JP3938070B2 - Wind instrument playing actuator, playing device and playing method - Google Patents

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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2230/00General physical, ergonomic or hardware implementation of electrophonic musical tools or instruments, e.g. shape or architecture
    • G10H2230/045Special instrument [spint], i.e. mimicking the ergonomy, shape, sound or other characteristic of a specific acoustic musical instrument category
    • G10H2230/155Spint wind instrument, i.e. mimicking musical wind instrument features; Electrophonic aspects of acoustic wind instruments; MIDI-like control therefor
    • G10H2230/171Spint brass mouthpiece, i.e. mimicking brass-like instruments equipped with a cupped mouthpiece, e.g. allowing it to be played like a brass instrument, with lip controlled sound generation as in an acoustic brass instrument; Embouchure sensor or MIDI interfaces therefor
    • G10H2230/175Spint trumpet, i.e. mimicking cylindrical bore brass instruments, e.g. bugle

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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管楽器を演奏するアクチュエータと、それを利用して管楽器を演奏する装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばトランペットの場合、未熟練者は楽音を発生させるだけで苦労し、それを代行するアクチュエータはいまだ開発されていない。
特許文献1には、人工声帯や人工舌体とその制御装置を備えた発声装置が提案されているし、特許文献2には、電子楽器を用いて例えばトランペットの奏者が唇の締め具合を変化させたときに生じる楽音を合成する技術が提案されているが、いずれも実際の管楽器に装着して楽音を発生させるものでない。
【0003】
【特許文献1】
特開2002―311974号公報
【特許文献2】
特開平5−19770号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明では、実際の管楽器に装着して用いることによって管楽器から楽音を発生させるアクチュエータを実現する。さらには、そのアクチュエータ利用することで可能となる演奏装置と演奏方法を提供する。
【0005】
例えばトランペットの唇接触部(マウスピース)に装着して楽音を発生するアクチュエータを開発しようとすれば、普通には、奏者の上唇に相当する部材と、下唇に相当する部材を備え、その部材間の隙間に加圧された空気を通過させるアクチュエータを想定する。上下の唇に相当する部材の硬さを調整することによって、発生する楽音の音高まで変化できるものと想定する。本発明者らも試みた。しかしながら実際には、上下の唇に相当する部材間を通過する空気によって安定した振動を得ることが困難であり、楽音を安定して発生させることが難しい。また意図した音高を得ることが難しい。特に上下の唇に相当する部材の固有振動数と管楽器の共鳴振動数を一致させることが非常に困難であり、きれいな楽音を発生することがひどく難しい。
管楽器に装着することによって楽音を発生させるアクチュエータを実現するためには、全く別のアプローチが必要とされることが判明した。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】
本発明で創作されたアクチュエータは、管楽器の唇接触部に装着されて使用される演奏用アクチュエータであり、請求項1に記載されているように、唇接触部を覆って配置される可撓性の膜と、その膜と唇接触部の間に加圧空気を導入する導入路と、その膜を振動させる振動装置とを有している。その振動装置の振動数が可変であり、その振動数を変化させることによって発生する楽音の音高を調整する。
【0007】
多くの管楽器では、管楽器のインピーダンスによって唇の振動数が決定されるのに対応して、唇の締め具合等を調節して唇の固有振動数を一致させる技巧が必要とされる。この調節がなかなか困難であって、楽音を安定的に発生させるアクチュエータはまだ実現されていない。
本発明のアクチュエータでは、管楽器のインピーダンスによって唇に相当する部材の振動数が決定される現象を利用せず、振動装置によって膜を積極的に振動させる。このアクチュエータを管楽器の唇接触部に装着して使用すると、管楽器から安定的に楽音が発生することが確認された。この場合、楽音の音高は振動装置の振動数によって決定され、管楽器のインピーダンスによって決定される共鳴振動数と一致していなくても楽音が安定的に発生する。
【0008】
唇接触部を覆って配置される可撓性の膜と、その膜を振動させる振動装置によって演奏用アクチュエータを実現すると、案に相違して、振動膜と唇接触部の間に加圧空気を導入しなくても、管楽器から楽音が発生する。但し、その楽音の音量が十分とはいえないことがある。大きな音量を得るためには、振動膜と唇接触部の間に加圧空気を導入することが有効である。そこで、本発明に係る演奏用アクチュエータは、その振動膜と唇接触部の間に加圧空気を導入する導入路を設ける。
この演奏用アクチュエータによると、管楽器から大音量の楽音を発生させることができる。
【0009】
本発明で創作された演奏用アクチュエータを利用すると、全く新しい演奏装置が実現される。この演奏装置は、演奏用アクチュエータと、演奏中の管楽器の唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号から生成された駆動電力を演奏用アクチュエータの振動装置に加える装置とで構成される。
演奏中の管楽器の唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号は、リアルタイムで収集してもよい。奏者Aが管楽器Bを演奏している間に管楽器Bの唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号を収集し、これから生成される駆動信号を、管楽器Cに装着されているアクチュエータの振動装置に加えると、管楽器Cから奏者Aが演奏する楽音を発生させることができる。この現象はリアルタイムで得られ、奏者Aが管楽器Bを演奏している間に、管楽器Cから奏者Aが演奏する楽音を発生させることができる。
管楽器Bと管楽器Cを遠隔の地において信号を送信すれば、遠隔の地で管楽器Cを用いて奏者Aが演奏する楽音を聞くことができる。信号を記憶しておけば、奏者Aの楽音を後から再生することができる。この場合管楽器Bを用いれば、より正確に楽音を再生することができる。管楽器Cを多数用意し、それぞれに演奏用アクチュエータを装着し、それぞれの演奏用アクチュエータに同時に駆動電力を加えると、奏者Aが同時に複数の管楽器を演奏する楽音を得ることができる。
【0010】
前記したように、本発明のアクチュエータを用いると、管楽器のインピーダンスによって決定される共鳴振動数と一致していなくても楽音が発生し、振動装置の振動数によって決定される音高の楽音が得られる。しかしながら、振動装置の振動数によって決定される音高に、管楽器のインピーダンスによって決定される共鳴振動数を一致されることが好ましい。そのためには、管楽器の共鳴振動数を変化させる操作部と、駆動電力の振動数に対応して操作部の操作を制御する制御装置を付加することが好ましい。
管楽器の共鳴振動数を変化させる操作は、管楽器の種類によって相違し、トランペットの場合であればピストンを操作することによって共鳴振動数が変化し、トロンボーンの場合であれば管の長さを増減することによって共鳴振動数が変化する。操作部は、管楽器の種類に応じた操作をして共鳴振動数を変化させる。
アクチュエータに加える駆動電力の振動数に対応して操作部によって管楽器の共鳴振動数を変化させると、きれいに共鳴した大音量の楽音が得られる。
【0011】
本発明で創作された演奏用アクチュエータを利用すると、全く新しい演奏方法が実現される。この演奏方法は、奏者が管楽器を演奏しているときに生じる唇接触部内圧力の経時的変化を検出する工程と、請求項1の演奏用アクチュエータの振動装置に、検出された経時的変化に対応する駆動電力を加える工程を実施する。
奏者が管楽器を演奏しているときに生じる唇接触部内圧力の経時的変化は、リアルタイムで検出してもよい。奏者Aが管楽器Bを演奏している間に管楽器Bの唇接触部内の圧力の経時的変化を検出し、その経時的変化に対応する駆動信号を管楽器Cに装着されている演奏用アクチュエータの振動装置に加えると、奏者Aが管楽器Bを演奏している間に、管楽器Cから奏者Aが演奏する楽音を発生させることができる。
管楽器Bと管楽器Cを遠隔の地においておけば、遠隔の地で奏者Aの楽音を聞くことができる。検出された信号を記憶しておけば、奏者Aの楽音を後から聞くことができる。管楽器Cを多数用意しておけば、奏者Aが同時に複数の管楽器を演奏する楽音を得ることができる。
【0012】
唇接触部内圧力(トランペットの場合であればマウスピース内圧力)を直接に検出してもよいが、管楽器に消音装置を取り付けると、消音装置内圧力は唇接触部内圧力に連動して増減する。そこで、消音装置内に配置されたマイクを利用して、唇接触部内圧力に対応する圧力の経時的変化を検出するようにしてもよい。
【0013】
興味深いことに、アクチュエータの振動装置に加える駆動電力を管楽器の楽音以外から生成しても、管楽器から楽音を発生させることができる。
例えば、ピアノを演奏することで得られる楽音の経時的変化を示す信号から駆動電力を生成すると、管楽器からピアノ音に近い楽音が得られる。声楽家の楽音の経時的変化を示す信号から駆動電力を生成すると、管楽器から人の声に近い楽音が得られる。
奏者が演奏している楽音の経時的変化を示す信号をマイクを利用して検出する工程と、演奏用アクチュエータの振動装置に、検出された経時的変化を示す信号に対応する駆動電力を加える工程を実行すると、マイクを利用して収録した楽音に近い楽音を得ることができる。
【0014】
前記したように、振動膜と唇接触部の間に加圧空気を導入することによって楽音の音量が大きくなる。請求項のアクチュエータを用いると、管楽器が発生する楽音の音高はアクチュエータで制御し、その音量は人が制御する演奏方法が可能となる。即ち、奏者が演奏している楽音の経時的変化を示す信号をマイクを利用して検出する工程と、検出された経時的変化を示す信号に対応する駆動電力を加圧空気の導入路を有する演奏用アクチュエータの振動装置に加える工程と、駆動電力を印加しながら人が演奏用アクチュエータに加える加圧空気の圧力を増減調整する工程を実行することによって管楽器を演奏することができる。
この演奏方法によると、管楽器が発生する楽音の音高はアクチュエータで制御し、その音量は人が制御することが可能となる。
【0015】
【実施の形態】
以下に説明する実施例の主要な特徴を最初に列記する。
(形態1)メンブレンフィルムによって可撓性の膜を構成する。
(形態2)メンブレンフィルムは、振動することによって、振動膜と唇接触部間の間隙を閉じたり開いたりする。
(形態3)メンブレンフィルムは、振動することによって、振動膜と唇接触部間の間隙の通過面積を増減する。
(形態4)加圧空気を収容したボンベから、アクチュエータに加圧空気を供給する。
(形態5)アクチュエータ本体に固定された電磁石と、膜に固定されたコイルによって振動装置を構成する。
【0016】
【実施例】
以下、図を参照しつつ、実施例を説明する。図1は、演奏用アクチュエータ2の断面図を示し、図2は、マウスピース30側から見た演奏用アクチュエータ2の外観図を示している。
アクチュエータ2は、上板4と円筒14と底板24が、ねじ6とねじ22で結合されて構成されたケーシング内に収容されている。底板24には、複数本のボルト18が埋設されている。複数本のボルト18が通過する複数の穴が周縁に形成されている可撓性の膜(メンブレンフィルム)32が、リング20とナット19によって、底板24の上面に沿って張られている。筒部と円板部を有するコアホルダ10が、ナット16とナット17によってボルト18に固定されている。コアホルダ10に、底付円筒型のコア12が固定されている。コア12の上部には、ヨーク8が固定されている。底付円筒形のコア12の中央部には、永久磁石40が固定されている。永久磁石40とコア12間の円筒形のスペースに、コイル38が上下動可能に収容されている。コイル38の下端は、メンブレンフィルム32に接着されている。コイル38の図示されていないリード線は、アクチュエータ2外に引出されている。
底板24の上面には窪みが設けられ、メンブレンフィルム32との間に空間25が確保される。その空間25に、マウスピース(管楽器の唇接触部)30の上部フランジ30aが収容される。ねじ穴28に図示しないねじをねじ込んでマウスピース30と底板24の位置関係を固定する。図中26はシムであり、厚いシム26を用いるとメンブレンフィルム32とマウスピース30の上面が強く接触し、薄いシム26を用いるとメンブレンフィルム32とマウスピース30の上面との接触圧が弱まり、さらに薄いシム26を用いるとメンブレンフィルム32とマウスピース30の上面が離反する。
底板24の下面には、加圧された空気の供給ホースに接続するポート36が設けられ、導入路34がポート36と空間25を連通させている。
【0017】
コイル38に交流を印加すると、コイル38が上下方向に振動し、メンブレンフィルム32が振動する。メンブレンフィルム32が振動すると、マウスピース30(管楽器の唇接触部)内の圧力が時間的に変動する(振動する)。また、加圧された空気を空間25に供給しながらコイル38に交流を印加すると、メンブレンフィルム32の下面とマウスピース(管楽器の唇接触部)30の上面間に形成される間隙の通過面積が時間的に変動する(振動する)。通過面積が振動するために、空間25からマウスピース30内に流れ込む空気の単位時間あたりの流量も振動する。
永久磁石40とコア12は振動せず、軽量なコイル38とメンブレンフィルム32のみが振動する構造であるために、振動部の慣性が小さく、周波数応答性が高い。コイル38に印加する交流の周波数とメンブレンフィルム32の振動周波数はよく一致する。
【0018】
実際の演奏時には、図3に示すように、アクチュエータ2に固定されたマウスピース30を管楽器(例えばトランペット)40に装着する。そしてコイル38に所定振動数の交流電力を印加する。すると、その振動数で、コイル38が上下方向に振動し、メンブレンフィルム32が振動し、マウスピース30(管楽器の唇接触部)内の圧力が時間的に変動する(振動する)。マウスピース30内の圧力が前記振動数で振動するために、管楽器40からその振動数の楽音が発生する。
実際にやってみると、ポート36から空気を導入しなくても管楽器40から楽音が発生する。また管楽器40の共鳴振動数を変化させるピストン40a〜40cの操作状態に係わりなく、コイル38に印加した交流電力の振動数の楽音が発生する。
【0019】
ポート36から加圧された空気を導入して、振動するメンブレンフィルム32とマウスピース30間の隙間に加圧された空気を通過させると、管楽器40から発生する楽音の音量が増大する。
加圧空気を貯蔵しているボンベ60とアクチュエータ2のポート36をチューブで接続し、間に設けられた切換え弁58と絞り56と減圧弁54をCPU46で制御することによって、振動するメンブレンフィルム32とマウスピース30間の隙間を通過する空気量を増大させると音量が増大し、空気量を減少させると音量が減少する。
人が息を吹きこむことによってチューブからポート36に吹きこむ空気量を増減することができ、強く吹き込めば大音量で演奏でき、弱く吹き込めば小音量で演奏できる。
【0020】
コイル38に印加する交流電力の振動数に合わせて管楽器40の共鳴振動数を変化させると、きれいに共鳴した音色が大音量で得られる。トランペット40の3つのピストン40a〜40cを操作する3本の人工指68a〜68cを用意し、それを作動させるソレノイド弁66a〜66cをCPU46で制御し、3つのピストン40a〜40cで調節されるトランペット40の共鳴振動数を、コイル38に印加する交流電力の振動数に一致させると、きれいに共鳴した音色が大音量で得られる。
【0021】
人工的に創り出した交流電力をコイル38に印加して管楽器40から楽音を発生させることができるが、人が演奏した楽音を再現することもできる。
このためには、最初にマウスピース30からアクチュエータ2を外して管楽器40を利用して奏者が実際に演奏する。奏者が実際に演奏する場合には、管楽器に消音機(図4参照。ミュートともいう)62を取付け、消音機62の中に配置しておいたマイク42で、マイク42の存在箇所における圧力の経時的変化を検出して記憶する。このために、フィルタ&アンプ50とA/D変換機48とCPU46を用い、収録された圧力の経時的変化(振動)を示す信号をRAM47に記憶する。
【0022】
消音機(ミュート)62のマイク42の存在部位は、図4に示すように、振動の腹と節の関係から、管楽器40の唇接触部(マウスピース)30内の圧力に対応して変動する。消音機62内に配置されたマイク42を利用することによって奏者が管楽器を演奏しているときに生じる唇接触部内圧力に対応する圧力の経時的変化を検出することができる。
【0023】
RAM47に、奏者が管楽器を演奏しているときに生じた唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号が記憶されると、アクチュエータ2を用いることによって、演奏を再現することができる。この場合には、マウスピース30にアクチュエータ2を装着し、管楽器40から消音機62を取り外す。アクチュエータ2を利用して演奏する場合には、マイク42とフィルタ&アンプ50とA/D変換機48は不要である。代わりにアンプ44が必要とされる。
アクチュエータ2を利用して演奏する場合、CPU46は、RAM47に記憶されている唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号から、そこに含まれている振動数を反映した駆動電力信号を生成してアンプ44に出力する。アンプ44は、指示された駆動電力を生成してアクチュエータ2のコイル38に通電する。この結果、メンブレンフィルム32は、奏者が演奏したときと同様に振動し、管楽器40から奏者の演奏時と同じ楽音が発生する。
このとき、コイル38に通電する駆動電力の振動数に合わせてCPU46がソレノイド弁66a〜66cを制御して、管楽器40の共鳴振動数を変化させることが好ましい。駆動電力の振動数と管楽器の共鳴振動数を一致させつづけると、きれいに共鳴した楽音で演奏することができる。
また、収録された演奏の音量変化に追従して、CPU46が減圧弁54を制御して、管楽器40に吹きこむ空気量を増減させることが好ましい。収録された演奏の音量変化にあわせて吹き込み空気量を増減させると音量の強弱まで再演することができる。なお52は、インターフェイスである。
【0024】
上記したように、奏者Aによる演奏を記録しておいて、後からアクチュエータを利用して再演することもできるが、演奏中の管楽器の唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号を検出しながらリアルタイムで再演することもできる。例えば、図5に示すように、奏者Aが管楽器Bを演奏している間に管楽器Bの唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号を収集し、これから生成される駆動信号を、管楽器Cに装着されているアクチュエータ2の振動装置に加えると、管楽器Cから奏者Aが管楽器Bを用いて演奏する楽音を発生させることができる。この場合、信号を一時記憶しておく必要は必ずしもない。
管楽器Bと管楽器Cを遠隔の地において信号を送受信すれば、遠隔の地で管楽器Cを用いて奏者Aの楽音を聞くことができる。アクチュエータ2で演奏する管楽器C、Dを複数用意しておけば、奏者Aが同時に複数の管楽器C、Dを演奏する実在しない楽音を得ることができる。
【0025】
演奏用アクチュエータと管楽器を利用して再演できる楽音は、管楽器から得られる楽音に限られず、ピアノ等の楽音あるいは人が歌ったり話したりする楽音を作成することもできる。図6に示すように、奏者Eが管楽器以外の楽器Fを用いて演奏した楽音をマイクとフィルタ&アンプを利用して記憶装置に記憶し、それから得られる駆動電力をアクチュエータに加えると、楽器Fから得られた楽音を管楽器Gから再生することができる。例えばトランペットからピアノ音を発生させることができる。人が歌ったり話したりした楽音から駆動電力を生成すると、管楽器を歌わせたり話させたりすることができる。
【0026】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示であり、特許請求の範囲を限定するものではない。また、本発明はいくつかの目的を解決するものであり、全部の目的を同時に解決するときに限って有意義なものではなく、一または二の目的を解決するだけで有意義なものである。
【0027】
【発明の効果】
本発明で創作された演奏用アクチュエータを用いると、管楽器から安定的に楽音を発生させることが可能となり、演奏ロボットを実現することができる。また、種々の演奏方法が可能となり、著名な演奏家の楽音を実楽器から再生したり、遠隔地で実楽器を演奏することが可能となる。また、一人の演奏家が複数の実楽器を同時に演奏することや、熟練した奏者の楽音を利用して自己の好みの音の強弱で演奏させることなど、従来では実現不能な演奏をさせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 演奏用アクチュエータの断面図。
【図2】 演奏用アクチュエータの底面図。
【図3】 演奏用アクチュエータを用いる演奏再演装置の構成例を示す図。
【図4】 消音機のマイクで唇接触部内圧力に対応する圧力が検出できることを示す図。
【図5】 遠隔地で演奏を再演するための構成例を示す図。
【図6】 管楽器以外の楽音を再演するための構成例を示す図。
【符号の説明】
12:コア
38:コイル
40:永久磁石
以上によって振動装置が構成される
30:マウスピース(唇接触部)
32:可撓性の膜(メンブレンフィルム)
36:加圧空気導入ポート
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an actuator for playing a wind instrument, and an apparatus and method for playing a wind instrument using the actuator.
[0002]
[Prior art]
For example, in the case of a trumpet, an unskilled person struggles only by generating a musical sound, and an actuator that substitutes for it has not been developed yet.
Patent Document 1 proposes an utterance device including an artificial vocal cord or an artificial tongue body and its control device, and Patent Document 2 uses an electronic musical instrument to change the degree of lip tightening by, for example, a trumpet player. Techniques have been proposed for synthesizing musical tones that are generated when they are played, but none of them are attached to actual wind instruments to generate musical tones.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2002-31974 A [Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 5-19770
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the present invention, an actuator that generates musical sounds from a wind instrument is realized by being mounted on an actual wind instrument. Furthermore, the present invention provides a performance device and a performance method that can be performed by using the actuator.
[0005]
For example, if an attempt is made to develop an actuator that generates a musical sound when attached to the lip contact portion (mouthpiece) of a trumpet, it usually has a member corresponding to the player's upper lip and a member corresponding to the lower lip. Assume an actuator that allows pressurized air to pass through a gap therebetween. It is assumed that the pitch of the generated musical sound can be changed by adjusting the hardness of the members corresponding to the upper and lower lips. The present inventors also tried. However, in practice, it is difficult to obtain a stable vibration by air passing between members corresponding to the upper and lower lips, and it is difficult to stably generate musical sounds. It is also difficult to obtain the intended pitch. In particular, it is very difficult to match the natural frequency of the members corresponding to the upper and lower lips with the resonance frequency of the wind instrument, and it is extremely difficult to generate a beautiful musical tone.
It has been found that a completely different approach is required to realize an actuator that generates a musical sound by being mounted on a wind instrument.
[0006]
[Means and Actions for Solving the Problems]
The actuator created in the present invention is a performance actuator that is used by being attached to a lip contact portion of a wind instrument, and as described in claim 1, is a flexible actuator disposed so as to cover the lip contact portion. The film, an introduction path for introducing pressurized air between the film and the lip contact portion, and a vibration device for vibrating the film. The frequency of the vibration device is variable, and the pitch of the musical sound generated by changing the frequency is adjusted.
[0007]
In many wind instruments, in response to the frequency of the lips being determined by the impedance of the wind instrument, a technique is required to adjust the lip tightness or the like to match the natural frequency of the lips. This adjustment is difficult, and an actuator that stably generates musical sounds has not been realized yet.
In the actuator of the present invention, the membrane is positively vibrated by the vibration device without using the phenomenon that the frequency of the member corresponding to the lips is determined by the impedance of the wind instrument. It has been confirmed that when this actuator is used by attaching it to the lip contact portion of a wind instrument, a stable tone is generated from the wind instrument. In this case, the pitch of the musical sound is determined by the vibration frequency of the vibration device, and the musical sound is stably generated even if it does not coincide with the resonance frequency determined by the impedance of the wind instrument.
[0008]
If a performance actuator is realized by a flexible film arranged so as to cover the lip contact part and a vibration device that vibrates the film, unlike the plan, pressurized air is applied between the vibration film and the lip contact part. Even if not installed, musical sounds are generated from wind instruments. However, the tone volume may not be sufficient. In order to obtain a large volume, Ru is effective der to introduce pressurized air between the vibrating membrane and the lip contact portion. Therefore, playing actuator according to the present invention, Ru is provided a introduction path for introducing the pressurized air between the vibrating membrane and the lip contact portion.
According to this performance actuator, a loud sound can be generated from the wind instrument.
[0009]
When a performance actuator created in the present invention is used, a completely new performance device is realized. This performance device is composed of a performance actuator and a device that applies drive power generated from a signal indicating a change over time in the pressure in the lip contact portion of the wind instrument being played to the vibration device of the performance actuator.
You may collect the signal which shows the time-dependent change of the pressure in the lip contact part of the wind instrument during performance in real time. While the player A is playing the wind instrument B, a signal indicating a change over time in the pressure in the lip contact portion of the wind instrument B is collected, and a drive signal generated therefrom is transmitted to the vibration device of the actuator mounted on the wind instrument C. In addition, the musical sound played by the player A can be generated from the wind instrument C. This phenomenon is obtained in real time, and a musical sound played by the player A can be generated from the wind instrument C while the player A is playing the wind instrument B.
If the wind instrument B and the wind instrument C are transmitted in a remote place, the music played by the player A can be heard using the wind instrument C in the remote place. If the signal is stored, the music sound of the player A can be reproduced later. In this case, if the wind instrument B is used, the musical sound can be reproduced more accurately. When a large number of wind instruments C are prepared, and performance actuators are attached to each of them, and driving power is simultaneously applied to the performance actuators, it is possible to obtain a musical sound in which the player A plays a plurality of wind instruments simultaneously.
[0010]
As described above, when the actuator of the present invention is used, a musical tone is generated even if it does not match the resonance frequency determined by the impedance of the wind instrument, and a musical tone having a pitch determined by the frequency of the vibration device is obtained. It is done. However, it is preferable that the resonance frequency determined by the impedance of the wind instrument matches the pitch determined by the frequency of the vibration device. For this purpose, it is preferable to add an operation unit that changes the resonance frequency of the wind instrument and a control device that controls the operation of the operation unit in accordance with the frequency of the driving power.
The operation of changing the resonance frequency of a wind instrument differs depending on the type of wind instrument. In the case of a trumpet, the resonance frequency changes by operating the piston, and in the case of a trombone, the length of the pipe is increased or decreased. As a result, the resonance frequency changes. The operation unit changes the resonance frequency by performing an operation according to the type of wind instrument.
When the resonance frequency of the wind instrument is changed by the operation unit in accordance with the frequency of the driving power applied to the actuator, a high-pitched musical tone can be obtained that is cleanly resonated.
[0011]
When the performance actuator created in the present invention is used, a completely new performance method is realized. The performance method includes a step of detecting a change with time of the pressure in the lip contact portion that occurs when the player is playing a wind instrument, and a vibration device for a performance actuator according to claim 1 to cope with the detected change with time. The step of applying the driving power is performed.
The time-dependent change in the pressure in the lip contact portion that occurs when the player is playing the wind instrument may be detected in real time. While the player A is playing the wind instrument B, the time-dependent change in the pressure in the lip contact portion of the wind instrument B is detected, and a drive signal corresponding to the change over time is vibrated by the performance actuator mounted on the wind instrument C. When added to the apparatus, the musical sound played by the player A can be generated from the wind instrument C while the player A is playing the wind instrument B.
If the wind instrument B and the wind instrument C are placed in a remote place, the music of the player A can be heard in the remote place. If the detected signal is stored, the musical sound of the player A can be heard later. If a large number of wind instruments C are prepared, it is possible to obtain a musical sound in which the player A plays a plurality of wind instruments simultaneously.
[0012]
Although the pressure inside the lip contact portion (the pressure inside the mouthpiece in the case of a trumpet) may be directly detected, when the silencer is attached to the wind instrument, the pressure inside the silencer increases or decreases in conjunction with the pressure inside the lip contact portion. Therefore, a time-dependent change in pressure corresponding to the pressure in the lip contact portion may be detected using a microphone arranged in the silencer.
[0013]
Interestingly, even if the driving power applied to the vibration device of the actuator is generated from other than the musical sound of the wind instrument, the musical sound can be generated from the wind instrument.
For example, when driving power is generated from a signal indicating a change over time of a musical sound obtained by playing a piano, a musical sound close to a piano sound can be obtained from a wind instrument. When driving power is generated from a signal indicating a change over time in the sound of a vocalist, a musical sound close to a human voice can be obtained from a wind instrument.
A step of detecting a signal indicating a change over time of a musical tone played by a player using a microphone, and a step of applying driving power corresponding to the detected signal indicating a change over time to a vibration device of a performance actuator. By executing, it is possible to obtain a musical sound close to the musical sound recorded using the microphone.
[0014]
As mentioned above, the volume of the tone is increased by introducing pressurized air between the vibration Domaku and lips contact. When the actuator according to claim 1 is used, the pitch of the musical sound generated by the wind instrument is controlled by the actuator, and a performance method in which the volume is controlled by a person becomes possible. That is, a step of detecting a signal indicating a change over time of a musical tone performed by a player using a microphone and a path for introducing a driving power corresponding to the detected signal indicating a change over time into the pressurized air are provided. The wind instrument can be played by executing a step of applying to the vibration device of the performance actuator and a step of increasing / decreasing the pressure of pressurized air applied by the person to the performance actuator while applying drive power.
According to this performance method, the pitch of a musical tone generated by a wind instrument can be controlled by an actuator, and the volume can be controlled by a person.
[0015]
[Embodiment]
The main features of the embodiments described below are listed first.
(Mode 1) A flexible film is constituted by a membrane film.
(Mode 2) The membrane film vibrates to close or open a gap between the vibrating membrane and the lip contact portion.
(Mode 3) The membrane film vibrates to increase or decrease the passage area of the gap between the vibrating membrane and the lip contact portion.
(Mode 4) Pressurized air is supplied to the actuator from a cylinder containing pressurized air.
(Mode 5) The vibration device is configured by an electromagnet fixed to the actuator body and a coil fixed to the film.
[0016]
【Example】
Hereinafter, examples will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a cross-sectional view of the performance actuator 2, and FIG. 2 shows an external view of the performance actuator 2 as viewed from the mouthpiece 30 side.
The actuator 2 is accommodated in a casing formed by connecting an upper plate 4, a cylinder 14, and a bottom plate 24 with screws 6 and screws 22. A plurality of bolts 18 are embedded in the bottom plate 24. A flexible membrane (membrane membrane) 32 in which a plurality of holes through which a plurality of bolts 18 pass is formed at the periphery is stretched along the upper surface of the bottom plate 24 by a ring 20 and a nut 19. A core holder 10 having a cylindrical portion and a disc portion is fixed to a bolt 18 by a nut 16 and a nut 17. A bottomed cylindrical core 12 is fixed to the core holder 10. A yoke 8 is fixed to the top of the core 12. A permanent magnet 40 is fixed to the center of the bottomed cylindrical core 12. A coil 38 is accommodated in a cylindrical space between the permanent magnet 40 and the core 12 so as to be movable up and down. The lower end of the coil 38 is bonded to the membrane film 32. A lead wire (not shown) of the coil 38 is drawn out of the actuator 2.
A recess is provided in the upper surface of the bottom plate 24, and a space 25 is secured between the bottom plate 24 and the membrane film 32. In the space 25, an upper flange 30a of a mouthpiece (a lip contact portion of a wind instrument) 30 is accommodated. A screw (not shown) is screwed into the screw hole 28 to fix the positional relationship between the mouthpiece 30 and the bottom plate 24. In the figure, reference numeral 26 denotes a shim. When the thick shim 26 is used, the membrane film 32 and the upper surface of the mouthpiece 30 are in strong contact, and when the thin shim 26 is used, the contact pressure between the membrane film 32 and the upper surface of the mouthpiece 30 is weakened. When the thinner shim 26 is used, the upper surface of the membrane film 32 and the mouthpiece 30 are separated.
A port 36 connected to a pressurized air supply hose is provided on the lower surface of the bottom plate 24, and an introduction path 34 communicates the port 36 with the space 25.
[0017]
When alternating current is applied to the coil 38, the coil 38 vibrates up and down, and the membrane film 32 vibrates. When the membrane film 32 vibrates, the pressure in the mouthpiece 30 (the lip contact portion of the wind instrument) fluctuates with time (vibrates). Further, when alternating current is applied to the coil 38 while supplying pressurized air to the space 25, the passage area of the gap formed between the lower surface of the membrane film 32 and the upper surface of the mouthpiece (lip contact portion of the wind instrument) 30 is increased. It fluctuates over time (vibrates). Since the passage area vibrates, the flow rate per unit time of air flowing from the space 25 into the mouthpiece 30 also vibrates.
Since the permanent magnet 40 and the core 12 do not vibrate and only the lightweight coil 38 and the membrane film 32 vibrate, the inertia of the vibrating part is small and the frequency response is high. The frequency of the alternating current applied to the coil 38 and the vibration frequency of the membrane film 32 are in good agreement.
[0018]
During actual performance, as shown in FIG. 3, the mouthpiece 30 fixed to the actuator 2 is attached to a wind instrument (for example, a trumpet) 40. Then, AC power having a predetermined frequency is applied to the coil 38. Then, at that frequency, the coil 38 vibrates in the vertical direction, the membrane film 32 vibrates, and the pressure in the mouthpiece 30 (the lip contact portion of the wind instrument) fluctuates with time (vibrates). Since the pressure in the mouthpiece 30 vibrates at the above-described frequency, a musical tone with that frequency is generated from the wind instrument 40.
Actually, a musical sound is generated from the wind instrument 40 without introducing air from the port 36. In addition, regardless of the operation state of the pistons 40 a to 40 c that change the resonance frequency of the wind instrument 40, a tone having the frequency of the AC power applied to the coil 38 is generated.
[0019]
When the pressurized air is introduced from the port 36 and the pressurized air is passed through the gap between the vibrating membrane film 32 and the mouthpiece 30, the volume of the musical sound generated from the wind instrument 40 increases.
A cylinder 60 that stores pressurized air and the port 36 of the actuator 2 are connected by a tube, and the switching valve 58, the throttle 56, and the pressure reducing valve 54 provided therebetween are controlled by the CPU 46, thereby vibrating the membrane film 32. When the amount of air passing through the gap between the mouthpiece 30 and the mouthpiece 30 is increased, the volume is increased, and when the amount of air is decreased, the volume is decreased.
When the person blows in, the amount of air blown from the tube into the port 36 can be increased or decreased. If the air is blown strongly, it can be played at a high volume, and if it is blown weakly, it can be played at a low volume.
[0020]
When the resonance frequency of the wind instrument 40 is changed in accordance with the frequency of the AC power applied to the coil 38, a beautifully resonated tone can be obtained with a large volume. The three artificial fingers 68a to 68c for operating the three pistons 40a to 40c of the trumpet 40 are prepared, the solenoid valves 66a to 66c for operating the artificial fingers 68a to 66c are controlled by the CPU 46, and the trumpet adjusted by the three pistons 40a to 40c When the resonance frequency of 40 is matched with the frequency of the AC power applied to the coil 38, a beautifully resonated tone can be obtained with a large volume.
[0021]
Artificially generated AC power can be applied to the coil 38 to generate a musical sound from the wind instrument 40, but a musical sound played by a person can also be reproduced.
For this purpose, first, the player actually removes the actuator 2 from the mouthpiece 30 and uses the wind instrument 40 to perform. When the player actually performs, a silencer (see FIG. 4; also referred to as mute) 62 is attached to the wind instrument, and the microphone 42 arranged in the silencer 62 is used to adjust the pressure at the location where the microphone 42 is present. Changes over time are detected and stored. For this purpose, a filter and amplifier 50, an A / D converter 48, and a CPU 46 are used to store in the RAM 47 a signal indicating the recorded pressure change (vibration) over time.
[0022]
As shown in FIG. 4, the location of the microphone 42 of the silencer (mute) 62 varies in accordance with the pressure in the lip contact portion (mouthpiece) 30 of the wind instrument 40 due to the relationship between the vibration belly and the node. . By using the microphone 42 disposed in the silencer 62, it is possible to detect a change over time in the pressure corresponding to the pressure in the lip contact portion that occurs when the player plays the wind instrument.
[0023]
When the RAM 47 stores a signal indicating a change over time in the pressure in the lip contact portion that occurs when the player is playing a wind instrument, the performance can be reproduced by using the actuator 2. In this case, the actuator 2 is attached to the mouthpiece 30, and the silencer 62 is removed from the wind instrument 40. When performing using the actuator 2, the microphone 42, the filter & amplifier 50, and the A / D converter 48 are unnecessary. Instead, an amplifier 44 is required.
When performing using the actuator 2, the CPU 46 generates a drive power signal reflecting the frequency included in the signal from the signal indicating the temporal change in the lip contact portion pressure stored in the RAM 47. Output to the amplifier 44. The amplifier 44 generates instructed drive power and energizes the coil 38 of the actuator 2. As a result, the membrane film 32 vibrates in the same manner as when the player performs, and the same musical sound is generated from the wind instrument 40 as when the player performs.
At this time, it is preferable that the CPU 46 controls the solenoid valves 66 a to 66 c to change the resonance frequency of the wind instrument 40 in accordance with the frequency of the driving power supplied to the coil 38. If the vibration frequency of the driving power and the resonance frequency of the wind instrument are kept consistent, it is possible to perform with a well-resonated musical sound.
Further, it is preferable that the CPU 46 controls the pressure reducing valve 54 to increase or decrease the amount of air blown into the wind instrument 40 following the change in the volume of the recorded performance. If the amount of air blown is increased or decreased according to the volume change of the recorded performance, it can be replayed up to the volume level. Reference numeral 52 denotes an interface.
[0024]
As described above, the performance by the player A can be recorded and replayed later using an actuator, but while detecting a signal indicating a change over time in the lip contact portion of the wind instrument being played. It can also be replayed in real time. For example, as shown in FIG. 5, while the player A is playing the wind instrument B, a signal indicating a change with time of the pressure in the lip contact portion of the wind instrument B is collected, and the drive signal generated therefrom is sent to the wind instrument C. When added to the vibration device of the mounted actuator 2, a musical sound that the player A performs using the wind instrument B can be generated from the wind instrument C. In this case, it is not always necessary to temporarily store the signal.
If the wind instrument B and the wind instrument C transmit and receive signals at a remote location, the music of the player A can be heard using the wind instrument C at a remote location. If a plurality of wind instruments C and D to be played by the actuator 2 are prepared, it is possible to obtain a non-existent musical sound in which the player A plays a plurality of wind instruments C and D at the same time.
[0025]
Musical sounds that can be replayed using a performance actuator and a wind instrument are not limited to those obtained from a wind instrument, and it is also possible to create a musical sound such as a piano or a musical sound that a person sings or speaks. As shown in FIG. 6, the musical sound played by the player E using a musical instrument F other than a wind instrument is stored in a storage device using a microphone and a filter & amplifier, and the driving power obtained therefrom is applied to the actuator. Can be reproduced from the wind instrument G. For example, a piano sound can be generated from a trumpet. When driving power is generated from the sound of a person singing or speaking, a wind instrument can be sung or spoken.
[0026]
Although specific examples of the present invention have been described in detail above, these are examples and do not limit the scope of the claims. Further, the present invention solves several objects, and is not meaningful only when all objects are solved simultaneously, but only by solving one or two objects.
[0027]
【The invention's effect】
When the performance actuator created in the present invention is used, it is possible to stably generate musical sounds from wind instruments, thereby realizing a performance robot. In addition, various performance methods are possible, and it is possible to reproduce the musical sounds of prominent performers from real musical instruments and to play real musical instruments at remote locations. In addition, a single performer can perform a plurality of actual musical instruments at the same time, or use a musical sound of a skilled player to perform with his or her favorite sound intensity, making it impossible to perform in the past It becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a performance actuator.
FIG. 2 is a bottom view of a performance actuator.
FIG. 3 is a diagram showing a configuration example of a performance replay device using a performance actuator.
FIG. 4 is a diagram showing that a pressure corresponding to the pressure in the lip contact portion can be detected by the microphone of the silencer.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration example for replaying a performance at a remote place.
FIG. 6 is a diagram showing a configuration example for replaying musical sounds other than wind instruments.
[Explanation of symbols]
12: Core 38: Coil 40: Vibrating device is composed of permanent magnets or more 30: Mouthpiece (lip contact part)
32: Flexible membrane (membrane membrane)
36: Pressurized air introduction port

Claims (7)

管楽器の唇接触部に装着されて使用される演奏用アクチュエータであり、
唇接触部を覆って配置される可撓性の膜と、
その膜と唇接触部の間に加圧空気を導入する導入路と、
その膜を振動させる振動装置とを有し、
その振動装置の振動数が可変であることを特徴とする演奏用アクチュエータ。
It is a performance actuator that is used by being attached to the lip contact part of a wind instrument,
A flexible membrane placed over the lip contact area;
An introduction path for introducing pressurized air between the membrane and the lip contact portion;
A vibration device for vibrating the film,
A performance actuator characterized in that the frequency of the vibration device is variable.
請求項1の演奏用アクチュエータと、
その演奏用アクチュエータの振動装置に、演奏中の管楽器の唇接触部内圧力の経時的変化を示す信号から生成された駆動電力を加える装置を備えている管楽器の演奏装置。
The performance actuator of claim 1 ;
A wind instrument performance apparatus comprising: a device for applying drive power generated from a signal indicating a change over time in pressure in a lip contact portion of a wind instrument being played to the vibration device of the performance actuator.
管楽器の共鳴振動数を変化させる操作部と、
駆動電力の振動数に対応して操作部の操作を制御する制御装置とをさらに有する請求項の演奏装置。
An operation unit for changing the resonance frequency of the wind instrument,
The performance device according to claim 2 , further comprising a control device that controls the operation of the operation unit in accordance with the frequency of the driving power.
奏者が管楽器を演奏しているときに生じる唇接触部内圧力の経時的変化を検出する工程と、
請求項1の演奏用アクチュエータの振動装置に、検出された経時的変化に対応する駆動電力を加える工程を備えている演奏方法。
Detecting a change over time in the pressure in the lip contact portion that occurs when the player is playing a wind instrument; and
A performance method comprising the step of applying drive power corresponding to the detected temporal change to the vibration device for a performance actuator according to claim 1 .
管楽器に取り付けた消音装置内に配置されているマイクを利用して、唇接触部内圧力に対応する圧力の経時的変化を検出することを特徴とする請求項の演奏方法。5. The performance method according to claim 4 , wherein a time-dependent change in pressure corresponding to the pressure in the lip contact portion is detected using a microphone arranged in a silencer attached to the wind instrument. 奏者が演奏している楽音の経時的変化を示す信号をマイクを利用して検出する工程と、
請求項1の演奏用アクチュエータの振動装置に、検出された経時的変化を示す信号に対応する駆動電力を加える工程を備えている演奏方法。
Using a microphone to detect a signal indicating a change over time of the musical sound played by the player,
A performance method comprising a step of applying drive power corresponding to a signal indicating a detected change over time to the vibration device for a performance actuator according to claim 1 .
奏者が演奏している楽音の経時的変化を示す信号をマイクを利用して検出する工程と、
請求項の演奏用アクチュエータの振動装置に、検出された経時的変化を示す信号に対応する駆動電力を加える工程と、
前記の駆動電力印加工程と同時に、人が請求項の演奏用アクチュエータに加える加圧空気の圧力を増減調整する工程を備えている演奏方法。
Using a microphone to detect a signal indicating a change over time of the musical sound played by the player,
Applying a drive power corresponding to a signal indicating a detected change over time to the vibration device for a performance actuator according to claim 1 ;
Simultaneously with the driving power applying step, how to play a person is provided with a step of increasing or decreasing adjusting the pressure of the pressurized air to be applied to playing actuator according to claim 1.
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