JP3929992B2 - 排気フード - Google Patents

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本発明は、飲食店や学校、旅館等の給食施設を有する建造物に設置されて調理に伴って発生する煙や蒸気、熱を外部に排出する排気フードに関するものである。
上記のような業務用の排気フードは、ステンレス鋼板等を溶接により接合して設置場所の状態に対応する形状寸法に形成されるので、全長が10mを超えるものもあり、嵩高く重量も大きくなる。従って、製造場所から設置場所に運送するときの運搬効率が悪く、建造物の設置場所に搬入するときには出入口や窓などの開口部から設置場所に入れる作業が極めて困難であり、搬入できない場合も発生する。大型の排気フードの場合では、搬入できなくなることを予測して建造物に壁面が構築される以前に搬入しておくこともできるが、建造物の工事の邪魔になり、工事の進行に著しく支障を来たすことになる。
このような排気フード設置上の課題を解決するために、排気フードの構成部材を分解して現場に搬送し、設置場所で組み立てることを可能にする構造に形成されたものが知られているが、設置場所に溶接機やその付属装置を持ち込み、溶接技能を有する専門作業者を現場に派遣する必要があり、場所によっては作業環境が得られない場合もある。そこで、分解して搬入された排気フードの構成部材をネジ止めによって連結固定する業務用フードが提案されている(特許文献1参照)。
上記業務用フードは、図9に示すように、周縁に係止手段とする屈曲片106が形成された天板101と、前記屈曲片106に係止する屈曲部107を設けて前後側面を形成する側板102,103と、前記屈曲片106に係止する屈曲部108及び側面板102,103に係合する屈曲面109を設けて左右側面を形成する側板104,105と有している。この業務用フードを現場で組み立てるには、まず、天板101を天井から垂下している吊持金具に固定する。次いで、左右の側板104,105を天板101の屈曲片106に屈曲部108を係止させてネジ固定する。引き続いて前後の側板102,103をその屈曲部107を天板101の屈曲片106に係止させると共に、屈曲面109を左右側面板104,105に係止させてネジ固定する。この組み立て作業によって下部に開口部を有する箱状に業務用フードが完成される。
特開2002−323246号公報(第2〜4頁、図2)
しかしながら、上記従来技術に係るフードは、下方を開口させた直方体の各面となる天板及び複数の側板を互いに係止させてネジ固定しているだけなので、強度の確保はネジ固定に依存しなければならず、フードが大型化するほどに変形強度の確保が困難になる課題がある。
また、天板は側板との係止構造からその周縁を直角に折り曲げただけの構造にせざるを得ず、フードの荷重を全て受ける天板としての強度が不充分であり、経年変化する恐れがあるため、側板より厚い板材を用いるか補強材を付加する必要があり、フードとしての重量増加やコストアップにつながる課題がある。
また、その構造上から天板を設置場所に吊り下げ支持してから複数の側板を順次取り付ける組み立て手順に限定されるため、フードに組み立てた状態にしてから設置場所に取り付ける作業方法を適用できない課題がある。
また、フードの正面となる側板が大きな面積になるため、加工上や組立上で発生する歪みが表面に現れやすく、ステンレス鋼板のように表面が鏡面状になるほど歪みによる波打ち状態が外観を低下させてしまう課題がある。
本発明は上記従来技術の課題に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、現場組み立てによっても充分な強度が得られ、組み立て作業が容易な排気フードを提供することにある。
上記目的を達成するための本願第1発明は、 天面板と複数の側面板とを接合して下方を開放した箱状体に形成されてなる排気フードにおいて、前記天面板の各端辺に断面形状Lの字状に折曲片を形成し、前記複数の側面板それぞれの各端辺に前記箱状体の内側に向けて折曲片を形成すると共に、複数の側面板が互いに隣接する位置の前記折曲片の一方に嵌合受入部、他方に前記嵌合受入部に嵌入させる嵌入部を設け、天面板に接する位置の折曲片に天面板を嵌入させる天面板受入部を設け、前記天面板受入部に天面板を嵌入させると共に、複数の側面板を嵌合受入部に嵌入部を嵌入させ、天面板及び複数の側面板を互いに接する折曲片の間でリベット接合してなる排気フードであって、前記天面板受入部は、縦方向にある折曲片の天面側に各側面板の天面に位置する折曲片との間に、天面板を嵌め込みできる切欠きとして形成され、かつ複数の側面板は、相対面する一方の2側面から相対面する他方の2側面の一部を形成する平面視コの字状の第1及び第2の各側面板と、他方の2側面を形成する平面視直線状の第3及び第4の各側面板とからなることを特徴とするものである。
上記構成によれば、複数の側面板は嵌合構造により一体に連結され、天面板と各側面板とは嵌合構造により一体に連結されるので連結強度が大きく、仮組み状態で箱状体に組み立てることができ、設置場所に天面板を取り付けた後に各側面板を取り付ける作業手順でも、床面で組み立てた後に設置場所に取り付ける作業手順でも任意に選択できる。また、接合はリベット接合によってなされるので、組み立て作業が容易で作業時間も短縮でき、溶接による接合と同等の強度が得られる。また複数の側面板は、相対面する一方の2側面から相対面する他方の2側面の一部を形成する平面視コの字状の第1及び第2の各側面板と、他方の2側面を形成する平面視第3及び第4の平面視直線状の各側面板とにより構成されているので、側面板の強度を向上させることができ、天面板との連結も確実に且つ強固になされる。また、第3及び第4の各側面板の面積が縮小されるので、加工上や組み立て上で表面に歪みが発生しても目立ち難い構造が得られる。さらに天面板受入部は、縦方向にある折曲片の天面側に各側面板の天面に位置する折曲片との間に、天面板を嵌め込みできる切欠きとして形成されているので、天面板は複数の側面板の天面に位置する折曲片の下に収容され、安定した保持状態が得られ、接合強度の高い連結状態が得られる。なお、第1発明における複数の側面板に代えて、複数の側面板の構成を、相対面する一方の2側面から相対面する他方の2側面の一部に至る平面視コの字状に形成された一対の側面板と、他方の2側面を当該排気フードの要求される横幅に応じて所定横幅に形成された複数枚を連結した平面視直線状の側面板とにより構成することができ、これにより設置場所の状態に応じて横幅を自在に変更することができ、それを共通部材の組み合わせによって実施することができる。
また、本願第2発明は、天面板と複数の側面板とを接合して下方を開放した箱状体に形成すると共に、箱状体の内部に天面板の略中央に排気を誘導する傾斜板が形成されてなる排気フードであって、前記天面板を複数に分割した分割天面板の各端辺に上方に向けて折曲片を形成し、前記傾斜板の少なくとも上端辺に上方に向けて折曲片を形成して、前記分割天面板と傾斜板の上端とをそれぞれの折曲片でリベット接合して天面板傾斜板連結体に形成し、複数の側面板それぞれの各端辺に前記箱状体の内側に向けて折曲片を形成し、互いに隣接する位置の前記折曲片の一方に嵌合受入部、他方に前記嵌合受入部に嵌入させる嵌入部を設け、前記天面板に接する位置の折曲片に天面板を嵌入させる天面板受入部を設け、前記天面板受入部に前記天面板傾斜板連結体の天面板部分を嵌入させると共に、複数の側面板を嵌合受入部に嵌入部を嵌入させ、天面板傾斜板連結体及び複数の側面板を互いに接する折曲片の間でリベット接合してなることを特徴とするものである。
上記構成によれば、天面板を複数に分割して、それらを一体にリベット接合する際に傾斜板を連結することができ、箱状体の内部に傾斜した集気流路を形成した二重フードが容易に形成される。また、最も大きな面積となる天面板や傾斜板を分割できるので、運搬や搬入の作業が容易となる。また、第1発明の構成と同様に複数の側面板及び天面板は互いに嵌合構造によって連結でき、リベット接合により簡単な組み立て作業によって二重フードを組み立てることができる。
上記発明において、嵌合受入部は隣接する一方の折曲片に他方の折曲片を受け入れる間隙を形成して折曲片を折り返したヘミング構造であり、嵌入部は隣接する折曲片として構成することにより、接合部位である折曲片を嵌合部位とすることができ、リベット接合は3枚重ねの状態で接合されるので強固な連結構造が得られる。
また、複数の側面板の下面に位置する折曲片は、端辺を折り返したヘミング構造に形成することにより、板材の切断面が表面に現れず、排気フードの清掃時にウェスの引っ掛かりや手指に怪我を負わせることがない。
本発明によれば、現場組み立てであっても強度の高い排気フードに構成することができる。また、強度が高く天面板との連結が確実になされ、正面側となる側面板の面積を小さくして運搬や搬入を容易にすると共に、加工や組み立てに伴う歪みの発生を抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る排気フード10を構成する主要構成部材を分解図示するもので、第1側面板1、第2の側面板2、第3の側面板3、第4側面板4、天面板5を互いに組み合わせて接合することにより、図3に示すように、下方を開放した箱状体の排気フード10に形成される。この排気フード10は、各構成部材を分解した状態で排気フード10を取り付ける現場に運送、搬入し、現場で容易に組立作業が実施できるように構成されている。
前記第1側面板1と第2側面板2、第3側面板3と第4側面板4、はそれぞれ対称形に形成されている。第1側面板1及び第2側面板2は、コの字状に折曲形成した板材の各端辺に折曲片が形成されており、上端辺の折曲片は内側に直角に折り曲げてリベット下穴7を形成した接合部11、下端辺の折曲片は内側にLの字状に折り曲げて端縁をヘミング加工した開口縁部12、横端辺の折曲片は内側に直角に折り曲げて板材厚さ分の間隙を設けて折り返すヘミング加工を施しリベット下穴7を形成した嵌合受入部13が設けられている。また、第3側面板3及び第4側面板4は、各端辺に折曲片が形成されており、上端辺の折曲片は内側に直角に折り曲げてリベット下穴7を形成した接合部11、下端辺の折曲片は内側にLの字状に折り曲げて端縁をヘミング加工した開口縁部12、横端辺には内側に直角に折り曲げリベット下穴7を形成して前記嵌合受入部13に嵌入させる嵌入部14が設けられている。図2に拡大図示するように、前記嵌合受入部13及び嵌入部14の上部は、接合部11との間に天面板5の厚さに対応する幅で切り欠いた切欠部(天面板受入部)16が形成されている。
また、天面板5は、各端辺をLの字状に折り曲げてリベット下穴7を形成した折曲部15が設けられている。この天面板5の中央部には、排気フード10の所要場所への取り付け時に開口位置を調整して穴あけ加工する排気穴8が形成される。この排気穴8は開口位置が決定されている場合には、天面板5の製造時に穴あけ加工される。
上記各構成部材を排気フード10に組み立てる手順について説明する。まず、天面板5の一方を第1側面板1に設けられた切欠部16に挿入し、他方を第2側面板2に設けられた切欠き部16に挿入して、天面板5と第1及び第2の各側面板1,2とを連結する。次に、第3及び第4の各側面板3,4の2箇所に設けられた嵌入部14を第1及び第2の各側面板1,2に設けられた嵌合受入部13に嵌挿させると共に、第3及び第4の各側面板3、4に設けられた切欠き部16に天面板5を嵌挿させて第3及び第4の側面板3,4を組み付ける。
上記組立作業によって各構成部材は仮組みされて安定した状態になるので、各構成部材に形成されたリベット下穴7にリベットを打ち込んで各構成部材を接合することにより、図3(a)に示す斜め上方から見た状態、図3(b)に示す斜め下方から見た状態で示すような排気フード10に完成させることができる。
この排気フード10の組み立て作業は床面上で行うと全ての作業が容易となるが、大型の排気フード10の場合では重量も大きくなるので、完成後では取り付ける高さ位置まで持ち上げる作業が困難であり、何人もの人手を要することになる。このような場合には、天面板5のみの状態で設置場所に取り付け、天面板5に第1側面板1から順に第4側面板4までを組み付けると、設置場所で仮組み状態になるので、リベット接合により排気フード10に完成させることができる。
図4(a)は、排気フード10の第1〜第4の各側面板1,2,3,4の間の水平方向連結構造を模式的に示すもので、ヘミング加工により形成された嵌合受入部13に嵌入部14を嵌挿し、後述するように重なり合った3枚の板面をリベット固定するので、第1〜第4の各側面板1,2,3,4は強固に一体化される。更に、図4(b)に示すように、第1〜第4の各側面板1,2,3,4に形成された切欠き部16に天面板5が嵌挿され、リベット固定されるので、強固な構造の箱状体が構成される。また、第1〜第4の各側面板1,2,3,4の下縁部分である開口縁部12はLの字状に折り曲げ加工され、端縁はヘミング加工されているので、中央に支持体のない開口部であっても強固な構造に形成される。また、開口縁部12がLの字状に形成されていることにより、排気フード10の内部壁面に付着した油分が壁面を流下した場合でも開口部から落下することがなく、厨房等の衛生を維持する上でも有効となる。
上記構成になる排気フード10は、図5に示すように、建造物の厨房などの所定場所に取り付けられる。排気フード10は吊ボルト37によって吊り下げ支持され、天面板5の中央部に形成した排気穴8の内側に排気中に含まれている油脂成分を回収するグリスフィルタ32を取り付け、排気穴8に接続された排気ダクト34の入口に風量調整防火ダンパー33を装着する。排気ダクト34の排気経路中に設けられた排気ファン35を回転駆動することにより、排気フード10の下部開口部から吸引された排煙等を含む空気は排気ダクト34中に送られて排気口36から排出される。
上記排気フード10は、コの字状に形成された第1及び第2の各側面板1,2によって天面板5及び第3及び第4の各側面板3,4が支持され、各構成部材が互いに嵌合する構造を備えているので、大型に形成した場合にも変形強度の高いフードに構成することができる。また、各構成部材はステンレス鋼材によって形成することにより錆や汚れの発生が少なく、清掃が容易なので衛生的で厨房等に適用するのに好適である。また、表面に板材の切断面が現れず、下部開口部の内側周囲はヘミング加工が施されているので、清掃時に板材の切断面で怪我を生じさせたりウェスが引っ掛かったりすることがなく、清掃作業が容易に行い得る。
上記排気フード10は、第1及び第2の各側面板1,2を共通部材として、第3及び第4の各側面板3,4及び天面板5の横幅寸法を変更することにより横長のフードに形成することができる。また、第3及び第4の各側面板3,4及び天面板5は所定幅に形成したものを排気フード10の横幅に対応して所要数を連結するように構成することができ、設置場所によって異なる排気フード10の横幅変化に容易に対応させることができる。また、大きな面積の板材を溶接やネジ止めによって組み立てたフードでは、加工に伴う歪みが表面に現れて見栄えの良くない仕上がりになりやすく、清掃時に波打つ状態になりやすいが、小さい面積の側面板を連結した構造は表面に歪みが発生し難く、所定間隔で形成された折曲片により補強されるので平板面の強度を向上させることができる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る排気フード20を構成する主要構成部材を分解図示するもので、外形形状は第1の実施形態に係る排気フード10と同様であるが、内部に下部開口部から吸引した空気を中央部に誘導する第1〜第4の各傾斜板27,28,29,30を設けて二重フードに構成されている。外形寸法形状は第1の実施形態に係る排気フード10と同一で、第1側面板1、第2側面板2、第3側面板3、第4側面板4は第1の実施形態の構成と共通の構成部材として同一の符号を付している。この排気フード20の場合も各構成部材を分解した状態で排気フード20を取り付ける現場に搬入し、現場で容易に組立作業が実施できるように構成されている。
天面板は6枚に分割された第1〜第6の各天面板21〜26は4辺に折曲片が形成されており、第1天面板21及び第2天面板22の一方の短側面の端辺をLの字状に折り曲げて接合片11が形成され、他の3つの端辺を折り曲げて連結片40が形成されている。第3〜第6の各天面板23〜26には外側面となる端辺にLの字状に折り曲げた接合片11が形成され、内側面となる端辺を折り曲げて連結片40が形成されている。前記接合片11及び連結片40にはリベット下穴7が形成されている。また、第1〜第4の各傾斜板27〜30は4辺に折曲片が形成されており、上辺に連結片40、下辺に垂下片41、内側辺に連結辺40、外側辺に当接片42が形成されている。前記垂下片41から傾斜面にかけては、組み付けた際に第1、第2の各側面板1、2に設けられた嵌合受入部13が入り込む切込み部43が形成されている。
6枚の第1〜第6の各天面板21〜26と、4枚の第1〜第4の各傾斜板27〜30は、図8に示すように、それぞれに設けられた連結片40で重ね合わせてリベット下穴7を用いてリベット接合すると共に、左右に隣り合う間も同様にリベット接合する。この接合作業により、第1〜第6の各天面板21〜26と、第1〜第4の各傾斜板27〜30とは一体化されるので、第1〜第6の天面板21〜26から第1〜第4の各傾斜板27〜30が下方に出た状態に天面板傾斜板連結体50が形成される。この天面板傾斜板連結体50を第1の実施形態の場合と同様に第1〜第4の各側面板1〜4に嵌合させることにより、図7に示すように、内部に排気を中央に誘導する傾斜面を設けた二重フードに形成される。第1天面板21又は第2天面板22には、排気フード20の所要場所への取り付け時に開口位置を調整して穴あけ加工する排気穴8が形成される。この排気穴8は開口位置が決定されている場合には、第1天面板21又は第2天面板22の製造時に穴あけ加工される。
尚、上記構成においては天面板を6枚に分割しているが、短辺方向にのみ3枚に分割した横長の分割天面板に構成することもできる。
以上の説明の通り本発明によれば、各構成部材を分割して排気フードを設置する現場で組み立てることができるので、大型の排気フードであっても運搬や建物内への搬入が容易であり、溶接などの特殊な技能を有する作業者でなくても容易に組み立てることができる排気フードを提供することができる。また、現場組み立てであっても分割された複数の構成部材は嵌合構造により強固に一体化され、リベット接合により溶接による場合と同等の強度を得ることができる。
第1の実施形態に係る排気フードの各構成部材を分解して示す斜視図。 嵌合構造部分を拡大図示した斜視図。 同上排気フードを組み立てた状態を示す(a)は上方から、(b)は下方から見た状態で示す斜視図。 同上排気フードの嵌合構造を、(a)は水平断面で、(b)は垂直断面で示す模式図。 同上排気フードの設置構成の例を示す模式図。 第2の実施形態に係る排気フードの各構成部材を分解して示す斜視図。 同上排気フードを組み立てた状態を、(a)は上方から、(b)は下方から見た状態で示す斜視図。 同上排気フードの嵌合構造を説明する模式図。 従来技術に係るフードの構成を分解図示する斜視図。
符号の説明
1 第1側面板
2 第2側面板
3 第3側面板
4 第4側面板
5 天面板
7 リベット下穴
10,20 排気フード
11 接合部
12 開口縁部
13 嵌合受入部
14 嵌入部
15 折曲部
16 切欠部(天面板受入部)
21 第1天面板
22 第2天面板
23 第3天面板
24 第4天面板
25 第5天面板
26 第6天面板
27 第1傾斜板
28 第2傾斜板
29 第3傾斜板
30 第4傾斜板
50 天面板傾斜板連結体

Claims (8)

  1. 天面板と複数の側面板とを接合して下方を開放した箱状体に形成されてなる排気フードにおいて、
    前記天面板の各端辺に断面形状Lの字状に折曲片を形成し、前記複数の側面板それぞれの各端辺に前記箱状体の内側に向けて折曲片を形成すると共に、複数の側面板が互いに隣接する位置の前記折曲片の一方に嵌合受入部、他方に前記嵌合受入部に嵌入させる嵌入部を設け、天面板に接する位置の折曲片に天面板を嵌入させる天面板受入部を設け、前記天面板受入部に天面板を嵌入させると共に、複数の側面板を嵌合受入部に嵌入部を嵌入させ、天面板及び複数の側面板を互いに接する折曲片の間でリベット接合してなる排気フードであって、前記天面板受入部は、縦方向にある折曲片の天面側に各側面板の天面に位置する折曲片との間に、天面板を嵌め込みできる切欠きとして形成され、かつ複数の側面板は、相対面する一方の2側面から相対面する他方の2側面の一部を形成する平面視コの字状の第1及び第2の各側面板と、他方の2側面を形成する平面視直線状の第3及び第4の各側面板とからなることを特徴とする排気フード。
  2. 天面板と複数の側面板とを接合して下方を開放した箱状体に形成されてなる排気フードにおいて、
    前記天面板の各端辺に断面形状Lの字状に折曲片を形成し、前記複数の側面板それぞれの各端辺に前記箱状体の内側に向けて折曲片を形成すると共に、複数の側面板が互いに隣接する位置の前記折曲片の一方に嵌合受入部、他方に前記嵌合受入部に嵌入させる嵌入部を設け、天面板に接する位置の折曲片に天面板を嵌入させる天面板受入部を設け、前記天面板受入部に天面板を嵌入させると共に、複数の側面板を嵌合受入部に嵌入部を嵌入させ、天面板及び複数の側面板を互いに接する折曲片の間でリベット接合してなる排気フードであって、前記天面板受入部は、縦方向にある折曲片の天面側に各側面板の天面に位置する折曲片との間に、天面板を嵌め込みできる切欠きとして形成され、かつ複数の側面板は、相対面する一方の2側面から相対面する他方の2側面の一部に至る平面視コの字状に形成された一対の側面板と、他方の2側面を当該排気フードの要求される横幅に応じて所定横幅に形成された複数枚を連結した平面視直線状の側面板とからなることを特徴とする排気フード。
  3. 天面板と複数の側面板とを接合して下方を開放した箱状体に形成すると共に、箱状体の内部に天面板の略中央に排気を誘導する傾斜板が形成されてなる排気フードであって、
    前記天面板を複数に分割した分割天面板の各端辺に上方に向けて折曲片を形成し、前記傾斜板の少なくとも上端辺に上方に向けて折曲片を形成して、前記分割天面板と傾斜板の上端とをそれぞれの折曲片でリベット接合して天面板傾斜板連結体に形成し、
    複数の側面板それぞれの各端辺に前記箱状体の内側に向けて折曲片を形成し、互いに隣接する位置の前記折曲片の一方に嵌合受入部、他方に前記嵌合受入部に嵌入させる嵌入部を設け、前記天面板に接する位置の折曲片に天面板を嵌入させる天面板受入部を設け、前記天面板受入部に前記天面板傾斜板連結体の天面板部分を嵌入させると共に、複数の側面板を嵌合受入部に嵌入部を嵌入させ、天面板傾斜板連結体及び複数の側面板を互いに接する折曲片の間でリベット接合してなることを特徴とする排気フード。
  4. 複数の側面板は、相対面する一方の2側面から相対面する他方の2側面の一部を形成する平面視コの字状の第1及び第2の各側面板と、他方の2側面を形成する平面視直線状の第3及び第4の各側面板とからなる請求項3に記載の排気フード。
  5. 複数の側面板は、相対面する一方の2側面から相対面する他方の2側面の一部に至る平面視コの字状に形成された一対の側面板と、他方の2側面を当該排気フードの要求される横幅に応じて所定横幅に形成された複数枚を連結した平面視直線状の側面板とからなる請求項3に記載の排気フード。
  6. 嵌合受入部は、隣接する一方の折曲片に他方の折曲片を受け入れる間隙を形成して折曲片を折り返したヘミング構造であり、嵌入部は隣接する折曲片である請求項1〜5いずれか一項に記載の排気フード。
  7. 天面板受入部は、縦方向にある折曲片の天面側に各側面板の天面に位置する折曲片との間に、天面板を嵌め込みできる切欠きとして形成されてなる請求項3に記載の排気フード。
  8. 複数の側面板の下面に位置する折曲片は、端辺を折り返したヘミング構造に形成されてなる請求項1〜5いずれか一項に記載の排気フード。
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