JP3938145B2 - 電子メール代理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、電子メールに対してウィルスチェックなどの付加サービスをメールサーバ側で実施するための電子メール代理(Proxy)装置に関する。
メールサーバは、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を使用して、ユーザ端末や他のメールサーバから送られてきたメールを受信し、受信したメールを目的のメールサーバへ配信したり、或いはメールボックスへ保存するサービスを提供する。近年、このような基本サービスとは別に、ウィルスチェックなどの付加サービスをメールサーバ側で実施することが行われている。
電子メールに対する付加サービスをメールサーバ側で実施する従来技術の一例が特許文献1に記載されている。この従来技術は、図6に示すように、インターネット104に接続されたメールサーバ101と、このメールサーバ101に接続されたデータベース102、メールボックス103および各種サーバ部105とから構成される。
各種サーバ部105は、ウィルス削除サーバ1051、ウィルスメール削除サーバ1052、コンテンツフィルタ削除サーバ1053、コンテンツフィルタ返信サーバ1054、スパムチェックサーバ1055、その他の付加サービスサーバ1056を含む。
ウィルス削除サーバ1051は、メールサーバ101から送られてきたメールを受信し、そのメールにウィルスが含まれていないかどうかをチェックし、このチェックの結果、ウィルスが含まれていれば削除し、ウィルス削除後のメールをメールサーバ101へ返信する。
ウィルスメール削除サーバ1052は、メールサーバ101から送られてきたメールを受信し、そのメールにウィルスが含まれていないかどうかをチェックし、このチェックの結果、ウィルスが含まれているメールは削除し、ウィルスの含まれていないメールだけをメールサーバ101に返信する。
コンテンツフィルタ削除サーバ1053は、メールサーバ101から送られてきたメールを受信し、予めコンテンツフィルタに登録されている文字列が含まれていないかどうかをチェックし、このチェックの結果、コンテンツフィルタに登録されている文字列が含まれているメールは削除し、そのような文字列が含まれていないメールだけをメールサーバ101に返信する。
コンテンツフィルタ返信サーバ1054は、メールサーバ101から送られてきたメールを受信し、予めコンテンツフィルタに登録されている文字列が含まれていないかどうかをチェックし、このチェックの結果、コンテンツフィルタに登録されている文字列が含まれているメールは送信者に返信し、そのような文字列が含まれていないメールだけをメールサーバ101に返信する。
スパムチェックサーバ1055は、メールサーバ101から送られてきたメールを受信し、そのメールが無差別に発信されるスパムメール(Spam Mail)でないかどうかをチェックし、このチェックの結果、スパムメールは削除し、スパムメール以外のメールだけをメールサーバ101に返信する。
データベース102には、ユーザが利用契約している付加サービスが登録されている。
次に、このように構成された従来の電子メールシステムの動作を説明する。
インターネット104を通じてユーザ端末あるいは他のメールサーバからメールを受信したメールサーバ101は、そのメールの送信アドレスや受信アドレスから、データベース102を参照して、メール送信者あるいはメール受信者のユーザが利用契約している付加サービスを判断し、利用契約している付加サービスに対応するヘッダをメールに追加する。例えば、受信メールに対して、ウィルス削除機能、コンテンツフィルタ削除機能、スパムチェック機能の3つの付加サービスを使用契約しているユーザ宛のメールの場合、これら3つの機能に対応するヘッダをメールに追加し、更に、新規受信メールと機能を利用したメールを区別するために機能終了ヘッダを追加する。また、送信メールに対して、ウィルスメール削除機能、コンテンツフィルタ返信機能の2つの付加サービスの使用契約をしているユーザが送信したメールの場合、これら2つの機能に対応するヘッダと機能終了ヘッダとをメールに追加する。
次にメールサーバ101は、ヘッダを読み込んで利用する付加サービスを判断し、その付加サービスを提供するサーバ1051〜1056にメールを送信し、付加サービスサーバからメールが返信されてきたら対応するヘッダを削除する処理を、機能終了ヘッダを読み込むまで繰り返すことにより、ユーザが使用契約した付加サービスを実行する。
例えば、受信メールに対して、ウィルス削除機能、コンテンツフィルタ削除機能、スパムチェック機能の3つの付加サービスに対応するヘッダがその順に付加されている場合、まずメールサーバ101は、ウィルス削除サーバ1051にメールを送信し、ウィルス削除サーバ1051からメールが返信されると、ウィルス削除機能に対応するヘッダを削除し、次のコンテンツフィルタ削除機能に対応するヘッダに従って、メールをコンテンツフィルタ削除サーバ1053に送信する。同様に、コンテンツフィルタ削除サーバ1053からメールが返信されると、コンテンツフィルタ削除機能に対応するヘッダを削除し、次のスパムチェック機能に対応するヘッダに従って、メールをスパムチェックサーバ1055に送信し、スパムチェックサーバ1055からメールが返信されると、スパムチェック機能に対応するヘッダを削除する。そして、次のヘッダが機能終了ヘッダであることを認識すると、そのメールをユーザのメールボックス103へ格納する。
また、送信メールに対して、ウィルスメール削除機能、コンテンツフィルタ返信機能の2つの付加サービスに対応するヘッダがその順に付加されている場合、まずメールサーバ101は、ウィルスメール削除サーバ1052にメールを送信し、ウィルスメール削除サーバ1052からメールが返信されると、ウィルスメール削除機能に対応するヘッダを削除し、次のコンテンツフィルタ返信機能に対応するヘッダに従って、メールをコンテンツフィルタ返信サーバ1054に送信する。そして、コンテンツフィルタ返信サーバ1054からメールが返信されると、コンテンツフィルタ返信機能に対応するヘッダを削除し、次のヘッダが機能終了ヘッダであることを認識して、メールを適切な他のメールサーバへ配信する。
このように特許文献1に記載される従来技術では、メールサーバ101がデータベース102を参照してユーザが利用契約している付加サービスを判断し、利用契約されている付加サービスに対応するヘッダをメールに付加することによりメール自身に自らが受ける付加サービスの種類を保持させる。そして、メールサーバ101が各ヘッダを参照して、該当する付加サービスを提供する付加サービスサーバ1051〜1056へメールを振り分けることにより、各ユーザに対して、そのユーザが利用契約した付加サービスだけを提供することを可能にしている。
特開2003−218944号公報
上述した特許文献1に記載される従来技術によれば、メール送信者あるいはメール受信者のユーザに対して、そのユーザが利用契約した付加サービスをメールサーバ側で提供することが可能である。しかしながら、以下のような課題がある。
付加サービスを提供するためにメールサーバに大幅に手を加える必要があり、また付加サービスによってメールサーバの負荷が高まる。その理由は、メール送信者あるいはメール受信者が利用契約している付加サービスの決定、決定された付加サービスを提供する付加サービスサーバへのメールの送信などの処理を、メールサーバ自身が実行しなければならず、メールサーバが付加サービスの提供に深く関与しているためである。
メールに対して付加サービスに応じたヘッダを追加する必要がある。その理由は、利用する付加サービスに対応するヘッダをメールに付加することによりメール自身に自らが受ける付加サービスの種類を保持させ、メールサーバがそのヘッダを参照して、該当する付加サービスを提供する付加サービスサーバへメールを振り分けるようにしているためである。付加サービス終了後にそのヘッダは削除されるとは言え、ユーザのメールに対して特殊なヘッダを付加することは極力避けることが望ましい。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、電子メールに対する付加サービスをメールサーバに全く依存しない形態で実現することにある。
本発明の別の目的は、メール自体に特殊なヘッダを付加するなどの加工を一切行わずに、電子メールに対する付加サービスの提供を可能にすることにある。
本発明の電子メール代理装置は、SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置され、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信する汎用受信ポートと付加サービスを提供する付加サービスサーバ毎に設けられた受信ポートとを備え、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信し、メール送信者あるいはメール受信者が利用契約している付加サービスを決定し、該決定した付加サービスを提供する付加サービスサーバへメールリレー制御を、予め定められた付加サービスの適用順番とメール受信を行った受信ポートの情報とに基づいて実行し、付加サービスの適用を終えたメールを前記メールサーバに送信する。より具体的には、第1の電子メール代理装置は、SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送られてくるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信するメール受信部と、前記メール受信部で受信されたメールの送信者および受信者の少なくとも一方のユーザを判別する送受信者判別部と、ユーザが利用契約している付加サービスの種類を調べる顧客情報問い合わせ部と、予め定められた付加サービスの適用順番と前記顧客情報問い合わせ部によって判明した付加サービスの種類と前記メールの受信ポートの種類とに基づいて、前記メールに対して実行すべき付加サービスが残っているかどうか、及び、残っている場合には次に実行すべき付加サービスはどれであるかを判断し、実行すべき付加サービスが残っていない場合には前記メールのリレー先を前記メールサーバに決定し、残っている場合には前記メールのリレー先を次に実行すべき付加サービスを提供する付加サービスサーバに決定するメールリレー制御部と、前記メールリレー制御部で決定されたリレー先に前記メールを送信するメール送信部とを備えている。
また、本発明の第2の電子メール代理装置は、第1の電子メール代理装置において、前記メール受信部に代えて、SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信する負荷分散装置から分配される前記メールを受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送信されて前記負荷分散装置で受信され前記負荷分散装置から分配されるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信するメール受信部を備えている。
本発明の電子メール代理装置によれば、電子メールに対する付加サービスをメールサーバに全く依存しない形態で実現することができる。その理由は、電子メール代理装置が、メールサーバに送られてくるメールを代理で受信し、メール送信者あるいはメール受信者が利用契約している付加サービスを決定し、この決定した付加サービスを提供する付加サービスサーバへメールをリレーする制御を実行し、付加サービスの適用を終えたメールをメールサーバに送信するからである。これにより、付加サービスを提供するためにメールサーバに大幅に手を加える必要がなくなり、また運用中に付加サービスによってメールサーバの負荷が高まる心配もなくなる。
メール自体に特殊なヘッダを付加するなどの加工を一切行わずに、電子メールに対する付加サービスの提供が可能になる。その理由は、付加サービスの適用順序を予め定めると共に、付加サービスサーバから送られてくるメールを受信するポートを付加サービスサーバに1対1に対応する専用受信ポートとし、メールを受信した専用受信ポートに基づいて、そのメールに対して適用された付加サービスの種類を判定するからである。
図1を参照すると、本発明の実施の形態にかかる電子メールシステムは、メールサーバ1の前段に電子メール代理装置2が設けられており、この電子メール代理装置2に、複数の付加サービスサーバ3−1〜3−nおよび顧客管理システム4が接続されている。付加サービスサーバ3−1〜3−nは、図6に示されるウィルス削除サーバ1051、ウィルスメール削除サーバ1052、コンテンツフィルタ削除サーバ1053、コンテンツフィルタ返信サーバ1054、スパムチェックサーバ1055などのサーバと同等の機能を有するサーバである。また、図1において、5はユーザ端末、6はメールサーバ1とは別の他メールサーバ、7はメールサーバ1のメールボックス、8は利用契約している付加サービスの種類を少なくとも含む顧客情報を各顧客毎に保持している顧客情報データベースである。なお、電子メール代理装置2と他メールサーバ6との間などはインターネットなどのネットワークを通じて接続されるが、ネットワークは図示を省略している。
メールサーバ1は、SMTPを使用してユーザ端末5および他メールサーバ6から送られてきたメールを受信し、受信したメールを目的の他のメールサーバ6へ配信したり、或いはメールボックス7へ保存するサービスを提供する。メールサーバ1の前段に設置された電子メール代理装置2は、このメールサーバ1に対してユーザ端末5および他メールサーバ6からSMTP通信により送られてくるメールを代理で受信する機能と、そのメールの送信者および受信者の少なくとも一方のユーザを特定する機能と、特定したユーザが使用契約している付加サービスの種類を顧客管理システム4を通じて顧客情報データベース8から取得する機能と、当該ユーザが使用契約している付加サービスを提供する付加サービスサーバ3−1〜3−nにメールをリレーし、使用契約しているすべての付加サービスを実行し終えたメールを本来のメールサーバ1へ渡す機能とを備えている。
このように本実施の形態の電子メールシステムは、メール送信者あるいはメール受信者が利用契約している付加サービスの決定、決定された付加サービスを提供する付加サービスサーバ3−1〜3−nへのメールのリレーなどの処理を電子メール代理装置2が実行するため、付加サービスを提供するためにメールサーバ1に大幅に手を加える必要はなく、また付加サービスによってメールサーバ1の負荷が高まることもなくなる。
次に電子メール代理装置2を中心に本実施の形態のより詳しい構成と動作を詳細に説明する。
図2を参照すると、電子メール代理装置2の一例は、電子メール受信部21、送受信者判別部22、顧客情報問い合わせ部23、メールリレー制御部24および電子メール送信部25の各機能部と、記憶部26とを含んで構成される。各機能部は、例えば電子メール代理装置2を構成するコンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは磁気ディスクなどのコンピュータ可読記録媒体9に記録されており、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に電子メール受信部21、送受信者判別部22、顧客情報問い合わせ部23、メールリレー制御部24および電子メール送信部25の各機能部を実現する。
電子メール受信部21は、1つの汎用受信ポート21−0と、付加サービスサーバ3−1〜3−nに1対1に対応する専用受信ポート21−1〜21−nとを持ち、それぞれの受信ポートでインターネット標準であるSMTPを使用して電子メールを受信する機能を持つ。
汎用受信ポート21−0は、ユーザ端末5および他メールサーバ6からメールサーバ1に送られてくるパケットを受信するポートである。メールサーバ1は通常、ポート番号「25」のポートを使用して、メールボックス7へのメール受信、メール送信を行っているため、そのポート番号「25」を電子メール受信部21の汎用受信ポート21−0に振り向けることで、メールサーバ1に送られるメールは汎用受信ポート21−0でまず受信されることになる。汎用受信ポート21−0で受信したメールは、まだどの付加サービスも適用されていないメールとして扱われる。なお、メールサーバ1のポート番号「25」であったポートは、別の番号のポートに変更されており、この変更後のポート宛に電子メール代理装置2からメールが送られるようになっている。
専用受信ポート21−1〜21−nは、付加サービスサーバ3−1〜3−nから送られてくるメールを受信するポートである。それぞれの付加サービスサーバ3−1〜3−nは、受信したメールに対して付加サービスを適用し、メールを電子メール代理装置2に戻す場合には、自サーバに1対1に対応している専用受信ポート21−1〜21−n宛にメールを送信する。そして、本実施の形態においては、メールを受信した専用受信ポート21−i(iは1〜nの何れか)に基づいて、そのメールに対して適用された付加サービスの種類を判定する。具体的には次のようにして判定する。
付加サービスサーバ3−1〜3−nは、それぞれ予め定められた1種類の付加サービスを提供する。付加サービスサーバ3−1〜3−nが提供する付加サービスの種類をA1〜Anとするとき、その適用順番は、A1→A2→、…、Anとして予め固定されている。例えば、A1、A2、Anの3つの付加サービスの適用を受けるメールの場合、まず最初にA1の付加サービスを適用し、次いで、A2の付加サービスを適用し、最後にAnの付加サービスを適用する。A2→A1→Anや、An→A1→A2のように予め定められた順番と異なる順番では付加サービスは決して適用されない。従って、A1、A2、Anの3つの付加サービスの適用を受けるメールが、もし受信ポート21−2で受信されたとすると、A1、A2の付加サービスが既に適用済であり、Anの付加サービスは未適用であることが認識できる。本実施の形態はこのような仕組みを利用することで、メール自体に特殊なヘッダを付加するなどの加工を一切行わずに、電子メールに対する付加サービスの適用の有無を管理する。
電子メール受信部21は、受信ポート21−0〜21−nにおいてメールを受信すると、記憶部26上に1つのデータ構造体を確保し、そのデータ構造体に受信メールの情報を記録する。そして、受信メールの情報が記録されたデータ構造体を送受信者判別部22に通知する。データ構造体の通知は、例えばその先頭アドレスとサイズを通知することにより行われる。
図3を参照すると、記録部26上に確保されるデータ構造体260は、受信ポート情報格納域261、送信者情報格納域262、受信者情報格納域263および電子メールデータ格納域264から構成される。電子メール受信部21は、受信したメールを電子メールデータ格納域264に格納し、そのメールを受信した受信ポート21−0〜21−nの情報(例えばポート番号)を受信ポート情報261に格納し、送信者情報格納域262および受信者情報格納域263はNULLにしておく。
送受信者判別部22は、電子メール受信部21から通知のあったデータ構造体260を記憶部26から読み出し、電子メールデータ格納域264に記録されている電子メールのヘッダ情報を解析して、送信者を特定する情報と受信者を特定する情報を取得する。送信者および受信者を特定する情報とは、例えば電子メールアドレスである。そして、送受信者判別部22は、送信者を特定する情報をデータ構造体260の送信者情報格納域262に記録し、受信者を特定する情報をデータ構造体260の受信者情報格納域263に記録する。ここで、メールの受信者が複数存在する場合、データ構造体260をコピーしてメール受信者の数だけのデータ構造体260を記憶部26上に生成し、受信者とデータ構造体とを1対1に対応付ける。なお、電子メールのヘッダ情報については詐称の可能性があるため、メールの送信者と受信者を特定する方法として、SMTP通信時の認証(SMTP−AUTH)による送信者の特定方法と、SMTPプロトコルでのエンベロープ情報による受信者の特定方法とを使用するようにしてもよい。
送受信者判別部22は、送信者および受信者を特定する情報が設定されたデータ構造体260を顧客情報問い合わせ部23に通知する。
顧客情報問い合わせ部23は、通知されたデータ構造体260を記憶部26から読み出し、送信者情報格納域262から送信者を特定する情報を、受信者情報格納域263から受信者を特定する情報をそれぞれ取り出し、送信者および受信者毎に、それらを特定する情報をキーに内部のキャッシュ231を検索する。キャッシュ231には、各ユーザを特定する情報(電子メールアドレスなど)毎に、顧客管理システム4から過去一定期間内に取得した情報(ユーザの使用契約している付加サービスの種類)が記録されている。もし、キャッシュ231の検索に成功すれば、検索された付加サービスの種類を使用して以降の処理を実行する。またキャッシュ231の検索に失敗した場合、送信者、受信者を特定する情報を付加して顧客管理システム4に顧客情報を問い合わせる。
顧客情報データベース8には、例えば各ユーザを特定する情報(電子メールアドレスなど)毎に、そのユーザが使用契約している付加サービスの種類を少なくとも含む顧客情報が記録されている。顧客管理システム4は、顧客情報問い合わせ部23から送られてきた問い合わせ要求に付加されている送受信者を特定する情報をキーに顧客情報データベース8を検索し、そのユーザが使用契約している付加サービスの種類を取得し、これを問い合わせ結果として顧客情報問い合わせ部23に返却する。顧客情報問い合わせ部23は、問い合わせで得られた送受信者の使用契約している付加サービスの種類を後に再利用するためキャッシュ231に登録する。
顧客情報問い合わせ部23は、上述したようにして送信者および受信者の使用契約している付加サービスの種類を取得すると、送信者の使用契約している付加サービスの種類をデータ構造体260の送信者情報格納域262に記録し、受信者の使用契約している付加サービスの種類をデータ構造体260の受信者情報格納域263に記録する。そして、送信者および受信者の使用契約している付加サービスの種類が設定されたデータ構造体260をメールリレー制御部24に通知する。
メールリレー制御部24は、通知されたデータ構造体260を記憶部26から読み出し、送信者情報格納域262に格納されている送信者が使用契約している付加サービスの種類と、受信者情報格納域263に格納されている受信者が使用契約している付加サービスの種類と、受信ポート情報格納域261に格納されている受信ポート情報と、システムで予め定められた付加サービスの適用順番とに基づいて、電子メールデータ格納域264に格納されているメールに対して実行すべき付加サービスが残っているかどうか、及び、残っている場合には次に実行すべき付加サービスはどれであるかを判断し、実行すべき付加サービスが残っていない場合には、メールのリレー先をメールサーバ1に決定し、残っている場合には、メールのリレー先を次に実行すべき付加サービスを提供する付加サービスサーバに決定する。そして、決定したリレー先とデータ構造体260とを指定して電子メール送信部25に対してメールの送信を要求する。
図4に、メールリレー制御部24がメールのリレー先を決定する処理のフローチャートを示す。メールを受信したポートが汎用受信ポート21−0の場合(ステップS1−0でYES)、未だ1つも付加サービスの適用を受けていないメールであるので、種別A1から順に送受信者が使用契約している付加サービスの種類を調べていく(ステップS2−1〜S2−n)。ここで、本実施の形態では、種別Ai(i=1〜n)の付加サービスを送信者および受信者の少なくとも何れか一方が使用契約している場合、ステップS2−1〜S2−nの判定は真(YES)となる。従って、例えば、送信者または受信者が種類A1の付加サービスの使用契約をしている場合、ステップS2−1の判定が真となり、付加サービスサーバ3−1がリレー先に決定される(ステップS3−1)。また、送信者および受信者の何れも種類A1の使用契約をしていない場合、次に種類A2の付加サービスの使用契約の有無が調べられ(ステップS2−2)、もし送信者または受信者の何れかが種類A2の付加サービスを使用契約していれば、付加サービスサーバ3−2がリレー先に決定される(ステップS3−2)。また、使用契約を全くしていない送信者、受信者であれば、ステップS2−1〜S2−nを経由してステップS4へ進み、メールサーバ1がリレー先に決定される。
また、メールを受信したポートが専用受信ポート21−1の場合(ステップS1−1でYES)、種類A1の付加サービスの適用を既に受けたメールであるので、残りの種別A2から順に送受信者が使用契約している付加サービスの種類を調べていく(ステップS2−2〜S2−n)。そして、例えば、送信者または受信者が種類A2〜An−1の付加サービスの使用契約はしておらず、種類Anの付加サービスを使用契約している場合、ステップS2−nの判定が真となり、付加サービスサーバ3−nがリレー先に決定される(ステップS3−n)。また、送信者および受信者の何れも種類A2〜Anの使用契約をしていない場合、ステップS2−1〜S2−nを経由してステップS4へ進み、メールサーバ1がリレー先に決定される。
このようにメールリレー制御部24は、メールを受信したポートが専用受信ポート21−iの場合、種別Ai+1から順に送受信者が使用契約している付加サービスの種類を調べ、使用契約があれば、そのうちの最も適用順位の早い付加サービスを提供する付加サービスサーバをリレー先に決定し、使用契約がなければメールサーバ1をリレー先に決定する。
電子メール送信部25は、メールサーバ1へメールを送信するための送信ポート25−0と、付加サービスサーバ3−1〜3−nへメールを送信するための送信ポート25−1〜25−nを持ち、決定されたリレー先とデータ構造体260とを指定した通知をメールリレー制御部24から受け取ると、通知されたデータ構造体260を記憶部26から読み出し、送信ポート25−0〜25−nより、通知されたリレー先へ送信する。
図5は本発明の別の実施の形態にかかる電子メールシステムの要部構成図である。本実施の形態では、メールサーバ1の前段に複数の電子メール代理装置2−1〜2−mを並列に設け、ユーザ端末5および他メールサーバ6からメールサーバ1に送られるメールならびに付加サービスサーバ3−1〜3−nから返信されるメールを、負荷分散装置10で受信し、複数の電子メール代理装置2−1〜2−mの負荷がほぼ均等になるように、負荷分散装置10から電子メール代理装置2−1〜2−mにメールを分配するようにしたものである。
負荷分散装置10は、1つの汎用受信ポート10−0と、付加サービスサーバ3−1〜3−nに1対1に対応する専用受信ポート10−1〜10−nとを持ち、それぞれの受信ポートでインターネット標準であるSMTPを使用して電子メールを受信する機能を持つ。ここで、汎用受信ポート10−0のポート番号は「25」であり、ユーザ端末5および他メールサーバ6からメールサーバ1に送られてくるメールを代理で受信するポートである。負荷分散装置10は、汎用受信ポート10−0で受信したメールを送信ポート11−0から電子メール代理装置2−1〜2−mの受信ポート21−0へ送信し、専用受信ポート10−1〜10−nで受信したメールを、そのポートと1対1に対応する送信ポート11−1〜11−nから電子メール代理装置2−1〜2−mの受信ポート21−1〜21−nへ送信する。
電子メール代理装置2−1〜2−mは、図2で説明した電子メール代理装置と基本的に同じ構成と動作を行う。但し、受信ポート21−0はポート番号「25」でなく、他の任意の番号のポートが使用される。
本実施の形態にかかる電子メールシステムにおいては、ユーザ端末5または他メールサーバ6からメールサーバ1宛に送られたメールは、負荷分散装置10の汎用受信ポート10−0で受信され、送信ポート11−0から何れかの電子メール代理装置、例えば電子メール代理装置2−1の受信ポート21−0へ送信される。電子メール代理装置2−1は、図2に示した電子メール代理装置2と同様の処理を行い、受信したメールに適用すべき付加サービスの種類を決定する。
今、適用すべき付加サービスが種類A1とA2であったとすると、電子メール代理装置2−1は、送信ポート25−1から付加サービスサーバ3−1へメールをリレーする。付加サービスサーバ3−1は、受信したメールに対して種類A1の付加サービスを実行し、メールを返信する際には負荷分散装置10の専用受信ポート10−1へ送信する。負荷分散装置10は、専用受信ポート10−1で受信したメールを、送信ポート11−1から何れかの電子メール代理装置、例えば電子メール代理装置2−mの専用受信ポート21−1へ送信する。
電子メール代理装置2−mは、図2に示した電子メール代理装置2と同様の処理を行い、受信したメールに適用すべき付加サービスの種類として、種類A2を決定し、送信ポート25−2から付加サービスサーバ3−2へメールをリレーする。付加サービスサーバ3−2は、受信したメールに対して種類A2の付加サービスを実行し、メールを返信する際には負荷分散装置10の専用受信ポート10−2へ送信する。負荷分散装置10は、専用受信ポート10−2で受信したメールを、送信ポート11−2から何れかの電子メール代理装置、例えば電子メール代理装置2−1の専用受信ポート21−2へ送信する。
電子メール代理装置2−1は、図2に示した電子メール代理装置2と同様の処理を行い、受信したメールに適用すべき付加サービスが残っていないことを判別し、送信ポート25−0からメールサーバ1の受信ポートへメールをリレーする。
このように本実施の形態によれば、電子メール代理装置の効率的な負荷分散が可能となる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、図4のステップS2−1〜S2−nでは、送信者および受信者の双方の使用契約に基づいて判断したが、送信者だけの使用契約に基づいて判断したり、その逆に、受信者だけの使用契約に基づいて判断するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる電子メール代理装置は、契約ユーザが発信したメールまたは契約ユーザが受信するメールにのみ、ウィルスチェックなどの付加サービスを実施するサーバを通過させるといった用途などに用いるのに適している。
本発明の実施の形態にかかる電子メールシステムのブロック図である。 本発明の電子メール代理装置の一例を示すブロック図である。 本発明の電子メール代理装置の記録部上に確保されるデータ構造体の構成図である。 本発明の電子メール代理装置におけるメールリレー制御部がメールのリレー先を決定する処理のフローチャートを示す図である。 本発明の別の実施の形態にかかる電子メールシステムの要部構成図である。 従来技術のブロック図である。
符号の説明
1…メールサーバ
2、2−1〜2−m…電子メール代理装置
3−1〜3−n…付加サービスサーバ
4…顧客管理システム
5…ユーザ端末
6…他メールサーバ
7…メールボックス
8…顧客情報データベース
9…記録媒体
10…負荷分散装置
10−0…汎用受信ポート
10−1〜10−n…専用受信ポート
11−0〜11−n…送信ポート
21…電子メール受信部
21−0…汎用受信ポート
21−1〜21−n…専用受信ポート
22…送受信者判別部
23…顧客情報問い合わせ部
24…メールリレー制御部
25…電子メール送信部
25−0〜25−n…送信ポート
26…記憶部
231…キャッシュ
260…データ構造体
261…受信ポート情報格納域
262…送信者情報格納域
263…受信者情報格納域
264…電子メールデータ格納域

Claims (12)

  1. SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置され、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信する汎用受信ポートと付加サービスを提供する付加サービスサーバ毎に設けられた受信ポートとを備え、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信し、メール送信者あるいはメール受信者が利用契約している付加サービスを決定し、該決定した付加サービスを提供する付加サービスサーバへメールリレー制御を、予め定められた付加サービスの適用順番とメール受信を行った受信ポートの情報とに基づいて実行し、付加サービスの適用を終えたメールを前記メールサーバに送信する電子メール代理装置。
  2. SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置される電子メール代理装置であって、
    SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送られてくるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信するメール受信部と、
    前記メール受信部で受信されたメールの送信者および受信者の少なくとも一方のユーザを判別する送受信者判別部と、
    ユーザが利用契約している付加サービスの種類を調べる顧客情報問い合わせ部と、
    予め定められた付加サービスの適用順番と前記顧客情報問い合わせ部によって判明した付加サービスの種類と前記メールの受信ポートの種類とに基づいて、前記メールに対して実行すべき付加サービスが残っているかどうか、及び、残っている場合には次に実行すべき付加サービスはどれであるかを判断し、実行すべき付加サービスが残っていない場合には前記メールのリレー先を前記メールサーバに決定し、残っている場合には前記メールのリレー先を次に実行すべき付加サービスを提供する付加サービスサーバに決定するメールリレー制御部と、
    前記メールリレー制御部で決定されたリレー先に前記メールを送信するメール送信部とを備えることを特徴とする電子メール代理装置。
  3. 前記メール受信部に代えて、SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信する負荷分散装置から分配される前記メールを受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送信されて前記負荷分散装置で受信され前記負荷分散装置から分配されるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信するメール受信部を備えることを特徴とする請求項2記載の電子メール代理装置。
  4. 前記顧客情報問い合わせ部は、ユーザが利用契約している付加サービスの種類を管理する顧客管理システムに前記送受信者判別部で判別されたユーザが利用契約している付加サービスの種類を問い合わせるものである請求項2または3記載の電子メール代理装置。
  5. SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置される電子メール代理装置を構成するコンピュータを、
    SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送られてくるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信するメール受信手段、
    前記メール受信手段で受信されたメールの送信者および受信者の少なくとも一方のユーザを判別する送受信者判別手段、
    ユーザが利用契約している付加サービスの種類を調べる顧客情報問い合わせ手段、
    予め定められた付加サービスの適用順番と前記顧客情報問い合わせ手段によって判明した付加サービスの種類と前記メールの受信ポートの種類とに基づいて、前記メールに対して実行すべき付加サービスが残っているかどうか、及び、残っている場合には次に実行すべき付加サービスはどれであるかを判断し、実行すべき付加サービスが残っていない場合には前記メールのリレー先を前記メールサーバに決定し、残っている場合には前記メールのリレー先を次に実行すべき付加サービスを提供する付加サービスサーバに決定するメールリレー制御手段、
    前記メールリレー制御手段で決定されたリレー先に前記メールを送信するメール送信手段、
    として機能させるプログラム。
  6. 前記コンピュータを、前記メール受信手段に代えて、SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信する負荷分散装置から分配される前記メールを受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送信されて前記負荷分散装置で受信され前記負荷分散装置から分配されるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信するメール受信手段、として機能させることを特徴とする請求項5記載のプログラム。
  7. 前記顧客情報問い合わせ手段は、ユーザが利用契約している付加サービスの種類を管理する顧客管理システムに前記送受信者判別部で判別されたユーザが利用契約している付加サービスの種類を問い合わせるものである請求項5または6記載のプログラム。
  8. SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置され、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信する汎用受信ポートと付加サービスを提供する付加サービスサーバ毎に設けられた受信ポートとを備えた電子メール代理装置が、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信し、メール送信者あるいはメール受信者が利用契約している付加サービスを決定し、該決定した付加サービスを提供する付加サービスサーバへのメールのリレー制御を、予め定められた付加サービスの適用順番とメール受信を行った受信ポートの情報とに基づいて実行し、付加サービスの適用を終えたメールを前記メールサーバに送信する電子メール処理方法。
  9. SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置される電子メール代理装置のメール受信部が、SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送られてくるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信し、
    前記電子メール代理装置の送受信者判別部が、前記メール受信部で受信されたメールの送信者および受信者の少なくとも一方のユーザを判別し、
    前記電子メール代理装置の顧客情報問い合わせ部が、ユーザが利用契約している付加サービスの種類を調べ、
    前記電子メール代理装置のメールリレー制御部が、予め定められた付加サービスの適用順番と前記顧客情報問い合わせ部によって判明した付加サービスの種類と前記メールの受信ポートの種類とに基づいて、前記メールに対して実行すべき付加サービスが残っているかどうか、及び、残っている場合には次に実行すべき付加サービスはどれであるかを判断し、実行すべき付加サービスが残っていない場合には前記メールのリレー先を前記メールサーバに決定し、残っている場合には前記メールのリレー先を次に実行すべき付加サービスを提供する付加サービスサーバに決定し、
    前記電子メール代理装置のメール送信部が、前記メールリレー制御部で決定されたリレー先に前記メールを送信することを特徴とする電子メール処理方法。
  10. SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置される電子メール代理装置のメール受信部が、SMTP通信で前記メールサーバに送られてくるメールを前記メールサーバに代わって汎用受信ポートで受信する負荷分散装置から分配される前記メールを受信ポートで受信すると共に、外部の付加サービスサーバから送信されて前記負荷分散装置で受信され前記負荷分散装置から分配されるメールを付加サービスサーバ毎に予め定められた専用受信ポートで受信し、
    前記電子メール代理装置の送受信者判別部が、前記メール受信部で受信されたメールの送信者および受信者の少なくとも一方のユーザを判別し、
    前記電子メール代理装置の顧客情報問い合わせ部が、ユーザが利用契約している付加サービスの種類を調べ、
    前記電子メール代理装置のメールリレー制御部が、予め定められた付加サービスの適用順番と前記顧客情報問い合わせ部によって判明した付加サービスの種類と前記メールの受信ポートの種類とに基づいて、前記メールに対して実行すべき付加サービスが残っているかどうか、及び、残っている場合には次に実行すべき付加サービスはどれであるかを判断し、実行すべき付加サービスが残っていない場合には前記メールのリレー先を前記メールサーバに決定し、残っている場合には前記メールのリレー先を次に実行すべき付加サービスを提供する付加サービスサーバに決定し、
    前記電子メール代理装置のメール送信部が、前記メールリレー制御部で決定されたリレー先に前記メールを送信することを特徴とする電子メール処理方法。
  11. 前記顧客情報問い合わせ部は、ユーザが利用契約している付加サービスの種類を管理する顧客管理システムに前記送受信者判別部で判別されたユーザが利用契約している付加サービスの種類を問い合わせることを特徴とする請求項9または10記載の電子メール処理方法。
  12. SMTPを使用してユーザ端末および他メールサーバから送られてきたメールを受信して他メールサーバへ配信したり或いはメールボックスへ保存するサービスを提供するメールサーバの前段に設置され、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信する汎用受信ポートと付加サービスを提供する付加サービスサーバ毎に設けられた受信ポートとを備えた電子メール代理装置を構成するコンピュータに、前記メールサーバに送られてくるメールを代理で受信する処理と、メール送信者あるいはメール受信者が利用契約している付加サービスを決定する処理と、該決定した付加サービスを提供する付加サービスサーバへのメールのリレー制御を、予め定められた付加サービスの適用順番とメール受信を行った受信ポートの情報とに基づいて実行する処理と、付加サービスの適用を終えたメールを前記メールサーバに送信する処理とを行わせるためのプログラム。
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