JP3931747B2 - 貯湯式温水器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、風呂の湯を追い焚きすることができる貯湯式温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の貯湯式温水器は特公昭64−7298号公報に記載されているようなものが一般的であった。
【0003】
すなわち、図4に示すように、給水管31より貯湯タンク32内に供給された水を電気ヒータ33で加熱し、湯にして出湯管34から給湯するようになっていた。
【0004】
そして、家庭で使用するお湯を深夜電力で加熱して安価な給湯を得るため、午後11時〜午前7時までの深夜電力を使い電気ヒー33で貯湯タンク32内の大容量の水を加熱して貯湯し、これを高温水として風呂等の給湯に利用していた。
【0005】
また、風呂に用いたお湯が冷めた場合には、出湯管34から給湯して再び足し湯をするしかなく、風呂の冷めたお湯と出湯管34から高温水を給湯して混合することによって、風呂の湯の温度を上げるようにしていた。
【0006】
しかしながら上記従来の貯湯式温水器では、風呂に用いたお湯が冷めた場合には、出湯管34から給湯して再び足し湯をするしかなく、風呂の冷めたお湯と出湯管34から高温水を給湯して混合することによって、風呂の湯の温度を上げるようにするため、風呂の湯の量が必要以上に増えたり、冷めた風呂の湯の量が多い場合には、風呂内のお湯を十分に高温とすることができず、また、ついには冷めた風呂の湯の一部を捨てて、出湯管34から高温水を給湯しなおす等の無駄を生じていた。
【0007】
そこで、図5に示すような貯湯タンクの上部の高温水と風呂の温水を熱交換する風呂追い焚き手段を有する貯湯式温水器が考えられた。
【0008】
図5において、貯湯タンク41の上部に電気ヒータ42が取付られていて、タンクポンプ43で貯湯タンク41の下部より水を汲み上げ貯湯タンク41の上部へ循環させるようになっていて、貯湯タンク41の上部から貯湯タンク41内の水を加熱していく積層沸き上げを行うようになっている。
【0009】
そして、貯湯タンク41内の高温水は貯湯タンク41上部に設けた出湯管44より取り出され、風呂47等の給湯に利用され、また、利用された分だけ給水管45を介して貯湯タンク41の下部より供給されるようになっている。
【0010】
さらに、貯湯タンク41の上部には、風呂ポンプ46で循環させる風呂47の浴槽内の温水を熱交換して高温とする追い焚き熱交換器48が設けてあり、風呂47に用いたお湯が冷めた場合には、風呂ポンプ46で風呂47の浴槽内の温水を貯湯タンク41の上部に設けた追い焚き熱交換器48に送りそこで熱交換された湯水を再び風呂41の浴槽内に戻すようにして、追い焚きをするようにしてある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の貯湯式温水器では、追い焚き熱交換器48を貯湯タンク41内部の上部に配設してあるため、その構成が複雑であり、例えば、追い焚き熱交換器48に漏れなどの不良があったとしても、その確認が難しい上に、貯湯タンク41ごと交換しなければならず、追い焚き熱交換器48単独で修理もできないといった欠点があった。
【0012】
さらに、貯湯タンク41内部の上部に設けた追い焚き熱交換器48で、風呂47の浴槽内の温水と熱交換するようにしてあるため、追い焚き熱交換器48での熱交換によって貯湯タンク41内部の上部の高温水の温度が下がり、比重が変化することによって、積層沸き上げに望ましくない貯湯タンク41内の対流が生じてしまいやすい欠点があった。
【0013】
つまり、効率よく使用するために貯湯タンク41の上部から加熱していく積層沸き上げを行う方式において、貯湯タンク41の上部の高温水と下部の低温水が対流して混じっていくことで、貯湯性能の劣化、すなわち、高温水を取り出せなくなることや、加熱不要の分まで温度上昇させるために効率が下ってしまうなどの心配があった。
【0014】
本発明は上記課題を解決したもので、簡単な構成で、積層沸き上げ条件を乱さないようにしつつ、効率よく追い焚きができる使い勝手のよい貯湯式温水器を提供することを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するもので、大容量の水を加熱して貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンクの下部にある水を加熱手段に送り、前記加熱手段にて加熱された湯水を貯湯 タンクの上部に戻すタンクポンプと、前記貯湯タンクの高温水を取り出して貯えるサブタンクとを備え、前記加熱手段にて加熱された高温水を前記サブタンクに供給するとともに、前記サブタンクから前記貯湯タンク下部へ連通するように配設したバイパス通路を介してサブタンク内に高温水を貯湯していくサブタンク加熱回路と、前記タンクポンプで前記貯湯タンクの下部にある水を前記加熱手段に送り、前記加熱手段にて加熱された高温水を前記貯湯タンク上部から貯湯していく貯湯タンク加熱回路とを備え、前記サブタンク加熱回路を介して前記サブタンク内に高温水を満水にし、その後、前記貯湯タンク加熱回路を介して、前記貯湯タンク内に高温水を貯湯するとともに、前記サブタンクには、風呂の温水と熱交換する風呂追いだき手段を配置したことを特徴とするものである。
【0016】
このように、風呂追い焚き手段は、サブタンクに取り出した高温水と風呂の温水とを熱交換するように構成して、貯湯タンクの外部で貯湯タンクの高温水と風呂の湯水とを熱交換するようにしてあるので、風呂追い焚き手段の構成は簡単となり、例えば、風呂追い焚き手段に漏れなどの不良があったとしても、貯湯タンクの外部から確認できるようになり、その確認は容易になるとともに、修理もサブタンクごと風呂追い焚き手段を取り外して単独でできるようになる。
【0017】
また、風呂追い焚き手段は、貯湯タンクで貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンクで取り出した高温水と風呂の温水とを熱交換することにより、貯湯タンク内部の上部の高温水の温度が下がる心配がなくなり、積層沸き上げ条件を乱さないようにしつつ、風呂の浴槽内の温水と貯湯タンク内の高温水と熱交換できるようになり、効率よく追い焚きができ、使い勝手の向上が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の貯湯式温水器は、大容量の水を加熱して貯湯する貯湯タンクと、この貯湯タンクの下部にある水を加熱手段に送り、そこで加熱された湯水を貯湯タンクの上部に戻すタンクポンプと、貯湯タンクの高温水を取り出して貯えるサブタンクと、上記サブタンクに取り入れた高温水と風呂の温水とを熱交換する風呂追い焚き手段とを備えたものである。
【0019】
したがって、風呂追いだき手段の構成が簡単となり、例えば、風呂追いだき手段に漏れなどの不良があったとしても、貯湯タンクの外部から確認できるようになり、その確認は
容易になるとともに、修理もサブタンクごと風呂追い焚き手段を取り外して単独でできるようになる。
【0020】
また、風呂追い焚き手段は、貯湯タンクで貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンクで取り出した高温水と風呂の温水とを熱交換することにより、貯湯タンク内部の上部の高温水の温度が下がる心配がなくなり、積層沸き上げ条件を乱さないようにしつつ、風呂の浴槽内の温水と貯湯タンク内の高温水と熱交換できるようになり、効率よく追い焚きができ、使い勝手の向上が図れる。
【0021】
さらに、風呂追い焚き手段で風呂の温水と熱交換されたサブタンク内の温水は、風呂等の給湯で貯湯タンクの高温水よりも先に利用することができ、つまり、先入れ先出しの給湯ができるようになり、できるだけサブタンク内の温水を高温に維持すできるので、風呂追いだき手段の性能を保つことができるようになる。
【0022】
風呂追い焚き手段の実施の形態としては、サブタンクに風呂伝熱通路を内設したものが考えられる。
【0023】
またタンクポンプで貯湯タンクの下部にある水を加熱手段に送りそこで加熱された高温水をサブタンクに供給し、サブタンク下部から貯湯タンク下部を連通させるように配設したバイパス通路を介してサブタンク内に高温水を貯湯していくサブタンク加熱回路と、タンクポンプで貯湯タンクの下部にある水を加熱手段に送りそこで加熱された高温水を貯湯タンク上部から貯湯していく貯湯タンク加熱回路を有し、初期の大容量の水を加熱して貯湯する場合は、サブタンク加熱回路でサブタンク内に高温水を貯湯していき、サブタンク内の高温水が満量となると、貯湯タンク加熱回路に切り替えて、貯湯タンク内に高温水を貯湯するようにするとともに、上記サブタンクには、この中の高温水と風呂の温水を熱交換する風呂追い焚き手段を配置した。
【0024】
これによれば、初期の大容量の水を加熱して貯湯する場合、サブタンク加熱回路でサブタンク内に高温水を貯湯していき、サブタンク内の高温水が満量となると、貯湯タンク加熱回路に切り替えて、貯湯タンク内に高温水を貯湯するようにする。
【0025】
上記からサブタンク内から高温水を貯湯することができるようになり、使用開始時においても、サブタンク内を高温水で満量とすることができ、サブタンク内の高温水と風呂の温水との熱交換、つまりは、風呂追い焚きが可能となる。
【0026】
貯湯した高温水をサブタンク下部に設けた出湯配管を介して出湯口より取り出すようにすれば、サブタンク内の下部の温水、即ち、風呂追い焚き手段で風呂の温水と熱交換されたの温水から風呂などの給湯で先に利用することができ、つまり、先入れ先出しの給湯ができるようになり、できるだけサブタンク内の温水を高温にすることができるようになって風呂追い焚き手段の性能を保つことができるようになる。
【0027】
また貯湯した高温水をサブタンク下部に設けた出湯配管から取り出すとともに、サブタンク下部の高温水の温度が所定温度以下の時、このサブタンク下部に設けた出湯配管から取り出した温水と貯湯タンクの上部から取り出した高温水とを混合して、出湯口より取り出すようにした。
【0028】
さらに貯湯した高温水をサブタンク下部に設けた出湯配管から取り出すとともに、サブタンク下部の高温水の温度が所定温度以下の時、サブタンク下部に設けた出湯配管から取り出した温水と貯湯タンクの上部から取り出した高温水とを混合して、出湯口より取り出すように構成すれば、サブタンク下部の高温水の温度が所定温度以下の時、サブタンク下部に設けた出湯配管から取り出した温水と貯湯タンクの上部から取り出した高温水とを混合して、出湯口より取り出すように構成してあるので、サブタンク内の温水が風呂追い焚き手段で風呂の温水と熱交換されるなどして低くなっても、貯湯タンクの上部から取り出した高温水と混合して所定の温度とする事ができ、サブタンク内の温水を用いつつ、出湯口より低温の給湯を防止できるようになり、上述の先入れ先出しの給湯をしても、出湯口より低温水が供給されることがなくなり、使い勝手が増す。
【0029】
また貯湯タンク上部に湯量検出手段を設けるとともに、湯量検出手段が湯切れを検知すると風呂等の給湯に利用されて貯湯タンク内の高温水がなくなることによってサブタンクに低温水が供給されないように、所定時間加熱手段で貯湯タンク上部に高温水を追加するように加熱する追加追いだきをするように構成とすれば、サブタンクに低温水が供給されず、上述の先入れ先出しの給湯を維持でき、風呂等の給湯に利用されてサブタンクに低温水が供給されて、サブタンク内の温水が低温となりすぎて風呂追い焚き手段で風呂の温水と熱交換出来なくなるなどの不具合を防止できるようになり、使い勝手が増すことができる。
【0030】
サブタンクは、複数の小容量のタンク体を接続して形成した構成としてあるので、貯湯タンクのケーシングの隙間などにサブタンクを配設することができ、加えて、小型であるので、サブタンクに風呂伝熱通路を配設する製造工程も容易となって造り込みやすくなり、漏れなどの安全性も向上する。
【0031】
これら複数のタンク体は直列に接続した構成としてあるので、サブタンクに供給された高温水は風呂などの給湯に利用されると滞ることなく順に使用されていくので、仕切弁などを使用しないで、簡単な構成で、上述の先入れ先出しの給湯を維持できる。
【0032】
そして風呂追いだき手段において、貯湯タンクに近い側のサブタンクから風呂の温水を循環させるようにすれば、風呂の温水と熱交換されてサブタンク内の温水の温度が下がっても、貯湯タンクに近い側のサブタンクから風呂等の給湯に利用された分だけ貯湯タンクより高温水が供給され、高温に維持されやすいので、風呂の温水との熱交換を効果的に行えるようになり、風呂追いだきの時間短縮が出来るなど使い勝手が増すことができる。
【0033】
つまり、風呂伝熱通路を循環させる風呂の温水の熱交換は、風呂伝熱通路の流入口からすなわち貯湯タンクに近い側の小型容器のサブタンクからから始まり、風呂伝熱通路を循環させていくと徐々に風呂の温水の温度は高くなっていくので、貯湯タンクの高温水の熱交換による温度低下は、貯湯タンクに近い側の小型容器のサブタンクが大きく、この貯湯タンクに近い側の小型容器のサブタンクに風呂などの給湯に利用された分だけ貯湯タンクより高温水が先に供給するようにしてあるので、風呂の温水との熱交換を効果的に行えるようになる。
【0034】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0035】
図1〜3において、給水配管1を底部に接続した貯湯タンク2内の水は外部に配置した加熱手段3で加熱されるようにしてある。
【0036】
この加熱手段3は、例えばCO2冷媒等を用いたヒートポンプユニット4の配管回路の一部の加熱通路5と貯湯タンク2内の水が通るタンク伝熱通路6との組み合わせ体からなる水熱交換器で構成してある。
【0037】
上記加熱手段3で加熱された高温水は、加熱3方弁7で、貯湯タンク2内に戻されるか
、あるいは貯湯タンク2で貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンク8内へ供給されるようになっている。
【0038】
また、貯湯タンク2で貯湯した高温水は、サブタンク8側へ供給されるとともに、貯湯タンク2で貯湯した高温水とサブタンク8内の高温水とを混合して所定温度以上となるように制御するサブタンク混合弁10側へ供給されるようになっている。
【0039】
そして、サブタンク8内の高温水は、サブタンク8下部に設けた出湯配管11より取り出され、サブタンク混合弁10を介して、サブタンク8下部に設けた温度検出手段12が所定温度以上の時はそのまま、所定温度以下の時は、上述の貯湯タンク2で貯湯した高温水と混合して所定温度以上になるように制御され、例えば台所や風呂13の給湯口等へとつながる出湯口14側へ供給されるようになっている。
【0040】
さらに、サブタンク混合弁10を介して得られた所定温度以上の温水は、出湯口14に設けられた出湯混合弁15で給水配管1からの低温水と混合されて、設定された温度で出湯口14より使用者が給湯に利用するようになっている。
【0041】
そして、出湯口14より使用者が給湯に利用すると、それに伴い給水配管1から貯湯タンク2内に水が給水され、また、サブタンク8へは貯湯タンク2内の高温水が供給されるようになっている。
【0042】
さらに、加熱手段3は、タンクポンプ16で供給された貯湯タンク2の下部の冷たい水を加熱して、貯湯タンク2の上部に戻すようになっていて、貯湯タンク2内では比重差から湯が上部、水が下部に分離した状態で溜まるようになっている。
【0043】
使用開始時などのサブタンク8内の水が低温の時には、タンクポンプ16で貯湯タンク2の下部にある水を加熱手段3に送り、そこで加熱された高温水をサブタンク8に供給し、またサブタンク8下部の低温水はバイパス通路17を介して貯湯タンク2に還流される。つまり、バイパス通路17は、サブタンク8内に高温水を貯湯していくサブタンク加熱回路を形成するようになっていて、通常は、連通仕切弁18で閉ざされている。
【0044】
また、このサブタンク加熱回路に対して、通常は、タンクポンプ16で貯湯タンク2の下部にある水を加熱手段3に送りそこで加熱された高温水を貯湯タンク2上部から貯湯していく貯湯タンク加熱回路を形成するようになっている。
【0045】
19は風呂追い焚き手段で、サブタンク8に配設した風呂伝熱通路20内に風呂13の温水を循環させてなる水熱交換器で構成してある。
【0046】
また、貯湯タンク2で貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンク8は、4つの小容量タンク体8a、8b、8c、8dを直列に接続して構成したものである。そして複数のタンク体8a、8b、8c、8dからなるため、ケーシング21と貯湯タンク2の四隅の隙間に収納することも可能となる。
【0047】
加えて、貯湯タンク2に近い側のタンク体8aから風呂13の温水を循環させるようにそれぞれ風呂伝熱通路20を配設して、風呂追い焚き手段19を構成している。
【0048】
22は風呂側ポンプで、風呂13の浴槽の温水を風呂追い焚き手段19に搬送し、ここで熱交換されて高温となった温水を再び風呂13の浴槽へ戻すようになっている。
【0049】
23は貯湯タンク2上部に設けた湯量検出手段で、風呂13などの給湯に利用されて貯湯タンク2内の高温水が少なくなって湯量検出手段23が湯切れを検知すると、貯湯タンク2からサブタンク8に低温水が供給されないように、所定時間加熱手段3で貯湯タンク2上部に高温水を追加するようにしてある。
【0050】
24は制御部で、操作部で入力された条件で、加熱手段3やタンクポンプ16や風呂側ポンプ22などを予め決められたシーケンスでコントロールするようになっている。
【0051】
上記した構成において、通常は、午後11時〜午前7時までの安価な深夜電力を使って加熱手段3で大容量の水を加熱して貯湯タンク2に貯湯し、温水として風呂13等の給湯に利用するようになっている。
【0052】
そして、通常の貯湯タンク2に貯湯していく場合は、加熱3方弁7で、加熱手段3で加熱された高温水を貯湯タンク2内に戻すとともに連通仕切弁18でバイパス通路17を閉じて形成される貯湯タンク加熱回路の状態で、貯湯タンク2の下部から水をタンクポンプ16で取り出し加熱手段3で加熱して貯湯タンク2上部へ戻して貯湯していくようになっている。
【0053】
また、この貯湯タンク2に蓄えられた高温水は、貯湯タンク2で貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンク8を介して、所定の場所の出湯口14より、例えば台所や風呂13の給湯口等から高温水として給湯に使用され、またその使用された分だけ給水配管1から貯湯タンク2内に水が給水されるようになっていて、貯湯タンク2内では比重差から湯が上部、水が下部に分離した状態で溜まるように積層沸き上げを行うようになっている。
【0054】
さらに、使用開始時などのサブタンク8内の水が低温の時には、加熱3方弁7で、加熱手段3で加熱された高温水をサブタンク8に供給するとともに、連通仕切弁18を開き、サブタンク8下部から貯湯タンク2下部に通じるバイパス通路17を連通させて形成されるサブタンク加熱回路で、まず、サブタンク8内に高温水を貯湯していく。
【0055】
そして、サブタンク8内の高温水が満量となると、加熱3方弁7で、加熱手段3で加熱された高温水を貯湯タンク2内に戻すとともに連通仕切弁18でバイパス通路17を閉じて貯湯タンク加熱回路に切り替えて、貯湯タンク2内に高温水を貯湯するようにして、初期の大容量の水を加熱して貯湯するようになっている。
【0056】
この貯湯された高温水は、貯湯した高温水をサブタンク8下部に設けた出湯配管11から取り出すとともに、温度検出手段で検出されたサブタンク8下部の高温水の温度が所定温度以下の時、サブタンク8下部に設けた出湯配管11から取り出した温水と貯湯タンク2の上部から取り出した高温水とをサブタンク混合弁で混合して、所定温度以上として出湯混合弁15で給水配管からの低温水と混合して、使用者が設定した温度にして出湯口より取り出すようにしてある。
【0057】
そして、風呂13等の給湯に利用されて貯湯タンク2内の高温水が少なくなると、貯湯タンク2上部に設けた湯量検出手段23で湯切れを検知して、貯湯タンク2からサブタンク8に低温水が供給されないように、所定時間加熱手段3で貯湯タンク2上部に高温水を追加するようにしている。
【0058】
また風呂13に給湯された温水が冷めた場合には、貯湯タンク2を覆うケーシング21と貯湯タンク2の四隅の隙間に少容量のタンク体を直列に接続して形成したサブタンク8内に配設した風呂伝熱通路20に風呂ポンプ8を介して浴槽の温水を循環させるようになっていて、サブタンク8の高温水と風呂13の温水を熱交換して、風呂13の温水の温度を上昇させるとともに、貯湯タンク2に近い側のタンク体8aから風呂13の温水を循環させるように風呂追い焚き13を行うようにしてある。
【0059】
そして、制御部24で、通常は、午後11時〜午前5時までの安価な深夜電力を使って加熱手段3で大容量の水を加熱して貯湯タンク2に貯湯するなど操作部で入力された条件で、加熱手段3やタンクポンプ16や風呂ポンプ22などを予め決められたシーケンスでコントロールするようになっている。
【0060】
ここで、風呂追いだき手段19は、サブタンク8に取り出した高温水と風呂13の温水とを熱交換するように構成して、貯湯タンク2の外部で貯湯タンク2の高温水と風呂13の湯水とを熱交換するようにしてあるので、風呂追い焚き手段19の構成は簡単となり、例えば、風呂追い焚き手段19に漏れなどの不良があったとしても、貯湯タンク2の外部から確認できるようになり、その確認は容易になるとともに、修理もサブタンク8ごと風呂追い焚き手段19を取り外して単独でできるようになる。
【0061】
また、風呂追いだき手段19は貯湯タンク2で貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンク8で取り出した高温水と風呂13の温水とを熱交換することにより、貯湯タンク2内部の上部の高温水の温度が下がる心配がなくなり、積層沸き上げ条件を乱さないようにしつつ、風呂13の浴槽内の温水と貯湯タンク2内の高温水と熱交換できるようになり、効率よく追い焚きができ、使い勝手の向上が図れる。
【0062】
さらに、風呂追い焚き手段19で風呂13の温水と熱交換されたサブタンク8内の温水は、風呂13等の給湯で先に利用することができ、つまり、先入れ先出しの給湯ができるようになり、できるだけサブタンク8内の温水を高温にすることができるようになって風呂追い焚き手段19の性能を保つことが出来るようになる。
【0063】
そして、風呂追い焚き手段19は、サブタンク8に配設した風呂伝熱通路20内に風呂13の温水を循環させてなる水熱交換器で構成してあるので、貯湯タンク2から高温水を取り出して熱交換して再び貯湯タンク2に戻す循環するポンプを必要とする構成でなく、サブタンク8内に貯湯タンク2から供給された高温水を熱交換する構成であるので、無理なく一つのタンクポンプ16で、貯湯タンク2の貯湯と風呂追いだき13をすることができるなど構成を簡単にすることができ、安価な構成とすることができる。
【0064】
また、初期の大容量の水を加熱して貯湯する場合は、加熱3方弁と連通仕切弁18を切り替えてサブタンク加熱回路を形成してサブタンク8内に高温水を貯湯していき、サブタンク8内の高温水が満量となると、加熱3方弁と連通仕切弁18を切り替えて貯湯タンク加熱回路を形成して、貯湯タンク2内に高温水を貯湯するように構成してあるので、サブタンク8内から高温水を貯湯することができるようになり、使用開始時においても、サブタンク8内の高温水と風呂13の温水とを熱交換することで、風呂追い焚き13を行うことができるようになり、使い勝手が高まる。
【0065】
さらに、風呂追い焚き手段19で風呂13の温水と熱交換されたサブタンク8内の温水が使用されると、貯湯タンク2から高温水がサブタンク8内に供給されて、サブタンク8内は2つの温度の温水が混在するようになるが、風呂13等の給湯に利用する貯湯した高温水を、サブタンク8下部に設けた出湯配管11を介して出湯口14より取り出すように構成してあるので、サブタンク8内の下部の温水、即ち、風呂追い焚き手段19で風呂13の温水と熱交換されたの温水から風呂13等の給湯で先に利用することができ、つまり、先入れ先出しの給湯ができるようになり、できるだけサブタンク8内の温水を高温に維持することができるようになって風呂追いだき手段19の性能を保つことができるようになる。
【0066】
そして、サブタンク8下部に設けた出湯配管11から取り出した温水と貯湯タンク2の上部から取り出した高温水とを混合して、出湯口14より取り出すように構成してあるので、サブタンク8内の温水が風呂追い焚き手段19で風呂13の温水と熱交換されるなどして低くなっても、貯湯タンク2の上部から取り出した高温水と混合して所定の温度とする事ができ、サブタンク8内の温水を用いつつ、出湯口14より低温の給湯を防ぎ、上述の先入れ先出しの給湯をしても、低温水を供給されることがなくなり、使い勝手を増すことができるようになる。
【0067】
また、湯量検出手段23が湯切れを検知すると風呂13などの給湯に利用されて貯湯タンク2内の高温水がなくなってサブタンク8に低温水が供給されないように、所定時間、加熱手段3で貯湯タンク2上部に高温水を追加するように加熱する追加追い焚きを行うように構成してあるので、サブタンク8に低温水が供給されず、上述の先入れ先出しの給湯を維持でき、風呂13などの給湯に利用されてサブタンク8に低温水が供給されて、サブタンク8内の温水が低温となりすぎて風呂追いだき手段19で風呂13の温水と熱交換できなくなるなどの不具合を防止出来るようになり、使い勝手が増すことができる。
【0068】
さらに、貯湯タンク2で貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンク8は、複数の小容量のタンク体8a、8b、8c、8dを接続して形成してあるので、貯湯タンク2と貯湯タンク2のケーシングの隙間などを有効に利用して配設することができ、省スペース化が図れ、使い勝手が増すとともに、小型であるので、サブタンク8に風呂伝熱通路20を配設する製造工程も容易となって造り込みやすくなり、漏れなどの安全性も向上する。
【0069】
そして、サブタンク8を形成する複数のタンク体8a、8b、8c、8dは、直列に接続した構成としてあるので、サブタンク8に供給された高温水は風呂13などの給湯に利用されると滞ることなく順に使用され、仕切弁などを使用しないで、簡単な構成で、上述の先入れ先出しの給湯を維持できる。
【0070】
また、貯湯タンク2に近い側のタンク体8aから風呂13の温水を循環させるように風呂伝熱通路20を配設してあるので、風呂13の温水と熱交換されてサブタンク8内の温水の温度が下がっても、貯湯タンク2に近い側のタンク体8aから風呂13などの給湯に利用された分だけ貯湯タンク2より高温水が供給され、高温に維持されやすいので、風呂13の温水との熱交換を効果的に行えるようになり、風呂追い焚き13の時間短縮が出来るなど使い勝手が増すことができる。
【0071】
つまり、風呂伝熱通路20を循環させる風呂13の温水の熱交換は、風呂伝熱通路20の流入口からすなわち貯湯タンク2に近い側のタンク体8aからから始まり、風呂伝熱通路20を循環させていくと徐々に風呂13の温水の温度は高くなっていくので、貯湯タンク2の高温水の熱交換による温度低下は、貯湯タンク2に近い側のタンク体8aが大きい。
【0072】
この貯湯タンク2に近い側のサブタンク8に貯湯タンク2より高温水が先に供給するようにしてあるので、風呂13の温水との熱交換を効果的に行えるようになる。
【0073】
なお、本発明の実施例では、貯湯タンク2で貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンク8は、複数の小容量タンク体を接続して形成した構成で説明したが、これは1つの容器で構成してもよい。
【0074】
また、複数の小容量タンク体それぞれに風呂伝熱通路20を配設した構成で説明したが、これは、複数のタンク体の何れかに風呂伝熱通路20を配設した構成でもよく、さらに、風呂伝熱通路20はサブタンク8内に配設した構成で説明したが、これはサブタンク8の外郭に風呂伝熱通路20を沿うように密着させて構成してもよく、その他各部の構成も本発明の目的を達成する範囲であれば、その構成はどのようなものであってよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、風呂追い焚きをサブタンクの高温水と風呂の温水とを熱交換して行うようにしているため、風呂追い焚き手段の構成が簡単となり、例えば、風呂追い焚き手段に漏れなどの不良があったとしても、貯湯タンクの外部から確認できるようになり、その確認は容易になるとともに、修理もサブタンクごと風呂追い焚き手段を取り外して単独でできるようになる。
【0076】
また、風呂追い焚き手段は、貯湯タンクで貯湯した高温水を取り出して貯湯するサブタンクで取り出した高温水と風呂の温水とを熱交換することにより、貯湯タンク内部の上部の高温水の温度が下がる心配がなくなり、積層沸き上げ条件を乱さないようにしつつ、風呂の浴槽内の温水と貯湯タンク内の高温水と熱交換できるようになり、効率よく追い焚きができ、使い勝手の向上が図れる。
【0077】
さらに、風呂追い焚き手段で風呂の温水と熱交換されたサブタンク内の温水は、風呂などの給湯で貯湯タンクの高温水よりも先に利用することができ、つまり、先入れ先出しの給湯ができるようになり、できるだけサブタンク内の温水を高温に維持するようになって風呂追い焚き手段の性能を保つことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における貯湯式温水器の構成概略図
【図2】 同貯湯式温水器の概略断面図
【図3】 同貯湯式温水器の制御ブロック図
【図4】 従来の実施例における貯湯式温水器の構成図
【図5】 他の従来の実施例における貯湯式温水器の構成図
【符号の説明】
2 貯湯タンク
3 加熱手段
8 サブタンク
13 風呂
16 タンクポンプ
17 バイパス通路
19 風呂追い焚き手段
20 風呂伝熱通路
Claims (7)
- 大容量の水を加熱して貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンクの下部にある水を加熱手段に送り、前記加熱手段にて加熱された湯水を貯湯タンクの上部に戻すタンクポンプと、前記貯湯タンクの高温水を取り出して貯えるサブタンクとを備え、前記加熱手段にて加熱された高温水を前記サブタンクに供給するとともに、前記サブタンクから前記貯湯タンク下部へ連通するように配設したバイパス通路を介してサブタンク内に高温水を貯湯していくサブタンク加熱回路と、前記タンクポンプで前記貯湯タンクの下部にある水を前記加熱手段に送り、前記加熱手段にて加熱された高温水を前記貯湯タンク上部から貯湯していく貯湯タンク加熱回路とを備え、前記サブタンク加熱回路を介して前記サブタンク内に高温水を満水にし、その後、前記貯湯タンク加熱回路を介して、前記貯湯タンク内に高温水を貯湯するとともに、前記サブタンクには、風呂の温水と熱交換する風呂追いだき手段を配置したことを特徴とする貯湯式温水器。
- 貯湯した高温水をサブタンク下部に設けた出湯配管を介して出湯口より取り出すようにした請求項1に記載の貯湯式温水器。
- 貯湯した高温水をサブタンク下部に設けた出湯配管から取り出すとともに、サブタンク下部の高温水の温度が所定温度以下の時、このサブタンク下部に設けた出湯配管から取り出した温水と貯湯タンクの上部から取り出した高温水とを混合して、出湯口より取り出すようにした請求項1または2に記載の貯湯式温水器。
- 貯湯タンク上部に湯量検出手段を設けるとともに、湯量検出手段が湯切れを検知すると風呂等の給湯に利用されて貯湯タンク内の高温水がなくなることによってサブタンクに低温水が供給されないように、所定時間の間、加熱手段で貯湯タンク上部に高温水を追加するように加熱する追加追い焚きをするようにした請求項1〜3いずれか1項記載の貯湯式温水器。
- 複数の小容量のタンク体を接続してサブタンクを形成した請求項1〜4いずれか1項記載の貯湯式温水器。
- 複数の小容量のタンク体を直列に接続してサブタンクを形成した請求項5記載の貯湯式温水器。
- 貯湯タンクに近い側のサブタンクのタンク体から順次下流側のタンク体に風呂の温水を循環させるようにして風呂追い焚き手段を構成した請求項6記載の貯湯式温水器。
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