JP3935182B2 - カラムスペーサ用硬化性樹脂組成物、カラムスペーサ及び液晶表示素子 - Google Patents
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Description
しかし、ODF法において微粒子スペーサを用いると、液晶の滴下時、又は、対向基板の貼り合わせ時に散布した微粒子スペーサが液晶の流動とともに流されて、基板上における微粒子スペーサの分布が不均一となる問題が生じる。微粒子スペーサの分布が不均一になると、液晶セルのセルギャップにバラツキが生じ、液晶表示に色ムラが発生してしまうという問題があった。
以下に本発明を詳述する。
なお、本明細書において(メタ)アクリレート化合物をカプロラクトン変性するとは、(メタ)アクリレート化合物のアルコール由来部位と(メタ)アクリロイルオキシ基の間に、カプロラクトンの開環体又は開環重合体を導入することを意味し、また、(メタ)アクリレート化合物のカプロラクトン変性体とは、このようなカプロラクトン変性が施された(メタ)アクリレート化合物を意味する。
上記カプロラクトン変性された3官能以上の(メタ)アクリレート化合物は、上述の方法により(メタ)アクリレート化合物をカプロラクトン変性して用いてもよいし、日本化薬社製の「KAYARAD DPCA−120」(カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)、新中村化学工業社製の「NKエステル AD−TMP−4CL」(カプロラクトン変性ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート)等の市販品を用いてもよい。
上記カプロラクトン変性されていない多官能(メタ)アクリレート化合物としては特に限定されず、2官能のものとしては、例えば、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステルジアクリレートや、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコール(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコール(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコール(メタ)アクリレート;ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、3官能以上のものとしては、例えば、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリレート化合物等が挙げられる。
上記アルカリ可溶性高分子化合物としては特に限定されず、例えば、カルボン酸あるいは無水カルボン酸含有単官能不飽和化合物と不飽和二重結合を有する単官能化合物とを共重合した共重合体(以下、単に共重合体ともいう)等が挙げられる。
また、懸濁重合、分散重合、乳化重合等の非水系の分散重合により上記共重合体を製造する場合の媒体としては特に限定されず、例えば、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン等の液状の炭化水素や、その他の非極性の有機溶剤等を用いることができる。
(A1);グリシジル(メタ)アクリレート
(A2);一分子中にトリシクロデカン骨格及び/又はジシクロペンタジエン骨格と不飽和結合とを有する化合物
(A3);(A1)成分及び(A2)成分と共重合可能な不飽和結合を有する化合物
(A4);不飽和カルボン酸
また、上記(A2)成分としては、市販されているものも利用することができ、例えば、日立化成工業社製「FA−512A」、「FA−512M」、「FA−513A」、「FA−513M」等が挙げられる。これらは、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
また、上記(A4)成分としては、これらのアクリル酸やメタクリル酸に加えて、その他の酸を用いることもできる。該その他の酸としては、例えば、クロトン酸、o−、m−、p−ビニル安息香酸、イタコン酸、マレイン酸及びフマル酸からなる群より選択される少なくとも1種の不飽和カルボン酸等が挙げられる。
更に、α−(ヒドロキシメチル)アクリル酸等の同一分子中にヒドロキシ基及びカルボキシル基を含有するモノマーを併用することもできる。
また、上記不飽和基含有樹脂として、例えば、昭和高分子社製「リポキシ」等の市販されているものを用いることもできる。
上記不飽和基含有樹脂に上記多塩基酸無水物を反応させる際には、上記不飽和基含有樹脂に含まれる水酸基の5〜100%に上記多塩基酸無水物を反応させることが好ましい。5%未満であると、充分なアルカリ可溶性が得られないことがある。
上記光反応開始剤としては特に限定されず、例えば、ベンゾイン、ベンゾフェノン、ベンジル、チオキサントン及びこれらの誘導体等の従来公知の光反応開始剤を用いることができる。具体的には、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ミヒラーケトン、(4−(メチルフェニルチオ)フェニル)フェイルメタノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−メチル−1(4−メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等が挙げられる。これらの光反応開始剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記反応助剤としては、n−ブチルアミン、ジ−n−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリエチレンテトラミン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等のアミン系;トリ−n−ブチルホスフィン等のホスフィン系;s−ベンジルイソチウロニウム−p−トルエンスルフィネート等のスルホン酸のもの等を用いることができる。これらの反応助剤は単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記2以上のブロックイソシアネート基を有する化合物としては特に限定されず、例えば、トリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、メチレンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、及び、これらのオリゴマーからなる多官能イソシアネートを、活性メチレン系、オキシム系、ラクタム系、アルコ−ル系等のブロック剤化合物によりブロック化することにより得られるものが挙げられる。これらの2以上のブロックイソシアネート基を有する化合物は単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
このような2以上のブロックイソシアネート基を有する熱架橋剤のうち市販されているものとしては、例えば、デュラネート17B−60PX、デュラネートE−402−B80T(以上、旭化成ケミカルズ社製)等が挙げられる。
本発明のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を用いてカラムスペーサを製造する場合には、まず、本発明のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を所定の厚さになるように基板上に塗工して被膜を形成させる。塗工の方法としては特に限定されず、例えば、スピンコート、スリットコート、スプレーコート、ディップコート、バーコート等の従来公知の塗工法を用いることができる。
本発明のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物が2以上のブロックイソシアネート基を有する化合物を含有する場合には、更に加熱することにより、含有されるアルカリ可溶性カルボキシル基含有高分子化合物と2以上のブロックイソシアネート基を有する化合物とが反応する。
本発明のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を用いてなるカラムスペーサもまた、本発明の1つである。
本発明のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物、又は、本発明のカラムスペーサを用いてなる液晶表示素子もまた、本発明の1つである。
(1)アルカリ可溶性高分子化合物の重合
3Lのセパラブルフラスコに、溶媒としてジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)60重量部を仕込み、窒素雰囲気下にて90℃に昇温した後、メタクリル酸メチル10重量部、メタクリル酸8重量部、メタクリル酸n−ブチル12重量部、メタクリル酸ヒドロキシエチル10重量部、アゾビスバレロニトリル0.4重量部、及び、n−ドデシルメルカプタン0.8重量部を3時間かけて連続的に滴下した。その後、90℃にて30分間保持した後、温度を105℃に昇温し、3時間重合を継続し、アルカリ可溶性高分子化合物溶液(固形分40重量%)を得た。
得られたアルカリ可溶性高分子化合物をサンプリングし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)にて分子量を測定したところ、重量平均分子量(Mw)は約20000であった。
得られたアルカリ可溶性高分子化合物溶液100重量部、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート1モルにカプロラクトン12モルを付加したもの、日本化薬社製、DPCA−120)80重量部、光反応開始剤(チバスペシャリティケミカルズ社製、イルガキュアー907)15重量部、光反応開始剤(日本化薬社製、DETX−S)10重量部、熱架橋剤(旭化成ケミカルズ社製、デュラネート17B−60PX)8重量部、及び、溶剤としてジエチレングリコールジメチルエーテル60重量部を混合してカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を調製した。
透明導電膜が形成されたガラス基板(300mm×400mm、厚さ0.7mm)上に、得られたカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物をスピンコートにより塗布し、オーブン中で100℃、2分間乾燥して塗膜を得た。得られた塗膜に、ドットパターンマスクを介して200mJ/cm2の紫外線を照射した後、0.04%KOH溶液により80秒間現像し、純水にて30秒間洗浄してカラムスペーサのパターンを形成した。更に、220℃、1時間のベーキング処理を行った。得られたカラムスペーサの底面積は30μm×30μm(900μm2)、高さは4.6μmであり、このような形状のカラムスペーサを1平方ミリあたり4ヶの密度で形成した。
得られたカラムスペーサが形成されたガラス基板上に配向膜を形成し、ラビングを施した。
次に、シール剤(積水化学工業社製)を長方形の枠を描く様にディスペンサーで塗布し、液晶(チッソ社製、JC−5004LA)の微小滴をガラス基板の枠内全面に滴下した。続いて、真空貼合により、対向するガラス基板を貼り合わせ、シール部に高圧水銀ランプを用いて紫外線を50mW/cm2で60秒照射して硬化した。
最後に、液晶アニールを120℃にて1時間行い液晶表示素子を作製した。
実施例1で得られたアルカリ可溶性高分子化合物溶液100重量部、カプロラクトン変性ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート(ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート1モルにカプロラクトン8モルを付加したもの)80重量部、光反応開始剤(チバスペシャリティケミカルズ社製、イルガキュアー369)15重量部、熱架橋剤(旭化成ケミカルズ社製、デュラネートE−402−B80T)8重量部、及び、溶剤としてジエチレングリコールジメチルエーテル60重量部を混合してカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を調製した。
得られたカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、カラムスペーサ及び液晶表示素子を得た。
実施例1で得られたアルカリ可溶性高分子化合物溶液100重量部、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールトリアクリレート(ペンタエリスリトールトリアクリレート1モルにカプロラクトン8モルを付加したもの)60重量部、光反応開始剤(チバスペシャリティケミカルズ社製、イルガキュアー369)15重量部、熱架橋剤(旭化成ケミカルズ社製、デュラネートE−402−B80T)8重量部、及び、溶剤としてジエチレングリコールジメチルエーテル60重量部を混合してカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を調製した。
得られたカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を用いた以外は実施例1と同様の方法により、カラムスペーサ及び液晶表示素子を得た。
攪拌装置、滴下ロート、コンデンサー、温度計及びガス導入管を備えたフラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGM−AC)145重量部を取り、窒素置換しながら攪拌し120℃に昇温した。
次に、スチレン10.4重量部(0.1モル)、グリシジルメタクリレート71重量部(0.5モル)及びジシクロペンタジエン骨格を有するモノアクリレート(日立化成社製、FA−511A)82重量部(0.4モル)からなるモノマー混合物に、t−ブチルヒドロパーオキサイド(日本油脂社製、パーブチルO)を7.6重量部(モノマー混合物100部に対し4.5部)を添加した。これを滴下ロートから2時間かけてフラスコに滴下し、更に120℃で2時間攪拌し続けエージングを行い、グリシジル基を有する共重合体を得た。
次に、フラスコ内を空気置換に替え、アクリル酸34.2重量部(0.475モル、グリシジル基の95%)にトリスジメチルアミノメチルフェノール(DMP−30)0.9重量部及びハイドロキノン0.145重量部を、得られたグリシジル基を有する共重合体中に投入し、120℃で6時間反応を続けたところで反応を終了し、不飽和基含有樹脂を得た。GPCにより測定した重量平均分子量は14500であった。
得られた不飽和基含有樹脂に、テトラヒドロ無水フタル酸(THPA)60.8重量部(0.4モル、生成した水酸基の84.2%)、トリエチルアミン0.8重量部を加え120℃で3.5時間反応させて、アルカリ可溶性高分子化合物(固形分40%)を得た。
得られたアルカリ可溶性高分子化合物を用いた以外は、実施例1と同様の方法により、カラムスペーサ及び液晶表示素子を得た。
実施例1で調製したアルカリ可溶性カルボキシル基含有高分子化合物溶液100重量部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(日本化薬社製、DPHA)80重量部、光反応開始剤(チバスペシャリティケミカルズ社製、イルガキュア−907)15重量部、光反応開始剤(日本化薬社製、DETX−S)10重量部、熱架橋剤(旭化成ケミカルズ社製、デュラネート17B−60PX)8重量部、及び、溶剤としてジエチレングリコールジメチルエーテル60重量部を混合してカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を調製した。
得られたカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を用いた以外は実施例1と同様の方法により、カラムスペーサ及び液晶表示素子を得た。
実施例1で得られたアルカリ可溶性カルボキシル基含有高分子化合物溶液100重量部、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート(新中村化学工業社製)80重量部、光反応開始剤(チバスペシャリティケミカルズ社製、イルガキュアー369)15重量部、熱架橋剤(旭化成ケミカルズ社製、デュラネートE−402−B80T)8重量部、及び、溶剤としてジエチレングリコールジメチルエーテル60重量部を混合してカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を調製した。
得られたカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を用いた以外は実施例1と同様の方法により、カラムスペーサ及び液晶表示素子を得た。
実施例1、2、3、4及び比較例1、2で得られたカラムスペーサ及び液晶表示素子について以下の方法により評価を行った。
温度25℃に調整した室内において、カラムスペーサを10mN/秒の荷重印加速度で圧縮し、初期高さH0の85%に相当する高さになるまで圧縮した。ここで1mNの荷重を印加した際のカラムスペーサ高さをH1、H0の85%に相当するカラムスペーサ高さをH2、H2に達した時点での荷重をFとした。次いで、この荷重Fを5秒間保持し、定荷重での変形を与えた後、10mN/秒の荷重印加速度で負荷を取り除き弾性回復によるカラムスペーサ高さの回復変形を測定した。この間の圧縮変形が最大となった時点のカラムスペーサ高さをH3とし、カラムスペーサの変形を回復する過程における1mNの荷重印可時のカラムスペーサ高さをH4とした。得られた各値を用いて、下記式(1)及び下記式(2)により15%圧縮時の圧縮弾性係数E及び15%圧縮変形したときの回復率Rを算出した。
液晶表示素子を点灯表示し、セルギャップの均一性を表示画面を目視にて観察して、以下の基準により評価した。
また、液晶表示素子を垂直に立てた状態で、60℃の条件下にて2日間放置した。放置後、クロスニコル間に液晶表示素子を設置し、目視により表示画像を観察して、重力不良の発生について以下の基準により評価した。
更に、液晶表示素子を0℃の条件下にて24時間放置した後、クロスニコル間に液晶表示素子を設置し、目視により観察して、低温発泡の発生について以下の基準により評価した。
セルギャップの評価
〇:均一
×:色ムラあり
重力不良の評価
〇:均一
×:色ムラあり
低温発泡の評価
〇:発泡なし
×:発泡あり
10:カラーフィルタ基板
12:ブラックマトリックス
14:カラーフィルタ
16:透明導電膜
18:カラムスペーサ
20:アレイ基板
22:画素電極
Claims (6)
- カプロラクトン変性された3官能以上の(メタ)アクリレート化合物(ただし、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートを除く)、アルカリ可溶性高分子化合物、及び、光反応開始剤を含有するカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物であって、
光照射及び/又は加熱により硬化させたときの硬化物が、25℃における15%圧縮時の弾性係数が0.2〜1.0GPaであり、かつ、25℃における15%圧縮変形したときの回復率が70%以上である
ことを特徴とするカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物。 - カプロラクトン変性された3官能以上の(メタ)アクリレート化合物、アルカリ可溶性高分子化合物、及び、光反応開始剤を含有するカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物であって、
カプロラクトン変性された3官能以上の(メタ)アクリレート化合物は、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性体、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性体、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性体、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性体、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性体、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性体又はジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレートのカプロラクトン変性体であることを特徴とするカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物。 - アルカリ可溶性高分子化合物100重量部に対してカプロラクトン変性された3官能以上の(メタ)アクリレート化合物が25〜900重量部配合されていることを特徴とする請求項1又は2記載のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物。
- 2以上のブロックイソシアネート基を有する化合物を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物。
- 請求項1、2、3又は4記載のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物を用いてなることを特徴とするカラムスペーサ。
- 請求項1、2、3又は4記載のカラムスペーサ用硬化性樹脂組成物又は請求項5記載のカラムスペーサを用いてなることを特徴とする液晶表示素子。
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