JP3948364B2 - How to charge central coke to the bell-less blast furnace - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装入シュートを用いるベルレス高炉において、特段の設備を設けることなく、炉中心部に中心コークスを形成し、さらにその中心部に粒径の大きい粗粒コークスを効果的に装入することを可能としたベルレス高炉における中心コークス装入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高炉では、炉頂より鉱石とコークスを交互に装入するとともに、炉下部から空気または酸素富化空気を炉内へ吹込んで炉内のコークスを燃焼させ、この燃焼によって発生する高温の還元性ガスを用いて高炉シャフト内の鉱石の還元および溶融を行なう。したがって、高炉シャフト内の鉱石やコークスの原料層の通気抵抗を低減することは、高炉の生産性向上のために重要な要素である。
【0003】
ところで、高炉炉内の通気抵抗の増加を防ぎ、炉内ガスの流れを安定に保つ方法として、コークスを炉中心部に集中的に装入して炉中心部における強い炉内ガス流を形成することが有効であるという事実が知られている。このように炉中心部に装入して形成したコークスのことを中心コークスとよぶ。
この中心コークスを実現する方法として、特開昭60-56003号公報には、1チャージで装入するコークスの内の 1.5〜8重量%を炉中心部へ集中的に装入するとした技術が開示されている。
【0004】
この技術は、図4に示すように、ベル式高炉1Aに適用され、大ベル12の直下の炉中心部に中心コークスの山10を形成するための中心コークス装入装置11を設けるものであり、炉内堆積層4として交互に積層される鉱石層4aとコークス層4bに対し、鉱石層4aの形成に当たってその中心部に中心コークスの山10を形成することで、炉中心部へのコークスの集中装入を実現するものである。
【0005】
このようなコークスの炉中心部への集中装入は、炉内の通気抵抗を低減するという効果のみならず、炉中心に鉱石がほとんどない状態にできることから、鉱石の還元で発生する二酸化炭素によってコークスが酸化される、いわゆるソリューションロス反応(ソルロス反応ともよばれる。)によるコークスの劣化を回避し、また低減できるという効果がある。
【0006】
さらに、この効果を利用することで、コークスそのものの強度管理値を低下させることができ、コークス製造のための原料炭のコストダウンが可能となる。また、炉床部での炉芯コークスの粒径が必要以上に縮小することも防止できることから、炉床での通液性向上にも役立っている。
コークスの炉中心部への集中装入を実現する手段としては、前記の特開昭60-56003号公報に示されるコークス装入手段以外にも、中心コークス専用の装入手段を別途設置する他の方法が数多く提案されてきている。しかしながら、このように原料装入手段とは別個に中心コークス装入手段を新たに設置するには多大の設備費が必要となることが大きな問題である。
【0007】
そのため、特開昭62-290809 号公報等では、図3に示すように、ベルレス高炉における装入シュート2を利用し、コークス装入にあたって、装入シュート2の傾動角θを0°すなわち垂直に保持することでコークス粉粒体3を炉中心部1aに垂直に装入する方法が提案されている。こうすることで、炉内堆積層4上にコークス層4bを積層し、つづけて鉱石層4aを積層するに際して、炉中心部1aをピークとする中心コークスの山10を形成している。
【0008】
この方法は、既設の装入シュートを用いて、コークスの1バッチ分を中心コークスとして装入できるため、装入シュートの制御シーケンスを変更するだけで実現できる方法であり、中心コークス装入方法の利点を簡便に享受できる有利な方法であると言える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の中心コークス装入方法では、炉中心部へ垂直に落下したコークス粉粒体が山を形成するにあたり、比較的粒径の小さな細粒のコークスが炉中心部に偏析し、粒径の大きい粗粒のコークスが周辺の裾野部に集中するという問題があった。
【0010】
一般に、図7に模式的に示すように、粉粒体を真上から投入して積み上げ、山を形成すると、その粉粒体は、山の頂点近傍に落下した後に山の斜面に沿って転がりながら堆積していく。このとき、粉粒体の内の比較的細かいものは斜面の上部に留まり、粒径の粗いものは斜面の裾野側へ転動していく傾向にある。この現象が、そのまま高炉の炉頂部で生じることになり、図3に示す装入シュートを垂直にする中心コークス装入方法では、炉中心部に比較的細かいコークスが堆積して、その周囲に粗粒が堆積することになる。
【0011】
図3に示すように、中心コークスの山10の周囲の裾野部分は、鉱石層4aの端部に相当するため、ここに中心コークスの粗粒が集中して炉内ガス流5が強い状態となると、この部分の原料が流動化して崩れる原因ともなる。
そして、炉内原料の層厚分布を制御する制御性が悪化して適正な操業を維持するのが難しくなるという問題が発生する。
【0012】
本発明は、ベルレス高炉での装入シュートを用いた中心コークス装入にあたり、コークスの粒径が炉中心部において最大となるようにして、炉中心部に炉内ガス流を形成し、これにより安定な操業を可能とするベルレス高炉への中心コークス装入方法を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、装入シュートを用いるベルレス高炉における中心コークス装入方法であって、該ベルレス高炉の炉中心部を0、炉壁部を1とする無次元半径に対し 0.1〜0.4 に相当する半径位置からコークスの装入を開始し、前記装入シュートの1旋回毎にその傾動角を炉中心側へ順次移行させて装入することを特徴とするベルレス高炉における中心コークス装入方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
まず、ベルレス高炉における装入シュートを用いた原料装入方法について説明する。
図1に示すように、装入シュート2を有するベルレス高炉1では、鉱石やコークス等の原料を、炉頂から装入シュート2を介して装入し、炉内堆積層4を形成する。
【0015】
装入シュート2は、炉中心部1aにおける炉中心軸に対して傾動角θとなるように調整され、炉中心軸の廻りを回転しながら原料装入を行なう。そして、炉中心部1aを中心とした点対称の原料堆積面を形成する。また、装入する原料は、装入シュートの角度を変えることで炉頂面の任意の場所への投入が可能である。
炉半径方向への装入位置の調整は、装入シュート2の傾動角θを調整することで行なう。通常は、あらかじめ所定の傾動角に対してそれぞれノッチ番号を付与しておき、炉中心軸を中心に旋回(回転)させながら原料を装入するにあたって、原料の装入開始から装入シュートの1旋回毎にノッチ番号を決めておき、このノッチ番号のパターンを制御することで炉内への原料装入パターンを制御する装入制御を行なっている。
【0016】
装入シュートの傾動角に応じた原料の落下位置は、高炉操業開始前の炉内への原料填充調査時に予め調査しておく。あるいは、旋回する装入シュート上を原料が流下するときの遠心力と重力、炉内ガスの上昇流を考慮して、原料の落下軌跡を力学的に計算し、原料の装入位置を求めるようにすることもできる。
ところで、中心コークスの装入を考えると、装入開始から1旋回毎に傾動角を小さくしてコークスの装入を行なうとすると、図2に示すように、1旋回目のコークス装入位置よりも2旋回目のコークス装入位置の方がより炉中心側へ寄ってくる。このように中心コークスを装入すると、2旋回目のコークスは1旋回目のコークスよりも炉中心側へ落下した後に炉中心側へ流れ込むことになる。このとき2旋回目のコークスの内、比較的粗粒のものがより炉中心側へ流れ込む。
【0017】
すなわち、旋回が進むにつれてコークスの落下位置を炉中心側へ動かすことによって、落下したコークスはその落下位置から炉中心側へ向けて斜面を流れ込む状態となって、装入されるコークスの内の最も粗粒のものが炉中心部に堆積することになる。
なお、このとき、1旋回目と2旋回目との落下位置が同じであると2旋回目のコークスは炉中心側と炉壁側とに分割して流れ込むことになるため、2旋回目のコークスの内、粗粒のコークスの一部が炉壁側へ流れ込むことになり問題となるが、本発明のように、旋回が進むにつれてコークスの落下位置を炉中心側へ寄せるようにすることで粗粒はすべて炉中心側へと流れ込むようにでき、炉中心部での粗粒コークスの偏析を強化する意味で有効である。
【0018】
また、本発明では、中心コークスの装入開始位置を、高炉の炉中心部を0、炉壁部を1とする無次元半径に対し、 0.1〜0.4 に相当する半径位置とすることを好適とする。装入開始位置が0.4 よりも大きいと、中心コークスの装入を開始しても1旋回分で装入されるコークス量が少なくなるため、炉中心部近傍までコークスが流れ込むことがなくなり、炉中心部へ粗粒のコークスを装入する効果に乏しくなる。また、装入開始位置が0.1 よりも小さいと、装入されたコークスが流れ込む距離が短くなり、粒度偏析を起す効果が乏しくなってしまう。
【0019】
上記の中心コークスの装入開始位置の好適範囲を検証するため、内容積が5000m3 級の高炉の炉頂装入装置の1/5縮尺模型実験を行い、中心コークスの装入開始位置の違いによる半径方向でのコークス粗粒比率を調査した。その結果を図6に示す。ここで、コークス粗粒比率とは、装入実験終了後に、各無次元半径位置において所定量のサンプリングを行なってコークスの粒度分布を測定し、装入したコークスに対しメジアン径以上の粒径のものを粗粒として、各サンプル中の粗粒の割合を示したものである。
【0020】
それぞれの実験では、コークスを5旋回で装入した。ここで、装入開始位置が0.05および0.1 の場合は、1旋回毎に装入位置を無次元半径で0.01ずつ炉中心側へ移動させて装入した。また、装入開始位置が0.4 および0.45の場合は、1旋回毎に装入位置を無次元半径で0.05ずつ炉中心側へ移動させて装入した。
装入開始位置が無次元半径0.05の位置の場合、2旋回目以降のコークスは炉中心部から逆に炉壁部方向へ溢れて堆積したため、実質的には炉中心部へ直接装入した場合と大差なく、粒径測定においても、炉中心よりも炉壁側へ向けて粗粒比率が増加する結果となった。
【0021】
また、装入開始位置が無次元半径0.45の場合では、無次元半径0〜0.3 の範囲でのコークス粗粒比率がそれほど変らず、偏析が大きくないという結果となった。これに対し、装入開始位置が 0.1〜0.4 の範囲の場合は、無次元半径0〜0.2 の範囲で70%以上のコークスが粗粒となり、中心部近傍での粗粒の偏析が強化されていることが判る。
【0022】
【実施例】
内容積が5153m3 の大型高炉において、表1に示す操業条件での操業を実施した。ここで、比較例は、中心コークスの装入にあたり、装入シュートを傾動角0°として炉中心へ集中装入したものである。一方、本発明例では、装入開始位置を無次元半径0.3 とし、1旋回毎に無次元半径で0.03ずつ炉中心側へ移動させて中心コークスを装入したものである。
【0023】
【表1】
【0024】
それぞれの操業時に、高炉シャフト部の炉頂堆積面から5m下のレベルに設置したゾンデを炉半径方向へ送り込みながら、炉壁から炉中心部までのそれぞれの位置における炉内ガスをサンプリングし、COガスとCO2 ガスを分析し、それらの体積%からガス利用率を算出した。
なお、ガス利用率とは、
【0025】
【数1】
【0026】
で計算される値であり、高炉内ではガス利用率が大きい部分で相対的に鉱石の割合が多くなると考えることができる。
ガス利用率の算出結果を図5に示す。
図5に示すように、比較例では、炉中心部のガス利用率が、その周辺部(無次元半径で0.2 程度の位置まで)よりも上がっている。これは、中心コークスを炉中心部へ集中的に装入した結果、コークス中の粗粒が炉中心の周辺部へ流れ込み、この部分の炉内ガス流が強化されたため、この部分へ装入された鉱石が吹き上げられて鉱石層が崩れて炉中心部にまで流れ込んだためと考えられる。
【0027】
その結果、比較例の操業では、炉中心部のガス流が不安定になり、燃料比が507 kg/t(溶銑)程度となった。
これに対して、本発明例では、炉中心部でのガス利用率が15%程度と低く、炉中心部に強いガス流を形成していることがわかる。そして、炉内の装入物の分布が安定していることから、燃料比を498 kg/t(溶銑)程度にまで下げても比較例と同等以上の生産が可能となる。
【0028】
また、表1からも明らかなように、本発明例では、比較例に比べてコストの低い微粉炭を多く用いることができ、さらに、トータルの燃料比も低減することができた。
【0029】
【発明の効果】
本発明の適用により、装入シュートを用いたベルレス高炉における中心コークスの装入において、炉中心部でのコークス粒径を最大とすることが可能となり、安定な操業が実現できた。そして、より低い燃料比で従来と同等以上の生産を行なうことが可能となり、より良好な高炉操業が実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベルレス高炉における装入シュートの配置を示す模式図である。
【図2】装入シュートで装入した炉内堆積層の模式断面図である。
【図3】ベルレス高炉での従来の中心コークス装入方法を説明する模式断面図である。
【図4】ベル式高炉での従来の中心コークス装入方法を説明する模式断面図である。
【図5】高炉炉内でのガス利用率分布を示すグラフである。
【図6】装入開始位置の違いによる中心コークスの粗粒化率分布を示すグラフである。
【図7】粉粒体を投下して堆積した際の粗粒と細粒の分布状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ベルレス高炉
1A ベル式高炉
1a 炉中心部
1b 炉壁部
2 装入シュート
3 コークス粉粒体
4 炉内堆積層
4a 鉱石層
4b コークス層
5 炉内ガス流
10 中心コークスの山
11 中心コークス装入装置
12 大ベル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention, in a bell-less blast furnace using a charging chute, forms central coke at the center of the furnace without providing special equipment, and further effectively charges coarse coke having a large particle size at the center. The present invention relates to a method for charging central coke in a bell-less blast furnace.
[0002]
[Prior art]
In a blast furnace, ore and coke are alternately charged from the top of the furnace, and air or oxygen-enriched air is blown into the furnace from the bottom of the furnace to burn the coke in the furnace, and the high-temperature reducing gas generated by this combustion Is used to reduce and melt the ore in the blast furnace shaft. Therefore, reducing the ventilation resistance of the raw material layer of ore and coke in the blast furnace shaft is an important factor for improving the productivity of the blast furnace.
[0003]
By the way, as a method for preventing an increase in the ventilation resistance in the blast furnace furnace and keeping the flow of the gas in the furnace stable, coke is intensively charged in the furnace center part to form a strong furnace gas flow in the furnace center part. The fact that is effective is known. The coke formed by charging the furnace center is called central coke.
As a method for realizing this central coke, Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-56003 discloses a technique in which 1.5 to 8% by weight of coke charged with one charge is intensively charged into the furnace center. Has been.
[0004]
As shown in FIG. 4, this technique is applied to a bell-
[0005]
Such concentrated charging of coke into the furnace center not only has the effect of reducing the ventilation resistance in the furnace, but also has almost no ore at the furnace center. There is an effect that the deterioration of the coke due to the so-called solution loss reaction (also called the soluros reaction) in which the coke is oxidized can be avoided and reduced.
[0006]
Furthermore, by utilizing this effect, the strength control value of the coke itself can be reduced, and the cost of raw coal for coke production can be reduced. Moreover, since it can prevent that the particle size of the core coke in a hearth part shrinks more than necessary, it is useful also for the liquid permeability improvement in a hearth.
As means for realizing centralized charging of coke into the furnace center, in addition to the coke charging means disclosed in the above-mentioned Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-56003, there are other means for separately installing charging means dedicated to central coke. Many methods have been proposed. However, it is a big problem that a large installation cost is required to newly install the central coke charging means separately from the raw material charging means.
[0007]
Therefore, in Japanese Patent Laid-Open No. 62-290809, etc., as shown in FIG. 3, the
[0008]
This method uses an existing charging chute and can charge one batch of coke as the central coke. Therefore, this method can be realized only by changing the control sequence of the charging chute. It can be said that this is an advantageous method in which the advantage can be easily enjoyed.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above center coke charging method, when the coke powder or granular material which has fallen perpendicularly to the furnace center portion to form a mountain, relatively particle size of small granules of the coke is segregated into the furnace center portion, the particle size There is a problem that coarse coke having a large size is concentrated in the surrounding skirts.
[0010]
In general, as schematically shown in FIG. 7, when a granular material is thrown from right above and stacked to form a mountain, the granular material rolls along the slope of the mountain after falling near the top of the mountain. While accumulating. At this time, relatively fine particles in the granular material remain on the upper part of the slope, and those having a coarse particle diameter tend to roll toward the bottom of the slope. This phenomenon occurs as it is at the top of the blast furnace. In the center coke charging method shown in FIG. 3 in which the charging chute is vertical, relatively fine coke is accumulated in the center of the furnace and rough around it. Grain will accumulate.
[0011]
As shown in FIG. 3, since the skirt around the
And the controllability which controls the layer thickness distribution of the raw material in a furnace deteriorates, and the problem that it becomes difficult to maintain appropriate operation generate | occur | produces.
[0012]
The present invention, when charging the central coke using the charging chute in the bell-less blast furnace, so that the particle size of the coke is maximized in the center of the furnace, the in-furnace gas flow is formed in the center of the furnace, thereby The center coke charging method to the bell-less blast furnace that enables stable operation is provided.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a central coke charging method in a bell-less blast furnace using a charging chute, which has a radius corresponding to 0.1 to 0.4 with respect to a dimensionless radius where the center of the bell-less blast furnace is 0 and the wall of the furnace is 1. The center coke charging method in a bell-less blast furnace is characterized in that charging of coke is started from a position, and the tilt angle is sequentially shifted to the furnace center side for each turn of the charging chute.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, a raw material charging method using a charging chute in a bell-less blast furnace will be described.
As shown in FIG. 1, in a
[0015]
The
Adjustment of the charging position in the furnace radial direction is performed by adjusting the tilt angle θ of the
[0016]
The dropping position of the raw material according to the tilt angle of the charging chute is investigated in advance when the raw material filling investigation into the furnace before the blast furnace operation is started. Alternatively, considering the centrifugal force and gravity when the raw material flows down on the swirling charging chute, and the upward flow of the gas in the furnace, the trajectory of the raw material is dynamically calculated to obtain the raw material charging position. It can also be.
By the way, considering the charging of the central coke, if the tilt angle is reduced for each turn from the start of charging and the coke is charged, as shown in FIG. However, the coke charging position in the second turn is closer to the furnace center side. When the central coke is charged in this way, the second turning coke falls to the furnace center side after the first turning coke and then flows into the furnace center side. At this time, relatively coarse particles of the second swirling coke flow into the furnace center.
[0017]
That is, by moving the coke fall position to the furnace center side as the turning progresses, the dropped coke flows into the slope from the drop position toward the furnace center side, and is the most of the coke to be charged. Coarse particles are deposited in the center of the furnace.
At this time, if the first turning and the second turning have the same dropping position, the second turning coke flows separately into the furnace center side and the furnace wall side, so the second turning coke. Of these, some of the coarse-grained coke flows into the furnace wall, which is a problem, but as in the present invention, as the turning progresses, the coke fall position is moved closer to the furnace center. All the grains can flow to the furnace center side, which is effective in strengthening the segregation of coarse coke at the furnace center.
[0018]
Further, in the present invention, it is preferable that the charging start position of the central coke is a radial position corresponding to 0.1 to 0.4 with respect to a dimensionless radius where the furnace center portion of the blast furnace is 0 and the furnace wall portion is 1. To do. If the charging start position is larger than 0.4, the amount of coke charged in one turn will be reduced even if the charging of the central coke is started, so that the coke will not flow into the vicinity of the furnace center. The effect of charging coarse coke into the part is poor. On the other hand, when the charging start position is smaller than 0.1, the distance into which the charged coke flows becomes short, and the effect of causing particle size segregation becomes poor.
[0019]
In order to verify the suitable range of the above-mentioned central coke charging start position, we conducted a 1/5 scale model experiment of the blast furnace top charging equipment with an internal volume of 5000 m 3 class, and the difference in the central coke charging start position The coke coarse grain ratio in the radial direction by was investigated. The result is shown in FIG. Here, the coke coarse particle ratio means that after completion of the charging experiment, a predetermined amount of sampling is performed at each dimensionless radius position to measure the particle size distribution of the coke, and the charged coke has a particle size equal to or larger than the median diameter. The ratio of coarse particles in each sample is shown as coarse particles.
[0020]
In each experiment, coke was charged in 5 turns. Here, when the charging start position was 0.05 and 0.1, the charging position was moved to the furnace center side by 0.01 with a dimensionless radius every turn. In addition, when the charging start position was 0.4 and 0.45, the charging position was moved to the furnace center side by 0.05 with a dimensionless radius every turn.
When the charging start position is a position with a dimensionless radius of 0.05, the coke after the second turn overflows from the furnace center and conversely accumulates in the direction of the furnace wall, so it is practically charged directly into the furnace center. In the particle size measurement, the coarse particle ratio increased from the furnace center toward the furnace wall.
[0021]
In addition, when the charging start position was a dimensionless radius of 0.45, the coke coarse particle ratio in the dimensionless radius range of 0 to 0.3 did not change so much, and the segregation was not large. On the other hand, when the charging start position is in the range of 0.1 to 0.4, 70% or more of coke is coarse in the dimensionless radius range of 0 to 0.2, and segregation of coarse grains in the vicinity of the center is strengthened. I know that.
[0022]
【Example】
A large blast furnace with an internal volume of 5153 m 3 was operated under the operating conditions shown in Table 1. Here, in the comparative example, when charging the central coke, the charging chute is tilted at an inclination angle of 0 ° and is centrally charged into the furnace center. On the other hand, in the present invention example, the charging start position is set to a dimensionless radius of 0.3, and the center coke is charged by moving to the furnace center side by a dimensionless radius of 0.03 for each turn.
[0023]
[Table 1]
[0024]
During each operation, the gas inside the furnace at each position from the furnace wall to the center of the furnace was sampled while feeding a sonde installed at a level 5 m below the furnace top deposition surface of the blast furnace shaft part in the radial direction of the furnace. The gas and CO 2 gas were analyzed, and the gas utilization rate was calculated from their volume%.
The gas utilization rate is
[0025]
[Expression 1]
[0026]
In the blast furnace, it can be considered that the proportion of ore is relatively high in the portion where the gas utilization rate is large.
The calculation result of the gas utilization rate is shown in FIG.
As shown in FIG. 5, in the comparative example, the gas utilization rate in the furnace center is higher than that in the periphery (up to a position with a dimensionless radius of about 0.2). This is because, as a result of the central coke being intensively charged into the furnace center, coarse grains in the coke flow into the periphery of the furnace center, and the gas flow in the furnace in this part has been strengthened, so it is charged into this part. This is probably because the ore was blown up and the ore layer collapsed and flowed to the center of the furnace.
[0027]
As a result, in the operation of the comparative example, the gas flow at the center of the furnace became unstable, and the fuel ratio became about 507 kg / t (molten metal).
On the other hand, in the example of the present invention, it can be seen that the gas utilization rate in the furnace center is as low as about 15%, and a strong gas flow is formed in the furnace center. And since the distribution of the charge in the furnace is stable, even if the fuel ratio is lowered to about 498 kg / t (molten metal), production equivalent to or higher than that of the comparative example can be achieved.
[0028]
Further, as is apparent from Table 1, in the present invention example, a large amount of pulverized coal having a lower cost than in the comparative example could be used, and the total fuel ratio could be reduced.
[0029]
【The invention's effect】
By applying the present invention, in the charging of central coke in a bell-less blast furnace using a charging chute, the coke particle size at the center of the furnace can be maximized, and stable operation can be realized. And it became possible to perform the same or better production with a lower fuel ratio, and better blast furnace operation could be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing an arrangement of charging chutes in a bell-less blast furnace.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of an in-furnace deposition layer charged with a charging chute.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view for explaining a conventional central coke charging method in a bell-less blast furnace.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view for explaining a conventional central coke charging method in a bell type blast furnace.
FIG. 5 is a graph showing a gas utilization rate distribution in a blast furnace furnace.
FIG. 6 is a graph showing the coarsening rate distribution of central coke depending on the charging start position.
FIG. 7 is a schematic diagram showing a distribution state of coarse particles and fine particles when a granular material is dropped and deposited.
[Explanation of symbols]
1 Berles blast furnace
1A bell-type blast furnace
1a Furnace center
4a ore layer
10 Mountains of central coke
11 Central coke charging equipment
12 large bells
Claims (1)
該ベルレス高炉の炉中心部を0、炉壁部を1とする無次元半径に対し 0.1〜0.4 に相当する半径位置からコークスの装入を開始し、前記装入シュートの1旋回毎にその傾動角を炉中心側へ順次移行させて装入することを特徴とするベルレス高炉における中心コークス装入方法。A central coke charging method in a bell-less blast furnace using a charging chute,
Coke charging is started from a radial position corresponding to a dimensionless radius of 0.1 to 0.4 with respect to the dimensionless radius where the center of the bell-less blast furnace is 0 and the wall of the furnace is 1. A center coke charging method in a bell-less blast furnace characterized by sequentially shifting the corners toward the furnace center.
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JP2002219893A JP3948364B2 (en) | 2002-07-29 | 2002-07-29 | How to charge central coke to the bell-less blast furnace |
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