JP3935073B2 - 球技装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールまたは同様の投射物(これ以下「ボール」と称する)を打つおよび/または打ち上げる必要があるゴルフ、野球、テニス、クリケットまたは同様の球技用練習装置に関する。より詳細には、それに限るものではないが、本発明はこのようなスポーツの参加者の技術を上達させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
競技スポーツの分野において、「習うより慣れよ」はよく知られている格言である。したがって、例えば、ゴルフ選手はとりわけ自分のゴルフ・スイング、野球選手は自分の打撃力、またテニス選手は自分のストロークの向上に多くの時間を費やす。
【0003】
その他の球技スポーツには、いくつかの活気のない練習用シミュレータが用意されており、それにはとりわけ弾力性のあるより糸、紐またはロープによって、ある形の中心支柱に取り付けられたボールが含まれる。このような練習用シミュレータは、ボールが非現実的な角度および速度で競技者に接近するので、満足のいくものではない。さらに、ボールを打ち損なうと、弾力性のあるより糸、紐またはロープが支柱の周りに不都合に絡みつくことになる。
【0004】
子供も球技を楽しむが、指導を受けなければ、技術が上達する機会が少なくなる。さらに、何の制限もなく球技をするのに十分なスペースがあり、家および車から解放されている子供はあまりいない。
【0005】
米国特許第4,138,107号は、剛性レールに沿って移動する台車部材に両端部が連結した弾力性のある縄に連結されたボールを備えた球技練習装置に関する。
【0006】
米国特許第3,630,521号は、野球のバッティング練習装置に関する。また、ボールは上部および下部支持ワイヤに摺動可能に結合された弾力性コードに連結される。これらのどちらの開示でも、ボールに対する縄の弾力性のある性質により、競技者が打つと、ボールはいくらか制御されない横移動をすることが可能である。
【0007】
英国特許第201645号は、ボールを、地面にしっかり固定された飛行制動トラックに摺動可能にしっかり固定した、ゴルフ練習装置に関する。このトラックは1対の広がる非伸縮性ワイヤを備え、これらのワイヤにはワイヤの最大広がりより短い長さの横コードにより、ボールが摺動可能に連結される。これらのワイヤは協動して、人が装置を使用するボールの位置から離れた場所に横コードを配置する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような装置には全て、いくつかの不都合がある。このような装置の多くに付随する主な不都合は、ボールがボールを打つ人の所に自動的かつ安全に戻ってこないということである。この所望の目的は、本発明による装置によって達成され、それによってゴルフ、野球、およびテニスなどのスポーツの通常の練習を行うことができない制限された領域ででも、装置を安全に使用することが可能になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
したがって、一様態では、本発明は、少なくとも一方が弾力性を有し、且つ、張力がかかった2本の広がるガイドラインと、2本のガイドライン間に延び、各ガイドラインに連結された往復動ラインであって、その長さが、ガイドラインの最小間隔と同一またはそれより長く、且つ、ガイドラインの最大間隔より短いところの往復動ラインと、往復動ラインに連結され、且つ、この往復動ラインと実質的に同軸であるボールとを備えた、競技者の技術を上達させる装置を提供する。ボールを打つと、2本のガイドライン間の間隔が増大し、弾力性を有するガイドラインが伸張することにより生じる、往復動ラインに加えられる力によって更なる移動が抑止されるまで、往復動ラインはボールとの連結によりガイドラインに沿ってその広がる方向に移動し、ガイドラインに沿ってその広がる方向に、往復動ラインと弾力性を有するガイドラインとの間に発生した反力によって、ボールおよび往復動ラインはその出発位置(またはその付近の位置)に戻るように構成されている。
【0010】
ガイドラインは両方とも弾力性を有し、且つ、張力がかかっていることが好ましい。あるいは、ガイドラインの一方だけが弾力性を有しており、他方のガイドラインは、例えば、非伸縮性ライン、レールなどである。
【0011】
ガイドラインを横に並べてまたは上下に配置することができる。後者の場合、一方のガイドラインだけが弾力性を有する場合、弾力性を有するガイドラインは非伸縮性ガイドラインの下に配置することが好ましい。
【0012】
往復動ラインを実質的に弾力性を有しない材料から形成することが好ましい。「弾力性を有しない」という用語は、打撃時の伸びおよび長さの変化が著しく制限される材料のことを言う。
【0013】
他の様態では、本発明は、傾斜して広がり、並んで配置された、弾力性を有し、且つ、張力がかかった2本のガイドラインであって、地表面上のガイドラインの高さが増加するにしたがって増加する距離だけ離れたところのガイドラインと、ガイドライン間に延び、各ガイドラインに連結された往復動ラインであって、その長さが、ガイドラインの最小間隔と同一またはそれより長く、且つ、ガイドラインの最大間隔より短いところの往復動ラインと、往復動ラインに連結され、且つ、往復動ラインと実質的に同軸であるボールとを備えた、競技者の技術を上達させる装置を提供する。競技者がボールを打つと、ガイドライン間の間隔が増大し、弾力性を有する前記ガイドラインが伸張するにつれて、往復動ラインに加えられる張力によって更なる移動が抑止されるまで、往復動ラインがボールとの連結により、弾力性を有し且つ広がるガイドラインに沿って上向きに移動し、弾力性を有するガイドラインが比較的伸張していない位置に戻る際に生じる力によって、ボールがその出発位置(またはその付近の位置)に戻るように構成されている。
【0014】
本発明に係る他の様態では、2本の広がるガイドラインであって、ガイドラインのうちの少なくとも一方の地表面上の高さが増加するにしたがって増加する距離だけ離れており、ガイドラインの一方が他方の上に配置され、少なくとも一方は弾力性を有し、且つ、張力がかかったガイドラインと、ガイドライン間に延び、各ガイドラインに連結された往復動ラインであって、その長さが、ガイドラインの最小間隔と同一またはそれより長く、且つ、ガイドラインの最大間隔より短いところの往復動ラインと、往復動ラインに連結され、且つ、往復動ラインと実質的に同軸であるボールとを備えた、競技者の技術を上達させる装置が提供される。競技者が、ガイドラインの最小間隔の位置またはその付近の位置における打撃位置でボールを打つと、更なる移動が抑止されるまで、往復動ラインが、ボールとの連結によりガイドラインに沿って、その広がる方向に移動し、次いで、ガイドラインに沿って、その広がる方向に競技者の所(またはその付近)まで戻るように構成されている。
【0015】
複数のガイドラインは互いに離れていてもよい。あるいは、一方のガイドラインが他方のガイドラインの延長線を含んでいてもよい。本明細書によれば、後者の場合において、これらのガイドラインを2本のガイドラインとして記載する。
【0016】
2本のガイドラインの各々の一方の端部は、通常は、例えば棒または地面ピンを含むアンカを介して地面に、あるいは安定支柱に固定してもよい。2本のガイドラインの各々の他方の端部は、通常は、安定支柱に取り付けられる。安定支柱は壁面、枠または柱を備えていてもよい。
【0017】
要求されるスイングまたはストロークの種類および/または難易度、または練習の目的に利用できる間隔を変更するために、ガイドラインの長さおよび/または地表面上の傾斜角度を変更することができる。
【0018】
往復動ラインは、ヒンジ式クリップ、リング、ロープ・スライドまたは調節可能ループを備える摺動部材を介してガイドラインに連結されてもよい。このような連結を行うためには、連結が使用中に加えられる力、磨耗、および裂けに耐えるのに十分なほど強固であり、摩擦力が最小限になることが重要である。
【0019】
一実施形態では、一方または両方のガイドラインおよび/または往復動ラインは、低摩擦材料から形成される。ガイドラインおよび往復動手段を、同一材料から形成してもよい。
【0020】
各ガイドラインの張力を変える緊張手段を、設けることができる。この手段は、それぞれのアンカまたは支柱に連結されたリールを備えていてもよい。
【0021】
ボールと往復動ラインとの間の連結により、ボールをラインに対して回転させることを許容することが好ましい。したがって、ボールはラインがそれを通過することができる軸方向に延びる穴を備えていてもよい。このような構成においては、ボールの往復動ラインに沿った望ましくない横移動を防ぐ止め具をライン上に設けてもよい。あるいは、このような止め具を設けず、ボールが比較的自由にラインに沿って横移動するようにしてもよい。この横移動を使用して、打ったときにボールに加えられるスライスまたはフックの指示をゴルファーに与えることができる。
【0022】
他の実施形態では、ボールの各側部をクリップ、縫合などによりコードに取り付け、このコードを次いでスイベルを介して往復動ラインに連結させる。この目的を達成する他の構成を採用するは勿論可能である。
【0023】
ボールは、例えば擬似ゴルフ・ボール、擬似テニス・ボールまたは擬似野球ボールでもよい。
【0024】
ガイドラインの下端部の高さおよび位置を調節することができる。
【0025】
前述のように、本発明の技術を上達させる装置の重要な特徴は、ボールがその元の打撃位置またはその付近の位置に自動的に戻ることである。この目的は、以下のようにして達成されると考えられる。ボールを打つと、往復動ラインは広がるガイドラインに沿って迅速に移動する。この広がりにより、各弾力性ガイドラインは往復動ラインによって伸張され、ガイドラインにより往復動ライン上に加えられる張力が後者を静止させる地点に達するまで、もう一方のガイドラインに向かって内側に移動する。到達した時点で、各ガイドラインの位置エネルギーによって運動反力が生じ、この運動反力が伸びた各ガイドラインをその元の長さに戻らせようとし、往復動ラインを広がるガイドラインに沿ってボールの初期打撃位置に進ませる。反力は通常、次式によって決定される。
【0026】
【数1】
Figure 0003935073
【0027】
式中、mghは位置エネルギー、(1/2)mv2は運動エネルギー、(1/2)CΔl2は弾力性エネルギーである(他の力は無視する)。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明を単に例として以下に説明する。
【0029】
各図において、同一または類似した構成要素には同一の参照番号を使用した。
【0030】
図1、2に示す装置は、ゴルフ練習補助器具の形をしている。この装置は、プラスチックコーティングされた単層または多層フィラメント弾力性コードからなる2つの張力がかかったガイドライン1を備え、このガイドラインは、それぞれ一方の端部が持ち上げられた支柱2に取り付けられ、他方の端部が駆動マット4から直立する固定されたガイドライン・スペーサ3を介して地面に設置された巻取機構5に取り付けられる。ガイドラインは、図1、2に伸張していない位置で実線で示され、伸張した位置で破線で示されている。図1、2の実施形態では、複数のガイドラインは並んで配置され、複数のガイドライン間の距離は地表面上の高さが増加するにしたがって徐々に増加する。
【0031】
支柱2は、地面に係合する支柱によって定位置に保持され、各支柱の高さは調節可能である。支柱2を垂直に保持し、ガイドライン1の緊張に抵抗するための張力ライン(図示せず)を設ける。剛性クロス・バー6が複数の支柱2間に延び、その間の間隔を決定する。クロス・バー6を、必要に応じて支柱2に対して低い高さに配置することができる。
【0032】
図示する支柱2およびクロス・バー6の配置は、適切な支持構造の単なる一例である。もちろん、他の構造を利用することもできる。したがって、この構造は単に、クロス・バーを支持する簡単な直立ポスト、またはガイドラインが取り付けられる壁面を備えていてもよい。
【0033】
ボール7が、ガイドライン1から往復動ライン8によって懸架される。ライン8の各端部はリング9によってガイドラインに結合され、ボール7はこのラインに関してほぼ同軸に配置される(すなわち、ボール軸がライン8の長手方向軸とほぼ同一である)。ボールをラインに対して回転させることが可能なように、ライン8をボールに取り付けることが好ましい。このような連結の種々の例を、図6から9を参照して、以下に述べる。リングとガイドラインの間の摩擦力を最低限にするように、かつ使用中リングに加えられる力、磨耗、および裂けに耐えるように、リング9の大きさおよび材料を選択する。リング以外の連結を、この目的で使用することもできる。
【0034】
巻取機構5は、使用中にガイドラインに張力をかけ、使用中でないときにガイドライン1の格納用間隔を提供する。上述のように、ガイドライン1は別々の長さの弾力性コードを備えていても、または別々の長さの単一のコードを備えていてもよい。
【0035】
スペーサ3はまた、戻るラインおよびボールを静止位置に移動させる止め具としても働く。
【0036】
この装置のティー・オフ位置を図1に示す。この位置では、ボール7はマット4上にある。ボールを、ティーなどによりマット表面上に持ち上げることができる。図1、2に示すように、ボール7を打つと、現在伸張している弾力性ガイドライン1によりライン8上に加えられる力が、ライン8を位置Aの止め具に移動させるのに十分になるまで、往復動ライン8をガイドライン1に沿ってその広がる方向Bに移動させる。ガイドライン1は比較的伸張していない位置まで戻ろうとするので、むち打ち型の力が生じ、この力によりボールがマット4上の初期位置に戻る(またはほぼ戻る)まで、ライン8およびボール7をガイドライン1に沿ってその広がる方向Cに下向きに移動させる。リング9とガイドライン1の間の最小抵抗が、このプロセスを助ける。
【0037】
図3、4に示す装置は、一方の弾力性ガイドライン1を比較的剛性の非弾力性レール、ロッド、スチール・ケーブルまたはコード11で置き換えたことを除いて、図1、2の装置と類似している。図3では、左側のガイドラインが比較的剛性があり、図4では右側のガイドラインが比較的剛性があるものである。図3の実施形態は特に、スライスをかけようとするゴルファーに有利であり、図4の実施形態はフックをかけようとするゴルファーに有利である。他の点では、図3、4の実施形態は、図1、2の実施形態とほぼ同じである。
【0038】
図5は、上記ゴルフ補助器具とともに使用する巻取機構を示す。この機構は、緊張リール14を格納する地面係合ボックス12を備える。ガイドライン1は、ボックス表面に形成された開口15を通ってリール14に到る。図5から分かるように、ボックスの上部表面はボール7用のティー表面として働く。
【0039】
上述のように、ボールがラインに対して回転することができるようにボール7を往復動ライン8と連結させ、それによりボールを打つことに伴うラインのねじれをなくしまたは実質的に減少させることが好ましい。
【0040】
図6では、ボール7にはライン8が通過する軸方向に延びる穴16が形成される。この穴の直径は、ボールが回転する際の穴およびラインの向かい合った表面間の摩擦を最低限にするのに十分である。この実施形態では、ボールは矢印Dで示すラインに沿って横方向に自由に移動する。このことにより、ゴルファーはボールを中心の左または右に打ったかどうか分かる。
【0041】
図7では、止め具17は、ボールの横移動を抑止するようにライン8によって担持される。このような止め具を、ボール周面の近くまたはそこから離れて配置することができる。止め具17の位置は調節可能である。
【0042】
図8に図示する実施形態では、ライン8は、ボール7がその周りに回転することができる比較的堅い中心部分18を含む。したがって、このラインは堅い部分18によって互いに連結された2つの端部長さ部分8を備える。この部分18は環状端部19によって長さ部分8に連結され、例えば金属で製造することができる。
【0043】
図9では、ボール7はライン8に直接固定され、このラインはスイベル連結部20によりリング9に回転可能に連結される。
【0044】
ライン8および/またはガイドライン1に対してボールが回転することができる、別のボールの連結方法を設けることができる。
【0045】
図10、11を参照すると、図示する装置は、例えば野球およびテニス選手の技術を上達させるのに特に有用である。これらの実施形態では、複数のガイドライン1は前述の実施形態の横並びの代わりに上下に配置される。図10では、各ガイドライン1は弾力性の材料で製造され、図11では、下側ガイドライン1は弾力性があり、上側ガイドライン11は比較的剛性がある。下側ガイドラインは、ライン8が打者まで戻る際の摩擦力を最低限にするように、地面上にまたは地面からわずかに離れて配置することが好ましい。往復動ライン8上のボール7の位置を、摺動可能スリーブ23により変更することができる。したがって、単にスリーブを上向きまたは下向きに摺動させることにより、使用者の身長の差に対応するように、地表面上のボールの高さを容易に変更することができ、ボールはスリーブの上縁部に置かれる。他の摺動可能な形状の装置をこの目的で使用することができる。その他の点では、この装置は、ガイドライン1の両端部がポストなどにより地表面上に支持されることを除いて、前述の装置と同様である。図10に示すように、張力リール5は、複数の支持ポストの1つによって担持することができる。
【0046】
使用中、競技者21がボール7を打って、ボールをガイドラインに沿って広がる方向Bに移動させる。ライン8が位置Aに到達すると、ラインは静止し、伸張した1本または2本のラインがボールをガイドラインに沿ってその広がる方向Cに進める際に放出されるエネルギーにより、競技者の所まで戻る。ボールは、競技者がもう一度打つ前に、止め具22によって静止することができる。あるいは、止め具を取り除き、または競技者がボールを静止する前に打つことを余儀なくされるように配置してもよい。
【0047】
前述は、単に本発明の実施形態を例示したものであり、添付の特許請求の範囲に記載の本発明の範囲から逸脱することなく、容易に修正を加えられることが理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の側部斜視図である。
【図2】 本発明による装置の平面図である。
【図3】 本発明による他の装置の上面図である。
【図4】 本発明による他の装置の上面図である。
【図5】 図1に示す装置の詳細斜視図である。
【図6】 本発明による装置の往復動ラインへのボールの他の取付け方法を示す図である。
【図7】 本発明による装置の往復動ラインへのボールの他の取付け方法を示す図である。
【図8】 本発明による装置の往復動ラインへのボールの他の取付け方法を示す図である。
【図9】 本発明による装置の往復動ラインへのボールの他の取付け方法を示す図である。
【図10】 本発明による他の装置の側面図である。
【図11】 本発明による他の装置の側面図である。

Claims (10)

  1. 傾斜して広がり、横に並んで配置された、弾力性を有し、且つ、張力がかかった2本のガイドラインであって、地表面上の前記ガイドラインの高さが増加するにしたがって増加する距離だけ離れたところのガイドラインと、前記ガイドライン間に延び、各ガイドラインに連結された、実質的に弾力性を有しない往復動ラインであって、その長さが、前記ガイドラインの最小間隔と同一またはそれより長く、且つ、前記ガイドラインの最大間隔より短いところの往復動ラインと、前記往復動ラインに連結されボールとを備えた、競技者の技術を上達させる装置であって、前記ボールは、前記往復動ラインと実質的に同軸であり、そして、前記往復動ラインに対して回転可能であり、競技者がボールを打つと、前記ガイドライン間の間隔が増大し、弾力性を有する前記ガイドラインが伸張することにより生じる、前記往復動ラインに加えられる力によって更なる移動が抑止されるまで、前記往復動ラインが前記ボールとの連結により、弾力性を有し且つ広がる前記ガイドラインに沿って上向きに移動し、弾力性を有する前記ガイドラインが、比較的伸張していない位置に戻る際に生じる力によって、前記ボールが、その出発位置(またはその付近の位置)に戻るように構成されている装置。
  2. 2本のガイドラインの各々の一方の端部が、アンカを介して地面に固定される、請求項1に記載の装置。
  3. 2本のガイドラインの各々の他方の端部が、安定支柱に取り付けられる、請求項2に記載の装置。
  4. 前記往復動ラインが、ヒンジ式クリップ、リング、ロープ・スライドまたは調節可能ループを備える摺動部材を介してガイドラインに連結される、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の装置。
  5. 各ガイドラインの張力を変えるための緊張手段が設けられる、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の装置。
  6. 前記緊張手段が、アンカまたは支柱に連結されたリールを備える、請求項乃至5のいずれか1つに記載の装置。
  7. 前記ボールは、前記往復動ラインが通過することができる、軸方向に延びる穴を備える、請求項1乃至6のいずれか1つに記載の装置。
  8. 前記ボールの前記往復動ラインに沿った望ましくない横移動を防ぐための止め具が、前記往復動ライン上に設けられる、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ボールの各側部がコードに取り付けられ、前記コードがスイベルを介して前記往復動ラインに連結される、請求項1乃至8のいずれか1つに記載の装置。
  10. 前記ボールが、擬似ゴルフ・ボールである、請求項1乃至のいずれか1つに記載の装置。
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