JP3944006B2 - How to remove welding distortion - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船舶の船体溶接部等に適用され、互いに直角に溶接される2つの鋼材の隅肉溶接に伴う溶接ビード等の、鋼材同士の溶接部に形成される溶接ビードの近傍に発生する溶接歪の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶の船体を溶接接合する際に、互いに直角に溶接される2つの鋼材の隅肉溶接ビード部の近傍に溶接歪が発生するのは避けられないが、かかる溶接歪を該溶接ビード部の強度低下を伴うことなくかつ溶接歪除去後の鋼材が目標溶接位置になるような手段で除去することが要求される。
従来、かかる溶接ビード部の溶接歪を除去する手段として、ガスバーナを用い、該ガスバーナからのアルゴンガス等の高温ガスにより溶接ビード部及びその近傍を加熱し、該溶接歪による鋼材の変形を修正する手段が多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記のような、ガスバーナを用いて高温ガスにより溶接ビード部及びその近傍を加熱する手段にあっては、溶接歪の除去作業自体は簡単であるが、溶接ビード部及びその近傍をガス加熱するため、入熱量の調整が困難であり、また溶接歪の除去を作業者の経験等の人為的要素を加えて行うため、鋼材が目標溶接位置になるように溶接歪を確実に除去するのは実質的に不可能である。
また、かかる従来技術にあっては、ガスバーナからの高温ガスを用いるので、該高温ガスによる火災発生のおそれがあり、作業の安全性に課題がある、
等の問題点を有している。
【0004】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、鋼材同士の溶接部に形成される溶接ビードの近傍に発生する溶接歪を、溶接後における鋼材が目標溶接位置になるように確実に除去することを可能とするとともに、高い安全性を保持して施工可能とする溶接歪の除去方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、鋼材の溶接部に形成される溶接ビード近傍に発生する溶接歪の除去方法において、TIG(タングステンイナートガス)溶接機を用い、該TIG溶接機からのアークで前記溶接ビードを加熱して前記鋼材の溶接部近傍の溶接歪を除去する際に、前記鋼材の溶接による変形量を計測し、該変形量の計測値を用いて前記TIG溶接機からのアークによる前記溶接ビードへの入熱量を設定し、該入熱量に基づき前記TIG溶接機の電極に付与する電流、電圧を含む加熱条件を設定することを特徴とする溶接歪の除去方法を提案する。
【0006】
【0007】
そして本発明において好ましくは請求項2、3のように構成するのがよい。
即ち請求項2においては、前記TIG溶接機を走行装置に支持して溶接ビードに沿って走行させ、前記入熱量に基づき該走行装置の走行速度を含む前記TIG溶接機の移動条件を設定する。
また、請求項3においては、前記溶接による変形量の計測値に基づき、前記入熱量を、前記アークによる前記溶接ビードの加熱後冷却して常温に戻ったとき前記鋼材が目標溶接位置になるように設定する。
【0008】
かかる発明によれば、TIG溶接機の電流制御によりアークの強さを調整しながら溶接ビードを加熱するので、従来のガスバーナからの高温ガスによる加熱等に比べて加熱部への入熱量の調整が容易であり、溶接歪除去後における鋼材が目標溶接位置になるように溶接歪を確実に除去することが可能となる。
殊に請求項1、2若しくは3のように構成すれば、鋼材の溶接による変形量の計測値を用いてTIG溶接機からのアークによる溶接ビードへの入熱量を設定し、該入熱量に基づきTIG溶接機の電極に付与する電流、電圧を含む加熱条件を設定し、さらに船舶のように溶接長さが長い溶接部においては、TIG溶接機を支持する走行装置の走行速度を含むTIG溶接機の移動条件を前記入熱量に基づき設定するので、溶接長さの大小にかかわらず、鋼材の溶接部における溶接ビード近傍の溶接歪の除去量を定量的に設定できて、溶接歪除去後における鋼材を正確に目標溶接位置とすることができるとともに、溶接歪の除去作業を作業者の経験等の人為的要素を一切必要とすることなく、自動的にかつ連続して施工することが可能となる。
【0009】
また、TIG溶接機の電極からのアークで溶接ビードのみを局部的に加熱して溶接歪を除去するので、従来のガスバーナからの高温ガスによる溶接部の加熱等のように溶接部の周囲が高温雰囲気になることが回避でき、高い安全性を保持して溶接歪の除去作業を行うことができる。
【0010】
従ってかかる発明によれば、鋼材同士の溶接部に形成される溶接ビードの近傍に発生する溶接歪を、自動的にかつ連続した工程で以って、溶接歪除去後における鋼材が目標溶接位置になるように確実に除去することができるとともに、高い安全性を保持して溶接歪の除去作業を施工できる。
【0011】
さらに請求項1において、請求項4のように、前記TIG溶接機は先端部が曲面状または鈍角の円錐状に形成された電極を用いるのがよい。
このように構成すれば、溶接ビードを電極で傷つけることなく、アーク角を広げて溶接ビードを全体的に加熱することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
【0013】
図1は本発明の実施例にかかる鋼材の隅肉溶接に伴う溶接ビード近傍における溶接歪の除去作業手順を示すフロー図、図2は鋼材の隅肉溶接部における溶接歪除去方法の説明図である。図3(A)は溶接歪除去用TIG溶接機の電極先端部近傍を示す要部断面図、(B)は電極の形状例を示す要部側面図である。図4は船体溶接部におけるTIG溶接機及び走行装置を用いた溶接歪の除去装置の構造図、図5は鋼材の傾斜角と入熱量との関係を示す線図である。
【0014】
船体溶接部における溶接歪の除去装置の構造を示す図4において、かかる溶接部は、水平な鋼板1上に垂直な鋼板2を連続隅肉溶接して構成される。3は隅肉溶接部の溶接ビードである。10はTIG溶接機で、前記水平な鋼板1上を溶接ビード3に沿って走行する走行装置4に支持具5を介して支持され、該走行装置4により任意の方向にかつ任意の速度で移動可能となっている。
【0015】
次に、かかるTIG溶接機10を用いた船体溶接部における溶接歪の除去方法について説明する。
前記船体の隅肉溶接部を示す図2において、前記水平な鋼板1上に連続隅肉溶接された垂直な鋼板2は、溶接歪によって、図中二点鎖線で示す直角位置(θ=90°)に対して傾斜角θにて傾斜した形態となっている。
即ち、2つの鋼板1、2を溶接する際には、溶接熱によってS1だけ伸び、常温まで冷却されることにより前記伸び量S1よりも大きい縮み量S2収縮する。前記水平な鋼板1上に垂直な鋼板2を連続隅肉溶接する場合には、前記垂直な鋼板2は、かかる縮み量S2と伸び量S1との差(S2−S1)に相当する傾斜角θにて傾斜した形態となる。3は隅肉溶接の溶接ビードである。
11はTIG溶接機10の電極で、前記水平な鋼板1の上面に対して角度αだけ傾斜し、かつ前記溶接ビード3の表面と隙間δを保持するように取り付けられている。
【0016】
かかるTIG溶接機10により、垂直な鋼板2が傾斜角θにて傾斜した隅肉溶接部の溶接歪を除去するにあたっては、図1に示すように、先ず前記垂直な鋼板2の傾斜角θを公知の角度計測装置等を用いて計測する(図1のステップ(1))。
次いで、前記傾斜角θの計測値を用いてTIG溶接機10の電極11からのアーク14(図3参照)により溶接ビード3を加熱するに要する入熱量Qを算出する。
ここで、図5に傾斜角θ―入熱量Qの関係線図の1例が示されているように、前記傾斜角θと該入熱量Qとの関係が予め実験、シミュレーション等によって設定されている。かかる関係線図から前記傾斜角θの計測値に対応する入熱量Qの設定値を求める(ステップ(2))。
【0017】
次いで、前記入熱量Qの設定値に基づき、TIG溶接機10の電極11に印加する電圧V及び電流Iを、当該TIG溶接機10の特性値から求めて設定する(ステップ(3))。
次いで、TIG溶接機10の制御盤(図示省略)に前記電圧V及び電流I、
予め設定する前記電極11の水平な鋼板1の上面に対する傾斜角α及び該電極11と溶接ビード3の表面との隙間δ等の溶接条件をインプットするとともに、前記走行装置4の制御盤(図示省略)に該走行装置4の走行速度U等の走行条件をインプットする(ステップ(4))。
【0018】
そして、前記溶接条件及び走行装置4の走行条件の設定が完了したら、該走行装置4を前記走行条件で走行させながら、前記TIG溶接機10によって前記溶接条件で以って溶接ビード3の表面を加熱する。
図3(A)はかかる溶接ビード3の表面の加熱状況を示し、図において、TIG溶接機10の電極11を前記傾斜角α及び隙間δに設定し、該電極11から前記のようにして設定された電圧V及び電流Iに対応するアーク14を溶接ビード3に放出するとともに、電極11の外周と保護筒1、2の内周との間の通路13からアルゴンガス、炭酸ガス等のガス15を噴出させて溶接ビード3の表面を加熱する(ステップ(5))。
かかる溶接ビード3の加熱により、前記溶接歪によって傾斜角θにて傾斜した形態となっている垂直な鋼板2が、図2の二点鎖線で示す直角位置(θ=90°)即ち目標溶接位置に戻される。
【0019】
かかる実施例によれば、TIG溶接機10の電流制御によりアーク14の強さを調整しながら溶接ビード3を加熱するので、加熱部への入熱量Qの調整が容易であり、溶接歪除去後の鋼板1、2が目標溶接位置になるように溶接歪を確実に除去することが可能となる。
即ち、鋼板1、2の溶接による傾斜角θの計測値を用いてTIG溶接機10からのアーク14による溶接ビード3への入熱量Qを設定し、該入熱量Qに基づきTIG溶接機10の電極11に付与する電流I、電圧Vを含む溶接条件(加熱条件)を設定し、さらに船舶のように溶接長さが長い溶接部においては、TIG溶接機10を支持する走行装置4の走行速度Uを含む該TIG溶接機10の移動条件を前記入熱量Qに基づき設定するので、溶接長さの大小にかかわらず、鋼板1、2の溶接部における溶接ビード3近傍の溶接歪の除去量を定量的に正確に設定できる。また、該溶接歪の除去作業を作業者の経験等の人為的要素を一切必要とすることなく、自動的にかつ連続して施工することが可能となる。
【0020】
次に、図3(B)は、前記電極11における先端部11a形状の3つの例を示している。図において、(B1)は先端部11aが鋭角に尖った電極11であり、この場合は尖った電極先端部11aで溶接ビード3を傷つけるおそれがあり、またアーク角を広くできないので好ましくない。
(B2)は先端部11aが半径Rの丸みを有する曲面状の電極11、(B3)は先端部11aが鈍角(β>90°)の円錐状に形成された電極11である。前記先端部11aが曲面状の電極及び鈍角の円錐状に形成された電極は、溶接ビード3を電極先端部11aで傷つけることなく、アーク14の角度を広げて溶接ビード3を全体的に加熱することができ、好ましい構造である。
【0021】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、TIG溶接機における溶接ビードへの入熱量の設定値に基づく電流制御によりアークの強さを調整しながら溶接ビードを加熱するので、従来のガスバーナからの高温ガスによる加熱等に比べて加熱部への入熱量の調整が容易であり、溶接歪除去後における鋼材が目標溶接位置になるように溶接歪を確実に除去することが可能となる。
また、船舶のように溶接長さが長い溶接部においては、TIG溶接機を支持する走行装置の移動条件を前記入熱量に基づき設定するので、溶接長さの大小にかかわらず、鋼材の溶接部における溶接ビード近傍の溶接歪の除去量を定量的に正確に設定できる。
これにより、溶接歪の除去作業を作業者の経験等の人為的要素を一切必要とすることなく、自動的にかつ連続して施工することが可能となる。
また、TIG溶接機の電極からのアークで溶接ビードのみを局部的に加熱して溶接歪を除去するので、溶接部の周囲が高温雰囲気になることが回避でき、高い安全性を保持して溶接歪の除去作業を行うことができる。
【0022】
従って本発明によれば、鋼材同士の溶接部に形成される溶接ビードの近傍に発生する溶接歪を、自動的にかつ連続した工程で以って、溶接歪除去後における鋼材が目標溶接位置になるように確実に除去することができるとともに、高い安全性を保持して溶接歪の除去作業を施工できる。
さらに請求項4のように構成すれば、溶接ビードを電極で傷つけることなく、アーク角を広げて溶接ビードを全体的に加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる鋼材の隅肉溶接に伴う溶接ビード近傍における溶接歪の除去作業手順を示すフロー図である。
【図2】 鋼材の隅肉溶接部における溶接歪除去方法の説明図である。
【図3】 (A)は溶接歪除去用TIG溶接機の電極先端部近傍を示す要部断面図、(B)は電極の形状例を示す要部側面図である。
【図4】 船体溶接部におけるTIG溶接機及び走行装置を用いた溶接歪の除去装置の構造図である。
【図5】 鋼材の傾斜角と入熱量との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 水平な鋼板
2 垂直な鋼板
3 溶接ビード
4 走行装置
10 TIG溶接機
11 電極
1、2 保護筒
13 通路
14 アーク[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is applied to a ship hull welded portion of a ship and occurs in the vicinity of a weld bead formed in a welded portion of steel materials such as a weld bead accompanying fillet welding of two steel materials welded at right angles to each other. The present invention relates to a method for removing welding distortion.
[0002]
[Prior art]
When welding a ship's hull, it is inevitable that welding distortion will occur in the vicinity of the fillet weld bead parts of two steel materials welded at right angles to each other. It is required to remove the steel material without lowering by means such that the steel material after the welding distortion is removed becomes the target welding position.
Conventionally, a gas burner is used as means for removing the weld distortion of the weld bead part, and the weld bead part and the vicinity thereof are heated by a high-temperature gas such as argon gas from the gas burner to correct the deformation of the steel material due to the weld distortion. Many means are used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the means for heating the weld bead portion and the vicinity thereof with the high-temperature gas using the gas burner as described above, the welding distortion removing operation itself is simple, but the gas is used to heat the weld bead portion and the vicinity thereof. However, it is difficult to adjust the heat input, and the welding distortion is removed by adding human factors such as the experience of the operator. Is impossible.
In addition, in such a conventional technique, since a high-temperature gas from a gas burner is used, there is a risk of fire due to the high-temperature gas, and there is a problem in work safety.
And so on.
[0004]
In view of the problems of the prior art, the present invention can reliably remove the welding distortion generated in the vicinity of the weld bead formed in the welded portion between the steel materials so that the steel material after welding becomes the target welding position. In addition, an object of the present invention is to provide a method for removing welding distortion that enables construction while maintaining high safety.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve this problem, the present invention provides a method for removing weld distortion generated in the vicinity of a weld bead formed in a welded portion of a steel material as an invention according to
[0006]
[0007]
In the present invention, it is preferable to configure as in
That is, in
Moreover, in
[0008]
According to this invention, the welding bead is heated while adjusting the strength of the arc by controlling the current of the TIG welder, so that the amount of heat input to the heating part can be adjusted as compared with the heating by the high temperature gas from the conventional gas burner. It is easy, and it becomes possible to reliably remove the welding distortion so that the steel material after the welding distortion removal becomes the target welding position.
In particular, according to the first, second, or third aspect, the amount of heat input to the weld bead by the arc from the TIG welding machine is set using the measured value of the deformation amount due to welding of the steel material, and based on the amount of heat input. TIG welding machine that sets the heating conditions including the current and voltage applied to the electrodes of the TIG welding machine, and further includes the traveling speed of the traveling device that supports the TIG welding machine in a welded part with a long welding length such as a ship Therefore, the amount of weld strain removed in the vicinity of the weld bead in the welded portion of the steel material can be set quantitatively regardless of the weld length, and the steel material after the weld strain is removed. Can be accurately set as the target welding position, and the welding distortion can be removed automatically and continuously without requiring any human factors such as operator experience. .
[0009]
Also, since the welding distortion is removed by locally heating only the weld bead with an arc from the electrode of the TIG welder, the surroundings of the weld are heated at a high temperature, such as heating the weld with high-temperature gas from a conventional gas burner. An atmosphere can be avoided, and the welding distortion can be removed while maintaining high safety.
[0010]
Therefore, according to such an invention, the welding strain generated in the vicinity of the weld bead formed in the welded portion between the steel materials is automatically and continuously processed, and the steel material after the welding strain is removed is brought to the target welding position. Thus, the welding distortion can be removed while maintaining high safety.
[0011]
Further, in
If comprised in this way, an arc angle can be expanded and a welding bead can be heated entirely, without damaging a welding bead with an electrode.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the embodiments shown in the drawings. However, the dimensions, materials, shapes, relative arrangements, and the like of the component parts described in this example are not intended to limit the scope of the present invention only to specific examples unless otherwise specified. Only.
[0013]
FIG. 1 is a flowchart showing a welding strain removing operation procedure in the vicinity of a weld bead accompanying fillet welding of a steel material according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 is an explanatory diagram of a welding strain removing method in a fillet weld portion of the steel material. is there. FIG. 3A is a cross-sectional view of the main part showing the vicinity of the tip of the electrode of the TIG welder for removing weld distortion, and FIG. 3B is a side view of the main part showing an example of the shape of the electrode. FIG. 4 is a structural diagram of a welding strain removing device using a TIG welding machine and a traveling device in a hull welded portion, and FIG. 5 is a diagram showing a relationship between a tilt angle of a steel material and a heat input amount.
[0014]
In FIG. 4 which shows the structure of the welding distortion removing apparatus in the hull welded portion, the welded portion is constituted by continuously filling a
[0015]
Next, a method for removing welding distortion in a hull welded part using the TIG welder 10 will be described.
In FIG. 2 showing the fillet welded part of the hull, the
That is, when welding two
[0016]
In removing the welding distortion of the fillet welded portion in which the
Next, the amount of heat input Q required to heat the
Here, as shown in FIG. 5 as an example of a relationship diagram of the inclination angle θ and the heat input Q, the relationship between the inclination angle θ and the heat input Q is set in advance through experiments, simulations, and the like. Yes. From this relationship diagram, a set value of the heat input Q corresponding to the measured value of the inclination angle θ is obtained (step (2)).
[0017]
Next, based on the set value of the heat input Q, the voltage V and current I applied to the
Next, the voltage V and current I are applied to a control panel (not shown) of the TIG welding machine 10.
The welding angle such as the inclination angle α of the
[0018]
When the setting of the welding conditions and the traveling conditions of the traveling
FIG. 3A shows the heating condition of the surface of the
When the
[0019]
According to such an embodiment, the
That is, the heat input Q to the
[0020]
Next, FIG. 3B shows three examples of the shape of the
(B2) is a
[0021]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the weld bead is heated while adjusting the strength of the arc by current control based on the set value of the heat input to the weld bead in the TIG welder, the high temperature gas from the conventional gas burner is used. The amount of heat input to the heating part can be easily adjusted as compared with the heating by means of, and the welding distortion can be surely removed so that the steel material after the welding distortion is removed becomes the target welding position.
In addition, in a welded part with a long weld length, such as a ship, the moving condition of the traveling device that supports the TIG welder is set based on the amount of heat input. Therefore, regardless of the weld length, the welded part of the steel material The amount of weld distortion removed in the vicinity of the weld bead can be set quantitatively and accurately.
As a result, the welding distortion can be removed automatically and continuously without requiring any human factors such as the operator's experience.
Also, since welding distortion is removed by locally heating only the weld bead with an arc from the electrode of the TIG welder, it is possible to avoid a high-temperature atmosphere around the welded part and maintain high safety while welding. Distortion removal work can be performed.
[0022]
Therefore, according to the present invention, the weld strain generated in the vicinity of the weld bead formed in the welded portion between the steel materials is automatically and continuously processed so that the steel material after removal of the weld strain is brought to the target welding position. Thus, the welding distortion can be removed while maintaining high safety.
Furthermore, if comprised like
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing a procedure for removing welding distortion in the vicinity of a weld bead associated with fillet welding of a steel material according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a welding strain removal method in a fillet weld of a steel material.
FIG. 3A is a cross-sectional view of a main part showing the vicinity of an electrode tip of a TIG welder for removing welding distortion, and FIG. 3B is a side view of the main part showing an example of the shape of the electrode.
FIG. 4 is a structural diagram of a welding strain removing device using a TIG welding machine and a traveling device in a hull welded portion.
FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the inclination angle of a steel material and the amount of heat input.
[Explanation of symbols]
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