JP3926653B2 - 通信ネットワークにおけるセッション設定方法及びその通信システム並びにプログラム - Google Patents

通信ネットワークにおけるセッション設定方法及びその通信システム並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信ネットワークにおける二つのシステム間でのデータやり取りのために設定する通信の論理的な接続関係(セッション設定/接続)に関し、詳細には、加入者ローカル(隣接)ネットワーク側とインターネットサービスプロバイダ(ISP:Internet Service Provider)ネットワーク側とのセッション設定を行う、通信ネットワークにおけるセッション設定方法及びその通信システム並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図16はセッション設定を行う通信ネットワークの構成を示すブロック図である。
図16において、この通信ネットワークは、複数の加入者近隣ネットワーク(A)が、情報端末やネットワーク機器からなる加入者システム1a,1b,1c…をそれぞれ収容している。この加入者近隣ネットワーク(A)のそれぞれが、TN(Terminal Node)2a,2b,2c…を通じて、ネットワークアクセスプロバイダ(NAP:Network Access Provider)ネットワーク(B)と接続されている。
【0003】
このNAPネットワーク(B)は、加入者近隣ネットワーク(A)に収容される加入者システム1a〜1c…からの接続要求に基づいて、接続先となるISPネットワーク(D)の切り替え機能を提供するネットワーク事業者が運営するものである。前記したTN2a〜2c…は、有線回線接続におけるアクセスルータやターミナルアダプタ(TA)又は無線回線接続における無線基地局に対応する。また、NAPネットワーク(B)とアクセス中継ネットワーク(C)との間にアクセスシステム5が配置され、このアクセスシステム5がアクセス中継ネットワーク(C)中のGN(Gateway Node)6a,6b…で接続されている。
【0004】
アクセスシステム5はNAPネットワーク(B)の中核装置であり、アクセス処理を実行するものである。また、GN6a,6b…はルータやトンネリングサーバに対応する。GN6a,6b…それぞれがISPネットワーク(D)のそれぞれに接続されている。このISPネットワーク(D)それぞれがPPP(Point-to-Point Protocol)処理装置8a,8b…を収容している。
【0005】
なお、これらの加入者近隣ネットワーク(A)からISPネットワーク(D)までのそれぞれの伝送路は、有線回線(有線区間)又は無線回線(無線区間)のいずれでも実現可能である。
【0006】
この図1の通信ネットワークでは、加入者システム1a〜1c…からの接続要求に対する接続処理を通じてセッション設定が行われる。このセッションは加入者システム1a〜1c…からの接続要求で指示される接続先であるISPネットワーク(D)との論理的なアクセスパスであり、このセッション設定では、その開始から終了までの一連の接続処理を実行する。
【0007】
このセッション設定方法として、インターネット技術開発組織(RFC:Request for Comments)の公開技術提案によるデファクトスタンダードRFC2516「A Method for Transmitting PPP over Ethernet(登録商標)(PPPoE)」が知られている。
【0008】
図17は、このRFC2516におけるセッション設定のシーケンス図である。
このRFC2516では、加入者システム1a〜1c…を「Host」と呼称し、アクセスシステム5を「アクセス集線処理/装置(AC:Access Concentrator)」と呼称している。
【0009】
図16及び図17において、RFC2516のセッション設定では、次のシーケンス(1)(2)(3)(4)(5)が実行される。
(1)PADI(The Active Discovery Initiation アクティブディスカバリ開始)パケット送信(AC探索)
まず、加入者システム1a〜1c…(Host)が、サービスクラスを提示して、その処理が可能なアクセス集線装置を探し出すため、アクセスシステム5にPADIパケットを一斉送信(ブロードキャスト/Broadcast)する。このPADIパケットには、DA(DESTINATION_ADDR)フィールドにブロードキャストアドレスを格納して送信し、また、サービスクラスを示すタグ(ServiceTAG/ISPname)を格納している。
【0010】
(2)PADO(The Active Discovery Offer アクティブディスカバリ提示)パケット送信(AC決定)
前記したブロードキャストによるPADIパケットを受信し、このPADIパケットで提示されたサービスクラスを処理可能なアクセス集線装置は、PADOパケットを加入者システム1a〜1c…(Host)に送信する。このPADOパケットには、DA(DESTINATION_ADDR)フィールドに、前記したPADIパケットを送信したHostの対向送信(ユニキャスト)アドレスが格納される。このPADOパケットには、一つのアクセス集線装置のAC−Nameと前記したPADIパケットに格納されていたサービスタグ(ServiceTAG/ISPname)が含まれている。
【0011】
(3)PADR(The Active Discovery Request アクティブディスカバリ要求)パケット送信(AC選択)
複数のPADIパケットに対し、HostがAC−Nameや提示サービスクラスに対応可能なアクセス集線装置を選択し、そのPADRパケットを、このアクセス集線装置に送信する。この場合、DA(DESTINATION_ADDR)フィールドに前記したPADOパケットを送信したアクセス集線装置のユニキャスト・イーサネット(登録商標)・アドレスが格納される。また、PADRパケットには、Hostが要求するサービスクラスを示すタグ(ServiceTAG/ISPname)を格納している。
【0012】
(4)PADS(The Active Discovery Session-Confirmation アクティブディスカバリセッション確認)パケット送信(PPPセッション設定)
PADRパケットを受信したアクセス集線装置が、PPPセッション設定準備のために、HostへSESSION_IDを格納したPADSパケットを送信する。このPADSパケットには、PPPセッション設定を受理したアクセス集線装置を通じて行うサービスクラスを示すタグ(ServiceTAG/ISPname)を格納している。なお、アクセス集線装置が、PADRパケットに格納されていたサービスクラスの情報(ServiceTAG/ISPname)を拒否する場合、サービス名前エラー(Service-Name-Error)をPADSパケットで送信して応答する。
【0013】
(5)PADT(The Active Discovery Terminate アクティブディスカバリ終了)パケット送信(セッション終了)
PPPoEセッション終了では、Host又はアクセス集線装置からPADTパケットを送信する。このPADTパケットにおけるDESTINATION_ADDRフィールドには、ユニキャスト・イーサネット・アドレスが格納される。また、SESSION_IDフィールドには終了するセッションが設定される。このPADTパケットの受信によってPPPトラフィック(セッション接続)が終了となる。
【0014】
このようにRFC2516のシーケンスでは、その伝送フレーム(パケット)のPPPoEヘッダのCODEフィールドによって、フレーム種別を表示し、前記した図17に示すシーケンス実行によってセッション設定が行われ、フレーム中のSESSION_IDフィールドに決定されたセッション識別符号(ID)が格納(設定)される。PPPoEペイロードには、前記したTAGが含まれ、接続先ISPの名称やサービスクラス(ServiceTAG/ISPname)が設定されている。
【0015】
このようにして、RFC2516準拠の加入者システム1a〜1c…とアクセスシステム5間では、加入者システム1a〜1c…からのセッション要求によって、そのセッション設定が行われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
このように上記従来例では、RFC2516準拠の通信ネットワークにおいて、加入者システム1a〜1c…からのセッション設定要求によってアクセスシステム5間のセッション設定が行われる。換言すれば、RFC2516準拠の通信ネットワークでは、アクセスシステム5及びISPネットワーク(B)側(PPP処理装置8a,8b…)からの加入者システム1a〜1c…へのセッション設定を行うことができない。
【0017】
このため、アクセスシステム5及びISPネットワーク()側が、加入者システム1a〜1c…に対して接続要求が実行された場合にも、常時、加入者システム側からの接続要求を待ち続けなければならない。例えば、ISPネットワーク(D)側から加入者(ユーザ装置)に対する一方向発信サービス(既知のプッシュ(PUSH)型サービス)を実施できない。これは現状のRFC2516準拠による通信ネットワーク伝送では、ISPネットワーク側から加入者(ユーザ装置)に対するパス設定が考慮されていないためである。
【0018】
換言すれば、現状のRFC2516準拠による通信ネットワークの伝送形態では、セッション設定の自由度が得られない。
【0019】
この発明は、以上の点に着目してなされたもので、RFC2516準拠の通信ネットワークにあって、加入者近隣ネットワーク側からの設定要求によるセッション設定とともに、アクセスシステム及びISPネットワーク側からの加入者システムへのセッション設定が可能になって、セッション設定(接続)の自由度が得られるとともに、加入者システムをそれぞれのMACアドレスで管理して複数ユーザの共用を阻止し、その受信情報の漏洩などの安全強化も可能になる、通信ネットワークにおけるセッション設定方法及びその通信システム並びにプログラムの提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために本発明は以下の構成を有している。
〈構成1〉
この発明の通信ネットワークにおけるセッション設定方法は、サービス要求システムと加入者システムと間のアクセスシステムを通じたデータをやり取りする通信の論理的な接続を行い、前記アクセスシステムに複数のアクセス集線部を設けているセッション設定方法において、前記サービス要求システム側が、サービス要求内容を示した情報び前記加入者システムを示した情報を、前記加入者システムを収容している前記アクセスシステムへ送信する段階と、この情報を受信した前記アクセスシステムが、通知された前記サービス要求内容を示した情報及び前記加入者システムを示した情報を前記加入者システムへ送信する段階と、前記加入者システムが、サービスクラスを示す情報を前記アクセスシステムに送信する段階と、前記アクセスシステムにおいて、前記サービスクラスの処理が可能として特定したアクセス集線部が、処理可能を通知する情報を前記加入者システムに送信する段階と、前記加入者システムが、このサービスクラスに対する処理可能を通知してきた前記特定アクセス集線部を選択したことを示す情報を、前記特定アクセス集線部に送信する段階と、この情報を受信した前記特定アクセス集線部が、前記サービス要求システムと前記加入者システムとの間でセッション設定を行うための情報を前記加入者システムに送信する段階とを有することを特徴としている。
【0021】
〈構成2〉
この発明の方法において、前記加入者システムを示す情報が、前記サービス要求システム側において管理する前記加入者システムいずれかを示すユーザ特定識別符号又はメディアアクセス制御アドレスの情報であり、かつ、前記ユーザ特定識別符号をアクセスシステムが受信した際に、前記ユーザ特定識別符号を、対応するメディアアクセス制御アドレスに変換することを特徴としている。
【0023】
〈構成
この発明の方法において、前記アクセスシステムがサービスクラス提示の情報を受信した後に、前記アクセスシステムが、前記加入者システムからの情報に格納されていたサービスクラス提示に対する処理を拒否する場合に、この処理拒否を示すサービスエラー情報を前記加入者システムに送信する段階を、さらに有することを特徴とする、構成1または2記載の通信ネットワークにおけるセッション設定方法。
【0024】
〈作用〉
これらの発明の方法では、従来同様の、加入者近隣ネットワーク側からの設定要求によるセッション設定とともに、アクセスシステム及びISPネットワーク側からの要求による加入者システムへのセッション設定が可能になって、そのセッション設定の自由度が得られる。
【0025】
この結果、従来同様の加入者近隣ネットワーク側とともに、アクセスシステム及びISPネットワーク側からのプッシュ(PUSH)型サービスが実施できるようになる。また、加入者システムをユーザ識別符号(ID)単位で管理しているため、特定ユーザ(加入者システム)へのサービス提供も可能になる。複数のユーザが同一の通信端末(小型汎用コンピュータなどのMACアドレスが同一)を共用している場合にも、前記したプッシュ型サービスが実施できるようになる。また接続する加入者システムをそれぞれのMACアドレスで管理しているため、同一の加入者システムを複数のユーザで共用できなくなり、結果的に受信情報の漏洩などが発生せずに、そのセキュリティ強化も達成される。
【0026】
〈構成
この発明のセッション設定通信システムは、アクセスシステムを通じて二つのシステム間がデータをやり取りのために設定する通信の論理的な接続を行うセッション設定通信システムにおいて、前記アクセスシステムに対してサービス要求内容を示した情報び加入者システムを示した情報を送信するサービス要求システムと、複数のアクセス集線装置を有し、前記サービス要求システムからの前記サービス要求内容を示した情報及び前記加入者システムを示した情報を受信して該受信した情報を前記加入者システムへ送信し、かつ、加入者システムから提示されたサービスクラスについて処理可能であることを通知する情報を、前記サービスクラスを処理するために特定したアクセス集線装置から記加入者システムに送信させるとともに、前記サービス要求システムと前記加入者システムとの間のセッション設定を行うための情報を前記特定したアクセス集線装置から記加入者システムに送信させるアクセスシステムと、ービスクラスを示す情報を、前記アクセスシステムに送信し、かつ、前記サービスクラスの処理可能を通知してきた前記特定したアクセス集線装置を選択したことを示す情報を該特定したアクセス集線装置に送信する加入者システムとを備えることを特徴としている。
【0027】
〈構成
この発明の通信システムにおいて、前記サービス要求システムが送信する前記加入者システムを示した情報が、前記加入者システムいずれかを示すユーザ特定識別符号又はメディアアクセス制御アドレスの情報であり、かつ、前記アクセスシステムが、サービス要求システムからの前記ユーザ特定識別符号を受信した際に、このユーザ特定識別符号を対応するメディアアクセス制御アドレスに変換することを特徴としている。
【0029】
〈構成
この発明の通信システムにおいて、前記加入者システムが加入者ローカルネットワークに収容され、かつ、前記アクセスシステムが、加入者ローカルネットワークとターミナルノードで接続されたネットワークアクセスプロバイダ(NAP)ネットワークに収容されるとともに、前記サービス要求システムが、前記アクセスシステムに接続されるアクセス中継ネットワークのゲートウェイノードに接続されたインターネットサービスプロバイダ(ISP)ネットワークに収容されるポイントツーポイントプロトコル(PPP)装置であることを特徴とする。
また、前記加入者ローカルネットワーク、前記NAPネットワーク、前記アクセス中継ネットワーク、前記ISPネットワークそれぞれが有線区間又は無線区間であり、前記加入者システム、前記アクセスシステム、前記ターミナルノード、前記アクセスシステム、前記ゲートウェイノード、前記PPP装置が、有線装置又は無線装置であることを特徴とするとともに、前記PPP装置が、ISPユーザ管理テーブルを用いて、ユーザ特定用に使用するユーザ識別符号及びPPPセッション設定に使用する加入者システムそれぞれに対応したインターネットプロトコル(IP)アドレス情報を管理するISPユーザ管理部と、加入者システムとのPPPセッション処理を行うPPPセッション管理部と、加入者システムごとのサービス情報を管理し、加入者システムとのPPPセッション設定の確立後に、加入者システムに対してサービス情報を提供するためのプッシュ型データサービス情報格納データベース装置とを備えることを特徴としている。
さらに、前記アクセスシステムが、ユーザ管理テーブルを用いて、ISPネットワーク側からの加入者特定のためのユーザ識別符号と加入者システムのディアアクセス制御アドレス情報及びPPPoEセッション識別符号情報の管理を行うアクセス集線(AC)ユーザ管理部と、加入者システムとのPPPoEセッション処理を行うPPPoE制御部と、前記ACユーザ管理部とPPPoE制御部に対する制御を実行するアクセス制御部とを備えることを特徴としている。
【0030】
〈作用〉
上記した、この発明の通信システムでは、前記した方法の発明と同様にセッション設定の自由度が得られる。さらに、有線区間又は無線区間によるネットワーク構成によるネットワーク構成の自由度が得られるとともに、有線装置又は無線装置による装置構成の自由度も得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の通信ネットワークにおけるセッション設定方法及びその通信システム並びにプログラムの実施形態を図面参照の上で詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態における通信ネットワーク構成を示すブロック図である。
図1において、この例の通信ネットワークは、情報端末やネットワーク機器である加入者システム11a,11b,11c…それぞれを収容している複数の加入者隣接ネットワーク(請求項における加入者ローカルネットワークに対応)10とともに、この加入者隣接ネットワーク10に収容された加入者システム11a〜11c…からの接続要求に基づいた接続先となるインターネットサービスプロバイダ(ISP:Internet Service Provider)ネットワーク40の切り替え機能を提供し、ネットワーク事業者が運営するネットワークアクセスプロバイダ(NAP:Network Access Provider)ネットワーク20とを有している。
【0035】
この加入者隣接ネットワーク10とNAPネットワーク20は、TN(Terminal Node)12a,12b,12c…で接続されている。このTN12a〜12c…は、有線回線接続におけるアクセスルータやターミナルアダプタ(TA)又は無線回線接続における無線基地局に相当する。また、NAPネットワーク20には、当該通信ネットワーク上の中核装置として機能し、加入者システム11a〜11c…とのPPPoEセッション管理及び接続情報管理(アクセス処理)を行うアクセスシステム15が設けられている。このアクセスシステム15にTN12a〜12c…が接続されている。
【0036】
また、この通信ネットワークには、NAPネットワーク20のアクセスシステム15と接続されるアクセス中継ネットワーク30が設けられている。このアクセス中継ネットワーク30のGN(Gateway Node)16a,16b…とアクセスシステム15とが接続されている。このGN16a,16b…は、ルータやトンネリングサーバに相当する。
【0037】
GN16a,16b…は、ISPが運営するISPネットワーク40に接続されている。このISPネットワーク40それぞれには、加入者システム11a〜11c…との接続処理及び管理を行うPPP処理装置17a,17b…が収容されている。
【0038】
前記した加入者隣接ネットワーク10に収容される加入者システム11a〜11c…は、小型汎用コンピュータやワークステーションで実現され、これらにはPPPoEセッション設定を行うためのソフトウェア(請求項におけるプログラムに対応)が実装されている。この加入者システム11a〜11c…に格納されるプログラムは、アクセスシステム15からの接続要求を受信すると、アクセスシステム15との間のPPPoEセッション設定及びISPネットワーク40に収容されたPPP処理装置17a,17bとのPPPセッション設定を実行する。
【0039】
なお、これらの加入者隣接ネットワーク10からISPネットワーク40それぞれの伝送路は、図示した有線回線(有線区間)の接続表示にかかわらず、無線回線(無線区間)でも実現可能である。
【0040】
図2は図1中のISPネットワーク40におけるPPP処理装置17a,17b…の内部構成を示すブロック図であり、図3はISPユーザ管理テーブルの内容を示す図である。
図2において、この例のPPP処理装置17a,17b…は、以降で各部の動作を詳細に説明するISPユーザ管理部21とともに、PPPセッション管理部22及びプッシュ(PUSH)型データサービス情報格納データベース(D/B)装置23を有している。
【0041】
図4は図1中のアクセスシステム15の内部構成を示すブロック図であり、図5はACユーザ管理テーブルの内容を示す図である。
図4において、このアクセスシステム15は、以降で各部の動作を詳細に説明するACユーザ管理部25と、PPPoE制御部26及びアクセス制御部27とを有している。
【0042】
次に、第1実施形態の動作について説明する。
まず、図2のPPP処理装置17a,17b…及び図4のアクセスシステム15の各部の個別動作について説明する。
図2において、PPP処理装置17a,17b…におけるISPユーザ管理部21は、図3に示すISPユーザ管理テーブル(以降で内容を説明)を用い、アクセスシステム15がユーザ特定用に使用するユーザ識別符号(ID)及びPPPセッション設定を行う際に使用するユーザ(加入者システム11a〜11c…)に対応したIPアドレス情報を管理する。また、PPPセッション管理部22は、加入者システム11a〜11c…とのPPPセッション処理を行う。さらに、プッシュ型データサービス情報格納D/B装置23は、ユーザ(加入者システム11a〜11c…)それぞれに対するサービス情報を管理しており、PPPセッション設定の確立後に、加入者システム11a〜11c…に対して、そのサービス情報を提供する。
【0043】
図4において、アクセスシステム15におけるACユーザ管理部25は、図5に示すACユーザ管理テーブル(以降で内容を説明)を用い、ISPネットワーク40のPPP処理装置17a,17b…からの加入者特定のためのユーザ情報(ユーザ識別符号)と加入者システム11a〜11c…のMAC(Media Access Control/メディアアクセス制御)アドレス情報及びPPPoEセッション識別符号(ID)情報の管理を行う。PPPoE制御部26は、加入者システム11a〜11c…とのPPPoEセッション処理を行う。アクセス制御部27では、通信処理全般の制御を実行する。
【0044】
図6はISPネットワーク40側の動作(MACアドレス登録)のシーケンス図であり、図7はISPネットワーク40に収容されたPPP処理装置17a,17bの動作における処理手順を示すフローチャートである。また、図8は加入者システム11a〜11c…の特定方法を説明するための図である。
【0045】
(A)PPP処理装置17a,17b…でのサービス要求発生からアクセスシステム15へのアクセスまで
(1)サービス要求システム(PPP処理装置17a,17b…のいずれか)において、特定ユーザ(加入者システム11a〜11c…のいずれか、請求項における特定の加入者システムに対応)へのアクセス要求が発生する(図7中のステップS1)。
(2)サービス要求システムは、ユーザ(加入者システム11a〜11c…のいずれか)特定用のユーザ識別符号(ID)をキーワードにして図3に示すISPユーザ管理テーブルからユーザの加入者システム11a〜11c…が収容されているアクセスシステム15を特定する(図8中の(A)説明参照、ステップS2)。
【0046】
(3)サービス要求システムが、この特定したアクセスシステム15へ、サービス要求(Service:SvX)とユーザ識別符号をパラメータとしてアクセスする(ステップS3)。この後、サービス要求システムは、PPPセッション待機状態となる(ステップS4)。
【0047】
(B)アクセスシステム15側の動作/PPPoEセッション確立まで
図9はアクセスシステム15におけるPPPoEセッション確立までの処理手順を示すフローチャートであり、図10はACユーザ管理テーブルの処理を説明するための図である。また、図11はRPADパケット(パケットは請求項における情報に対応)内容を示す図である。
(4)アクセスシステム15は、ISPネットワーク40側からの接続要求受け付けの待機状態である(図9中のステップS11,S12)。
(5)この待機状態において接続要求を受け付けると、ISPネットワーク40側からのユーザ識別符号(ID)情報をキーワードにして図5に示すACユーザ管理テーブルからアクセス先である加入者システム11a〜11c…いずれかのMACアドレス情報及び加入者システム11a〜11c…いずれかのパス情報(加入者特定用パス識別子情報)を特定する(図8中の(B)説明参照、ステップS13)。
【0048】
(6)アクセスシステム15のPPPoE制御部26(図4参照)は、加入者システム11a〜11c…いずれかに対して、図11に示すRPAD(Reverse PPPoE Active Discovery アクティブディスカバリPPPoE反転)パケットを送信する(ステップS14)。このRPADパケットには、アクセスシステム15のMACアドレス情報が格納されている(図6中のRPADパケット)。
【0049】
(7)アクセスシステム15からのRPADパケットを加入者システム11a〜11c…いずれかが受信する(ステップS14)。
(8)加入者システム11a〜11c…いずれかが前記したプログラム実行を開始し、これ以降は通常のPPPoEディスカバリステージのシーケンス処理となる。
【0050】
この第1実施形態のPPPoEディスカバリステージでは、次のシーケンスが実行される。
(9)PADI(The Active Discovery Initiation アクティブディスカバリ開始)パケット送信(ACからの通知)
まず、アクセスシステム15からRPADパケットによって通知を受けた加入者システム11a〜11c…いずれか(Host)が、アクセスシステム5(アクセス集線装置/AC)にPADIパケットを送信する。このPADIパケットには、DA(DESTINATION_ADDR)フィールドに前記したRPADパケットを送信したアクセス集線装置のユニキャスト・イーサネット・アドレスが格納される。また、PADIパケットには、サービスクラスを示す(ServiceTAG/ISPname)を格納している。
【0051】
(10)PADO(The Active Discovery Offer アクティブディスカバリ提示)パケット送信(AC決定)
PADIパケットを受信し、提示されたサービスクラスを処理可能なアクセス集線装置が、PADOパケットをHostに送信する。このPADOパケットには、DA(DESTINATION_ADDR)フィールドに前記したPADIパケットを送信したHostの対向送信(ユニキャスト)アドレスが格納される。このPADOパケットには、一つのアクセス集線装置のAC−Nameと前記したPADIパケットに格納されていたサービスクラスを示すサービスタグ(ServiceTAG/ISPname)が含まれている。
【0052】
(11)PADR(The Active Discovery Request アクティブディスカバリ要求)パケット送信(AC選択)
複数のPADIパケットに対し、HostがAC−Nameや提示サービスクラスからアクセス集線装置を選択してPADRパケットを、このアクセス集線装置に送信する。この場合、DA(DESTINATION_ADDR)フィールドに前記したPADOパケットを送信したアクセス集線装置(AC)のユニキャスト・イーサネット・アドレスが格納される。また、PADRパケットには、サービス要求システムが要求したサービスクラスを示す(ServiceTAG/ISPname)を格納している。
【0053】
(12)PADS(The Active Discovery Session-Confirmation アクティブディスカバリセッション確認)パケット送信(PPPセッション設定)
PADRパケットを受信したアクセス集線装置がPPPセッション設定準備のために、SESSION_IDを格納したPADSパケットをHostに送信する。このPADSパケットには、PPPセッション設定を受理したアクセス集線装置を通じて行うサービスクラスを示す(ServiceTAG/ISPname)を格納している。
(13)なお、アクセス集線装置が、PADRパケットに格納されていたサービスクラス(ServiceTAG/ISPname)の処理を拒否する場合は、サービス名前エラー(Service-Name-Error)をPADSパケットで送信して、その応答を行う。
【0054】
(14)PADT(The Active Discovery Terminate アクティブディスカバリ終了)パケット送信(セッション終了)
PPPoEセッション終了を、Host又はアクセス集線装置/ACからPADTパケットを送信する。DESTINATION_ADDRフィールドにはユニキャスト・イーサネット・アドレスが格納される。また、SESSION_IDフィールドには終了するセッションが格納される。このPADTパケットの受信によってPPPトラフィックが終了し、セッション接続が切断される。
【0055】
このシーケンスにおける図11中の伝送フレームにおけるPPPoEヘッダのCODEフィールドによって、そのフレーム種別を表示し、図2に示すシーケンス実行によってセッションが確立されて、図11中の伝送フレーム中のSESSION_IDフィールドに決定されたセッションIDが格納(設定)される。図11中の伝送フレーム中のPPPoEペイロードには、TAGが含まれ、接続先ISPの名称やサービスクラスが設定されている。
【0056】
このように、この第1実施形態では、従来例をもって説明したように、加入者システム11a〜11c…からのセッション設定要求による設定とともに、アクセスシステム15及びISPネットワーク40側からの加入者システム11a〜11c…へのセッション確立が可能になって、セッション設定の自由度が得られる。したがって、プッシュ(PUSH)型サービス提供が可能になる。また、加入者システム11a〜11c…をユーザ識別符号(ID)単位で管理していることから、特定ユーザ(加入者システム11a〜11c…のいずれか)へのサービス提供も可能になる。この実現例として、複数のユーザが同一の通信端末(小型汎用コンピュータなどのMACアドレスが同一)を共用している場合にも、第1実施形態のセッション設定によるサービス提供が可能になる。
【0057】
(第2実施形態)
この第2実施形態では、ユーザ接続先(加入者システム11a〜11c…いずれか)のMACアドレス情報をISPネットワーク40側で管理し、ユーザを特定する情報をユーザ識別符号から加入者システム11a〜11c…のMACアドレスとしている。この管理によってISPネットワーク40側から特定ユーザ(加入者システム11a〜11c…のいずれか)へのセッション設定が行われて、プッシュ(PUSH)型サービス情報の提供が可能になる。
【0058】
この第2実施形態の全体通信ネットワーク構成は図1と同様である。また、アクセスシステム15及びPPP処理装置17a,17b…の詳細構成も図2及び図4と同様である。
【0059】
図12は第2実施形態にあってISPユーザ管理テーブルの内容を示す図であり、図13は第2実施形態にあってACユーザ管理テーブルの内容を示す図である。
この第2実施形態では、第1実施形態における図2(ISPユーザ管理テーブルの内容)に対して、図12に示すようにISPユーザ管理テーブルの内容が変更されている。この変更は、図12中のISPユーザ管理部21におけるISPユーザ管理テーブルにおいて、接続先ユーザ情報を管理する要素であるユーザ識別符号が、加入者システム11a〜11c…それぞれのMACアドレスに変更されている。
【0060】
さらに、この第2実施形態では、第1実施形態における図5(ACユーザ管理テーブル)に対して、図13に示すようにACユーザ管理テーブルの内容が変更されている。この変更では、図13中のACユーザ管理部25におけるACユーザ管理テーブルにおいて、加入者システム11a〜11c…のMACアドレス情報が削除されている。
【0061】
次に、第2実施形態の動作について説明する。
図14は第2実施形態にあってISPネットワーク40側でのMACアドレス登録処理のシーケンス図であり、図15は第2実施形態にあってACユーザ管理テーブルの処理を説明するための図である。
図14のMACアドレス登録処理シーケンスは、第1実施形態の図6に示すMACアドレス登録処理シーケンスと略同様であるが、その相違部分は、サービス要求システム(PPP処理装置17a,17b…いずれか)からアクセスシステム15へのアクセス時の接続先ユーザとして、接続先の加入者システム11a〜11c…のMACアドレス情報をパラメータとしてアクセスシステム15に渡すものである。
【0062】
図14のアクセスシステム15と加入者システム11a〜11c…との間のシーケンス(RPAD,PADI,PADO,PADR,PADSそれぞれのパケットの送受信)は、第1実施形態の図6と同様であり、その重複した説明は省略する。
【0063】
また、図15のACユーザ管理テーブルの処理では、第1実施形態における図9のフロー中のステップS13において、ユーザ識別符号をキーワードにして、加入者システム11a〜11c…のMACアドレス情報を特定しないようにしている。
【0064】
このように、この第2実施形態では、ISPネットワーク40側からの要求によって、特定ユーザ(加入者システム11a〜11c…いずれか)とのセッション設定が可能になる。これによって、プッシュ型サービス提供が可能になる。また、この第2実施形態では、第1実施形態に対して、接続する加入者システム11a〜11c…(通信端末/小型汎用コンピュータなど)それぞれをMACアドレスで管理している。このため、同一の加入者システム11a〜11cを同一のユーザで共用できなくなり、結果的に受信情報の漏洩などが発生せずに、そのセキュリティ強化も可能になる。
【0065】
(第3実施形態)
この第3実施形態では、第1及び第2実施形態のISPネットワーク40側からの要求によるセッション設定とともに、特定の加入者システム11a〜11c…(いずれか)からの接続要求によるセッション設定を可能にしている。このセッション設定のシーケンスは、前記した図16、図17と同様である。
【0066】
この第3実施形態では、ここでのセッション設定を第1及び第2実施形態のセッション設定とともに、選択的に実行できるようになる。すなわち、ISPネットワーク40側からの要求によるセッション設定とともに、特定の加入者システム11a〜11c…(いずれか)からもセッション設定が可能になる。この結果、セッション設定の自由度が向上し、そのプッシュ(PUSH)型サービスによる情報提供などの自由度も向上することになる。
【0067】
なお、この第1、第2及び第3実施形態では、サービスクラスを指定した場合をもって説明したが、サービスクラスを指定しない場合は、どのアクセス集線装置が応答しても良い。このようなシーケンス実行も本発明に含まれる。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、RFC2516準拠の通信ネットワークなどにあって、加入者システムからのセッション設定要求による設定とともに、アクセスシステム及びISPネットワーク側からのセッション設定が可能になる。この結果、セッション設定の自由度が得られるという効果がある。
【0069】
さらに、この発明によれば、加入者システムそれぞれをMACアドレスで管理して複数ユーザの共用を阻止し、その受信情報の漏洩などの安全性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における通信ネットワーク構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のISPネットワークにおけるPPP処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態にあってISPユーザ管理テーブルの内容を示す図である。
【図4】図1中のアクセスシステムの内部構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施形態にあってACユーザ管理テーブルの内容を示す図である。
【図6】第1実施形態にあってISPネットワーク側におけるMACアドレス登録のシーケンス図である。
【図7】第1実施形態にあってPPP処理装置の動作処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第1実施形態にあって加入者システムの特定方法を説明するための図である。
【図9】第1実施形態にあってアクセスシステムにおけるPPPoEセッション確立までの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】第1実施形態にあってACユーザ管理テーブルの処理を説明するための図である。
【図11】第1実施形態にあってパケットフォーマット内容を示す図である。
【図12】第2実施形態にあってISPユーザ管理テーブルの内容を示す図である。
【図13】第2実施形態にあってACユーザ管理テーブルの内容を示す図である。
【図14】第2実施形態にあってISPネットワーク側の動作(MACアドレス登録)のシーケンス図である。
【図15】第2実施形態にあってACユーザ管理テーブルの処理を説明するための図である。
【図16】従来例にあってセッション設定を行う通信ネットワークの構成を示すブロック図である。
【図17】従来のRFC2516におけるセッション設定のシーケンス図である。
【符号の説明】
10 加入者隣接ネットワーク
11a〜11c… 加入者システム
15 アクセスシステム
17a,17b… PPP処理装置
20 NAPネットワーク
21 ISPユーザ管理部
22 PPPセッション管理部
23 PUSHデータサービス情報格納D/B装置
25 ACユーザ管理部
26 PPPoE制御部
27 アクセス制御部
30 アクセス中継ネットワーク
40 ISPネットワーク

Claims (11)

  1. サービス要求システムと加入者システムと間のアクセスシステムを通じたデータをやり取りする通信の論理的な接続を行い、前記アクセスシステムに複数のアクセス集線部を設けているセッション設定方法において、
    前記サービス要求システム側が、サービス要求内容を示した情報び前記加入者システムを示した情報を、前記加入者システムを収容している前記アクセスシステムへ送信する段階と、
    この情報を受信した前記アクセスシステムが、通知された前記サービス要求内容を示した情報及び前記加入者システムを示した情報を前記加入者システムへ送信する段階と、
    記加入者システムが、サービスクラスを示す情報を前記アクセスシステムに送信する段階と、
    前記アクセスシステムにおいて、前記サービスクラスの処理が可能として特定したアクセス集線部が、処理可能を通知する情報を前記加入者システムに送信する段階と、
    前記加入者システムが、このサービスクラスに対する処理可能を通知してきた前記特定アクセス集線部を選択したことを示す情報を、前記特定アクセス集線部に送信する段階と、
    この情報を受信した前記特定アクセス集線部が、前記サービス要求システムと前記加入者システムとの間でセッション設定を行うための情報を前記加入者システムに送信する段階と、
    を有することを特徴とする通信ネットワークにおけるセッション設定方法。
  2. 記加入者システムを示す情報が、
    前記サービス要求システム側において管理する前記加入者システムいずれかを示すユーザ特定識別符号又はメディアアクセス制御アドレスの情報であり、かつ、
    前記ユーザ特定識別符号をアクセスシステムが受信した際に、前記ユーザ特定識別符号を、対応するメディアアクセス制御アドレスに変換することを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークにおけるセッション設定方法。
  3. 前記アクセスシステムがサービスクラス提示の情報を受信した後に、
    前記アクセスシステムが、前記加入者システムからの情報に格納されていたサービスクラス提示に対する処理を拒否する場合に、この処理拒否を示すサービスエラー情報を前記加入者システムに送信する段階を、
    さらに有することを特徴とする、請求項1または2記載の通信ネットワークにおけるセッション設定方法。
  4. 前記セッション設定後に、
    前記加入者システム又は前記アクセスシステムが、設定されたセッションの接続終了を示す情報を受信した際に当該セッション接続を終了する段階を、さらに有することを特徴とする、請求項1,2,3いずれかに記載の通信ネットワークにおけるセッション設定方法。
  5. 前記セッションが、
    RFC(Request for Comments)2516「A Method for Transmitting PPP over Ethernet(PPPoE)」に基づいた設定であり、かつ、
    送受信する情報がパケットであることを特徴とする、請求項1,2,3,4いずれかに記載の通信ネットワークにおけるセッション設定方法。
  6. アクセスシステムを通じて二つのシステム間がデータをやり取りのために設定する通信の論理的な接続を行うセッション設定通信システムにおいて、
    前記アクセスシステムに対してサービス要求内容を示した情報び加入者システムを示した情報を送信するサービス要求システムと、
    複数のアクセス集線装置を有し、前記サービス要求システムからの前記サービス要求内容を示した情報及び前記加入者システムを示した情報を受信して該受信した情報を前記加入者システムへ送信し、かつ、加入者システムから提示されたサービスクラスについて処理可能であることを通知する情報を、前記サービスクラスを処理するために特定したアクセス集線装置から記加入者システムに送信させるとともに、前記サービス要求システムと前記加入者システムとの間のセッション設定を行うための情報を前記特定したアクセス集線装置から記加入者システムに送信させるアクセスシステムと、
    ービスクラスを示す情報を、前記アクセスシステムに送信し、かつ、前記サービスクラスの処理可能を通知してきた前記特定したアクセス集線装置を選択したことを示す情報を該特定したアクセス集線装置に送信する加入者システムと、
    を備えることを特徴とするセッション設定通信システム。
  7. 前記サービス要求システムが送信する前記加入者システムを示した情報が、
    前記加入者システムいずれかを示すユーザ特定識別符号又はメディアアクセス制御アドレスの情報であり、かつ、
    前記アクセスシステムが、サービス要求システムからの前記ユーザ特定識別符号を受信した際に、このユーザ特定識別符号を対応するメディアアクセス制御アドレスに変換することを特徴とする請求項記載のセッション設定通信システム。
  8. 前記加入者システムが加入者ローカルネットワークに収容され、かつ、
    前記アクセスシステムが、加入者ローカルネットワークとターミナルノードで接続されたネットワークアクセスプロバイダ(NAP)ネットワークに収容されるとともに、
    前記サービス要求システムが、前記アクセスシステムに接続されるアクセス中継ネットワークのゲートウェイノードに接続されたインターネットサービスプロバイダ(ISP)ネットワークに収容されるポイントツーポイントプロトコル(PPP)装置であることを特徴とする請求項6または7に記載のセッション設定通信システム。
  9. 前記加入者ローカルネットワーク、前記NAPネットワーク、前記アクセス中継ネットワーク、前記ISPネットワークそれぞれが有線区間又は無線区間であり、
    前記加入者システム、前記アクセスシステム、前記ターミナルノード、前記アクセスシステム、前記ゲートウェイノード、前記PPP装置が、有線装置又は無線装置であることを特徴とする請求項記載のセッション設定通信システム。
  10. 前記PPP装置が、
    ISPユーザ管理テーブルを用いて、ユーザ特定用に使用するユーザ識別符号及びPPPセッション設定に使用する加入者システムそれぞれに対応したインターネットプロトコル(IP)アドレス情報を管理するISPユーザ管理部と、
    加入者システムとのPPPセッション処理を行うPPPセッション管理部と、加入者システムごとのサービス情報を管理し、加入者システムとのPPPセッション設定の確立後に、加入者システムに対してサービス情報を提供するためのプッシュ型データサービス情報格納データベース装置と、
    を備えることを特徴とする請求項記載のセッション設定通信システム。
  11. 前記アクセスシステムが、
    ユーザ管理テーブルを用いて、ISPネットワーク側からの加入者特定のためのユーザ識別符号と加入者システムのディアアクセス制御アドレス情報及びPPPoEセッション識別符号情報の管理を行うアクセス集線(AC)ユーザ管理部と、
    加入者システムとのPPPoEセッション処理を行うPPPoE制御部と、
    前記ACユーザ管理部とPPPoE制御部に対する制御を実行するアクセス制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項記載のセッション設定通信システム。
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