JP3949562B2 - 半導体装置の検査方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広帯域の増幅装置などの利得を有する前段回路に定電流出力型の出力回路を備えて構成される半導体装置に対して、その発振の有無を判定する検査方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、前記のような半導体装置である光ディスク用ピックアップ素子1の電気的構成を示すブロック図である。この光ディスク用ピックアップ素子1は、フォトダイオードPDからの光信号を受けて、それを増幅する装置である。この光ディスク用ピックアップ素子1は、大略的に、前記フォトダイオードPDと、帰還抵抗Rfを含むトランスインピーダンス型アンプ2と、出力バッファ回路3とを備えて構成される。
【0003】
前記出力バッファ回路3は、図5や図6で示されるように、トランジスタTrと定電流源Fとの直列回路が電源ライン間に接続され、前記トランジスタTrのエミッタと定電流原Fとの接続点が出力端子となるように構成されるエミッタフォロア型バッファであり、前段回路である前記トランスインピーダンス型アンプ2で増幅された信号は、トランジスタTrのベースに入力され、エミッタを出力としている。この出力バッファ回路3は、上述のように定電流出力型であり、プッシュプル構成の増幅器よりも、要望される回路特性や回路規模に対して広く適用することができ、出力電圧のレンジが広いという大きな利点を有する。
【0004】
なお、アンプ2の例として、受光素子を備えているために前記トランスインピーダンス型アンプ2としているけれども、本発明は、このトランスインピーダンス型増幅器に限定されるものではない。
【0005】
このように構成される光ディスク用ピックアップ素子1は、高速・広帯域化が進むと、構成素子の尤度(特性)の問題から不安定なものとなり、また広帯域化による雑音の増加などによって、発振し易くなっている。そこで、たとえば特開平7−218598号公報や、図7で示すような検査装置11で、発振の有無が判定される。この検査装置11は、光ディスク用ピックアップ素子1の出力端子に仕様規定されている値の出力負荷回路12と、その出力負荷回路12を接続して、発振の有無を判定する測定装置13とを備えて構成される。前記出力負荷回路12は、抵抗rと出力負荷容量cとの並列回路から成る。
【0006】
この光ディスク用ピックアップ素子1では、増幅された信号はフレキ基板などを通して後段ICに入力されるので、前記フレキ基板などの配線容量が出力端子−GND間に前記出力負荷容量cとして存在し、前記後段ICの入力抵抗が負荷抵抗rとなり、前記出力負荷回路12では、それらの値と等価となるように、前記抵抗rの抵抗値および出力負荷容量cの容量値が設定されている。
【0007】
そして、この出力負荷回路12を接続して、出力端子の電圧Voの測定を行い、予め仕様に定められる適正出力値の基準値範囲から外れた素子をウエハテストなどの測定装置13によって選別することで、発振不具合品等の流出が防止されている。この発振検査時のフォトダイオードPDへは、入射光無し、すなわち該フォトダイオードPDには電流は流れず、入力はオープンと等価となる。この発振検査とともに、仕様設定条件に対応したそれぞれの負荷条件で、その他の特性(光入力時の動作確認を含む)なども検査される。
【0008】
【特許文献】
特開平7−218598号公報(公開日:平成7年8月18日)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来技術において、発振不具合を起していたとき、出力電圧Voが図8で示すような発振波形であれば、測定装置13においてサンプリングされた出力電圧Vave1は前記適正出力値の基準値範囲に対して十分な出力差が生じ、特性検査によって検出することが可能であるが、図9のような発振波形であった場合、測定装置13においてサンプリングされた出力電圧Vave2は基準値範囲に対し差が出ず、また再現性もないので、完全に特性検査で選別することが不可能であるという問題がある。
【0010】
これを詳しく説明すると、出力負荷容量cや測定装置13において出力波形は平滑化される。このとき、定電流出力型の出力バッファ3による出力負荷容量cへの充放電が、前記仕様設定条件による該出力負荷容量cおよび抵抗rの値によってバランス(正弦波状の波形)していると、測定装置13においてサンプリングされる出力電圧Vave1,Vave2は、発振波形の中心値となる。そしてこの中心値が、被検査回路である光ディスク用ピックアップ素子1と測定装置13との間のオフセットなどで、図8の出力電圧Vave1で示すように前記基準値範囲外になれば、発振であると判定することができるけれども、図9の出力電圧Vave2で示すように基準値範囲内になると、図10で示す発振が生じていない良品と同じ出力となり、発振であると判定することができない。
【0011】
このため、発振不具合品を確実に除去するためには、製品全数に対して、全出力チェックをオシロスコープで実施するなど、大変な時間とコストが必要であった。
【0012】
本発明の目的は、発振不具合品の判定精度を高めることができる半導体装置の検査方法および装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体装置の検査方法は、利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、その発振の有無を判定する検査方法において、出力端子に複数の出力負荷容量を選択的に接続することを特徴とする。
【0014】
上記の構成によれば、トランスインピーダンス型アンプなどの利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、該半導体装置の仕様に規定され、出力端子が接続される実装基板容量や後段回路の入力抵抗などと等価となるように設定されるいる出力負荷を接続して、該半導体装置の検査、特に発振の有無を判定するにあたって、前記出力負荷における出力負荷容量を複数設けて選択的に接続するようにし、切換えて接続したそれぞれの出力から、前記発振の有無を判定する。前記出力負荷容量の選択は、たとえば相互に異なる容量値のコンデンサを複数設け、それらを択一的に接続することで行われてもよく、また相互に等しい容量値のコンデンサであっても、並列接続数や直列接続数を切換えることで行われてもよい。
【0015】
したがって、出力信号の振幅が適正出力値の範囲を超えることで発振不具合品を判定する場合、前記仕様に規定されている単一種類の出力負荷では、発振の中心値が前記適正出力値の範囲から大きくオフセットしていた場合のみ、出力負荷容量や検査装置で平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となって発振不具合品を判定でき、発振が生じていても、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲内となってしまうと、発振不具合品を判定できないのに対して、出力負荷容量を切換えることで、前記定電流出力型の出力回路では、出力負荷容量に対する充放電のバランスが崩れ、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となる可能性が高くなり、発振不具合品であることを判定することができる。これによって、発振不具合品の判定精度を高めることができる。
【0016】
また、本発明の半導体装置の検査方法は、前記出力負荷容量の切換えによる出力差から発振の有無を判定することを特徴とする。
【0017】
上記の構成によれば、半導体装置と測定装置との間にオフセットがあっても、出力負荷容量を切換えた結果の出力の差分を求めることで、前記オフセットを除去し、発振不具合品の判定精度を一層高めることができる。
【0018】
さらにまた、本発明の半導体装置の検査方法は、前記出力負荷容量の切換えを複数回行い、それぞれの出力負荷容量での出力の平均値を求め、それらの平均値の差から発振の有無を判定することを特徴とする。
【0019】
上記の構成によれば、判定精度を一層向上することができる。
【0020】
また、本発明の半導体装置の検査装置は、利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、その発振の有無を判定する検査装置において、複数の出力負荷容量と、前記出力負荷容量を半導体装置の出力端子に選択的に接続する切換え手段と、前記切換え手段で切換えられた出力負荷容量による出力から、前記発振の有無を判定する判定手段とを含むことを特徴とする。
【0021】
上記の構成によれば、トランスインピーダンス型アンプなどの利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、該半導体装置の仕様に規定され、出力端子が接続される実装基板容量や後段回路の入力抵抗などと等価となるように設定されるいる出力負荷を接続して、該半導体装置の検査、特に発振の有無を判定するにあたって、前記出力負荷における出力負荷容量を複数設けて、切換え手段によって選択的に接続するようにし、切換えて接続したそれぞれの出力から、判定手段が前記発振の有無を判定する。前記出力負荷容量の選択は、たとえば相互に異なる容量値のコンデンサを複数設け、それらを択一的に接続することで行われてもよく、また相互に等しい容量値のコンデンサであっても、並列接続数や直列接続数を切換えることで行われてもよい。
【0022】
したがって、出力信号の振幅が適正出力値の範囲を超えることで発振不具合品を判定する場合、前記仕様に規定されている単一種類の出力負荷では、発振の中心値が前記適正出力値の範囲から大きくオフセットしていた場合のみ、出力負荷容量や検査装置で平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となって発振不具合品を判定でき、発振が生じていても、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲内となってしまうと、発振不具合品を判定できないのに対して、出力負荷容量を切換えることで、前記定電流出力型の出力回路では、出力負荷容量に対する充放電のバランスが崩れ、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となる可能性が高くなり、発振不具合品であることを判定することができる。これによって、発振不具合品の判定精度を高めることができる。
【0023】
さらにまた、本発明の半導体装置の検査装置では、前記判定手段は、前記出力負荷容量の切換えによる出力差から発振の有無を判定することを特徴とする。
【0024】
上記の構成によれば、半導体装置と測定装置との間にオフセットがあっても、出力負荷容量を切換えた結果の出力の差分を求めることで、前記オフセットを除去し、発振不具合品の判定精度を一層高めることができる。
【0025】
また、本発明の半導体装置の検査装置では、出力負荷は、前記半導体装置の出力端子と固定電位との間に接続される出力負荷容量と抵抗との並列回路から成り、前記出力負荷容量として第1の出力負荷容量と第2の出力負荷容量とが設けられ、前記切換え手段を構成するスイッチが前記第1の出力負荷容量と第2の出力負荷容量とを択一的に前記出力端子に接続することを特徴とする。
【0026】
上記の構成によれば、前記出力負荷容量の切換えを、簡単な構成で実現することができる。
【0027】
さらにまた、本発明の半導体装置の検査装置では、前記第1の出力負荷容量は、前記半導体装置の発振周波数に対して、前記出力回路の出力発振波形が歪まないような小さな容量値に設定され、前記第2の出力負荷容量は、前記出力回路の出力発振波形が歪むような大きな容量値に設定されることを特徴とする。
【0028】
上記の構成によれば、半導体装置の出力端子にC1≪C2となるような第1の出力負荷容量C1と第2の出力負荷容量C2とを設ける。前記第1の出力負荷容量C1は、半導体装置が発振不具合を起していたとき、出力発振波形が歪まない(入力波形に追随する)ような小さな容量値である。このとき、前段回路の信号周波数f1に対し、時定数t1は、抵抗をRで示すとき、C1・Rで表される。また、第2の出力負荷容量C2は、出力発振波形が歪む(入力波形に追随せず、平坦化する)ような大きな容量値である。このとき、時定数t2は、C2・Rで表される。
【0029】
したがって、前記C1≪C2から、時定数C1・R≪C2・Rとなり、前述のようにそれらの出力の差の有無によって、さらに精度良く、発振の有無を判定することができる。
【0030】
また、本発明の半導体装置の検査装置では、前記出力回路は、電源ライン間にトランジスタTrと定電流原Fとの直列回路が接続され、前記トランジスタTrのエミッタと定電流原Fとの接続点が前記出力端子となるように構成されるエミッタフォロア型バッファであり、前記第2の出力負荷容量C2は、前記トランジスタTrを介する制限されない出力電流値I1で波形歪みを生じず、前記定電流原Fを介する制限された電流値I2で波形歪みを生じるような容量値に設定されることを特徴とする。
【0031】
上記の構成によれば、定電流出力型の出力回路において、たとえば制限されない電流値I1で出力負荷容量を充電し、制限された電流値I2で放電する構成で、出力端子に小さな容量値を持つ出力負荷容量C1を接続した時、出力電圧Vo1は出力回路が負荷容量を十分充放電できる能力を持つため、
|I1・t/C1|=|I2・t/C1|(ただしI2≪I1)
となる。次に、出力端子に大きな容量値を持つ出力負荷容量C2を接続した時、出力電圧Vo2は出力負荷容量C2に対して、充電は十分な能力を持つが、放電する能力が不足するため、
|I1・t/C2|≫|I2・t/C2|(ただしI2≪I1)
となる。
【0032】
逆に、制限されない電流値I1で出力負荷容量を放電し、制限された電流値I2で充電する構成で、出力端子に小さな容量値を持つ出力負荷容量C1を接続した時、出力電圧Vo1は出力回路が負荷容量を十分充放電できる能力を持つため、
|I1・t/C1|=|I2・t/C1|(ただしI2≪I1)
となる。次に、出力端子に大きな容量値を持つ出力負荷容量C2を接続した時、出力電圧Vo2は出力負荷容量C2に対して、放電は十分な能力を持つが、充電する能力が不足するため、
|I1・t/C2|≫|I2・t/C2|(ただしI2≪I1)
となる。
【0033】
したがって、出力負荷容量を切換えた出力電圧Vo1とVo2との差を比較すれば、精度良く、半導体装置の発振の有無を判定することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について、図1〜図3ならびに前記図5,6および図8〜10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0035】
図1は、本発明の実施の一形態の検査装置21の電気的構成を示すブロック図である。この検査装置21は、前述の図4で示す高利得・広帯域の光ディスク用ピックアップ素子1の発振の有無を判定する。この検査装置21は、前記光ディスク用ピックアップ素子1の出力端子に仕様規定されている値の出力負荷回路22と、その出力負荷回路22を接続して、発振の有無を判定する測定装置23とを備えて構成される。
【0036】
注目すべきは、この検査装置21では、前記出力負荷回路22は、抵抗Rと、2つの出力負荷容量C1,C2と、それらの出力負荷容量C1,C2を切換える切換えスイッチSWとを備えて構成されていることである。前記出力負荷容量C1,C2は、前記切換えスイッチSWによって択一的に選択されて、抵抗Rと並列に、前記光ディスク用ピックアップ素子1の出力端子−GND間に挿入される積分型負荷である。
【0037】
ここで、本発明では、C1≠C2、かつC1≪C2に設定される。また、この光ディスク用ピックアップ素子1では、増幅された信号はフレキ基板などを通して後段ICに入力されるので、前記フレキ基板などの配線容量が出力端子−GND間に前記仕様に規定されている出力負荷容量C1として存在し、前記後段ICの入力抵抗が負荷抵抗Rとなり、前記出力負荷回路22では、それらの値と等価となるように、前記抵抗Rの抵抗値および出力負荷容量C1の容量値がそれぞれ設定されている。
【0038】
そして、この出力負荷回路22を接続して、出力負荷容量C1とC2とを切換えて出力端子の電圧Vo1,Vo2の測定を行い、それらの出力値Vo1,Vo2が、予め仕様に定められる適正出力値の基準値範囲から外れた素子をウエハテストなどの測定装置23によって選別することで、発振不具合品等の流出が防止されている。この発振検査時のフォトダイオードPDへは、入射光無し、すなわち該フォトダイオードPDには電流は流れず、入力はオープンと等価となる。この発振検査とともに、仕様設定条件に対応したそれぞれの負荷条件で、その他の特性(光入力時の動作確認を含む)なども検査される。
【0039】
このように構成することによって、出力電圧Voが適正出力値の基準値範囲を超えることで発振不具合品を判定するにあたって、前記仕様に規定されている単一種類の出力負荷容量C1だけでは、前記図8で示すように平滑化された出力電圧Vave1が前記適正出力値の基準値範囲から大きくオフセットしていた場合のみ、前記発振不具合品を判定でき、発振が生じていても、前記図9で示すように平滑化された出力電圧Vave2が基準値範囲内となってしまうと、前記発振不具合品を判定できないのに対して、出力負荷容量をC2に切換えることで、前記図5や図6で示すような定電流出力型の出力バッファ3では、出力負荷容量C2に対する充放電のバランスが崩れ、前記平滑化された出力電圧が図2や図3のVave3,Vave4で示すように、前記適正出力値の基準値範囲外となる可能性が高くなり、発振不具合品であることを判定することができる。これによって、発振不具合品の判定精度を高めることができる。
【0040】
また、前記の出力負荷容量C1とC2との切換えによる出力差ΔV=Vo2−Vo1から発振の有無を判定することで、被検査装置である光ディスク用ピックアップ素子1と測定装置23との間にオフセットがあっても、前記オフセットを除去し、発振不具合品の判定精度を一層高めることができる。
【0041】
以下、前述の図5および図6ならびに図2,3,8〜10を用いて、出力負荷容量C1,C2の切換えによる出力差ΔVからの発振の有無の判定方法を詳述する。
【0042】
前記出力バッファ回路3は、図5や図6で示されるように、トランジスタTrと定電流源Fとの直列回路が電源ライン間に接続され、前記トランジスタTrのエミッタと定電流原Fとの接続点が出力端子となるように構成されるエミッタフォロア型バッファであり、前段回路である前記トランスインピーダンス型アンプ2で増幅された信号は、トランジスタTrのベースに入力され、エミッタを出力としている。
【0043】
そして、図5の出力バッファ回路では、前記トランジスタTrはN型であり、コレクタがハイレベルの電源に接続され、エミッタが出力端子に接続されるとともに、定電流原Fを介してローレベルの電源に接続される。したがって、図5で示すように、前記出力端子に対して、定電流原Fは制限された電流I2を流入し、トランジスタTrは前記流入電流よりも多い流出電流I1を流し出す。
【0044】
これに対して、図6の出力バッファ回路では、前記トランジスタTrはP型であり、コレクタがローレベルの電源に接続され、エミッタが出力端子に接続されるとともに、定電流原Fを介してハイレベルの電源に接続される。したがって、図6で示すように、前記出力端子に対して、定電流原Fは制限された電流I2を流し出し、トランジスタTrは前記流出電流よりも多い流入電流I1を流入する。
【0045】
ここで、前述のように、C1≠C2、かつC1≪C2とする。たとえば、R=10kΩ、C1=10pF、C2=1000pFである。その場合、トランスインピーダンス型アンプ2の信号周波数f1に対して、それぞれの出力負荷容量C1,C2での時定数t1,t2は、C1・RおよびC2・Rで表され、C1・R:C2・R=1:100となる。
【0046】
トランスインピーダンス型アンプ2に発振が生じていなければ、出力端子に第1の出力負荷容量C1を接続した時の出力電圧をVo1、第2の出力負荷容量C2を接続した時の出力電圧をVo2とすると、測定装置13では、図10で示すように、適正出力値の基準値範囲内で出力され、出力差ΔV=Vo2−Vo1≒0で表される。
【0047】
これに対して、発振が生じている場合に、第1の出力負荷容量C1では、小さな容量値であることから、出力電圧Vo1は出力バッファ回路が該第1の出力負荷容量C1を十分充放電できる能力を持つため、
|I1・t/C1|=|I2・t/C1|(ただしI2≪I1)
となる。したがって、図9で示すように、出力発振波形が歪まず、すなわち入力波形に追随し、その平滑化された出力電圧Vave2が適正出力値の基準値範囲内となってしまい、発振不具合品と判定されない。
【0048】
しかしながら、第2の出力負荷容量C2は、出力発振波形が歪む、すなわち入力波形に追随せず、平坦化するような大きな容量値である。したがって、制限されない電流値I1で出力負荷容量C2を充電し、制限された電流値I2で放電する図5の出力バッファ回路では、出力電圧Vo2は出力負荷容量C2に対して、充電は十分な能力を持つが、放電する能力が不足するため、出力負荷容量C2に電荷が貯まるスピードは発振波形に追随することができるけれども、流出電流I2は制限されているため、発振波形に追随できず、
|I1・t/C2|≫|I2・t/C2|(ただしI2≪I1)
となる。したがって、図2で示すように、出力発振波形が歪み、その平滑化された出力電圧Vave3と前記出力電圧Vave2との出力差ΔV=Vave3−Vave2が適正出力値の基準値範囲外となり、発振不具合品と判定することができる。
【0049】
逆に、制限されない電流値I1で出力負荷容量C2を放電し、制限された電流値I2で充電する図6の出力バッファ回路では、出力電圧Vo2は出力負荷容量C2に対して、放電は十分な能力を持つが、充電する能力が不足するため、出力負荷容量C2から電荷が流出するスピードは発振波形に追随することができるけれども、流入電流I2は制限されているため、発振波形に追随できず、
|I1・t/C2|≫|I2・t/C2|(ただしI2≪I1)
となる。したがって、図3で示すように、出力発振波形が歪み、その平滑化された出力電圧Vave4と前記出力電圧Vave2との出力差ΔV=Vave4−Vave2が適正出力値の基準値範囲外となり、発振不具合品と判定することができる。
【0050】
このようにして、出力負荷容量C1,C2を切換えた出力電圧Vo1とVo2との出力差ΔVo=Vave3−Vave2またはΔVo=Vave4−Vave2を比較すれば、精度良く、光ディスク用ピックアップ素子1の発振の有無を判定することができる。
【0051】
また、発振波形が歪まない小さな出力負荷容量C1と、発振波形が歪むくらい十分大きい出力負荷容量C2とを切換え、その出力差の有無から発振の判定を行うことで、さらに精度良く発振の有無を判定することができる。
【0052】
さらにまた、判定精度を一層向上するために、前記出力負荷容量C1,C2の切換えを複数回行い、それぞれの出力負荷容量C1,C2での出力電圧Vo1,Vo2の平均値を求め、それらの平均値の差から発振の有無を判定するようにしてもよい。
【0053】
また、上述の検査装置21では、出力負荷回路22は、第1の出力負荷容量C1と、第2の出力負荷容量C2と、抵抗Rと、切換えスイッチSWとで構成されており、出力負荷容量C1,C2の切換えを、簡単な構成で実現することができる。
【0054】
さらにまた、上述の検査装置21では、切換えスイッチSWは、相互に異なる容量値の第1の出力負荷容量C1と第2の出力負荷容量C2とを択一的に選択することで出力負荷容量の切換えを行っているけれども、相互に等しい容量値のコンデンサであっても、並列接続数や直列接続数を切換えることで出力負荷容量の切換えが行われてもよい。
【0055】
なお、特開昭和64−61106号公報には、発振の有無を検出しながら、複数の容量素子を切換え、発振を抑えるようにした演算増幅回路装置が示されているけれども、この先行技術は、位相補償容量を発振しない最適値に調整可能な演算増幅回路装置を示すものであり、発振の有無を検査する検査装置21において、出力負荷容量C1,C2を切換えるようにした本発明とは、全く異なるものである。
【0056】
【発明の効果】
本発明の半導体装置の検査方法は、以上のように、トランスインピーダンス型アンプなどの利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、該半導体装置の仕様に規定され、出力端子が接続される実装基板容量や後段回路の入力抵抗などと等価となるように設定されるいる出力負荷を接続して、該半導体装置の検査、特に発振の有無を判定するにあたって、前記出力負荷における出力負荷容量を複数設けて選択的に接続するようにし、切換えて接続したそれぞれの出力から、前記発振の有無を判定する。
【0057】
それゆえ、出力信号の振幅が適正出力値の範囲を超えることで発振不具合品を判定する場合、前記仕様に規定されている単一種類の出力負荷では、発振の中心値が前記適正出力値の範囲から大きくオフセットしていた場合のみ、出力負荷容量や検査装置で平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となって発振不具合品を判定でき、発振が生じていても、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲内となってしまうと、発振不具合品を判定できないのに対して、出力負荷容量を切換えることで、前記定電流出力型の出力回路では、出力負荷容量に対する充放電のバランスが崩れ、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となる可能性が高くなり、発振不具合品であることを判定することができる。これによって、発振不具合品の判定精度を高めることができる。
【0058】
また、本発明の半導体装置の検査方法は、以上のように、前記出力負荷容量の切換えによる出力差から発振の有無を判定する。
【0059】
それゆえ、半導体装置と測定装置との間にオフセットがあっても、出力負荷容量を切換えた結果の出力の差分を求めることで、前記オフセットを除去し、発振不具合品の判定精度を一層高めることができる。
【0060】
さらにまた、本発明の半導体装置の検査方法は、以上のように、前記出力負荷容量の切換えを複数回行い、それぞれの出力負荷容量での出力の平均値を求め、それらの平均値の差から発振の有無を判定する。
【0061】
それゆえ、判定精度を一層向上することができる。
【0062】
また、本発明の半導体装置の検査装置は、以上のように、トランスインピーダンス型アンプなどの利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、該半導体装置の仕様に規定され、出力端子が接続される実装基板容量や後段回路の入力抵抗などと等価となるように設定されるいる出力負荷を接続して、該半導体装置の検査、特に発振の有無を判定するにあたって、前記出力負荷における出力負荷容量を複数設けて、切換え手段によって選択的に接続するようにし、切換えて接続したそれぞれの出力から、判定手段が前記発振の有無を判定する。
【0063】
それゆえ、出力信号の振幅が適正出力値の範囲を超えることで発振不具合品を判定する場合、前記仕様に規定されている単一種類の出力負荷では、発振の中心値が前記適正出力値の範囲から大きくオフセットしていた場合のみ、出力負荷容量や検査装置で平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となって発振不具合品を判定でき、発振が生じていても、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲内となってしまうと、発振不具合品を判定できないのに対して、出力負荷容量を切換えることで、前記定電流出力型の出力回路では、出力負荷容量に対する充放電のバランスが崩れ、前記平滑化された出力が前記適正出力値の範囲外となる可能性が高くなり、発振不具合品であることを判定することができる。これによって、発振不具合品の判定精度を高めることができる。
【0064】
さらにまた、本発明の半導体装置の検査装置では、以上のように、前記判定手段は、前記出力負荷容量の切換えによる出力差から発振の有無を判定する。
【0065】
それゆえ、半導体装置と測定装置との間にオフセットがあっても、出力負荷容量を切換えた結果の出力の差分を求めることで、前記オフセットを除去し、発振不具合品の判定精度を一層高めることができる。
【0066】
また、本発明の半導体装置の検査装置は、以上のように、前記出力負荷容量として、第1の出力負荷容量と第2の出力負荷容量とを切換え手段で択一的に切換えて用いる。
【0067】
それゆえ、前記出力負荷容量の切換えを、簡単な構成で実現することができる。
【0068】
さらにまた、本発明の半導体装置の検査装置は、以上のように、前記第1の出力負荷容量を、前記半導体装置の発振周波数に対して、前記出力回路の出力発振波形が歪まないような小さな容量値に設定し、前記第2の出力負荷容量を、前記出力回路の出力発振波形が歪むような大きな容量値に設定する。
【0069】
それゆえ、さらに精度良く、発振の有無を判定することができる。
【0070】
また、本発明の半導体装置の検査装置は、以上のように、前記出力回路を、トランジスタTrと定電流原Fとから成るエミッタフォロア型バッファで構成し、前記第2の出力負荷容量C2を、前記トランジスタTrを介する制限されない出力電流値I1で波形歪みを生じず、前記定電流原Fを介する制限された電流値I2で波形歪みを生じるような容量値に設定する。
【0071】
それゆえ、出力負荷容量を切換えた出力電圧Vo1とVo2との差を比較すれば、精度良く、半導体装置の発振の有無を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の検査装置のブロック図である。
【図2】特性検査を行う光ディスク用ピックアップ素子が発振不具合を起している場合の本発明による出力発振波形の一例である。
【図3】特性検査を行う光ディスク用ピックアップ素子が発振不具合を起している場合の本発明による出力発振波形の他の例である。
【図4】高利得・広帯域のトランスインピーダンス型アンプに定電流出力型の出力バッファ回路を備えて構成される半導体装置の一例である光ディスク用ピックアップ素子の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】前記図4で示す光ディスク用ピックアップ素子における出力バッファ回路の代表的な一例を示す電気回路図である。
【図6】前記図4で示す光ディスク用ピックアップ素子における出力バッファ回路の代表的な他の例を示す電気回路図である。
【図7】典型的な従来技術の検査装置のブロック図である。
【図8】特性検査を行う光ディスク用ピックアップ素子が発振不具合を起している場合の出力発振波形の一例である。
【図9】特性検査を行う光ディスク用ピックアップ素子が発振不具合を起している場合の出力発振波形の他の例である。
【図10】特性検査を行う光ディスク用ピックアップ素子が発振不具合を起していない場合の出力発振波形の例である。
【符号の説明】
1 光ディスク用ピックアップ素子(半導体装置)
2 トランスインピーダンス型アンプ(前段回路)
3 出力バッファ回路(出力回路)
21 検査装置
22 出力負荷回路
23 測定装置(判定手段)
C1,C2 出力負荷容量
F 定電流源
PD フォトダイオード
R 抵抗
Rf 帰還抵抗
SW 切換えスイッチ(切換え手段)
Tr トランジスタ
Claims (4)
- 利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、その発振の有無を判定する検査方法において、
出力端子に複数の出力負荷容量を選択的に接続し、
前記出力負荷容量の切換えによる出力差から発振の有無を判定し、
出力負荷は、前記半導体装置の出力端子と固定電位との間に接続される出力負荷容量と抵抗との並列回路から成り、前記出力負荷容量として第1の出力負荷容量と第2の出力負荷容量とが設けられ、前記第1の出力負荷容量と第2の出力負荷容量とを択一的に前記出力端子に接続し、
前記第1の出力負荷容量は、前記半導体装置の発振周波数に対して、前記出力回路の出力発振波形が歪まないような小さな容量値に設定され、前記第2の出力負荷容量は、前記出力回路の出力発振波形が歪むような大きな容量値に設定され、
前記出力回路は、電源ライン間にトランジスタTrと定電流原Fとの直列回路が接続され、前記トランジスタTrのエミッタと定電流原Fとの接続点が前記出力端子となるように構成されるエミッタフォロア型バッファであり、
前記第2の出力負荷容量C2は、前記トランジスタTrを介する制限されない出力電流値I1で波形歪みを生じず、前記定電流原Fを介する制限された電流値I2で波形歪みを生じるような容量値に設定されることを特徴とする半導体装置の検査方法。 - 前記出力負荷容量の切換えを複数回行い、それぞれの出力負荷容量での出力の平均値を求め、それらの平均値の差から発振の有無を判定することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の検査方法。
- 利得を有する前段回路と、前記前段回路からの電流を入力とする定電流出力型の出力回路とを備えて構成される半導体装置に対して、その発振の有無を判定する検査装置において、
複数の出力負荷容量と、
前記出力負荷容量を半導体装置の出力端子に選択的に接続する切換え手段と、前記切換え手段で切換えられた出力負荷容量による出力から、前記発振の有無を判定する判定手段とを含み、
前記判定手段は、前記出力負荷容量の切換えによる出力差から発振の有無を判定し、
出力負荷は、前記半導体装置の出力端子と固定電位との間に接続される出力負荷容量と抵抗との並列回路から成り、前記出力負荷容量として第1の出力負荷容量と第2の出力負荷容量とが設けられ、前記切換え手段を構成するスイッチが前記第1の出力負荷容量と第2の出力負荷容量とを択一的に前記出力端子に接続し、
前記第1の出力負荷容量は、前記半導体装置の発振周波数に対して、前記出力回路の出力発振波形が歪まないような小さな容量値に設定され、前記第2の出力負荷容量は、前記出力回路の出力発振波形が歪むような大きな容量値に設定され、
前記出力回路は、電源ライン間にトランジスタTrと定電流原Fとの直列回路が接続され、前記トランジスタTrのエミッタと定電流原Fとの接続点が前記出力端子となるように構成されるエミッタフォロア型バッファであり、
前記第2の出力負荷容量C2は、前記トランジスタTrを介する制限されない出力電流値I1で波形歪みを生じず、前記定電流原Fを介する制限された電流値I2で波形歪みを生じるような容量値に設定されることを特徴とする半導体装置の検査装置。 - 前記出力負荷容量の切換えを複数回行い、それぞれの出力負荷容量での出力の平均値を求め、それらの平均値の差から発振の有無を判定することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の検査装置。
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