JP3943985B2 - Method for manufacturing drive wheel bearing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の駆動車輪を支持する駆動車輪用軸受装置の製造方法に関するもので、特に、ハブ輪と等速自在継手と複列の転がり軸受とをユニット化した駆動車輪用軸受装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
FR車の後輪、FF車の前輪、あるいは4WD車の全輪といった自動車の駆動輪は、駆動車輪用軸受装置により懸架装置に支持する。近年、駆動車輪用軸受装置は軽量・コンパクト化を狙って、ハブ輪と等速自在継手と軸受部とをユニット化する傾向にある。
【0003】
図4は駆動車輪用軸受装置を示す縦断面図で、ハブ輪1と、複列の転がり軸受2と、等速自在継手3とをユニット化して構成している。ハブ輪1は車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、この車輪取付フランジ4の円周等配位置には車輪を固定するためのハブボルト6を植設している。
【0004】
複列の転がり軸受2は外方部材7と内方部材8と複列の転動体9、9とを有し、外方部材7は外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ7aを一体に有し、内周には複列の外側転走面7b、7bを形成している。一方、内方部材8は、前記した外方部材7の外側転走面7b、7bに対向する複列の内側転走面1a、14aを形成している。この一方の内側転走面1aはハブ輪1の外周に一体形成し、他方の内側転走面14aは等速自在継手3の外側継手部材14の外周に一体形成している。複列の転動体9、9をこれら外内側転走面7b、1aと7b、14a間にそれぞれ収容し、保持器11、11で転動自在に保持している。この場合、内方部材8はハブ輪1と外側継手部材14を指す。複列の転がり軸受2の端部にはシール12、13を装着し、軸受内部に封入した潤滑グリースの漏洩と、外部からの雨水やダスト等の侵入を防止している。
【0005】
等速自在継手3は外側継手部材14と図示しない継手内輪、ケージ、およびトルク伝達ボールとからなる。外側継手部材14はカップ状のマウス部15と、このマウス部15の底部をなす肩部16と、この肩部16から軸方向に延びる軸部17を有し、マウス部15の内周には軸方向に延びる曲線状のトラック溝15aを形成している。
【0006】
中空に形成した外側継手部材14の軸部17をハブ輪1に内嵌すると共に、ハブ輪1の内周面に硬化させた凹凸部5と、端部に円筒状の小径段部1bを形成し、軸部17の嵌合部17bを拡径してこの凹凸部5に食い込ませ、その嵌合部17bを加締めてハブ輪1と外側継手部材14とを塑性結合させている(特開2001−18605号公報参照)。
【0007】
前述の駆動車輪用軸受装置を、従来、以下のような手順で製造していた(図5参照)。ハブ輪1に外側継手部材14の軸部17を内嵌すると共に、外側継手部材14にマンドレルMを上方から嵌挿する。その後、プレス機でマンドレルMを押し込んでハブ輪1と外側継手部材14とを塑性結合させる。マンドレルMは、先端部に大径部M1を形成しているため、外側継手部材14の嵌合部17bの内径を貫通する時にこの嵌合部17bを拡径させ、ハブ輪1の凹凸部5に食い込ませて、ハブ輪1と外側継手部材14とを一体に塑性結合する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の駆動車輪用軸受装置の製造方法において、マンドレルMを上方からプレス機で押し込む際、マンドレルMが僅かに傾斜してマンドレルMを正確に垂直に押込むことができなかった。その結果、嵌合部17bの内径、すなわち拡径部が楕円形状となり嵌合部17bが凹凸部5に均等に食い込まず、結合部の強度バラツキを招来していた。この種の塑性変形による結合部は、製品の目視検査等でその結合状況を確認することは難しく、また、その強度確認をするにも一品一品の破壊検査となるため現実的でない。したがって、前記した結合部の強度バラツキは製品品質面の信頼性を著しく低下させることになる。また、拡径工程において、プレス機の押込み部がマウス部に進入し、マンドレルMを完全に抜き終わるまでのストローク量が必要となり、プレスストロークが大きくなってプレス機が大型化するといった製造上の問題も抱えていた。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、安定して嵌合部の拡径ができ、塑性結合部の強度バラツキがなく、品質面の信頼性を向上させた駆動車輪用軸受装置の製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、複列の転がり軸受と、車輪取付フランジを一端部外周に一体に有し、内周面に硬化させた凹凸部を形成し、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち少なくも一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる円筒状の小径段部を有するハブ輪と、カップ状マウス部とこのマウス部の底部をなす肩部と、この肩部から軸方向に延びる軸部とを有する中空の外側継手部材を備える等速自在継手とをユニット化し、前記ハブ輪と前記外側継手部材とを嵌合させ、この嵌合部で、前記ハブ輪の凹凸部に前記外側継手部材の嵌合部を拡径させて食い込ませることにより、前記ハブ輪と前記外側継手部材とを一体に塑性結合する駆動車輪用軸受装置の製造方法において、前記外側継手部材の嵌合部の内径よりも所定の寸法大径に形成した大径部を有するマンドレルを、前記マウス側に前記大径部が配置するように前記外側継手部材に嵌挿する工程と、前記ハブ輪の小径段部と前記外側継手部材の肩部とを突き合せ状態にし、前記ハブ輪と前記外側継手部材とを嵌合させる工程と、前記車輪取付フランジのアウトボード側の側面を受け台に支持する工程とを有し、前記マンドレルと前記受け台とを相対移動させ、前記マンドレルの大径部が前記外側継手部材の嵌合部の内径を貫通することによって該嵌合部を拡径させ、この嵌合部を前記ハブ輪の凹凸部に食い込ませて前記ハブ輪と前記外側継手部材とを一体に塑性結合した駆動車輪用軸受装置の製造方法を採用した。
【0011】
このように、マンドレルと受け台とを相対移動させ、マンドレルの大径部が外側継手部材の嵌合部の内径を貫通することによって該嵌合部を拡径させたので、マンドレルは傾斜することなく正確に垂直に相対移動し、嵌合部を均等に拡径させて凹凸部に食い込ませることができ、結合部の強度バラツキを抑制することができる。したがって、製品の信頼性を高め、品質を格段に向上させることができる。また、プレス機のストローク量を小さくできるため、プレス機を小型化することができ、剛性を高めて加工精度の向上が図れる。
【0012】
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記マンドレルを固定し、前記受け台を上昇させることによって前記外側継手部材の嵌合部を拡径させて前記ハブ輪の凹凸部に食い込ませ、前記ハブ輪と前記外側継手部材とを一体に塑性結合すれば、マンドレルは傾斜することなく真直ぐに嵌合部内径を貫通し、嵌合部を均等に拡径させて凹凸部に食い込ませることができる。また、予め車輪取付フランジにハブボルトを植設したハブ輪であっても、上下動可能な受け台によって容易にハブ輪を容易に載置することができ、さらに、載置した装置の上方に従来のようなプレス機を配設する必要がないので、複雑な搬送設備等が不要となり、また組立作業も容易になる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明のように、前記マンドレルの下端部を引き抜くことによって前記外側継手部材の嵌合部を拡径させて前記ハブ輪の凹凸部に食い込ませ、前記ハブ輪と前記外側継手部材とを一体に塑性結合する方法を採用しても良い。これによりマンドレルは傾斜することなく真直ぐに嵌合部内径を貫通し、嵌合部を均等に拡径させて凹凸部に食い込ませることができると共に、従来に比べプレス機のストローク量を小さくできる。
【0014】
また、請求項4に記載の発明のように、前記外側継手部材の嵌合部の内径と前記マンドレルの表面のうち、少なくとも嵌合部の内径に予め潤滑被膜を形成しマンドレルを貫通させるようにすれば、安定した拡径量を得ることができると共に、スムーズな拡径作業をすることができ、マンドレルMの寿命も増大する。
【0015】
また、請求項5に記載の発明のように、前記外側継手部材の嵌合部の内径と前記マンドレルの表面のうち、少なくとも嵌合部の内径に予め潤滑剤を塗布しマンドレルを貫通させるようにしても良い。
【0016】
また、請求項6に記載の発明のように、前記複列の転がり軸受の一方の内側転走面を前記ハブ輪の外周面に直接形成し、前記他方の内側転走面を前記外側継手部材の外周面に直接形成した、所謂4世代構造であれば、ハブ輪を載置する受け台上でハブ輪と外側継手部材の組立をし、一体に塑性結合することができるため、組立設備を小スペースに、かつ、簡素化できる。
【0017】
また、請求項7に記載の発明のように、前記車輪取付フランジにハブボルトを予め圧入すれば、外方部材の車体取付フランジとの干渉がなく圧入作業を容易にすることができる。
【0018】
好ましくは、請求項8に記載の発明のように、前記車輪取付フランジのアウトボード側の側面を、前記塑性結合後に仕上切削、すなわちアッシー後に切削加工すれば、ボルト圧入工程や塑性結合工程で車輪取付フランジの側面が変形しても、所望の面精度に規制することができる。
【0019】
さらに好ましくは、請求項9に記載の発明のように、前記車輪取付フランジにブレーキロータのパイロット部を形成し、このパイロット部を前記塑性結合後に仕上切削すれば、嵌合部の拡径によるパイロット部の変形を修正することができ、ブレーキロータの装着作業を簡便にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1、図2は、本発明に係る駆動車輪用軸受の製造方法を示す工程図である。
【0021】
この駆動車輪用軸受装置に関しては、前述した従来の構造と同様のため、同一部品同一部位に同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で、車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
【0022】
図1は、駆動車輪用軸受装置を受け台B上に載置し、マンドレルMを外側継手部材14に嵌挿した状態を示す塑性結合前の工程図である。まず、装置を仮組立するまでの組立方法を以下に説明する。
▲1▼ハブ輪1の車輪取付フランジ4にハブボルト6を圧入する。
▲2▼外方部材7のアウトボード側の端部にシール12を装着する。
▲3▼複列の転がり軸受2のうちアウトボード側の転動体9(ボール)を保持器11で保持し、これを外方部材7のアウトボード側の外側転走面7bと、ハブ輪1の内側転走面1a間に収容する。
▲4▼外方部材7とハブ輪1間の環状空間内に潤滑グリースを充填し、保持器11で保持したインボード側の転動体(ボール)9を、外方部材7のインボード側の外側転走面7b上に載置する。なお、転動体9、9の脱落防止のため、転動体9、9を保持器11、11に装着した時に、潤滑グリースを予め塗布しておいても良い。
▲5▼外方部材7のインボード側の端部にシール13を装着する。なお、シール12、13のリップを保護するために、予めリップ部に潤滑グリースを塗布しておく。
▲6▼次に外側継手部材14の肩部16とハブ輪1の小径段部1bとを突き合せ状態にし、外側継手部材14の軸部17をハブ輪1に嵌挿させて装置の仮組立を完了する。ここで、ハブ輪1の小径段部1bと軸部17の小径段部17aとは所定のガイドすきまを有するインロウ部となり、軸心が一致した状態で嵌合することができる。
【0023】
ハブ輪1の車輪取付フランジ4に植設したハブボルト6と、受け台Bに穿設した貫通孔18との位相を合わせた状態で、仮組立した装置を受け台B上に載置する。ここで、受け台Bは上下動可能に油圧等のプレス機上に搭載しているため、水平搬送してきた装置を載置する前に、一時受け台Bを退避させることもできる。なお、この受け台B上にハブ輪1を載置し、前述した仮組立をしても良い。
【0024】
装置を受け台Bに載置した後、中空の外側継手部材14にマンドレルMを上方から嵌挿する。マンドレルMの大径部M1は、拡径量を考慮して嵌合部17bの内径より所定の寸法だけ大径に形成している。一方、軸状部M2は、嵌合部17bの内径よりも僅かに小径に形成し、マンドレルMが傾かないように案内する。また、大径部M1と軸状部M2とをテーパ面で繋ぎ、拡径する際、嵌合部17bに過大な応力が発生しないようにそのテーパ角度を適宜設定している。
【0025】
次に、仮組立した装置を塑性結合して組立てる方法を、図2を用いて説明する。
マンドレルMの大径部M1が嵌合部17bの近傍で停止するまで嵌挿した後、マンドレルMの上端にストッパー(図示せず)を当接し、受け台Bを所定のストロークだけ上昇させる。その後、マンドレルMの大径部M1が嵌合部17bの内径を貫通して拡径が完了すると、マンドレルMは自然落下し回収される。なお、ストッパーに変えてチャック機構(図示せず)をマンドレルMの上端部または下端部に配設し、着脱自在にマンドレルMを把持しても良い。
【0026】
以上、マンドレルMを拡径工程の度に外側継手部材14に嵌挿し、塑性結合する方法について説明したが、マンドレルMの大径部M1から下端までの寸法を短くし、マンドレルMの上端部をチャック等で着脱自在に把持した状態で、受け台Bを上昇させることによって、マンドレルMを外側継手部材14に嵌挿すれば、マンドレルMを嵌挿する機構だけでなく、それを拡径工程後に回収し、さらに上方に搬送する循環機構等が不要となって、組立設備の簡素化ができると共に、組立時間を短縮することができる。また、組立サイクルタイムに合わせ、マンドレルMを相当量準備する必要もない。
【0027】
一方、ハブボルト6の圧入によって側面4aのハブボルト6の周辺が変形し、側面4aの面振れ等の面精度が劣化する恐れがある。また、前述した塑性結合で嵌合部17bがアウトボード側に延び、その結果、車輪取付フランジ4の側面4aがインボード側に傾倒する恐れがある。このような面精度の劣化はブレーキジャダー発生の一因とされ、ブレーキロータ側面の面精度向上と共に、近年、車輪取付フランジ4の側面4aの面精度向上が望まれている。
【0028】
こうして組立が完了した駆動車輪用軸受装置において、車体取付フランジ7aをチャックし、ハブ輪1または外側継手部材14を回転駆動させて、旋盤等で車輪取付フランジ4のアウトボード側の側面4aを仕上切削している。このアッシー切削によって側面4aの面精度を所望の精度に規制することができ、ブレーキジャダ−を抑制し、車両の操縦安定性を向上させることができる。
【0029】
さらに、ハブ輪1の車輪取付フランジ4にはブレーキロータ(図示せず)のパイロット部4bを形成し、このパイロット部4bをアッシー後に仕上切削すれば、嵌合部17bの拡径によってこのパイロット部4bが変形したとしても修正することができ、ブレーキロータの装着作業を簡便にすることができる。こうした仕上切削とは、予め部品の段階で一次切削、あるいはさらに二次切削し、アッシー後に二次切削あるいは三次切削する場合、または、部品の段階では鍛造肌のままで、アッシー後に切削する場合をいう。
【0030】
図3は、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の製造方法において、他の実施形態を示す工程図である。なお、同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0031】
仮組立した装置を受け台B上に載置する。その後、マンドレルMを外側継手部材14の上方から嵌挿し、マンドレルMの下端部をチャック機構(図示せず)で着脱自在に把持する。次に、チャック機構を下降させ、マンドレルMの大径部M1が嵌合部17bの内径を貫通して拡径が完了する。この拡径により嵌合部17bがハブ輪1の内周に形成した凹凸部5に食い込み、ハブ輪1と外側継手部材14が塑性結合する。最後にチャックを解除し、マンドレルMを回収する。
【0032】
従来のように、マンドレルMを上方からプレス機によって押し込む方法では、プレス機の押込み部やマンドレルMの端面精度等の崩れによってマンドレルMが傾く恐れがあるが、本発明の方法のように、マンドレルMの下端部を引き抜く方法を採れば、マンドレルMの端面精度に影響を受けず、真直ぐに移動させることができる。また、従来の方法と異なり、プレス機の押込み部がマウス部15内に進入し、マンドレルMを完全に抜き終わるまでの長いストローク量が不要となり、プレス機等を小型化できる。さらに、組立設備の上方にプレス機等を配設する必要がないため、装置の搬送や受け台Bへの載置作業が容易となる。
【0033】
前述したように、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の製造方法は、マンドレルMを外側継手部材14に嵌挿し、嵌合部17bの内径を拡径させてハブ輪1の凹凸部5に食い込ませ、ハブ輪1と外側継手部材14を一体に塑性結合しているが、マンドレルMを嵌挿することにより、嵌合部17bの内径にかじりや偏摩耗が発生し、摩擦係数が大きくなってスムーズな拡径作業が難しくなるばかりでなく、拡径量にバラツキが生じることがあった。また、マンドレルM自体の表面も粗くなって、さらに拡径作業の効率を低下させる恐れがあった。
【0034】
こうした状況において、予め拡径する嵌合部17bの内径部にリン酸塩被膜等、潤滑効果のある被膜をコーティングしている。これによって、安定した拡径量を得ることができると共に、スムーズな拡径作業をすることができ、マンドレルMの寿命も増大した。さらに、この種の潤滑被膜をコーティングすることによって、露出した嵌合部の防錆能も高くなり、製品品質の向上を図ることができる。潤滑被膜としては、これ以外に、二硫化モリブデン、黒鉛、リン酸マンガン等を主成分としたものを例示することができる。
【0035】
また、こうした潤滑被膜をマンドレルM、特に大径部M1およびこの大径部M1と軸状部M2とを繋ぐテーパ面にコーティングすれば、一層拡径作業を効率化することができるが、拡径前、マンドレルMの表面に予め潤滑油、あるいはグリースを塗布する方法であっても良い。これらの潤滑油やグリースは、リン等の極圧添加剤を含むものが好ましい。
【0036】
以上、本発明の実施の形態、すなわち、複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方をハブ輪に、他方を外側継手部材にそれぞれ形成した、所謂第4世代構造について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。例えば、複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面をハブ輪に、他方の内側転走面を別体の内輪に形成し、この内輪をハブ輪の小径段部に圧入した、所謂第3世代構造であっても良い。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の製造方法は、外側継手部材の嵌合部の内径よりも所定の寸法大径に形成した大径部を有するマンドレルを、マウス側に大径部が配置するように外側継手部材に嵌挿する工程と、ハブ輪の小径段部と外側継手部材の肩部とを突き合せ状態にし、ハブ輪と外側継手部材とを嵌合させる工程と、車輪取付フランジのアウトボード側の側面を受け台に支持する工程とを有し、マンドレルと受け台とを相対移動させ、マンドレルの大径部が外側継手部材の嵌合部の内径を貫通することによって該嵌合部を拡径させ、この嵌合部をハブ輪の凹凸部に食い込ませてハブ輪と外側継手部材とを一体に塑性結合した駆動車輪用軸受装置の製造方法を採用したので、マンドレルは傾斜することなく正確に垂直に相対移動し、嵌合部を均等に拡径させて凹凸部に食い込ませることができ、結合部の強度バラツキを抑制することができる。したがって、製品の信頼性を高め、品質を格段に向上させることができる。また、プレス機のストローク量を小さくできるため、プレス機を小型化することができ、剛性を高めて加工精度の向上が図れる。
【0038】
また、マンドレルを固定し、受け台を上昇させることによって外側継手部材の嵌合部を拡径させてハブ輪の凹凸部に食い込ませ、ハブ輪と前記外側継手部材とを一体に塑性結合すれば、予め車輪取付フランジにハブボルトを植設したハブ輪であっても、上下動可能な受け台によって容易にハブ輪を容易に載置することができると共に、載置した装置の上方に従来のようなプレス機を配設する必要がないので、複雑な搬送設備等が不要となり、また組立作業も容易になる。さらに、マンドレルを嵌挿する機構だけでなく、それを拡径工程後に回収し、さらに上方に搬送する循環機構等が不要となって、組立設備の簡素化ができると共に、組立時間を短縮することができる。また、組立サイクルタイムに合わせ、マンドレルMを相当量準備する必要もないので量産的効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の製造方法を示す工程図である。
【図2】同上。
【図3】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の製造方法における他の実施形態を示す工程図である。
【図4】従来の駆動車輪用軸受装置の縦断面図である。
【図5】従来の駆動車輪用軸受装置の製造方法を示す工程図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、14a・・・・・・・内側転走面
1b、17a・・・・・・・小径段部
2・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3・・・・・・・・・・・・等速自在継手
4・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
4a・・・・・・・・・・・側面
4b・・・・・・・・・・・パイロット部
5・・・・・・・・・・・・凹凸部
6・・・・・・・・・・・・ハブボルト
7・・・・・・・・・・・・外方部材
7a・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
7b・・・・・・・・・・・外側転走面
8・・・・・・・・・・・・内方部材
9・・・・・・・・・・・・転動体
11・・・・・・・・・・・保持器
12、13・・・・・・・・シール
14・・・・・・・・・・・外側継手部材
15・・・・・・・・・・・マウス部
15a・・・・・・・・・・トラック溝
16・・・・・・・・・・・肩部
17・・・・・・・・・・・軸部
17b・・・・・・・・・・嵌合部
18・・・・・・・・・・・貫通孔
B・・・・・・・・・・・・受け台
M・・・・・・・・・・・・マンドレル
M1・・・・・・・・・・・大径部
M2・・・・・・・・・・・軸状部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a drive wheel bearing device for supporting a drive wheel of an automobile or the like, and in particular, a drive wheel bearing device in which a hub wheel, a constant velocity universal joint, and a double row rolling bearing are unitized. It relates to a manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
Driving wheels of automobiles such as rear wheels of FR vehicles, front wheels of FF vehicles, or all wheels of 4WD vehicles are supported on a suspension device by a bearing device for driving wheels. In recent years, bearing devices for drive wheels have a tendency to unitize a hub wheel, a constant velocity universal joint, and a bearing portion in order to reduce weight and size.
[0003]
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing a drive wheel bearing device, in which a
[0004]
The double-
[0005]
The constant velocity
[0006]
The
[0007]
Conventionally, the aforementioned drive wheel bearing device has been manufactured by the following procedure (see FIG. 5). The
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional method for manufacturing a drive wheel bearing device, when the mandrel M is pushed from above with a press, the mandrel M is slightly inclined and the mandrel M cannot be pushed vertically accurately. As a result, the inner diameter of the
[0009]
The present invention has been made in view of such circumstances, and is a bearing for a drive wheel that can stably expand the diameter of a fitting portion, has no variation in strength of a plastic coupling portion, and has improved quality reliability. It is an object of the present invention to provide a device manufacturing method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, the invention according to
[0011]
In this way, the mandrel and the cradle are moved relative to each other, and the mandrel is inclined because the large-diameter portion of the mandrel extends through the inner diameter of the fitting portion of the outer joint member. The relative movement can be performed accurately vertically, the fitting portion can be evenly expanded in diameter, and can be caused to bite into the concavo-convex portion, and the strength variation of the coupling portion can be suppressed. Therefore, the reliability of the product can be improved and the quality can be greatly improved. Further, since the stroke amount of the press machine can be reduced, the press machine can be miniaturized, and the rigidity can be increased to improve the processing accuracy.
[0012]
Preferably, as in the invention described in
[0013]
According to a third aspect of the present invention, the fitting portion of the outer joint member is expanded by pulling out the lower end portion of the mandrel so that the concave portion of the hub wheel is bitten, A method in which the outer joint member is integrally plastically bonded may be employed. As a result, the mandrel can pass straight through the inner diameter of the fitting portion without being inclined, and the fitting portion can be evenly expanded in diameter to bite into the concavo-convex portion, and the stroke amount of the press machine can be reduced as compared with the prior art.
[0014]
Further, as in the invention according to
[0015]
Further, as in the invention according to
[0016]
According to a sixth aspect of the present invention, one inner rolling surface of the double row rolling bearing is formed directly on the outer peripheral surface of the hub wheel, and the other inner rolling surface is formed on the outer joint member. If the so-called 4th generation structure is formed directly on the outer peripheral surface of the hub wheel, the hub wheel and the outer joint member can be assembled on the cradle on which the hub wheel is placed, and can be integrally plastically joined. It can be simplified in a small space.
[0017]
If a hub bolt is press-fitted into the wheel mounting flange in advance as in the seventh aspect of the invention, the press-fitting operation can be facilitated without interference with the vehicle body mounting flange of the outer member.
[0018]
Preferably, as in the invention described in
[0019]
More preferably, as in the invention described in
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. 1 and 2 are process diagrams showing a method for manufacturing a drive wheel bearing according to the present invention.
[0021]
Since this drive wheel bearing device is the same as the conventional structure described above, the same reference numerals are assigned to the same parts and the detailed description thereof is omitted. In the following description, the side closer to the outside of the vehicle in the state assembled to the vehicle is referred to as the outboard side (left side in the drawing), and the side closer to the center is referred to as the inboard side (right side in the drawing).
[0022]
FIG. 1 is a process diagram before plastic coupling showing a state in which the drive wheel bearing device is placed on the cradle B and the mandrel M is inserted into the outer
(1) A
(2) A
(3) Outboard rolling elements 9 (balls) of the double-
(4) Lubricating grease is filled in the annular space between the
(5) The
(6) Next, the
[0023]
The temporarily assembled device is placed on the cradle B in a state where the phases of the
[0024]
After placing the device on the cradle B, the mandrel M is fitted into the hollow outer
[0025]
Next, a method of assembling the temporarily assembled apparatus by plastic bonding will be described with reference to FIG.
After the large-diameter portion M1 of the mandrel M is inserted until it stops near the
[0026]
As described above, the method of inserting and plastically coupling the mandrel M to the outer
[0027]
On the other hand, when the
[0028]
In the drive wheel bearing device thus assembled, the vehicle
[0029]
Further, a
[0030]
FIG. 3 is a process diagram showing another embodiment in the method for manufacturing a drive wheel bearing device according to the present invention. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same components same site | part, and the detailed description is abbreviate | omitted.
[0031]
The temporarily assembled device is placed on the cradle B. Thereafter, the mandrel M is inserted from above the outer
[0032]
In the conventional method in which the mandrel M is pushed from above by a press machine, the mandrel M may be tilted due to collapse of the pushing portion of the press machine or the end face accuracy of the mandrel M. However, as in the method of the present invention, the mandrel M may be tilted. If the method of pulling out the lower end portion of M is adopted, it can be moved straight without being affected by the end face accuracy of the mandrel M. Further, unlike the conventional method, a long stroke amount until the pushing portion of the press machine enters the
[0033]
As described above, in the method for manufacturing a drive wheel bearing device according to the present invention, the mandrel M is fitted and inserted into the outer
[0034]
In such a situation, a coating film having a lubricating effect such as a phosphate film is coated on the inner diameter portion of the
[0035]
Moreover, if such a lubricating coating is coated on the mandrel M, particularly the large diameter portion M1 and the tapered surface connecting the large diameter portion M1 and the shaft-shaped portion M2, the diameter expansion operation can be made more efficient. Previously, a method of applying lubricant or grease in advance to the surface of the mandrel M may be used. These lubricating oils and greases preferably contain an extreme pressure additive such as phosphorus.
[0036]
The embodiment of the present invention, that is, the so-called fourth generation structure in which one of the inner rolling surfaces of the double row rolling bearing is formed on the hub wheel and the other is formed on the outer joint member has been described. Of course, the present invention is not limited to these embodiments, but is merely an example, and can be implemented in various forms without departing from the gist of the present invention. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, and includes the equivalent meanings of the claims and all modifications within the scope. For example, one inner rolling surface of the inner rolling surfaces of a double row rolling bearing is formed as a hub ring, and the other inner rolling surface is formed as a separate inner ring, and this inner ring is formed as a small diameter step portion of the hub ring. A so-called third generation structure may be used.
[0037]
【The invention's effect】
As described in detail above, the method for manufacturing a bearing device for a drive wheel according to the present invention includes a mandrel having a large-diameter portion that has a larger diameter than the inner diameter of the fitting portion of the outer joint member. The step of fitting into the outer joint member so that the large-diameter portion is arranged on the inner surface, the small-diameter step portion of the hub wheel and the shoulder of the outer joint member are butted together, and the hub wheel and the outer joint member are fitted together And a step of supporting the side surface of the wheel mounting flange on the outboard side on the cradle, relatively moving the mandrel and the cradle, and the large-diameter portion of the mandrel increases the inner diameter of the fitting portion of the outer joint member. Adopting a method for manufacturing a bearing device for a drive wheel in which the diameter of the fitting portion is increased by penetrating, and the fitting portion is bitten into the uneven portion of the hub wheel so that the hub wheel and the outer joint member are integrally plastically coupled. As a result, the mandrel can be accurately suspended without tilting. To move relative to evenly expanded the fitting portion can bite into the irregular portion, it is possible to suppress the variations in strength of the coupling portion. Therefore, the reliability of the product can be improved and the quality can be greatly improved. Further, since the stroke amount of the press machine can be reduced, the press machine can be miniaturized, and the rigidity can be increased to improve the processing accuracy.
[0038]
Further, by fixing the mandrel and raising the cradle, the fitting portion of the outer joint member is expanded in diameter so as to bite into the uneven portion of the hub wheel, and the hub wheel and the outer joint member are integrally plastically coupled. Even if the hub wheel is pre-installed with a hub bolt on the wheel mounting flange, the hub wheel can be easily placed by a pedestal that can be moved up and down, and above the placed device as in the conventional case. Since it is not necessary to provide a simple press machine, complicated transportation facilities and the like are not required, and assembly work is facilitated. Furthermore, not only a mechanism for inserting and inserting a mandrel, but also a circulation mechanism that collects the mandrel after the diameter expansion process and conveys it upward is not necessary, and the assembly equipment can be simplified and the assembly time can be shortened. Can do. Further, since it is not necessary to prepare a considerable amount of the mandrel M in accordance with the assembly cycle time, the mass production effect is great.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a process diagram showing a method of manufacturing a drive wheel bearing device according to the present invention.
FIG. 2 Same as above.
FIG. 3 is a process diagram showing another embodiment of the method for manufacturing a drive wheel bearing device according to the present invention.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of a conventional drive wheel bearing device.
FIG. 5 is a process diagram showing a method of manufacturing a conventional drive wheel bearing device.
[Explanation of symbols]
1 .....
Claims (9)
前記外側継手部材の嵌合部の内径よりも所定の寸法大径に形成した大径部を有するマンドレルを、前記マウス側に前記大径部が配置するように前記外側継手部材に嵌挿する工程と、前記ハブ輪の小径段部と前記外側継手部材の肩部とを突き合せ状態にし、前記ハブ輪と前記外側継手部材とを嵌合させる工程と、前記車輪取付フランジのアウトボード側の側面を受け台に支持する工程とを有し、前記マンドレルと前記受け台とを相対移動させ、前記マンドレルの大径部が前記外側継手部材の嵌合部の内径を貫通することによって該嵌合部を拡径させ、この嵌合部を前記ハブ輪の凹凸部に食い込ませて前記ハブ輪と前記外側継手部材とを一体に塑性結合したことを特徴とする駆動車輪用軸受装置の製造方法。A double row rolling bearing and a wheel mounting flange are integrally formed on one end outer periphery, and a hardened uneven portion is formed on the inner peripheral surface, and at least one of the inner rolling surfaces in the double row rolling bearing is formed. An inner rolling surface, a hub ring having a cylindrical small-diameter step extending in an axial direction from the inner rolling surface, a cup-shaped mouse portion, a shoulder portion that forms the bottom of the mouse portion, and an axial direction from the shoulder portion A constant velocity universal joint having a hollow outer joint member having a shaft portion extending in a unit is unitized, and the hub wheel and the outer joint member are fitted to each other. In the manufacturing method of the bearing device for a drive wheel that integrally plastically connects the hub wheel and the outer joint member by enlarging the fitting portion of the outer joint member and biting in,
A step of fitting a mandrel having a large diameter portion formed to have a larger diameter than the inner diameter of the fitting portion of the outer joint member into the outer joint member so that the large diameter portion is disposed on the mouse side. And a step of bringing the small-diameter step portion of the hub wheel into contact with the shoulder portion of the outer joint member and fitting the hub wheel with the outer joint member; and a side surface on the outboard side of the wheel mounting flange A step of supporting the mandrel and the cradle, and the large-diameter portion of the mandrel passes through the inner diameter of the fitting portion of the outer joint member. The drive wheel bearing device manufacturing method according to claim 1, wherein the hub wheel and the outer joint member are integrally plastically joined by causing the fitting portion to bite into the uneven portion of the hub wheel.
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