JP3938762B2 - 板状構造体、補強材及び板状構造体の製造方法 - Google Patents

板状構造体、補強材及び板状構造体の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合材製の面板部と、該面板部の一面に突設され、前記一面に沿って一方向へ延びた複合材製の補強部とを有する板状構造体、当該板状構造体の製造に使用される補強材、及び前記板状構造体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば航空機の胴体及び翼の外板パネルには、スキンストリンガ構造体と呼ばれる板状構造体が広く用いられている。かかる板状構造体は、CFRP等の複合材料によって主として構成されており、重量当たりの強度(以下、「比強度」という)及び剛性が高いことが特徴である。
【0003】
スキンストリンガ構造体は、スキンと呼ばれる複合材製の面板部と、当該スキンの一面に突設された補強リブであるストリンガと呼ばれる補強部とを有している。このストリンガには、その断面形状がT型、I型、J型、Ω型、ハット型(台形型)等の幾つかの種類のものが存在するが、その生産性、比強度及び剛性の優劣については様々である。
【0004】
スキンストリンガ構造体は、前述したように複合材製であり、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、SiC繊維等の強化繊維に、熱に反応して硬化する性質を有する熱硬化性合成樹脂(マトリックス材料)を含浸させたプリプレグが所要枚数積層され(あるいは一枚のプリプレグがそのまま使用され)たものを前述したような形状に加工して未硬化のスキン及びストリンガを成形し、これをオートクレーブにて加熱して硬化させることによって製造する。このような製造過程のうち、プリプレグの成形段階においては、所要のストリンガの形状に対応した成形治具を使用して、未硬化のストリンガを成形することとなる。
【0005】
図20は、T型のストリンガの成形について説明する模式的断面図である。図20に示す如く、T型のストリンガ101は、断面視において倒立T字状をなすべく、未硬化の状態でその横板部分102を下方へ向けて同じく未硬化のスキン103の上に載置される。かかるT型のストリンガ101は、図20に示すように3つの成形治具104a〜104cによって倒立T字状の形状を維持するように保持され、この状態で加熱されて硬化せしめられる。硬化後には、成形治具104a〜104cが夫々取り外されるが、各成形治具104a〜104cが硬化後のストリンガ101によって囲まれる部分がなく、よってこの成形治具104a〜104cの取り外しは容易に行うことができる。このようにT型のストリンガ101は、その生産性は良好であるものの、他の形状のストリンガに比べて比強度及び剛性が劣るという性質を有している。
【0006】
図21は、I型のストリンガの成形について説明する模式的断面図である。図21に示す如く、I型のストリンガ105は、その先端及び基端に夫々横板部分106a,106bを有しており、このためストリンガ105の側面を支持する成形治具107a,107bは、夫々横板部分106a,106bによって上下に挟まれている。そして、この状態を維持したままストリンガ105が硬化するので、成形治具107a,107bの取り外しが困難であり、従ってI型のストリンガ105は、T型のストリンガ101に比べて比強度及び剛性が優れるものの、生産性が劣る。このことは、J型のストリンガについても同様である。
【0007】
また、比強度及び剛性が高いΩ型のストリンガを有するスキンストリンガ構造体が提案されている(特許文献1参照)。図22は、Ω型のストリンガの成形について説明する模式的断面図である。図22に示す如く、未硬化のΩ型のストリンガ108は、断面形状が略倒立U字状をなし、その湾曲部分において他の部分よりも薄くなされているシリコンゴム製の成形治具109によって、その先端の円管状部分110の中心にフッ素樹脂製又はシリコンゴム製の丸棒状の芯材111を内在させたまま、断面視略Ω形状に維持される。Ω型のストリンガ108はその形状から比強度及び剛性が高く、また成形治具109は、図22に示した状態から上方に引き上げるだけで容易にストリンガ108から取り外すことができる。
【0008】
図23は、ハット型のストリンガの成形について説明する概略斜視図であり、(a)は、その一例を示しており、(b)は、他の例を示している。図23(a)に示す如く、ハット型のストリンガ112もΩ型のストリンガ108と同様に中空であり、このためフッ素樹脂製又はシリコンゴム製の台形棒状の芯材113を包んだ状態で硬化せしめられる。また他の製造方法にあっては、図23(b)に示す如く、フッ素樹脂製又はシリコンゴム製の芯材113の代わりにナイロンバッグ114を未硬化のストリンガ112で包み、ストリンガ112の外側を例えば金属製の型(図示せず)で覆った状態でナイロンバッグ114を空気で膨張させ、ストリンガ112を前記型の内壁に押圧させて台形状を維持したまま硬化させる。
【0009】
【特許文献1】
特許第1622506号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した如き従来のΩ型のストリンガ108又はハット型のストリンガ112を有する板状構造体の製造方法にあっては、ストリンガ108,112の硬化後に芯材111,113を取り外すことが必要であり、これはストリンガ108,112の長さが長い場合、又はスキンストリンガ構造体が湾曲板状をなしている場合などには困難であった。
【0011】
また、ハット型のストリンガ112をナイロンバッグ114を用いて成形した場合には、かかるナイロンバッグ114の一部が板状構造体の硬化の際に空洞の内壁に接合し、ナイロンバッグ114を取り出すときに破れが生じやすく、ナイロンバッグ114の取り出しが困難であった。
【0012】
また、製造したスキンストリンガ構造体は、多くの場合においてストリンガの内部に剥離又はボイド(空隙)等の不良が発生しているか否かを超音波探傷等の検査方法によって検査する必要があるが、Ω型のストリンガ108は円管状部分110が中空であるため、その検査を行うためには前記円管状部分110の空洞を水等の流体で満たすことが必要となり、このための設備がスキンストリンガ構造体のサイズが大きいときには大規模となっていた。かかる理由によりΩ型のストリンガ108にあっては、その検査が実質的に不可能な場合もあった。
【0013】
また、ハット型のストリンガ112をナイロンバッグ114を用いて成形した場合には、ナイロンバッグ114を内在させたまま完成品とする場合もあるが、この場合にはナイロンバッグ114とストリンガ112の壁面との間に空隙が生じやすく、不良検査のために空洞を水等で満たしたときに、前記空隙を水で満たすことができず、このため前記空隙が不良として誤検出されるため、不良検査が実質的に不可能であった。
【0014】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、高い生産性と、高い比強度及び剛性とを両立した板状構造体、当該板状構造体の製造に使用される補強材及び前記板状構造体の製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
また、本発明の他の目的は、容易に不良検査が可能な板状構造体、補強材及び板状構造体の製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る板状構造体は、複合材製の面板部と、該面板部の一面に突設され、前記一面に沿って一方向へ延びた複合材製の補強部とを有する板状構造体において、前記補強部の内部に、その長手方向へ延びた芯材を有することを特徴とする。
【0017】
これにより、補強部から芯材を引き抜く必要がなく、生産性が向上し、しかも高い比強度及び剛性を確保することができる。
【0018】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る板状構造体は、複合材製の面板部と、該面板部の一面に突設され、前記一面に沿って一方向へ延びた複合材製の補強部とを有する板状構造体において、前記補強部が、前記面板部の一面に立設された板状部分と、該板状部分の先端に設けられた中実の棒状部分とを有することを特徴とする。
【0019】
これにより、棒状部分が中実であるため、容易に超音波探傷による不良検査を行うことができる。
【0020】
上記発明においては、前記棒状部分の内部に、その長手方向へ延びた芯材が設けられている構成とすることもできる。
【0021】
このように、板状構造体の構成要素として、芯材を棒状部分に内在させることにより、棒状部分から芯材を引き抜く必要がなく、生産性が向上し、しかも高い比強度及び剛性を確保することができる。
【0022】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る板状構造体は、複合材製の面板部と、該面板部の一面に突設され、前記一面に沿って一方向へ延びた複合材製の補強部とを有する板状構造体において、前記補強部が、その長手方向視における断面が略台形状をなしており、中実とされていること特徴とする。
【0023】
これにより、補強部が中実であるため、容易に超音波探傷による不良検査を行うことができる。
【0024】
この場合においては、前記補強部の内部に、その長手方向へ延びた芯材が設けられている構成とすることもできる。
【0025】
このように、板状構造体の構成要素として、芯材を補強部に内在させることにより、補強部から芯材を引き抜く必要がなく、生産性が向上し、しかも高い比強度及び剛性を確保することができる。
【0026】
上記発明においては、前記芯材が、複合材製であることが好ましい。
【0027】
この場合においては、前記芯材が、前記補強部と同一のマトリックス材料からなる複合材製であることが好ましい。
【0028】
上記発明においては、前記芯材が、前記補強部と同一の複合材によって形成されていることが好ましい。
【0029】
上記発明においては、前記面板部、補強部及び芯材が、CFRP製であることが好ましい。
【0030】
上記発明においては、前記芯材が、発泡材製であることが好ましい。
【0031】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る補強材は、面板の一面に取り付けられることによって、当該面板を補強する一方向へ延びた複合材製の補強材において、前記面板の一面への取付用であり、前記一方向へ延びた板状の取付部分と、該取付部分の幅方向略中央部から立設された板状部分と、該板状部分の先端に設けられた中実の棒状部分とを備えることを特徴とする。
【0032】
また、上記課題を解決するため、本発明に係る補強材は、面板の一面に取り付けられることによって、当該面板を補強する一方向へ延びた複合材製の補強材において、その長手方向視における断面が略台形の棒状をなしており、中実とされていることを特徴とする。
【0033】
これにより、当該補強材を例えば複合材製の面板に取り付けることによって、容易に本発明に係る板状構造体を製造することができる。また、補強材が中実であるため、容易に超音波探傷による当該補強材の不良検査を行うことができる。
【0034】
上記課題を解決するため、本発明に係る板状構造体の製造方法は、一方向へ延びた芯材に一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体を覆い被せて未硬化の補強部を成形し、該未硬化の補強部を、前記芯材を内在させたまま、当該未硬化の補強部がその一面に載置された一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体からなる未硬化の面板部と共に加熱して、未硬化の補強部及び未硬化の面板部を硬化させて板状構造体を製造する板状構造体の製造方法において、前記芯材は、前記補強部と一体的に結合する材料によって構成されており、前記補強部、芯材及び面板部を加熱することにより、前記補強部、芯材及び面板部によって一体的に構成された板状構造体を製造することを特徴とする。
【0035】
これにより、補強部から芯材を引き抜く必要がなく、生産性が向上し、しかも高い比強度及び剛性を確保することができる。また、芯材を引き抜くことによって生じる空間が補強部に存在せず、容易に超音波探傷による不良検査を行うことができる。
【0036】
この場合においては、その長手方向視における断面が略U字状をなし、その湾曲部分が他の部分に比して薄くなされている一方向へ延びた弾性材料製の成形治具を平板状に展開し、当該平板状に展開された成形治具の上面に、一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体を載置し、当該一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体の上面であって、前記成形治具の屈曲部分の上方部分に、一方向へ延びた芯材を前記成形治具の長手方向にその長手方向を合わせて載置し、その長手方向視における断面が略U字状となるまで前記成形治具の形状を復帰させて、前記芯材に一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体を覆い被せて未硬化の補強部を成形することができる。
【0037】
上記発明においては、前記芯材が、プリプレグを巻回して棒状に形成したものであり、前記未硬化の補強部を、前記芯材を内在させたまま、前記未硬化の面板部と共に加熱することによって、未硬化の補強部及び未硬化の面板部と共に前記芯材を硬化させることがこのましい。
【0038】
上記発明においては、前記芯材が、硬化済みの複合材製の棒体であることが好ましい。
【0039】
上記発明においては、前記芯材が、前記補強部と同一のマトリックス材料からなる複合材製であることが好ましい。
【0040】
上記発明においては、前記芯材が、前記補強部と同一の複合材によって形成されていることが好ましい。
【0041】
上記発明においては、前記面板部、補強部及び芯材が、CFRP製であることが好ましい。
【0042】
上記発明においては、前記芯材が、発泡材製であることが好ましい。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る板状構造体及びその製造方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0044】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る板状構造体の構成を示す斜視図であり、図2はその正面断面図である。図1に示す如く、本実施の形態1に係る板状構造体1は、スキン(面板部)2と、当該スキン2の上面に所定のピッチで平行に設けられたストリンガ(補強部)3と、ストリンガ3に内在せしめられている芯材4とによって主として構成されている。スキン2,ストリンガ3及び芯材4は、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維、SiC繊維等の強化繊維と熱硬化性合成樹脂であるマトリックス材料とからなる同一の複合材料によって夫々構成されている。これにより、スキン2,ストリンガ3及び芯材4の境界面において剥離が生じにくく、強度、剛性及び経時劣化等の点で優れた性能を呈することととなる。なお、スキン2,ストリンガ3及び芯材4は夫々同一の複合材料性でなくても、互いに一体的に結合する複合材料であれば相違する材料によって構成した場合であっても、同様の良好な効果を得ることができる。例えば、同一のマトリックス材料と相異なる種類の強化繊維とによって構成された2種類又は3種類の複合材料によって、スキン2,ストリンガ3及び芯材4を夫々構成してもよく、この場合にはマトリックス材料が同一であるので、後述するような熱硬化の際にスキン2,ストリンガ3及び芯材4が一体的に結合することとなる。その他、マトリックス材料が異なるものであって、熱硬化の際に互いに一体的に結合する性質の異種複合材料を使用しても同様の効果を得ることができる。また、使用用途によっては、熱硬化の際の結合力がある程度低い異種複合材料によって、スキン2,ストリンガ3及び芯材4を構成してもよい。また、芯材4を複合材製とすることには限定されず、例えば、アルミニウム等の金属製の棒体を芯材として使用してもよい。
【0045】
図2に示す如く、ストリンガ3は、その長手方向視における断面が略Ω形状をなしており、その基端部にスキン2への取付用の横板部分5を有し、その横板部分5の幅方向中央部分から縦板部分(本発明に係る板状部分)6が立設せしめられており、その縦板部分6の先端に丸棒状部分(本発明に係る棒状部分)7が設けられた構成となっている。丸棒状部分7の内部には、円形断面の芯材4が同軸的に設けられており、これによって丸棒状部分7が中実となっている。なお、前述したようにストリンガ3と芯材4とが一体的に結合した場合には、丸棒状部分7と芯材4との境界部分が判別できないことがある。このように、丸棒状部分7が中実となっているので、本発明の実施の形態1に係る板状構造体1は、超音波探傷による不良検査を容易に適用することができる。
【0046】
次に、本発明の実施の形態1に係る板状構造体1の製造方法について説明する。図3〜図12は、本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。本実施の形態1に係る板状構造体1の製造方法にあっては、まず図3に示す如く、その長手方向視における断面形状が略U字状をなす成形治具8を、支持用治具9にて支持する。成形治具8は、後述する加熱工程における加熱温度での耐熱性を有しているシリコンゴム製であり、成形するストリンガ3と同程度以上の長さを有している。また、成形治具8の内底部分には正面視において略円形の凹部10が設けられており、これにより湾曲部分11が他の部分よりも薄くなしてある。更に、成形治具8の前記湾曲部分11から上方へ延びた2つの直線部分12の上端からは、外側へ鍔部13が夫々突設されており、当該鍔部13の下面には、その長手方向に並んだ複数の嵌合穴14が夫々開設されている。2つの支持用治具9は、夫々成形治具8と同程度の長さを有しており、成形治具8の2つの直線部分12を丁度挟むことができる程度に離隔せしめられていて、その上面の前記嵌合穴14に対応する位置には、夫々嵌合穴14より若干小さい大きさの嵌合突起15が突設されている。そして、図4に示す如く、両方の支持用治具9の間に2つの直線部分12が挟まるように成形治具8を支持用治具9の間に挿入し、嵌合突起15を嵌合穴14に嵌合させることにより、支持用治具9に成形治具8を取り付ける。
【0047】
支持用治具9は、図5に示す如く、起立した位置まで夫々傾動することが可能であるように構成されている。そして、成形治具8を支持用治具9に取り付けた状態のまま、支持用治具9を起立位置まで夫々傾動させることにより、成形治具8の湾曲部分11を直線的に延びた状態となるまで、即ち平板状に展開する。
【0048】
更に図6に示す如く、このように平板状に展開された成形治具8の上面に、プリプレグ積層体16を載置する。このプリプレグ積層体16は、上述したような強化繊維の織布に、熱硬化性樹脂であるマトリックス材料を含浸させたシート状のプリプレグを複数積層したものである。なお、プリプレグには、強化繊維を互いに交差するように織り込んだ織布に熱硬化性樹脂を含浸させたものの他、一方向へ引き揃えた強化繊維に熱硬化性樹脂を含浸させたものも使用することができる。
【0049】
また、図6に示すように、プリプレグ積層体16のうちの一部(丸棒状部分7に対応する部分)のみを他の部分よりも厚くしてもよいし、全体で均一な厚さとしてもよい。また、プリプレグ積層体16ではなく、必要な厚さを満たしていれば、一のプリプレグをそのまま使用してもよい。
【0050】
次に、図7に示す如く、芯材4をプリプレグ積層体16の凹部10に対応する箇所の上方、即ちプリプレグ積層体16の幅方向中央部の上方に位置させる。更に具体的には、上下方向に移動させることが可能であるように構成された吸着治具17が、2つの支持用治具9の中間位置の上方に設けられており、当該吸着治具17によって芯材4を吸着支持することにより、前述した位置に芯材4を位置させるようになっている。吸着治具17は、支持用治具9の長さと略同一の長さを有しており、上下方向に延びた複数の吸着孔18が長手方向に並設されていて、各吸着孔18が外部に設けられた真空ポンプ(図示せず)に繋がっており、当該真空ポンプによって真空吸引されることにより、吸着治具17の下面に当接せしめられた芯材4が吸着支持されるようになっている。また、本実施の形態1に係る板状構造体1の製造方法では、芯材4に硬化済みの複合材料ロッドを用いている。
【0051】
かかる芯材4を、吸着治具17と一体的に降下させてプリプレグ積層体16の上面に当接させ、この状態を維持したまま、支持用治具9を前述とは逆方向へ傾動させて、プリプレグ積層体16の幅方向中央部分を前記凹部10に沿わせて湾曲させる(図8参照)。
【0052】
更に支持用治具9の傾動を進行させると共に、吸着治具17の芯材4の吸着を解除し、吸着治具17のみを引き上げる。吸着治具17がプリプレグ積層体16に挟まれないようにかかるプリプレグ積層体16の上方へ退避させ、前述した縦板部分6を形成すべく、プリプレグ積層体16のうち両方の直線部分12に載置されている箇所同士を密着させる(図9参照)。
【0053】
また、図8,9に示す如く、吸着治具17の両側方には夫々三角形断面を有する棒状の屈曲用治具19が設けられている。かかる屈曲用治具19は、三角形断面の下方内側の一頂点を中心として回動することが可能に構成されており、図10に示す如く、これらの屈曲用治具19を夫々回動させることによって、成形治具8から上方に突出したプリプレグ積層体16の両端部を成形治具8の上端面に押し付けて、前述した横板部分5を成形する。
【0054】
そして、吸着治具17及び屈曲用治具19を上方へ退避させ(図11参照)、更に成形治具8を支持用治具9から取り外すことによって(図12参照)、未硬化のストリンガ20を成形することができる。
【0055】
なお、かかる成形工程に限定するものではなく、同様の構成のストリンガを成形することが可能であれば、他の成形工程を使用してもよい。
【0056】
図13は、本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。上述したような未硬化のストリンガ20の成形工程を経た後、次のような加熱工程を実行する。かかる加熱工程においては、まず定盤21の上面にプリプレグ積層体からなる未硬化のスキン22を載置し、更に当該未硬化のスキン22の上面に所定のピッチで未硬化のストリンガ20を平行に載置する。このとき、未硬化のストリンガ20は前述した成形治具8が取り付けられたままの状態とする。また、各未硬化のストリンガ20の間には、プレート23を敷き詰める。そして、成形治具8及びプレート23をブリーザネット24及びナイロンバッグ25で被覆し、定盤21とナイロンバッグ25との間をシール材26によってシールする。ナイロンバッグ25には排気口27が設けられており、かかる排気口27に図示しない真空ポンプが接続されていて、ナイロンバッグ25の内部を真空吸引しつつ、オートクレーブ(図示せず)の内部で、かかる状態の未硬化のスキン22及び未硬化のストリンガ20を、所要時間、所要温度及び所要圧力で加熱・加圧する。これにより、未硬化のスキン22及び未硬化のストリンガ20が硬化し、スキン2,ストリンガ3及び芯材4が一体的に接合される。
【0057】
そして、ナイロンバッグ25から硬化させた板状構造体1を成形治具8及びプレート23が取り付けられたままの状態で取り出し、成形治具8及びプレート23を取り外すことによって、製品たる板状構造体1を得る。
【0058】
このとき、成形治具8は上方へ引き上げるだけで容易にストリンガ3から取り外すことができ、また芯材4を引き抜く必要がないので、容易に板状構造体1を製造することができる。
【0059】
また、強化繊維とマトリックス材料とからなる複合材料は、熱膨張及び熱収縮が殆ど発生せず、従って熱硬化によってスキン2,ストリンガ3及び芯材4の間に剥離が生じることが殆どない。よって完成品の板状構造体1に不良が発生し難い。
【0060】
また、本実施の形態1に係る板状構造体1にあっては、ストリンガ3の内部に芯材4が設けられ、ストリンガ3が中実とされていることにより、同一形状及び同一サイズのストリンガであって、芯材4が設けられておらずその内部に空洞を有する従来の板状構造体と比べて強度及び剛性が向上する。このため、同程度の強度及び剛性を確保する場合には、従来の板状構造体に比べて小型化、軽量化を図ることができる。
【0061】
(実施の形態2)
図14は、本発明の実施の形態2に係る芯材の成形について説明する模式的斜視図である。図14に示す如く、本実施の形態2に係る板状構造体の製造方法にあっては、硬化済みの複合材料ロッドの芯材4の代わりに、プリプレグを巻回してロッド状に成形し、これを未硬化の芯材31として使用する。本実施の形態2に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程は、実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程において、芯材4の代わりに未硬化の芯材31を使用した場合と同様であるので、その説明を省略する。なお、かかる成形工程に限定するものではなく、同様の構成のストリンガを成形することが可能であれば、他の成形工程を使用してもよい。
【0062】
図15は、本発明の実施の形態2に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。図15に示す如く、実施の形態1と同様の態様で、オートクレーブ内に未硬化のストリンガ20、未硬化のスキン22及び未硬化の芯材31をナイロンバッグ25で包んだものを載置し、これを所要時間、所要温度及び所要圧力で加熱・加圧する。これにより、未硬化のスキン22及び未硬化のストリンガ20と共に未硬化の芯材31が硬化し、スキン2,ストリンガ3及び芯材4が一体的に接合される。このように、柔軟な未硬化の芯材31を用いてストリンガ3を成形することにより、様々な形状の板状構造体1を容易に製造することができる。
【0063】
本実施の形態2に係る製造方法によって製造した板状構造体1の構成及び作用効果は、実施の形態1に係る製造方法によって製造した板状構造体1の構成及び作用効果と同様であるので、その説明を省略する。
【0064】
(実施の形態3)
図16は、本発明の実施の形態3に係る板状構造体の構成を示す正面断面図である。本実施の形態3に係る板状構造体41は、複合材製の芯材4の代わりに、発泡材製の芯材42がストリンガ3に内在されている。
【0065】
このような板状構造体41は、発泡材製の芯材42の内部に多くの気泡を含んでいるが、例えば超音波探傷による不良検査においては、不良のない板状構造体41のテストピースを用意し、このテストピースに対して不良検査を実行したときに得られた結果に基づいて不良検査の合格値を設定すれば、超音波探傷による不良検査を容易に適用することができる。
【0066】
本実施の形態3に係る板状構造体41のその他の構成及び作用効果は、実施の形態1に係る板状構造体1の構成及び作用効果と同様であるので、その説明を省略する。
【0067】
本実施の形態3に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程は、実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程において、芯材4の代わりに発泡材製の芯材42を使用した場合と同様であるので、その説明を省略する。なお、かかる成形工程に限定するものではなく、同様の構成のストリンガを成形することが可能であれば、他の成形工程を使用してもよい。
【0068】
図17は、本発明の実施の形態3に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。図17に示す如く、実施の形態1と同様の態様で、オートクレーブ内に未硬化のストリンガ20、未硬化のスキン22及び発泡材製の芯材42をナイロンバッグ25で包んだものを載置し、これを所要時間、所要温度及び所要圧力で加熱・加圧する。これにより、未硬化のスキン22及び未硬化のストリンガ20が硬化し、スキン2,ストリンガ3及び芯材42が一体的に接合される。このように、柔軟な発泡材製の芯材42を用いてストリンガ3を成形することにより、様々な形状の板状構造体1を容易に製造することができる。
【0069】
また、芯材42は熱によって膨張・収縮するが、発泡材製であるため柔軟であり、弾力性を有しており、熱膨張・熱収縮の際にストリンガ3の空洞の形状に合わせて変形するため、熱硬化によってストリンガ3及び芯材42の間に剥離が生じることが殆どない。
【0070】
また、以上の実施の形態1〜3においては、ストリンガ3,芯材4,42及びスキン2が一体的に結合した板状構造体1,41の構成及びその製造方法について述べたが、ストリンガの成形工程を終えた後に、未硬化のストリンガ20を未硬化のスキン22ではなく例えば定盤21にそのまま載置し、これをオートクレーブによって加熱硬化させて、ストリンガ3と芯材4,42とが一体的に結合した本発明に係る補強材を製造してもよい。かかる補強材を予め製造しておけば、これを例えば複合材製の面板上に取り付けることによって、容易に板状構造体1,41を製造することができる。また、補強材の内部が中実とされているため、実施の形態1〜3に係る板状構造体1,41と同様に、容易に超音波探傷による当該補強材の不良検査を行うことができる。
【0071】
(実施の形態4)
図18は、本発明の実施の形態4に係る板状構造体の構成を示す概略斜視図である。図18に示す如く、本実施の形態4に係る板状構造体51は、スキン(面板部)52と、当該スキン52の上面に所定のピッチで平行に設けられたストリンガ(補強部)53と、ストリンガ53とスキン52との間に内在せしめられている芯材54とによって主として構成されている。スキン52及びストリンガ53は、実施の形態1で説明したスキン2及びストリンガ3と同様の複合材料によって構成されており、芯材54は、実施の形態3で説明した芯材42と同様の発泡材料によって構成されている。
【0072】
図18に示す如く、ストリンガ53は、その長手方向視における断面が略台形状をなしており、断面視台形状の凹部55が下方に向けて開口すべく、略同一の厚さで全体が形成されている。また、ストリンガ53の下端の両側には鍔状の横板部分56が外側へ突設してあり、かかる横板部分56がスキン52の上面に接合せしめられている。また、芯材54は、ストリンガ53の凹部55の形状に合致した台形棒状をなしており、ストリンガ53の内壁及びスキン52の上面に接合せしめられている。
【0073】
このような板状構造体51は、発泡材製の芯材54の内部に多くの気泡を含んでいるが、例えば超音波探傷による不良検査においては、不良のない板状構造体51のテストピースを用意し、このテストピースに対して不良検査を実行したときに得られた結果に基づいて不良検査の合格値を設定すれば、超音波探傷による不良検査を容易に適用することができる。
【0074】
次に、本発明の実施の形態4に係る板状構造体51の製造方法について説明する。図19は、本発明の実施の形態4に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。本実施の形態4に係る板状構造体51の製造方法にあっては、定盤57の上に、プリプレグ積層体からなる未硬化のスキン58を載置し、更に当該未硬化のスキン58の上面に所定のピッチで発泡材製の芯材54を平行に載置する。更に、芯材54の上からプリプレグ積層体からなる未硬化のストリンガ59を、芯材54の形状に合わせて被せるように載置する。そして、未硬化のスキン58及び未硬化のストリンガ59をブリーザネット60及びナイロンバッグ61で被覆し、定盤57とナイロンバッグ61との間をシール材62によってシールする。ナイロンバッグ61には排気口63が設けられており、かかる排気口63に図示しない真空ポンプが接続されていて、ナイロンバッグ61の内部を真空吸引しつつ、オートクレーブ(図示せず)の内部で、かかる状態の未硬化のスキン58及び未硬化のストリンガ59を、所要時間、所要温度及び所要圧力で加熱・加圧する。これにより、未硬化のストリンガ59が芯材54へと押し付けられ、芯材54の形状に合致した形状となり、また未硬化のスキン58及び未硬化のストリンガ59が硬化し、スキン52,ストリンガ53及び芯材54が一体的に接合される。このように、柔軟な発泡材製の芯材54を用いてストリンガ53を成形することにより、様々な形状の板状構造体51を容易に製造することができる。
【0075】
そして、ナイロンバッグ61から硬化させた板状構造体51を取り出すことによって、製品たる板状構造体51を得る。
【0076】
また、芯材54は熱によって膨張・収縮するが、発泡材製であるため柔軟であり、弾力性を有しており、熱膨張・熱収縮の際にストリンガ53の凹部55の形状に合わせて変形するため、熱硬化によってストリンガ53及び芯材54の間に剥離が生じることが殆どない。
【0077】
なお、本実施の形態4においては、芯材54を発泡材料によって構成したものについて述べたが、これに限定されるものではなく、芯材54を複合材料によって構成してもよい。また、この場合においては、スキン52及びストリンガ53と同一の複合材料によって芯材54を構成してもよく、又は同一のマトリックス材料からなる複合材料によって構成してもよい。かかる場合には、スキン52及びストリンガ53と芯材とが熱硬化によって一体的に接合されることとなり、剥離等の不良が生じにくい。また、ストリンガ53の内部が空洞でないため、超音波探傷による不良検査を容易に適用することができる。
【0078】
また、以上の実施の形態4においては、ストリンガ53,芯材54及びスキン52が一体的に結合した板状構造体51の構成及びその製造方法について述べたが、未硬化のストリンガ59を未硬化のスキン58ではなく例えば定盤57にそのまま載置し、これをオートクレーブによって加熱硬化させて、ストリンガ53と芯材54とが一体的に結合した本発明に係る補強材を製造してもよい。かかる補強材を予め製造しておけば、これを例えば複合材製の面板上に取り付けることによって、容易に板状構造体51を製造することができる。また、補強材の内部が中実とされているため、実施の形態4に係る板状構造体51と同様に、容易に超音波探傷による当該補強材の不良検査を行うことができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明に係る板状構造体及びその製造方法による場合は、補強部から芯材を引き抜く必要がなく、従って板状構造体の生産性が向上し、しかも板状構造体の比強度及び剛性を高く確保することができる。
【0080】
また、補強部が中実であるため、容易に超音波探傷による不良検査を行うことができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の構成を示す正面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法のストリンガの成形工程を説明する模式的正面図である。
【図13】本発明の実施の形態1に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係る芯材の成形について説明する模式的斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態2に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係る板状構造体の構成を示す正面断面図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。
【図18】本発明の実施の形態4に係る板状構造体の構成を示す概略斜視図である。
【図19】本発明の実施の形態4に係る板状構造体の製造方法の加熱工程を説明する模式的正面断面図である。
【図20】従来のT型のストリンガの成形について説明する模式的断面図である。
【図21】従来のI型のストリンガの成形について説明する模式的断面図である。
【図22】従来のΩ型のストリンガの成形について説明する模式的断面図である。
【図23】従来のハット型のストリンガの成形について説明する概略斜視図であり、(a)は、その一例を示しており、(b)は、他の例を示している。
【符号の説明】
1 板状構造体
2 スキン(面板部)
3 ストリンガ(補強部)
4 芯材
5 横板部分
6 縦板部分(板状部分)
7 丸棒状部分(棒状部分)
8 成形治具
9 支持用治具
10 凹部
11 湾曲部分
12 直線部分
13 鍔部
14 嵌合穴
15 嵌合突起
16 プリプレグ積層体
17 吸着治具
18 吸着孔
19 屈曲用治具
20 未硬化のストリンガ(未硬化の補強部)
21 定盤
22 未硬化のスキン(未硬化の面板部)
23 プレート
24 ブリーザネット
25 ナイロンバッグ
26 シール材
27 排気口
31 未硬化の芯材
41 板状構造体
42 芯材
51 板状構造体
52 スキン(面板部)
53 ストリンガ(補強部)
54 芯材
55 凹部
56 横板部分
57 定盤
58 未硬化のスキン(未硬化の面板部)
59 未硬化のストリンガ(未硬化の補強部)
60 ブリーザネット
61 ナイロンバッグ
62 シール材
63 排気口

Claims (14)

  1. 複合材製の面板部と、
    該面板部の一面に突設され、前記一面に沿って一方向へ延びた複合材製の補強部とを有する板状構造体において、
    前記補強部の内部に、その長手方向へ延びた芯材を有し、該芯材は、硬化済みの複合材製の中実棒体であることを特徴とする板状構造体。
  2. 複合材製の面板部と、
    該面板部の一面に突設され、前記一面に沿って一方向へ延びた複合材製の補強部とを有する板状構造体において、
    前記補強部が、前記面板部の一面に立設された板状部分と、該板状部分の先端に設けられた棒状部分とを有し、
    該棒状部分の内部に、その長手方向へ延びた芯材が設けられ、該芯材は、硬化済みの複合材製の中実棒体であることを特徴とする板状構造体
  3. 複合材製の面板部と、
    該面板部の一面に突設され、前記一面に沿って一方向へ延びた複合材製の補強部とを有する板状構造体において、
    前記補強部が、その長手方向視における断面が略台形状をなしており、中実とされ
    前記補強部の内部に、その長手方向へ延びた芯材が設けられ、該芯材は、硬化済みの複合材製の中実棒体であること特徴とする板状構造体
  4. 前記芯材は、前記補強部と同一のマトリックス材料からなる複合材製である請求項に記載の板状構造体。
  5. 前記芯材は、前記補強部と同一の複合材によって形成されている請求項に記載の板状構造体。
  6. 前記面板部、補強部及び芯材は、CFRP製である請求項乃至の何れかに記載の板状構造体
  7. 面板の一面に取り付けられることによって、当該面板を補強する一方向へ延びた複合材製の補強材において、
    前記面板の一面への取付用であり、前記一方向へ延びた板状の取付部分と、
    該取付部分の幅方向略中央部から立設された板状部分と、
    該板状部分の先端に設けられた棒状部分とを備え
    該棒状部分の内部に、その長手方向へ延びた芯材が設けられ、該芯材は、硬化済みの複合材製の中実棒体であることを特徴とする補強材。
  8. 面板の一面に取り付けられることによって、当該面板を補強する一方向へ延びた複合材製の補強材において、
    その長手方向視における断面が略台形の棒状をなしており、内部に、その長手方向へ延びた芯材が設けられ、該芯材は、硬化済みの複合材製の中実棒体であることを特徴とする補強材。
  9. 一方向へ延びた芯材に一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体を覆い被せて未硬化の補強部を成形し、該未硬化の補強部を、前記芯材を内在させたまま、当該未硬化の補強部がその一面に載置された一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体からなる未硬化の面板部と共に加熱して、未硬化の補強部及び未硬化の面板部を硬化させて板状構造体を製造する板状構造体の製造方法において、
    前記芯材は、前記補強部と一体的に結合する硬化済みの複合材製の中実棒体によって構成されており、前記補強部、芯材及び面板部を加熱することにより、前記補強部、芯材及び面板部によって一体的に構成された板状構造体を製造することを特徴とする板状構造体の製造方法。
  10. その長手方向視における断面が略U字状をなし、その湾曲部分が他の部分に比して薄くなされている一方向へ延びた弾性材料製の成形治具を平板状に展開し、
    当該平板状に展開された成形治具の上面に、一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体を載置し、
    当該一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体の上面であって、前記成形治具の屈曲部分の上方部分に、一方向へ延びた前記芯材を前記成形治具の長手方向にその長手方向を合わせて載置し、
    その長手方向視における断面が略U字状となるまで前記成形治具の形状を復帰させて、前記芯材に一のプリプレグ又は複数のプリプレグの積層体を覆い被せて未硬化の補強部を成形する請求項に記載の板状構造体の製造方法。
  11. 前記芯材は、プリプレグを巻回して棒状に形成したものであり、前記未硬化の補強部を、前記芯材を内在させたまま、前記未硬化の面板部と共に加熱することによって、未硬化の補強部及び未硬化の面板部を硬化させる請求項又は10に記載の板状構造体の製造方法
  12. 前記芯材は、前記補強部と同一のマトリックス材料からなる請求項11に記載の板状構造体の製造方法。
  13. 前記芯材は、前記補強部と同一の複合材によって形成されている請求項11に記載の板状構造体の製造方法。
  14. 前記面板部、補強部及び芯材は、CFRP製である請求項11に記載の板状構造体の製造方法
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