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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主コンデンサの充電電圧が低電圧の場合にも、放電管の発光を可能にする為の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、主コンデンサの充電電圧が低い場合にも発光可能にするために、図4の様な構成を取っていた。以下、図4を用いて従来例を説明する。
【0003】
図4において、301は後述の主コンデンサ303を充電するための電源電池を含む電源回路、302は逆流防止用ダイオードであり、該ダイオード302を介して前記電源回路301より主コンデンサ303を充電する。303は後述の閃光放電管322に発光エネルギーを与える主コンデンサである。304は電流制限用コイルであり、一端は主コンデンサ303の陽極に、他端は放電管322の陽極に、それぞれ接続されている。305はトリガトランス、306はトリガコンデンサである。307は前記トリガコンデンサ306及び後述の倍電圧コンデンサ314を充電するための抵抗であり、一端が主コンデンサ303の陽極に、他端が後述の第1のスイッチング素子であるIGBT324のコレクタに、それぞれ接続されている。311は抵抗であり、一端は後述の倍電圧コンデンサ314と第1のダイオード323のアノードと放電管322の陰極との接続点に、他端は主コンデンサ303の陰極に、それぞれ接続されている。314は倍電圧コンデンサであり、一端が前記抵抗307に、他端が前記第1のダイオード323のアノードに、それぞれ接続されている。
【0004】
322は放電管であり主コンデンサ303の蓄積エネルギーを光に変換する。該放電管322の陰極は第1のダイオード323のアノードに、陽極はコイル304の一端に、それぞれ接続されている。324は第1のスイッチング素子としてのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor ;絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)であり、コレクタはダイオード323のカソードに、エミッタは主コンデンサ303の陰極に、それぞれ接続されている。
【0005】
326はカソードがコイル304の一端に、アノードが放電管322のアノードに、それぞれ接続されたダイオードである。
【0006】
327,328は直列に接続された抵抗であり、接続点は前記IGBT324のゲートと接続されている。329はPNPトランジスタであり、コレクタは前記抵抗327の一端に、エミッタは後述の電圧源332のプラス電極に、ベースは抵抗330の一端に、それぞれ接続されている。331はNPNトランジスタであり、コレクタは抵抗330の一端に、エミッタは主コンデンサ303の陰極に、ベースは抵抗339を介してマイクロコンピュータ350のIGBT_ON端子に、それぞれ接続されている。332はトランジスタ329及び抵抗327を介してIGBT324のゲートに駆動電圧を与える電圧源であり、マイナス電極は主コンデンサの陰極に接続されている。350は発光を制御するマイクロコンピュータである。
【0007】
前記トリガトランス305,トリガコンデンサ306、及び、IGBT324でトリガ手段を形成している。
【0008】
以下に、図4の動作を詳述する。
【0009】
(発光開始時)
発光開始時の動作を以下に述べる。尚、電源回路301により主コンデンサ303が充電されているとする。
【0010】
マイクロコンピュータ350はIGBT_ON端子をHighにする。このHigh信号は抵抗339を介してトランジスタ331のベースに伝達され、トランジスタ331はベース電流が供給されるのでオンとなり、該オンによりトランジスタ329のベース電流が抵抗330を介して流れるので、該トランジスタ329もオンとなり、電圧源332の電圧が該トランジスタ329のコレクタに発生し、該コレクタ電圧の抵抗327,328の分圧がIGBT324のゲートに印加され、該IGBT324がオンとなる。これにより、トリガコンデンサ306に蓄積された電荷はIGBT324、トリガトランス305の一次巻線を介して放電され、該トリガトランス305の二次巻線に高周波高電圧が発生して放電管322のトリガ電極に印加され、該放電管322はイオン化され、上記の様にIGBT324はオンとなっているので主コンデンサ303の電荷はコイル304,放電管322,ダイオード323,IGBT324を介して放電され発光が開始される。
【0011】
また、前記IGBT324がオンになった時、倍電圧コンデンサ314の電圧が放電管322の陰極に印加される。従って、放電管322の陽極,陰極間には主コンデンサ303の電圧の約2倍の電圧が印加され放電管322のイオン化を助ける。これにより、主コンデンサ303の充電電圧が低くても放電管322の発光が可能になる。
【0012】
上記従来例では主コンデンサ303の電圧が低い場合でも発光可能となるが、倍電圧コンデンサ314を充電する経路は、抵抗307、倍電圧コンデンサ314、抵抗311となっており、抵抗307と抵抗311の合成抵抗が大きいので倍電圧コンデンサ314の充電に時間がかかり、短い間隔での連続発光は不可能になってしまう。
【0013】
この点に鑑み、つまり短い間隔での連続発光は不可能であるという欠点を改善するために、特公平7−13918、特開平5−62786が提示されている。これによれば、主コンデンサ303の充電電圧が低電圧でも発光可能であり、かつ、短い間隔で連続発光可能となっている。
【0014】
以下、この種の閃光装置について、図5〜図7を用いて説明する。
【0015】
図5において、201は後述の主コンデンサ203を充電するための電源電池を含む電源回路、202は逆流防止用ダイオードであり、該ダイオード202を介して電源回路201より、後述の主コンデンサ203を充電する。203は後述の放電管222に発光エネルギーを与える主コンデンサである。204は電流制限用コイルであり、一端は主コンデンサ203の陽極に、他端は放電管222の陽極に、それぞれ接続されている。205はトリガトランス、206はトリガコンデンサである。208はトリガコンデンサ206のエネルギーを前記トリガトランス205の一次巻線を介して放電させるためのSCR(サイリスタ)であり、アノードは抵抗207に接続され、カソードは第1のダイオード223のカソードと第1のスイッチング素子であるIGBT224のコレクタとの接続点に、それぞれ接続される。209は前記SCR208のゲート抵抗である。207はトリガコンデンサ206、倍電圧コンデンサ214を充電するための抵抗であり、一端が主コンデンサ203の陽極に、他端が前記SCR208のアノードに、それぞれ接続されている。210は前記SCR208のゲートに一端が接続され、他端が後述のマイクロコンピュータ250のTRIG_ON端子に接続された抵抗である。211は抵抗であり、一端は前記SCR208のカソードに、他端は主コンデンサ203の陰極に、それぞれ接続されている。214は倍電圧コンデンサであり、一端が前記SCR208のアノードに、他端が後述の第2のダイオード215のアノードに、それぞれ接続されている。215は第2のダイオードであり、カソードは主コンデンサ203の陰極に接続されている。
【0016】
220は第2のスイッチング素子であるNPNトランジスタであり、ベースは抵抗218を介して主コンデンサ203の陰極と接続されており、エミッタは前記ダイオード215のアノードに接続されており、コレクタは抵抗221を介して放電管222の陰極に接続されている。219は一端がトランジスタ220のベースに、他端がトランジスタ220のエミッタそれぞれ接続された抵抗である。222は放電管であり、主コンデンサ203の蓄積エネルギーを光に変換する。該放電管222の陰極は第1のダイオード223のアノードに、陽極はコイル204の一端に、それぞれ接続されている。224は第1のスイッチング素子としてのIGBTであり、コレクタはダイオード223のカソード及び前記SCR208のカソードに、エミッタは主コンデンサ203の陰極に、それぞれ接続されている。
【0017】
226はカソードがコイル204の一端とアノードがIGBT224のコレクタに各々接続されたダイオードである。
【0018】
227,228は直列に接続された抵抗であり、接続点は前記IGBT224のゲートと接続されている。229はPNPトランジスタであり、コレクタは抵抗227の一端に、エミッタは電圧源232のプラス電極に、ベースは抵抗230の一端に、それぞれ接続されている。231はNPNトランジスタであり、コレクタは抵抗230の一端に、エミッタは主コンデンサ203の陰極に、ベースは抵抗239を介してマイクロコンピュータ250のIGBT_ON端子に、それぞれ接続されている。232はトランジスタ229及び抵抗227を介してIGBT224のゲートに駆動電圧を与える電圧源であり、マイナス電極は主コンデンサの陰極に接続されている。250は発光を制御するマイクロコンピュータである。
【0019】
前記トリガトランス205,トリガコンデンサ206、及び、SCR208でトリガ手段を形成している。
【0020】
以下に、図5の構成における閃光装置の動作について、図6に示す各部の信号、発光波形を参照しながら説明する。
【0021】
(発光開始時)
発光開始時の動作を以下に述べる。尚、電源回路201により主コンデンサ203が充電されているとする。
【0022】
マイクロコンピュータ250はTRIG_ON端子、IGBT_ON端子をそれぞれHighにする。前記IGBT_ON端子より出力されるHigh信号は、抵抗239を介してトランジスタ231のベースに伝達され、これにより、トランジスタ231はベース電流が供給されるのでオンとなり、該オンによりトランジスタ229のベース電流が抵抗230を介して流れるので該トランジスタ229もオンとなり、電圧源232の電圧が該トランジスタ229のコレクタに発生し、該コレクタ電圧の抵抗227、228の分圧がIGBT224のゲートに印加され、該IGBT224がオンとなる。
【0023】
一方、SCR208のゲートにも抵抗210を介して前記TRIG_ON端子より出力されるHigh信号が印加されるので、SCR208もオンとなり、トリガコンデンサ206に蓄積された電荷は前記IGBT224のオンとともにSCR208,IGBT224,トリガトランス205の一次巻線を介して放電され、該トリガトランス205の二次巻線に高周波高電圧が発生して放電管222のトリガ電極に印加され、該放電管222はイオン化され、上記の様にIGBT224はオンとなっているので主コンデンサ203の電荷はコイル204,放電管222,ダイオード223,IGBT224を介して放電され発光が開始される(図6参照)。
【0024】
また、前記SCR208がオンになった時、倍電圧コンデンサ214の電圧がトランジスタ220を介して放電管222の陰極に印加される。従って、放電管222の陽極,陰極間には主コンデンサ203の電圧の約2倍の電圧が印加され、該放電管222のイオン化を助ける。これにより、主コンデンサ203の充電電圧が低くても放電管222の発光が可能になる。
【0025】
前記トランジスタ220はSCR208,IGBT224がそれぞれオンになった時にコンデンサ214の電荷が抵抗218及びトランジスタ220のベースを介して放電され、オンとなり、コンデンサ214放電が終了すると、オフとなるものである。
【0026】
(発光停止時)
以下に発光停止時の動作を述べる。
【0027】
マイクロコンピュータ250がIGBT_ON端子をLowにすると、トランジスタ231,トランジスタ229はオフとなり、IGBT224のゲートはLowとなるので該IGBT224に流れていた電流はカットオフされる。これにより、放電管222の発光は停止する(図6参照)。IGBT224のオフ後、トリガコンデンサ206は抵抗207を介して充電され、倍電圧コンデンサ214は主コンデンサ203の陽極,抵抗207,コンデンサ214,第2のダイオード215,主コンデンサ203の陰極のループで充電される。
【0028】
よって、従来の単純な倍電圧コンデンサを備えた閃光装置に比べ、高速に倍電圧コンデンサ214が充電される。このため、短い間隔での連続発光が可能になっている。
【0029】
次に、図7に示す閃光装置の従来例について説明する。
【0030】
図5の構成と異なるのは、図5のSCR208を無くし、倍電圧コンデンサ214(図7では414)と第1のスイッチング素子IGBT224(図7では424)のコレクタを接続した点であり、発光開始,停止はIGBT424のオン,オフのみで制御するようにしている。その他は図5と同様であり、下2桁の番号が同一の符号の部分は同一の構成部品を示している。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図5に示した従来例では第1のスイッチング素子であるIGBT224を高速でオン,オフさせるフラット発光を行う場合に、SCR208が確実にオフせずに、図8の様にトリガコンデンサ206が第1のスイッチング素子であるIGBT224のオン毎に放電をする為、トリガノイズをフラット発光中に発生させてしまい、カメラの測光系やストロボ内部の測光系などに悪影響を与えてしまう欠点があった。
【0032】
図7の従来例においても、IGBT424のオン毎にトリガノイズを発生させてしまい、同様の欠点を有するものであった。
【0033】
(発明の目的)
本発明の目的は、主コンデンサの充電電圧が低電圧の場合にも発光可能であり、かつ、より短い間隔での連続発光を可能にすると共に、フラット発光中のトリガノイズを軽減することのできる閃光装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、主コンデンサの両端の間に、該主コンデンサに蓄えられた電気エネルギーを光に変える放電管第1のダイオード、および、第1のスイッチング素子直列に接続され、前記放電管の陰極側の端子および前記第1のダイオードのアノードの接続点と前記主コンデンサの陰極側の端子との間に、第2のスイッチング素子および第2のダイオード直列に接続され倍電圧用コンデンサの一端前記主コンデンサを充電するための充電手段および第3のスイッチング素子の接続点に、前記倍圧用コンデンサの他端が前記第2のダイオードのアノードと前記第2のスイッチング素子の接続点それぞれ接続され前記第3のスイッチング素子の前記倍圧用コンデンサと接続されていない側の端子が前記主コンデンサの陰極側の端子に接続され、前記第1のスイッチング素子の制御極と前記第3のスイッチング素子の制御極が発光制御手段に接続され、前記発光制御手段が、前記放電管の発光開始時、前記第1のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子をオンさせて、トリガ用コンデンサに蓄積された電気エネルギーを用いて前記放電管を励起するとともに、前記倍電圧用コンデンサを放電させて該放電時に発生する電圧によって前記第2のスイッチング素子をオンさせ、前記第2のスイッチング素子を介して前記放電管の陰極に前記倍電圧用コンデンサの電圧を印加するようにして、前記放電管を発光させ、前記発光制御手段が、前記倍圧用コンデンサの充電時に、前記第3のスイッチング素子をオフさせて前記充電手段、前記倍電圧用コンデンサ、および、前記第2のダイオードからなる経路を形成する閃光装置において、前記第3のスイッチング素子としてIGBT、トランジスタ、あるいは、FETのいずれかが用いられ、前記発光制御手段が、前記放電管の発光開始から所定時間が経過すると、前記第3のスイッチング素子をオフさせ、前記第1のスイッチング素子のオン、オフ繰り返しによるフラット発光中には前記トリガ用コンデンサを放電させないようにしている。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0037】
図1は本発明の実施の一形態に係る閃光装置の構成を示す回路図である。
【0038】
図1において、101は後述の主コンデンサ103を充電するための電源電池を含む電源回路、102は逆流防止用ダイオードであり、該ダイオード102を介して電源回路101より主コンデンサ103を充電する。103は後述の放電管122に発光エネルギーを与える主コンデンサである。104は電流制限用コイルであり、一端は主コンデンサ103の陽極に、他端は放電管122の陽極に、それぞれ接続されている。105はトリガトランス、106はトリガコンデンサである。108はトリガコンデンサ106のエネルギーを前記トリガトランス105の一次巻線を介して放電させ、同時に倍電圧コンデンサ114を放電させるための第3のスイッチング素子であるIGBTであり、エミッタは主コンデンサ103の陰極と接続される。この第3のスイッチング素子であるIGBT108は高耐圧のトランジスタ、MOS FET(Field Effect Transistor;電界効果トランジスタ)であってもかまわない。
【0039】
107は、トリガコンデンサ106,倍電圧コンデンサ114を充電するための抵抗であり、一端が主コンデンサ103の陽極に、他端が前記IGBT108のコレクタに、それぞれ接続されている。109は前記IGBT108のゲートと主コンデンサ103の陰極間に接続される抵抗である。110は前記IGBT108のゲートに一端が接続され、他端が後述のマイクロコンピュータ150のTRIG_ON端子に接続された抵抗である。111は抵抗であり、一端は前記IGBT124のエミッタに、他端は主コンデンサ103の陰極に、それぞれ接続されている。114は倍電圧コンデンサであり、一端が前記第3のスイッチング素子であるIGBT108のコレクタに、他端が後述の第2のダイオード115のアノードに、それぞれ接続されている。115は第2のダイオードであり、カソードは主コンデンサ103の陰極に接続されている。
【0040】
120は第2のスイッチング素子であるNPNトランジスタであり、ベースは抵抗118を介して主コンデンサ103の陰極に接続されており、エミッタは前記ダイオード115のアノードに接続されており、コレクタは抵抗121を介して放電管122の陰極に接続されている。119は一端がトランジスタ120のベースに、他端がトランジスタ120のエミッタに、それぞれ接続された抵抗である。122は放電管であり、主コンデンサ103の蓄積エネルギーを光に変換する。該放電管122の陰極は第1のダイオード123のアノードと、陽極はコイル104の一端に接続されている。124は第1のスイッチング素子としてのIGBTであり、コレクタはダイオード123のカソードに接続され、エミッタは主コンデンサ103の陰極に接続されている。
【0041】
126はカソードがコイル104の一端に、アノードがIGBT124のコレクタに、それぞれ接続されたダイオードである。
【0042】
127,128は直列に接続された抵抗であり、接続点は前記IGBT124のゲートと接続されている。129はPNPトランジスタであり、コレクタは抵抗127の一端に、エミッタは電圧源132のプラス電極に、ベースは抵抗130の一端に、それぞれ接続されている。131はNPNトランジスタであり、コレクタは抵抗130の一端に、エミッタは主コンデンサ103の陰極に、ベースは抵抗139を介してマイクロコンピュータ150のIGBT_ON端子に、それぞれ接続されている。132はトランジスタ129及び抵抗127を介してIGBT124のゲートに駆動電圧を与える電圧源であり、マイナス電極は主コンデンサの陰極に接続されている。150は発光を制御するマイクロコンピュータである。
【0043】
前記トリガトランス105,トリガコンデンサ106、及び、IGBT108でトリガ手段を形成している。
【0044】
また、電源回路101,ダイオード102,抵抗107、及び、第2のダイオード115で倍電圧コンデンサ114の充電手段を形成している。
【0045】
次に、上記構成における閃光装置の発光開始,停止の動作について、図2を参照しながら詳述する。尚、電源回路101により主コンデンサ103が充電されているとする。
【0046】
(発光開始時)
マイクロコンピュータ150はTRIG_ON端子,IGBT_ON端子をそれぞれHighにする。前記IGBT_ON端子より出力されるHigh信号は、抵抗139を介してトランジスタ131のベースに伝達される。これにより、トランジスタ131はベース電流が供給されるのでオンとなり、該オンによりトランジスタ129のベース電流が抵抗130を介して流れるので該トランジスタ129もオンとなり、電圧源132の電圧がコレクタに発生し、該コレクタ電圧の抵抗127,128の分圧がIGBT124のゲートに印加され、該IGBT124はオンとなる。
【0047】
一方、TRIG108のゲートにも抵抗110を介してHigh信号が印加され、該TRIG108もオンとなり、トリガコンデンサ106に蓄積された電荷はIGBT108,トリガトランス105の一次巻線を介して放電され、該トリガトランス105の二次巻線に高周波高電圧が発生して放電管122のトリガ電極に印加され、該放電管122はイオン化され、上記の様にIGBT124はオンとなっているので主コンデンサ103の電荷はコイル104,放電管122,ダイオード123,IGBT124を介して放電され、発光が開始される(図2参照)。
【0048】
また、前記IGBT108がオンになった時にコンデンサ114の電圧がトランジスタ120を介して放電管122の陰極に印加される。従って、放電管122の陽極、陰極間には主コンデンサ103の電圧の約2倍の電圧が印加され、放電管122のイオン化を助ける。これにより、主コンデンサ103の充電電圧が低くても放電管122の発光が可能になる。
【0049】
なお、前記トランジスタ120は、IGBT108がオンになった時にコンデンサ114の電荷が抵抗118及びトランジスタ120のベースを介して放電され、オンとなり、コンデンサ114放電が終了すると、オフとなるものである。
【0050】
発光開始してから所定時間後、マイクロコンピュータ150はTRIG_ON端子のみをLowにする。これにより、第3のスイッチング素子であるIGBT108がオフし、倍電圧コンデンサ114,トリガコンデンサ106の充電が再開される。トリガコンデンサ106は抵抗107を介して充電され、倍電圧コンデンサ114は、主コンデンサ103の陽極,抵抗107,コンデンサ114,第2のダイオード115,主コンデンサ103の陰極のループで充電される。
【0051】
これにより、従来の単純な倍電圧コンデンサを備えた閃光装置に比べ、高速に倍電圧コンデンサ114が充電される。このため、短い間隔での連続発光が可能になっている。
(発光停止時)
以下に発光停止時の動作を述べる。
【0052】
マイクロコンピュータ150がIGBT_ON端子をLowにすると、トランジスタ131,トランジスタ129はオフとなり、IGBT124のゲートはLowとなるので該IGBT124に流れていた電流はカットオフされる。これにより、放電管122の発光は停止する。
【0053】
(フラット発光制御時) 第1のスイッチング素子であるIGBT124を高速でオン,オフするフラット発光時の各部の信号を、図3にて説明する。
【0054】
IGBT108,124をオンにすると、トリガ信号が発生して放電管122が放電を始める(図3参照)。発光開始所定時間後、マイクロコンピュータ150はIGBT108をオフする。IGBT124は発光中オン,オフを高速で繰り返すため発光波形は波を打ちながら発光を持続する。この発光持続状態においてもIGBT108はオフのままなのでトリガコンデンサ106は放電されない。従って、図3に示す様に発光開始以外はトリガノイズを発生しない。
【0055】
上記の実施の形態によれば、従来の特公平7−13918,特開平5−62786の様に、つまり図7又は図5の様に、トリガコンデンサ,倍電圧コンデンサが直接、又はSCRを介して第1のスイッチング素子であるIGBT124のコレクタに接続されていない。そのため、第3のスイッチング素子であるIGBT108を発光開始所定時間後にオフするとトリガコンデンサ106と倍電圧コンデンサ114に充電が開始され、第1のスイッチング素子であるIGBT124オフを待たずに充電が可能なので、より発光間隔を短くすることが可能になる。
【0056】
また、第1のスイッチング素子であるIGBT124を高速にオン,オフさせるフラット発光中には第3のスイッチング素子であるIGBT108はオフの状態であり、トリガコンデンサ106は放電されないのでトリガノイズは発生しない。よって、カメラの測光系やストロボ内部の測光系などに悪影響を与えるといったことを防ぐことができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、主コンデンサの充電電圧が低電圧の場合にも発光可能であり、かつ、より短い間隔での連続発光を可能にすると共に、フラット発光中のトリガノイズを軽減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る閃光装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1の閃光装置の閃光発光時の信号,発光波形を示す図である。
【図3】図1の閃光装置のフラット発光時の信号,発光波形を示す図である。
【図4】従来の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の構成の第1の例を示す回路図である。
【図5】従来の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の構成の第2の例を示す回路図である。
【図6】図5の閃光装置の閃光発光時の信号,発光波形を示す図である。
【図7】従来の倍電圧用コンデンサを有した閃光装置の構成の第3の例を示す回路図である。
【図8】図7の閃光装置のフラット発光時の信号,発光波形を示す図である。
【符号の説明】
101 電源回路
102 逆流防止用ダイオード
103 主コンデンサ
105 トリガトランス
106 トリガコンデンサ
108 第3のスイッチング素子であるIGBT
115 第2のダイオード
120 第2のスイッチング素子
123 第1のダイオード
124 第1のスイッチング素子であるIGBT
150 発光制御手段を成すマイクロコンピュータ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a flash device having a voltage doubler capacitor for enabling light emission of a discharge tube even when a charging voltage of a main capacitor is low.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to enable light emission even when the charging voltage of the main capacitor is low, the configuration as shown in FIG. 4 has been adopted. Hereinafter, a conventional example will be described with reference to FIG.
[0003]
In FIG. 4, reference numeral 301 denotes a power supply circuit including a power supply battery for charging a main capacitor 303 which will be described later, and 302 denotes a backflow prevention diode. The main capacitor 303 is charged by the power supply circuit 301 through the diode 302. Reference numeral 303 denotes a main capacitor that gives light emission energy to a flash discharge tube 322 to be described later. A current limiting coil 304 has one end connected to the anode of the main capacitor 303 and the other end connected to the anode of the discharge tube 322. Reference numeral 305 denotes a trigger transformer, and reference numeral 306 denotes a trigger capacitor. Reference numeral 307 denotes a resistor for charging the trigger capacitor 306 and a voltage doubler capacitor 314 which will be described later, one end connected to the anode of the main capacitor 303 and the other end connected to the collector of the IGBT 324 which is a first switching element described later. Has been. Reference numeral 311 denotes a resistor, one end of which is connected to a connection point between a voltage doubler capacitor 314, which will be described later, the anode of the first diode 323, and the cathode of the discharge tube 322, and the other end is connected to the cathode of the main capacitor 303. Reference numeral 314 denotes a voltage doubler capacitor, one end of which is connected to the resistor 307 and the other end is connected to the anode of the first diode 323.
[0004]
A discharge tube 322 converts the energy stored in the main capacitor 303 into light. The cathode of the discharge tube 322 is connected to the anode of the first diode 323, and the anode is connected to one end of the coil 304. Reference numeral 324 denotes an IGBT (Insulated Gate Bipolar Transistor) as a first switching element, the collector is connected to the cathode of the diode 323, and the emitter is connected to the cathode of the main capacitor 303.
[0005]
A diode 326 has a cathode connected to one end of the coil 304 and an anode connected to the anode of the discharge tube 322.
[0006]
Reference numerals 327 and 328 denote resistors connected in series, and the connection point is connected to the gate of the IGBT 324. 329 is a PNP transistor, the collector is connected to one end of the resistor 327, the emitter is connected to a plus electrode of a voltage source 332 described later, and the base is connected to one end of the resistor 330. Reference numeral 331 denotes an NPN transistor, the collector is connected to one end of the resistor 330, the emitter is connected to the cathode of the main capacitor 303, and the base is connected to the IGBT_ON terminal of the microcomputer 350 via the resistor 339. Reference numeral 332 denotes a voltage source for supplying a driving voltage to the gate of the IGBT 324 through the transistor 329 and the resistor 327, and the negative electrode is a main capacitor. cathode It is connected to the. Reference numeral 350 denotes a microcomputer that controls light emission.
[0007]
The trigger transformer 305, the trigger capacitor 306, and the IGBT 324 form trigger means.
[0008]
Hereinafter, the operation of FIG. 4 will be described in detail.
[0009]
(When flashing starts)
The operation at the start of light emission will be described below. It is assumed that the main capacitor 303 is charged by the power supply circuit 301.
[0010]
The microcomputer 350 sets the IGBT_ON terminal to High. This High signal is transmitted to the base of the transistor 331 through the resistor 339, and the transistor 331 is turned on because the base current is supplied. When the base signal is turned on, the base current of the transistor 329 flows through the resistor 330. Is also turned on, the voltage of the voltage source 332 is generated at the collector of the transistor 329, the divided voltage of the resistors 327 and 328 of the collector voltage is applied to the gate of the IGBT 324, and the IGBT 324 is turned on. As a result, the electric charge accumulated in the trigger capacitor 306 is discharged through the primary winding of the IGBT 324 and the trigger transformer 305, and a high frequency high voltage is generated in the secondary winding of the trigger transformer 305, causing the trigger electrode of the discharge tube 322. , The discharge tube 322 is ionized, and the IGBT 324 is turned on as described above. Therefore, the charge of the main capacitor 303 is discharged through the coil 304, the discharge tube 322, the diode 323, and the IGBT 324, and light emission is started. The
[0011]
Further, when the IGBT 324 is turned on, the voltage of the voltage doubler capacitor 314 is applied to the cathode of the discharge tube 322. Therefore, a voltage about twice the voltage of the main capacitor 303 is applied between the anode and the cathode of the discharge tube 322 to assist the ionization of the discharge tube 322. As a result, the discharge tube 322 can emit light even when the charging voltage of the main capacitor 303 is low.
[0012]
In the above conventional example, light can be emitted even when the voltage of the main capacitor 303 is low. However, the path for charging the voltage doubler capacitor 314 is a resistor 307, a voltage doubler capacitor 314, and a resistor 311. Since the combined resistance is large, it takes time to charge the voltage doubler capacitor 314, and continuous light emission at short intervals becomes impossible.
[0013]
In view of this point, that is, in order to improve the drawback that continuous light emission at a short interval is impossible, Japanese Patent Publication No. 7-13918 and Japanese Patent Laid-Open No. 5-62786 have been proposed. According to this, light emission is possible even when the charging voltage of the main capacitor 303 is low, and continuous light emission is possible at short intervals.
[0014]
Hereinafter, this type of flash device will be described with reference to FIGS.
[0015]
In FIG. 5, reference numeral 201 denotes a power supply circuit including a power supply battery for charging a later-described main capacitor 203, and 202 is a backflow prevention diode, and the later-described main capacitor 203 is charged by the power supply circuit 201 via the diode 202. To do. Reference numeral 203 denotes a main capacitor that gives light emission energy to a discharge tube 222 described later. A current limiting coil 204 has one end connected to the anode of the main capacitor 203 and the other end connected to the anode of the discharge tube 222. Reference numeral 205 denotes a trigger transformer, and 206 denotes a trigger capacitor. Reference numeral 208 denotes an SCR (thyristor) for discharging the energy of the trigger capacitor 206 through the primary winding of the trigger transformer 205. The anode is connected to the resistor 207, and the cathode is connected to the cathode of the first diode 223. Are connected to a connection point with a collector of IGBT 224 which is a switching element. Reference numeral 209 denotes a gate resistance of the SCR 208. Reference numeral 207 denotes a resistor for charging the trigger capacitor 206 and the voltage doubler capacitor 214. One end is connected to the anode of the main capacitor 203 and the other end is connected to the anode of the SCR 208. A resistor 210 has one end connected to the gate of the SCR 208 and the other end connected to a TRIG_ON terminal of the microcomputer 250 described later. Reference numeral 211 denotes a resistor, one end of which is connected to the cathode of the SCR 208 and the other end is connected to the cathode of the main capacitor 203. Reference numeral 214 denotes a voltage doubler capacitor, one end being the anode of the SCR 208 and the other end being an anode of a second diode 215 to be described later. Respectively It is connected. Reference numeral 215 denotes a second diode, and the cathode is connected to the cathode of the main capacitor 203.
[0016]
Reference numeral 220 denotes an NPN transistor as a second switching element, the base is connected to the cathode of the main capacitor 203 via a resistor 218, the emitter is connected to the anode of the diode 215, and the collector is a resistor 221. To the cathode of the discharge tube 222. 219 has one end at the base of the transistor 220 and the other end at the emitter of the transistor 220. In , Respectively It is a connected resistor. A discharge tube 222 converts the energy stored in the main capacitor 203 into light. The cathode of the discharge tube 222 is the anode of the first diode 223, the anode is one end of the coil 204, Respectively It is connected. Reference numeral 224 denotes an IGBT as a first switching element, the collector is connected to the cathode of the diode 223 and the cathode of the SCR 208, and the emitter is connected to the cathode of the main capacitor 203.
[0017]
226 is a diode having a cathode connected to one end of the coil 204 and an anode connected to the collector of the IGBT 224.
[0018]
227 and 228 are resistors connected in series, and the connection point is connected to the gate of the IGBT 224. 229 is a PNP transistor, the collector is connected to one end of the resistor 227, the emitter is connected to the plus electrode of the voltage source 232, and the base is connected to one end of the resistor 230. Reference numeral 231 denotes an NPN transistor, the collector is connected to one end of the resistor 230, the emitter is connected to the cathode of the main capacitor 203, and the base is connected to the IGBT_ON terminal of the microcomputer 250 via the resistor 239. Reference numeral 232 denotes a voltage source for supplying a drive voltage to the gate of the IGBT 224 via the transistor 229 and the resistor 227, and the negative electrode is a main capacitor. cathode It is connected to the. Reference numeral 250 denotes a microcomputer that controls light emission.
[0019]
The trigger transformer 205, the trigger capacitor 206, and the SCR 208 form a trigger means.
[0020]
In the following, the operation of the flash device in the configuration of FIG. 5 will be described with reference to the signals and emission waveforms of each part shown in FIG.
[0021]
(When flashing starts)
The operation at the start of light emission will be described below. It is assumed that the main capacitor 203 is charged by the power supply circuit 201.
[0022]
The microcomputer 250 sets the TRIG_ON terminal and the IGBT_ON terminal to High. The High signal output from the IGBT_ON terminal is transmitted to the base of the transistor 231 via the resistor 239, whereby the transistor 231 is turned on because the base current is supplied, and the base current of the transistor 229 is turned on by the turning on. 230, the transistor 229 is also turned on, the voltage of the voltage source 232 is generated at the collector of the transistor 229, the divided voltage resistors 227 and 228 are applied to the gate of the IGBT 224, and the IGBT 224 is Turn on.
[0023]
On the other hand, since the High signal output from the TRIG_ON terminal is also applied to the gate of the SCR 208 via the resistor 210, the SCR 208 is also turned on, and the charges accumulated in the trigger capacitor 206 are turned on when the IGBT 224 is turned on. It is discharged through the primary winding of the trigger transformer 205, a high frequency high voltage is generated in the secondary winding of the trigger transformer 205 and applied to the trigger electrode of the discharge tube 222, the discharge tube 222 is ionized, Similarly, since the IGBT 224 is on, the charge of the main capacitor 203 is discharged through the coil 204, the discharge tube 222, the diode 223, and the IGBT 224, and light emission is started (see FIG. 6).
[0024]
When the SCR 208 is turned on, the voltage of the voltage doubler capacitor 214 is applied to the cathode of the discharge tube 222 through the transistor 220. Accordingly, a voltage about twice the voltage of the main capacitor 203 is applied between the anode and the cathode of the discharge tube 222 to assist the ionization of the discharge tube 222. This allows the main capacitor 203 Even if the charging voltage is low, the discharge tube 222 can emit light.
[0025]
When the SCR 208 and the IGBT 224 are turned on, the transistor 220 is turned on by discharging the charge of the capacitor 214 through the resistor 218 and the base of the transistor 220. of When the discharge is finished, it is turned off.
[0026]
(When light emission is stopped)
The operation when light emission is stopped will be described below.
[0027]
When the microcomputer 250 sets the IGBT_ON terminal to Low, the transistor 231 and the transistor 229 are turned off, and the gate of the IGBT 224 becomes Low, so that the current flowing through the IGBT 224 is cut off. Thereby, the light emission of the discharge tube 222 is stopped (see FIG. 6). After the IGBT 224 is turned off, the trigger capacitor 206 is charged through the resistor 207, and the voltage doubler capacitor 214 is charged in the loop of the anode of the main capacitor 203, the resistor 207, the capacitor 214, the second diode 215, and the cathode of the main capacitor 203. The
[0028]
Therefore, the voltage doubler capacitor 214 is charged at a higher speed than the conventional flash device provided with a voltage doubler capacitor. For this reason, continuous light emission at a short interval is possible.
[0029]
Next, a conventional example of the flash device shown in FIG. 7 will be described.
[0030]
5 is different from the configuration of FIG. 5 in that the SCR 208 of FIG. 5 is eliminated and the voltage doubler capacitor 214 (414 in FIG. 7) and the collector of the first switching element IGBT 224 (424 in FIG. 7) are connected. The stop is controlled only by turning on / off the IGBT 424. The other parts are the same as those in FIG. 5, and the parts having the same reference numerals with the last two digits indicate the same components.
[0031]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional example shown in FIG. 5, when performing flat light emission for turning on and off the IGBT 224 as the first switching element at a high speed, the SCR 208 is not turned off reliably, and the trigger capacitor 206 is shown in FIG. However, there is a drawback that a trigger noise is generated during flat light emission, which adversely affects the photometry system of the camera and the photometry system inside the strobe. It was.
[0032]
Also in the conventional example of FIG. 7, a trigger noise is generated every time the IGBT 424 is turned on, which has the same drawbacks.
[0033]
(Object of invention)
An object of the present invention is that light can be emitted even when the charging voltage of a main capacitor is low, and continuous light emission can be performed at shorter intervals, and trigger noise during flat light emission can be reduced. It is to provide a flash device.
[0034]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides: Between the ends of the main capacitor, the electrical energy stored in the main capacitor is converted into light. Discharge tube , First diode ,and, First switching element But In series Connected The cathode of the discharge tube Side terminal and A connection point of the anode of the first diode; , On the cathode side of the main capacitor Between terminals And the second switching element and Second diode But In series Connected , Double voltage capacitor one end But Said For charging the main capacitor Charging means and At the connection point of the third switching element, The other end of the voltage doubler capacitor is Connection point between the anode of the second diode and the second switching element In Respectively Connected , The terminal of the third switching element that is not connected to the voltage doubler capacitor is connected to the cathode side terminal of the main capacitor, and the control pole of the first switching element and the control of the third switching element The pole is connected to the light emission control means, and the light emission control means is connected to the discharge tube. When firing starts In The first switching element and Turn on the third switching element The discharge tube using the electrical energy stored in the trigger capacitor Exciting Both Discharge the voltage doubler capacitor Depending on the voltage generated during the discharge Turning on the second switching element; Said The voltage of the voltage doubler capacitor is applied to the cathode of the discharge tube via a second switching element, and the discharge tube is caused to emit light, In the flash device in which the light emission control unit turns off the third switching element to form a path including the charging unit, the voltage doubler capacitor, and the second diode when the voltage doubler capacitor is charged. Any one of an IGBT, a transistor, or an FET is used as the third switching element, and the light emission control means includes: When a predetermined time has elapsed from the start of light emission of the discharge tube, the third switching element is turned off. The trigger capacitor is not discharged during flat light emission by repeatedly turning on and off the first switching element. I am doing so.
[0036]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on illustrated embodiments.
[0037]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a configuration of a flash device according to an embodiment of the present invention.
[0038]
In FIG. 1, reference numeral 101 denotes a power supply circuit including a power supply battery for charging a main capacitor 103 described later, and reference numeral 102 denotes a backflow prevention diode, and the main capacitor 103 is charged from the power supply circuit 101 via the diode 102. Reference numeral 103 denotes a main capacitor that gives light emission energy to a discharge tube 122 described later. A current limiting coil 104 has one end connected to the anode of the main capacitor 103 and the other end connected to the anode of the discharge tube 122. Reference numeral 105 denotes a trigger transformer, and 106 denotes a trigger capacitor. 108 is an IGBT which is a third switching element for discharging the energy of the trigger capacitor 106 through the primary winding of the trigger transformer 105 and simultaneously discharging the voltage doubler capacitor 114, and the emitter is the cathode of the main capacitor 103. Connected. The IGBT 108 serving as the third switching element may be a high breakdown voltage transistor or a MOS FET (Field Effect Transistor).
[0039]
Reference numeral 107 denotes a resistor for charging the trigger capacitor 106 and the voltage doubler capacitor 114, one end of which is connected to the anode of the main capacitor 103 and the other end is connected to the collector of the IGBT 108. Reference numeral 109 denotes a resistor connected between the gate of the IGBT 108 and the cathode of the main capacitor 103. Reference numeral 110 denotes a resistor having one end connected to the gate of the IGBT 108 and the other end connected to a TRIG_ON terminal of the microcomputer 150 described later. Reference numeral 111 denotes a resistor, one end of which is connected to the emitter of the IGBT 124 and the other end is connected to the cathode of the main capacitor 103. Reference numeral 114 denotes a voltage doubler capacitor, one end of which is connected to the collector of the IGBT 108 which is the third switching element, and the other end is connected to the anode of a second diode 115 which will be described later. Reference numeral 115 denotes a second diode, and the cathode is connected to the cathode of the main capacitor 103.
[0040]
An NPN transistor 120 is a second switching element, a base is connected to the cathode of the main capacitor 103 via a resistor 118, an emitter is connected to the anode of the diode 115, and a collector is a resistor 121. To the cathode of the discharge tube 122. Reference numeral 119 denotes a resistor having one end connected to the base of the transistor 120 and the other end connected to the emitter of the transistor 120. A discharge tube 122 converts the energy stored in the main capacitor 103 into light. The cathode of the discharge tube 122 is connected to the anode of the first diode 123, and the anode is connected to one end of the coil 104. Reference numeral 124 denotes an IGBT as a first switching element, the collector is connected to the cathode of the diode 123, and the emitter is connected to the cathode of the main capacitor 103.
[0041]
A diode 126 has a cathode connected to one end of the coil 104 and an anode connected to the collector of the IGBT 124.
[0042]
Reference numerals 127 and 128 denote resistors connected in series, and the connection point is connected to the gate of the IGBT 124. A PNP transistor 129 has a collector connected to one end of the resistor 127, an emitter connected to the plus electrode of the voltage source 132, and a base connected to one end of the resistor 130. 131 is an NPN transistor, the collector is connected to one end of the resistor 130, the emitter is connected to the cathode of the main capacitor 103, and the base is connected to the IGBT_ON terminal of the microcomputer 150 via the resistor 139. Reference numeral 132 denotes a voltage source for applying a driving voltage to the gate of the IGBT 124 via the transistor 129 and the resistor 127, and the negative electrode is a main capacitor. cathode It is connected to the. Reference numeral 150 denotes a microcomputer that controls light emission.
[0043]
The trigger transformer 105, the trigger capacitor 106, and the IGBT 108 form trigger means.
[0044]
The power supply circuit 101, the diode 102, the resistor 107, and the second diode 115 form a charging unit for the voltage doubler capacitor 114.
[0045]
Next, the operation of starting and stopping the light emission of the flash device in the above configuration will be described in detail with reference to FIG. It is assumed that the main capacitor 103 is charged by the power supply circuit 101.
[0046]
(When flashing starts)
The microcomputer 150 sets the TRIG_ON terminal and the IGBT_ON terminal to High. A High signal output from the IGBT_ON terminal is transmitted to the base of the transistor 131 through the resistor 139. Thereby, the transistor 131 is turned on because the base current is supplied, and the transistor 129 is also turned on because the base current of the transistor 129 flows through the resistor 130 by the turning on, and the voltage of the voltage source 132 is generated at the collector, The divided voltage of the collector voltage resistors 127 and 128 is applied to the gate of the IGBT 124, and the IGBT 124 is turned on.
[0047]
On the other hand, a high signal is also applied to the gate of the TRIG 108 via the resistor 110, the TRIG 108 is also turned on, and the charge accumulated in the trigger capacitor 106 is discharged through the primary windings of the IGBT 108 and the trigger transformer 105, and the trigger A high frequency high voltage is generated in the secondary winding of the transformer 105 and applied to the trigger electrode of the discharge tube 122, the discharge tube 122 is ionized, and the IGBT 124 is turned on as described above. Is discharged through the coil 104, the discharge tube 122, the diode 123, and the IGBT 124, and light emission is started (see FIG. 2).
[0048]
Further, when the IGBT 108 is turned on, the voltage of the capacitor 114 is applied to the cathode of the discharge tube 122 through the transistor 120. Accordingly, a voltage about twice the voltage of the main capacitor 103 is applied between the anode and the cathode of the discharge tube 122 to assist ionization of the discharge tube 122. As a result, the discharge tube 122 can emit light even when the charging voltage of the main capacitor 103 is low.
[0049]
Note that when the IGBT 108 is turned on, the transistor 120 is turned on when the charge of the capacitor 114 is discharged through the resistor 118 and the base of the transistor 120. of When the discharge is finished, it is turned off.
[0050]
After a predetermined time from the start of light emission, the microcomputer 150 sets only the TRIG_ON terminal to Low. As a result, the IGBT 108 serving as the third switching element is turned off, and charging of the voltage doubler capacitor 114 and the trigger capacitor 106 is resumed. The trigger capacitor 106 is charged through a resistor 107, and the voltage doubler capacitor 114 is charged through a loop of an anode of the main capacitor 103, a resistor 107, a capacitor 114, a second diode 115, and a cathode of the main capacitor 103.
[0051]
As a result, the voltage doubler capacitor 114 is charged at a higher speed than the conventional flash device including a simple voltage doubler capacitor. For this reason, continuous light emission at a short interval is possible.
(When light emission is stopped)
The operation when light emission is stopped will be described below.
[0052]
When the microcomputer 150 sets the IGBT_ON terminal to Low, the transistors 131 and 129 are turned off, and the gate of the IGBT 124 becomes Low, so that the current flowing through the IGBT 124 is cut off. Thereby, the light emission of the discharge tube 122 stops.
[0053]
(During flat light emission control) Switching element Signals of respective parts during flat light emission for turning on / off the IGBT 124 at high speed will be described with reference to FIG.
[0054]
When the IGBTs 108 and 124 are turned on, a trigger signal is generated and the discharge tube 122 starts discharging (see FIG. 3). After a predetermined time from the start of light emission, the microcomputer 150 turns off the IGBT 108. Since the IGBT 124 is repeatedly turned on and off at high speed during light emission, the light emission waveform continues to emit light while wavering. Even in this sustained light emission state, the trigger capacitor 106 is not discharged because the IGBT 108 remains off. Therefore, no trigger noise is generated except for the start of light emission as shown in FIG.
[0055]
According to the above embodiment, the trigger capacitor and the voltage doubler capacitor are directly or via the SCR as in the conventional Japanese Patent Publication No. 7-13918 and JP-A-5-62786, that is, as shown in FIG. It is not connected to the collector of IGBT124 which is the first switching element . for that reason When the IGBT 108 that is the third switching element is turned off after a predetermined time from the start of light emission, charging of the trigger capacitor 106 and the voltage doubler capacitor 114 is started, and the IGBT 124 that is the first switching element. of Because you can charge without waiting for off ,Than The light emission interval can be shortened.
[0056]
Further, during the flat light emission that turns on and off the IGBT 124 as the first switching element at high speed, the IGBT 108 as the third switching element is in the off state, and the trigger capacitor 106 is not discharged, so that no trigger noise is generated. Therefore, it is possible to prevent adverse effects on the photometry system of the camera and the photometry system inside the flash.
[0057]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to emit light even when the charging voltage of the main capacitor is low, and it is possible to continuously emit light at shorter intervals, and trigger noise during flat light emission. Can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a configuration of a flash device according to an embodiment of the present invention.
2 is a diagram showing a signal and a light emission waveform at the time of flash light emission of the flash device of FIG. 1. FIG.
3 is a diagram showing signals and light emission waveforms during flat light emission of the flash device of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a circuit diagram showing a first example of a configuration of a flash device having a conventional voltage doubler capacitor;
FIG. 5 is a circuit diagram showing a second example of the configuration of a flash device having a conventional voltage doubler capacitor;
6 is a diagram showing a signal and a light emission waveform at the time of flash light emission of the flash device of FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a circuit diagram showing a third example of the configuration of a flash device having a conventional voltage doubler capacitor;
8 is a diagram showing signals and light emission waveforms during flat light emission of the flash device of FIG. 7. FIG.
[Explanation of symbols]
101 Power supply circuit
102 Backflow prevention diode
103 Main capacitor
105 Trigger transformer
106 Trigger capacitor
108 IGBT as the third switching element
115 second diode
120 Second switching element
123 first diode
124 IGBT as the first switching element
150 Microcomputer forming light emission control means

Claims (1)

主コンデンサの両端の間に、該主コンデンサに蓄えられた電気エネルギーを光に変える放電管第1のダイオード、および、第1のスイッチング素子直列に接続され
前記放電管の陰極側の端子および前記第1のダイオードのアノードの接続点と前記主コンデンサの陰極側の端子との間に、第2のスイッチング素子および第2のダイオード直列に接続され
倍電圧用コンデンサの一端前記主コンデンサを充電するための充電手段および第3のスイッチング素子の接続点に、前記倍圧用コンデンサの他端が前記第2のダイオードのアノードと前記第2のスイッチング素子の接続点それぞれ接続され
前記第3のスイッチング素子の前記倍圧用コンデンサと接続されていない側の端子が前記主コンデンサの陰極側の端子に接続され、
前記第1のスイッチング素子の制御極と前記第3のスイッチング素子の制御極が発光制御手段に接続され、
前記発光制御手段前記放電管の発光開始時、前記第1のスイッチング素子および前記第3のスイッチング素子をオンさせて、トリガ用コンデンサに蓄積された電気エネルギーを用いて前記放電管を励起するとともに、前記倍電圧用コンデンサを放電させて該放電時に発生する電圧によって前記第2のスイッチング素子をオンさせ、前記第2のスイッチング素子を介して前記放電管の陰極に前記倍電圧用コンデンサの電圧を印加するようにして、前記放電管を発光させ、
前記発光制御手段が、前記倍圧用コンデンサの充電時に、前記第3のスイッチング素子をオフさせて前記充電手段、前記倍電圧用コンデンサ、および、前記第2のダイオードからなる経路を形成する閃光装置において、
前記第3のスイッチング素子としてIGBT、トランジスタ、あるいは、FETのいずれかが用いられ、
前記発光制御手段は、前記放電管の発光開始から所定時間が経過すると、前記第3のスイッチング素子をオフさせ、前記第1のスイッチング素子のオン、オフ繰り返しによるフラット発光中には前記トリガ用コンデンサを放電させないようにしたことを特徴とする閃光装置。
Between the ends of the main capacitor, the discharge tube to change the electric energy stored in the main capacitor to the light, a first diode, and the first switching element are connected in series,
An anode connection point of the discharge tube cathode terminal and said first diode, between the cathode-side terminal of the main capacitor, the second switching element and the second diode are connected in series,
To the connection point of the charging means and the third switching element to one end of the voltage doubler capacitor to charge said main capacitor, the multiplying said other end of the pressure capacitor and the anode of said second diode second switching element Are connected to the connection points of
A terminal of the third switching element not connected to the voltage doubler capacitor is connected to a terminal on the cathode side of the main capacitor;
A control pole of the first switching element and a control pole of the third switching element are connected to the light emission control means;
Said light emission control means, when the light emission start of the discharge tube, the first by turning on the switching element and the third switching element, exciting the discharge tube using the electrical energy stored in the trigger capacitor Then both the multiplying by the voltage capacitor is discharged by turning on the second switching element by the voltage generated during the discharge, the voltage doubling capacitor to the cathode of the discharge tube through the second switching element A voltage is applied so that the discharge tube emits light,
In the flash device in which the light emission control unit turns off the third switching element to form a path including the charging unit, the voltage doubler capacitor, and the second diode when the voltage doubler capacitor is charged. ,
Any of IGBT, transistor, or FET is used as the third switching element,
The light emission control means turns off the third switching element when a predetermined time has elapsed from the start of light emission of the discharge tube, and the trigger capacitor during flat light emission by repeatedly turning on and off the first switching element. flash device being characterized in that so as not to discharge.
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