JP3936487B2

JP3936487B2 - Packing for pilfer proof cap

Info

Publication number: JP3936487B2
Application number: JP07649599A
Authority: JP
Inventors: 忠義高島; 晶久高市; 務松原; 尚司黒石
Original assignee: Nihon Yamamura Glass Co Ltd; Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Current assignee: Nihon Yamamura Glass Co Ltd; Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date: 1999-03-19
Filing date: 1999-03-19
Publication date: 2007-06-27
Anticipated expiration: 2019-03-19
Also published as: JP2000272652A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば飲料水などが詰められたガラス瓶やプラスチック瓶の瓶口に被せられるピルファープルーフキャップに使用されるピルファープルーフキャップ用のパッキンに関する。
【０００２】
【従来の技術】
ピルファープルーフキャップは、店頭に陳列されている瓶類のキャップが不注意やいたずら目的でちょい回しされても、瓶内部の気密性を維持して、内容物の品質を保つことができるように配慮されたものであり、特開平８−４８３５０号公報等によって既に知られている。
【０００３】
このピルファープルーフキャップは、平面視で円形状をなす蓋天板と、その周縁から垂下し、内周面に瓶口の雄ねじと螺合する雌ねじを形成した周壁とで構成されるキャップ本体と、周壁の下部に破断可能な多数のブリッジを介して連結されたピルファープルーフバンドと、キャップ本体の内部に軸芯方向および軸芯周での相対移動が可能な状態に保持されたパッキンとから構成され、パッキンは、瓶口の上に載置される天板と、その下面に連設された瓶口に密に嵌入する中足とから構成されている。
【０００４】
そして、キャップ本体の周壁内周面には、前記雌ねじの最上位部分（雌ねじのねじ山の螺旋上端部分）などによって構成されたパッキン案内部が設けられており、キャップ本体を開栓方向に回転させても、ブリッジが切れるまでは前記パッキンによる気密状態が保たれ、ブリッジが切れるとパッキンが前記パッキン案内部で持ち上げられてキャップ本体と一体に瓶口から取り外されるようになっている。
【０００５】
換言すれば、ピルファープルーフキャップは、ブリッジが破断されているか否かによって、開栓されたか否かを判別できるようにしたものであって、ブリッジが破断した時点をＢ、キャップ本体のパッキン案内部がパッキンを持ち上げて気密が解除された時点をＬとすると、Ｌ−Ｂが０以上となるよう設定すること、つまり、ブリッジの破断後、キャップ本体を開栓方向に適当角度（例えば、２０°程度）回転させた時点で、パッキンによる気密シールが解除されるように設定することが、安全上、好ましいとされている。通常、このピルファープルーフキャップは、高温の内容物充填又は常温で充填後、高温で熱処理され、常温に戻ったときに減圧状態となる、いわゆるホットパック等において好適に使用される。
【０００６】
しかしながら、ピルファープルーフキャップで密封される瓶類は、このホットパック後、冷蔵庫等に低温で保管されるのが一般的である。
【０００７】
従って、冷蔵庫等から取り出した直後の瓶類のピルファープルーフキャップを開栓する場合、ブリッジが破断すると同時に気密が解除される所謂ＬＢゼロタッチ（Ｌ−Ｂ＝０）となることが多い。即ち、瓶類が４〜５°Ｃの低温で保管されていた場合、パッキンは本来の柔軟性を欠く硬化状態にある。そのため、ピルファープルーフキャップを開栓する際、ブリッジが破断すると同時に、パッキンの天板下面に当接したパッキン案内部によるブリッジ破断時の衝撃が直ちにパッキンの中足を持ち上げる力となって作用して、パッキンによる気密シールが解除され、ＬＢゼロタッチが発生しやすいのである。
【０００８】
原理的には、ＬＢゼロタッチであっても何ら問題ない筈であるが、現実には、ブリッジの破断と気密の解除とが文字通り完全に同時であるか否かは、確認が困難であって、ブリッジが破断する数十分の１秒〜数百分の１秒前に、気密が解除されているかも知れない。まして、瓶口やピルファープルーフキャップの製造上不可避的に生じる精度のバラツキ、ブリッジの伸びや部分的な破断等を考慮すると、ＬＢゼロタッチが生じるような状況下で、所謂ちょい回し等のいたずらがあった場合、ブリッジの破断前に気密が漏れる可能性は少なくない。従って、内容物の品質を確保するためには、可及的にＬＢゼロタッチの発生を低減することが望ましいのである。
【０００９】
しかも、上記の従来例では、プラスチック瓶を未開封のまま冷凍庫に入れ、内容物を凍らせた場合、内容物の膨張に伴う圧力上昇によりパッキンを介してキャップ本体の蓋天板が上方へ膨れ上がる所謂ドーミング現象が生じ、その結果、パッキンと瓶口の間に微細な隙間が生じて瓶内部の気密性が解除され、解凍の途中段階において内容物が漏出（冷凍液漏）したり、内容物の品質変化を招く可能性があった。また、炭酸飲料等のガス圧を有する飲料を保存する場合には、内圧上昇によりパッキンを介してキャップ本体の蓋天板が上方へ膨れ上がるドーミング現象が生じ、その結果、パッキンと瓶口の間に微細な隙間が生じて瓶内部の気密性が解除される可能性があった。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来技術の問題点をふまえてなされたものであって、瓶類が低温（例えば４〜５°Ｃ）で保管されていた場合でも、ＬＢゼロタッチの発生を防止できるようにすることを課題としている。更には、キャップ本体のドーミング現象に起因する瓶内部の気密漏れを防止できるようにすることを課題としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、瓶口の上に載置される天板と、その下面に連設された瓶口に密に嵌入する中足とを備え、前記中足は、中足の付け根部外周面を介して瓶口に密に嵌入されているピルファープルーフキャップ用のパッキンにおいて、前記天板の外周縁に、前記天板に対して下方へ折れ曲がった折曲部を設け、この折曲部の内周面を外広がりに傾斜した傾斜面に形成してあり、さらに、前記天板は、その上面に、天板外周縁に沿った状態で、かつ、前記中足の付け根部外周面の上方近傍で、前記中足の付け根部外周面より半径方向外方に形成された環状凹入部を有することを特徴としている。
本発明における環状凹入部を、天板上面の天板外周縁に沿った位置のうち、中足の付け根部外周面より半径方向外方に形成するとは、環状凹入部の内側周面が平面視において中足の付け根部外周面とラップする位置も含んでいることを意味する。
【００１２】
上記の構成によれば、合成樹脂製パッキンの天板上面に、天板外周縁に沿った状態で、かつ、中足の付け根部外周面の上方近傍で、中足の付け根部外周面より半径方向外方に環状凹入部を形成してあるため、低温下においても、パッキンの天板外周縁の弾性を維持することができる。従って、このパッキンを用いたピルファープルーフキャップによれば、瓶類が低温（例えば４〜５°Ｃ）で保管されていた場合でも、パッキンの天板外周縁の弾性が維持されるので、ピルファープルーフキャップを開栓する際、ブリッジが破断すると同時に、パッキン案内部がパッキンの天板下面に当接しても、その当接の際に、ブリッジ破断による衝撃が天板外周縁の弾性によって吸収緩和されることになり、当接時の衝撃が直ちに中足を持ち上げる力として作用しないため、ＬＢゼロタッチの発生を防止できるのである。
【００１３】
尚、環状凹入部は、円周方向に連続した形状であることが望ましいが、円周方向に断続した形状であっても、ある程度の効果は期待できる。また、環状凹入部は、中足の付け根部外周面の上方近傍に形成することが望ましい。更に、環状凹入部は、その垂直断面において、スコア、線状の切れ目又は切れ筋とすることができる。
【００１４】
また、本発明では、天板の上面には、天板外周縁に沿った環状凹入部を形成し、天板の外周縁に、天板に対して下方へ折れ曲がった折曲部を設け、折曲部の内周面を外広がりに傾斜した傾斜面に形成しているので、キャップ本体のドーミング現象に起因する瓶内部の気密漏れを防止でき、凍結液漏の発生を抑制できる。即ち、内容物を凍らせたときの内容物の膨張や炭酸飲料等のガス圧を有する飲料に伴う圧力上昇によりキャップ本体の蓋天板が上方へ膨れ上がる所謂ドーミング現象が生じると、温度上昇や振動時、キャップ本体の周壁の上端部が中心に向かって収縮するので、パッキンの外周縁には瓶口の中心方向に向かう押圧力が加わり、この押圧力によってパッキンの折曲部が瓶口の外周面に押し付けられる。
【００１５】
殊に、天板上面に、天板外周縁に沿った状態で、かつ、中足の付け根部外周面の上方近傍で、中足の付け根部外周面より半径方向外方に形成された環状凹入部のために、パッキンの折曲部が瓶口の中心方向に変形しやすくなっており、上記の押圧力によってパッキンの折曲部が瓶口の外周面に確実に押し付けられ、折曲部の内周面が瓶口の外周面に確実に密着するので、パッキンによる気密性が維持されることになり、凍結液漏の発生率が著しく低減される。
【００１６】
また、折曲部の内周面を垂直（軸芯と平行）にした場合、折曲部の内径や瓶口の外径にバラツキ（製造上の寸法誤差）が生じたとき、パッキンが瓶口にきっちりと嵌まらなくなる虞があるが、上記の構成では、折曲部の内周面が外広がりの傾斜面に形成されているため、このような不都合も回避することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する前に、参考例を図面に基づいて説明する。図１、図２は、参考例に係るピルファープルーフキャップ用のパッキン１を示す。このパッキン１は、合成樹脂製であって、瓶口の上に載置される平面視で円形の天板２と、その下面に連設された瓶口に密に嵌入する円筒状の中足３とを備えており、天板２の上面には、中足３の付け根部外周面Ｓの上方近傍に、天板２外周縁に沿った環状凹入部ｂが形成されている。環状凹入部ｂは、図２に示すように、円周方向に連続した形状とされている。
【００１８】
図３は、上記パッキン１を用いたピルファープルーフキャップを示す。５は、合成樹脂製のキャップ本体であり、平面視で円形状をなす蓋天板６と、その周縁から垂下し、内周面に瓶口７の雄ねじ８と螺合する雌ねじ９を形成した周壁１０とで構成されている。ピルファープルーフキャップは、キャップ本体５と、周壁１０の下部に破断可能な多数のブリッジ１１を介して連結されたピルファープルーフバンド１２と、キャップ本体５の内部に嵌め込み、軸芯方向および軸芯周での相対移動が可能な状態に保持させたパッキン１とから構成されている。
【００１９】
キャップ本体５の周壁１０内周面には、雌ねじ９の最上位部分（雌ねじ９のねじ山の螺旋上端部分）によって構成されたパッキン案内部１３が設けられており、開栓時に、このパッキン案内部１３でパッキン１の天板２下面を持ち上げるように構成されている。ピルファープルーフバンド１２の下端には、適度の弾性を有して内方に折曲された係止部１２ａが蛇腹のリング状に形成され、閉栓状態においては、瓶口７の周囲に設けられた突部１４に下方から係止するようになっている。
【００２０】
そして、キャップ本体５を開栓方向に回転させても、ブリッジ１１が切れるまでは前記パッキン１による気密状態が保たれ、ブリッジ１１が切れるとパッキン１が前記パッキン案内部１３で持ち上げられてキャップ本体５と一体に瓶口７から取り外されるようになっている。
【００２１】
上記のパッキン１を用いたピルファープルーフキャップによれば、環状凹入部４の存在により、瓶類が低温（例えば４〜５°Ｃ）で保管されていた場合でも、パッキン１の天板２外周縁の弾性を維持できる。
【００２２】
従って、ピルファープルーフキャップを開栓する際、図４に示すように、ブリッジ１１が破断すると同時に、パッキン案内部１３がパッキン１の天板２下面に当接しても、その当接の際に、ブリッジ破断による衝撃が天板２外周縁の弾性によって吸収緩和されることになり、当接時の衝撃が直ちに中足３を持ち上げる力として作用しないため、ブリッジ１１が破断すると同時に気密が解除されるＬＢゼロタッチの発生を防止できるのである。
【００２３】
図５、図６は、本発明に係るピルファープルーフキャップ用のパッキン１を示す。このパッキン１は、合成樹脂製であって、瓶口の上に載置される平面視で円形の天板２と、その下面に連設された瓶口に密に嵌入する円筒状の中足３とを備え、中足３は、中足３の付け根部外周面Ｓを介して瓶口に密に嵌入されており、天板２の外周縁には、天板２に対して下方へ折れ曲がった折曲部４を設けられている。折曲部４の内周面Ｓ１は外広がりに適当角度（例えば、３３°）に傾斜した傾斜面に形成され、折曲部４の下端面Ｓ２は軸芯に対して直角な平面に形成されている。折曲部４の上面は、後述するキャップ本体５のコーナー部の曲面ｒに合わせて面取りａされている。
【００２４】
天板２の上面には、中足３の付け根部外周面Ｓの上方近傍で、中足３の付け根部外周面Ｓより半径方向外方に、天板２外周縁に沿った環状凹入部ｂが形成されている。環状凹入部ｂは、図６に示すように、円周方向に連続した形状とされている。
【００２５】
図７は、本発明に係る上記パッキン１を用いたピルファープルーフキャップを示す。５は、合成樹脂製のキャップ本体であり、平面視で円形状をなす蓋天板６と、その周縁から垂下し、内周面に瓶口７の雄ねじ８と螺合する雌ねじ９を形成した周壁１０とで構成されている。ピルファープルーフキャップは、キャップ本体５と、周壁１０の下部に破断可能な多数のブリッジ１１を介して連結されたピルファープルーフバンド１２と、キャップ本体５の内部に嵌め込み、軸芯方向および軸芯周での相対移動が可能な状態に保持させたパッキン１とから構成されている。
【００２６】
キャップ本体５の周壁１０内周面には、雌ねじ９の最上位部分（雌ねじ９のねじ山の螺旋上端部分）によって構成されたパッキン案内部１３が設けられており、開栓時に、このパッキン案内部１３でパッキン１の折曲部の下端面Ｓ２を持ち上げるように構成されている。ピルファープルーフバンド１２の下端には、適度の弾性を有して内方に折曲された係止部１２ａが蛇腹のリング状に形成され、閉栓状態においては、瓶口７の周囲に設けられた突部１４に下方から係止するようになっている。
【００２７】
そして、キャップ本体５を開栓方向に回転させても、ブリッジ１１が切れるまでは前記パッキン１による気密状態が保たれ、ブリッジ１１が切れるとパッキン１が前記パッキン案内部１３で持ち上げられてキャップ本体５と一体に瓶口７から取り外されるようになっている。
【００２８】
上記の構成によれば、パッキン１の天板２外周縁に下方へ折れ曲がった折曲部４を設けてあるため、内圧飲料の内圧上昇に基づく気密もれや凍結液漏の発生を抑制できる。即ち、図８に示すように、内容物を凍らせたときの内容物の膨張や炭酸飲料等のガス圧を有する飲料に伴う圧力上昇によりキャップ本体５の蓋天板６が上方へ膨れ上がる所謂ドーミング現象が生じると、キャップ本体５の周壁１０の上端部が中心に向かって収縮するので、パッキン１の外周縁には、図８に矢印Ｘで示すように、瓶口７の中心方向に向かう押圧力が加わり、この押圧力によってパッキン１の折曲部４が瓶口７の外周面に押し付けられる。
【００２９】
この場合、天板２上面に、天板２外周縁に沿った状態で、かつ、前記中足３の付け根部外周面Ｓの上方近傍で、前記中足３の付け根部外周面Ｓより半径方向外方に形成された環状凹入部ｂのために、パッキン１の折曲部４が瓶口７の中心方向に変形しやすくなっており、上記の押圧力によってパッキン１の折曲部４が瓶口７の外周面に確実に押し付けられることになる。
【００３０】
従って、パッキン１の折曲部４の内周面Ｓ１が瓶口７の外周面に確実に密着して、パッキン１による気密性が維持されることになり、凍結液漏の発生が抑制されるのである。
【００３１】
それでいて、折曲部４の内周面Ｓ１が外広がりの傾斜面となっているため、折曲部４の内径や瓶口７の外径に製造上の寸法誤差があっても、折曲部４が障害物になってパッキン１が瓶口７にきっちりと嵌まらなくなる虞がない。
【００３２】
また、上記のパッキン１を用いたピルファープルーフキャップによれば、天板２上面に、天板２外周縁に沿った状態で、かつ、前記中足３の付け根部外周面Ｓの上方近傍で、前記中足３の付け根部外周面Ｓより半径方向外方に形成された環状凹入部ｂの存在により、瓶類が低温（例えば４〜５°Ｃ）で保管されていた場合でも、パッキン１の天板２外周縁の弾性を維持できる。
【００３３】
従って、ピルファープルーフキャップを開栓する際、図９に示すように、ブリッジ１１が破断すると同時に、パッキン案内部１３がパッキン１の天板２下面に当接しても、その当接の際に、ブリッジ破断による衝撃が天板２外周縁の弾性によって吸収緩和されることになり、当接時の衝撃が直ちに中足３を持ち上げる力として作用しないため、ブリッジ１１が破断すると同時に気密が解除されるＬＢゼロタッチの発生を防止できるのである。
【００３４】
尚、環状凹入部ｂは、図２や図６に示したように、円周方向に連続した形状であることが最も望ましいが、例えば、図１０や図１１に示すように、同一円周上の位置に、円弧状の溝や小穴を、小間隔おきに並べて設ける等、円周方向に断続した形状であっても、ある程度の効果は期待できる。
【００３５】
パッキン１の折曲部４の下端面Ｓ２は、図５で示したように、軸芯に対して直角な平面に形成することが、開栓時のパッキンのすっぽ抜けを防止する上で、望ましいが、図１２に示すように、パッキン案内部１３を構成する周壁内周面の雌ねじのねじ山傾斜角度に合わせて、水平面に対し適当角度（例えば３０°）傾斜させてもよい。
【００３６】
尚、環状凹入部ｂの幅は、０．１〜１．５ｍｍ（好ましくは、０．３〜１．０ｍｍ）に設定される。それ以下の幅では、曲げに対する抵抗が大き過ぎ、それ以上では柔らか過ぎて、開栓時に、パッキン案内部１３でパッキン１の折曲部の下端面Ｓ２を持ち上げたとき、天板２が上方へ折れ曲がってパッキン案内部１３との係合が外れる所謂すっぽ抜けが発生しやすくなる。環状凹入部ｂにおける天板２の肉厚は、０．１〜０．６ｍｍ（好ましくは、０．２〜０．４ｍｍ）に設定される。それ以下では、曲げに対する抵抗が大き過ぎ、それ以上では柔らか過ぎて、開栓時に、すっぽ抜けが発生しやすくなる。
【００３７】
因に、実験結果によれば、図１３に示すように、天板の外周縁に設けた折曲部の内周面Ｓ１を外広がりに３３°傾斜した傾斜面に形成し、天板の上面に、円周方向に連続した幅１ｍｍの環状凹入部を形成し、当該環状凹入部における天板の肉厚を０．４ｍｍに設定したパッキンでは、折曲部の下端面Ｓ２が水平に形成されたパッキンを用いた清涼飲料水入りの供試体と、下端面Ｓ２が水平面に対して３０°に傾斜したパッキンを用いた清涼飲料水入りの供試体を、各々、２０個ずつ作製し、これらを冷凍し、解凍したが、本願の何れにも、凍結液漏が発生しなかった。これに対して、環状凹入部を形成しない場合には、２本（１０％）の凍結液漏を生じた。
【００３８】
また、図１３に示すように、上記のパッキンと、製造メーカーが異なる３種の合成樹脂製瓶（ペットボトル）を用いて１０個ずつ作製した清涼飲料水入りの供試体について、５°Ｃで保管した後、開栓したが、本願の何れにも、ＬＢゼロタッチが発生しなかった。これに対して、環状凹入部を形成しない場合には、１〜４本のＬＢゼロタッチを生じた。
【００３９】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、瓶類が低温（例えば４〜５°Ｃ）で保管されてた場合でも、ＬＢゼロタッチの発生を防止したり、更には、キャップ本体のドーミング現象に起因する瓶内部の気密漏れを防止できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】参考例に係るピルファープルーフキャップ用のパッキンの断面図である。
【図２】上記パッキンの一部を破断して示す斜視図である。
【図３】上記パッキンを用いたピルファープルーフキャップの断面図である。
【図４】ブリッジが破断した直後の状態における、上記パッキンを用いたピルファープルーフキャップの要部断面図である。
【図５】本発明に係るピルファープルーフキャップ用のパッキンの例を示す断面図である。
【図６】本発明のパッキンの一部を破断して示す斜視図である。
【図７】本発明のパッキンを用いたピルファープルーフキャップの断面図である。
【図８】本発明において、内容物が凍結したときのピルファープルーフキャップの断面図である。
【図９】本発明において、ブリッジが破断した直後の状態におけるピルファープルーフキャップの要部断面図である。
【図１０】本発明に係るピルファープルーフキャップ用のパッキンの他の例を示す一部破断斜視図である。
【図１１】本発明に係るピルファープルーフキャップ用のパッキンのさらに他の例を示す一部破断斜視図である。
【図１２】本発明に係るピルファープルーフキャップ用のパッキンの他の例を示す断面図である。
【図１３】冷凍液漏とＬＢゼロタッチの実験データである。
【符号の説明】
１…パッキン、２…天板、３…中足、４…折曲部、Ｓ１ …内周面、ｂ…環状凹入部、Ｓ…中足の付け根部外周面。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packing for a pill fur proof cap used for a pill fur proof cap that covers a bottle mouth of a glass bottle or a plastic bottle filled with, for example, drinking water.
[0002]
[Prior art]
The pilfer proof cap maintains the airtightness inside the bottle and maintains the quality of the contents even if the bottle cap displayed at the store is carelessly or mischiefed. This has been taken into consideration and is already known from Japanese Patent Laid-Open No. 8-48350.
[0003]
This pilfer-proof cap has a cap body composed of a lid top plate that has a circular shape in plan view, and a peripheral wall that hangs down from the periphery of the cap and has an internal thread that engages with an external thread of the bottle mouth. A pilfer proof band connected to the lower part of the peripheral wall via a number of breachable bridges, and a packing that is held in the cap body so as to be capable of relative movement in the axial direction and in the axial periphery. The packing is composed of a top plate placed on the bottle mouth and middle legs that fit tightly into the bottle mouth connected to the lower surface thereof.
[0004]
The inner circumferential surface of the peripheral wall of the cap body is provided with a packing guide portion constituted by the uppermost portion of the female screw (the upper end portion of the screw thread of the female screw) and the like, and the cap body is rotated in the opening direction. Even when the bridge is cut, the airtight state by the packing is maintained until the bridge is cut, and when the bridge is cut, the packing is lifted by the packing guide portion and is removed from the bottle mouth integrally with the cap body.
[0005]
In other words, the pilfer-proof cap can determine whether or not the bridge has been opened depending on whether or not the bridge is broken. When L is the point at which the part lifts the packing and the airtightness is released, L-B is set to be 0 or more, that is, after the bridge breaks, the cap body is opened at an appropriate angle in the opening direction (for example, 20 For safety reasons, it is preferable to set so that the hermetic seal by the packing is released at the time of rotation. Usually, this pilfer proof cap is suitably used in a so-called hot pack or the like in which high temperature contents are filled or filled at room temperature, and then heat treated at high temperature, and the pressure is reduced when the temperature returns to room temperature.
[0006]
However, bottles sealed with a pilfer proof cap are generally stored at a low temperature in a refrigerator or the like after this hot pack.
[0007]
Therefore, when opening the pill fur proof cap of bottles immediately after taking out from a refrigerator etc., it becomes what is called LB zero touch (LB = 0) that airtightness is canceled at the same time that a bridge breaks. That is, when the bottles are stored at a low temperature of 4 to 5 ° C., the packing is in a cured state lacking inherent flexibility. Therefore, when opening the pilfer proof cap, the bridge breaks, and at the same time, the impact at the time of bridging of the bridge by the packing guide part in contact with the bottom surface of the packing acts as a force to immediately lift the packing middle leg. Thus, the hermetic seal by the packing is released, and LB zero touch is likely to occur.
[0008]
In principle, there should be no problem even with LB zero touch, but in reality, it is difficult to confirm whether the break of the bridge and the release of the airtightness are literally completely simultaneous, Airtightness may have been released a few tens of seconds to a few hundredths of a second before the bridge breaks. Furthermore, in consideration of variations in precision that are unavoidable in the manufacture of bottle mouths and pilfer-proof caps, and elongation and partial breakage of bridges, misunderstandings such as so-called twirling occur in situations where LB zero touch occurs. If there is, there is a high possibility that airtightness will leak before the bridge breaks. Therefore, in order to ensure the quality of the contents, it is desirable to reduce the occurrence of LB zero touch as much as possible.
[0009]
In addition, in the above-described conventional example, when the plastic bottle is put in an unopened freezer and the contents are frozen, the lid top plate of the cap body swells upward via the packing due to the pressure increase accompanying the expansion of the contents. A so-called doming phenomenon occurs, and as a result, a fine gap is formed between the packing and the bottle mouth, the airtightness inside the bottle is released, and the content leaks out during the thawing (frozen liquid leakage) There was a possibility that the quality of the product could be changed. In addition, when storing beverages having a gas pressure such as carbonated beverages, a doming phenomenon occurs in which the lid top plate of the cap body swells upward via the packing due to an increase in internal pressure. There was a possibility that the airtightness inside the bottle could be released due to the formation of a fine gap in the bottle.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such problems of the prior art, and can prevent the occurrence of LB zero touch even when bottles are stored at a low temperature (for example, 4 to 5 ° C.). The challenge is to make it. Furthermore, it is an object to be able to prevent airtight leakage inside the bottle due to the doming phenomenon of the cap body.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention includes a top plate is placed on the bottle mouth, and a metatarsal which tightly fitted into consecutively been bottle mouth on a lower surface thereof, said middle foot is In the packing for the pilfer proof cap that is tightly fitted into the bottle mouth through the outer peripheral surface of the base of the middle foot, the bent portion that is bent downward with respect to the top plate at the outer peripheral edge of the top plate And the inner peripheral surface of the bent portion is formed as an inclined surface that is inclined outwardly, and the top plate is formed on the upper surface along the outer peripheral edge of the top plate and above the vicinity of the root portion the outer peripheral surface of the foot, it is characterized by having an annular recess formed radially outward of the root portion the outer peripheral surface of the metatarsal.
In the present invention, the annular recessed portion is formed radially outward from the outer peripheral surface of the base of the middle foot among the positions along the outer peripheral edge of the top plate on the top surface of the top plate. It also means that a position that wraps with the outer peripheral surface of the base part of the middle foot is included.
[0012]
According to the above configuration, the top surface of the synthetic resin packing has a radius along the outer periphery of the top plate and in the vicinity of the outer periphery of the base of the middle foot, the radius of the outer periphery of the base of the middle foot. Since the annular recess is formed outward in the direction, the elasticity of the outer periphery of the top plate of the packing can be maintained even at low temperatures. Therefore, according to the pill fur proof cap using this packing, the elasticity of the outer periphery of the top plate of the packing is maintained even when the bottles are stored at a low temperature (for example, 4 to 5 ° C). When opening the proof cap, the bridge breaks at the same time, and even if the packing guide part comes into contact with the bottom surface of the top plate of the packing, the impact due to the bridge breakage is absorbed by the elasticity of the outer periphery of the top plate. Since the impact at the time of contact does not immediately act as a force to lift the middle foot, the occurrence of LB zero touch can be prevented.
[0013]
In addition, although it is desirable that the annular recessed portion has a shape that is continuous in the circumferential direction, even if the shape is intermittent in the circumferential direction, a certain degree of effect can be expected. Moreover, it is desirable to form the annular recess in the vicinity of the upper part of the outer peripheral surface of the base part of the middle leg. Furthermore, the annular recess can be a score, a linear cut or a streak in its vertical cross section.
[0014]
Further, in the present invention, an annular recessed portion along the outer periphery of the top plate is formed on the top surface of the top plate, and a bent portion that is bent downward with respect to the top plate is provided on the outer peripheral edge of the top plate. Since the inner peripheral surface of the curved portion is formed as an inclined surface that is inclined outwardly, airtight leakage inside the bottle due to the doming phenomenon of the cap body can be prevented, and occurrence of frozen liquid leakage can be suppressed. That is, when a so-called doming phenomenon occurs in which the lid top plate of the cap body swells upward due to the expansion of the contents when the contents are frozen or the pressure increase associated with a beverage having a gas pressure such as carbonated drink, the temperature rises or At the time of vibration, the upper end of the peripheral wall of the cap body contracts toward the center, so that a pressing force is applied to the outer peripheral edge of the packing toward the center of the bottle mouth, and this pressing force causes the bent portion of the packing to Pressed against the outer peripheral surface.
[0015]
In particular, an annular recess formed on the top surface of the top plate along the outer periphery of the top plate and in the vicinity of the upper periphery of the base portion of the middle foot and radially outward from the outer surface of the base portion of the middle foot. Because of the insertion part, the folded part of the packing is easily deformed toward the center of the bottle mouth, and the folded part of the packing is reliably pressed against the outer peripheral surface of the bottle mouth by the above pressing force, Since the inner peripheral surface is in close contact with the outer peripheral surface of the bottle mouth, airtightness due to packing is maintained, and the rate of occurrence of freezing liquid leakage is significantly reduced.
[0016]
In addition, when the inner peripheral surface of the bent part is vertical (parallel to the shaft center), the packing is bottlenecked when the inner diameter of the bent part and the outer diameter of the bottle mouth vary (manufacturing dimensional error). However, in the above configuration, such an inconvenience can be avoided because the inner peripheral surface of the bent portion is formed as an outwardly inclined surface.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Before describing embodiments of the present invention , reference examples will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show a packing 1 for a pilfer proof cap according to a reference example . The packing 1 is made of synthetic resin and has a circular top plate 2 placed on the bottle mouth and a cylindrical middle leg that fits tightly into the bottle mouth connected to the lower surface of the top board 2. 3, and an annular recess b along the outer periphery of the top plate 2 is formed on the top surface of the top plate 2 in the vicinity of the upper part of the outer peripheral surface S of the base portion of the middle foot 3. As shown in FIG. 2, the annular recessed portion b has a shape continuous in the circumferential direction.
[0018]
FIG. 3 shows a pilfer proof cap using the packing 1. Reference numeral 5 denotes a cap body made of synthetic resin, which has a lid top plate 6 having a circular shape in a plan view, and a female screw 9 that hangs down from the peripheral edge thereof and that engages with the male screw 8 of the bottle mouth 7 on the inner peripheral surface. The peripheral wall 10 is comprised. The pilfer proof cap is fitted into the cap body 5, a pilfer proof band 12 connected to the lower part of the peripheral wall 10 via a number of breakable bridges 11, and the cap body 5. It is comprised from the packing 1 hold | maintained in the state in which the relative movement in a periphery is possible.
[0019]
On the inner peripheral surface of the peripheral wall 10 of the cap body 5, there is provided a packing guide portion 13 constituted by the uppermost portion of the female screw 9 (the spiral upper end portion of the thread of the female screw 9). The portion 13 is configured to lift the lower surface of the top plate 2 of the packing 1. At the lower end of the pilfer proof band 12, a locking portion 12a bent inward with appropriate elasticity is formed in a bellows ring shape, and is provided around the bottle mouth 7 in the closed state. The projection 14 is locked from below.
[0020]
Even if the cap body 5 is rotated in the opening direction, the airtight state by the packing 1 is maintained until the bridge 11 is cut, and when the bridge 11 is cut, the packing 1 is lifted by the packing guide 13 and the cap body. 5 is removed from the bottle mouth 7 together.
[0021]
According to the pilfer proof cap using the packing 1 described above, the presence of the annular recess 4 allows the bottle 1 to be outside the top plate 2 of the packing 1 even when the bottles are stored at a low temperature (for example, 4 to 5 ° C.). The elasticity of the periphery can be maintained.
[0022]
Therefore, when opening the pilfer proof cap, as shown in FIG. 4, the bridge 11 is broken, and at the same time, even if the packing guide portion 13 contacts the lower surface of the top plate 2 of the packing 1. Since the impact due to the bridge breakage is absorbed and relaxed by the elasticity of the outer peripheral edge of the top plate 2, the impact at the time of contact does not immediately act as a force to lift the middle foot 3, so that the airtightness is released at the same time as the bridge 11 breaks. The occurrence of LB zero touch can be prevented.
[0023]
5 and 6 show a packing 1 for engaging Lupi Strand proof cap to the present invention. The packing 1 is made of synthetic resin and has a circular top plate 2 placed on the bottle mouth and a cylindrical middle leg that fits tightly into the bottle mouth connected to the lower surface of the top board 2. 3 , the middle foot 3 is closely fitted into the bottle mouth via the outer peripheral surface S of the base portion of the middle foot 3, and is bent downward with respect to the top plate 2 at the outer peripheral edge of the top plate 2. A bent portion 4 is provided. The inner peripheral surface S1 of the bent portion 4 is formed as an inclined surface inclined at an appropriate angle (for example, 33 °) so as to spread outward, and the lower end surface S2 of the bent portion 4 is formed as a plane perpendicular to the axis. ing. The upper surface of the bent portion 4 is chamfered in accordance with a curved surface r of a corner portion of the cap body 5 described later.
[0024]
On the top surface of the top plate 2, an annular recess b along the outer peripheral edge of the top plate 2 , in the vicinity of the upper portion of the outer peripheral surface S of the base foot 3, radially outward from the outer peripheral surface S of the base portion of the middle foot 3. Is formed. As shown in FIG. 6, the annular recessed portion b has a shape that is continuous in the circumferential direction.
[0025]
Figure 7 shows a pilfer proof cap with Kipa Kkin 1 on the present invention. Reference numeral 5 denotes a cap body made of synthetic resin, which has a lid top plate 6 having a circular shape in a plan view, and a female screw 9 that hangs down from the peripheral edge thereof and that engages with the male screw 8 of the bottle mouth 7 on the inner peripheral surface. The peripheral wall 10 is comprised. The pilfer proof cap is fitted into the cap body 5, a pilfer proof band 12 connected to the lower part of the peripheral wall 10 via a number of breakable bridges 11, and the cap body 5. It is comprised from the packing 1 hold | maintained in the state in which the relative movement in a periphery is possible.
[0026]
On the inner peripheral surface of the peripheral wall 10 of the cap body 5, there is provided a packing guide portion 13 constituted by the uppermost portion of the female screw 9 (the spiral upper end portion of the thread of the female screw 9). The portion 13 is configured to lift the lower end surface S2 of the bent portion of the packing 1. At the lower end of the pilfer proof band 12, a locking portion 12a bent inward with appropriate elasticity is formed in a bellows ring shape, and is provided around the bottle mouth 7 in the closed state. The projection 14 is locked from below.
[0027]
Even if the cap body 5 is rotated in the opening direction, the airtight state by the packing 1 is maintained until the bridge 11 is cut, and when the bridge 11 is cut, the packing 1 is lifted by the packing guide 13 and the cap body. 5 is removed from the bottle mouth 7 together.
[0028]
According to said structure, since the bending part 4 bent downward is provided in the outer periphery of the top plate 2 of the packing 1, generation | occurrence | production of the airtight leak and freezing liquid leakage based on the internal pressure rise of an internal pressure drink can be suppressed. That is, as shown in FIG. 8, the lid top plate 6 of the cap body 5 swells upward due to the expansion of the contents when the contents are frozen or the pressure increase associated with a beverage having a gas pressure such as carbonated beverages. When the doming phenomenon occurs, the upper end portion of the peripheral wall 10 of the cap body 5 contracts toward the center, so that the outer peripheral edge of the packing 1 is directed toward the center of the bottle mouth 7 as indicated by an arrow X in FIG. A pressing force is applied, and the bent portion 4 of the packing 1 is pressed against the outer peripheral surface of the bottle mouth 7 by the pressing force.
[0029]
In this case, a radial direction from the base outer peripheral surface S of the middle foot 3 in the state along the outer peripheral edge of the top plate 2 on the upper surface of the top plate 2 and in the vicinity of the upper portion of the outer peripheral surface S of the base foot 3. Because of the annular recess b formed outward, the bent portion 4 of the packing 1 is easily deformed toward the center of the bottle mouth 7, and the bent portion 4 of the packing 1 is bottled by the pressing force described above. It is surely pressed against the outer peripheral surface of the mouth 7.
[0030]
Therefore, the inner peripheral surface S1 of the bent portion 4 of the packing 1 is securely brought into close contact with the outer peripheral surface of the bottle mouth 7, and the airtightness by the packing 1 is maintained, and the occurrence of freezing liquid leakage is suppressed. It is.
[0031]
Nevertheless, since the inner peripheral surface S1 of the bent portion 4 is an inclined surface that spreads outward, even if there is a manufacturing dimensional error in the inner diameter of the bent portion 4 or the outer diameter of the bottle mouth 7, There is no possibility that 4 becomes an obstacle and the packing 1 does not fit into the bottle mouth 7 exactly.
[0032]
Further, according to the pilfer proof cap using the packing 1, the top plate 2 is arranged on the top plate 2 along the outer peripheral edge of the top plate 2 and in the vicinity of the upper portion of the outer peripheral surface S of the base of the middle foot 3. Even when the bottles are stored at a low temperature (for example, 4 to 5 ° C.) due to the presence of the annular recessed portion b formed radially outward from the outer peripheral surface S of the base portion of the middle foot 3 , the packing 1 The elasticity of the outer periphery of the top plate 2 can be maintained.
[0033]
Therefore, when the pilfer proof cap is opened, as shown in FIG. 9, the bridge 11 is broken, and at the same time, even if the packing guide portion 13 contacts the lower surface of the top plate 2 of the packing 1. Since the impact due to the bridge breakage is absorbed and relaxed by the elasticity of the outer peripheral edge of the top plate 2, the impact at the time of contact does not immediately act as a force to lift the middle foot 3, so that the airtightness is released at the same time as the bridge 11 breaks. The occurrence of LB zero touch can be prevented.
[0034]
Incidentally, the ring-like recess portion b, as shown in FIGS. 2 and 6, it is most desirable is a continuous shape in the circumferential direction, for example, as shown in FIG. 1 0 and 1 1, the same Even if the shape is intermittent in the circumferential direction, for example, arcuate grooves and small holes are arranged at small intervals at positions on the circumference, a certain degree of effect can be expected.
[0035]
As shown in FIG. 5, the lower end surface S2 of the bent portion 4 of the packing 1 is formed in a plane perpendicular to the shaft center in order to prevent the packing from slipping off when opening. desirable, as shown in FIG. 1 2, in accordance with the thread angle of inclination of the internal thread of the peripheral wall inner peripheral surfaces constituting the packing guide section 13, may be suitable angle (e.g. 30 °) are inclined with respect to the horizontal plane.
[0036]
In addition, the width | variety of the annular recessed part b is set to 0.1-1.5 mm (preferably 0.3-1.0 mm). If the width is less than that, the resistance to bending is too large, and if it is more than that, the resistance is too soft. When the bottom end surface S2 of the bent portion of the packing 1 is lifted by the packing guide portion 13 when the plug is opened, the top plate 2 moves upward. A so-called slip-out that is bent and disengaged from the packing guide portion 13 is likely to occur. The thickness of the top plate 2 in the annular recess b is set to 0.1 to 0.6 mm (preferably 0.2 to 0.4 mm). Below that, the resistance to bending is too large, and above that, it is too soft, and slipping out easily occurs when opening.
[0037]
In this connection, according to the experimental result, as shown in FIG. 1 3, the inner peripheral surface S1 of the bent portion provided on the outer periphery of the top plate is formed in the 33 ° inclined inclined surface splayed, the top plate On the upper surface, an annular recess having a width of 1 mm continuous in the circumferential direction is formed, and in the packing in which the thickness of the top plate in the annular recess is set to 0.4 mm, the lower end surface S2 of the bent portion is formed horizontally. 20 test samples containing soft drinks using the packings and 20 soft drinks containing packings each having a lower end surface S2 inclined at 30 ° with respect to the horizontal plane. Was frozen and thawed, but no frozen liquid leakage occurred in any of the present applications. On the other hand, when the annular recessed portion was not formed, two (10%) freezing liquid leaks occurred.
[0038]
Further, as shown in FIG. 1 3, and the packing, the specimens soft drinks containing prepared ten pieces using three synthetic resin bottle manufacturer is different (PET bottles), 5 ° C After storage, the bottle was opened, but no LB zero touch occurred in any of the present applications. On the other hand, in the case where the annular recessed portion was not formed, 1 to 4 LB zero touches were generated.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even when the bottles are stored at a low temperature (for example, 4 to 5 ° C.), the occurrence of LB zero touch can be prevented, and furthermore, due to the doming phenomenon of the cap body. There are effects such as preventing airtight leakage inside the bottle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a packing for a pilfer-proof cap according to a reference example.
FIG. 2 is a perspective view showing a part of the packing broken away.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a pill fur proof cap using the packing.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part of a pilfer-proof cap using the packing in a state immediately after a bridge is broken.
FIG. 5 is a sectional view showing an example of packing for a pilfer-proof cap according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a part of the packing according to the present invention in a broken state.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a pilfer proof cap using the packing of the present invention .
FIG. 8 is a cross-sectional view of a pilfer proof cap when the contents are frozen in the present invention .
FIG. 9 is a cross-sectional view of the main part of the pilfer-proof cap in a state immediately after the bridge is broken in the present invention .
FIG. 10 is a partially broken perspective view showing another example of packing for a pilfer-proof cap according to the present invention.
FIG. 11 is a partially broken perspective view showing still another example of packing for a pilfer-proof cap according to the present invention.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing another example of packing for a pilfer proof cap according to the present invention.
FIG. 13 is experimental data of frozen liquid leakage and LB zero touch.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Packing, 2 ... Top plate, 3 ... Middle leg, 4 ... Bending part, S1 ... Inner peripheral surface, b ... Annular recessed part , S ... Outer peripheral surface of the base part of a middle leg .

Claims

A top plate placed on the bottle mouth, and a middle leg that fits tightly into the bottle mouth provided on the lower surface of the top board, and the middle leg is connected to the bottle mouth through the outer peripheral surface of the base of the middle leg. In the packing for the pilfer proof cap that is tightly fitted to the top plate, the outer peripheral edge of the top plate is provided with a bent portion that is bent downward with respect to the top plate, and the inner peripheral surface of the bent portion is provided outside. The top plate is formed on the top surface of the top plate along the outer peripheral edge of the top plate and in the vicinity of the upper part of the outer peripheral surface of the base portion of the middle foot. A packing for a pilfer proof cap, characterized by having an annular recess formed radially outward from the outer peripheral surface of the base of the foot .

The packing for a pilfer proof cap according to claim 1, wherein the annular recessed portion has a shape continuous in the circumferential direction.

The packing for a pilfer proof cap according to claim 1, wherein the annular recessed portion has an intermittent shape in the circumferential direction.

The packing for a pilfer proof cap according to any one of claims 1 to 3, wherein a lower end surface of the bent portion is formed in a plane perpendicular to the axis .