JP3949101B2 - 内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の運転中に吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更するためのバルブタイミング変更装置の制御弁に関する。
従来における内燃機関のバルブタイミング変更装置は、その油圧装置として、油圧源と、この油圧源から供給される作動油によって作動するアクチュエータと、これら油圧源とアクチュエータとの間に配置され、油圧源からアクチュエータへの作動油の供給及びアクチュエータからの作動油の排出を制御する制御弁とを備えている。
また、前記油圧装置は、作動油中に異物が混入して、制御弁等の作動不良が生じることを未然に防止するために、作動油を濾過するフィルタを備えており、このフィルタは、一般に油圧源から制御弁に通じる通路のみに設けられている。
特開平8−14015号公報
しかしながら、前記従来例にあっては、フィルタが油圧源から制御弁に通じる通路のみに設けられているから、油圧源からの作動油を濾過することはできるが、アクチュエータを循環した作動油を濾過することができない。このため、何らかの理由によりアクチュエータの内部で生じた異物が制御弁内に侵入して、この制御弁の作動不良が生じる虞がある。
本発明は前記従来の実情に鑑みて案出されたもので、作動油中の異物により制御弁の作動不良が生じることを有利に防止すると共に、制御弁に対する作動油の脈圧を低減することが可能な制御弁を提供することを目的としている。
本発明は、前記従来の技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1に記載の発明は、機関の回転に同期して回転するスプロケットと、カムによって吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフトと、の間に設けられ、油圧から内部への作動油の供給あるいは内部から作動油の排出を制御することによって、前記スプロケットに対して前記カムシャフトを相対回動させて前記吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更する内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁であって前記制御弁は、筒状のバルブボディと、前記バルブボディの内部に摺動自在に収容されたスプール弁とを備え、前記バルブボディは、前記油圧源に一端が接続された供給通路の他端が臨む開口部と、前記バルブタイミング変更装置の内部に一端が接続された各給排通路の他端部が臨む複数の開口部を有し、該各開口部が前記バルブボディの胴部外周に形成された周方向溝に臨んで開口形成され、前記各周方向溝内に、前記バルブタイミング変更装置から前記各給排通路を通って前記バルブボディ内に排出される作動油に対して前記カムシャフトに作用する反転トルクから生じる脈圧を減衰させるフィルタが前記各開口部を覆うように設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明にあっては、前記フィルタは、濾過体と該濾過体の外周に設けられた枠体によって構成されていると共に、前記作動油に抵抗を与えて前記脈圧を減衰させることを特徴としている。
請求項3に記載の発明にあっては、前記濾過体は、前記枠体によって前記各周方向溝部内に取り付けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明にあっては、前記フィルタは、一端側にフック部が形成されている一方、他端側にフック係止部が形成され、該フック係止部に前記フック部を係止することによって前記バルブボディに取り付けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明にあっては、前記制御弁は、前記スプール弁の軸方向に押圧力を付与する電磁ソレノイドと、該電磁ソレノイドの押圧力に対向して前記スプール弁にばね力を付与するばね部材とを備えたことを特徴としている。
請求項6に記載の発明にあっては、前記フィルタは、前記各周方向溝部の全周を覆うように取り付けられていることを特徴としている。
本発明の前記構成において、前記制御弁が制御装置等によって制御されることにより、油圧源からバルブタイミング変更装置の一部であるアクチュエータへの作動油の供給及びアクチュエータからの作動油の排出が制御される。具体的には、例えば、制御弁のスプール弁が駆動されることによって、このスプール弁がバルブボディの開口部を開閉制御して、それぞれの開口部を通過する作動油の流量を制御し、これによってアクチュエータに導かれる作動油が制御されて、該アクチュエータの作動が制御されることになる。
ここで、前記アクチュエータから制御弁を介して排出される作動油は、制御弁の周方向溝内に設けられたフィルタによって濾過される。
これによって、前記アクチュエータの摩耗等により作動油中に混入した異物はフィルタによって取り除かれ、制御弁内に侵入することが防止される。
このため、前記制御弁内には清浄な作動油のみが導かれることになるから、制御弁は円滑に作動することになる
しかも、前述のように、制御弁の周方向溝内に設けられたフィルタによって、カムシャフトに作用する反転トルクによる回転位相の変化を可及的に減じることができる。
即ち、バルブタイミング変更装置(アクチュエータ)は、カムシャフトに作用する反転トルクによって、その内部で脈圧を生じ、その作動油の脈圧が制御弁に作用して制御弁から漏れる虞がある。この制御弁から作動油の漏れが生じると、カムシャフトの回転位相が意に反して変更されるが、本発明にあっては、作動油の脈圧が制御弁に作用しようとするとき、フィルタが抵抗となって作動油の脈動を減衰させる。このため、前記カムシャフトに作用する反転トルクによる影響を減少させることができるのである。
本発明によれば、作動油中の異物により制御弁の作動不良が生じることを有利に防止することができると共に、作動油の脈圧が制御弁に作用しようとするとき、フィルタが抵抗となって作動油の脈動を減衰させる。このため、前記カムシャフトに作用する反転トルクによる影響を減じることができる
以下、本発明の参考例や実施の形態を、図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の参考例を示す内燃機関のバルブタイミング変更装置の説明図、図2は図1に示す制御弁の断面図である。
図において、1は油圧源、2は油圧源1から供給される作動油によって作動するアクチュエータ、3は前記油圧源1とアクチュエータ2との間に配置された制御弁であって、この制御弁3は、油圧源1からアクチュエータ2への作動油の供給及びアクチュエータ2からの作動油の排出を制御するようになっている。
前記油圧源1は、油圧ポンプを主要素として構成されており、この油圧源1と制御弁3との間は、供給通路4によって連通している。
前記アクチュエータ2は、内燃機関の回転に同期して回転されるスプロケット5と、図外の吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフト6との間に設けられ、作動油によって、スプロケット5に対してカムシャフト6を相対回動させて吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更するようになっている。
即ち、前記スプロケット5は外周に巻着されたタイミングチェーン7を介して、図外のクランクシャフトに連結駆動されており、また、カムシャフト6は、このカムシャフト6に形成した図外のカムによって吸気弁または排気弁を開閉駆動するようになっている。また、前記アクチュエータ2と制御弁3との間は、排通路8,9によって連通している。
前記制御弁3は、筒状のバルブボディ10と、このバルブボディ10の筒状内部に摺動自在に収容されるスプール弁11とを備えている。
前記バルブボディ10には、油圧源1に連通する第1開口部12前記アクチュエータ2に連通する第2,第3開口部13,14が形成してある。即ち、前記第1開口部12は、供給通路4を介して油圧源1に連通するようになっており、第2開口部13は、排通路8を介してアクチュエータ2に連通し、第3開口部14は、排通路9を介してアクチュエータ2に連通するようになっている。また、前記バルブボディ10には、第4開口部15が形成してあり、この第4開口部15は、ドレン通路16を介して貯油タンク17に連通するようになっている。前記第1〜第5開口部12,13,14,15は、バルブボディ10の胴部外周に形成した第1〜第4方向溝22,23,24,25に臨んでそれぞれ開口している。
前記スプール弁11は、バルブボディ10内に設けたばね部材28によって電磁ソレノイド29側に付勢されており、この電磁ソレノイド29によって駆動され、バルブボディ10内を摺動可能である。前記スプール弁11は、バルブボディ10内を摺動することによって、バルブボディ10に形成した第1〜第5開口部12,13,14,15をそのランド部30,31で開閉可能である。
前記ばね部材28は、一端側がばね受け32によって支持されており、このばね受け32は止め輪33によって抜脱が防止されている。また、前記電磁ソレノイド29の接続端には接続端子34が設けられ、図外の制御装置及び電源に接続されるようになっている。
また、前記油圧源1と制御弁3との間には、第1フィルタ37が設けられていると共に、アクチュエータ2と制御弁3との間には、第2、第3フィルタ38,39が設けられている。詳しくは、前記第1フィルタ37は、油圧源1と制御弁3との間の供給通路4の途中に設けられており、第2フィルタ38は、アクチュエータ2と制御弁3との間の排通路8の途中に設けられており、第3フィルタ39は、アクチュエータ2と制御弁3との間の吸排通路9の途中にそれぞれ設けられている。
次に、斯かる構成のバルブタイミング変更装置の作用について説明する。
先ず、前記電磁ソレノイド29に図外の制御装置及び電源から制御電流が供給されない状態(非通電状態)では、スプール弁11は、ばね部材28のばね力によって図1において左方向に付勢されて所定位置に停止している(図1参照)。
前記非通電状態では、スプール弁11のランド部30がバルブボディ10の第2開口部13を第1開口部12側において所定面積開口すると共に、ランド部31が第3開口部14を第4開口部15側において所定面積開口している。このため、前記油圧源1から供給通路4、第1開口部12を介してバルブボディ10の内部に導かれた作動油は、第2開口部13及び排通路8を介してアクチュエータ2に導かれる。一方、排通路9は、第3開口部14、第4開口部15及びドレン通路16を介して貯油タンク17に連通している。
これによって、前記アクチュエータ2が所定の動作をし、例えば、カムシャフト6がスプロケット5に対して進角方向に制御されることになる。
次に、前記電磁ソレノイド29に制御電流が供給されると(通電状態)、スプール弁11が駆動される。
前記電磁ソレノイド29によってスプール弁11が駆動され、このスプール弁11が図1において右方向に移動することによって、スプール弁11のランド部30がバルブボディ10の第2開口部13を第4開口部15側において所定面積開口すると共に、ランド部31が第3開口部14を第1開口部12側において所定面積開口することになる。このため、前記油圧源1から供給通路4、開口部12を介してバルブボディ10の内部に導かれた作動油は、第3開口部14及び排通路9を介してアクチュエータ2に導かれる。一方、排通路8は、第2開口部13、第4開口部15及びドレン通路16を介して貯油タンク17に連通する。
これによって、前記アクチュエータ2が所定の動作をし、例えば、カムシャフト6がスプロケット5に対して遅角方向に制御されることになる。
ここで、前記油圧源1から制御弁3を介してアクチュエータ2に導かれる作動油は、油圧源1と制御弁3との間に設けられた第1フィルタ37で過されると共に、アクチュエータ2と制御弁3との間に設けられた第2フィルタ38または第3フィルタ39によって、過される。また、前記アクチュエータ2から制御弁3を介して排出される作動油は、アクチュエータ2と制御弁3との間に設けられた第2フィルタ38または第3フィルタ39によって過される。つまり、前記油圧源1から制御弁3に向かう作動油は第1フィルタ37で過され、アクチュエータ2から制御弁3に向かう作動油はフィルタ38,39で過される。
これによって、前記アクチュエータ2の摩耗等により作動油中に混入した異物は第2フィルタ38または第3フィルタ39によって取り除かれ、制御弁3内に侵入することが防止される。
このため、前記制御弁3内には清浄な作動油のみが導かれることになるから、制御弁3は円滑に作動することになる。
したがって、作動油中の異物により制御弁3の作動不良が生じることを有利に防止することが可能な油圧装置が得られる。
また、前記アクチュエータ2がバルブタイミング変更装置の一部であって、このアクチュエータ2と制御弁3との間に第2、第3フィルタ38,39が設けてあるから、この第2、第3フィルタ38,39によって、作動油を過すると共に、カムシャフト6に作用する反転トルクによる回転位相の変化を可及的に減じることができる。
即ち、前記アクチュエータ2は、カムシャフト6に作用する反転トルクによって、その内部で脈圧を生じ、その作動油の脈圧が制御弁3に作用して制御弁から漏れる虞がある。前記制御弁3から作動油の漏れが生じると、カムシャフト6の回転位相が意に反して変更されるが、本実施の形態にあっては、作動油の脈圧が制御弁3に作用しようとするとき、第2、第3フィルタ38,39が抵抗となって作動油の脈動を減衰させる。このため、前記カムシャフト6に作用する反転トルクによる影響を減じることができるのである。
図3乃至図6は本発明の実施の形態を示す図面で、この実施の形態が前記参考例と変わるところは、前記アクチュエータ2と制御弁3との間に設ける第2,第3フィルタ38,39を、バルブボディ10の第2、第3開口部13,14にそれぞれ設けた点である。以下、この実施に形態について詳述する。
なお、説明に際して、前記参考例と同一構成部分には同一符号を付し、その重複する説明を省略する。
即ち、前記第2フィルタ38はバルブボディ10の第2開口部13に設けられ、第3フィルタ39は同じく第3開口部14に設けられている。
前記第2,第3フィルタ38,39のそれぞれは、過体41と、この過体41の外周側に設けられた枠体42とからなり、自由状態において略C字状に形成してある。前記過体41は金属線材からメッシュ状に形成され、枠体42は合成樹脂材料から形成される。
前記第2、第3フィルタ38,39のそれぞれには、一端側にフック部43が形成され、他端側にフック係止部44が形成してある。また、略C字状の内周側に突起状を呈するように、軸方向の桟部材45が複数個形成してあり、この桟部材45の1つは端部に形成され、フック係止部44を兼ねている(図5参照)。
前記第2、第3フィルタ38,39のそれぞれは、バルブボディ10に、詳しくはバルブボディ10の第2、第3方向溝23,24内に取付けられるようになっており、バルブボディ10に取付けられた状態では、フック係止部44にフック部43を係止することによって全体として略環状となっている。前記第2、第3フィルタ38,39のそれぞれは、バルブボディ10の方向溝23,24内に取付けられることによって、バルブボディ10の軸方向に正しく位置決めされ、バルブボディ10の第2、第3開口部13,14に対して正しく配置される。
また、前記第2,第3フィルタ38,39のそれぞれは、自由状態で略C字状に形成されているから、フック係止部44にフック部43を係止することによって略環状とされた状態では、フック部43とフック係止部44には引張力が作用することになり、強固な係止が成就される。
斯かる構成においても、前記制御弁3に向かう作動油は第1、第2、第3フィルタ37,38,39によって、過されるため、制御弁3内には清浄な作動油のみが導かれることになるから、制御弁3は円滑に作動することになる。
したがって、作動油中の異物により制御弁3の作動不良が生じることを有利に防止することが可能になる。
加えて、前記第2、第3フィルタ38,39がバルブボディ10の第2、第3開口部13,14にそれぞれ設けられているから、第2、第3フィルタ38,39のそれぞれを排通路8,9の途中に設ける場合に比較して、取付けが容易となると共に、アクチュエータ2と制御弁3との間の排通路8,9の全範囲に亘る作動油が過の対象となって過される。
また、前記フィルタ38,39のそれぞれは、フック係止部44にフック部43を係止することによってバルブボディ10に取付けられるから、容易にバルブボディ10に取付けることが可能となる。
また、前記第2、第3フィルタ38,39のそれぞれは、過体41と、この過体41の外周側に設けられた枠体42とから形成されているから、取り扱いが容易であると共に、取付けが容易となる。
図7及び図8は本発明の別の実施の形態を示す図面で、この実施の形態が前記実施の形態と異なるところは、前記油圧源1と制御弁3との間に設ける第1フィルタ37及びアクチュエータ2と制御弁3との間に設ける第2、第3フィルタ38,39を、バルブボディ10の第1〜第3開口部12,13,14にそれぞれ設けた点である。以下、この実施に形態について詳述する。尚、説明に際して、前記実施の形態と同一構成部分には同一符号を付し、その重複する説明を省略する。
即ち、前記第1フィルタ37はバルブボディ10の第1開口部12に設けられ、第2フィルタ38は同じく第2開口部13に設けられ、第3フィルタ39は同じく第4開口部14に設けられている。
前記第1フィルタ37は、前記実施の形態で述べた第2、第3フィルタ38,39と同様に構成されている。即ち、前記第1〜第3フィルタ37,38,39は共通部品として使用される。
斯かる構成においても、前記実施の形態と同様の作用、効果が得られる。
以上、実施の形態を図面に基づいて説明したが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明の実施の形態を示す油圧装置の説明図である。 図1に示す制御弁の断面図である。 本発明の別の実施の形態を示す油圧装置の説明図である。 図3に示す制御弁の断面図である。 図3に示すフィルタの自由状態を、正面図(a)、正面図(a)の矢印B方向の拡大矢視図(b)で示す図面である。 図3に示すフィルタの装着状態を、正面図(a)、正面図(a)のB部拡大図(b)で示す図面である。 本発明の別の実施の形態を示す油圧装置の説明図である。 図7に示す制御弁の断面図である。
符号の説明
1…油圧源
2…アクチュエータ
3…制御弁
10… バルブボディ
11…スプール弁
22,23,24,25…第1〜第4周方向溝
12,13,14…第1〜第3開口部
37,38,39…第1〜第3フィルタ

Claims (6)

  1. 機関の回転に同期して回転するスプロケットと、カムによって吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフトと、の間に設けられ、油圧から内部への作動油の供給あるいは内部から作動油の排出を制御することによって、前記スプロケットに対して前記カムシャフトを相対回動させて前記吸気弁または排気弁の開閉タイミングを変更する内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁であって
    前記制御弁は、筒状のバルブボディと、前記バルブボディの内部に摺動自在に収容されたスプール弁とを備え、
    前記バルブボディは、前記油圧源に一端が接続された供給通路の他端が臨む開口部と、前記バルブタイミング変更装置の内部に一端が接続された各給排通路の他端部が臨む複数の開口部を有し、該各開口部が前記バルブボディの胴部外周に形成された周方向溝部に臨んで開口形成され、
    前記周方向溝部内に、前記バルブタイミング変更装置から前記各給排通路を通って前記バルブボディ内に排出される作動油に対して前記カムシャフトに作用する反転トルクから生じる脈圧を減衰させるフィルタが前記各開口部を覆うように設けられたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁
  2. 前記フィルタは、濾過体と該濾過体の外周に設けられた枠体によって構成されていると共に、前記作動油に抵抗を与えて前記脈圧を減衰させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁
  3. 前記濾過体は、前記枠体によって前記各周方向溝部内に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁
  4. 前記フィルタは、一端側にフック部が形成されている一方、他端側にフック係止部が形成され、該フック係止部に前記フック部を係止することによって前記バルブボディに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁
  5. 前記制御弁は、前記スプール弁の軸方向に押圧力を付与する電磁ソレノイドと、該電磁ソレノイドの押圧力に対向して前記スプール弁にばね力を付与するばね部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁。
  6. 前記フィルタは、前記各周方向溝部の全周を覆うように取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の内燃機関のバルブタイミング変更装置の制御弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104415608A (zh) * 2013-08-30 2015-03-18 三多乐精密注塑(深圳)有限公司 一种过滤网及连接方法
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