JP3929994B2 - パケット移動通信方法及び基地局 - Google Patents

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本発明は、移動局と基地局との間でパケット通信を行うパケット移動通信方法、基地局及び移動局に関する。
従来、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、下り方向の高速パケット移動通信方式である「HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)」方式が、正式に仕様化されている。
具体的には、下り方向の高速パケット移動通信方式におけるスケジューリングとして、「RR(Round Robin)」や「MaxC/I(Maximum Carrier/Interference)」や「ハイブリッドスケジューリング」等が提案されている(例えば、非特許文献1、2参照)。
このように、下り方向の高速パケット移動通信方式では、各移動局の送信バッファ(待ち行列、キュー)が、基地局内に設けられているため、基地局は、下り方向のパケットの到着時刻や送信バッファの大きさ(待ち行列の長さ)等を考慮した効率的なスケジューリングが可能である(例えば、特許文献2参照)。
一方、従来、上り方向の高速パケット移動通信方式では、各移動局の送信バッファが各移動局内に設けられているため、基地局によるスケジューリングのために、各移動局が送信バッファ内のパケット量を基地局に周期的に報告する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Physical Layer Aspects of UTRA High Speed Downlink Packet Access (Release 2000),3G TR25.848,V0.2.0(2000-05)、http://www.3gpp.org 陳嵐、加山英俊、梅田成視著、「CDMA高速無線パケットシステムにおけるワイアレスQoS制御」、電子情報通信学会、信学技報、RCS2002-208(2003-01) 特願2002-291581号 特願2002-358302号
しかしながら、従来の上り方向の高速パケット移動通信方式では、各移動局が送信バッファ内のパケット量を報告するための「所要通知ビット」数が多く、制御負荷によるシステム効率の低下を招くという問題点があった。
また、従来の上り方向の高速パケット移動通信方式では、送信すべきパケットの発生やパケットの廃棄等による送信バッファ内のパケット量の動的変化が、基地局側にリアルタイムに反映することができず、効率的なスケジューリングができないと共に、無駄な無線リソースの割り当てが生じ、システムにおけるQoS劣化につながるという問題点があった。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、上り方向の高速パケット移動通信方式において、効率的なスケジューリング及び無線リソースの割り当てを行うことが可能なパケット移動通信方法、基地局及び移動局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局と基地局との間でパケット通信を行うパケット移動通信方法であって、前記基地局は、前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量を示す送信バッファ蓄積パケット量を管理しており、前記移動局は、前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量に変化が生じる毎に、前記パケット量の変化結果を前記基地局に通知し、前記基地局は、通知された前記パケット量の変化結果に応じて、前記移動局に対応する前記送信バッファ蓄積パケット量を増減することを要旨とする。
かかる発明によれば、移動局が、送信バッファに蓄積されているパケット量に変化が生じる毎に、当該パケット量の変化結果を基地局に通知するため、基地局は、移動局の送信バッファ内のパケット量の動的変化をリアルタイムに把握することができる。
また、かかる発明によれば、移動局は、少ないデータ量で済むパケット量の変化結果を基地局に通知するため、移動局と基地局との間のトラヒック量の増大を防ぐことができ、また、基地局は、上述のパケット量の変化結果に応じて、移動局に対応する仮想バッファ内のパケットを増減するだけなので、制御負荷によるシステム効率の低下も防ぐことができる。
本発明の第2の特徴は、移動局との間でパケット通信を行う基地局であって、前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量を示す送信バッファ蓄積パケット量を管理する管理部を具備し、前記管理部は、前記移動局から通知された前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の変化結果に応じて、前記移動局に対応する前記送信バッファ蓄積パケット量を増減することを要旨とする。
かかる発明によれば、管理部が、移動局から通知されたパケット量の変化結果に応じて、移動局に対応する仮想バッファ内のパケット量を増減するため、少ない制御負荷で、リアルタイムに移動局における送信バッファ内のパケット量の変化に追随することができる。
本発明の第2の特徴において、前記管理部が、前記送信バッファ蓄積パケット量のパケットを蓄積する仮想バッファを管理しており、前記移動局から通知された前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の変化結果に応じて、前記移動局に対応する前記仮想バッファ内のパケットを増減するように構成されていてもよい。
かかる発明によれば、リソース割当部が、移動局に対応する仮想バッファを参照して、移動局との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースを割り当てるため、移動局の送信バッファ内のパケット量の変化をリアルタイムに把握することができ、効率的なスケジューリングを行うことができる。
本発明の第2の特徴において、前記移動局に対応する前記仮想バッファを参照して、前記移動局との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースを割り当てるリソース割当部を具備するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記管理部が、前記リソース割当部による無線リソースの割り当てに応じて、前記移動局に対応する前記仮想バッファ内のパケットを増減するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記管理部が、前記移動局から送信されたパケットを受信した場合、受信に成功したパケット数のパケットを前記仮想バッファから削減するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記移動局から通知された前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の変化結果が、前記送信バッファ内のパケットの増加量を示す場合に、前記管理部が、前記増加量に対応するパケットを前記仮想バッファに追加すると共に、追加された前記パケットと前記パケットの追加時刻とを関連付けて管理するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記管理部が、前記追加時刻から所定時間経過した前記仮想バッファ内のパケットを削除するように構成されていてもよい。
本発明の第2の特徴において、前記管理部が、追加された前記パケットと、前記移動局から通知された前記パケットの通信品質情報とを関連付けて管理しており、前記パケットの通信品質情報に基づいて、前記移動局との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースの割り当てについてのスケジューリングを行うスケジューリング部を具備するように構成されていてもよい。
本発明の第3の特徴は、基地局との間でパケット通信を行う移動局であって、前記基地局に対して送信すべきパケットを蓄積する送信バッファと、前記送信バッファに蓄積されているパケット量に変化が生じる毎に、前記パケット量の変化結果を前記基地局に通知する通知部とを具備することを要旨とする。
本発明の第3の特徴において、前記通知部が、前記基地局に対して送信すべきパケットが発生した場合に、前記送信バッファ内のパケットの増加量として、発生したパケット数を前記基地局に通知するように構成されていてもよい。
本発明の第3の特徴において、前記通知部が、前記送信バッファ内のパケットが廃棄された場合に、前記送信バッファ内のパケットの減少量として、廃棄したパケット数を前記基地局に通知するように構成されていてもよい。
本発明の第3の特徴において、前記通知部が、前記基地局に対するパケットの送信が成功した場合に、前記送信バッファ内のパケットの減少量として、送信が成功したパケット数を前記基地局に通知するように構成されていてもよい。
本発明の第3の特徴において、前記通知部が、前記基地局に対して再送すべきパケットが発生した場合に、前記送信バッファ内のパケットの増加量として、発生したパケット数を前記基地局に通知するように構成されていてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、上り方向の高速パケット移動通信方式において、効率的なスケジューリング及び無線リソースの割り当てを行うことが可能なパケット移動通信方法、基地局及び移動局を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態の構成)
本発明の第1の実施形態に係るパケット移動通信方法を実現する基地局及び移動局の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る基地局10の機能ブロックを示すものであり、図2は、本実施形態に係る移動局30の機能ブロックを示すものである。
本実施形態に係る基地局10は、図1に示すように、受信部11と、予約認識部12と、仮想バッファ管理部13と、リソース割当部14と、送信部15とを具備する。
受信部11は、移動局30から、共通パケットチャネルCPCH(Common Packet Channel)を介して、上り方向のパケットを受信したり、上り個別制御チャネルDCCH(Dedicated Control Channel)を介して、「パケット数の変化結果(パケット量の変化結果)」や「パケットの通信品質情報」等を受信したりするものである。
ここで、「パケット数の変化結果」は、移動局30の送信バッファ35において増加したパケット数(送信バッファ35内のパケットの増加量)を示す「プラス予約」、又は、移動局30の送信バッファ35において減少したパケット数(送信バッファ35内のパケットの減少量)を示す「マイナス予約」のいずれかである。
例えば、「+2」という情報を含む「プラス予約」は、移動局30の送信バッファ35において、パケット数が「2」だけ増加したことを示し、「−1」という情報を含む「マイナス予約」は、移動局30の送信バッファ35において、パケット数が「1」だけ減少したことを示す。
予約認識部12は、移動局30から通知されたパケット数の変化結果(「プラス予約」又は「マイナス予約」)を認識するものである。また、予約認識部12は、この認識結果を、仮想バッファ管理部13に通知する。
予約認識部12は、各移動局30から送信されたパケット数の変化結果が「プラス予約」である場合、当該パケット数の変化結果の到着時刻を、仮想バッファ管理部13に通知するように構成されていてもよい。
仮想バッファ管理部13は、各移動局30乃至30の送信バッファ35に蓄積されているパケット数(パケット量)を示す送信バッファ蓄積パケット量を管理するものである。
また、仮想バッファ管理部13は、各移動局30乃至30から通知された各移動局30乃至30の送信バッファ35に蓄積されているパケット数の変化結果(「プラス予約」又は「マイナス予約」)に応じて、各移動局30乃至30に対応する送信バッファ蓄積パケット量を増減するように構成されている。
具体的には、仮想バッファ管理部13は、各移動局30乃至30に対応する仮想バッファ13乃至13を管理しており、各移動局30乃至30に対応する送信バッファ蓄積パケット量(各移動局30乃至30の送信バッファ35に蓄積されているパケット数)を、それぞれの仮想バッファ13乃至13に蓄積するように構成されている。
また、仮想バッファ管理部13は、各移動局30乃至30から通知された各移動局30乃至30の送信バッファ35に蓄積されているパケット数の変化結果(「プラス予約」又は「マイナス予約」)に応じて、各移動局30乃至30に対応する仮想バッファ13乃至13内のパケットを増減(追加又は削除)する。
図1の例では、仮想バッファ管理部13は、移動局30用の仮想バッファ13内に、4パケット(パケット#1乃至#4)を蓄積しており、移動局30用の仮想バッファ13内に、2パケット(パケット#1及び#2)を蓄積している。
仮想バッファ管理部13は、移動局30から「プラス予約(+2)」を受信した旨の通知を予約認識部12から受けた場合、移動局30用の仮想バッファ13に2パケットを追加する。
一方、仮想バッファ管理部13は、移動局30から「プラス予約(−1)」を受信した旨の通知を予約認識部12から受けた場合、移動局30用の仮想バッファ13から1パケットを削除する。ここで、仮想バッファ管理部13は、仮想バッファ13内の先頭のパケット#1から順番に削除するように構成されている。
仮想バッファ管理部13は、仮想バッファ13乃至13に新規にパケットを追加する場合、追加するパケットと当該パケットの追加時刻とを関連付けて記憶するように構成されていてもよい。
ここで、上述のパケット数の変化結果を受信してから、当該仮想バッファに対するパケットの追加までに費やされる時間はわずかであるため、仮想バッファ管理部13は、予約認識部12から通知された「パケット数の変化結果の到着時刻」を、上述の「パケットの追加時刻」としてもよい。
また、仮想バッファ管理部13によって管理されている仮想バッファの大きさは、各移動局30に対して同一であるように構成されていてもよいし、各移動局30の送信バッファ内に蓄積されているパケット数に応じて変更されるように構成されていてもよい。
リソース割当部14は、移動局30に対応する仮想バッファを参照して、移動局30との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースを割り当てるものである。
例えば、リソース割当部14は、仮想バッファ管理部13によって管理されている仮想バッファ内の先頭のパケットから順番に、上り方向のパケット通信に用いる無線リソース(例えば、無線チャネル番号やコード番号や送信タイミング等)を割り当てることができる。
送信部15は、移動局30に対して、下り個別制御チャネルDCCHを介して、リソース割当部14によって割り当てられた無線リソースを通知するものである。
移動局30は、図2に示すように、受信部31と、予約応答認識部32と、判断部33と、予約部34と、送信バッファ35と、送信部36とを具備している。
受信部31は、基地局10から、下り個別制御チャネルDCCHを介して、リソース割当部14によって割り当てられた無線リソースの通知を受信するものである。
予約応答認識部32は、リソース割当部14によって通知された無線リソース(例えば、無線チャネル番号やコード番号や送信タイミング等)を用いて、上り方向のパケットを送信するように、送信部36に指示するものである。
判断部33は、基地局10に対して送信すべきパケットが発生したか否か、送信バッファ35内でパケットが廃棄されたか否か、基地局10に対するパケットの送信が成功したか否か、基地局10に対して再送すべきパケットが発生したか否か(基地局10に対するパケットの送信が失敗したか否か)等の事実について判定し、上述の事実によって送信バッファ35内でパケット数が変化した場合、その変化結果を取得するものである。
予約部34は、判断部33による取得した結果に基づいて、「プラス予約」又は「マイナス予約」のいずれかである「パケット数の変化結果」を作成するものである。
予約部34は、基地局10に対して送信すべきパケットが発生した場合に、送信バッファ35内のパケットの増加数(増加量)として、発生したパケット数を含む「プラス予約」を作成する。
また、予約部34は、送信バッファ35内のパケットが廃棄された場合に、送信バッファ35内のパケットの減少数(減少量)として、廃棄したパケット数を含む「マイナス予約」を作成する。
送信バッファ35は、基地局10に対して送信すべきパケットを蓄積するものである。送信バッファ35は、発生したパケットを、所定のスケジューリング方式によって、待ち行列に挿入する形式で蓄積するように構成されていてもよい。また、送信バッファ35は、蓄積を開始してから所定期間経過したパケットや、所定回数以上再送したパケットや、ユーザによる送信のキャンセル処理が行われたパケット等を廃棄するように構成されていてもよい。
送信部36は、送信バッファ35に蓄積されているパケットを、上り共通パケットチャネルCPCHを介して基地局10に送信するものである。ここで、送信部36は、予約応答認識部32から指示された無線リソースを用いて、当該パケットを送信する。
また、送信部36は、予約部34によって作成された「プラス予約」又は「マイナス予約」のいずれかの「パケット数の変化結果」を、上り個別制御チャネルDCCHを介して基地局10に送信する。
また、送信部36は、送信バッファ35と基地局10の仮想バッファ管理部13内の仮想バッファとの間で同期を取るために、一定期間間隔で、送信バッファ35に蓄積されているパケット数を基地局10に対して送信するように構成されていてもよい。
本実施形態において、判断部33と予約部34と送信部36とが、送信バッファ35に蓄積されているパケット数に変化が生じる毎に、当該パケット数の変化結果を基地局10に通知する通知部を構成する。
(本発明の第1の実施形態の動作)
第1に、図3を参照して、本実施形態に係る移動局30の動作について説明する。
ステップ101において、移動局30の判断部33は、ユーザの入力操作等を監視することによって、基地局10に対して送信すべきパケットが発生したか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ104に進み、NOの場合、ステップ102に進む。
ステップ102において、移動局30の判断部33は、送信バッファ35を監視することによって、蓄積を開始してから所定期間経過したパケットや、所定回数以上再送したパケットや、ユーザによる送信のキャンセル処理が行われたパケット等の廃棄が発生したか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ105に進み、NOの場合、ステップ103に進む。
ステップ103において、移動局30の判断部33は、送信部36を監視することによって、基地局10に対するパケットの送信が成功したか否かについて判断する。具体的には、移動局30の判断部33は、送信部36が基地局10からのACKを受信した場合に、基地局10に対するパケットの送信が成功したと判断する。本動作は、YESの場合、ステップ105に進み、NOの場合、ステップ101に戻る。
ステップ104において、移動局30の予約部34は、送信バッファ35内のパケットの増加数として、基地局10に対して送信すべきパケットとして発生したパケット数を含む「プラス予約」を作成する。
ステップ105において、移動局30の予約部34は、送信バッファ35内のパケットの減少数として、廃棄されたパケット数又は送信が成功したパケット数を含む「マイナス予約」を作成する。
ステップ106において、移動局30の送信部36は、予約部34によって作成された「プラス予約」又は「マイナス予約」を、上り個別制御チャネルDCCHを介して基地局10に送信する。
移動局10は、ステップ101乃至106の処理を、所定周期で繰り返し行うように構成されている。また、移動局10は、ステップ101乃至103の処理を並行して行うように構成されていてもよい。
第2に、図4を参照して、本実施形態に係る基地局10の動作について説明する。
ステップ201において、基地局10の受信部11は、上り個別制御チャネルDCCHを監視することよって、移動局30から「パケット数の変化結果」を受信したか否かについて判断する。
移動局30から「パケット数の変化結果」を受信したと判断された場合、ステップ202において、基地局10の予約認識部12は、受信した「パケット数の変化結果」が「プラス予約」であるか、又は、「マイナス予約」であるかについて判断する。
「マイナス予約」であると判断された場合、ステップ203において、基地局10の仮想バッファ管理部13は、当該「マイナス予約」を送信した移動局30用の仮想バッファから、当該「マイナス予約」内のパケットの減少数に対応するパケットを削除する。
一方、「プラス予約」であると判断された場合、基地局10の仮想バッファ管理部13は、ステップ204において、当該「プラス予約」の受信時刻(到着時刻)を記憶し、ステップ205において、当該「プラス予約」を送信した移動局30用の仮想バッファに、上述の到着時刻と関連付けて、当該「プラス予約」内のパケットの増加数に対応するパケットを追加する。
第3に、図5を参照して、本実施形態に係るパケット移動通信方法の一例について説明する。
ステップ1001において、移動局30の判断部33が、基地局10に送信すべきパケットが2つ発生したことを検出し、移動局30の予約部34が、送信バッファ35内のパケット数が2つ増加したという情報を含む「プラス予約(+2)」を作成する。
ステップ1002において、移動局30の送信部36が、上り個別制御チャネルDCCHを介して、当該「プラス予約(+2)」を基地局10に対して送信する。
ステップ1003において、基地局10の予約認識部12が、受信した「プラス予約(+2)」及び当該「プラス予約(+2)」の到着時刻を、仮想バッファ管理部13に通知する。
ステップ1004において、仮想バッファ管理部13が、予約認識部12からの通知に応じて、移動局30用の仮想バッファに2パケットを追加する。ここで、仮想バッファ管理部13は、追加した2パケットに、当該2パケットの追加時刻として上述の「プラス予約(+2)」の到着時刻を関連付けて記憶するように構成されていてもよい。
ステップ1005において、リソース割当部14が、仮想バッファ管理部13によって管理されている当該移動局30に対応する仮想バッファに基づいて、無線リソース(例えば、無線チャネル番号やコード番号や送信タイミング等)を割り当てる。図5の例では、リソース割当部14は、3パケット分の無線リソースを割り当てる。
ステップ1006において、基地局10の送信部15が、リソース割当部14によって割り当てられた無線リソースを、下り個別制御チャネルDCCHを介して、移動局30に送信する。
ステップ1007において、移動局30の送信部36が、予約応答認識部32から指示された無線リソースを用いて、上り共通パケットチャネルCPCHを介して、3パケットを基地局10に対して送信する。そして、移動局30の判断部33が、3パケットの送信が成功した結果、送信バッファ35内のパケット数が3つ減少したことを検出し、移動局30の予約部34が、送信バッファ35内のパケット数が3つ減少したという情報を含む「マイナス予約(−3)」を作成する。
ステップ1008において、移動局30の送信部36が、上り個別制御チャネルDCCHを介して、当該「マイナス予約(−3)」を基地局10に対して送信する。
ステップ1009において、基地局10の予約認識部12が、「マイナス予約(−3)」を受信したことを、仮想バッファ管理部13に通知する。そして、仮想バッファ管理部13が、予約認識部12からの通知に応じて、移動局30用の仮想バッファから3パケットを削減する。
ステップ1010において、移動局30の送信バッファ35が、蓄積を開始してから所定期間経過した2パケットを廃棄する。そして、移動局30の判断部33が、2パケットが廃棄された結果、送信バッファ35内のパケット数が2つ減少したことを検出し、移動局30の予約部34が、送信バッファ35内のパケット数が2つ減少したという情報を含む「マイナス予約(−2)」を作成する。
ステップ1011において、移動局30の送信部36が、上り個別制御チャネルDCCHを介して、当該「マイナス予約(−2)」を基地局10に対して送信する。
ステップ1012において、基地局10の予約認識部12が、「マイナス予約(−2)」を受信したことを、仮想バッファ管理部13に通知する。そして、仮想バッファ管理部13が、予約認識部12からの通知に応じて、移動局30用の仮想バッファから2パケットを削減する。
(本発明の第1の実施形態の作用・効果)
本実施形態に係るパケット移動通信方法によれば、移動局30が、送信バッファ35に蓄積されているパケットに変化が生じる毎に、パケット数の変化結果(「プラス予約」又は「マイナス予約」)を基地局10に通知するため、基地局10は、移動局30の送信バッファ35の動的変化をリアルタイムに把握することができる。
また、本実施形態に係るパケット移動通信方法によれば、移動局30は、少ないデータ量で済むパケット数の変化結果を基地局10に通知するため、移動局30と基地局10との間のトラヒック量の増大を防ぐことができ、また、基地局10は、上述のパケット数の変化結果に応じて、移動局30に対応する仮想バッファ内のパケットを増減するだけなので、制御負荷によるシステム効率の低下も防ぐことができる。
また、本実施形態に係るパケット移動通信方法によれば、仮想バッファ管理部13が、移動局30から通知されたパケット数の変化結果に応じて、移動局30に対応する仮想バッファ内のパケットを増減するため、少ない制御負荷で、リアルタイムに移動局30における送信バッファ35の変化に追随することができる。
また、本実施形態に係るパケット移動通信方法によれば、リソース割当部14が、移動局30に対応する仮想バッファを参照して、移動局30との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースを割り当てるため、移動局30の送信バッファ35の変化をリアルタイムに把握することができ、効率的なスケジューリングを行うことができる。
(本発明の第2の実施形態)
図6乃至図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。以下、本実施形態について、上述の第1の実施形態との相違点を主として説明する。
本実施形態に係る基地局10の仮想バッファ管理部13は、リソース割当部14による無線リソースの割り当てに応じて、移動局30に対応する仮想バッファ内のパケットを増減する。例えば、仮想バッファ管理部13は、特定の移動局30の仮想バッファ内のパケットに対して無線リソースを割り当てた場合、当該移動局30に対応する仮想バッファの中から、無線リソースを割り当てたパケットを削減するように構成されている。
また、移動局30の予約部34は、基地局10に対して再送すべきパケットが発生した場合(基地局10に対するパケットの送信が失敗した場合)に、送信バッファ35内のパケットの増加数として、発生した再送パケット数を含む「プラス予約」を作成するように構成されている。
図6を参照して、本実施形態に係る移動局30の動作について説明する。
ステップ301において、移動局30の判断部33は、ユーザの入力操作等を監視することによって、基地局10に対して送信すべきパケットが発生したか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ304に進み、NOの場合、ステップ302に進む。
ステップ302において、移動局30の判断部33は、送信バッファ35を監視することによって、蓄積を開始してから所定期間経過したパケットや、所定回数以上再送したパケットや、ユーザによる送信のキャンセル処理が行われたパケット等の廃棄が発生したか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ305に進み、NOの場合、ステップ303に進む。
ステップ303において、移動局30の判断部33は、送信部36を監視することによって、基地局10に対して再送すべきパケットが発生したか否かについて判断する。具体的には、移動局30の判断部33は、送信部36が基地局10からのNACKを受信した場合に、基地局10に対して再送すべきパケットが発生したと判断する。本動作は、YESの場合、ステップ304に進み、NOの場合、ステップ301に戻る。
ステップ304において、移動局30の予約部34は、送信バッファ35内のパケットの増加数として、基地局10に対して送信すべきパケットとして発生したパケット数又は基地局10に対して再送すべきパケットとして発生したパケット数を含む「プラス予約」を作成する。
ステップ305において、移動局30の予約部34は、送信バッファ35内のパケットの減少数として、廃棄されたパケット数を含む「マイナス予約」を作成する。
ステップ306において、移動局30の送信部36は、予約部34によって作成された「プラス予約」又は「マイナス予約」を、上り個別制御チャネルDCCHを介して基地局10に送信する。
移動局10は、ステップ301乃至306の処理を、所定周期で繰り返し行うように構成されている。また、移動局10は、ステップ301乃至303の処理を並行して行うように構成されていてもよい。
図7を参照して、本実施形態に係る基地局10の動作について説明する。ここで、ステップ401乃至405は、図4に示すステップ201乃至205と同一の処理を行うものである。
ステップ406において、基地局10の仮想バッファ管理部13は、移動局30用の仮想バッファに蓄積されているパケットに対して、リソース割当部14により無線リソースが割り当てられたか否かについて判断する。
無線リソースが割り当てられたと判断された場合、基地局10の仮想バッファ管理部13は、当該移動局30用の仮想バッファから、無線リソースが割り当てられたパケット数に対応するパケットを削除する。
一方、無線リソースが割り当てられていないと判断された場合、本動作は、ステップ401に戻る。
図8を参照して、本実施形態に係るパケット移動通信方法の一例について説明する。ここで、ステップ2001乃至2005は、図5に示すステップ1001乃至1005と同一の処理を行うものである。
ステップ2006において、基地局10の仮想バッファ管理部13は、リソース割当部14が無線リソースを割り当てたパケット数に対応するパケットを、図8の例では、3パケットを仮想バッファから削減する。
ステップ2007において、基地局10の送信部15が、リソース割当部14によって割り当てられた無線リソース(送信タイミングを含む)を、下り個別制御チャネルDCCHを介して、移動局30に通知する。
ステップ2008において、移動局30の送信部36が、予約応答認識部32から指示された無線リソースを用いて、上り共通パケットチャネルCPCHを介して、3パケットを基地局10に対して送信を試みるが、送信に失敗する。具体的には、移動局30の送信部36は、送信したパケットに対して、基地局10からNACKを受信する。
ここで、移動局30の判断部33が、3パケットの送信が失敗した結果、送信バッファ35内に、再送すべき3パケットが生成されたこと、すなわち、送信フバッファ内35内のパケット数が3つ増加したことを検出し、移動局30の予約部34が、送信バッファ35内のパケット数が3つ増加したという情報を含む「プラス予約(+3)」を作成する。
ステップ2009において、移動局30の送信部36が、上り個別制御チャネルDCCHを介して、当該「プラス予約(+3)」を基地局10に対して送信する。
ステップ2010において、基地局10の予約認識部12が、受信した「プラス予約(+3)」及び当該「プラス予約(+3)」の到着時刻を、仮想バッファ管理部13に通知する。そして、仮想バッファ管理部13が、予約認識部12からの通知に応じて、移動局30用の仮想バッファに3パケットを追加する。ここで、仮想バッファ管理部13は、追加したパケットに、当該パケットの追加時刻として上述の「プラス予約(+3)」の到着時刻を関連付けて記憶するように構成されていてもよい。
(本発明の第3の実施形態)
図9乃至図12を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。以下、本実施形態について、上述の第1の実施形態との相違点を主として説明する。
本実施形態に係る基地局10は、上述の第1の実施形態に係る基地局10の構成に加えて、スケジューリング部16と、トラヒック種別認識部17と、伝搬路状況認識部18とを具備する。
仮想バッファ管理部13は、各移動局30用の仮想バッファ内に、追加時刻と通信品質情報(後述)とが関連付けられたパケットを蓄積している。すなわち、仮想バッファ管理部13は、仮想バッファ内に新規にパケットを追加する場合、追加する当該パケットと、当該パケットの追加時刻と、当該パケットの通信品質情報とを関連付けて記憶するように構成されている。
ここで、パケットの通信品質情報は、リアルタイムトラヒック「A」や非リアルタイムトラヒック「B」といったトラヒック種別や、当該トラヒック種別ごとの許容滞留時間等の通信品質(QoS)に係る情報である。
また、仮想バッファ管理部13は、移動局30から送信されたパケットを受信した場合、受信に成功したパケット数に応じて、当該移動局30用の仮想バッファ内のパケットを増減するように構成されている。
すなわち、仮想バッファ管理部13は、上り共通パケットチャネルCPCHを介して移動局30から送信され受信部11によって受信されたパケット数に対応するパケットを、当該移動局30用の仮想バッファから削減する。
また、仮想バッファ管理部13は、仮想バッファにおいて、追加時刻から所定時間経過したパケットを削除するように構成されている。具体的には、仮想バッファ管理部13は、各パケットのトラヒック種別ごとの許容滞留時間を参照して、許容滞留時間を超えているパケットを削減するように構成されている。
スケジューリング部16は、仮想バッファ管理部13によって管理されている仮想バッファを参照して、パケットの追加時刻と当該パケットの通信品質情報とに基づいて、移動局30との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースの割り当てについてのスケジューリングを行うものである。
また、スケジューリング部16は、伝搬路状況認識部18によって認識された移動局30との間の伝搬状況に応じて、移動局30との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースの割り当てについてのスケジューリングを行うこともできる。
例えば、スケジューリング部16は、仮想バッファ内の各パケットに関連付けられている「パケットの通信品質情報(トラヒック種別)」に基づいて、優先順位の高い(例えば、リアルタイム性の高い)パケットに対して、先に無線リソースを割り当てるように、仮想バッファの並び替えを行う。
また、スケジューリング部16は、移動局30との間の伝搬状況が悪い場合、特定のパケットを削減するように構成されていてもよい。
トラヒック種別認識部17は、パケット数の変化結果と共に移動局30から送信されたパケットの通信品質情報を認識して、その認識結果を仮想バッファ管理部13に通知するものである。
伝搬路状況認識部18は、移動局30からのパイロット信号の受信状態等を用いて、移動局30との間の伝搬状況を認識するものである。伝搬路状況認識部18は、移動局30との間の伝搬状況をスケジューリング部16に通知する。
また、本実施形態に係る移動局30の判断部33は、基地局10に対して送信すべきパケットが発生したか否かの事実についてのみ判定する。すなわち、判断部33は、基地局10に対して再送すべきパケットが発生したか否か、又は、送信バッファ35内でパケットが廃棄されたか否かの事実については判定しない。
また、移動局30の予約部34は、基地局10に対して送信すべきパケットが発生した場合にのみ、送信バッファ35内のパケットの増加数として、発生したパケット数を含む「プラス予約」を作成するように構成されている。すなわち、予約部34は、基地局10に対して再送すべきパケットが発生した場合であっても、送信バッファ35内のパケットの増加数として、発生した再送パケット数を含む「プラス予約」を作成しないし、送信バッファ35内でパケットが廃棄された場合であっても、送信バッファ35内のパケットの減少数として、廃棄したパケット数を含む「マイナス予約」を作成しない。
図10を参照して、本実施形態に係る移動局30の動作について説明する。
ステップ501において、移動局30の判断部33は、ユーザの入力操作等を監視することによって、基地局10に対して送信すべきパケットが発生したか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ502に進み、NOの場合、ステップ501を繰り返す。
ステップ502において、移動局30の予約部34は、送信バッファ35内のパケットの増加数として、基地局10に対して送信すべきパケットとして発生したパケット数を含む「プラス予約」を作成する。
ステップ503において、移動局30の送信部36は、予約部34によって作成された「プラス予約」を、上り個別制御チャネルDCCHを介して基地局10に送信する。
図11を参照して、本実施形態に係る基地局10の動作について説明する。
ステップ601において、基地局10の受信部11は、上り個別制御チャネルDCCHを監視することよって、移動局30から「パケット数の変化結果(プラス予約)」を受信したか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ604に進み、NOの場合、ステップ602に進む。
ステップ602において、基地局10の仮想バッファ管理部13は、トラヒック種別ごとの許容滞留時間を超えて仮想バッファに蓄積されているパケットが存在するか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ606に進み、NOの場合、ステップ603に進む。
ステップ603において、仮想バッファ管理部13は、受信部11を監視することによって、各移動局30から送信されたパケットの受信が成功したか否かについて判断する。本動作は、YESの場合、ステップ606に進み、NOの場合、ステップ601に戻る。
仮想バッファ管理部13は、ステップ604において、当該「パケット数の変化結果(プラス予約)」の受信時刻(到着時刻)を記憶し、ステップ605において、当該「パケット数の変化結果(プラス予約)」を送信した移動局30用の仮想バッファに、上述の到着時刻と関連付けて、当該「パケット数の変化結果(プラス予約)」内のパケットの増加数に対応するパケットを追加する。
ステップ606において、仮想バッファ管理部13は、許容滞留時間を超えて仮想バッファに蓄積されているパケット数又は受信成功したパケット数に対応するパケットを、仮想バッファから削除する。
基地局30は、ステップ601乃至606の処理を、所定周期で繰り返し行うように構成されている。また、基地局30は、ステップ601乃至603の処理を並行して行うように構成されていてもよい。
図12を参照して、本実施形態に係るパケット移動通信方法の一例について説明する。
ステップ3001において、移動局30の判断部33が、基地局10に送信すべきパケットが2つ発生したことを検出し、移動局30の予約部34が、送信バッファ35内のパケット数が2つ増加したという情報を含む「プラス予約(+2)」を作成する。ここで、移動局30の判断部33は、発生したパケットの通信品質情報(トラヒック種別)についても併せて検出するものとする。
ステップ3002において、移動局30の送信部36が、上り個別制御チャネルDCCHを介して、当該「プラス予約(+2)」及び「トラヒック種別」を基地局10に対して送信する。ここで、「トラヒック種別」は、「プラス予約(+2)」を送信するためのパケットと別個のパケットとして送信されてもよいし、「プラス予約(+2)」を送信するためのパケットのヘッダに記載されることによって送信されてもよい。
ステップ3003において、基地局10の予約認識部12が、受信した「プラス予約(+2)」及び当該「プラス予約(+2)」の到着時刻を、仮想バッファ管理部13に通知する。また、基地局10のトラヒック種別認識部17が、「プラス予約(+2)」と共に移動局30から送信された「トラヒック種別」を、仮想バッファ管理部13に通知する。
ステップ3004において、仮想バッファ管理部13が、予約認識部12及びトラヒック種別認識部17からの通知に応じて、移動局30用の仮想バッファに2パケットを追加する。ここで、仮想バッファ管理部13は、追加した2パケットに、上述の「プラス予約(+2)」の到着時刻と「トラヒック種別」とを関連付けて記憶するように構成されている。
ステップ3005において、スケジューリング部16が、上述の「トラヒック種別」や移動局30との間の伝搬路状況等に基づいて、移動局30との間の上り方向のパケット通信に用いる無線リソースの割り当てについてのスケジューリングを行い、リソース割当部14が、仮想バッファ管理部13によって管理されている当該移動局30用の仮想バッファを参照して、無線リソース(例えば、無線チャネル番号やコード番号や送信タイミング等)を割り当てる。図12の例では、リソース割当部14は、3パケット分の無線リソースを割り当てる。
ステップ3006において、基地局10の送信部15が、リソース割当部14によって割り当てられた無線リソースを、下り個別制御チャネルDCCHを介して、移動局30に通知する。
ステップ3007において、移動局30の送信部36が、予約応答認識部32から指示された無線リソースを用いて、上り共通パケットチャネルCPCHを介して、3パケットを基地局10に対して送信する。
ステップ3008において、基地局10の受信部11が、上述の3パケットの受信に成功する。
ステップ3009において、基地局10の受信部11が、「上述の3パケットの受信に成功したことを、仮想バッファ管理部13に通知する。そして、仮想バッファ管理部13が、受信部11からの通知に応じて、移動局30用の仮想バッファから3パケットを削減する。
ステップ3010において、仮想バッファ管理部13が、各パケットのトラヒック種別ごとの許容滞留時間を参照して、仮想バッファから、許容滞留時間を超えた2パケットを削減する。
(本発明の第4の実施形態)
図13を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。以下、本実施形態について、上述の第1の実施形態との相違点を主として説明する。
図13に示すように、本実施形態に係る基地局10は、上述の第1の実施形態に係る基地局10の仮想バッファ管理部13の代わりに、送信バッファ蓄積パケット量管理部13aを具備する。
送信バッファ蓄積パケット量管理部13aは、上述の第1の実施形態における仮想バッファ管理部13のように仮想バッファを設けることなく、図13に示すようなテーブル等によって、各移動局30乃至30の送信バッファ35に蓄積されているパケット量(例えば、パケット数)のみを管理するように構成されている。
なお、送信バッファ蓄積パケット量管理部13aは、上述の第1の実施形態における仮想バッファ管理部13と同様に、移動局30から送信されたパケット量の変化結果(「プラス予約」又は「マイナス予約」)に応じて、パケット量を増減させるように構成されている。
本発明の第1の実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るパケット移動通信方法を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るパケット移動通信方法を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るパケット移動通信方法を示すシーケンス図である。 本発明の第4の実施形態に係る基地局の機能ブロック図である。
符号の説明
10…基地局
11、31…受信部
12…予約認識部
13…仮想バッファ管理部
13、13…仮想バッファ
13a…送信バッファ蓄積パケット量管理部
14…リソース割当部
15、36…送信部
16…スケジューリング部
17…トラヒック種別認識部
18…伝搬路状況認識部
30…移動局
32…予約応答認識部
33…判断部
34…予約部
35…送信バッファ

Claims (4)

  1. 移動局と基地局との間でパケット通信を行うパケット移動通信方法であって、
    前記基地局は、各移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量のパケットを、各移動局に対応する仮想バッファ内に蓄積しており、
    前記移動局が、該移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量が増加した場合に、該パケット量の増加量を前記基地局に通知する工程と、
    前記基地局が、前記移動局から通知された前記パケット量の増加量のパケットを、前記移動局に対応する仮想バッファ内に追加する工程と、
    前記移動局が、該移動局の送信バッファに蓄積されているパケットを送信する工程と、
    前記移動局が、該移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の減少量を通知せず、かつ、前記基地局が、前記移動局から送信されたパケットを受信した場合、受信に成功したパケット量のパケットを、該移動局に対応する仮想バッファから削減する工程とを有することを特徴とするパケット移動通信方法。
  2. 移動局との間でパケット通信を行う基地局であって、
    各移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量のパケットを、各移動局に対応する仮想バッファ内に蓄積するように構成されている仮想バッファ管理部を具備し、
    前記仮想バッファ管理部は、前記移動局から通知された前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の増加量のパケットを、前記移動局に対応する仮想バッファ内に追加するように構成されており、
    前記移動局が、該移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の減少量を通知せず、かつ、前記仮想バッファ管理部は、前記移動局から送信されたパケットを受信した場合、受信に成功したパケット量のパケットを、該移動局に対応する仮想バッファから削減するように構成されていることを特徴とする基地局。
  3. 移動局と基地局との間でパケット通信を行うパケット移動通信方法であって、
    前記基地局は、各移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量のパケットを、各移動局に対応する仮想バッファ内に蓄積しており、
    前記移動局が、該移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量が増加した場合に、該パケット量の増加量を前記基地局に通知する工程と、
    前記基地局が、前記移動局から通知された前記パケット量の増加量のパケットを、前記仮想バッファ内に追加すると共に、追加された前記パケットと前記パケットの追加時刻とを関連付けて管理する工程と、
    前記移動局が、該移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の減少量を通知しない場合、前記基地局が、前記追加時刻から所定時間経過した前記仮想バッファ内のパケットを削除する工程とを有することを特徴とするパケット移動通信方法。
  4. 移動局との間でパケット通信を行う基地局であって、
    各移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量のパケットを、各移動局に対応する仮想バッファ内に蓄積するように構成されている仮想バッファ管理部を具備し、
    前記仮想バッファ管理部は、前記移動局から通知された前記移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の増加量のパケットを、前記移動局に対応する仮想バッファ内に追加すると共に、追加された前記パケットと前記パケットの追加時刻とを関連付けて管理するように構成されており、
    前記移動局が、該移動局の送信バッファに蓄積されているパケット量の減少量を通知しない場合、前記仮想バッファ管理部は、前記追加時刻から所定時間経過した前記仮想バッファ内のパケットを削除するように構成されていることを特徴とする基地局。
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