JP3936509B2 - 電話通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話通信システムに係り、特に、デジタル構内交換機に、局線、ファックス又は電話等の内線端末などを収容し、システムを構成している電話通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電話通信システムは、デジタル構内交換機に、局線、ファックス又は電話等の内線端末などを収容し、システムを構成している。また、Eメール、ファックスメール、ボイスメールなどのメール機能を、構内交換機又は構内交換機等に接続されたホストコンピュータ等に持たせる場合がある。また、従来より、ビジネスホン等の専用電話機に、LCD(液晶)表示器等の表示手段を設け、ダイヤル表示、発信者番号・氏名表示などを行っていた。
【0003】
Eメールについては、ホストコンピュータにこの機能を持たせた場合、パーソナルコンピュータによりネットワークを介してアクセスし、Eメールを送信又は受信するようにしていた。また、ボイスメールについては、ボタン電話機と交換機等により、ボイスメール機能を実現するようにしていた。例えば、ビジネスホンによるボイスメールとしては、主に以下のような方式が採用されていた。すなわち、(1)ビジネスホン内部に専用のボイスメール装置を実装又は接続して使用する方式(2)外付けのボイスメール装置をビジネスホンの通話路インタフェースを経由して接続し、プッシュボタン(PB)信号等により制御する方式等である。そして、録音状況を確認するためには、電話機からボイスメール装置を呼び出して音声で録音状況を確認するか、電話機のランプ表示によりメールの有無を確認していた。
【0004】
さらに、ファックスに関しては、ビジネスホン等でファックスを受信する場合、ビジネスホンを収容する主装置の端末としてファックス装置を接続するか、ビジネスホンとは独立してファックスを設置して使用するのが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、事業所にEメールを導入する際、既にコンピュータが1人1台ある場合には机上でメールを確認して見ることができるが、コンピュータが1人に1台無い場合には、他者の机上等にあるコンピュータまで行かないとメールが来ているかわからなかった。そのため、1日に何回もコンピュータの所に行ってメールを確認するか、誰かコンピュータの所に居てみんなのメールを確認して連絡しなくてはならないという不便さがあった。また、コンピュータが1人1台ある場合でも、コンピュータの電源が切れているときにはメールを確認できないので、常に電源をオンしておくか、確認の度に電源をオンする必要があった。常時コンピュータの電源をオンしておくとその分電気代がかかり、一方、メールを確認する度に電源を入れる場合には操作が面倒であり、コンピュータが使用可能となるまでに時間を要する。さらに、コンピュータが1人1台ない場合には、メール送信においても、その都度コンピュータまで行く必要があり不便であった。また、コンピュータのキーボード操作に不慣れな場合には、届いたメールに対しての返信や新たなメール送信に手間を要した。
【0006】
また、昨今インターネットの普及によりホームページの閲覧やニュース・メール配信により情報を取得することが可能となっているが、同様に、インターネットを利用する場合、1人1台のコンピュータを持たない事業所ではコンピュータのところまで行って情報を入手するという不便さがある。
従来、ボイスメールに関しては、録音状況を自分の席で確認するには、電話機からボイスメール装置を呼出して音声で録音状況を確認するか、電話機のランプ表示によりメールの有無を確認する程度であった。そのため、ボイスメールが何件入っているか、いつ録音されたメールか、誰からのメールかは、事前にボイスメール装置を呼出さずに確認することができなかった。また、録音されたボイスメールを簡単に選択して聞くことができなかったので、録音されたボイスメールを順番に聞く必要があり不便であった。
【0007】
従来、ファックスに関しては、ファックスを受信したか否かはファックス装置のところに行かないとわからない。そのため、いつ届くかわからないファックスを待つ場合には何回もファックス装置まで確認に行く必要があり、不便であった。また、通常ファックスは事業所又は部署単位などに1つの番号を持ち1台置かれているのが一般的であり、ファックスが届いたことが分かっても結局ファックスまで取りに行く必要があった。
【0008】
また、一般に、ビジネスホン等の主装置と専用電話機間の接続は一般には例えば2B+Dのような構成を持っており、情報伝達用にDチャネル(例えば、16kbps)と音声伝達用にBチャネル(例えば、64kbps)を使用しており、この電話機にインターネットのウェブ情報などを表示させるためには、従来のDチャネルでは情報量が少ないため十分なスピードで表示させることはむずかしい。また、主装置と電話機間の情報伝達インタフェースを変更することにより、十分な情報量を確保することは可能であるが、従来の電話機との互換性が乏しくなる。また、変換アダプタ等を使用することにより互換性を持たせたまま新しいインタフェースを用いることは可能であるが、そのためにはシステムの価格が大幅にアップしてしまう。
【0009】
本発明は、以上の点に鑑み、一般的に事業所に導入され1人に1台設置されることが多いビジネスホンなどの通信システムに接続された電話機で、コンピュータなどの設備を追加することなく、自席に居ながらEメール、ファックスメール、ボイスメール、インターネットのウェブ等の各種情報を確認することができる電話通信システムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、Eメール、ボイスメール、ファックスメールのそれぞれ違うメールや各種情報を、各々適宜分類して、また、電話機で一覧表形式で一括で確認したり、必要な情報を取捨選択することができ、また、必要に応じて印刷することができる電話通信システムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、電話機とコンピュータの両方が無くても、1台の電話機で通話とメールの両方の機能を実現することができ、メールを表示しながら電話をかけたり、電話機による通話中にメールを見ること等、複数サービスを同時に実現することができる電話通信システムを提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、Eメールについて、電話機のダイヤルキー等の通常使い慣れたキーの操作によりメール送信を可能とし、コンピュータのキー操作に不慣れな人でもメール送信を簡単に行うことができる電話通信システムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、予め用意した定型文を電話機から返信できるようにし、さらに、電話機から録音した音声を返信メールに添付することにより、メール返信を簡単に行うことができる電話通信システムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、ボイスメールについて、「誰から」「いつ」「何件」録音されているか等の情報を、ビジネスホン等の電話機で一覧表形式で確認することができ、また、録音されたボイスメールを選択して聞くことができる電話通信システムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、ファックスについて、「誰から」「いつ」「何件」受信しているか等の情報を、電話機で一覧表形式で確認でき、また、所望のファックスを選択して印刷することができる電話通信システムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、各種メールの情報を印刷する際、例えば自分の席の近く等の適宜のプリンタを指定することができ、ファックス装置や他のプリンタ等まで行かずに簡単に出力を手に入れることができる電話通信システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の解決手段によると、
各端末及び局線を収容して交換処理を行う主装置と、
前記主装置に第1、第2の音声チャネル及び情報チャネルで接続され、表示器及び機能キーを有する電話機と、
前記主装置に接続され、内線番号及びメールアドレス及びメール情報を対応して記憶するメモリを有するコンピュータと
を備えた電話通信システムであって、
前記電話機では、第1の機能キーの操作により、該第1の機能キー情報を情報チャネルにより主装置に通知し、
主装置では、受信された機能キー情報が前記コンピュータに通知すべき情報である場合、内線番号及び該第1の機能キー情報をコンピュータに送信し、
前記コンピュータでは、前記第1の機能キー情報がメール一覧表示のためのキーであると認識した場合、前記メモリから該内線番号の電話機に対応するメール情報を読み出し、メール一覧画面に関する表示データを作成して、該表示データを主装置に通知し、
前記主装置では、前記表示データを第2の音声チャネルにより前記電話機に送信し、
前記電話機では、前記表示データを受信して前記表示器に表示するようにした電話通信システムを提供する。
【0014】
本発明の第2の解決手段によると、
各端末及び局線を収容して交換処理を行う主装置と、
前記主装置に第1、第2の音声チャネル及び情報チャネルで接続され、表示器及び機能キーを有する電話機と、
前記主装置に接続され、内線番号及びメールアドレス及びメール情報を対応して記憶するメモリを有するコンピュータと
を備えた電話通信システムであって、
前記主装置は、
前記電話機からの第1の機能キー情報を情報チャネルにより受信し、
受信された該第1の機能キー情報及び内線番号をコンピュータに送信し、該内線番号に対応するメール一覧画面に関する表示データを前記コンピュータから受信し、
前記表示データを第2の音声チャネルにより前記電話機に送信するようにし、
前記電話機から、所望のメールを選択するための第2の機能キーを受信し、
該第2の機能キー情報及び内線番号を前記コンピュータに伝送して、対応するメール情報を含む表示データを受信し、
前記表示データを第2の音声チャネルにより前記電話機に送信するようにした電話通信システムを提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のシステム全体を示すブロック図である。
このシステムは、例えば、主装置10、コンピュータ30、プリンタ31、TA(ターミナルアダプタ)又はモデム32及び各種局線・端末を備える。主装置10は、ISDN局線、アナログ局線、専用線等の各ライン及び各種端末等を収容する。各種端末としては、例えば、情報表示電話機20、電話機(独立電話機)21、ボタン電話機22、ファックス(FAX)23がある。主装置10と情報表示電話機20との間は、例えば、B1、B2チャネル(音声)とDチャンネル(データチャンネル)による2B+D形式で接続され、ピンポン伝送等の適宜の伝送方式が採用される。また、主装置と他の各種端末や局線とは、ツイストペア線、ISDN線等により適宜接続され、適宜の伝送方式が採用される。主装置10とコンピュータ30との間は、例えば、音声通話路及び情報通話路で接続されている。このような接続や、伝送方式は、一例であり、本発明は、適宜の数種類のBチャンネル、Dチャンネル、通話路により接続されたシステムに適用することができる。以下に各構成について詳述する。
【0016】
図2は、情報表示電話機のブロック図である。
電話機制御部204は、内部に持つメモリに格納されたプログラムにより、各種キー情報の受信、LED(発光ダイオード)表示器205、LCD制御部(液晶ディスプレイ制御部)202の制御、音声通話制御部212の制御、主装置インタフェース216とDチャンネルの送受及び主装置10との通信等の各種制御を行うものである。主装置インタフェース216は、例えば、Dチャネル、B1チャネル、B2チャネルの情報を2B+D形式に変換して主装置10に伝送する機能と、主装置10からの2B+D形式の情報をDチャネル、B1チャネル、B2チャネルに分解してLCD制御部202、電話機制御部204、音声通話制御部212等に伝送するものである。主装置インタフェース216と主装置10との間は、例えば、ピンポン伝送等により2B+Dの各チャネルが伝送される。なお、2B+D形式以外の場合は、適宜BチャンネルとDチャンネルを分解・組立てを行う。
【0017】
LED表示器205は、外線、内線からの着信、新着メールの通知及びその他の状態を表示するためのランプ表示をするものである。LED表示器205は、例えば、外線や内線からの着信をランプが点滅して知らせたり、新着メールがあるとランプが点灯して知らせることができる。LCD表示器201は、主装置10から送られた表示情報等を表示するための表示器である。LCD表示器201は、例えば、12文字×9行等の液晶ディスプレイを採用しており、Eメールや文字情報サービスを表示することができる。LCD制御部202は、B2チャネルにより受信した情報を一旦メモリ203に記憶し、記憶された情報をLCD表示器201の情報に変換してLCD表示器201に表示させるものである。メモリ203は、LCD表示器201を制御するためのプログラム及び各種データを格納するとともに、B2チャネルにより受信したLCD情報を記憶するものである。なお、メモリ203は、LCD制御部202内等に設けることもできる。
【0018】
電話機能キー206は、保留キーなどの情報表示電話機20の機能を使用するために固定で設けられた機能キーである。外線キー207は、主装置10に接続された局線を識別し、接続するためのキーである。なお、プログラマブルキー211の中のひとつ又は複数を外線キー207に設定することもできる。情報機能キー208は、F1キー〜F3キー等のファンクションキー及び決定キーなどの、LCD表示器201に表示された情報を制御するための機能キーである。情報機能キー208は、例えば、受信メール一覧や印刷といった機能を呼び出す際に利用する。カーソルキー209は、LCD表示器201に表示されたカーソルの上下左右への移動、画面スクロール等のためのキーである。ダイヤルキー210は、外線発信や内線発信などの場合にダイヤル情報を入力するためのキーである。プログラマブルキー211は、電話機機能キー206のように固定的に決められた機能を持つものでなく、設定により各種の機能に割り付けることのできる機能キーである。プログラマブルキー211は、例えば、外線ボタン(外線キー207)のほか、各種機能を登録することができる。各種キーは、使用頻度の高いボタンを使いやすくレイアウトすると良い。
【0019】
音声通話制御部212は、外線及び内線通話などのときに、その状態に応じて、マイク213、スピーカ214や送受器215などに音声信号を接続・切断したり、音量調整などの制御を行うものである。マイク213は、送受器を置いたままハンズフリ通話を行う場合の音声入力を行うものである。スピーカ214は、着信音、相手の音声、などの各種音を聞かせるためのものである。送受器215は、外線及び内線通話などのときに通話を行うための送話と受話を行うものである。
【0020】
図3は、情報表示電話機20の外観図である。
図中、LCD表示器201、LED(発光ダイオード)表示器205、電話機能キー206、外線キー207、情報機能キー208、カーソルキー209、ダイヤルキー210、プログラマブルキー211、マイク213、スピーカ214、送受器215等が示されている。
【0021】
図4は、主装置のブロック図である。
時分割スイッチ101は、ボタン電話機インタフェース102、トランク(TRK)104、アナログ端末インタフェース106、音声インタフェース103、制御部107等を収容する。また、時分割スイッチ101は、Dチャネル、B1チャネル及びB2チャネルの各情報の交換処理をこれらインタフェースや制御部等の間で、制御部107の指示で行う。制御部107は、例えば、メモリ108に格納されたプログラムにより、また、メモリ108に格納された各種設定データやプログラマブルキーのキー情報などの情報に基づき、時分割スイッチ101、ボタン電話機インタフェース102、TRK104などの制御を行うとともに、インタフェース105を介してコンピュータ30との通信についての制御等各種制御を行う。また、メモリ108には、情報表示電話機20等の各種端末の内線番号及び局線とそれらの収容位置との対応テーブルも備える。インタフェース105は、情報通信路と制御部107との間に設けられ、主装置10とコンピュータ30とで情報通信するためのインタフェースである。
【0022】
ボタン電話機インタフェース102は、2B+D形式の情報を対応の情報表示電話機20と通信するためのインタフェースである。TRK104は、主装置10と局線を接続するためのインタフェースである。アナログ端末インタフェース106は、主装置10に電話機21やファックス23などのアナログインタフェース端末を接続するためのインタフェースである。音声インタフェース103は、主装置10とコンピュータ30とを音声で接続するためのインタフェースである。
【0023】
図5は、コンピュータのブロック図である。
I/O301は、コンピュータ30と主装置10を接続するための入出力インタフェースである。CPU(管理部)305は、各種メール等の送受信、情報メモリ310に格納された各種メール等の情報を端末毎や日付順にまとめて編集メモリ311を作成する等の処理、主装置10との情報送受信などのコンピュータ30内の主な処理及び管理を行うものである。入力部(KEY)306は、コンピュータ30に接続又は内蔵された各種キー入力を行うためのキーボードである。表示部(DISPLAY)307は、コンピュータに接続又は内蔵された各種情報を表示するための表示器である。
【0024】
情報メモリ310は、Eメールメモリ302、ファックスメールメモリ303、ボイスメールメモリ304等の各メモリを備え、メール、ニュース等の各情報を記憶する。Eメールメモリ302は、I/O301から受信したEメール情報を格納するメモリである。ファックスメールメモリ303は、I/O301から受信したファックスメール情報を格納するメモリである。ボイスメールメモリ304は、I/O301から受信したボイスメール情報を格納するメモリである。編集メモリ311は、情報メモリ310等の情報を内線番号毎又は端末毎に編集してデータを記憶するメモリである。また、定型文メモリ312は、各メール等に返信するための定型文が記憶されている。定型文は、Eメール、ファックスメール、ボイスメール等の適宜の形式で予め設定されたり又は登録操作により、記憶することができる。
【0025】
つぎに、複数の種類のメールを統合的に管理するメモリ310の構成について詳細に説明する。一般的なメール受信手段によりコンピュータ30にEメール・ボイスメール・ファックスメールの各メールが受信されると、その受信メールは各メール種類毎にメモリ310に記憶される。
【0026】
図6に、Eメールメモリの構成図を示す。Eメールの場合には、Eメールメモリ302に、日時順に受信アドレス/発信者メールアドレス/受信日時/タイトル/メール本文等が記憶される。1つのメールが複数のアドレス宛に送信したものである場合には、受信アドレス部にはその複数のアドレスが記憶されてもよい。例えば、場所「E001」には、受信アドレス「100@abc」、発信者「999@xyz」、受信日時「991010,12:30」、タイトル「仕事の件」、本文「明日の会議・・・」が記憶される。例えば、E002、E003は同じ受信アドレス102@abc宛のEメールが記憶されている。
【0027】
図7に、ボイスメールメモリの構成図を示す。ボイスメールの場合には、ボイスメールメモリ304に音声データが録音されると同時に、録音された音声を通知する情報表示電話機20の内線番号(受信番号)とナンバーディスプレイ情報として取得された発信者番号と受信日時、音声データ等が記憶される。例えば、V001には、受信番号「100」、発信者「0331234567」、受信日時「991011,13:50」、音声データ「対応の音声データ」が記憶される。
【0028】
図8に、ファックスメールの構成図を示す。ファックスメールの場合には、外線からのファックスを受信すると、ファックスメールメモリ303に画像データが記憶されると同時に、伝送されたファックスの受信を通知する情報表示電話機20の内線番号(受信番号)と、ナンバーディスプレイ情報として取得された又は交換局やネットワーク等から通知された発信者番号と、受信日時、画像データ等が記憶される。なお、各メールファックス受信を通知する情報表示電話機20が複数記憶されている場合は、受信番号の欄にその複数の内線番号が記憶されるようにしてもよいし、又は、複数の場所(FoonとFoom等)を設けて同ファックスメールの内容が記憶されるようにしてもよい。
【0029】
図9に、編集メモリの構成図を示す。編集メモリ311は、内線番号毎に、メールアドレス、メール件数、未読メール件数、複数のメール情報が記憶される。メール情報としては、1〜n個の複数領域があり、各領域にメール種別/場所、発信者、受信日時、タイトル等が記憶される。メール種別/場所により、Eメールメモリ302、ファックスメールメモリ303、ボイスメールメモリ304等のメールの種類を識別することができる。例えば、内線番号100の情報表示電話機20には、内線番号「100」、メールアドレス「100@abc」、メール件数「4」、未読メール件数「0」、メール情報(E001、V001等)が記憶されている。
以下に、フローチャートを用いて、本発明の動作について説明する。
【0030】
図10及び図11は、受信した複数の種類のメールを統合的に管理し、メールを情報表示電話機20に表示する方法についてのフローチャート及びシーケンス図である。シーケンス図中、CCUは制御部107、CSIはインタフェース105にそれぞれ対応する。なお、以下の説明で、フローチャートとシーケンス図の参照番号は対応する。
【0031】
図12に、情報表示電話機20の待機画面(情報表示)の説明図の一例を示す。これは、情報表示電話機20のLCD表示器201の表示例を示す。主装置10は、インタフェース105及び制御部107によりB2チャンネルにこの情報を分離して、時分割スイッチ101及びボタン電話機インタフェース102を経て情報表示電話機20に伝送する。これらの情報は、コンピュータ30がインターネット等により入手し、コンピュータ30から情報通信路を経て主装置10に送られる。なお、ここでの表示例は、「週間天気予報」であるが、例えば、「株式市場」の情報等を表示させるなど、ユーザの好みに応じて待機画面を設定できる。
【0032】
ここで、一例として、内線番号100の情報表示電話機20に対応するメールアドレスに新たにEメールを受信した場合の動作について説明する。
内線番号100、自アドレス100@abcの情報表示電話機20では今までに受信したメールについては既に確認済であるとすると、情報表示電話機20のメール受信を知らせるランプ(LED表示器205)は消えている。この状態で新しいEメールを自アドレス100@abcに受信すると、コンピュータのEメールメモリ302(図6)に記憶される(ステップ101)。このとき、編集メモリ311(図9)により受信アドレス100@abcの対応の情報表示電話機20である内線番号100に対応した領域にも、メールの発信者・受信日時・タイトルなどのデータが記憶され、メール件数及び未読メール件数に件数(例えば、+1)が記憶される(ステップ102)。同様にボイスメール及びファックスメールが、図7及び図8で示すようなボイスメールメモリ304、ファックスメールメモリ303に記憶された場合にも、CPU305により、編集メモリ311にその情報が転送され記憶される。さらに、必要に応じて、メールの種類に関係なくCPU305により受信日時順などに編集され管理される。
【0033】
未読メール件数が1以上となったことにより、CPU305は内線番号100の情報表示電話機20に新着メールを受信したことを、情報通信路を経由して主装置10に通知する。主装置10ではその情報をインタフェース105を介して制御部107で受信し、制御部107ではその情報を情報表示電話機20に送信する情報に変換してDチャネルによりボタン電話機インタフェース102から情報表示電話機20に送信する。情報表示電話機20では、その情報を受信して電話機制御部204の制御でLED表示器205にメール受信のためのランプ表示を行う(ステップ103)。
【0034】
メール受信を知らせるランプが表示された情報表示電話機20では、メールを確認するためにメール一覧を表示させるために情報機能キー208(決定キー)を押す。この電話機制御部204で読み込まれたキー情報は、Dチャネルにより主装置インタフェース216を経由して主装置10に通知する。主装置10では、ボタン電話機インタフェース102を介してDチャネルを分離し、時分割スイッチ101を経て制御部107で受信する。制御部107では、受信された情報がコンピュータに通知すべき情報であると判断し、内線番号を付加してキー情報をインタフェース105から情報通信路を経てコンピュータ30に送信する(ステップ104)。
【0035】
コンピュータ30では、キー情報をCPU305で受信し、メール一覧表示のためのキーであることを認識すると、編集メモリ311から内線番号100の情報表示電話機20に関するメール情報を表示データに変換して、表示データを情報通信路を経由して主装置10に通知する(ステップ105)。なお、表示データには、内線番号やアドレス等の情報を含めてもよいし、ヘッダとして付加してもよい。また、受信番号に関する情報は、主装置10で記憶しておいてコンピュータ30から表示データを受信した際に使用することもできる。
【0036】
主装置10では、表示データを制御部107で受信し、制御部107では受信した情報が表示データであることを認識したら、情報表示電話機20に送信する情報に変換して、B2チャネルにより、時分割スイッチ101を介して、ボタン電話機インタフェース102から情報表示電話機20に送信する。情報表示電話機20では、主装置インタフェース216により、B2チャネルの表示データを分離し、表示データをLCD制御部202で受信してLCD表示器201にメール一覧として表示する(ステップ106)。
【0037】
ここで、メール一覧の表示例を示す。図13に、情報表示電話機のメール一覧画面の説明図の一例を示す。ここでは、各行の先頭の文字がそれぞれM=Eメール、V=ボイスメールF=ファックスメールであることを示す。この画面では、例えば、日付、時間が表示され、Eメールが10月1日10:00鈴木太郎から受信したこと等が示される。
【0038】
メール一覧表示の最初の状態では、例えば、1番目のメールがカーソル表示されている。1番目以外のメールを選択するためにカーソル移動キー209(▽及び△)を押すと、上述と同様にキー情報(内線番号とカーソル情報を含む)がコンピュータ30に送信され、コンピュータ30から表示データが情報表示電話機20に送信され、選択されたメールの位置にカーソル表示される(ステップ107)。
【0039】
つぎに、内容を見たいメールにカーソルを合わせた状態で情報機能キー208(決定キー)を押すと、上述と同様にキー情報(内線番号と決定キー情報を含む)がコンピュータ30のCPU305に受信される。コンピュータ30では、キー情報をCPU305でメール内容表示のためのキーであることを認識し、さらに、編集メモリ311から対応するメールがEメールであることを認識して、Eメールメモリ302からメール情報を取得して表示データに変換して主装置10に送信する(ステップ108)。情報表示電話機20では、表示データを受信し、一覧表示と同様に、表示データが情報表示電話機20のLCD表示器201に表示される(ステップ109)。なお、他のメールを表示したい場合は、上述の処理を繰り返せばよい。
【0040】
つぎに、メール内容の表示例を示す。図14に、情報表示電話機のメール内容画面の説明図の一例を示す。ここでは、一例として、メール内容等が示される。メール内容は、カーソル移動キー209等によりスクロールすることができる。
【0041】
つぎに、図15に、情報表示電話機でのメール表示機能と通話機能を併用する場合のフローチャートを示す。ここでは、一例として、Eメール等のメール表示中にそのメールの発信者又は他の人等(外線又は内線)に電話をかける必要がある場合の動作を説明する。
上述のフローチャートにより待機画面(情報表示)、メール一覧画面、メール内容画面等の適宜の画面を表示中(ステップ201)であるとする。ここで、外線通話したい場合(ステップ202)は、情報表示電話機20の送受器をオフフックして外線キー207等を押すと、電話機制御部204で読み込まれたキー情報はDチャネルにより主装置インタフェース216を経由して主装置10に通知される。主装置10では、ボタン電話機インタフェース102、時分割スイッチ101を経て、Dチャネルにより制御部107でキー情報(内線番号と発呼情報を含む)が受信される。制御部107では、そのキー情報により、時分割スイッチ101とTRK104を制御して、B1チャネルにより情報表示電話機20を時分割スイッチ101とTRK104を経由して局線に接続する(ステップ203)。
【0042】
さらに、情報表示電話機20でダイヤルキー210を操作することにより、同様にDチャネルにより主装置10の制御部107に通知され、制御部107は、TRK104を制御して局線にダイヤルが送出され、局線相手にB1チャネルで接続される。このとき、メール表示は、B2チャネルで行われているため情報表示電話機20が局線に発信して通話しても影響を受けずに、通話中も継続してメールは表示される(ステップ204)。なお、他の情報表示電話機20、電話機21、ボタン電話機22等と通話したい場合、適宜のキー、内線キー、必要に応じて相手番号を押すことで、同様の接続を実行することができる。なお、通話中に、さらにBチャンネルがあいていたら他の通話を同時に行うことができる。
【0043】
つぎに、メール表示中等の適宜の画面表示中(ステップ201)、又は外線・内線通話中、又はこれら両方の処理中に、情報表示電話機20で他のメールを見る場合を想定する。この場合(ステップ205)、上述のように、情報機能キー208及びカーソル移動キー209を押下すると、電話機制御部204で読み込まれたキー情報は、それぞれDチャネルにより主装置インタフェース216を経由して主装置10に通知される。主装置10では、ボタン電話機インタフェース102、時分割スイッチ101を介してDチャネルにより制御部107で受信する。制御部107では、受信された情報がコンピュータに通知すべき情報であると判断し、内線番号を付加してキー情報をインタフェース105からコンピュータ30に送信する(ステップ206)。コンピュータ30ではキー情報をCPU305で次のメールを見る操作のためのキーであることを認識し、編集メモリ311及び情報メモリ310から内線番号100の情報表示電話機20の次のメール情報を表示データに変換して、表示データを情報通信路を経由して主装置10に通知する。主装置10ではその情報をインタフェース105を経て制御部107で受信し、制御部107により、その情報が表示情報であることを認識したら情報表示電話機20に送信する情報に変換してB2チャネルにより、時分割スイッチ101、ボタン電話機インタフェース102を経てから情報表示電話機20に送信する。情報表示電話機20では、その情報を主装置インタフェース216を介してLCD制御部202で受信してLCD表示器201にメールを表示させる。このとき、通話はB1チャネルで行われているため、情報表示電話機20が次のメール表示する操作を行っても影響を受けずに、通話を継続することができる(ステップ207)。
【0044】
さらに、通話中に、通話を終了させる場合(ステップ208)、送受器215をオンフックすると、電話機制御部204で読み込まれたオンフック情報はDチャネルにより主装置インタフェース216を経由して主装置10に通知される。主装置10では、オンフック情報がボタン電話機インタフェース102、時分割スイッチ101を経てDチャネルにより制御部107で受信される。制御部107では、そのオンフック情報により、時分割スイッチ101とTRK104を制御してB1チャネルで情報表示電話機20に接続された局線を切断する(ステップ209)。
【0045】
つぎに、図16及び図17に、メール返信についてのフローチャート及びシーケンス図を示す。ここでは、受信したメールに対して、メール返信を行う場合の動作について説明する。
【0046】
図10及び図15のフローチャートで説明した方法でEメール等の適宜の情報を情報表示電話機20で表示してメール内容を確認したあとで(ステップ301)、そのメールに対して返信をする必要がある場合を想定する。この場合、例えば、定型の返信文を表示させるために情報機能キー208(F2キー等)を押す(ステップ302)。すると、電話機制御部204で読み込まれたキー情報は、Dチャネルにより主装置インタフェース216を経由して主装置10に通知される。主装置10では、このキー情報を、ボタン電話機インタフェース102、時分割スイッチ101を経てDチャネルにより制御部107で受信する。制御部107では、受信された情報がコンピュータ30に通知すべき情報であると判断し、内線番号を付加したキー情報をインタフェース105からコンピュータ30に送信する(ステップ303)。
【0047】
コンピュータ30では受信したキー情報が返信のためのキーであることを認識し、定型文メモリ312から返信の定型文を読み出して表示データに変換する(ステップ304)。コンピュータ30は、変換された表示データを、情報通信路を経由して主装置10に通知する。主装置10ではその情報を制御部107で受信し、制御部107では、受信した情報が表示データであることを認識すると、情報表示電話機20に送信する情報に変換してB2チャネルによりボタン電話機インタフェース102から情報表示電話機20に送信する(ステップ305)。情報表示電話機20では、その表示情報を主装置インタフェース216を介してLCD制御部202で受信して、LCD表示器201に返信の定型文を表示させる(ステップ306)。
【0048】
つぎに、定型文の表示例を示す。図18は、メール返信画面の説明図の一例である。この画面には、よく使用される定型文が表示されている。
【0049】
情報表示電話機20では、表示された定型文から返信したい文を選択するために情報機能キー208(△又は▽)を押すと、上述と同様にキー情報がコンピュータ30に送信され、コンピュータ30から表示データが情報表示電話機20に送信され、選択された定型文の位置にカーソル表示される(ステップ307)。情報表示電話機20では、情報機能キー208(決定キー)を押すことにより(ステップ308)、上述と同様にキー情報(内線番号と決定情報を含む)がコンピュータ30に送信される(ステップ308)。コンピュータ30では決定キーを受信することにより、最初に表示していたEメールの発信アドレスを受信アドレス、返信操作をした情報表示電話機20に対応のEメールアドレスを発信アドレスとしてメールを送信することができる(ステップ309)。
【0050】
これにより、情報表示電話機20のダイヤルキーを複数回操作することで文字を入力又はキーボードを使って文字を入力するのに比べて簡単に返信ができ、また、返信用の定型文は予め良く使う文面をコンピュータ30の定型文メモリ312に記憶させることにより、より適切な返信とすることができる。
【0051】
さらに、このフローチャートでは説明していないが、定型文以外にもう少し詳しい内容を返信したい場合には、返信内容を録音してその音声データを返信メールに添付して返信することもできる。具体的には、例えば、ステップ308において、音声返信するために情報機能キー208(決定キー)を押す前に音声返信のために情報機能キー208(F3等)を押すと、コンピュータ30と主装置10間の音声通話路がB1チャネルにより接続され、情報表示電話機20の送受器215又はマイク213から話した音声がコンピュータ30の定型文メモリ312に音声データとして記憶され、その後で情報機能キー208(決定キー)を押したときに、返信されるEメールに記憶された音声データが添付されて送信される。なお、定型文は、ファックス、ボイスメールに対応させて、メール返信画面において選択し、定型文メモリ312からそれらの各種メールを返信することもできる。
【0052】
また、適宜の画面表示中又は通話中に、情報機能キーを操作することにより、適宜のプリンタ31によって、画面等を表示することができる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、一般的に事業所に導入され1人に1台設置されることが多いビジネスホンなどの通信システムに接続された電話機で、コンピュータなどの設備を追加することなく、自席に居ながらEメール、ファックスメール、ボイスメール、インターネットのウェブ等の各種情報を確認することができる。
【0054】
本発明によれば、Eメール、ボイスメール、ファックスメールのそれぞれ違うメールや各種情報を、各々適宜分類して、また、電話機で一覧表形式で一括で確認したり、必要な情報を取捨選択することができ、また、必要に応じて印刷することができる。さらに、本発明によれば、電話機とコンピュータの両方が無くても、1台の電話機で通話とメールの両方の機能を実現することができ、メールを表示しながら電話をかけたり、電話機による通話中にメールを見ること等、複数サービスを同時に実現することができる。
【0055】
本発明によれば、Eメールについて、電話機のダイヤルキー等の通常使い慣れたキーの操作によりメール送信を可能とし、コンピュータのキー操作に不慣れな人でもメール送信を簡単に行うことができる。
本発明によれば、予め用意した定型文を電話機から返信できるようにし、さらに、電話機から録音した音声を返信メールに添付することにより、メール返信を簡単に行うことができる。
【0056】
本発明によれば、ボイスメールについて、「誰から」「いつ」「何件」録音されているか等の情報を、ビジネスホン等の電話機で一覧表形式で確認することができ、また、録音されたボイスメールを選択して聞くことができる。本発明によれば、ファックスについて、「誰から」「いつ」「何件」受信しているか等の情報を、電話機で一覧表形式で確認でき、また、所望のファックスを選択して印刷することができる。
また、各種メールの情報を印刷する際、例えば自分の席の近く等の適宜のプリンタを指定することができ、ファックス装置や他のプリンタ等まで行かずに簡単に出力を手に入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム本発明のシステム全体を示すブロック図。
【図2】情報表示電話機のブロック図。
【図3】情報表示電話機の外観図。
【図4】主装置のブロック図。
【図5】コンピュータのブロック図。
【図6】Eメールメモリの構成図。
【図7】ボイスメールメモリの構成図。
【図8】ファックスメールの構成図。
【図9】編集メモリの構成図。
【図10】受信した複数の種類のメールを統合的に管理し、メールを情報表示電話機に表示する方法についてのフローチャート。
【図11】受信した複数の種類のメールを統合的に管理し、メールを情報表示電話機に表示する方法についてのシーケンス図。
【図12】情報表示電話機の待機画面(情報表示)の説明図。
【図13】情報表示電話機のメール一覧画面の説明図。
【図14】情報表示電話機のメール内容画面の説明図。
【図15】情報表示電話機でのメール表示機能と通話機能を併用する場合のフローチャート。
【図16】メール返信についてのフローチャート。
【図17】メール返信についてのシーケンス図。
【図18】メール返信画面の説明図。
【符号の説明】
10---主装置、20---情報表示電話機、21---電話機(独立電話機)、22---ボタン電話機、23---ファックス、30---コンピュータ、31---プリンタ、32---TA又はモデム、101---時分割スイッチ、102---ボタン電話機インタフェース、103---音声インタフェース、104---トランク(TRK)、105---インタフェース、106---アナログ端末インタフェース、107---制御部、108---メモリ

Claims (4)

  1. 各端末及び局線を収容して交換処理を行う主装置と、
    前記主装置に第1、第2の音声チャネル及び情報チャネルで接続され、表示器及び機能キーを有する電話機と、
    前記主装置に接続され、内線番号及びメールアドレス及びメール情報を対応して記憶するメモリを有するコンピュータと
    を備えた電話通信システムであって、
    前記電話機では、第1の機能キーの操作により、該第1の機能キー情報を情報チャネルにより主装置に通知し、
    前記主装置では、受信された機能キー情報が前記コンピュータに通知すべき情報である場合、内線番号及び該第1の機能キー情報を前記コンピュータに送信し、
    前記コンピュータでは、前記第1の機能キー情報がメール一覧表示のためのキーであると認識した場合、前記メモリから該内線番号の電話機に対応するメール情報を読み出し、メール一覧画面に関する表示データを作成して、該表示データを主装置に通知し、
    前記主装置では、前記表示データを第2の音声チャネルにより前記電話機に送信し、
    前記電話機では、前記表示データを受信して前記表示器に表示するようにした電話通信システム。
  2. 前記電話機に、メール一覧画面が表示された状態において、
    所望のメールを選択するための第2の機能キーが操作されると、該第2の機能キー情報及び内線番号が前記主装置により、前記コンピュータに伝送され、
    前記コンピュータでは、前記第2の機能キー情報をメール内容表示のためのキーであると認識した場合、前記メモリから対応するメール情報を取得して、選択されたメール内容を表示データに変換して主装置に送信し、
    前記主装置では、前記表示データを第2の音声チャネルにより前記電話機に送信し、
    前記電話機では、前記表示データを受信して前記表示器に表示するようにした請求項1に記載の電話通信システム。
  3. 前記電話機に、メール一覧画面又はメール情報が表示された状態において、通話のための操作により、通話用キー情報が情報チャネルにより前記主装置に通知されると、
    前記主装置では、該通話用キー情報に基づき、第1の音声チャネルにより前記電話機を相手電話機に接続するようにした請求項1又は2に記載の電話通信システム。
  4. 各端末及び局線を収容して交換処理を行う主装置と、
    前記主装置に第1、第2の音声チャネル及び情報チャネルで接続され、表示器及び機能キーを有する電話機と、
    前記主装置に接続され、内線番号及びメールアドレス及びメール情報を対応して記憶するメモリを有するコンピュータと
    を備えた電話通信システムであって、
    前記主装置は、
    前記電話機からの第1の機能キー情報を情報チャネルにより受信し、
    受信された該第1の機能キー情報及び内線番号をコンピュータに送信し、該内線番号に対応するメール一覧画面に関する表示データを前記コンピュータから受信し、
    前記表示データを第2の音声チャネルにより前記電話機に送信するようにし、
    前記電話機から、所望のメールを選択するための第2の機能キーを受信し、
    該第2の機能キー情報及び内線番号を前記コンピュータに伝送して、対応するメール情報を含む表示データを受信し、
    前記表示データを第2の音声チャネルにより前記電話機に送信するようにした電話通信システム。
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