JP3947424B2 - パケット送信制御装置、移動ノード、制御ノード、パケット通信方法、及びパケット通信システム - Google Patents

パケット送信制御装置、移動ノード、制御ノード、パケット通信方法、及びパケット通信システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット送信制御装置、移動ノード、制御ノード、パケット通信方法、及びパケット通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、送信元のノードから送信先のノードに向けて、複数のルータを経由してパケットを送信するパケット通信システムが実用化されている。ノード間の経路上に存在する複数のルータの中には、送信先ノード宛のパケットをルーチング(転送)すべきルータのMACアドレスが未解決のルータが存在することがある。
【0003】
MACアドレスが未解決であるルータとは、パケットを送信先ノードまで送信する際に経由されるルータの内、当該パケットの次のルーチング先となるルータのMACアドレスを保持していない状態のルータである。
【0004】
次のルーチング先のMACアドレスが未解決であるルータ(仮に「ルータA」と記す。)は、ARP(Address Resolution Protocol)を用いて、該当する次のルーチング先であるルータ(仮に「ルータB」と記す。)のMACアドレスを認識する必要がある。その際に、ルータAは、ルータBのIPアドレスを有するARP要求パケットを、ルータBが接続しているリンク宛にブロードキャストする。ブロードキャストされたARP要求パケットは、当該リンク上の全てのノードによって受信され、その内容が解析される。該リンク上のノードの内、ルータBは、ARP要求の対象が自ら(ルータB)であることを確認し、ルータBのMACアドレスを有するARP応答パケットをルータA宛に送信する。ルータAは、このARP応答を受信することにより、ルータBのMACアドレスを取得する。
【0005】
上述の様なルータAの動作を「MACアドレス解決」と称する。また、「MACアドレスを解決するのに要する時間」とは、ルータAによるARP要求パケットの送信時から、ルータAがARP応答パケットを受信及び解析しルータBのMACアドレスを取得するまでの時間である。
【0006】
MACアドレスが未解決であるルータに、MACアドレスを解決するのに要する時間(通常数ms)以下の間隔で、送信先が同一である複数のパケットが到達した場合に、以下の様な問題点が懸念される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、送信先ホスト宛のパケットを受信したルータがMACアドレスを解決するまでに複数のパケットが当該ルータに高頻度に到達した場合は、バッファリング領域に制限があるため、各パケットは後続するパケットにリプレース(置換)される。その結果、当該ルータに最後に到達したパケット以外のパケットは破棄される場合がある。この様なパケットの破棄は、送信先ホストによるパケットの受信漏れ(パケットロス)が発生する要因となる。
【0008】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数のパケットを送信先に確実に到達させるパケット送信制御装置、移動ノード、制御ノード、パケット通信方法、及びパケット通信システムを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、本発明に係るパケット送信制御装置は、送信先ノード(各種ルータを含む)を宛先とした複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット送信制御装置において、前記複数のパケットをバッファリング(一時的な保持)するパケット蓄積手段と、前記パケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを前記送信先ノード宛に送信し、前記先頭のパケットが送信された時点から第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケット(先頭のパケット以外のパケット)を前記送信先ノード宛に送信するパケット送信制御手段とを備えることを特徴としている。
【0010】
本発明に係るパケット通信方法は、パケット送信制御装置が、送信先ノードを宛先とした複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット通信方法において、前記パケット送信制御装置が、パケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを前記送信先ノード宛に送信する先頭パケット送信工程と、前記パケット送信制御装置が、前記先頭パケット送信工程にて前記先頭のパケットが送信された時点から第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記送信先ノード宛に送信する後続パケット送信工程とを含むことを特徴としている。
【0011】
これらの発明によれば、送信先ノードを宛先とした複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信することを想定した際に、バッファリングされた複数のパケットに含まれる先頭のパケットが前記送信先ノード宛に先ず送信され、その時点から第2の時間経過した後に、残りのパケットが前記送信先ノード宛に送信される。
【0012】
これにより、送信先ノード宛の先頭パケットを受信したノードがMACアドレスを解決するまでに、複数のパケットが当該ノードに高頻度にバッファリングされることを抑止できる。換言すれば、先頭パケットに基づくMACアドレスの解決処理が完了した後に、残りのパケットが当該ノードによって受信される。したがって、各パケットが後続するパケットにリプレース(置換)され破棄されることがない。その結果、パケットロスが低減され、パケット送信制御装置は複数のパケットを送信先に確実に到達させることが可能となる。
【0013】
本発明に係るパケット送信制御装置において好ましくは、前記第1の時間は、当該パケット送信制御装置が送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0014】
本発明に係るパケット通信方法において好ましくは、前記第1の時間は、前記パケット送信制御装置が送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0015】
前記第1の時間は、当該パケット送信制御装置が送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間(以下、「アドレス解決時間」と記す。)である。例えば、第1の時間は、当該パケット送信制御装置の次のノードとして直接的に接続された装置が、パケットの転送先である更に次のノードのMACアドレスを解決するのに要する時間である。
【0016】
本発明の課題であるパケットの確実な送信を妨げる要因として、パケットと後続パケットとのリプレースがあるが、当該リプレースは、先行するパケットの転送先のMACアドレスが未解決の状態で、後続するパケットが当該パケットに追い付くことに起因して発生する。ここで、後続パケットが先行パケットに追い付くのは、各パケットの送信間隔が上記アドレス解決時間よりも短い場合である。そこで、本発明に係るパケット送信制御技術をこの様な場合にのみ適用することで、後続パケットの送信待機に伴う無駄な経過時間を節減した効率的なパケット送信が可能となる。
【0017】
本発明に係るパケット送信制御装置において、より好ましくは、前記第2の時間は、当該パケット送信制御装置から送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0018】
本発明に係るパケット通信方法において、より好ましくは、前記第2の時間は、前記パケット送信制御装置から送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0019】
これらの発明によれば、前記第2の時間は、当該パケット送信制御装置から送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間である。これにより、パケット送信制御装置から残りのパケットが送信される時点で、残りのパケットが送信先ノードに到達するまでに経由するMACアドレスを解決すべき全てのノードが、MACアドレスの解決処理を完了していることになる。先頭のパケットと残りのパケットとは同一の経路を辿って目的のノードに達するが、この際に残りのパケットが先頭のパケットに追い付くことはない。したがって、複数のパケットを所望の送信先に送信することの確実性が向上する。
【0020】
上述したパケット送信制御装置と、当該パケット送信制御装置から送信される複数のパケットを受信する送信先ノードとを備えるパケット通信システムとして構築及び運用してもよい。
【0021】
本発明に係る移動ノード(例えば、携帯電話等の移動局)は、接続するアクセスルータを切り替えるリンク層と、アクセスルータを経由して送信先ノードに複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信する制御を行うIP層とを有する移動ノードにおいて、前記IP層は、移動ノードが接続するアクセスルータを切り替えるリンク瞬断時間に前記複数のパケットがバッファリングされるバッファ領域を有する。また、前記IP層は、前記バッファ領域にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを切替え先のアクセスルータに送信すると共に、前記先頭のパケットが送信された時点から第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記切替え先のアクセスルータに送信する制御を行うことを特徴としている。
【0022】
リンク層、及びIP層は、異ノード間の通信を実現するためのネットワーク構造の設計方針(例えば、OSI:Open Systems Interconnection)に基づいて、各ノードのもつべき通信機能を階層構造に分割し、各階層ごとに標準的な機能モジュールを定義したものである。
【0023】
本発明に係るパケット通信方法は、移動ノードが、接続するアクセスルータを切り替えると共に、アクセスルータを経由して送信先ノードに複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット通信方法において、移動ノードが接続するアクセスルータを切り替えるリンク瞬断時間にパケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを、切替え先のアクセスルータに送信する先頭パケット送信工程と、前記移動ノードが、前記先頭パケット送信工程にて前記先頭のパケットが送信された時点から第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記切替え先のアクセスルータに送信する後続パケット送信工程とを含むことを特徴としている。
【0024】
移動ノードは、接続するアクセスルータを切り替えるハンドオーバ中のリンク瞬断時間に、アクセスルータに送信されるパケットをバッファ領域にバッファリングする。これらの発明は、移動ノードが、送信先ノードを宛先とした複数のパケットを、アクセスルータを経由して第1の時間以下の間隔で順次送信することを想定したものである。これらの発明によれば、移動ノードにバッファリングされた複数のパケットに含まれる先頭のパケットが切替え先のアクセスルータに先ず送信される。その時点から第2の時間経過した後に、残りのパケットが前記切替え先のアクセスルータに送信される。
【0025】
これにより、送信先ノード宛の先頭パケットを受信した切替え先のアクセスルータがMACアドレスを解決する処理能力を超えて、複数のパケットが当該アクセスルータに高頻度にバッファリングされることを抑止できる。換言すれば、先頭パケットに基づくMACアドレスの解決処理が完了した後に、残りのパケットがアクセスルータによって受信される。したがって、各パケットが後続するパケットにリプレース(置換)され破棄されることがない。その結果、パケットロスが低減され、移動ノードは複数のパケットを送信先に確実に到達させることが可能となる。
【0026】
本発明に係る移動ノードにおいて好ましくは、前記第1の時間は、前記切替え先のアクセスルータ、若しくは当該移動ノードが送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0027】
本発明に係るパケット通信方法において好ましくは、前記第1の時間は、前記切替え先のアクセスルータ、若しくは前記移動ノードが送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0028】
前記第1の時間は、切替え先のアクセスルータによるパケットの転送先のアドレス解決時間である。例えば、第1の時間は、当該移動ノードの次のノードとして直接的に接続された切替え先のアクセスルータ、若しくは当該移動ノードが送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先である更に次のノードのMACアドレスを解決するのに要する時間である。
【0029】
本発明の課題であるパケットの確実な送信を妨げる要因として、パケットと後続パケットとのリプレースが挙げられるが、当該リプレースは、先行するパケットの転送先のMACアドレスが未解決の状態で、後続するパケットが当該パケットに追い付くことに起因して発生する。ここで、後続パケットが先行パケットに追い付くのは、各パケットの送信間隔が上記アドレス解決時間よりも短い場合である。そこで、本発明に係るパケット送信制御技術をこの様な場合にのみ適用することで、後続パケットの送信待機に伴う無駄な経過時間を節減した効率的なパケット送信が可能となる。
【0030】
本発明に係る移動ノードにおいて、より好ましくは、前記第2の時間は、当該移動ノードから送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0031】
本発明に係るパケット通信方法において、より好ましくは、前記第2の時間は、前記移動ノードから送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0032】
これらの発明によれば、前記第2の時間は、当該移動ノードから送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノード(切替え先のアクセスルータを含む)において、MACアドレスを解決するのに要する時間である。これにより、移動ノードから残りのパケットが送信される時点で、残りのパケットが送信先ノードに到達するまでに経由するMACアドレスを解決すべき全てのノードが、MACアドレスの解決処理を完了していることになる。先頭のパケットと残りのパケットとは同一の経路を辿って目的のノードに達するが、この際に残りのパケットが先頭のパケットに追い付くことはない。したがって、移動ノードは、所望の送信先に対して、複数のパケットをより確実に到達させることができる。
【0033】
上述した移動ノードと、当該移動ノードから送信される複数のパケットをアクセスルータを経由して受信する送信先ノードとを備えるパケット通信システムとして構築及び運用してもよい。
【0034】
本発明に係る制御ノードは、移動ノードに対してルータを経由して複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信する制御を行うIP層を有する制御ノードにおいて、前記IP層は、前記移動ノードからのバッファリング命令に応じて前記複数のパケットがバッファリングされるバッファ領域を有する。前記IP層は、前記移動ノードからのバッファリング解除命令に応じて、前記バッファ領域にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを前記移動ノード宛に送信すると共に、前記先頭のパケットが送信された時点から第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記移動ノード宛に送信する制御を行うことを特徴としている。
【0035】
本発明に係るパケット通信方法は、制御ノードが、接続するアクセスルータを切り替える移動ノードに対して、ルータを経由して複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット通信方法において、前記制御ノードが、前記移動ノードからのバッファリング命令に応じてパケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを、前記移動ノードからのバッファリング解除命令に応じて、前記移動ノード宛に送信する先頭パケット送信工程と、前記制御ノードが、前記先頭パケット送信工程にて前記先頭のパケットが送信された時点から第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記移動ノード宛に送信する後続パケット送信工程とを含むことを特徴としている。
【0036】
制御ノード(例えば、配下に複数のルータが接続されたモビリティ制御ノード)は、移動ノードが接続するアクセスルータを切り替えるハンドオーバに伴って送信するバッファリング命令に応じて、移動ノード宛に送信されるパケットをバッファ領域にバッファリングする。これらの発明は、制御ノードが、移動ノードを宛先とした複数のパケットを、ルータを経由して第1の時間以下の間隔で順次送信することを想定したものである。これらの発明によれば、制御ノードにバッファリングされた複数のパケットに含まれる先頭のパケットが移動ノード宛に先ず送信される。その時点から第2の時間経過した後に、残りのパケットが前記移動ノード宛に送信される。
【0037】
これにより、移動ノード宛の先頭パケットを受信したルータがMACアドレスを解決する処理能力を超えて、複数のパケットが当該ルータに高頻度にバッファリングされることを抑止できる。換言すれば、先頭パケットに基づくMACアドレスの解決処理が完了した後に、残りのパケットがルータによって受信される。したがって、各パケットが後続するパケットにリプレース(置換)され破棄されることがない。その結果、パケットロスが低減され、制御ノードは複数のパケットを送信先に確実に到達させることが可能となる。
【0038】
本発明に係る制御ノードにおいて好ましくは、前記第1の時間は、当該制御ノードが送信したパケットを中継するノード(ルータを含む)が、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0039】
本発明に係るパケット通信方法において好ましくは、前記第1の時間は、前記制御ノードが送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0040】
前記第1の時間は、ルータによるパケットの転送先のアドレス解決時間である。例えば、第1の時間は、当該制御ノードの次のノードとして直接的に接続されたルータが、パケットの転送先である更に次のノードのMACアドレスを解決するのに要する時間である。
【0041】
本発明の課題であるパケットの確実な送信を妨げる要因として、パケットと後続パケットとのリプレースが挙げられるが、当該リプレースは、先行するパケットの転送先のMACアドレスが未解決の状態で、後続するパケットが当該パケットに追い付くことに起因して発生する。ここで、後続パケットが先行パケットに追い付くのは、各パケットの送信間隔が上記アドレス解決時間よりも短い場合である。そこで、本発明に係るパケット送信制御技術をこの様な場合にのみ適用することで、後続パケットの送信待機に伴う無駄な経過時間を節減した効率的なパケット送信が可能となる。
【0042】
本発明に係る制御ノードにおいて、より好ましくは、前記第2の時間は、当該制御ノードから送信される前記複数のパケットが前記移動ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0043】
本発明に係る制御ノードにおいて、より好ましくは、前記第2の時間は、当該制御ノードから送信される前記複数のパケットが前記移動ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノード(切替え先のアクセスルータを含む)において、MACアドレスを解決するのに要する時間であることを特徴としている。
【0044】
これらの発明によれば、前記第2の時間は、当該制御ノードから送信される前記複数のパケットが前記移動ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノード(中継ルータ、アクセスルータを含む)において、MACアドレスを解決するのに要する時間である。これにより、制御ノードから残りのパケットが送信される時点で、残りのパケットが移動ノードに到達するまでに経由するMACアドレスを解決すべき全てのノードが、MACアドレスの解決処理を完了していることになる。先頭のパケットと残りのパケットとは同一の経路を辿って目的のノードに達するが、この際に残りのパケットが先頭のパケットに追い付くことはない。したがって、移動ノードが複数のパケットを所望の送信先に送信することの確実性が向上する。
【0045】
上述した制御ノードと、当該制御ノードから送信される複数のパケットをルータを経由して受信する移動ノードとを備えるパケット通信システムとして構築及び運用してもよい。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
説明の前提として、本実施形態は、本発明に係るパケット送信制御技術を移動ノードに適用した場合を想定したものである。図1は、本発明の第1の実施形態におけるパケット通信システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すパケット通信システム1は、携帯電話等の移動ノード(MN:Mobile Node)100と地域移動網N2と周知の基幹網N1と複数の通信相手ノード(CN:Correspondent Node)51,52,53とを備えて構成される。
【0047】
なお、このパケット通信システムは、IETF(Internet Engineering Task Force)において提案されているRegiona1 Registrations, Hierarchical Mobile
IPなどの手法に従って構築されたものである。
【0048】
地域移動網N2は、複数の基地局21,22,23にそれぞれ設けられたアクセスルータ(AR:Access Router)31,32,33と、これらアクセスルータ31〜33に直接的又は間接的に接続された中継ルータ41〜46とが有線接続されて構成されている。また、地域移動網N2は、基幹網N1を介して通信相手ノード51〜53と有線接続されている。
【0049】
移動ノード100(パケット送信制御装置に対応)は、その位置に応じて、アクセスルータ31〜33の内、何れか一のアクセスルータと無線接続され、複数の通信相手ノード51,52,53宛にパケットを送信しながらアクセスルータ間をハンドオーバする。アクセスルータ31〜33及び中継ルータ41〜46(以下、纏めて「ルータ」と記す。)は、パケットの次のルーチング先となるルータを特定すべく、MAC(Media Access Control)アドレスの解決処理を実行する。なお、パケットの送信から受信までに経由される中継ルータ、アクセスルータの各ルータが、パケットの次のルーチング先となるノードのMACアドレスの解決に要する時間は、好適には5ms程度(第1の時間に対応)である。
【0050】
移動ノード100から、通信相手ノード51〜53の何れか一の通信相手ノード宛に送信されたパケットは、当該パケットの送信時に接続されている一のアクセスルータ及び二の中継ルータを経由して基幹網N1にルーチングされる。このとき、基幹網N1以降には、MACアドレスが未解決のルータが存在しないとすると、当該パケットは、所望の送信先ノードに到達するまでに、アドレスが未解決であるルータを最大三つ経由してルーチングされることになる。したがって、好適には、5ms×3=15msが送信待機時間(第2の時間に対応)として移動ノード100にプリセット(事前に設定)される。
【0051】
図2は、移動ノードの機能的構成及び動作を説明するための概念図である。
図2に示す様に、移動ノード100はアプリケーション層11aのアプリケーション11と、トランスポート層12aのTCP(Transmission Control Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)12と、IP(Internet Protocol)層13aのバッファ領域131(パケット蓄積手段に対応)を有するIP(パケット送信制御手段に対応)13と、リンク層14aのリンク14及びインタフェース15とにより構成される。
【0052】
アプリケーション11から他のノードに向けて送信されたデータは、TCP/UDP12とIP13とリンク14とインタフェース15とを順次経由して送信される。一方、他のノードからアプリケーション11に向けて送信されたデータは、インタフェース15とリンク14とIP13とTCP/UDP12とを順次経由して受信される。
【0053】
接続点がアクセスルータ32からアクセスルータ33に切り替えられる時に、インタフェース15からIP13に対してバッファリング命令が出力される。バッファリング命令がIP13に入力されると、バッファ領域131にパケットがバッファリングされる。詳細には、パケットの送信先アドレス毎に用意されたデータ保持領域であるキュー131a〜131dにパケットがバッファリングされる。
【0054】
IP13は、アクセスルータ33から受信されたRA(Router Advertisement)によりDefault Routerが変更された時点で、バッファを解除する。このバッファ解除時に、IP13は、まず各キュー毎にバッファリングされているパケットの内、先頭の1パケット(例えば、キュー131a内のパケットA1)のみをリンク層14aに渡す。そして、15ms経過した後に、各キューに保持されている残りのパケットをリンク層14aに渡す。
【0055】
図3は、図1に示した移動ノード100のハンドオーバ時における状態遷移を示す図である。移動ノード100のハンドオーバに伴う状態遷移は、図3に示す四つの状態(状態I〜IV)に分類される。また、図4は、これら各状態におけるリンク層14aの接続点とDefault Routerとの対応関係を示す図である。
【0056】
状態Iは、移動ノード100のリンク層14aがアクセスルータ33に接続されており、Default Routerがアクセスルータ32である状態である。状態IIは、移動ノード100のリンク層14aがアクセスルータ32からアクセスルータ33に接続点を切替え中(リンク層瞬断時間)であり、Default Routerは依然アクセスルータ32である状態である。
【0057】
状態IIIは、移動ノード100のリンク層14aがアクセスルータ33に接続されており、Default Routerは依然アクセスルータ32の状態である。状態IIIは、移動ノード100がアクセスルータ33のRAを受信し、Default Routerをアクセスルータ32からアクセスルータ33に変更するまで継続される。状態IVは、移動ノード100がアクセスルータ33のRAを受信し、Default Routerをアクセスルータ32からアクセスルータ33に変更した後の状態である。このとき、リンク層14aの接続点及びDefault Routerは、共にアクセスルータ33である。
【0058】
リンク層14aの接続点とDefault Routerとが一致する場合(状態I及び状態IV)には、移動ノード100が送信先の通信相手ノード51宛に送信するパケットは、対応するアクセスルータ(すなわち、状態Iではアクセスルータ32、状態IVではアクセスルータ33)によって受信される。その後、受信されたパケットは、通信相手ノード51にルーチングされる。
【0059】
これに対して、リンク層14aの接続点とDefault Routerとが一致しない場合(状態II及び状態III)には、移動ノード100が送信先の通信相手ノード51に向けて送信するパケットは、キュー131aにバッファリングされ、状態IVに遷移した後(Default Routerの変更後)に送信先ノードに送信される。
【0060】
以上説明した様に、第1の実施の形態におけるパケット通信システム1によれば、移動ノード100は、送信先である通信相手ノード51,52,53のアドレス毎に個別に生成されたキュー131a,131b,131cにそれぞれパケットのバッファリングを行う。バッファリングの解除に伴い、移動ノード100は、各キューにバッファリングされていたパケットの内、まず先頭の1パケットのみ所望の通信相手ノード宛に送信する。そして、所定時間(例えば15ms)経過した後に、残りのパケットを連続的に送信する。
【0061】
これにより、先頭の1パケットは、送信経路上に存在するMACアドレスが未解決のルータに対して、いわばMACアドレスの解決を促しながら送信先の通信相手ノードに到達する。所定時間経過した後に送信された残りのパケットは、上記先頭の1パケットと同一の経路をルーチングされるが、その経路上にはもはやMACアドレスが未解決のルータは存在しない。したがって、残りのパケットは、後続するパケットにリプレース(置換)され破棄されることがない。その結果、パケットロスが低減され、複数のパケットが送信先に確実に到達する。更には、パケットの再送率が低下し、ネットワーク資源をより有効に活用できる。
【0062】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
説明の前提として、本実施形態は、本発明に係るパケット送信制御技術をモビリティ制御ノード(MA:Mobility Agent)に適用した場合を想定したものである。
【0063】
図5は、本実施形態におけるパケット通信システムの全体構成を示すブロック図である。図5に示すパケット通信システム2は、携帯電話等の移動ノード(MN:Mobile Node)200と地域移動網N2と周知の基幹網N1と一の通信相手ノード(CN:Correspondent Node)54とを備えて構成される。
【0064】
地域移動網N2は、複数の基地局24,25,26にそれぞれ設けられたアクセスルータ(AR:Access Router)34,35,36と、これらアクセスルータ34〜36にそれぞれ直接的に接続された中継ルータ47〜49と、一のモビリティ制御ノード60とが有線接続されて構成されている。また、地域移動網N2は、基幹網N1を介して通信相手ノード54と有線接続されている。
【0065】
移動ノード200は、その位置に応じて、アクセスルータ34〜36の内の何れか一のアクセスルータと無線接続され、通信相手ノード54からパケットを受信しながらアクセスルータ35,36間をハンドオーバする。
【0066】
アクセスルータ34〜36及び中継ルータ47〜49(以下、纏めて「ルータ」と記す。)は、パケットの次のルーチング先となるルータを特定すべく、MACアドレスの解決処理を実行する。
【0067】
モビリティ制御ノード60は、通信相手ノード54から移動ノード200宛に送信されたパケットを受信し、当該パケットを、移動ノード200と現在接続しているアクセスルータ宛に送信するノードである。なお、パケットの送信から受信までに経由される中継ルータ、アクセスルータの各ルータが、パケットの次のルーチング先となるノードのMACアドレスの解決に要する時間は、好適には5ms程度(第1の時間に対応)である。
【0068】
基幹網N1以降の装置(例えば、通信相手ノード54)から、アクセスルータ35に現在接続中の移動ノード200宛に送信されたパケットは、モビリティ制御ノード60、中継ルータ48又は49、及びアクセスルータ35又は36を経由して移動ノード200に到達する。
【0069】
このとき、基幹網N1以降には、MACアドレスが未解決のルータが存在しないとすると、当該パケットは、移動ノード200に到達するまでに、アドレスが未解決であるルータ(モビリティ制御ノード60を含む)を最大三つ経由してルーチングされることになる。したがって、好適には、モビリティ制御ノード60には、5ms×3=15msが送信待機時間(第2の時間に対応)としてプリセットされる。
【0070】
図6は、モビリティ制御ノードの機能的構成及び動作を説明するための概念図である。図6に示す様に、モビリティ制御ノード60は、IP層63aのバッファ領域631(パケット蓄積手段に対応)を有するIP63(パケット送信制御手段に対応)と、リンク層641aのリンク641〜644及びインタフェース651〜654とにより構成される。基幹網N1に接続されたリンク644を有するリンク層644a経由でIP63によって受信されたパケットは、IP63の有するルーチングテーブル(図示せず)により、適切なリンク(リンク641〜643の何れか)へ振り分けられて送信される。
【0071】
IP63は、移動ノード200から送信されたバッファリング命令をリンク641〜643の何れかを経由して受信した場合、移動ノード200宛のパケットをバッファ領域内の対応するキュー(この場合はキュー631a)にバッファリングする。このバッファリングは、リンク641〜643の何れか一のリンクを経由して移動ノード200から送信されるバッファリング解除命令をIP63が受信するまで継続される。
【0072】
IP63は、バッファリング解除命令の受信に伴い、キュー631aに保持されている先頭の1パケット(パケットB2)のみを上記ルーチングテーブルに従って適切なリンク層643aへ渡す。そして、IP63は、15ms待機した後に、キュー631aに保持されている残りのパケット(先頭以外のパケットB3〜B5)を適切なリンク層643aへ渡す。
【0073】
図7は、図5に示した移動ノード200のハンドオーバ時における状態遷移を示す図である。移動ノード200からのバッファリング命令の送信に先立って、パケットB1が、通信相手ノード54からモビリティ制御ノード60を介して移動ノード200に送信されている。このとき、移動ノード200からモビリティ制御ノード60に向けてバッファリング命令が送信される(S1)。
【0074】
このバッファリング命令は、接続されるアクセスルータの切替えに先立って送信される。移動ノード200によってバッファリング命令が受信されると、移動ノード200宛のパケットB2〜B5の、キュー631aへのバッファリングが開始される(S2)。
【0075】
移動ノード200によって、接続するアクセスルータが切り替えられる(S3)と、切替え先のアクセスルータ36からRA(Router Advertisement)が受信される。RAの受信に伴い、移動ノード200が接続するアクセスルータのアドレス(気付アドレス)が変更される(S4)。
【0076】
接続するアクセスルータの切替えが完了すると、移動ノード200からモビリティ制御ノード60に向けてバッファリング解除命令が送信される(S5)。モビリティ制御ノード60によってバッファリング解除命令が受信されると、バッファリングが解除されるが、現時点でキュー631aにバッファリングされている全てのパケットB2〜B5が等間隔で連続的に移動ノード200に送信されるわけではない。
【0077】
すなわち、バッファリング解除命令の受信が検知されると、キュー631aにバッファリングされている4つのパケットB2〜B5の内、先頭のパケットB2が先ず移動ノード200宛に送信される(S6)。その後15ms経過後に、モビリティ制御ノード60によって残りのパケットB3〜B5が移動ノード200に向けて連続的に送信される(S7)。
【0078】
なお、本実施形態では、キュー631aに保持される移動ノード200宛のパケットの送信制御に関して代表的に説明したが、キュー631a以外のキュー631b〜631dに保持される別の移動ノード(図示せず)宛のパケットに関しても、各キュー及び移動ノード毎に同様の処理が行われる。
【0079】
以上説明した様に、第2の実施の形態におけるパケット通信システムは、本発明に係るパケット送信制御装置としてモビリティ制御ノード60を適用した例である。モビリティ制御ノード60は、送信先である移動ノードのアドレス毎に個別に生成されたキューにパケットのバッファリングを行う。バッファリングの解除に伴い、モビリティ制御ノード60は、各キューにバッファリングされていたパケットの内、まず先頭の1パケットのみ所望の移動ノード200宛に送信し、所定時間(例えば15ms)経過した後に、残りのパケットを連続的に送信する。
【0080】
これにより、先頭の1パケットは、送信経路上に存在するMACアドレスが未解決のルータに対して、いわばMACアドレスの解決を促しながら送信先の通信相手ノードに到達する。所定時間経過した後に送信された残りのパケットは、上記先頭の1パケットと同一の経路をルーチングされるが、その経路上にはもはやMACアドレスが未解決のルータは存在しない。したがって、残りのパケットは、後続するパケットにリプレースされ破棄されることがない。その結果、パケットロスが低減され、複数のパケットが送信先に確実に到達する。更には、パケットの再送率が低下し、ネットワーク資源をより有効に活用できる。
【0081】
なお、上記各実施形態に記載の態様は、本発明に係るパケット通信システムの好適な一例であり、これらの態様に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、本発明に係るパケット送信の制御技術を移動ノード及びモビリティ制御ノードに適用した例を示したが、これらのノードに限らず所望の送信先ノード宛に複数のパケットを送信するルータ等の通信装置にも上記制御技術を適用できる。
【0082】
また、上記各実施形態では、バッファリングの解除時におけるパケット送信の制御技術について説明したが、アプリケーションにより送信間隔の短いパケット送信が必要となる場合にも上記制御技術を適用できる。
更に、上記各実施形態では、移動ノードを携帯電話として説明したが、例えば、PDA(Personal Digital Assistance)等の様に無線通信機能を備えた情報機器であればよい。
【0083】
最後に、本発明に係るパケット送信制御技術を実現するためのプログラム、及び当該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体(以下、単に「記録媒体」と記す。)について説明する。記録媒体とは、汎用コンピュータ等のハードウェア資源に備えられている読取り装置に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こし、それに対応する信号の形式で、読取り装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。かかる記録媒体としては、例えば、UIM等のICカード、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクの様にコンピュータ(携帯端末を含む)に着脱可能に装着されるものの他に、コンピュータに固定的に内蔵されるHD(Hard Disk)や一体に固着されたファームウェア等の不揮発性半導体メモリなどが該当する。
【0084】
また、上記プログラムは、その一部若しくは全部を他の機器から通信回線等の伝送媒体を介して、本発明に係る無線制御装置が備える通信手段により受信され、記録される構成にしてもよい。反対に、上記プログラムは、本発明に係る無線制御装置から伝送媒体を介して他の機器に伝送され、インストールされる構成としてもよい。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、送信先ノードを宛先とした複数のパケットを第1の時間以下の間隔で順次送信することを想定した際に、バッファリングされた複数のパケットに含まれる先頭のパケットが前記送信先ノード宛に先ず送信され、その時点から第2の時間経過した後に、残りのパケットが前記送信先ノード宛に送信される。
【0086】
これにより、送信先ノード宛のパケットを受信したノードがMACアドレスを解決するまでに、複数のパケットが当該ノードに高頻度にバッファリングされることを抑止できる。したがって、各パケットが後続するパケットにリプレースされ破棄されることがない。その結果、パケットロスが低減され、複数のパケットを送信先に確実に到達させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるパケット通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態における移動ノードの機能的構成及び動作を説明するための概念図である。
【図3】第1の実施形態における移動ノードのハンドオーバ時における状態遷移を示す図である。
【図4】各状態におけるリンク層の接続点とDefault Routerとの対応関係を示す図である。
【図5】第2の実施形態におけるパケット通信システムの全体構成を示すブロック図である。
【図6】第2の実施形態におけるモビリティ制御ノードの機能的構成及び動作を説明するための概念図である。
【図7】第2の実施形態において移動ノードがハンドオーバする際の状態遷移を示す図である。
【符号の説明】
1,2…パケット通信システム、100,200…移動ノード、21〜26…基地局、31〜36…アクセスルータ、41〜49…中継ルータ、51〜54…通信相手ノード、60…モビリティ制御ノード、

Claims (9)

  1. 送信先ノードを宛先とした複数のパケットを、送信されたパケットを中継するノードがパケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間である第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット送信制御装置において、
    前記複数のパケットをバッファリングするパケット蓄積手段と、
    前記パケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを前記送信先ノード宛に送信し、前記先頭のパケットが送信された時点から、前記パケット送信制御装置から送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間である第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記送信先ノード宛に送信するパケット送信制御手段とを備えることを特徴とするパケット送信制御装置。
  2. 接続するアクセスルータを切り替えるリンク層と、アクセスルータを経由して送信先ノードに複数のパケットを、切替え先のアクセスルータ若しくは送信されたパケットを中継するノードがパケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間である第1の時間以下の間隔で順次送信する制御を行うIP層とを有する移動ノードにおいて、
    前記IP層は、移動ノードが接続するアクセスルータを切り替えるリンク瞬断時間に前記複数のパケットがバッファリングされるバッファ領域を有し、
    前記IP層は、前記バッファ領域にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを切替え先のアクセスルータに送信すると共に、前記先頭のパケットが送信された時点から、前記移動ノードから送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間である第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記切替え先のアクセスルータに送信する制御を行うことを特徴とする移動ノード。
  3. 移動ノードに対してルータを経由して複数のパケットを、送信されたパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間である第1の時間以下の間隔で順次送信する制御を行うIP層を有する制御ノードにおいて、
    前記IP層は、前記移動ノードからのバッファリング命令に応じて前記複数のパケットがバッファリングされるバッファ領域を有し、
    前記IP層は、前記移動ノードからのバッファリング解除命令に応じて、前記バッファ領域にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを前記移動ノード宛に送信すると共に、前記先頭のパケットが送信された時点から、前記制御ノードから送信される前記複数のパケットが前記移動ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間である第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記移動ノード宛に送信する制御を行うことを特徴とする制御ノード。
  4. パケット送信制御装置が、送信先ノードを宛先とした複数のパケットを、送信されたパケットを中継するノードがパケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間である第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット通信方法において、
    前記パケット送信制御装置が、パケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを前記送信先ノード宛に送信する先頭パケット送信工程と、
    前記パケット送信制御装置が、前記先頭パケット送信工程にて前記先頭のパケットが送信された時点から、前記パケット送信制御装置から送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全ての ノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間である第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記送信先ノード宛に送信する後続パケット送信工程と
    を含むことを特徴とするパケット通信方法。
  5. 移動ノードが、接続するアクセスルータを切り替えると共に、アクセスルータを経由して送信先ノードに複数のパケットを、前記切替え先のアクセスルータ、若しくは前記移動ノードが送信したパケットを中継するノードが、パケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間である第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット通信方法において、
    移動ノードが接続するアクセスルータを切り替えるリンク瞬断時間にパケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを、切替え先のアクセスルータに送信する先頭パケット送信工程と、
    前記移動ノードが、前記先頭パケット送信工程にて前記先頭のパケットが送信された時点から、前記移動ノードから送信される前記複数のパケットが前記送信先ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間である第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記切替え先のアクセスルータに送信する後続パケット送信工程と
    を含むことを特徴とするパケット通信方法。
  6. 制御ノードが、接続するアクセスルータを切り替える移動ノーに対して、ルータを経由して複数のパケットを、送信されたパケットを中継するノードがパケットの転送先のMACアドレスを解決するのに要する時間である第1の時間以下の間隔で順次送信するパケット通信方法において、
    前記制御ノードが、前記移動ノードからのバッファリング命令に応じてパケット蓄積手段にバッファリングされた前記複数のパケットに含まれる先頭のパケットを、前記移動ノードからのバッファリング解除命令に応じて、前記移動ノード宛に送信する先頭パケット送信工程と、
    前記制御ノードが、前記先頭パケット送信工程にて前記先頭のパケットが送信された時点から、当該制御ノードから送信される前記複数のパケットが前記移動ノードに到達するまでに経由するノードの内、MACアドレスを解決すべき全てのノードにおいて、MACアドレスを解決するのに要する時間である第2の時間経過した後に、前記複数のパケットに含まれる残りのパケットを前記移動ノード宛に送信する後続パケット送信工程と
    を含むことを特徴とするパケット通信方法。
  7. 請求項1の何れか一項に記載のパケット送信制御装置と、当該パケット送信制御装置から送信される複数のパケットを受信する送信先ノードとを備えることを特徴とするパケット通信システム。
  8. 請求項2の何れか一項に記載の移動ノードと、当該移動ノードから送信される複数のパケットをアクセスルータを経由して受信する送信先ノードとを備えることを特徴とするパケット通信システム。
  9. 請求項3の何れか一項に記載の制御ノードと、当該制御ノードから送信される複数のパケットをルータを経由して受信する移動ノードとを備えることを特徴とするパケット通信システム。
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