JP3952405B2 - IPルータとQoS制御方法およびプログラム - Google Patents

IPルータとQoS制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は,VoIP(Voice over IP)サービス、映像配信サービス、インターネット接続サービスなどの複数サービスを提供し、サービス毎に複数のQoS(Quality of Service)クラス(複数の非優先クラスと複数の優先クラス)をサポートするIP(Internet Protocol)ネットワークに適用されるIPルータに係わり、特に、優先度や遅延特性等の要求条件が異なる複数のクラスのトラヒックが存在するIPネットワークにおける優先クラストラヒックの遅延特性を改善するのに好適なIPルータの技術に関するものである。
従来の例えば非特許文献1に記載のIPルータでは、物理インタフェース(IF)単位にプライオリティキューイングすなわちSP(Strict Priority)型読み出し制御、WRR(Weighted Round Robin)型読み出し制御、WFQ(Weighted Fair Queuing)型読み出し制御により、複数QoSクラス処理を実現していた。
また、例えば非特許文献2に記載の高機能型IPルータでも、論理IF単位にそれぞれ独立したSP型読み出し制御、WRR型読み出し制御、WFQ型読み出し制御を行っており、論理IF間はRR(Round Robin)による読み出しやWFQによる読み出しにより制御していた。
図6は、従来の物理IF単位のSP型読み出し制御を行うIPルータの構成を示すブロック図であり、図7は、従来の高機能な読み出し制御を行うIPルータの構成を示すブロック図である。
図6に示すIPルータは、図示していないクラス振り分け手段において入力トラヒックをQoSクラス別(Class#1〜Class#n)に振り分け、物理インタフェース単位のキュー65a1〜65anに各クラス(Class#1〜Class#n)の出力トラヒックを置き、SP手段64において、各キュー65a1〜65anの各クラス(Class#1〜Class#n)の出力トラヒックに対するプライオリティキューイング(SP型読み出し制御)を行い、そして、物理インタフェース(図中「物理IF」と記載)66に各論理インタフェース単位(論理IF#A,#B,#C,…)で出力する。
しかし、このような物理インタフェース単位のSP型読み出し制御(プライオリティキューイング)のキュー構成では、優先クラスの遅延特性はすぐれているものの、非優先クラスのWFQのクラス間Weight設定による帯域分割が実現されていない。また、論理インタフェース間の公平性も保たれて実現されていない。
また、図7に示すIPルータは、図示していないクラス振り分け手段において、入力トラヒックを、出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して、各論理インタフェース単位(75a〜75c,…)で各クラス別(Class#1〜Class#3)に振り分け、各論理インタフェース(75a〜75c,…)毎に複数設けられた各キュー75a1〜75a3,75b1〜75b3,75c1〜75c3に各クラス(Class#1〜Class#3)の出力トラヒックを置き、各論理インタフェース(75a〜75c,…)毎に1つずつ設けられたWFQ手段72a〜72cのそれぞれにおいて、各キュー75a2,75a3,75b2,75b3,75c2,75c3の各クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックに対するWFQ型の読み出し制御を行い、さらに、各論理インタフェース(75a〜75c,…)毎に1つずつ設けられたSP手段74a〜74cのそれぞれにおいて、特に各キュー75a1,75b1,75c1の優先クラス(Class#1)の出力トラヒックとWFQ手段72a〜72cの出力トラヒックに対するSP(プライオリティキューイング)型の読み出し制御を行い、そして、物理インタフェース単位に設けられたWRR手段73において、各SP手段74a〜74cのそれぞれの出力トラヒックに対するWRR型の読み出し制御を行い、物理インタフェース(図中「物理IF」と記載)76に各論理インタフェース単位(論理IF#A,#B,#C,…)で出力する。
しかし、このように、論理インタフェース(IF)単位にSP型読み出し制御やWFQ型の読み出し制御を行い、各論理インタフェース(IF)間の読み出しをWRR型の読み出し制御で行うキュー構成では、各論理インタフェースに対して全QoSクラス共通で平等な権限が与えられるため、他論理インタフェースの非優先クラス(Class#2,Class#3)のトラヒックにより、優先クラス(Class#1)の遅延特性が変動するという問題がある。
Donald C.Lee著、渡邊了介訳、「シスコ ネットワーク エンハンスドIPサービス」、ソフトバンクパブリッシング株式会社、2002年9月25日発行、p.152−155,p.172−178 「Cisco12000シリーズ 4ポートギガビットイーサネット(登録商標)ISEラインカード」、[2003年8月13日検索]、インターネット<URL:http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/product/hs/routers/c12000/prodlit/tetra_ds.shtml>
解決しようとする問題点は、従来の技術では、優先クラストラヒックの遅延特性の変動を効率的に抑えることができない点である。
上記目的を達成するため、本発明では、QoS制御機能を具備するIPルータに、出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して、入力トラヒックを各論理インタフェース単位で1以上の非優先クラスと1以上の優先クラスに振り分けるクラス振り分け手段と、論理インタフェース毎に1以上設けられ、クラス振り分け手段で振り分けられた各非優先クラスの出力トラヒックをそれぞれ記憶する非優先キュー手段と、論理インタフェース毎に1以上設けられ、クラス振り分け手段で振り分けられた優先クラスの出力トラヒックを記憶する優先キュー手段と、論理インタフェース毎に1つずつ設けられ、同じ論理インタフェース内の各非優先キュー手段で記憶した非優先クラスの出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行うWFQ手段と、各WFQ手段からの非優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのWRR型読み出し制御を行うWRR手段と、このWRR手段からの非優先クラスの出力トラヒックおよび各論理インタフェース単位のそれぞれの優先キュー手段で記憶した優先クラスの出力トラヒックに対してプライオリティキューイング型読み出し制御を行うSP手段と有する構成とし、非優先クラスのトラヒックに関しては、論理インタフェース単位でWFQ型読み出し制御を行い、さらに、各論理インタフェース間でWRR型の読み出し制御を行うことにより、論理インタフェース間で公平に読み出し権限が渡され、これにより、非優先クラストラヒックの公平性が実現できる。また、これらの非優先クラスの出力トラヒックと、優先キュー手段からの優先クラストラヒックに対してSP手段により優先度毎に読み出すことにより、優先クラストラヒックが他論理インタフェースの非優先クラストラヒックによらずQoSクラスに応じた絶対優先度で読み出されるので、非優先クラストラヒックに影響されない優先クラスの読み出しが可能となる。
本発明によれば、VoIP等の低遅延型優先クラスと映像配信サービス等の非優先クラスが混在する複数のQoSクラスをサポートする高品質IPネットワークを構築することが可能となる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態例を説明する。
図1は、本発明に係わるIPルータの第1の構成例を示すブロック図である。
本図1におけるIPルータは、QoS制御機能を具備するIPルータであって、出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して、入力トラヒックを各論理インタフェース単位(5a〜5c)で1以上の非優先クラス(本例ではClass#2,Class#3)と1以上の優先クラス(本例ではClass#1)に振り分けるクラス振り分け手段(図中「Classify」と記載)1と、各論理インタフェース5a〜5c毎に1以上(ここでは2)設けられ、クラス振り分け手段1で振り分けられたそれぞれの非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックを記憶する非優先キュー手段5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2と、各論理インタフェース5a〜5c毎に1以上(ここでは1)設けられ、クラス振り分け手段1で振り分けられた優先クラス(Class#1)の出力トラヒックを記憶する優先キュー手段5a0,5b0,5c0と、論理インタフェース5a〜5c毎に1つずつ設けられ、同じ論理インタフェース5a〜5c内の各非優先キュー手段5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2で記憶した非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行うWFQ手段2a〜2cと、各WFQ手段2a〜2cからの非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックに対して論理インタフェース5a〜5c間でのWRR型の読み出し制御を行うWRR手段3と、このWRR手段3からの非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックおよび各優先キュー手段5a0,5b0,5c0で記憶した優先クラス(Class#1)の出力トラヒックに対してプライオリティキューイング(SP)型読み出し制御を行い物理インタフェース(図中「物理IF」と記載)6に各論理インタフェース単位で出力するSP手段4とを有する。
これらのIPルータを構成する各手段は、CPU(Central Processing Unit)による記憶装置に記憶されたプログラムに基づく処理動作により実現される。尚、記憶装置に記憶されるプログラムはCD−ROM等の記憶媒体やネットワークを介してのダウンロードで提供される。
このように、本例のIPルータでは、非優先クラス(Class#2,Class#3)のトラヒックに関しては、論理インタフェース5a〜5c単位で設けられた各WFQ手段2a〜2cにおいてWFQ型の読み出し制御を行い、その各論理インタフェース5a〜5c毎の各WFQ手段2a〜2cからの出力トラヒックに対して、WRR手段3により、WRR型の読み出し制御を行う。このことにより、論理インタフェース5a〜5c間で公平に読み出し権限が渡されるため、非優先クラストラヒックの公平性を実現することができる。
また、WRR手段3からの非優先クラスの出力トラヒックと、各論理インタフェース5a〜5cのそれぞれからの複数の優先クラス(Class#1)のトラヒックを記憶した各優先キュー5a0,5b0,5c0からの出力トラヒックとを、SP手段4により、その優先度毎に読み出す。このことにより、優先クラス(Class#1)のトラヒックは、論理インタフェース5a〜5cの非優先クラス(Class#2,Class#3)のトラヒックに影響されることなく、QoSクラスに応じた絶対優先度で読み出される。すなわち、非優先クラストラヒックに影響されない優先クラスの読み出しが可能となる。
例えば、遅延の少ないトラヒック特性を要求されるようなVoIPトラヒックや専用線トラヒックと、ロングパケットが定常的に流れるような映像トラヒックが混在したネットワークのIPルータとして本例のIPルータを用いることにより、優先クラスにマッピングしたVoIPトラヒックや専用線トラヒックに要求される遅延特性を維持しつつ、ネットワークを構築することが可能となる。
以下、図2を用いて、図1におけるIPルータを、VoIPトラヒックと映像トラヒックおよびインターネットトラヒックが混在したネットワークのIPルータとして用いることにより、優先クラスにマッピングしたVoIPトラヒックに要求される遅延特性を維持しつつ、ネットワークを構築する例を説明する。
図2は、本発明に係わるIPルータの第2の構成例を示すブロック図である。
本図2に示すIPルータは、図1におけるIPルータと同様、クラス振り分け手段(図中「Classify」と記載)21と、各論理インタフェース25a〜25c毎に複数設けられた非優先キュー手段25a1,25a2,25b1,25b2,25c1,25c2と、各論理インタフェース25a〜25c毎に設けられた優先キュー手段25a0,25b0,25c0と、論理インタフェース25a〜25c毎に1つずつ設けられたWFQ手段22a〜22cと、各WFQ手段22a〜22cからの出力トラヒックに対してWRR型の読み出し制御を行うWRR手段23と、WRR手段23からの非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックおよび優先キュー手段25a0,25b0,25c0で記憶した優先クラス(Class#1)の出力トラヒックに対してプライオリティキューイング(SP)型読み出し制御を行うSP手段24とを有する構成であり、論理インタフェース(IF)としてVLAN(#0001〜#1000)を用い、優先クラス(Class#1)にVoIPトラヒックを、非優先クラス(Class#2,Class#3)に映像トラヒックとインターネットトラヒックをマッピングする。
本例では、IEEE802.1QVLANがVLAN#0001からVLAN#1000まで1000多重されたGigabit Ethernet(登録商標)の物理回線26で、各IEEE802.1QVLANのQoSクラス#1(Class#1)にVoIPトラヒック(VoIP)、QoSクラス#2(Class#2)に映像トラヒック(映像)、QoSクラス#3(Class#3)にインターネットトラヒック(Internet)を割り当て、定常的にVLAN#0001からVLAN#1000まで全てのIEEE802.1QVLANのQoSクラス#2(Class#2)およびQoSクラス#3(Class#3)に定常的にパケット長1500byteのパケットが流れているものとする。
この場合、本例の構成のIPルータ、すなわち、入力トラヒックを出力されるVLANとQoSクラス振り分け手段とVLAN単位にClass#1、Class#2、Class#3の3クラスのキューを持つ構成で、VLAN単位にClass#2とClass#3の2つのキューにWFQ型読み出し制御を行い、各VLAN単位のWFQ型読み出し制御による出力トラヒックと各VLANのClass#1トラヒックをSP型の読み出し制御する構成としたIPルータでは、VLAN#0001に優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックが加わった際の当該VoIPトラヒックの読み出しは、SP手段24において、読み出し途中の1500byteパケットの読み出し完了を契機に読み出されることになる。
つまり、優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックは、最大でも1500byteパケットがGigabit Ethernet(登録商標)回線に送出される12μS(マイクロ秒)の遅延で読み出されることになる。このことにより、論理インタフェース25a〜25cが高多重状態で複数のQoSクラストラヒックが混在している場合でも、優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックに対して高い遅延特性を実現することが可能となる。
次に、図3により、本発明に係わるIPルータを、遅延の少ないトラヒック特性を要求されるVoIPトラヒックと、ロングパケットが定常的に流れるような映像トラヒックおよびインターネットトラヒックが混在したネットワークのIPルータとして用いることにより、優先クラスにマッピングしたVoIPトラヒックに要求される遅延特性を維持しつつ、ネットワークを構築する他の例を説明する。
図3は、本発明に係わるIPルータの第3の構成例を示すブロック図である。
本図3に示すIPルータは、図1,2におけるIPルータに、さらに、優先クラス(Class#1)用のRR手段37を設けた構成となっている。
すなわち、本図3におけるIPルータは、QoS制御機能を具備するIPルータであって、出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して、入力トラヒックを各論理インタフェース単位(35a〜35c)で1以上の非優先クラス(本例ではClass#2,Class#3)と1以上の優先クラス(本例ではClass#1)に振り分けるクラス振り分け手段(図中「Classify」と記載)31と、各論理インタフェース35a〜35c毎に1以上設けられ、クラス振り分け手段31で振り分けられた各論理インタフェース35a〜35cにおける優先クラス(本例ではClass#1)の出力トラヒックを記憶する優先キュー手段35a0,35b0,35c0と、各論理インタフェース35a〜35c毎に1以上設けられ、クラス振り分け手段31で振り分けられた非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックをそれぞれ記憶する非優先キュー手段35a1,2,35b1,2,35c1,2と、論理インタフェース35a〜35c毎に1つずつ設けられ、同じ論理インタフェース35a〜35c内の各非優先キュー手段35a1,2,35b1,2,35c1,2で記憶した非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行うWFQ手段32a〜32cと、各WFQ手段32a〜32cからの非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックに対する論理インタフェース(35a〜35c)間でのWRR型読み出し制御を行うWRR手段33と、各論理インタフェース35a〜35cの各優先キュー手段35a0,35b0,35c0のそれぞれで記憶した優先クラス(Class#1)の出力トラヒックに対するRR型読み出し制御を行うRR手段37と、このRR手段37からの優先クラス(Class#1)の出力トラヒックとWRR手段33からの非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒックに対してSP型読み出し制御を行うSP手段34とを有した構成である。
本例では、論理インタフェース(IF)としてIEEE802.1QVLAN(#0001〜#1000)を用い、VLAN#0001からVLAN#1000まで1000多重されたGigabit Ethernet(登録商標)の物理回線36で、各IEEE802.1QVLANのQoSクラス#l(Class#1)にVoIPトラヒックを、QoSクラス#2(Class#2)に映像トラヒックを、QoSクラス#3(Class#3)にインターネットトラヒックをそれぞれマッピング(割り当て)している。
このように、本例のIPルータでは、優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックおよび非優先クラス(Class#2,Class#3)の映像トラヒックとインターネットトラヒックに関して、各論理インタフェース35a〜35c毎に設けられた各キュー手段(35a0〜35a2,35b0〜35b2,35c0〜35c2)において記憶する。
その内、優先キュー手段35a0,35b0,35c0のそれぞれで記憶した優先クラス(Class#1)のVOIPトラヒックに関しては、各論理インタフェース35a〜35c共通に設けられたRR手段37においてRR型読み出し制御を行う。
また、各非優先キュー手段35a1,35a2,35b1,35b2,35c1,35c2のそれぞれで記憶した非優先クラス(Class#2,Class#3)の映像トラヒックとインターネットトラヒックに関しては、各論理インタフェース35a〜35c毎に1つずつ設けられた各WFQ手段32a〜32cにおいてWFQ型読み出し制御を行い、さらに、WRR手段33において各WFQ手段32a〜32cからの出力トラヒックに対するWRR型読み出し制御を行う。このことにより、論理インタフェース35a〜35c間で公平に読み出し権限が渡されるため、非優先クラストラヒック(映像トラヒックとインターネットトラヒック)の公平性を実現することができる。
そして、SP手段34において、RR手段37からの優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックとWRR手段33からの非優先クラス(Class#2,Class#3)の映像トラヒック・インターネットトラヒックに対してSP型読み出し制御を行う。
このように、WRR手段33からの非優先クラス(Class#2,Class#3)の出力トラヒック(映像トラヒック・インターネットトラヒック)とRR手段37からの優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックとを、SP手段34により、その優先度毎に読み出すことにより、優先クラスのVoIPトラヒックを、非優先クラスの映像トラヒック・インターネットトラヒックに影響されることなく、QoSクラスに応じた絶対優先度で読み出すことができる。すなわち、非優先クラストラヒックに影響されない優先クラスの読み出しが可能となる。
例えば、本例において、定常的にVLAN#0001からVLAN#1000まで全てのIEEE802.1QVLANのQoSクラス#2(Class#2)およびQoSクラス#3(Class#3)に定常的にパケット長1500byteのパケットが流れているものとする。
この場合、本例の構成のIPルータ、すなわち、入力トラヒックを出力されるVLANとQoSクラス振り分け手段とVLAN単位にClass#1、Class#2、Class#3の3クラスのキューを持つ構成で、VLAN単位にClass#2とClass#3の2つのキューにWFQ型読み出し制御を行い、各VLAN単位のWFQ型読み出し制御による出力トラヒックに対して共通のWRR手段33によるWRR型読み出し制御を行い、さらに、各VLANのClass#1トラヒックのキューにVLAN共通でRR型読み出しを行い、このRR型読み出し結果とWRR型読み出し結果に対してSP型の読み出し制御する構成としたIPルータでは、VLAN#0001に、同時に、優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックが加わった際の当該VoIPトラヒックの読み出しは、SP手段34において、読み出し途中の1500byteパケットの読み出し完了を契機に読み出されることになる。
つまり、優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックは、最大でも1500byteパケットがGigabit Ethernet(登録商標)回線に送出される12μS(マイクロ秒)の遅延後に、VLAN#0001〜VLAN#1000のうち最後に読み出された場合であり、VoIPトラヒックが200byteパケットの場合、約1.6ms(ミリ秒)程度で読み出されることになる。このことにより、論理インタフェース35a〜35cが高多重状態で複数のQoSクラストラヒックが混在している場合でも、優先クラス(Class#1)のVoIPトラヒックに対して高い遅延特性を実現することが可能となる。
次に、図4により、本発明に係わるIPルータを、遅延の少ないトラヒック特性を要求される専用線トラヒックおよびVoIPトラヒックと、ロングパケットが定常的に流れるような映像トラヒックおよびインターネットトラヒックが混在したネットワークのIPルータとして用いることにより、優先クラスにマッピングしたVoIPトラヒックに要求される遅延特性を維持しつつ、ネットワークを構築する例を説明する。
図4は、本発明に係わるIPルータの第4の構成例を示すブロック図である。
本図4に示すIPルータは、図3におけるIPルータに、さらに、RR手段48とシェーパー(図中「shaper」と記載)手段49を設けた構成となっている。
すなわち、本図4におけるIPルータは、QoS制御機能を具備するIPルータであって、出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して、入力トラヒックを各論理インタフェース単位(45a〜45c)で1以上の非優先クラス(本例ではClass#3,Class#4)と1以上の優先クラス(本例ではClass#1,Class#2)に振り分けるクラス振り分け手段(図中「Classify」と記載)41と、各論理インタフェース45a〜45c毎に設けられ、クラス振り分け手段41で振り分けられた各論理インタフェース45a〜45cにおける第1の優先クラス(本例ではClass#2)と第2の優先クラス(本例ではClass#1)および非優先クラス(Class#3,Class#4)の出力トラヒックをそれぞれ記憶する第1の優先キュー手段45as,45bs,45csと第2の優先キュー手段45a0,45b0,45c0および非優先キュー手段45a1〜2,45b1〜2,45c1〜2、さらに、論理インタフェース45a〜45c毎に1つずつ設けられ、同じ論理インタフェース45a〜45c内の各非優先キュー手段45a1〜2,45b1〜2,45c1〜2で記憶した非優先クラス(Class#3,Class#4)の出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行うWFQ手段42a〜42cと、各WFQ手段42a〜42cからの非優先クラス(Class#3,Class#4)の出力トラヒックに対する論理インタフェース(45a〜45c)間でのWRR型読み出し制御を行うWRR手段43と、各論理インタフェース45a〜45cの各第2の優先キュー手段45a0,45b0,45c0のそれぞれで記憶した第2の優先クラス(Class#2)の出力トラヒックに対するRR型読み出し制御を行うRR手段47と、第1の優先キュー手段45as,45bs,45csのそれぞれで記憶した第1の優先クラス(Class#1)の各出力トラヒックに対してに対するRR型読み出し制御を行うRR手段48と、このRR手段48からの出力トラヒックに対してシェーピング(予め定められた読み出しレートでの定常的読み出し)を行うシェーピング(shaper)手段49、そして、このシェーピング手段49からの第1の優先クラス(Class#1)の出力トラヒックとRR手段47からの第2の優先クラス(Class#2)の出力トラヒックおよびWRR手段43からの非優先クラス(Class#3,Class#4)の出力トラヒックに対してSP型読み出し制御を行うSP手段44とを有した構成である。
本例では、論理インタフェース(IF)としてIEEE802.1QVLAN(#0001〜#1000)を用い、VLAN#0001からVLAN#1000まで1000多重されたGigabit Ethernet(登録商標)の物理回線46で、各IEEE802.1QVLANのQoSクラス#l(Class#1)に専用線トラヒックを、QoSクラス#2(Class#2)にVoIPトラヒックを、QoSクラス#3(Class#3)に映像トラヒックを、QoSクラス#4(Class#4)にインターネットトラヒックをそれぞれマッピング(割り当て)している。
このように、本例のIPルータでは、第1の優先クラス(Class#1)の専用線トラヒックに関して、各論理インタフェース45a〜45c毎に設けられた第1の優先キュー手段45as,45bs,45csにおいて記憶し、RR手段48でRR型読み出し制御を行い、さらにシェーピング(shaper)手段49において、設定された読み出しレートで定常的に読み出す。
また、第2の優先クラス(Class#2)のVoIPトラヒックに関しては、各論理インタフェース45a〜45c毎に設けられた第2の優先キュー手段45a0,45b0,45c0において記憶し、RR手段47でRR型読み出し制御される。
また、非優先クラス(Class#3,Class#4)の映像トラヒックとインターネットトラヒックに関しては、各論理インタフェース45a〜45c毎に設けられた各非優先キュー手段45a1〜2,45b1〜2,45c1〜2において記憶し、各論理インタフェース45a〜45c毎に1つずつ設けられた各WFQ手段42a〜42cにおいてWFQ型読み出し制御を行い、さらに、WRR手段43において各WFQ手段42a〜42cからの出力トラヒックに対するWRR型読み出し制御を行う。このことにより、論理インタフェース45a〜45c間で公平に読み出し権限が渡されるため、非優先クラストラヒック(映像トラヒックとインターネットトラヒック)の公平性を実現することができる。
そして、SP手段44において、RR手段47からの第2の優先クラス(Class#2)のVoIPトラヒックとWRR手段43からの非優先クラス(Class#3,Class#4)の映像トラヒック・インターネットトラヒックおよびシェーピング手段49からの第1の優先クラス(Class#1)の専用線トラヒックに対してSP型読み出し制御を行う。
このように、WRR手段43からの非優先クラスの出力トラヒック(映像トラヒック・インターネットトラヒック)とRR手段47からの第2の優先クラス(Class#2)のVoIPトラヒックとを、SP手段44により、その優先度毎に読み出すことにより、第2の優先クラスのVoIPトラヒックを、非優先クラスの映像トラヒック・インターネットトラヒックに影響されることなく、QoSクラスに応じた絶対優先度で読み出すことができる。すなわち、非優先クラストラヒックに影響されない優先クラスの読み出しが可能となる。
さらに、本例では、QoSクラス#1(Class#1)の専用線トラヒックは、シェーパー手段49で設定した読み出しレートで定常的に読み出される。これにより、QoSクラス#1(Class#1)の専用線トラヒックのバースト性に影響されないQoSクラス#2(Class#2)のVoIPトラヒックの読み出しが可能となり、VoIPトラヒックよりも上位にバースト性の高いトラヒックをマッピングしても、VoIPトラヒックの保護が可能となる。
以上、図1〜図4を用いて説明したように、本例のIPルータは、VoIPサービス、映像配信サービス、インターネット接続サービスなどの複数サービスを提供し、各サービス毎に複数のQoSクラス(複数の非優先クラスと複数の優先クラス)をサポートするIPネットワークに適用されるIPルータであって、例えば図1,2に示すように、非優先クラスのトラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行うWFQ手段(2a〜2c,22a〜22c)を論理インタフェース単位(5a〜5c,25a〜25c)に設け、各WFQ手段からの出力トラヒックに対してWRR型の読み出し制御を行うWRR手段3,23を物理インタフェース単位に設け、優先クラスのトラヒックを記憶するキューとして、各論理インタフェース毎に優先キュー5a0〜5c0,25a0〜25c0を設け、この優先キュー5a0〜5c0,25a0〜25c0からの出力トラヒックとWRR手段3,23からの非優先クラスの出力トラヒックを優先度毎に読み出すSP(Strict Priority)型の読み出し制御(プライオリティキューイング)を行うSP手段4,24を物理インタフェース単位に設けた構成とする。これにより、各論理インタフェースの優先クラスのトラヒックを、他の論理インタフェースの非優先クラスのトラヒックに影響されずに読み出すことができるので、高優先トラヒックの遅延特性を改善し、論理インタフェース間の公平性を保つことができる。
尚、本発明は、図1〜図4を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、図3の例では、RR手段37を設けて、各論理インタフェース35a〜35cの優先キュー35a0〜35c0の優先クラスのVoIPトラヒックに対するRR型読み出し制御を行う構成としているが、RR手段37を設けず、図1,2における構成のIPルータに、図4におけるRR手段48とシェーピング手段49を設け、各優先キュー35a0〜35c0からの優先クラスの出力トラヒックに対して、予め設定された読み出しレートでの定常的読み出し(シェーピング)を行い、SP手段4において、WRR手段3からの非優先クラスの出力トラヒックおよびシェーピング手段49からの優先クラスの出力トラヒックに対するプライオリティキューイング型読み出し制御を行う構成とすることでも良い。
この構成でのIPルータの処理動作例を、次の図5を用いて説明する。
図5は、本発明に係わるIPルータのQoS制御方法の手順例を示すフローチャートである。
まず、IPルータは、(クラス振り分け手段により)入力トラヒックに対し出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して当該入力トラヒックを各論理インタフェース単位で1以上の非優先クラスと1以上の優先クラスに振り分け(ステップS501)、振り分けた各非優先クラスの出力トラヒックを、それぞれ論理インタフェース毎に1以上設けられた各非優先キューに格納し(ステップS502)、また、振り分けた優先クラスの出力トラヒックを、各論理インタフェース毎に1以上設けられた各優先キューに格納する(ステップS503)。
そして(WFQ手段により)、論理インタフェース単位で各非優先キューからの非優先クラスの出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行い(ステップS504)、さらに(WRR手段により)、読み出した各非優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのWRR型読み出し制御を行う(ステップS505)。
また、各優先キューからの優先クラスの出力トラヒックに対して、(RR手段による)RR型読み出し制御と(シェーピング手段による)予め設定された読み出しレートでの定常的読み出しを行い(ステップS506)、(SP手段により)、(WRR手段で読み出す)非優先クラスの出力トラヒックと(シェーピング手段で読み出す)優先クラスの出力トラヒックに対するプライオリティキューイング型読み出し制御を行う(ステップS507)。
尚、ステップS506での(RR手段およびシェーピング手段による)優先キューからの優先クラスの出力トラヒックに対するRR型読み出し制御と予め設定された読み出しレートでの定常的読み出し(シェーピング)を行わない場合には、ステップS507においては、WRR読み出し制御で読み出す非優先クラスの出力トラヒックと優先キューからの優先クラスの出力トラヒックに対してプライオリティキューイング(SP型読み出し制御)を行う。
このように、優先キューからの優先クラスの出力トラヒックをシェーピングする構成とし、このシェーピング出力する優先クラスの出力トラヒックと、WRR型読み出し制御で読み出す非優先クラスの出力トラヒックとを、プライオリティキューイング(SP型読み出し制御)して優先度毎に読み出すことにより、各論理インタフェースにおける優先クラスのトラヒックが、他の論理インタフェースの非優先トラヒックに影響されずに読み出される。また、優先クラスのトラヒックシェーピング機能により、優先クラスのトラヒックがバースト的に入力された時でも、非優先クラスのトラヒックの保護と優先クラスのトラヒックの遅延特性を改善することができる。さらに、論理インタフェース間で公平に帯域を配分することができる。
また、本例では、論理インタフェースとしてVLANを用いているが、例えば、「ATM(Asynchronous Transfer Mode) VP」やPPP(Point to Point Protocol)等の他の論理インタフェースでも、同様な効果が実現可能である。
また、図1〜3では優先キューが1つで非優先キューが2つの構成例を、図4では優先キューが第1,第2の2つで非優先キューが2つの構成例を示しているが、各優先キューおよび非優先キューの数は任意に設けることができる。
本発明に係わるIPルータの第1の構成例を示すブロック図である。 本発明に係わるIPルータの第2の構成例を示すブロック図である。 本発明に係わるIPルータの第3の構成例を示すブロック図である。 本発明に係わるIPルータの第4の構成例を示すブロック図である。 本発明に係わるIPルータのQoS制御方法の手順例を示すフローチャートである。 従来の物理IF単位のSP型読み出し制御を行うIPルータの構成を示すブロック図である。 従来の高機能な読み出し制御を行うIPルータの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1:クラス振り分け手段(「Classify」)、2a〜2c:WFQ手段、3:WRR手段、4:SP手段、5a〜5c:論理インタフェース、5a0,5b0,5c0:優先キュー手段、5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2:非優先キュー手段、6:物理インタフェース(「物理IF」)、21:クラス振り分け手段(「Classify」)、22a〜22c:WFQ手段、23:WRR手段、24:SP手段、25a〜25c:論理インタフェース、25a0,25b0,25c0:優先キュー手段、25a1,25a2,25b1,25b2,25c1,25c2:非優先キュー手段、26:物理インタフェース(「物理IF」)、31:クラス振り分け手段(「Classify」)、32a〜32c:WFQ手段、33:WRR手段、34:SP手段、35a〜35c:論理インタフェース、35a0,35b0,35c0:優先キュー手段、35a1,2,35b1,2,35c1,2:非優先キュー手段、36:物理インタフェース(「Gigabit Ethernet(登録商標)」)、37:RR手段、41:クラス振り分け手段(「Classify」)、42a〜42c:WFQ手段、43:WRR手段、44:SP手段、45a〜45c:論理インタフェース、45as,45a0,45bs,45b0,45cs,45c0:優先キュー手段(第1,第2)、45a1,2,45b1,2,45c1,2:非優先キュー手段、46:物理インタフェース(「Gigabit Ethernet(登録商標)」)、47,48:RR手段、49:シェーピング手段、64:SP手段、65a1〜65an:キュー手段、66:物理インタフェース(「物理IF」)、72a〜72c:WFQ手段、73:WRR手段、74a〜74c:SP手段、75a〜75c:論理インタフェース、75a1〜75a3,75b1〜75b3,75c1〜75c3:キュー手段、76:物理インタフェース(「物理IF」)。

Claims (9)

  1. QoS制御機能を具備するIPルータであって、
    出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して、入力トラヒックを各論理インタフェース単位で1以上の非優先クラスと1以上の優先クラスに振り分けるクラス振り分け手段と、
    論理インタフェース単位で、上記クラス振り分け手段で振り分けられた各非優先クラスの出力トラヒックをそれぞれ記憶する1以上の非優先キュー手段と、
    論理インタフェース単位で、上記クラス振り分け手段で振り分けられた優先クラスの出力トラヒックをそれぞれ記憶する1以上の優先キュー手段と、
    論理インタフェース単位で、同じ論理インタフェース内の各非優先キュー手段で記憶した非優先クラスの出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御をそれぞれ行う1以上のWFQ手段と、
    各WFQ手段からの非優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのWRR型読み出し制御を行うWRR手段と、
    該WRR手段からの非優先クラスの出力トラヒックおよび各論理インタフェース単位の上記優先キュー手段で記憶した優先クラスの出力トラヒックに対してプライオリティキューイング型読み出し制御を行い、各論理インタフェース単位で出力するSP手段と
    を有することを特徴とするIPルータ。
  2. 請求項1に記載のIPルータであって、
    各論理インタフェースのそれぞれの優先キュー手段で記憶した優先クラスの出力トラヒックに対するRR型読み出し制御を行うRR手段を有し、
    上記SP手段は、上記WRR手段からの非優先クラスの出力トラヒックおよび上記RR手段からの優先クラスの出力トラヒックに対するプライオリティキューイング型読み出し制御を行い、各論理インタフェース単位で出力することを特徴とするIPルータ。
  3. 請求項1もしくは請求項2のいずれかに記載のIPルータであって、
    上記優先クラスにVoIPトラヒックを割り当て、上記非優先クラスに映像トラヒックおよびインターネットトラヒックの少なくともいずれかを割り当てることを特徴とするIPルータ。
  4. QoS制御機能を具備するIPルータであって、
    出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して、入力トラヒックを各論理インタフェース単位で1以上の非優先クラスと1以上の優先クラスに振り分けるクラス振り分け手段と、
    論理インタフェース単位で、上記クラス振り分け手段で振り分けられた第1の優先クラスの出力トラヒックをそれぞれ記憶する1以上の第1の優先キュー手段と、
    論理インタフェース単位で、上記クラス振り分け手段で振り分けられた第2の優先クラスの出力トラヒックをそれぞれ記憶する1以上の第2の優先キュー手段と、
    論理インタフェース単位で、上記クラス振り分け手段で振り分けられた非優先クラスの出力トラヒックをそれぞれ記憶する1以上の非優先キュー手段と、
    論理インタフェース単位で、同じ論理インタフェース内の各非優先キュー手段で記憶した非優先クラスの出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御をそれぞれ行う1以上のWFQ手段と、
    各WFQ手段からの非優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのWRR型読み出し制御を行うWRR手段と、
    各論理インタフェースのそれぞれの第1の優先キュー手段で記憶した第1の優先クラスの出力トラヒックに対するRR型読み出し制御を行う第1のRR手段と、
    各論理インタフェースのそれぞれの第2の優先キュー手段で記憶した第2の優先クラスの出力トラヒックに対するRR型読み出し制御を行う第2のRR手段と、
    上記第1のRR手段からの第1の優先クラスの出力トラヒックに対して、予め定められた読み出しレートでの定常的読み出しを行うシェーピング手段と、
    上記第2のRR手段からの第2の優先クラスの出力トラヒックと上記WRR手段からの非優先クラスの出力トラヒックおよび上記シェーピング手段からの第1の優先クラスの出力トラヒックに対してプライオリティキューイングを行い、各論理インタフェース単位で出力するSP手段と
    を有することを特徴とするIPルータ。
  5. 請求4に記載のIPルータであって、
    上記第1の優先クラスに専用線トラヒックを、上記第2の優先クラスにVoIPトラヒックを割り当て、上記非優先クラスのトラヒックに映像トラヒックおよびインターネットトラヒックの少なくともいずれかを割り当てることを特徴とするIPルータ。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項5のいずれかに記載のIPルータにおける各手段として機能させるためのプログラム。
  7. QoS制御機能を具備するIPルータのQoS制御方法であって、
    入力トラヒックに対し出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して当該入力トラヒックを各論理インタフェース単位で1以上の非優先クラスと1以上の優先クラスに振り分ける第1のステップと、
    該第1のステップで振り分けられた各非優先クラスの出力トラヒックを、それぞれ論理インタフェース単位で、1以上設けられた各非優先キューに格納する第2のステップと、
    上記第1のステップで振り分けられた優先クラスの出力トラヒックを、それぞれ論理インタフェース単位で、1以上設けられた優先キューに格納する第3のステップと、
    論理インタフェース単位で、同じ論理インタフェース内の各非優先キューからの非優先クラスの出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行う第4のステップと、
    各論理インタフェース単位でのWFQ型読み出し制御で読み出した各非優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのWRR型読み出し制御を行う第5のステップと、
    該WRR型読み出し制御で読み出す非優先クラスの出力トラヒックおよび上記優先キューからの優先クラスの出力トラヒックに対してプライオリティキューイング型読み出し制御を行い、各論理インタフェース単位で出力する第6のステップと
    を有することを特徴とするIPルータのQoS制御方法。
  8. 請求項7に記載のIPルータのQoS制御方法であって、
    上記優先キューからの優先クラスの出力トラヒックに対するRR型読み出しを行う第7のステップを有し、
    上記第6のステップでは、上記非優先クラスの出力トラヒックおよび上記第7のステップで読み出す優先クラスの出力トラヒックに対するプライオリティキューイング型読み出し制御を行い、各論理インタフェース単位で出力することを特徴とするIPルータのQoS制御方法。
  9. QoS制御機能を具備するIPルータのQoS制御方法であって、
    入力トラヒックに対し出力論理インタフェースとQoSクラスを識別して当該入力トラヒックを各論理インタフェース単位で1以上の非優先クラスと複数の優先クラスに振り分ける第1のステップと、
    該第1のステップで振り分けられた各非優先クラスの出力トラヒックを、それぞれ論理インタフェース単位で、1以上設けられた各非優先キューに格納する第2のステップと、
    上記第1のステップで振り分けられた第1の優先クラスの出力トラヒックを、それぞれ論理インタフェース単位で、1以上設けられた第1の優先キューに格納する第3のステップと、
    上記第1のステップで振り分けられた他の優先クラスの出力トラヒックを、それぞれ論理インタフェース単位で、1以上設けられた他の優先キューに格納する第4のステップと、
    論理インタフェース単位で、同じ論理インタフェース内の各非優先キューからの非優先クラスの出力トラヒックに対するWFQ型読み出し制御を行う第5のステップと、
    各論理インタフェース単位でのWFQ型読み出し制御で読み出した各非優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのWRR型読み出し制御を行う第6のステップと、
    上記他の優先キューからの他の優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのRR型読み出し制御を行う第7のステップと、
    上記第1の優先キューからの第1の優先クラスの出力トラヒックに対する論理インタフェース間でのRR型読み出し制御を行う第8のステップと、
    該RR型読み出し制御で読み出す第1の優先クラスの出力トラヒックに対して、予め定められた読み出しレートでの定常的読み出しを行う第9のステップと、
    上記第6のステップでのWRR型読み出し制御で読み出す非優先クラスの出力トラヒックと上記第7のステップでのRR型読み出し制御で読み出す他の優先クラスの出力トラヒックおよび上記第9のステップで定常的に読み出す第1の優先クラスの出力トラヒックに対してプライオリティキューイング型読み出し制御を行い、各論理インタフェース単位で出力する第10のステップと
    を有することを特徴とするIPルータのQoS制御方法。
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