JP3926717B2 - 軸受機構 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一種の軸受機構に係り、特に、第1部品と第2部品で組成されたヒンジ装置を連接するために用いられ、枢軸と弾性体で組成され、該枢軸が第1部品に枢接される承接部、偏心部及び第2部品に組み付けられる受接部で組成され、弾性体が第1部品に設置され、且つ第1部品に調整機構が設置されてこの弾性体と該偏心部の間の緊迫度を調整するのに供されると共に第1部品と第2部品に相対回転後に位置決めの機能を達成させるよう形成された、軸受機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1、2は周知のヒンジ装置1であり、図示されるように、それは第1軸体11と第2軸体12で組成され、そのうち第1軸体11は被回転物2を組み付けるための受接部111及び内部が中空の承接部112で組成されている。該第2軸体12はベース3の組み付けに供される連接部121及び第1軸体11の承接部112と相互に枢接される挿入部122で組成されている。
【0003】
且つ第1軸体11の受接部111及び第2軸体12の連接部121それぞれにピン4を通すための貫通孔113、123が設けられ、被回転物2及びベース3それぞれにピン4が嵌め込まれる凹孔21、31が設けられている。
【0004】
組立時には、ピン4が第2軸体12の連接部121に開設された貫通孔123に通され並びにベース3に開設された凹孔31内に挿入され、第2軸体12が該ベース3に連接され、第1軸体11の承接部112が第2軸体12の挿入部122に枢接された後、さらに、ピン4が第1軸体11の受接部111に開設された貫通孔113に通され並びに被回転物2に開設された凹孔21内に挿入され、こうして第1軸体11が被回転物2に連接され、第1軸体11の承接部112と第2軸体12の挿入部122の相互回転により被回転物2とベース3が相対回転する。
【0005】
上述の周知のヒンジ装置1は、被回転物2とベース3が相対回転する時、回転速度を制御する装置がないため、回転時には完全に外力の作用に依存しなければ、被回転物2とベース3の相対回転時のトルクを制御できない。且つこの周知のヒンジ装置1は、被回転物2を位置決めできる装置がないため、回転時に外物の作用に依存しなければ被回転物2を位置決めできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の従来の技術の欠点を解決するために提供される。本発明の主要な目的は、二つの部品を連接し且つ二つの部品を相対回転及び位置決めできるヒンジ装置を提供することにある。
【0007】
本発明のつぎの目的は、二つの部品を連接でき且つ二つの部品の相対回転のトルクを調整できるヒンジ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、第1部品と第2部品で組成されたヒンジ装置を連接するのに用いられる軸受機構において、該軸受機構は、
枢軸とされ、その一端が第1部品に枢接され、もう一端が第2部品に組み付けられ、且つ偏心部が設けられた、上記枢軸と、
弾性体とされ、第1部品に設置され、且つこの第1部品に調整機構が設置されて該枢軸の偏心部と該弾性体の間の緊迫度を調整するのに供され、並びに第1部品と第2部品に相対回転後の位置決めの機能を達成させる、上記弾性体と、
を具えたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、調整機構が調整ネジと第1部品に開設されたネジ孔で組成され、該調整ネジが該ネジ孔にねじ込まれて調整ネジの末端が弾性体に圧接されることにより、弾性体と偏心部間の緊迫度が調整されると共に、第1部品と第2部品の相対回転後の位置決めの機能が達成されることを特徴とする、軸受機構としている。
請求項3の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、枢軸が第1部品の承接部に枢接されたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項4の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に枢軸の枢接に供される第1枢接孔と第2枢接孔が開設されたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項5の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、枢軸に第2部品に組み付けられる受接部が設けられたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項6の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に弾性体の組み付けに供される凹溝が開設されたことを特徴とする、軸受機構としている。請求項7の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に位置決めピンの挿入に供される貫通孔が設けられ、且つ枢軸に該位置決めピンの挿入に供される溝が設けられ、この位置決めピンが第1部品の貫通孔を貫通した後に枢軸の溝内に挿入されることにより、該枢軸が第1部品に位置決めされたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項8の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、枢軸と第1部品の間に弾性手段が設けられ、該弾性手段により、第1部品と第2部品の相対回転のトルクが調整可能とされたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項9の発明は、請求項8に記載の軸受機構において、枢軸及び第1部品にそれぞれ第1挟持手段と第2挟持手段設置され、弾性手段の一端が第1挟持手段に組み付けられ、もう一端が第2挟持手段に組み付けられたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項10の発明は、請求項9に記載の軸受機構において、枢軸及び第1部品に挟持手段の組み付けに供される第1受接孔と第2受接孔が設けられたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項11の発明は、請求項9に記載の軸受機構において、第1挟持手段と第2挟持手段が前端に二つの挟持片を具えた板体とされたことを特徴とする、軸受機構としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は一種の軸受機構を提供する。図3、4、5を参照されたい。これらの図に示されるように、本発明は、第1部品6と第2部品7で組成されたヒンジ装置に用いられ、且つそれは枢軸51と弾性体52で組成され、そのうち、該枢軸51は第1部品6に枢接される承接部511、偏心部512、及び第2部品7に組み付けられる受接部513で組成されている。該弾性体52は第1部品6に設置され、且つこの第1部品6に調整機構66が設置される。該調整機構66は調整ネジ661及び第1部品6に開設されたネジ孔662で組成され、該調整ネジ661が該ネジ孔662にねじ込まれて調整ネジ661の末端が該弾性体52に圧接されて、該枢軸51の偏心部512とこの弾性体52の間の緊迫度を調整し、この弾性体52及び偏心部512の相互作用により、第1部品6と第2部品7が相対回転後に位置決めの機能を達成する。
【0010】
該第1部品6には位置決めピン81の挿入に供される貫通孔61が設けられ、且つ該枢軸51には該位置決めピン81の挿入に供される溝514が設けられている。図6、7に示されるように、該貫通孔61及び溝514により、この位置決めピン81が第1部品6の貫通孔61を貫通した後、枢軸51の溝514内に挿入され、枢軸51を第1部品6に位置決めして脱落防止する。
【0011】
該枢軸51の承接部511及び第1部品6にはそれぞれ第1挟持手段91及び第2挟持手段92の組み付けに供される第1受接孔511aと第2受接孔65が開設され、そのうち、第1挟持手段91と第2挟持手段92は前端に二つの挟持片911、921が設けられた板体とされ、第1挟持手段91と第2挟持手段92に弾性手段10が設置され、該弾性手段10により、第1部品6と第2部品7の相対回転のトルクが調整される。
【0012】
且つ第2部品7にはピン82の貫通に供される貫通孔71が設けられ、該枢軸51の受接部513にピン82の嵌め込みに供される凹孔513aが開設されている。
【0013】
組立時には、弾性体52が第1部品6に開設された凹溝62内に固定され、さらに第1挟持手段91が枢軸51の承接部511に開設された第1受接孔511a内に組み付けられ、弾性手段10の一端が第1挟持手段91の二つの挟持片911に組み付けられ、さらに枢軸51の承接部511が第1部品6に開設された第1枢接孔63を貫通すると共に第1部品6に開設された第2枢接孔64内に枢接され、弾性手段10のもう一端が第2挟持手段92の二つの挟持片921に組み付けられ、さらにこの第2挟持手段92が第1部品6に開設された第2受接孔65に組み付けられ、さらに位置決めピン81が第1部品6に開設された貫通孔61を貫通し、並びに該枢軸51に開設された溝514内に挿入され、最後にピン82が第2部品7に開設された貫通孔71を貫通した後、枢軸51の受接部513に開設された凹孔513a内に挿入され、これにより第2部品7が枢軸51の受接部513に組み付けられ、最後に調整ネジ661が該ネジ孔662にねじ込まれて調整ネジ661の末端が該弾性体52に圧接される。
【0014】
操作時には、該調整ネジ661を回転させて該調整ネジ661を第1部品6に開設されたネジ孔662内で回転させ、並びに調整ネジ661の末端を弾性体52に圧接させ、弾性体52と枢軸51の偏心部512を相互に接合させる。
【0015】
ゆえに、調整ネジ661がねじ込まれる或いは回して出される時、該枢軸51の偏心部512と弾性体52の相互接合の緊迫度が調整される。
【0016】
さらに図8、9に示されるように、第2部品7を回してもともと該弾性体52に接合していた偏心部512の凹部512aを弾性体52と接合させないようにすると、枢軸51の偏心部512の凹んでいない部分が徐々に該弾性体52を圧迫し、並びに該弾性体52の弾力作用により枢軸51の偏心部512の凹んでいない部分が緊迫されて第2部品7に至って回転停止し、且つこれと同時に、該弾性手段10が第1挟持手段91及び第2挟持手段92の挟持に制限されるため、第2部品7が回転して並びに枢軸51を駆動する時、該枢軸51に連接された弾性手段10がトルクを発生し、第2部品7に回転時に回転速度低下の効果を持たせる。
【0017】
このほか、弾性手段10の長さ、弾性、或いは直径を改変した場合、いずれも第2部品7の回転時のトルクの調整を達成できる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以下のような特性を有する。
1.本発明中の第1部品6には調整機構66の設計が設けられ、それは枢軸51の偏心部512と弾性体52の間の緊迫度の調整を達成でき、並びに第1部品6と第2部品7の相対回転後の位置決めの機能を達成する。
2.本発明中、該枢軸51の偏心部512に弾性体52が組み合わされた設計は、第1部品6と第2部品7に相対回転を行わせ位置決めする機能を有する。
3.本発明中、該枢軸51と第1部品6の間に設置された弾性手段10は、第1部品6と第2部品7の相対回転のトルクを調整できる機能を有する。
【0019】
総合すると、本発明の提供する軸受機構は、確実に特許の要件に符合する。なお、以上の説明は本発明の実施範囲を限定するものでなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知のヒンジ装置の立体分解図である。
【図2】周知のヒンジ装置にベースと被回転物を組み合わせた立体分解図である。
【図3】本発明の立体分解図である。
【図4】本発明の立体組合せ図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明の立体組合せ図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】本発明の立体組合せ図である。
【図9】図6のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 ヒンジ装置 11 第1軸体
111 受接部 112 承接部
113 貫通孔 12 第2軸体
121 連接部 122 挿入部
123 貫通孔 2 被回転物
21 凹孔 3 ベース
31 凹孔 4 ピン
51 枢軸 511 承接部
511a 第1受接孔 512 偏心部
512a 凹部 513 受接部
513a 凹孔 514 溝
52 弾性体 6 第1部品
61 貫通孔 62 凹溝
63 第1枢接孔 64 第2枢接孔
65 第2受接孔 66 調整機構
661 調整ネジ 662 ネジ孔
7 第2部品 71 貫通孔
81 位置決めピン 82 ピン
91 第1挟持手段 911 挟持片
92 第2挟持手段 921 挟持片
10 弾性手段
【発明の属する技術分野】
本発明は一種の軸受機構に係り、特に、第1部品と第2部品で組成されたヒンジ装置を連接するために用いられ、枢軸と弾性体で組成され、該枢軸が第1部品に枢接される承接部、偏心部及び第2部品に組み付けられる受接部で組成され、弾性体が第1部品に設置され、且つ第1部品に調整機構が設置されてこの弾性体と該偏心部の間の緊迫度を調整するのに供されると共に第1部品と第2部品に相対回転後に位置決めの機能を達成させるよう形成された、軸受機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1、2は周知のヒンジ装置1であり、図示されるように、それは第1軸体11と第2軸体12で組成され、そのうち第1軸体11は被回転物2を組み付けるための受接部111及び内部が中空の承接部112で組成されている。該第2軸体12はベース3の組み付けに供される連接部121及び第1軸体11の承接部112と相互に枢接される挿入部122で組成されている。
【0003】
且つ第1軸体11の受接部111及び第2軸体12の連接部121それぞれにピン4を通すための貫通孔113、123が設けられ、被回転物2及びベース3それぞれにピン4が嵌め込まれる凹孔21、31が設けられている。
【0004】
組立時には、ピン4が第2軸体12の連接部121に開設された貫通孔123に通され並びにベース3に開設された凹孔31内に挿入され、第2軸体12が該ベース3に連接され、第1軸体11の承接部112が第2軸体12の挿入部122に枢接された後、さらに、ピン4が第1軸体11の受接部111に開設された貫通孔113に通され並びに被回転物2に開設された凹孔21内に挿入され、こうして第1軸体11が被回転物2に連接され、第1軸体11の承接部112と第2軸体12の挿入部122の相互回転により被回転物2とベース3が相対回転する。
【0005】
上述の周知のヒンジ装置1は、被回転物2とベース3が相対回転する時、回転速度を制御する装置がないため、回転時には完全に外力の作用に依存しなければ、被回転物2とベース3の相対回転時のトルクを制御できない。且つこの周知のヒンジ装置1は、被回転物2を位置決めできる装置がないため、回転時に外物の作用に依存しなければ被回転物2を位置決めできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の従来の技術の欠点を解決するために提供される。本発明の主要な目的は、二つの部品を連接し且つ二つの部品を相対回転及び位置決めできるヒンジ装置を提供することにある。
【0007】
本発明のつぎの目的は、二つの部品を連接でき且つ二つの部品の相対回転のトルクを調整できるヒンジ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、第1部品と第2部品で組成されたヒンジ装置を連接するのに用いられる軸受機構において、該軸受機構は、
枢軸とされ、その一端が第1部品に枢接され、もう一端が第2部品に組み付けられ、且つ偏心部が設けられた、上記枢軸と、
弾性体とされ、第1部品に設置され、且つこの第1部品に調整機構が設置されて該枢軸の偏心部と該弾性体の間の緊迫度を調整するのに供され、並びに第1部品と第2部品に相対回転後の位置決めの機能を達成させる、上記弾性体と、
を具えたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、調整機構が調整ネジと第1部品に開設されたネジ孔で組成され、該調整ネジが該ネジ孔にねじ込まれて調整ネジの末端が弾性体に圧接されることにより、弾性体と偏心部間の緊迫度が調整されると共に、第1部品と第2部品の相対回転後の位置決めの機能が達成されることを特徴とする、軸受機構としている。
請求項3の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、枢軸が第1部品の承接部に枢接されたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項4の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に枢軸の枢接に供される第1枢接孔と第2枢接孔が開設されたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項5の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、枢軸に第2部品に組み付けられる受接部が設けられたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項6の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に弾性体の組み付けに供される凹溝が開設されたことを特徴とする、軸受機構としている。請求項7の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に位置決めピンの挿入に供される貫通孔が設けられ、且つ枢軸に該位置決めピンの挿入に供される溝が設けられ、この位置決めピンが第1部品の貫通孔を貫通した後に枢軸の溝内に挿入されることにより、該枢軸が第1部品に位置決めされたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項8の発明は、請求項1に記載の軸受機構において、枢軸と第1部品の間に弾性手段が設けられ、該弾性手段により、第1部品と第2部品の相対回転のトルクが調整可能とされたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項9の発明は、請求項8に記載の軸受機構において、枢軸及び第1部品にそれぞれ第1挟持手段と第2挟持手段設置され、弾性手段の一端が第1挟持手段に組み付けられ、もう一端が第2挟持手段に組み付けられたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項10の発明は、請求項9に記載の軸受機構において、枢軸及び第1部品に挟持手段の組み付けに供される第1受接孔と第2受接孔が設けられたことを特徴とする、軸受機構としている。
請求項11の発明は、請求項9に記載の軸受機構において、第1挟持手段と第2挟持手段が前端に二つの挟持片を具えた板体とされたことを特徴とする、軸受機構としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は一種の軸受機構を提供する。図3、4、5を参照されたい。これらの図に示されるように、本発明は、第1部品6と第2部品7で組成されたヒンジ装置に用いられ、且つそれは枢軸51と弾性体52で組成され、そのうち、該枢軸51は第1部品6に枢接される承接部511、偏心部512、及び第2部品7に組み付けられる受接部513で組成されている。該弾性体52は第1部品6に設置され、且つこの第1部品6に調整機構66が設置される。該調整機構66は調整ネジ661及び第1部品6に開設されたネジ孔662で組成され、該調整ネジ661が該ネジ孔662にねじ込まれて調整ネジ661の末端が該弾性体52に圧接されて、該枢軸51の偏心部512とこの弾性体52の間の緊迫度を調整し、この弾性体52及び偏心部512の相互作用により、第1部品6と第2部品7が相対回転後に位置決めの機能を達成する。
【0010】
該第1部品6には位置決めピン81の挿入に供される貫通孔61が設けられ、且つ該枢軸51には該位置決めピン81の挿入に供される溝514が設けられている。図6、7に示されるように、該貫通孔61及び溝514により、この位置決めピン81が第1部品6の貫通孔61を貫通した後、枢軸51の溝514内に挿入され、枢軸51を第1部品6に位置決めして脱落防止する。
【0011】
該枢軸51の承接部511及び第1部品6にはそれぞれ第1挟持手段91及び第2挟持手段92の組み付けに供される第1受接孔511aと第2受接孔65が開設され、そのうち、第1挟持手段91と第2挟持手段92は前端に二つの挟持片911、921が設けられた板体とされ、第1挟持手段91と第2挟持手段92に弾性手段10が設置され、該弾性手段10により、第1部品6と第2部品7の相対回転のトルクが調整される。
【0012】
且つ第2部品7にはピン82の貫通に供される貫通孔71が設けられ、該枢軸51の受接部513にピン82の嵌め込みに供される凹孔513aが開設されている。
【0013】
組立時には、弾性体52が第1部品6に開設された凹溝62内に固定され、さらに第1挟持手段91が枢軸51の承接部511に開設された第1受接孔511a内に組み付けられ、弾性手段10の一端が第1挟持手段91の二つの挟持片911に組み付けられ、さらに枢軸51の承接部511が第1部品6に開設された第1枢接孔63を貫通すると共に第1部品6に開設された第2枢接孔64内に枢接され、弾性手段10のもう一端が第2挟持手段92の二つの挟持片921に組み付けられ、さらにこの第2挟持手段92が第1部品6に開設された第2受接孔65に組み付けられ、さらに位置決めピン81が第1部品6に開設された貫通孔61を貫通し、並びに該枢軸51に開設された溝514内に挿入され、最後にピン82が第2部品7に開設された貫通孔71を貫通した後、枢軸51の受接部513に開設された凹孔513a内に挿入され、これにより第2部品7が枢軸51の受接部513に組み付けられ、最後に調整ネジ661が該ネジ孔662にねじ込まれて調整ネジ661の末端が該弾性体52に圧接される。
【0014】
操作時には、該調整ネジ661を回転させて該調整ネジ661を第1部品6に開設されたネジ孔662内で回転させ、並びに調整ネジ661の末端を弾性体52に圧接させ、弾性体52と枢軸51の偏心部512を相互に接合させる。
【0015】
ゆえに、調整ネジ661がねじ込まれる或いは回して出される時、該枢軸51の偏心部512と弾性体52の相互接合の緊迫度が調整される。
【0016】
さらに図8、9に示されるように、第2部品7を回してもともと該弾性体52に接合していた偏心部512の凹部512aを弾性体52と接合させないようにすると、枢軸51の偏心部512の凹んでいない部分が徐々に該弾性体52を圧迫し、並びに該弾性体52の弾力作用により枢軸51の偏心部512の凹んでいない部分が緊迫されて第2部品7に至って回転停止し、且つこれと同時に、該弾性手段10が第1挟持手段91及び第2挟持手段92の挟持に制限されるため、第2部品7が回転して並びに枢軸51を駆動する時、該枢軸51に連接された弾性手段10がトルクを発生し、第2部品7に回転時に回転速度低下の効果を持たせる。
【0017】
このほか、弾性手段10の長さ、弾性、或いは直径を改変した場合、いずれも第2部品7の回転時のトルクの調整を達成できる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以下のような特性を有する。
1.本発明中の第1部品6には調整機構66の設計が設けられ、それは枢軸51の偏心部512と弾性体52の間の緊迫度の調整を達成でき、並びに第1部品6と第2部品7の相対回転後の位置決めの機能を達成する。
2.本発明中、該枢軸51の偏心部512に弾性体52が組み合わされた設計は、第1部品6と第2部品7に相対回転を行わせ位置決めする機能を有する。
3.本発明中、該枢軸51と第1部品6の間に設置された弾性手段10は、第1部品6と第2部品7の相対回転のトルクを調整できる機能を有する。
【0019】
総合すると、本発明の提供する軸受機構は、確実に特許の要件に符合する。なお、以上の説明は本発明の実施範囲を限定するものでなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知のヒンジ装置の立体分解図である。
【図2】周知のヒンジ装置にベースと被回転物を組み合わせた立体分解図である。
【図3】本発明の立体分解図である。
【図4】本発明の立体組合せ図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明の立体組合せ図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【図8】本発明の立体組合せ図である。
【図9】図6のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 ヒンジ装置 11 第1軸体
111 受接部 112 承接部
113 貫通孔 12 第2軸体
121 連接部 122 挿入部
123 貫通孔 2 被回転物
21 凹孔 3 ベース
31 凹孔 4 ピン
51 枢軸 511 承接部
511a 第1受接孔 512 偏心部
512a 凹部 513 受接部
513a 凹孔 514 溝
52 弾性体 6 第1部品
61 貫通孔 62 凹溝
63 第1枢接孔 64 第2枢接孔
65 第2受接孔 66 調整機構
661 調整ネジ 662 ネジ孔
7 第2部品 71 貫通孔
81 位置決めピン 82 ピン
91 第1挟持手段 911 挟持片
92 第2挟持手段 921 挟持片
10 弾性手段
Claims (11)
- 第1部品と第2部品で組成されたヒンジ装置を連接するのに用いられる軸受機構において、該軸受機構は、
枢軸とされ、その一端が第1部品に枢接され、もう一端が第2部品に組み付けられ、且つ偏心部が設けられた、上記枢軸と、
弾性体とされ、第1部品に設置され、且つこの第1部品に調整機構が設置されて該枢軸の偏心部と該弾性体の間の緊迫度を調整するのに供され、並びに第1部品と第2部品に相対回転後の位置決めの機能を達成させる、上記弾性体と、
を具えたことを特徴とする、軸受機構。 - 請求項1に記載の軸受機構において、調整機構が調整ネジと第1部品に開設されたネジ孔で組成され、該調整ネジが該ネジ孔にねじ込まれて調整ネジの末端が弾性体に圧接されることにより、弾性体と偏心部間の緊迫度が調整されると共に、第1部品と第2部品の相対回転後の位置決めの機能が達成されることを特徴とする、軸受機構。
- 請求項1に記載の軸受機構において、枢軸が第1部品の承接部に枢接されたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に枢軸の枢接に供される第1枢接孔と第2枢接孔が開設されたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項1に記載の軸受機構において、枢軸に第2部品に組み付けられる受接部が設けられたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に弾性体の組み付けに供される凹溝が開設されたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項1に記載の軸受機構において、第1部品に位置決めピンの挿入に供される貫通孔が設けられ、且つ枢軸に該位置決めピンの挿入に供される溝が設けられ、この位置決めピンが第1部品の貫通孔を貫通した後に枢軸の溝内に挿入されることにより、該枢軸が第1部品に位置決めされたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項1に記載の軸受機構において、枢軸と第1部品の間に弾性手段が設けられ、該弾性手段により、第1部品と第2部品の相対回転のトルクが調整可能とされたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項8に記載の軸受機構において、枢軸及び第1部品にそれぞれ第1挟持手段と第2挟持手段設置され、弾性手段の一端が第1挟持手段に組み付けられ、もう一端が第2挟持手段に組み付けられたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項9に記載の軸受機構において、枢軸及び第1部品に挟持手段の組み付けに供される第1受接孔と第2受接孔が設けられたことを特徴とする、軸受機構。
- 請求項9に記載の軸受機構において、第1挟持手段と第2挟持手段が前端に二つの挟持片を具えた板体とされたことを特徴とする、軸受機構。
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