後に取り除かれる帯状板材2の部分を示す。こうして、可撓管1のうち先端側(図6中左側)部分が、単位材P1として切り離される。図6中に示された符号2aが単位材P1の末端部であり、同じく2bが可撓管1の始端部(2番目の単位材P2を切断後には単位材P2の始端部となる)である。
【0016】
上記のように単位材P1ごとにを切り離したら、単位材P1を邪魔にならない場所へ移動させた後、上述した回転させながらの可撓管1の製造を再開する。そして、上記同様にして、20m程度の短尺ごとに切断箇所を設定し、単位材P2,P3,P4,…として次々と製造していく。
【0017】
そして、上記のように製造される単位材P1,P2,…を工場内の所定の接続作業場所に並べ、それらを順次接続していく(上記した可撓管1の製造及び切断作業と同時並行して行ってもよい)。図7は、第1番目の単位材P1と第2番目の単位材P2とを接続する場合を例にとり、その接続直前の状態を示している。接続時には、図7中の太矢印で示すように、単位材P1(他方の管路材)の先端部2aの外向き係止側縁部2Bの外周側の溝部3に、単位材P2(一方の管路材)の末端部2bの内向き係止側縁部2Aの内周側の溝部4を差し込むようにしつつ単位材P2を単位材P1に嵌合させ、この状態で単位材P2を周方向に回転させていく(図8参照)。なお、逆に単位材P2を固定しておいて、単位材P1を回転させても良い。単位材P2をちょうど周方向に一回転させると、単位材P1の帯状板材2の末端部2aと単位材P2の帯状板材2の先端部2aがほぼ密着(あるいはわずかな距離を隔てて対向)して全周にわたって単位材P1と単位材P2とが嵌合し、単位材P1と単位材P2とが連続され1本の可撓管1が形成された状態になるのである(図9参照)。
【0018】
その後、嵌め合せ部をもっと強化するため、単位材P1の帯状板材2の末端部2aと単位材P2の帯状板材2の先端部2aとの突き合わせ部近傍をTIG溶接によって溶着固定する(先に示した図1参照)。図1において示される符号7a〜7dが新たに溶接を行ったスポット形状のTIG溶接部(この例では単位材P1,単位材P2それぞれ3箇所ずつ)であり、先に単位材P1側に施した溶接部5aの近傍に位置する溶接部7aと、先に単位材P2側に施した溶接部5bの近傍に位置する溶接部7bと、溶接部5aの溶接部7aより反対側に位置する溶接部7cと、溶接部5bの溶接部7bより反対側に位置する溶接部7dとから形成されるものとしてある。
【0019】
溶接部7aは、上記溶接部5aの近傍において、この溶接部5aと同様に、帯状板材2の末端部2a近傍の外周側直線部2Cを、その直下の外向き係止側縁部2Bに溶着してある。溶接部7bは、上記溶接部5bの近傍において、この溶接部5bと同様に、帯状板材2の先端部2b近傍の外向き係止側縁部2Bを、その直上の外周側直線部2Cに溶着してある。溶接部7cは、上記したように溶接部7aより反対側において、単位材P2の帯状板材2の外周側直線部2Cを、その直下の単位材P1の帯状板材2の外向き係止側縁部2Bに溶着してある。溶接部7dは、上記したように溶接部7bより反対側において、単位材P2の帯状板材2の外周側直線部2Cを、その直下の単位材P1の帯状板材2の外向き係止側縁部2Bに溶着してある。
【0020】
なお、上記のTIG溶接に代えてろう付けとしてもよい(図10参照)。図10において示される符号8がろう付け部であり、単位材P1の帯状板材2の末端部2aと単位材P2の帯状板材2の先端部2aとの突き合わせ部及びその周辺一帯を、帯状板材2の外周側直線部2C及び段付き部2Eを覆うように溶着したものである。
【0021】
さらに、パッチワーク溶接としてもよい(図11参照)。図11において示される符号9がパッチワーク溶接部であり、上記ろう付け部8と同様、帯状板材2の外周側直線部2C及び段付き部2Eを覆うように溶着したものである。
【0022】
なお、以上は第1番目の単位材P1と第2番目の単位材P2との接続を例にとって説明したが、第3番目の単位材P3以降についても同様にして順次接続を行っていき、所定の長尺の可撓管100を完成させるのである。完成した長尺可撓管100は、別途用意した出荷用のドラム(図示せず)に巻きとり、この状態で製品として出荷するものとされる。
【0023】
以上の説明においては、工場内で製造される長尺可撓管100の場合についてのもので、また連続的に製造されるときに所定長さ毎に断続的に長さ方向に沿って直線状の末端部2a、始端部2bを形成することで切断して得た単位材P1,P2…を接続するものとしてあるも、長尺可撓管100自体が直径方向で切断されることでその端部が螺旋状末端となっている場合にも同様に実施可能なものである。すなわちその螺旋状末端部を上述したように長さ方向に沿う直線状の末端部2a、始端部2bを形成するように切断して半ピッチあるいは適当ピッチ分となる螺旋状部分を切除し、その後に同様に互いに噛み合わせるようにして回転させることで順次に接続できるのである。
【0024】
以上のようにして製作した長尺可撓管100の使用の一例を説明するに、地中に配線する各種ケーブルCの配線態様に対応して地中に埋設配管されるのであり、可撓管100自体の折曲性、屈曲性等を利用して構成する地中配線路に沿って配置され、例えば所定間隔毎に埋設されるハンドホール相互間、それらのハンドホール近傍位置に据え付けられるのである。次いで、可撓管100内部に所定の各種ケーブルC(図1、図10、図11参照)を配線収納し、配線路とするものである。もとよりこうした配線路用の地中配線路を構成する場合に限らず、この種の屈曲した各種の管路の構成に使用できるのは勿論である。
【0025】
【発明の効果】
この発明は以上のように構成されているために、接続具・接続装置を用いることなく、また接続部においても形状や径が変わらないようにしつつ、しかも、可撓管の寸法形状を維持しつつ、短尺の単位材Pを任意に長く接続して長尺の可撓管100を形成でき、その長尺のままで使用可能とすることで例えば埋設現場での接続作業を不要とできるものである。またドラム等に巻きやすく、出荷時の取扱い、運搬その他を容易に行うことができる。
【0026】
すなわちこれはこの発明において、一方の管路材P1の帯状板材2の末端部2a近傍部分に、他方の管路材P2の帯状部材2の始端部2a近傍部分を嵌合させ、この状態で管路材P1,P2を周方向に相対回転させて全周にわたって管路材P1と管路材P2とを嵌合させたからであり、これによって接続装置等を何ら用いることなく管路材P1及び管路材P2の相互の嵌合関係のみで互いの結合状態を完成させ、その結合によって任意の長さの連続した1本の可撓管1を容易に形成できるものである。
【0027】
また、管路材P1,P2同士を、溶接7a〜d,9又はろう付け8により互いに溶着固定することにより、上記した嵌め合せ部を強化し、確実な接続を図ることができる。
【0028】
そのとき特に、管路材P1,P2…の突き合わせ部分である末端部2a、始端部2b及びその周辺一帯を覆うようにパッチワーク溶接9又はろう付け8することにより、必要最小限の手間及び労力で嵌め合わせ部分の強化を図れるので、接続語の分離、解体等もなく、しかも容易かつ効率的に接続を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す一部切欠側面図である。
【図2】同じく接続作業開始時におけるばらけ防止のための溶接後の一部切欠側面図である。
【図3】同じく一旦切断したときの切り込み部の詳細構造を表す部分拡大横断面図である。
【図4】同じく切り込み部の形成後の側面図である。
【図5】同じく切り込み部の詳細構造を表す部分拡大斜視図である。
【図6】同じく切り込み部における始端部、終端部夫々を向かい合わせて接続するときの配置を表す側面図である。
【図7】同じく接続すべく嵌合させるための周方向回転開始直前の一部切欠側面図である。
【図8】同じく嵌合させるための周方向回転開始後の一部切欠側面図である。
【図9】同じく周方向回転終了後の接続された状態の一部切欠側面図である。
【図10】同じく嵌め合せ強化のための突き合わせ部ろう付け後の一部切欠側面図である。
【図11】同じく嵌め合せ強化のためのパッチワーク溶接後の一部切欠側面図である。
【符号の説明】
C…ケーブル
P…単位材 P1…1番目の単位材
P2…2番目の単位材 R…切り込み部
1…可撓管
2…帯状板材
2A…内向き係止側縁部 2B…外向き係止側縁部
2C…外周側直線部 2D…内周側直線部
2E…段付き部
2a…末端部 2b…始端部
3…溝部 4…溝部
5a,5b…TIG溶接部 7a,7b,7c,7d…TIG溶接部
8…ろう付け部 9…パッチワーク溶接部
100…長尺可撓管
Claims (3)
- 両側縁が互いに反対方向に溝形に折曲されることで断面でほぼS字形を呈し、溝部を内周側に開口させて形成する内向き係止側縁部と、溝部を外周側に開口させて形成する外向き係止側縁部と、内向き係止側縁部の外向き係止側縁部側に位置し断面形状が直線状である外周側直線部と、外向き係止側縁部の内向き係止側縁部側に位置し断面形状が直線状である内周側直線部と、外周側直線部と内周側直線部との間に位置し、外周側直線部から内周側直線部への段付き部とから形成されている金属製の帯状板材によって、内向き係止側縁部、外向き係止側縁部相互を噛み合わせることで螺旋状に巻回してなる短尺の管路材を形成し、この管路材を複数本順次接続して長尺の可撓管を形成するに際し、相互に接続される管路材の末端部において、帯状板材の適当ピッチ分で末端部の螺旋状部分の一部を切除すると共に帯状板材の外周側直線部を、その直下に位置して結合されている外向き係止側縁部に対して固着しておき、一方の管路材の帯状板材の末端部近傍部分の内向き係止側縁部に、他方の管路材の帯状部材の始端部近傍部分の外向き係止側縁部を嵌合させ、この状態でこれら2つの管路材を互いに周方向に相対回転させて全周にわたって2つの管路材を嵌合させることを特徴とした可撓管の接続方法。
- 全周にわたって2つの管路材を嵌合させた後、これら2つの管路材を溶接又はろう付けにより互いに溶着固定する請求項1記載の可撓管の接続方法。
- 2つの管路材の突き合わせ部分及びその周辺一帯を覆うようにパッチワーク溶接又はろう付けにより溶着固定する請求項2記載の可撓管の接続方法。
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