JP3935806B2

JP3935806B2 - rice cooker

Info

Publication number: JP3935806B2
Application number: JP2002259634A
Authority: JP
Inventors: 浩幸宮本
Original assignee: Zojirushi Corp
Current assignee: Zojirushi Corp
Priority date: 2002-09-05
Filing date: 2002-09-05
Publication date: 2007-06-27
Anticipated expiration: 2022-09-05
Also published as: JP2004097262A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は炊飯器、特に蓋の底面に前後方向のベンディング構造によって放熱板を着脱自在に装着して蓋内面の結露を防止する炊飯器に関し、特に結露の発生を効果的に防止することができる構造に係る発明である。
【０００２】
【従来の技術】
炊飯器には、線状ヒータなどの加熱手段を備えたヒータカバーを蓋の底面に設け、該ヒータカバーを備えた蓋の底面に放熱板を装着することにより、放熱板をヒータカバーの熱によって加熱する構造が知られている。そして、この種従来の炊飯器では、図11の(ａ)に示すようにヒータカバー及び放熱板はいずれも平板状に形成され、両者の間隔が全面にわたって同じ寸法に維持され、放熱板が均一な温度に加熱されるように考慮されていた。また、特許文献１に開示されるように放熱板の表面に凹凸を形成し放熱面積を大きくしたものも知られている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−２５７９６６号公報(第２−３頁、図２−３)
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の炊飯器では、図５に示すように放熱板の装着状態を維持するためのベンディング構造によって蓋２そのものに矢印で示すように前後方向の力が作用している。そのため、調理に使用することによって炊飯器が加熱されると、図６に示すように蓋２に設けているヒータカバー５の左右両側が多少反り返ることが判明した。その結果、図11の(ｂ)に示すようにヒータカバー５と放熱板７の間隔が左右両側で大きくなって放熱板７が均等に加熱されなくなる。そのため、放熱板７の左右両側に結露が発生する傾向があった。
【０００５】
従来は、上記ヒータカバーの変形を防止するため、蓋に補強リブを多数形成したり、材料そのものを剛性の高いものを採用したり、あるいは蓋の内部に補強板もしくは補強板に順ずる補強構造を採用していた。このような補強構造はコストアップにつながり、しかも蓋の変形を完全に回避することは困難であった。そして、初期状態を補強構造によって維持させているため、使用を継続すると経年変化によってやがて変形する傾向があるとともに、ヒータカバー５から放熱板７への伝熱バランスが崩れてしまっていた。そのため、従来は、ヒータカバー５に備える加熱手段の発熱量に余裕を持たせておき、放熱板７全体を高温に加熱することで対処していた。
上記従来技術の欠点に鑑み、本発明は安価な構造であるとともにヒータカバーに従来のように大きな発熱量のヒータを装着しなくても、蓋の底面に装着する放熱板に結露を生じない省エネルギー設計の炊飯器を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記、蓋２が反り返る変形は、寸法的にはさほど大きなものではないが、輻射熱伝導によって加熱される放熱板７には、中心部と左右両側部分とに温度のバラツキを生じ、放熱板に生じる微妙な部分的な温度の違いによって放熱板７の中で結露する部分と結露しない部分が生じることが究明された。また、放熱板７を装着するためのベンディング構造による蓋の変形は、初期の使用にともなう数回の加熱によって変形量の大半が進行し、その後安定することも判明した。
【０００７】
そこで本発明は、本体１に対して背部を支点として開閉する蓋２を備え、蓋２の底面に加熱手段を備えたヒータカバー５を設けるとともに、前後方向に付勢される態様で蓋２の底面に前記ヒータカバー５と対向させて放熱板７を着脱自在に装着し、ヒータカバー５を介して放熱板７を加熱することによって蓋２内面の結露を防止する炊飯器において、蓋２の底部に設けるヒータカバー５と放熱板７は、放熱板の前後ベンディング方向と交差する横断面におけるヒータカバーと放熱板の間隔を、中心部の間隔を大きく、左右両側の間隔を小さく形成した。
これにより、初期使用でヒータカバー５が変形することによって、ヒータカバー５と放熱板７の間隔が中央部と左右両側で等しくなる。蓋２及び蓋２に設けられているヒータカバー５は、初期使用によって変形するがその後は安定するため、初期使用後の使用に際しては放熱板７の表面に発生する可能性のある結露を効果的に防止することができる。
【０００８】
蓋２の底面に設けるヒータカバー５と放熱板７の間隔を、中央部と左右両側とで変化させるには、ヒータカバー５を平面とし蓋２の底面に装着する放熱板７の左右両側を反らせて左右両側においてヒータカバー５と放熱板７を接近させて、その間隔を小さくすることができる。逆に蓋２の底面に装着する放熱板７を平面とし、蓋２の底面に設けるヒータカバー５の左右両側を反らせておくこともできる。
【０００９】
また、放熱板７には放熱効果を向上させるために放熱板の表面に小さな凹凸、具体的には複数のディンプル19，19を形成することも行われている。このようなものでは、放熱板７に形成する凹凸形状を、中心部の凹凸の高さよりも左右両側に位置する凹凸の高さを高く形成することによって、実質的に左右両側においてヒータカバー５と放熱板７を接近させて間隔を小さくすることができる。さらにヒータカバー５と放熱板７をそれぞれ反対方向、あるいは同じ方向であって異なる湾曲程度に反らせておき、左右両側においてヒータカバー５と放熱板７の間隔を小さくすることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る炊飯器の実施形態を、添付の図面に基づいて説明する。
図１は蓋を開けた状態の炊飯器全体の斜視図、図２は一部を切断して示す炊飯器全体の側面図である。
【００１１】
本発明に係る炊飯器は、釜３が収容される本体１の上端を、背部を支点として開閉する蓋２で被蓋し、釜３の上端を密閉するとともに、図示していない加熱手段によって釜３を加熱し、炊飯の調理を行うものである。蓋２の底面には、裏面に線状ヒータ４を貼着したヒータカバー５を備えるとともに、ヒータカバー５と対向する如く放熱板セット６を着脱自在に装着している。放熱板セット６は、放熱板フレーム８に放熱板７及びパッキン９をセットしたものであって、蓋２の底面に装着し被蓋することによってパッキン９が釜３の上端開口部に密接して気密状態を維持することができるものである。
【００１２】
蓋２の底面背部には受け部10を形成し、該受け部10に放熱板フレームに形成した差込片11を挿入して支持させるとともに、蓋２の底面前部の左右両側に形成した支持脚12，12に放熱板フレーム８に形成した係止部13，13を係止させ安定的に装着することができるようにしている。これとともに、蓋の底面前部に設けた受け爪14と放熱板フレームの前端に設けた掛け爪15を係合させ、バネ構造によって係合状態を維持するように構成されている。すなわち、放熱板セット６には係止部13構造及び/又は掛け爪15構造などによって前後方向に圧縮する力、換言すれば蓋２を前後方向に広げる力が作用していることになる。
【００１３】
蓋２の底面に備えるヒータカバー５には蒸気孔16を設けるとともに、放熱板セット６の放熱板７には、蒸気排出弁機構17と圧力調節弁機構18が設けてある。蓋２の底面に放熱板セット６を装着することによってヒータカバー５と放熱板７とが一定の僅かな間隔を隔てて対向し、ヒータカバー５の熱が放熱板７に伝わる。このように、保温状態において釜の上面を覆う放熱板７を加熱することで蓋内面における結露の発生を防止することができ、ご飯の上に雫が垂れるようなことがなくなる。
炊飯状態においては、密閉された釜内で発生する蒸気が、放熱板７の蒸気排出弁機構17及びヒータカバー５の蒸気孔16を通って器外に排出されるものである。
【００１４】
蓋２の底部に放熱板セット６を装着することによって、ヒータカバー５と放熱板７は全面にわたって一定の間隔を保持し、輻射熱伝導によってヒータカバー５の熱が放熱板７に伝わり、放熱板７が均一な温度に加熱されるものである。ところが、前記したように、放熱板セット６の装着にともなうベンディング構造によって蓋２そのものに常時前後方向の力が作用している。この継続的に作用している力によって、主として初期の使用時における加熱にともなって、蓋２に左右両側が反り返る方向の変形を生じることは先に説明した通りである。そこで、左右方向に反り返る変形量を予測し、ヒータカバー５及び/又は放熱板７を予め変形させておき、加熱による変形後の状態においてヒータカバー５と放熱板７の間隔が全面にわたって等しくなるようにする。
【００１５】
図７に示す実施形態は、(ａ)に示すようにヒータカバー５を平板としておき、放熱板７を中心部が下方に低くなるように変形させておく。すなわち、図１において矢印で示すように中心部を下方に膨らませておくものである。この実施形態では、蓋２の変形にともなってヒータカバー５の左右両側が反り返る。その結果、図７の(ｂ)に示すように変形後の状態として、ヒータカバー５と放熱板７が全面にわたって一定した狭い間隔で装着される状態が実現し、放熱板全体をなるべく均一に加熱することができるものである。
【００１６】
図８に示す実施形態は、図７の場合とは逆に(ａ)に示すように放熱板７を平板としておき、ヒータカバー５を中心部が上方に湾曲する如く変形させたものである。この実施形態では、蓋２の変形にともなってヒータカバー５の左右両側が反り返って平板化する。その結果、図８の(ｂ)に示すようにヒータカバー５と放熱板７が全面にわたって一定した狭い間隔で装着される状態が実現する。これにより、放熱板７全体をなるべく均一に加熱することができるものである。
【００１７】
図10に示す実施形態は(ａ)に示すように、放熱板７の全面に押圧加工によって凹凸、具体的にはディンプル19，19を形成したものである。この実施形態は、ヒータカバー５と放熱板７の両方を基本的に平板とし、放熱板７の中央部に形成するディンプル19の高さを、左右両側に形成するディンプル19の高さよりも高く形成したものである。左右両側に形成するディンプル19の高さを、中央部のものより高く形成することによって、図10の(ａ)に示すように実質的にヒータカバー５と放熱板７の間隔が小さくなる。そして、使用することによってヒータカバー５が変形すると、図10の(ｂ)に示すように実質的にヒータカバー５と放熱板７の間隔が全面にわたって等しい状態に近づき、ヒータカバー５の熱が放熱板７に比較的均等に伝わる。
【００１８】
放熱板の放熱効果を向上させるために形成する凹凸は、図５に点線で表示しているように小円形の多数のディンプル19，19を配置することが行われているが、比較的均一な凹凸であればディンプル19に限らず、同心円状の凹凸その他任意の凹凸形状を工夫することができる。このように凹凸を形成する実施形態では、凹凸によって輻射熱の伝熱面積が大きくなるため、効率的に放熱板を加熱することができる。そして、必ずしも特定位置におけるヒータカバー５との距離を一定にするものではなく、放熱板７の伝熱効果が全面にわたって等しくなるように形状を選定するものである。
【００１９】
なお、図７、図８、図10に示す実施形態は、二つの形態を組み合わせて実施することもできる。
すなわち、図９に示すようにヒータカバー５と放熱板７の両方を湾曲させ、湾曲状態におけるヒータカバー５と放熱板の間隔が、加熱による変形で全面にわたって等しくなるような形状とすることができる。この場合、図９ではヒータカバー５と放熱板７を反対方向に反らせているが、ヒータカバー５と放熱板７を同じ方向であって異なる曲率半径で湾曲させることもできる。また、ヒータカバー５及び/又は放熱板７を変形させるとともに、放熱板の表面に凹凸を形成するものであってもよい。これら複数の形態を組み合わせて実施するものでは、全体として変形後の状態でヒータカバー５と放熱板７間で全面にわたって均一な熱伝導状態が実現するように形状を選定するものである。
【００２０】
本発明に係る炊飯器では、必ず蓋２の底面に放熱板セット６を装着して使用しなければ、釜３の上端開口部が密閉されないため吹き零れの危険や、正常な炊飯条件を実現させることができないものである。そのため、安全装置すなわち放熱板セット６の付け忘れ防止装置として、放熱板セット６が装着されているときに限り炊飯のスイッチを入れることができるようにしておくのが好ましい。
【００２１】
放熱板セット６装着確認のための放熱板セット６の付け忘れ防止装置(安全装置)の一例を図12に示している。図12に示す放熱板セット６の付け忘れ防止装置は、図12の(ａ)に示すように蓋２の支持脚12と放熱板セット６の係止部13の構造を利用している。すなわち、蓋２の底板2aには枢軸20によって軸支され、バネ21によって付勢されている支持脚12の先端を、底板2aを貫通させて蓋内に突出させてスイッチ22を作動させる。
放熱板セット６を装着すると、放熱板フレーム８の係止部13に形成した掛け爪23がバネ21の弾性に抗して蓋に装着した支持脚12を押し戻し、図12の(ｂ)に示すように放熱板フレーム８の掛け爪23と支持脚12に形成した掛け爪24が係合した状態で係止される。
【００２２】
図12の(ｂ)に示す放熱板セット６を装着た状態では、支持脚12がバネ21の弾性に抗して押し戻されているため、底板2aから蓋の内部に突出している支持脚の突出部分も押し戻され、スイッチ22の押圧を解除する。すなわちスイッチ22が押圧されているときは、放熱板セット６が装着されていないとして炊飯の電源を入れることができないようにし、スイッチ22の押圧が解除されているときに初めて炊飯スイッチを入れることができるようにするものである。
【００２３】
【発明の効果】
請求項１ないし４記載の本発明炊飯器によれば、初期使用による変形後において、放熱板と放熱板を加熱するヒータカバーの間隔が全面にわたって同じ寸法となる。そのため、放熱板の温度が全面にわたって一定するため、放熱板に部分的な結露を生じることがない。そして、従来の炊飯器のように蓋の構造を必要以上に強靭に設計するのではなく、変形することを前提として設計するため、安価に提供することができるとともに、放熱板を必要以上に高温に加熱しないため省エネルギー設計とすることができる効果がある。
【００２４】
請求項５記載の発明によれば、請求項１記載の発明の効果に加え放熱板の加熱効率を向上させることができ、ヒータカバーと放熱板の間隔が全面にわたって必ずしも一定でなくても、加熱効果を全面にわたって一定とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】蓋を開けた状態の炊飯器全体の斜視図、
【図２】一部を切断して示す炊飯器全体の側面図、
【図３】炊飯器の蓋のみの底面図、
【図４】放熱板セットのみの底面図、
【図５】炊飯器全体の平面図であって、放熱板セットを点線で示す、
【図６】炊飯器全体の正面図、
【図７】ヒータカバーと放熱板の関係を示す横断面図、
【図８】ヒータカバーと放熱板の関係を示す別の実施形態の横断面図、
【図９】ヒータカバーと放熱板の関係を示すさらに別の実施形態を示す横断面図、
【図１０】ヒータカバーと放熱板の関係を示すものであって放熱板に凹凸を形成する実施形態を示す横断面図、
【図１１】従来の炊飯器におけるヒータカバーと放熱板の関係を示す横断面図、
【図１２】蓋に対する放熱板セットの着脱構造の一例を示す縦断面図。
【符号の説明】
１…本体、２…蓋、 2a…底板、３…釜、４…線状ヒータ、５…ヒータカバー、６…放熱板セット、７…放熱板、８…放熱板フレーム、９…パッキン、 10…受け部、 11…差込片、 12…支持脚、 13…係止部、 14…受け爪、 15…掛け爪、 16…蒸気孔、 17…蒸気排出弁機構、 18…圧力調整弁機構、 19…ディンプル。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rice cooker, and more particularly to a rice cooker in which a heat sink is detachably attached to a bottom surface of a lid by a longitudinal bending structure to prevent condensation on the inner surface of the lid, and in particular, the occurrence of condensation can be effectively prevented. It is an invention related to the structure.
[0002]
[Prior art]
The rice cooker is provided with a heater cover provided with heating means such as a linear heater on the bottom surface of the lid, and a heat sink is attached to the bottom surface of the lid with the heater cover so that the heat sink is heated by the heat of the heater cover. Heating structures are known. And in this kind of conventional rice cooker, as shown to (a) of FIG. 11, both a heater cover and a heat sink are formed in flat form, the space | interval of both is maintained at the same dimension over the whole surface, and a heat sink is uniform. Considered to be heated to a certain temperature. In addition, as disclosed in Patent Document 1, there is also known one in which unevenness is formed on the surface of a heat radiating plate to increase a heat radiating area.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-257966 (page 2-3, FIG. 2-3)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional rice cooker, as shown in FIG. 5, a force in the front-rear direction acts on the lid 2 itself by a bending structure for maintaining the mounted state of the heat sink as indicated by arrows. For this reason, when the rice cooker is heated by being used for cooking, it has been found that the left and right sides of the heater cover 5 provided on the lid 2 slightly warp as shown in FIG. As a result, as shown in FIG. 11B, the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 is increased on both the left and right sides, and the heat radiating plate 7 is not heated evenly. Therefore, there was a tendency for condensation to occur on both the left and right sides of the heat sink 7.
[0005]
Conventionally, in order to prevent deformation of the heater cover, a large number of reinforcing ribs are formed on the lid, the material itself is made of a material having high rigidity, or the reinforcing structure conforming to the reinforcing plate or the reinforcing plate inside the lid Was adopted. Such a reinforcing structure leads to an increase in cost, and it is difficult to completely avoid deformation of the lid. And since the initial state is maintained by the reinforcing structure, when it is continuously used, it tends to be deformed due to secular change, and the heat transfer balance from the heater cover 5 to the heat radiating plate 7 is broken. For this reason, conventionally, the heating means provided in the heater cover 5 has a sufficient amount of heat generated, and the entire heat sink 7 is heated to a high temperature.
In view of the above-mentioned drawbacks of the prior art, the present invention has an inexpensive structure and saves energy without causing condensation on the heat sink attached to the bottom surface of the lid even if the heater cover is not equipped with a heater having a large heat generation amount as in the past. The purpose is to provide a rice cooker of design.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The deformation of the lid 2 warping is not so large in dimension, but the heat sink 7 heated by radiant heat conduction causes temperature variations between the central portion and the left and right side portions, resulting in the heat sink. It has been determined that there are portions of the heat sink 7 that are dewed and portions that are not dewed due to subtle differences in temperature. It was also found that the deformation of the lid by the bending structure for mounting the heat radiating plate 7 progresses most of the deformation amount by heating several times with the initial use and then becomes stable.
[0007]
Therefore, the present invention includes a lid 2 that opens and closes with respect to the main body 1 with the back portion as a fulcrum, and a heater cover 5 having a heating means is provided on the bottom surface of the lid 2, and the lid 2 is urged in the front-rear direction. In the rice cooker in which the heat sink 7 is detachably mounted on the bottom surface so as to face the heater cover 5, and the heat sink 7 is heated via the heater cover 5 to prevent condensation on the inner surface of the lid 2. heater cover 5 and the heat radiating plate 7 is provided, the spacing of the heater cover and the heat radiating plate in the transverse plane that intersects the longitudinal bending direction of the heat sink, increasing the distance between the center and formed small intervals left and right sides.
As a result, the heater cover 5 is deformed in the initial use, so that the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 is equal between the central portion and the left and right sides. The lid 2 and the heater cover 5 provided on the lid 2 are deformed by the initial use, but are stable thereafter. Therefore, the condensation that may occur on the surface of the heat sink 7 is effective in the use after the initial use. Can be prevented.
[0008]
In order to change the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 provided on the bottom surface of the lid 2 between the central portion and the left and right sides, the left and right sides of the heat radiating plate 7 mounted on the bottom surface of the lid 2 are warped. Thus, the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 can be brought close to each other on both the left and right sides to reduce the distance between them. Conversely, the heat radiating plate 7 mounted on the bottom surface of the lid 2 may be a flat surface, and the left and right sides of the heater cover 5 provided on the bottom surface of the lid 2 may be warped.
[0009]
Further, in order to improve the heat dissipation effect, a small unevenness, specifically, a plurality of dimples 19 and 19 are formed on the surface of the heat dissipation plate 7. In such a thing, the uneven | corrugated shape formed in the heat sink 7 forms the uneven | corrugated height located in both right and left sides higher than the uneven | corrugated height of center part, and the heater cover 5 is substantially in the left and right both sides. the heat radiating plate 7 is brought close can be Rukoto small intervals. Further, the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 can be bent in opposite directions or in the same direction with different curvatures, so that the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 can be reduced on both the left and right sides.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a rice cooker according to the present invention will be described based on the accompanying drawings.
FIG. 1 is a perspective view of the entire rice cooker with the lid open, and FIG. 2 is a side view of the entire rice cooker shown by cutting a part.
[0011]
In the rice cooker according to the present invention, the upper end of the main body 1 in which the pot 3 is accommodated is covered with a lid 2 that opens and closes with the back as a fulcrum, the upper end of the pot 3 is sealed, and the pot is heated by heating means (not shown). 3 is heated and cooking of cooked rice is performed. On the bottom surface of the lid 2, a heater cover 5 having a linear heater 4 attached to the back surface is provided, and a heat radiating plate set 6 is detachably mounted so as to face the heater cover 5. The heat radiating plate set 6 is a heat radiating plate frame 8 with a heat radiating plate 7 and a packing 9 set. The heat radiating plate set 6 is attached to the bottom surface of the lid 2 and covered to close the packing 9 to the upper end opening of the hook 3. An airtight state can be maintained.
[0012]
A receiving portion 10 is formed on the back of the bottom surface of the lid 2, and the insertion piece 11 formed on the heat sink frame is inserted into and supported by the receiving portion 10, and the support formed on the left and right sides of the front portion of the bottom surface of the lid 2. Locking portions 13 and 13 formed on the heat radiating plate frame 8 are locked to the legs 12 and 12 so that they can be stably mounted. At the same time, the receiving claw 14 provided at the front part of the bottom surface of the lid is engaged with the hanging claw 15 provided at the front end of the heat radiating plate frame, and the engaged state is maintained by the spring structure. That is, a force to compress in the front-rear direction by the engaging portion 13 structure and / or the hanging claw 15 structure, in other words, a force to spread the lid 2 in the front-rear direction is applied to the heat sink plate 6.
[0013]
A steam hole 16 is provided in the heater cover 5 provided on the bottom surface of the lid 2, and a steam discharge valve mechanism 17 and a pressure control valve mechanism 18 are provided in the heat sink 7 of the heat sink set 6. By mounting the heat sink set 6 on the bottom surface of the lid 2, the heater cover 5 and the heat sink 7 face each other with a certain slight gap, and the heat of the heater cover 5 is transmitted to the heat sink 7. In this way, by heating the heat radiating plate 7 that covers the upper surface of the pot in the heat-retaining state, it is possible to prevent the occurrence of condensation on the inner surface of the lid and to prevent the rice cake from dripping on the rice.
In the rice cooking state, the steam generated in the closed pot is discharged outside the apparatus through the steam discharge valve mechanism 17 of the radiator plate 7 and the steam hole 16 of the heater cover 5.
[0014]
By mounting the heat sink set 6 on the bottom of the lid 2, the heater cover 5 and the heat sink 7 are kept at a constant distance over the entire surface, and the heat of the heater cover 5 is transmitted to the heat sink 7 by radiant heat conduction. Is heated to a uniform temperature. However, as described above, the force in the front-rear direction is always applied to the lid 2 itself by the bending structure accompanying the mounting of the heat sink set 6. As described above, the force acting continuously causes the lid 2 to bend in the direction in which both the left and right sides warp, mainly due to heating during initial use. Therefore, the amount of deformation that warps in the left-right direction is predicted, the heater cover 5 and / or the heat radiating plate 7 are deformed in advance, and the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 is made uniform over the entire surface in a state after deformation by heating. To.
[0015]
In the embodiment shown in FIG. 7, as shown in FIG. 7A, the heater cover 5 is a flat plate, and the heat radiating plate 7 is deformed so that the central portion is lowered downward. That is, as shown by the arrow in FIG. 1, the central part is inflated downward. In this embodiment, the left and right sides of the heater cover 5 warp as the lid 2 is deformed. As a result, as shown in FIG. 7 (b), a state where the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 are mounted at a constant narrow interval over the entire surface is realized as a state after deformation, and the entire heat radiating plate is heated as uniformly as possible. Is something that can be done.
[0016]
In the embodiment shown in FIG. 8, contrary to the case of FIG. 7, the heat radiating plate 7 is a flat plate as shown in FIG. 7A, and the heater cover 5 is deformed so that the central portion is curved upward. In this embodiment, the left and right sides of the heater cover 5 are warped and flattened as the lid 2 is deformed. As a result, as shown in FIG. 8 (b), the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 are mounted at a constant narrow interval over the entire surface. Thereby, the whole heat sink 7 can be heated as uniformly as possible.
[0017]
In the embodiment shown in FIG. 10, as shown in FIG. 10 (a), the entire surface of the heat radiating plate 7 is formed with unevenness, specifically, dimples 19 and 19 by pressing. In this embodiment, both the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 are basically flat plates, and the height of the dimple 19 formed at the center of the heat radiating plate 7 is higher than the height of the dimple 19 formed on the left and right sides. It is a thing. By forming the dimples 19 formed on the left and right sides higher than those at the center, the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 is substantially reduced as shown in FIG. When the heater cover 5 is deformed by use, as shown in FIG. 10B, the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 becomes substantially equal over the entire surface, and the heat of the heater cover 5 is dissipated. It is transmitted to the plate 7 relatively evenly.
[0018]
The unevenness formed to improve the heat dissipation effect of the heat sink is arranged by arranging a large number of small dimples 19 and 19 as indicated by dotted lines in FIG. As long as it is uneven, not only the dimple 19 but concentric unevenness and other arbitrary uneven shapes can be devised. Thus, in embodiment which forms an unevenness | corrugation, since the heat transfer area of a radiant heat becomes large by an unevenness | corrugation, a heat sink can be heated efficiently. The distance from the heater cover 5 at a specific position is not necessarily constant, and the shape is selected so that the heat transfer effect of the heat radiating plate 7 is the same over the entire surface.
[0019]
Note that the embodiments shown in FIGS. 7, 8, and 10 can be implemented by combining the two embodiments.
That is, as shown in FIG. 9, both the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 can be curved, and the distance between the heater cover 5 and the heat radiating plate in the curved state can be made uniform over the entire surface by deformation due to heating. . In this case, in FIG. 9, the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 are warped in opposite directions, but the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 may be curved with different radii of curvature in the same direction. Further, the heater cover 5 and / or the heat radiating plate 7 may be deformed, and irregularities may be formed on the surface of the heat radiating plate. In the combination of these plural forms, the shape is selected so that a uniform heat conduction state is realized over the entire surface between the heater cover 5 and the heat radiating plate 7 as a whole in a deformed state.
[0020]
In the rice cooker according to the present invention, if the heat sink set 6 is not necessarily attached to the bottom surface of the lid 2, the upper end opening of the pot 3 is not sealed, so that the risk of spilling and normal rice cooking conditions are realized. It is something that cannot be done. Therefore, it is preferable that the rice cooking switch can be switched on only when the heat radiating plate set 6 is mounted as a safety device, that is, a device for preventing the heat radiating plate set 6 from being forgotten.
[0021]
FIG. 12 shows an example of a device (safety device) forgetting to attach the heat sink set 6 for confirming the mounting of the heat sink set 6. The forgetting to attach the heat sink set 6 shown in FIG. 12 utilizes the structure of the support leg 12 of the lid 2 and the locking portion 13 of the heat sink set 6 as shown in FIG. That is, the switch 22 is operated by causing the tip of the support leg 12 supported by the pivot 20 and urged by the spring 21 to protrude from the bottom plate 2a of the lid 2 into the lid through the bottom plate 2a.
When the heat sink set 6 is mounted, the hook 23 formed on the locking portion 13 of the heat sink frame 8 pushes back the support leg 12 mounted on the lid against the elasticity of the spring 21, as shown in FIG. Thus, the hooking claws 23 of the heat radiating plate frame 8 and the hooking claws 24 formed on the support legs 12 are engaged with each other.
[0022]
In the state where the heat sink set 6 shown in FIG. 12B is mounted, the support leg 12 is pushed back against the elasticity of the spring 21, so that the support leg protrudes from the bottom plate 2a into the lid. The part is also pushed back, and the pressing of the switch 22 is released. That is, when the switch 22 is pressed, the rice cooker cannot be turned on because the heat sink set 6 is not attached, and the rice cooking switch is turned on only when the switch 22 is released. It is something that can be done.
[0023]
【The invention's effect】
According to this invention rice cooker of Claim 1 thru | or 4, after the deformation | transformation by initial use, the space | interval of the heater cover which heats a heat sink and a heat sink becomes the same dimension over the whole surface. Therefore, since the temperature of the heat sink is constant over the entire surface, partial condensation does not occur on the heat sink. And because it is designed on the premise that it is deformed rather than designing the lid structure to be stronger than necessary like conventional rice cookers, it can be provided at a low cost and the heat sink has a higher temperature than necessary. Since there is no heating, there is an effect that an energy saving design can be achieved.
[0024]
According to the invention described in claim 5, in addition to the effect of the invention described in claim 1, the heating efficiency of the heat radiating plate can be improved, and heating can be performed even if the distance between the heater cover and the heat radiating plate is not necessarily constant over the entire surface. The effect can be made constant over the entire surface.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of the entire rice cooker with the lid open;
FIG. 2 is a side view of the entire rice cooker shown with a part cut away;
[Fig. 3] Bottom view of the rice cooker lid only,
[Figure 4] Bottom view of heat sink set only,
FIG. 5 is a plan view of the entire rice cooker, and shows a heat sink set by dotted lines;
FIG. 6 is a front view of the whole rice cooker,
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the relationship between the heater cover and the heat sink,
FIG. 8 is a cross-sectional view of another embodiment showing the relationship between the heater cover and the heat sink;
FIG. 9 is a cross-sectional view showing still another embodiment showing the relationship between the heater cover and the heat sink;
FIG. 10 is a cross-sectional view showing an embodiment in which the unevenness is formed on the heat sink, showing the relationship between the heater cover and the heat sink;
FIG. 11 is a cross-sectional view showing the relationship between a heater cover and a heat sink in a conventional rice cooker;
FIG. 12 is a longitudinal sectional view showing an example of a structure for attaching / detaching a heat sink set to / from a lid.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Main body, 2 ... Cover, 2a ... Bottom plate, 3 ... Kettle, 4 ... Linear heater, 5 ... Heater cover, 6 ... Heat sink plate, 7 ... Heat sink plate, 8 ... Heat sink frame, 9 ... Packing, 10 ... Receiving part, 11 ... Insertion piece, 12 ... Supporting leg, 13 ... Locking part, 14 ... Receiving claw, 15 ... Hanging claw, 16 ... Steam hole, 17 ... Steam discharge valve mechanism, 18 ... Pressure adjusting valve mechanism, 19 …dimple.

Claims

A lid that opens and closes with the back portion as a fulcrum with respect to the main body, a heater cover having a heating means is provided on the bottom surface of the lid, and a force that compresses in the front-rear direction between the bottom back portion of the lid and the bottom front portion of the lid In the rice cooker that prevents the dew condensation on the inner surface of the lid by heating the heat sink through the heater cover, detachably attaching the heat sink to the bottom surface of the lid by the bending structure that acts on the lid,
Heater cover and the heat radiating plate is provided in the bottom of the lid, the spacing of the heater cover and the heat radiating plate in the transverse plane that intersects the longitudinal bending direction of the heat sink, increasing the spacing of the center that formed small intervals left and right sides A featured rice cooker.

The heater cover provided on the bottom of the lid is flat, and the heat sink mounted on the bottom of the lid is warped on the left and right sides with respect to the front and rear bending directions of the heat sink , and the gap between the heater cover and the heat sink is reduced on both sides. The rice cooker according to claim 1.

The heat sink mounted on the bottom of the lid is flat, and the heater cover provided on the bottom of the lid has a small gap between the heater cover and the heat sink on both the left and right sides, with the left and right sides bent against the front and rear bending directions of the heat sink. The rice cooker according to claim 1.

The rice cooker according to claim 1, wherein both the heat sink and the heater cover are warped to form a small gap between the heater cover and the heat sink on both the left and right sides with respect to the front and rear bending directions of the heat sink.

By forming a plurality of irregularities on the surface of the heat sink, and making the height of the irregularities higher on the left and right sides than the center, heat is dissipated from the heater cover on both the left and right sides with respect to the front and rear bending direction of the heat sink. The rice cooker according to claim 1 , wherein the interval between the plates is formed small .