JP3941743B2 - ミキサー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として業務用に使用し、野菜や果実等を粉砕して液体物と混合させることにより、ミックスジュースなどを作るミキサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ミキサーは特許文献1に記載されたものが知られている。以下、その構成を図7に基づいて説明する。1は中央部にカッター2を具備した容器で、容器1の底には開口部3と、容器1の内部と外部を連通させ、途中にコック栓4を回動自在に具備したコック5が設けられている。6はコック栓4を開閉するコックレバー、7はモータ(図示せず)を内蔵した本体、8は運転を入り切りするスイッチである。9はコック栓4を貫通するように形成され、ジュース等の調理物が流れる穴で、コック栓4の外周にはグリスが塗布され、コック栓4とコック5の当接面をシールしている。
【0003】
【特許文献1】
特公昭62−57336号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来の構成では、工具を使ってもコック栓4やコック5を容易に分解することができないため、曲がりくねったコック5内部やコック栓4の洗浄、お手入れがしづらいという課題があった。その一方で、主として業務用に使用しているユーザーは、食中毒や異臭の発生を防ぎ、商品であるジュース等のおいしさを維持するために、衛生面に気を配り、毎日営業後に、ジュースが触れる部品の洗浄、お手入れを実施し、清潔に保つよう心掛けており、洗浄、お手入れ性の向上に対し、強いニーズがあった。
【0005】
また、使用するにつれて、コック栓4外周に塗布したグリスが徐々に減り、微小な隙間が発生するため、コック栓4とコック5の当接面のシール性が損なわれ、ジュース等の調理物が漏れるという課題があった。さらに、コック栓4とコック5の当接面は隙間を最小限につめて、シール性を確保しているため、コックレバー6の動きが重く、開閉操作性が悪かったとともに、全高の高い容器1が倒れないよう、容器1の上部を手で押さえながら開閉操作をする必要があり、使い勝手が悪かった。
【0006】
本発明はこのような従来の課題を解決するもので、調理物のシール性とコックの開閉操作性を向上しながら、工具を使わず容易にコック部を分解可能にしてお手入れ性を向上し、使い勝手の良いミキサーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のミキサーは、モータを内蔵した本体と、容器とカッターと抽出口を具備するとともに前記本体の上に載置される容器台と、前記容器台に取り付けられ調理物を抽出するコックと、前記コック中に駆動自在に配設されるコック栓と、前記コック栓を前記コックに駆動自在に取り付けるコック栓押さえと、前記コック栓に取り付けられると共にゴムで形成され調理物をシールするコックパッキンと、前記コック栓と前記コック栓押さえの間に配設され前記コック栓と前記コックパッキンを下方に附勢するバネと、前記調理物の抽出時に前記コック栓と前記コックパッキンを引き上げて前記シールを解放するコックレバーを備え、前記コックパッキンと前記コックのそれぞれのシール部をテーパ形状に形成し、前記コックパッキンの前記シール部に容易にたわむリブを突設すると共に、前記コックパッキンと前記コック栓との間に隙間を設けたものである。
【0008】
これにより、コックのシール性と操作性を向上することができるとともに、工具を使わず容易にコック部を分解可能にしてお手入れ性も向上し、使い勝手を向上することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、モータを内蔵した本体と、容器とカッターと抽出口を具備するとともに前記本体の上に載置される容器台と、前記容器台に取り付けられ調理物を抽出するコックと、前記コック中に駆動自在に配設されるコック栓と、前記コック栓を前記コックに駆動自在に取り付けるコック栓押さえと、前記コック栓に取り付けられると共にゴムで形成され調理物をシールするコックパッキンと、前記コック栓と前記コック栓押さえの間に配設され前記コック栓と前記コックパッキンを下方に附勢するバネと、前記調理物の抽出時に前記コック栓と前記コックパッキンを引き上げて前記シールを解放するコックレバーを備え、前記コックパッキンと前記コックのそれぞれのシール部をテーパ形状に形成し、前記コックパッキンの前記シール部に容易にたわむリブを突設すると共に、前記コックパッキンと前記コック栓との間に隙間を設けることにより、コックのシール性と操作性を向上することができるとともに、コック部を個々の構成部品に容易に分解することができ、お手入れ性も大幅に向上することができる。
【0010】
また、コックパッキンのシール部に、容易にたわむリブを突設するとともに、コック栓との間に隙間を設けることにより、コックパッキンが調理物中の繊維や種等の異物を噛み込んでも、シール部やリブがたわみ、異物により発生する隙間を吸収することができる。
【0011】
また、コックとコックパッキンのシール部を、テーパ形状に形成することにより、コック栓が駆動時に傾いて偏心しコックの中心とずれても、コックとコックパッキンのシール 部が当接すると、傾いたコック栓をコックの中心に合わそうとする分力が作用し、コック栓はコックに調心されるため、シール部に隙間が発生することはなく、調理物を確実にシールすることができる。
【0012】
また、バネを、コック栓とコック栓押さえの間に配設することにより、コックパッキンがバネ力でコックのシール部に押圧されるため、シール部に隙間が発生することはなく、調理物を確実にシールすることができる。さらに、調理物抽出後、コックレバーのロックを解除すると、バネ力によりコックレバーは自動復帰すると同時に、調理物の抽出を止めることができる。
【0013】
請求項に記載の発明は、バネの両端を内径側に曲げるとともに、コック栓とコック栓押さえに、バネの内径と嵌合するリブを設けることにより、バネ端面のエッジがユーザーやシール部材に触れるのを防止することができるとともに、コック栓押さえを分解しても、バネはコック栓押さえに圧入固定されているため、落下による紛失を防ぐことができる。
【0014】
請求項に記載の発明は、バネのバネ力により、コックパッキンがコック栓に装着されるように構成することにより、コックパッキンをコック栓に嵌合させないまま組み込んでも、コック栓押さえを締め付けると、コック栓はバネ力によりコックパッキンに押圧され嵌合されるため、調理物を確実にシールすることができる。
【0015】
請求項に記載の発明は、コックにリブを設け、コック栓押さえを所定の位置以上に締めると、前記リブがコック栓押さえに当接するよう構成することにより、コック栓押さえの締めすぎを防止できるため、コック栓押さえの締めすぎによるシール部材の破れや、それによる調理物の漏れを防止することができる。
【0016】
請求項に記載の発明は、コック栓とコックレバーを係合する部位を、金属製の別部材で構成することにより、コックレバーにこじり力や衝撃が加わっても係合部は容易に変形することがなく、コックレバーの操作による係合部の摩耗も小さいため、係合部の強度、耐久性を確保することができる。
【0017】
請求項に記載の発明は、コックレバーに金属製のピンを設けるとともに、その外周に金属製のスリーブを回転自在に設けて、コック栓との係合部位を構成することにより、コックレバー操作時はコック栓係合部とスリーブの嵌合位置が固定され、スリーブとピンの間の広い当接面で摺動されるため、コックレバーとコック栓との係合部位の摩耗や破損を防ぐことができる。
【0018】
請求項に記載の発明は、コックレバーのピンとスリーブの近傍に、コック栓の係合部と嵌合するリブを設けることにより、コックレバーの位置がずれるのを防ぐことができるため、コックレバーが操作時にコック栓と干渉するのを防止できるとともに、コック部を覆う部材の着脱も容易に行うことができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1におけるミキサーのコック部の断面図、図2は同ミキサーの斜視図、図3は同ミキサーのコック部を分解した状態を示す斜視図、図4(a)は同ミキサーのコックレバーを分解する時の様子を示す斜視図、(b)は同ミキサーのコック栓を分解した状態を示す斜視図、図5は同ミキサーのコック部の正面図、図6は同ミキサーコック部の詳細断面図である。
【0021】
図1〜6において、11はモータを内蔵し、スイッチ12とコップ受け台13を有した本体、14は外周下部にネジ15が形成され野菜や果実等の材料を入れる容器、16は容器14上部に装着され内部の材料が飛散するのを防ぐ蓋、17は調理物を抽出する抽出管18を備え、本体11の上に着脱自在に載置される容器台で、容器14は容器台17にねじ込むことにより、ネジ15を介して容器台17に着脱自在に取り付けられている。19は樹脂で形成されビス20を介して容器台17に固定される主軸受けで、主軸21と、主軸21に袋ナット22を介して固定されるカッター23と、コネクター上24と、主軸21を回転自在に支持するオイルレスベアリング25と、調理物が漏れないようシールするオイルシール26と、インサート成形される金属製のブッシング27と、調理物を抽出する開口部28とを具備し、カッター23は本体11側のモータ、コネクター下(図示せず)を介して回転される。29は細かく粉砕されなかった材料が、調理物に混じったり抽出管18に詰まるのを防ぐろ過金具で、弾性を有したステンレスの板で格子状に形成され、外周に複数の凸部30を設けて開口部28に取着されている。31は容器14内の調理物が漏れないよう、容器14と容器台17の間に着脱自在に配設された容器パッキン、32は抽出管18の接続部から調理物が漏れないよう、抽出管18の入口側と出口側に装着されたOリングである。
【0022】
33は容器台17の抽出管18に接続され抽出口34を具備したコック、35はコック33の接続部に形成されたフランジ、36はフランジ35近傍のコック33下部に突設されたリブ、37はフランジ35上部に突設された位置決めリブで、これを抽出管18出口の上部に形成された凹部38に嵌合させると、抽出口34が下向きに位置決めされて接続される。39はフランジ35に当接し、コック33を容器台17に押圧して固定する締め付け部材で、外周には固定リブ40が突接され、コック33に装着できるよう切り欠き部41が設けられているとともに、断面が略T字形の表裏対称形状に形成している。42は締め付け部材39の固定リブ40と嵌合し押圧する段差43を具備し、内周にネジ44が形成されたコック押さえで、容器台17に形成されたネジ45にねじ込んで固定され、段差43の内径はフランジ35の外径より大きく、かつ固定リブ40の外径より小さく形成されている。46はコック33中に配設されたコック栓、47はゴムで形成され、先端にRを形成した係止部48を嵌合させて、コック栓46に装着されシールを行うコックパッキン、49はコック栓46とコックパッキン47を下方に附勢してコック33内壁に押圧するバネで、両端部50が約1mmほど内径側に曲げて形成されている。
【0023】
51は抽出口34上方のコック33開口部をふさぎ、コック栓46を摺動自在に支持するコック栓押さえで、内周にはネジ52が形成され、コック33に形成されたネジ53にねじ込んで固定されている。54はコック33外周面に突設されコック栓押さえ51の下端に当接して、コック栓押さえ51の締めすぎを防ぐ当接リブ、55はコック栓46の外周面に複数突設され、バネ49の下端内径が嵌合される嵌合リブ、56はコック栓押さえ51に形成され、内周は摺動するコック栓46の受面を構成し、外周はバネ49の上端内径が嵌合される嵌合リブである。57はコック栓46の下端に設けられ、コックパッキン47を装着する装着部で、係止部48が容易に嵌合できるよう、先細の笠形状に形成されている。58はコックパッキン47の下端シール部がたわみやすいよう、コックパッキン47と装着部57の間に設けた隙間、59はコック33とコックパッキン47下端が当接するシール部で、コック33とコックパッキン47共にテーパ形状に形成されている。60はコックパッキン47下端のシール部59に、円周状に突設したシールリブ下、61はコック33とコック栓押さえ51で挟持されるコックパッキン47上部のフランジ全周に突設したシールリブ上である。
【0024】
62はステンレスのバネ材で形成され、コック栓46にインサート成形されたフック部材で、開口部63が形成されている。64はコック栓46を駆動するコックレバー、65はコックレバー64に取り付けられステンレスのバネ材で形成されたピン、66はピン65に形成された切り欠き部、67はピン65の外周に回転自在に取り付けられステンレスで形成されたスリーブ、68はコックレバー64に設けられ、コック栓46の係合部を構成するフック部材62に嵌合される位置決めリブで、ピン65とスリーブ67はフック部材53に回動自在に取り付けられ、ピン65とスリーブ67の下方は上方へ摺動するコック栓46と干渉しないよう、くり抜いて形成されている。69はコック部をカバーするコックカバー、70はコックレバー64を通す穴、71は穴70の両側に突設された側壁、72は容器台17に形成された溝73に嵌合されるリブで、コックカバー69を容器台17に固定している。
【0025】
以上のように構成されたミキサーについて、以下にその動作と作用を説明する。コックレバー64を立てた状態でジュースの材料を容器14中に入れ、スイッチ12を入れて所定時間カッター23を回転させると、ジュースが完成する。この時、ジュースに面した各部品の接合部は、容器パッキン15、オイルシール26、Oリング32、コックパッキン47により確実にシールされているため、運転時に振動が発生してもジュースが漏れることはない。
【0026】
次にジュースの抽出は、コップをコップ受け台13上に置きコックレバー64を倒すと、ピン65とスリーブ66の位置が上方に動き、バネ49により抽出口34の上部を押圧していた、コック栓46とコックパッキン47が上方に引き上げられるため、抽出口34上部のシールが解放されて容器14中のジュースが抽出管18とコック33の内部を流れ、抽出口34からコップ中に注がれる。この際、ジュースは格子状に形成されたろ過金具29を通され、固くて細かく粉砕できなかった種等の異物は、抽出されないようになっている。また、コックレバー64を倒した時、下部のコーナーRがピン65やスリーブ66の下方にかからないように形成しているため、コックレバー64から手を離してもバネ49の反発力で、起き上がって戻ることはない。
【0027】
次にコップを抽出したジュースで満たすと、倒していたコックレバー64を立てた状態に戻す。すると抽出前と同様に、バネ49によりコック栓46とコックパッキン47が、シール部59に圧接されシールするため、ジュースの抽出が止まる。この際、ジュース中に含まれる小さな繊維や粒等の異物を、シール部59に噛み込んでも、隙間58を設けているため、シール部59がたわむとともに、シールリブ下60もたわみ、異物の周囲に発生する隙間を吸収してつめるので、ジュースが漏れることはない。
【0028】
またミキサーの使用終了後、ジュースの触れた部分を洗浄しお手入れする際、コック部を分解する場合は、容器14をねじって容器台17から外し、図3に示すようにコックカバー57を上方に引き抜く。次にコック押さえ42を左にねじって容器台17から外すと、コック部が容器台17から外れ、切り欠き部41の幅を広げながら締め付け部材39を上方へ引き上げると、締め付け部材39とコック押さえ42もコックから取り外すことができる。
【0029】
また、コック栓押さえ51をねじってコック33から外し、図4(a)に示すようにコックパッキン47下部を上方に押して、開口部63をコック栓押さえ51の上方に出し、ピン65とスリーブ66を開口部63から引き抜くと、図4(b)に示すように、コック栓押さえ51、バネ49、コック栓46、コックパッキン47が分解される。また、上記と逆の手順で組み立てれば、分解時と同様に工具を使わなくても、容易にコック部を組み立て、再使用することができる。
【0030】
従って、構成部品の連結部のシール性を確保しながら、工具を使わなくても容易にコック部を構成する個々の部品を分解、組立することができ、組立状態では洗浄できない細部まで洩れなく丁寧に洗浄することができるとともに、洗浄後のエチルアルコール噴霧による消毒も隅々まで行うことができ、お手入れ性を大幅に向上することができる。それに伴い、毎日営業後に行う部品洗浄の手間を軽減し、容易に部品を清潔に保てるようになるため、使い勝手が大幅に向上される。
【0031】
また、コック33と当接するコックパッキン47のシール部59に、容易にたわむシールリブ下60を円周状に突設するとともに、コック栓46との間に隙間58を設けることにより、コックパッキン47が調理物中の繊維や種等の異物を噛み込んでも、シール部59やシールリブ下60がたわみ、異物により発生する隙間を吸収することができる。
【0032】
さらに、コックパッキン47上部のフランジに全周にわたり、R形状で形成したシールリブ上61を設けることにより、コック栓押さえ51を軽く締めても、あるいはコック栓押さえ51が多少ゆるんでも、シールリブ上61がたわんでコック33とコック栓押さえ51の隙間をつめることができる。そのため、コック33をコックパッキン47で確実にシールすることができ、調理物が漏れるのを防止することができる。
【0033】
また、コック33とコックパッキン47のシール部59を、45°のテーパ形状に形成することにより、コック栓46が駆動時に傾いて偏心しコック33の中心とずれても、コック33とコックパッキン47のシール部59が当接すると、バネ49やコックパッキン47の弾性力や自重により、傾いたコック栓46をコック33の中心に合わそうとする分力が作用し、コック栓46はコック33に調心されるため、シール部59に隙間が発生することはなく、調理物を確実にシールすることができる。
【0034】
また、コック栓46をシール部59に附勢するバネ49を、コック栓46とコック栓押さえ51の間に配設することにより、コックパッキン47が自身の弾性力や自重に加え、さらに強いバネ力でコック33のシール部59に押圧されるため、シール部59に隙間が発生することはなく、調理物を確実にシールすることができる。さらに、ジュース抽出後は倒したコックレバー64を軽く上方へ押すだけで、容易にロックを解除することができ、バネ力によりコックレバー64は自動復帰すると同時に、ジュースの抽出を止めることができる。
【0035】
また、バネ49の両端部50を内径側に曲げるとともに、コック栓46とコック栓押さえ51に、バネ49の内径と嵌合する嵌合リブ55、56を設けることにより、バネ49とコックパッキン47の間にクリアランスを確保しながら、バネ49をコック栓押さえ51にがたつきなく圧入固定することができるため、端面のエッジがユーザーやコックパッキン47に触れ、傷付けるのを防止することができるとともに、バネ49はコック栓押さえ51に圧入固定されるため、分解時にバネ49の落下による紛失を防ぐことができる。
【0036】
また、係止部48の先端にRを付け、装着部57を先細の笠形状に形成して、バネ49のバネ力で、コックパッキン47がコック栓46に装着されるよう構成することにより、うっかりしてコックパッキン47をコック栓46に嵌合させないままコック33中に組み込んでも、コック栓押さえ51を締め付けると、コック栓46がバネ力でコックパッキン47に押圧され、係止部48と装着部57が自動的に嵌合されるため、調理物を確実にシールすることができる。
【0037】
また、コック33に当接リブ54を設け、コック栓押さえ51を所定の位置以上に締めると、当接リブ54がコック栓押さえ51に当接するように構成することにより、コック栓押さえ51の締めすぎを防止することができ、コック栓押さえ51の締めすぎによるコックパッキン47上部のフランジの破れや、それによる調理物の漏れを防止することができる。
【0038】
また、コックレバー64と係合するコック栓46のフック部材62を、金属製の別部材で構成することにより、コックレバー64に誤ってこじり力や衝撃が加わっても、コックレバー64とコック栓46の係合部を構成するフック部材62は容易に変形することがなく、コックレバー64の操作による係合部の摩耗も少ないため、係合部の強度、耐久性を向上し確保することができる。
【0039】
また、コックレバー64に金属製のピン65を材料の弾性を利用して圧入固定するとともに、その外周に金属製のスリーブ67を回転自在に配設して、フック部材62との係合部位を構成することにより、コックレバー64を回動操作しても、フック部材62と嵌合されているスリーブ67は回転せず嵌合位置が固定され、スリーブ67とピン65の間の広い当接面で摺動されるため、接触面の小さいピン65とフック部材62の摩耗や破損を防ぐことができるとともに、スリーブ67とピン65の当接面の摩耗も小さく抑えることができる。
【0040】
さらに、コックレバー64のピン65とスリーブ67の近傍に、コック栓46のフック部材62と嵌合する位置決めリブ68を設けることにより、コックレバー64をフック部材62に係合すると、位置決めリブ68がフック部材62に当接し、コックレバー64の位置が側方にずれるのを防ぐため、コックレバー64が操作時に側方に位置ずれしコック栓46と干渉するのを防止できるとともに、コックレバー64と穴70の位置もずれないため、コックカバー69の着脱も容易に行うことができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、コック部のシール性、強度、耐久性等の信頼性と操作性を向上することができるとともに、工具を使わずにコック部を容易に分解できるため、お手入れ性を大幅に向上することができ、使い勝手を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるミキサーのコック部の断面図
【図2】 同ミキサーの斜視図
【図3】 同ミキサーのコック部を分解した状態を示す斜視図
【図4】 (a)同ミキサーのコックレバーを分解する時の様子を示す斜視図
(b)同ミキサーのコック栓を分解した状態を示す斜視図
【図5】 同ミキサーのコック部の正面図
【図6】 同ミキサーのコック部の詳細断面図
【図7】 従来のミキサーの断面図
【符号の説明】
17 容器台
33 コック
46 コック栓
49 バネ
54 当接リブ
59 シール部
64 コックレバー
65 ピン
67 スリーブ

Claims (7)

  1. モータを内蔵した本体と、容器とカッターと抽出口を具備するとともに前記本体の上に載置される容器台と、前記容器台に取り付けられ調理物を抽出するコックと、前記コック中に駆動自在に配設されるコック栓と、前記コック栓を前記コックに駆動自在に取り付けるコック栓押さえと、前記コック栓に取り付けられると共にゴムで形成され調理物をシールするコックパッキンと、前記コック栓と前記コック栓押さえの間に配設され前記コック栓と前記コックパッキンを下方に附勢するバネと、前記調理物の抽出時に前記コック栓と前記コックパッキンを引き上げて前記シールを解放するコックレバーを備え、前記コックパッキンと前記コックのそれぞれのシール部をテーパ形状に形成し、前記コックパッキンの前記シール部に容易にたわむリブを突設すると共に、前記コックパッキンと前記コック栓との間に隙間を設けたミキサー。
  2. バネの両端を内径側に曲げるとともに、コック栓とコック栓押さえに、前記バネの内径と嵌合するリブを設けた請求項記載のミキサー。
  3. バネのバネ力により、コックパッキンがコック栓に装着されるように構成した請求項または記載のミキサー。
  4. コックにリブを設け、コック栓押さえを所定の位置以上に締めると、前記リブが前記コック栓押さえに当接するように構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のミキサー。
  5. コック栓とコックレバーを係合する部位を、金属製の別部材で構成した請求項1〜4のいずれか1項に記載のミキサー。
  6. コックレバーに金属製のピンを設けるとともに、その外周に金属製のスリーブを回転自在に設けて、コック栓との係合部位を構成した請求項記載のミキサー。
  7. コックレバーのピンとスリーブの近傍に、コック栓の係合部と嵌合するリブを設けた請求項記載のミキサー。
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