JP3950744B2 - クロック断検出監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基準クロックおよびクロックに同期したデータを送受信する伝送システムに関し、特に受信クロックの断状態を検出し監視するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報伝送装置において、保守時の原因切り分けのため、情報の読出しに用いられる受信クロックの有無(断状態)を監視する必要性がある。
【0003】
従来、装置内で行われる情報伝送について、伝送されてきたクロックの断を検出する場合、信号処理するブロックの手前でクロック信号を分岐して検出回路と接続する方法が用いられている。図7は従来の情報伝送におけるクロック断検出監視システムの一例を示すブロック図である。
【0004】
情報を送信する送信側システム1は、これを受信する受信側システム2に対してクロック3とデータ4を送出する情報転送部101を有している。また受信側システム2は、伝送されてきたクロック3とデータ4から情報を読取り処理する情報処理部201と、クロック3の断検出を行う断検出部202とを有し、クロック3は情報処理部201の手前で信号分岐されて断検出部202に入力されている。
【0005】
次に動作を説明する。送信側システム1の情報転送部は、クロック3とこれに同期したデータ4を受信側システム2に対し送出する。クロックが正常に伝送されているとき、断検出部202で‘断検出無し’を確認する一方、信号分岐されたクロック3を用いて情報処理部201でデータ4を取り込む。クロック3が伝送されてきていないとき、情報処理部201はクロック3が断のため、データ4を読取ることができない。しかし、断検出部202で‘断検出有り’となり、情報が読取れないのは送信側システム1がクロック3を停止しているのか?あるいは送信側システム1と受信側システム2の間の接続異常であるのか?と、原因を特定することができる。
【0006】
この図7に示した従来の技術は、特に簡単な回路構成を持つが、クロック3をバッファ無しに1:Nに分岐しているため、反射およびファンアウトの関係で波形劣化が生じ、情報処理部201でデータの読出しを正しく行えない場合がある。よって、低速クロックでの使用かつ波形劣化を抑える処置を施す必要がある。
【0007】
図8は、図7の従来技術で問題となった波形特性の改善を行ったクロック断検出監視システムを示すブロック図であり、受信したクロックをバッファで波形整形する方法である。
【0008】
送信側システム1は、受信側システム2に対してクロック3とデータ4を送出する情報転送部101を有し、受信側システム2は、伝送されてきたクロック3とデータ4から情報を読取り処理する情報処理部201と、伝送されてきたクロック3の断検出を行う断検出部202と、クロック3を波形整形するバッファ206と、バッファ206の出力を分岐して再び波形整形するバッファ207とを有する。バッファ207で波形整形されたクロックを情報処理部201へ入力する。
【0009】
続いて動作を説明する。送信側システム1の情報転送部101は、クロック3とこれに同期したデータ4を受信側システム2に対して送出する。クロックが正常に伝送されているとき、クロック3はバッファ205で波形整形される。このときクロック3にはバッファ205の伝送遅延が生じる。バッファ205の出力は信号分岐され、断検出部202で‘断検出無し’を検出する一方、情報処理部201にわたすクロックはバッファ206で再び波形整形され情報処理部201に出力される。このときもバッファ206と同様に伝送遅延が生じる。最後に情報処理部201でデータを取込む。クロックが伝送されてきていないとき、本例は図7と同様の動作を行う。
【0010】
この図8に示した従来の技術は、バッファリングすることにより波形特性が良好になるが、バッファで波形整形するたびに伝達遅延および遅延ばらつきが発生し、情報処理部201でデータ4との位相関係(ACマージン)が確保できず、データ4を正しく取り込めない場合がある。よって、この方法を適用するにあたっては、充分なACマージンがあることが条件となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図7に示した、クロックを信号分岐する方法を用いた場合、クロックの立ち上がりに反射の影響による波形劣化が生じると誤動作を起こしてしまうという欠点があった。また、ファンアウトが増えた関係で遅延が生じ、データとの位相関係(ACマージン)が厳しくなり情報が正しく読み取れなくなるという欠点があった。
【0012】
図8に示した、クロックをバッファで波形整形する方法を用いた場合は、バッファによる伝達遅延時間が発生することと、クロックが高速であるとき元々のACマージンが厳しくなっていることから、データとACマージンを確保することができず、情報が正しく読み取れなくなるという欠点があった。
【0013】
本発明の目的は、ACマージンが厳しいクロック伝送において、位相関係を劣化させることなくクロックの断監視を行うクロック断検出監視システムを提供することにある。
【0014】
またさらに本発明の別の目的としては、波形特性が厳しいクロック伝送に関して、波形特性を劣化させずにクロックの断監視を行うクロック断検出監視システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を鑑みて、本発明のクロック断検出監視システムは、送信側システムから受信側システムに対し、クロック信号と、前記クロック信号に同期したデータ信号を送出する伝送システムにおいて、前記受信側システムは、前記クロック信号に対し長く平行に併走させた併走パターンと、前記併走パターン中に発生したクロストークノイズの増幅を行う増幅手段と、前記増幅されたクロストークノイズの逆電圧を抑制する波形制御部と、前記逆電圧を抑制されたクロストークノイズをスレッショルドレベルと比較する比較部とによって構成され、前記クロストークノイズのレベル変動の有無でクロック断状態を検出することを特徴としている。
【0016】
また、本発明の別の構成として、前記クロストークノイズが、前記併走パターンの近端側で発生する近端側クロストークノイズであることを特徴としている。
【0017】
また、本発明の第三の構成として前記クロストークノイズが、前記併走パターンの遠端側で発生する遠端側クロストークノイズであり、前記遠端側クロストークノイズの反転信号を前記増幅部で増幅した後に、前記比較部で前記スレッショルドレベルと比較することを特徴としている。
【0018】
また、本発明の第四の構成として、前記増幅部を非反転オペアンプで構成し、前記波形制御部をダイオードで構成したことを特徴としている。
【0019】
最後に、本発明の第五の構成として、前記増幅部を反転オペアンプで構成し、前記波形制御部をダイオードで構成したことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明のクロック断検出監視システムの実施形態につき、特徴および利点を明確にすべく、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1において、情報を送信する送信側システム1は、クロック3とこれに同期したデータ4を受信側システム2に対して送出する情報転送部101を備えている。受信側システム2は、伝送されてきたクロック3とデータ4を読み取って処理する情報処理部201と、クロック3からクロストークノイズを得るため、クロック3に長く平行に併走させた併走パターン5と、発生したクロストークノイズを断検出部202で認識できるようにスレッショルド電圧レベル以上まで増幅する増幅部203と、増幅されたノイズ波形の逆電圧を抑制する波形制御部204と、増幅・波形制御されたクロストークノイズの電圧レベル変動検出を行う断検出部202と、併走パターン5の遠端側で終端を行う終端部205を有する。クロック3とデータ4は情報処理部201に直接一対一に入力されて処理が行われ、併走パターン5は近端側に配置された断検出部202に取り込まれ、クロック断アラームの検出に用いられる。
【0022】
図2は本発明の実施の形態におけるクロック断検出回路の一例を示す図である。クロックパターン3に平行に併走パターン(線インピーダンス:Z0)を併走(併走長:L)させ、併走パターン5にクロック3のクロストークノイズを発生させる。この際、併走パターン5の近端をAポイント、遠端をBポイントとする。併走パターン5の遠端に配置された終端抵抗205−1(インピーダンスZ0)により併走パターン5のクロストークノイズ特性を設定する。近端で発生したクロストークノイズの電圧レベルは、振幅が小さいため非反転オペアンプ203−1で電圧レベルの増幅を行う。本実施形態ではゲインを1/K1(K1は併走パターンにおける定数)にし、電圧レベルをちょうどディジタルモノマルチ202−1の入力電圧の上限に設定する。次に、非反転オペアンプ203−1で増幅したクロストークノイズ(断検出部入力6)が、ディジタルモノマルチ202−1の入力定格電圧(逆電圧)を超過してディジタルモノマルチ202−1を破損させないように、ダイオード204−1を並列に接続する。これにより、断検出部入力6が逆電圧(負電圧)のとき、グランド(接地)から断検出部入力6へ逆電圧を抑制する。
【0023】
ディジタルモノマルチ202−1は、増幅および波形制御して得られたクロストークノイズの電圧レベル変動を監視し、変動があれば‘クロック断アラーム無し’、変動してなければ‘クロック断アラーム有り’を発信する。
【0024】
続いて本実施形態の動作につき、図3を用いて詳細に説明する。まず、送信側システム1の情報転送部101は、クロック3とこれに同期したデータ4を生成し、受信側システム2に転送する。
【0025】
受信側システム2でクロック3が正常に受信されているとき、クロック3は周波数f、振幅VでHighレベルとLowレベルを繰り返して出力する。併走パターン5は直流(レベル)信号であるが、クロック3に対して長く平行に併走しているため、クロック3が干渉して併走パターン5にクロストークノイズが発生する。クロック3の立ち上がり変化(t0〜t1)のとき、近端クロストーク地点(ポイントA)ではt0〜t2の干渉ノイズ波形が発生する。この干渉ノイズ波形は、電圧レベル+K1V(K1:クロック3のパターンと併走パターン5の相互クロストーク定数(<1))、ノイズ幅2TdL(Td:単位線長あたりの伝搬遅延時間)を持つ。このクロストークノイズは振幅が小さいため、ディジタルモノマルチ202−1の入力スレッショルド電圧レベルVthに達せず、ゲイン1/K1の非反転オペアンプ203−1を用いて信号増幅する。これによりクロストークノイズ電圧レベルはK1V×(1/K1)=Vとなり、ディジタルモノマルチ202−1の入力スレッショルド電圧レベルVthより大きい振幅となる。断検出部入力6が正電圧なので、ダイオード204−1には電流が流れず、電圧レベルの抑制を行わない。
【0026】
次にクロック3の立ち下がり変化(t3〜t4)のとき、近端クロストーク地点(ポイントA)にt3〜t5の干渉ノイズ波形が発生する。この干渉ノイズ波形は、電圧レベル−K1V、ノイズ幅2TdLを持つ。同様に非反転オペアンプ203−1で−K1V×(1/K1)=−Vまで信号増幅される。この負レベルの波形をそのままディジタルモノマルチ202−1に入力すると、入力定格電圧(逆電圧)を超過してディジタルモノマルチ202−1を破損させるので、ダイオード204−1を並列に接続して断検出部入力6が負電圧のときグランド(接地)から断検出部入力6へ電流が流れ、負電圧レベルの抑制を行う。
【0027】
最後にクロック3の立ち上がり変化、立ち下がり変化のどちらかで、断検出部入力6がディジタルモノマルチ202−1の入力スレッショルド電圧Vthを跨いだとき‘断アラーム無し’と判断される。本実施形態ではクロック3の立ち上がり変化時に入力スレッショルド電圧Vthを跨ぐ。
【0028】
また、クロック3が断状態のとき、クロック3はレベル変動しないので併走パターン5もクロストークノイズを発生しない。よって断検出部入力6も変動せず入力スレッショルド電圧Vthを跨がないため、ディジタルモノマルチ202−1で‘断アラーム有り’と判断される。
【0029】
以上の動作がクロック3の断状態を、近端クロストークノイズを用いて間接的に監視する方式である。ただし、本実施形態の条件として、クロック3の立ち上がり時間trと、併走長Lと、単位線長あたりの伝搬遅延時間Tdの関係はtr<2TdLで、かつディジタルモノマルチ202−1入力の信号変化検出のホールド時間tholdと、併走長Lと、単位線長あたりの伝搬遅延時間Tdの関係は、thold<2TdLとする必要がある。
tr>2TdLの場合、クロストークノイズの電圧レベルが小さくオペアンプのゲインを高く設定しなければならないので、電源変動などの微少変動でも誤動作することがある。thold>2TdLの場合はノイズ幅が小さいため、ディジタルモノマルチ202―1でレベル変動の認識(ホールド)ができないためである。
続いて、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図4に示すとおり、送信側システム1は、クロック3とこれに同期したデータ4を受信側システムに対して送出する情報転送部101を有する。受信側システム2は、伝送されてきたクロック3とデータ4を読み取って情報処理する情報処理部201と、クロックからクロストークノイズを得るため、クロック3に長く平行に併走させた併走パターン5と、発生したクロストークノイズを断検出部202で認識できるようにスレッショルド電圧レベル以上まで増幅する増幅部203と、増幅されたノイズ波形の逆電圧を抑制する波形制御部204と、増幅・波形制御されたクロストークノイズの電圧レベル変動の検出を行う断検出部202を有する。ここで併走パターン5の近端側はグランド(接地)と接続されている。クロック3とデータ4は情報処理部201に直接一対一で接続され処理が行われ、併走パターン5は遠端側に配置された断検出部202に取り込まれ、クロック断アラームの検出に用いられている。
【0030】
図5は本発明の他の実施形態におけるクロック断の検出回路の一例を示す。クロックパターン3に平行に併走パターン5(線インピーダンス:Z0)を併走(併走長:L)させ、併走パターン5にクロックのクロストークノイズを発生させる。併走パターン5の近端をAポイント、遠端をBポイントとする。遠端で発生したクロストークノイズの電圧レベルは、振幅が小さくしかも反転しているため、反転オペアンプ203−2で電圧レベルの増幅を施す。本実施形態ではゲインを−1/K1(K1は併走パターンにおける定数)にして電圧レベルをちょうどディジタルモノマルチ202−2の入力電圧の上限に設定する。次に反転オペアンプ203−2で増幅したクロストークノイズ(断検出部入力6)がディジタルモノマルチ202−2の入力定格電圧(逆電圧)を超過してディジタルモノマルチ202−2を破損させないように、ダイオード204−2を並列に接続する。これにより、断検出部入力6が逆電圧(負電圧)のときグランド(接地)から断検出部入力6へ電流が流れ、逆電圧を抑制する。ディジタルモノマルチ202−2は、増幅および波形制御して得られたクロストークノイズの電圧レベルの変動を監視し、変動があれば‘クロック断アラーム無し’を、変動がなければ‘クロック断アラーム有り“を出力する。
【0031】
続いて、本実施形態の動作について、図6の動作タイミング図で説明する。
【0032】
受信側システム2でクロックが正常に受信されているとき、クロック3は周波数f、振幅VでHighレベルとLowレベルを繰り返し出力する。併走パターン5は、直流(レベル)信号であるが、クロック3に対し長く平行に併走しているため、クロック3が干渉して併走パターン5にクロストークノイズが発生する。クロック3の立ち上がり変化(t0‘〜t1‘)のとき、遠端クロストーク地点(ポイントB
ではt2‘〜t3’の干渉ノイズ波形が発生する。この干渉ノイズ波形は、電圧レベル−K1V(K1:クロック3のパターンと併走パターン5の相互クロストーク定数(<1)、ノイズ幅2TdLを持つ(Td:単位線長あたりの伝搬遅延時間)である。このクロストークノイズは振幅が小さいため、ディジタルモノマルチ202−1の入植スレッショルド電圧レベルVthに達しないので、ゲイン−1/K1の反転オペアンプ203−2を用いて信号増幅を行う。これによりクロストークノイズ電圧レベルは−K1V×(−1/K1)=Vとなり、ディジタルモノマルチ202−1の入力スレッショルド電圧Vthより大きい振幅の正電圧となる。よってダイオード204−2は、断検出部入力6が正電圧なので電流が流れず、電圧レベルの抑制をしない。
【0033】
次にクロック3の立ち下がり変化(t4‘〜t5’)のとき、近端クロストーク地点(ポイントA)にt6‘〜t7’の干渉ノイズ波形が発生する。この干渉ノイズ波形は、電圧レベル+K1V、ノイズ幅2TdLを持つ。同様に反転オペアンプ203−1でK1V×(−1/K1)=−Vまで信号増幅されるが、断検出部入力6は負レベルなのでそのままディジタルモノマルチ202−2を破損させる。ダイオード204−2は断検出部入力6が負電圧なので、グランド(接地)から断検出部入力6へ電流が流れ、負電圧レベルの抑制を行う。
【0034】
最後にクロック3の立ち上がり変化、立ち下がり変化のいずれかで、断検出部入力6がディジタルモノマルチ202−2の入力スレッショルド電圧Vthを跨げば、‘断アラーム無し’と判断される。本実施形態ではクロック3の立ち上がり変化時に、入力スレッショルド電圧Vthを跨ぐこととなる。また、クロック3が断状態のとき、クロック3はレベル変動しないので併走パターン5もクロストークノイズが発生しない。よって断検出部入力6も変動せず、入力スレッショルド電圧Vthを跨がないため、ディジタルモノマルチ202−2で‘断アラーム有り’と判断される。
【0035】
以上の動作がクロック3の断状態を、遠端クロストークノイズを用いて間接的に監視する方法である。ただし、本実施形態の成立条件として、クロック3の立ち上がり時間trと、併走長Lと、単位線長あたりの伝搬遅延時間Tdとの関係は、tr>2TdLの場合は、クロストークノイズの電圧レベルが小さくなり、ゲインを高く設定しなければならず、電圧変動などの微少変動で誤動作することがあるのでtr<2TdLとし、かつディジタルモノマルチ202−2入力の信号変化検出のホールド時間tholdと、併走長Lと、単位線長あたりの伝搬遅延時間Tdとの関係は、thold>2TdLの場合は、ノイズ幅が小さ過ぎ、ディジタルモノマルチ202−2でレベル変動の認識(ホールド)ができなくなることがあるので、thold<2TdLとしておく必要がある。
【0036】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、高速な情報を送受信する際の伝送クロック断を監視する場合において、以下に記載する効果を奏する。
【0037】
第1の効果は、波形整形目的の入力バッファ等の遅延およびバッファ遅延のばらつきがないので、クロックとデータの位相特性を劣化させることなく、クロック断を監視できることである。
【0038】
そして第2の効果は、情報処理部に入力されるクロックと非接続であるため、信号分岐による反射等の波形劣化がないので、クロック波形を劣化させることなしにクロック断を監視できることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるクロック断検出システムを示すブロック図である。
【図2】 本発明のクロック断検出部の構成を示したブロック図である。
【図3】 本発明の処理動作について説明するタイムチャートである。
【図4】 本発明の第二の実施形態を示すブロック図である。
【図5】 第二の実施形態におけるクロック断検出部の構成を示したブロック図である。
【図6】 第二の実施形態の処理動作について説明するタイムチャートである。
【図7】 従来の情報伝送におけるクロック断検出監視システムを示すブロック図である。
【図8】 従来の他のクロック断検出監視システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 送信側システム
2 受信側システム
3 (伝送)クロック
4 (伝送)データ
5 併走パターン
6 断検出部入力
A 併走パターン5の近端クロストーク点
B 併走パターン5の遠端クロストーク点
101 情報転送部
201 情報処理部
202 断検出部
203 増幅部
204 波形制御部
205 終端部
206 バッファ(1段目)
207 バッファ(2段目)
202−1 ディジタルモノマルチ
203−1 非反転オペアンプ
204−1 ダイオード
205−1 終端抵抗
203−2 反転オペアンプ
Claims (5)
- 送信側システムから受信側システムに対し、クロック信号と、前記クロック信号に同期したデータ信号を送出する伝送システムにおいて、
前記受信側システムは、前記クロック信号に対し長く平行に併走させた併走パターンと、前記併走パターン中に発生したクロストークノイズの増幅を行う増幅手段と、前記増幅されたクロストークノイズの逆電圧を抑制する波形制御部と、前記逆電圧を抑制されたクロストークノイズをスレッショルドレベルと比較する比較部とによって構成され、
前記クロストークノイズのレベル変動の有無でクロック断状態を検出することを特徴とするクロック断検出監視システム。 - 前記クロストークノイズが、前記併走パターンの近端側で発生する近端側クロストークノイズであることを特徴とする、請求項1記載のクロック断検出監視システム。
- 前記クロストークノイズが、前記併走パターンの遠端側で発生する遠端側クロストークノイズであり、前記遠端側クロストークノイズの反転信号を前記増幅部で増幅した後に、前記比較部で前記スレッショルドレベルと比較することを特徴とする、請求項1記載のクロック断検出監視システム。
- 前記増幅部を非反転オペアンプで構成し、前記波形制御部をダイオードで構成したことを特徴とする、請求項2記載のクロック断検出監視システム。
- 前記増幅部を反転オペアンプで構成し、前記波形制御部をダイオードで構成したことを特徴とする、請求項3記載のクロック断検出監視システム。
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