JP3925264B2 - ネットワーク制御システム及び障害救済方法 - Google Patents

ネットワーク制御システム及び障害救済方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3925264B2
JP3925264B2 JP2002082496A JP2002082496A JP3925264B2 JP 3925264 B2 JP3925264 B2 JP 3925264B2 JP 2002082496 A JP2002082496 A JP 2002082496A JP 2002082496 A JP2002082496 A JP 2002082496A JP 3925264 B2 JP3925264 B2 JP 3925264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
low
unit
transmission device
network
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002082496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003283519A (ja
Inventor
秀樹 簡牛
敬 奥田
洋一 小沼
圭一 古川
明久 川口
隆次 黒河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002082496A priority Critical patent/JP3925264B2/ja
Publication of JP2003283519A publication Critical patent/JP2003283519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3925264B2 publication Critical patent/JP3925264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現用系と予備系(バックアップ系)との冗長構成を有する高速ネットワークと、迂回経路を形成できる低速ネットワークとを有するネットワークに於いて、障害発生時に、低速ネットワーク側に於ける迂回経路への切替えを迅速化したネットワーク制御システム及び障害救済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高速ネットワークとしては、SDH(Synchronous Digital Hierachy)又はSONET(Synchronous Optical Network)方式を適用したネットワークが知られている。又複数の高速側伝送装置を光伝送路により二重リング状に接続し、SDH又はSONET方式によるフレーム構成で、光信号として伝送するネットワークが知られている。この二重リング伝送路を用いた高速ネットワークとして、UPSR(Uni−directional Path Switched Ring:単一方向パス切替リング)又はBLSR(Bidirectional Line Switched Ring;両方向回線切替リング)等の方式が知られている。
【0003】
このような二重リング伝送路を用いたことにより、例えば、一方のリング伝送路を現用系、他方のリング伝送路を予備系とし、高速伝送装置は、信号断検出や警報検出により、迅速に現用系から予備系に切替えることができる。従って、ネットワークの信頼性を向上することができる。
【0004】
図21は、前述の高速ネットワークと、低速ネットワークとを含むネットワーク構成を示し、101〜104は高速側伝送装置、105は光伝送路、106は低速ネットワーク、107は監視装置、111〜113は低速側伝送装置を示す。高速側伝送装置101〜104を二重リング状に光伝送路105により接続して高速ネットワークを構成するもので、高速側伝送装置101〜104は、高速インタフェース部と、低速インタフェース部と、ドロップ及びインサートの処理等を行うクロスコネクト部等を有する信号編集部とを含むものである。
【0005】
又低速側伝送装置111〜113は、低速側の伝送方式に従った構成を有するものである。例えば、イーサネット(登録商標)の名称で知られているIEEE802.3として標準化されたCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)を適用した伝送方式を用いることができる。この伝送方式による場合、例えば、送信元と送信先とを含むMAC(Media Access Control)ヘッダと、0〜9216バイトのMACデータと、4バイトのフレームチェックシーケンス(FCS)とからなるMACフレームを低速ネットワーク106等を介して伝送することができる。
【0006】
従って、低速側伝送装置111〜113は、交換機,ルータ,ゲートウェイ,レイヤ2スイッチ,レイヤ3スイッチ等により構成することができる。又監視装置107は、高速側伝送装置104を介して各部の状態情報や障害情報等を収集して、ネットワークの保守管理を行うものである。又ユーザ側の端末装置は、低速側伝送装置又は低速ネットワークに接続されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
低速側伝送装置111〜113に於いて処理するMACフレームを高速側伝送装置1〜4を介して伝送する場合に、SDHフレーム又はSONETフレームのペイロードにマッピングして伝送することになり、その場合に、高速ネットワーク側の障害発生は、二重リング状の光伝送路105により高速側伝送装置101〜104間を接続した冗長構成により、現用予備の切替えと同様に伝送経路を切替えて伝送を継続することができる。しかし、両系の障害発生時には、高速ネットワークを介した低速側伝送装置間のデータ伝送ができないことになる。
【0008】
低速側伝送装置では、ルータ間で行われているRIP(Routing Information Protocol)又はOSPF(Open Shortest Path First)等のプロトコルに従ったハローパケットの送受信機能を含むもので、高速ネットワークの障害発生により、高速側伝送装置と低速側伝送装置との間のデータ伝送ができなくなった場合、ハローパケットを所定回数送受信する処理を行い、その結果により高速ネットワーク側の障害発生を認識して、低速側伝送装置は迂回経路への切替えを制御することになる。従って、迂回経路への切替えに要するまでの時間が長くなり、ネットワークの信頼性についての問題があった。
【0009】
又ネットワークの信頼性確認や障害の有無検出等の為に、疎通確認試験を行うことがある。その場合、低速側では、低速ネットワークノードの始点(送信アドレスSA)と終点(受信アドレスDA)とを指定することにより、エンド・ツウ・エンドの疎通確認を行うことができるが、これは、単に始点,終点間の疎通確認のみで、ノード間の経路を意識して行うことができないものであった。又高速側では、始点(送信アドレスSA)から送出する総てのSDHフレームのペイロードに試験用信号が挿入されることになり、ユーザデータを伝送するパスを専有する問題があり、有効にネットワークの信頼性を向上することができないものであった。
【0010】
本発明は、障害発生時には迅速に迂回経路に切替えることにより、高速ネットワークと低速ネットワークとを含むネットワークの信頼性を向上することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のネットワーク制御システムは、図1を参照して説明すると、高速インタフェース部と、低速インタフェース部6とを含む複数の高速側伝送装置1〜4の高速インタフェース部に、冗長構成の光伝送路5からなる高速ネットワークを接続し、低速インタフェース部6に低速側伝送装置11〜13を介して迂回経路に切替可能の低速ネットワーク10を接続し、この低速ネットワーク又は低速側伝送装置に接続された端末装置間でデータを伝送するネットワーク制御システムであって、高速側伝送装置1〜4は、高速インタフェースを介した現用系と予備系との信号断検出又は警報受信検出を行う警報検出部と、この警報検出部により現用系と予備系との両系の信号断検出又は警報受信検出により、低速側伝送装置に対してシャットダウンを行うシャットダウン制御部とを有するものである。
【0012】
又高速側伝送装置1〜4は、低速インタフェース部6を介した低速側伝送装置11〜13からの信号断を検出する入力監視部と、この入力監視部により信号断を検出した時に、高速インタフェース部を介して現用系と予備系との両系に警報信号を挿入するオーバヘッド処理部とを有するものである。又低速側伝送装置は、高速側伝送装置からのシャットダウンにより、低速ネットワークを介した迂回経路に切替える切替制御部を有するものである。
【0013】
又本発明の障害救済方法は、高速インタフェース部と、低速インタフェース部6とを含む複数の高速側伝送装置1〜4の高速インタフェース部に、冗長構成の高速ネットワークを接続し、低速インタフェース部6に低速側伝送装置11〜13を介して迂回経路に切替可能の低速ネットワーク10を接続し、この低速ネットワーク又は低速側伝送装置に接続された端末装置間でデータを伝送するネットワーク制御システムに於ける障害救済方法であって、高速側伝送装置1〜4は、高速インタフェース部を介した現用系と予備系との両系の信号断検出又は該両系からの警報受信検出時に、低速インタフェース部を介して低速側伝送装置に対してシャットダウンを行う過程を含むものである。
【0014】
又低速インタフェース部を介した低速側伝送装置からの信号断検出時に、高速インタフェース部を介して、現用系と予備系との両系に警報信号を送出する過程を含むものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態のネットワーク制御システムの説明図であり、4個の高速側伝送装置1〜4を二重リング状の光伝送路5により接続して高速ネットワークを構成し、例えば、光信号によるSDHフレームによりデータを伝送する。又6は低速インタフェース部、7は監視装置、10は低速ネットワーク、11,12,13は低速側伝送装置を示す。高速側伝送装置1〜4は、冗長構成の光伝送路5の現用予備の切替制御、折り返し接続制御、クロスコネクト機能、インサート・ドロップ機能等を含むものである。
【0016】
又低速ネットワーク10を低速側伝送装置11,13間に接続して、低速側伝送装置11,13間の高速ネットワークを介したデータ伝送に対して、低速ネットワーク10は迂回経路を形成することができる場合を示す。即ち、低速側伝送装置11,13は、迂回経路に切替える切替制御部を備えている。なお、高速側伝送装置1〜4は更に多数接続することを可能であり、又低速側伝送装置12に対して低速ネットワークを接続することも可能である。
【0017】
又低速側伝送装置11〜13及び低速ネットワーク10には、図示を省略した端末装置等を接続するもので、監視装置7及び低速側伝送装置11〜13と高速側伝送装置1〜4との間を光信号で伝送する構成とすることができる。又高速側伝送装置4と接続した監視装置7は、高速ネットワークを介して各部の障害情報等を収集し、各部の保守管理を行うものである。
【0018】
図2は高速側伝送装置の要部機能ブロック図であり、21a,21bはイースト側とウエスト側との光伝送路に接続する高速IF部、22は信号編集部、23は低速インタフェース部、24はシャットダウン制御部、26はグループIDデータベース、31a,31bは電気信号と光信号との変換を行う変換部、32はオーバヘッド処理部、33はグループID比較部、34は警報検出部、35はグループID挿入部、36は入力監視部、37はトラフィック監視部、38は多重部、39は試験フレーム生成・モニタ部、40は試験制御部、41は電気信号と光信号との変換を行う変換部を示す。又実線矢印は、主信号や警報情報等の伝送経路を示し、点線矢印は制御情報の伝送経路を示す。
【0019】
高速IF部21a,21bは、図1に於ける光伝送路5を介してイースト側の高速側伝送装置及びウエスト側の高速側伝送装置と接続し、変換部31a,31bにより電気信号を光信号に変換して送信し、又光信号を受信して電気信号に変換する。又低速インタフェース部23は、図1に於ける低速インタフェース部6に相当し、低速側伝送装置との間を光信号により、前述のIEEE802.3によるMACフレームにより伝送する場合を示す。この低速側伝送装置は、IEEE802.3によるMACフレームを伝送できる交換機,ルータ,ゲートウェイ,LANスイッチ,レイヤ2スイッチ,レイヤ3スイッチ等の構成を有し、例えば、低速ネットワーク10(図1参照)を介して、高速ネットワークに対する迂回経路に切替える機能も含むものである。
【0020】
信号編集部22は、オーバヘッド処理部32とグループID比較部33と警報検出部34とグループID挿入部36と入力監視部37とを含む場合を示し、オーバヘッド処理部32は、SDHフレームのオーバヘッドの各種の情報の抽出及び挿入の処理を行うものである。又警報検出部34は、高速ネットワークの光信号の断や警報情報の検出を行うものである。又入力監視部36は、低速インタフェース部23側の障害の有無等を監視するものである。
【0021】
又シャットダウン制御部24は、信号編集部22の警報検出部34又はグループID比較部33からの制御情報に従って、低速インタフェース部23の変換部41の制御等によりシャットダウン制御を行うものである。又グループIDデータベース25は、低速側伝送装置を接続する低速インタフェース部23のポートを、VLAN(Virtual Local Area Network)と同様にグループ化して、それぞれグループIDを付与して格納したものである。
【0022】
又グループID比較部33は、オーバヘッド処理部32に於いて抽出したグループIDが、自高速側伝送装置の低速インタフェース部23のポート番号に対応するか否かを、グループIDデータベース25を参照して判定するものである。又グループID挿入部35は、障害発生時に、グループIDデータベース25からのグループIDをオーバヘッド処理部32に転送して、SDHフレームに挿入する処理を行う。
【0023】
又低速インタフェース部23は、トラフィック監視部37と多重部38と試験フレーム生成・モニタ部39と試験制御部40と変換部41とを含む機能を有し、多重部38は、レイヤ2スイッチの機能を含むもので、MACフレームのヘッダの送信先アドレスを基に高速ネットワーク側か低速ネットワーク側かの送信先の制御を行い、又ブロードキャスト制御も可能とするものである。
【0024】
又試験制御部40は、疎通試験等を行う機能を含み、試験フレーム生成・モニタ部39を制御して試験フレームを生成し、又トラフィック監視部37による高速ネットワークのトラフィックを監視して、試験フレームの送出等の制御を行うと共に、受信した試験フレームのモニタを行うものである。この場合、試験フレーム生成・モニタ部39に、固有のMACアドレスを付与して、対向高速側伝送装置の試験フレーム生成・モニタ部39間で試験フレームの送受信により、疎通確認試験等を行うことができる。
【0025】
図3は両系断時の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、高速側伝送装置1のイースト側とウエスト側との光伝送路5がa点とb点とに於いて断となった場合には、図4に示す動作によって障害を救済する。即ち、図4の(A)は、図2に示す高速側伝送装置の要部の機能を示し、(B)はステップ(a1)〜(a4)からなる処理フローチャートを示し、(C)はシャットダウンの条件を示す。
【0026】
図3に於けるa点及びb点の障害発生により、高速側伝送装置1の警報検出部34は、イースト側の高速IF部21aとウエスト側の高速IF部21bとを介した警報(LOS;Loss Of Signal)を検出することになる(a1)。それにより、警報検出部34は、シャットダウン制御部24に、高速側の両系断を通知する(a2)。シャットダウン制御部24は、低速インタフェース部23に対してシャットダウン制御を行う(a3)。低速インタフェース部23は、シャットダウン、即ち、低速側伝送装置11に対して信号送出を停止する(a4)。この場合、図2に於ける変換部41を制御して、光信号の送出を停止させる。
【0027】
又低速側伝送装置11,13間で高速ネットワークを介してデータ伝送している場合に、前述のシャットダウンにより、高速側伝送装置1からの信号が断となり、これを低速側伝送装置11が検出して、既に知られている構成及び制御手段により、例えば、低速ネットワーク10を介して低速側伝送装置13との間を接続する迂回経路に切替える。それにより、両系断の高速ネットワークの経路を、低速ネットワーク10を介した迂回経路に切替えてデータの伝送を継続することができる。
【0028】
なお、この場合のシャットダウン制御の判定条件は、(C)に示すように、イースト(East)側とウエスト(West)側との何れか一方のLOS検出の場合は、高速側伝送装置の信号編集部22の制御によって、現用系と予備系との切替えにより低速側伝送装置との間の通信を継続できるから、シャットダウン制御を行わないが、両系のLOS検出の場合のみシャットダウン制御を行うものである。
【0029】
又図3に於いて、光伝送路5のa点とc点とに於いて断となると、高速側伝送装置4は、LOS検出により次の伝送方向の高速側伝送装置1に対してP−AIS(Pass−Alarm Indication Signal;パス警報信号)を送出する。又高速側伝送装置1は、a点の断をLOSにより検出する。この場合、高速側伝送装置1は、P−AISとLOSとを検出することになる。
【0030】
図5は前述のLOS又はP−AIS(Pass−Alarm Indication Signal;パス警報信号)検出によりシャットダウン制御を行う場合の高速側伝送装置の要部の機能(A)と、ステップ(b1)〜(b4)からなる処理フローチャート(B)と、シャットダウンの条件(C)とを示す。この図5の(A)は、図4の(A)の機能と同様であるが、LOS検出又はP−AIS検出を警報検出部34に於いて行うものである。
【0031】
又図5の(B)のステップ(b1)は、警報検出部34に於いて、イースト(East)側とウエスト(West)側との両系からのLOS又はP−AISを検出した場合を示し、それにより、図4の(B)のステップ(a2)〜(a4)と同様なステップ(b2)〜(b4)によりシャットダウン制御部24により低速インタフェース部23に対するシャットダウン制御を行う。
【0032】
又図5の(C)のシャットダウン制御の条件は、図4の(C)に示す条件と同様に、イースト(East)側とウエスト(West)側との両系のLOS又はP−AISを検出した場合のみ、シャットダウン制御有りとするものである。従って、図3に於けるa点とc点との光伝送路の断により、高速側伝送装置1は、ウエスト側のP−AISを検出し、同時に、イースト側のLOSを検出することになるから、シャットダウン制御を行う。それにより、低速側伝送装置11に於ける迂回経路への切替えが行われる。
【0033】
図6は入力監視部に於ける障害検出時の説明図であり、高速側伝送装置の要部を示し、低速インタフェース部23と図示を省略した低速側伝送装置との間のd点に於ける断又は低速インタフェース部23の障害や抜去等によるe点に於ける断が発生すると、入力監視部36は低速側の断検出を行ってオーバヘッド処理部32を制御して、P−AISを挿入し、高速IF部21a,21bを介してP−AISを送出する。
【0034】
図7は図6のd点の断の場合の処理フローチャート(A)と、P−AIS送出の判定条件(B)とを示す。図6に於けるd点の障害により、入力監視部36は低速インタフェース部23を介した低速側伝送装置からの入力断を検出する(c1)。そして、オーバヘッド処理部32に低速側入力断検出を通知する(c2)。オーバヘッド処理部32は、低速側に対応するパスのオーバヘッドにP−AISを挿入して、高速インタフェース部(高速IF部21a,21b)に送出する(c3)。
【0035】
それにより、高速インタフェース部のイースト側の高速IF部21aとウエスト側の高速IF部21bから両系の光伝送路にP−AISが送出されることになる。この高速側伝送装置に対向した高速側伝送装置は、図5について説明した処理により、両系からのP−AISを受信検出することにより、低速インタフェース部をシャットダウンする(c4)。この場合のP−AISの挿入条件は、図7の(B)に示すように、入力監視部36に於いて低速インタフェース部の入力断を検出した場合である。
【0036】
図8は図6のe点の断に相当する低速インタフェース部側の障害の場合の処理フローチャート(A)と、P−AIS送出の判定条件(B)とを示す。低速インタフェース部23の障害や抜去により、図6のe点の断に相当する障害発生となる。これを入力監視部36により検出し(d1)、オーバヘッド処理部32に低速側入力断を通知する(d2)。
【0037】
オーバヘッド処理部32は、図7のステップ(c3)と同様に、低速側に対応するパスのオーバヘッドにP−AISを挿入して高速インタフェース部(高速IF部21a,21b)に送出する(d3)。それにより、高速インタフェース部のイースト側の高速IF部21aとウエスト側の高速IF部21bから両系の光伝送路にP−AISが送出されることになる。この高速側伝送装置に対向した高速側伝送装置は、図5について説明した処理により、両系からのP−AISを受信検出することにより、低速インタフェース部をシャットダウンする(d4)。この場合のP−AISの挿入条件は、図8の(B)に示すように、低速インタフェース部が故障又は抜去の場合で、この状態を入力監視部36に於いて検出した時に、P−AIS挿入を行う。
【0038】
図9は障害発生時の説明図であり、図1及び図3と同一符号は同一部分を示し、光伝送路5のa点とb点とに障害が発生した場合を示す。高速側伝送装置1は、図3及び図4について説明したように、両系のLOS検出により、低速インタフェース部6のシャットダウンを行い、それにより、低速側伝送装置11は迂回経路に切替える。又高速側伝送装置1は、P−RDI(Pass−RemoteDefect Indication;遠端受信故障表示)を送出する。それにより、対向高速側伝送装置3に於いて両系のR−RDIを検出し、低速インタフェース部6のシャットダウンを行う。それにより、低速側伝送装置13は迂回経路に切替える。従って、対向した低速側伝送装置11,13間は迂回経路に切替えてデータを伝送することができる。
【0039】
図10は前述のP−RDI挿入の場合の高速側伝送装置の要部の機能(A)と判定条件(B)とを示すもので、警報検出部34に於いて両系のLOS検出を行うと、図4について説明した場合と同様にシャットダウン制御部24に通知し、シャットダウン制御部24は低速インタフェース部23のシャットダウンを行う。それにより、この低速インタフェース部23に接続された低速側伝送装置は迂回経路に切替える。
【0040】
又警報検出部34は、オーバヘッド処理部32に両系の断検出を通知し、オーバヘッド処理部32は、P−RDIをオーバヘッドに挿入して、イースト側の高速IF部21aとウエスト側の高速IF部21bとを介して両系に送出する。それにより、対向する高速側伝送装置の警報検出部34に於いて両系のP−RDIを検出することになり、シャットダウン制御部24に通知すると、シャットダウン制御部24は低速インタフェース部23のシャットダウンを行う。従って、この低速インタフェース部23に接続された低速側伝送装置は、障害発生後に、迅速に迂回経路に切替えることができる。
【0041】
この場合の判定条件は、図10の(B)に示すように、警報検出部34は、イースト(East)側とウエスト(West)側との両系のLOS又はP−AIS検出の場合のみ、シャットダウン制御を行い、且つP−RDIをオーバヘッドに挿入して送出する。
【0042】
図11は障害発生時のフローチャートを示し、警報検出部34に於いてイースト(East)側とウエスト(West)側との両系の信号断を検出すると(e1)、オーバヘッド処理部32とシャットダウン制御部24とに高速側の両系断を通知する(e2)。それにより、シャットダウン制御部24は低速インタフェース部23をシャットダウンする(e5)。それによって、低速側伝送装置は迂回経路に切替える。又オーバヘッド処理部32は、該当するパスにP−RDIを挿入して両系に送出する(e3)。
【0043】
対向高速側伝送装置に於いては、警報検出部34により両系のP−RDIを検出することなるから、シャットダウン制御部24に通知し、低速インタフェース部23をシャットダウンする(e4)。それにより、低速側伝送装置は迂回経路に切替える。
【0044】
又図9に於いて、a点又はb点の何れか一方でも障害が回復すると、高速側伝送装置1に於いては、図10の(B)に示すシャットダウン判定条件から外れるので、低速インタフェース部6,23のシャットダウンを中止する。それにより、低速側伝送装置11は、迂回経路から高速ネットワーク側に切り戻す。又高速側伝送装置2,4の方向に送出していたP−RDIの送出を停止する。それにより、高速側伝送装置3に於いては、高速側伝送装置2,4を介して両系からのP−RDIの受信がなくなるから、図10の(B)に示すシャットダウン判定条件から外れるので、低速インタフェース部6,23のシャットダウンを中止する。それにより、低速側伝送装置13は、迂回経路から高速ネットワーク側に切り戻して、最初の伝送状態に戻ることになる。
【0045】
図12は低速側障害発生時の説明図であり、図1及び図3と同一符号は同一部分を示す。例えば、高速側伝送装置3と低速側伝送装置13との間の低速側に於けるf点で障害が発生すると、図6に於けるd点に於ける障害発生と同様に、入力監視部36により入力断を検出することになる。この場合、入力断となったポートのグループIDを送出する。即ち、低速インタフェース部23のポート毎にグループIDを付与し、そのポート対応の入力断の場合に、高速側伝送装置3はグループIDを送出する。
【0046】
例えば、高速側伝送装置2には、入力断を示すグループIDに相当するグループIDが存在しないとすると、そのグループIDをそのまま転送する。又高速側伝送装置1に、入力断を示すグループIDに相当するグループIDが存在すると、そのグループIDを受信し、対応するポートのシャットダウン制御を行う。
【0047】
図13はグループIDを用いた障害通知の機能説明図であり、図2と同一符号は同一部分を示す。又図13の(A)は低速側障害発生の高速側伝送装置の機能を示し、(B)はシャットダウン制御を行う高速側伝送装置の機能を示す。
【0048】
図14はグループIDによる動作説明図であり、(A)はステップ(f1),(f2)によるグループIDの送出側の動作、(B)はステップ(g1)〜(g4)によるグループIDの受信側のそれぞれの動作を示す。以下図12と図13と図14とを参照して説明する。
【0049】
低速側伝送装置13と低速側伝送装置11との間でデータ通信を行っている状態に於いて、図12のf点で障害が発生すると、高速側伝送装置3の入力監視部36は、低速インタフェース部23を介した入力信号の断を検出する(f1)。又グループIDデータベース25は、低速インタフェース部23のポートとグループIDとを対応させて格納している。そこで、入力監視部36からのポート対応の入力断検出信号により、グループID挿入部35は、入力断ポート番号情報を基にグループIDデータベース25を検索し、抽出したグループIDをSDHフレームのペイロード内に挿入し、イースト側の高速IF部21aとウエスト側の高速IF部21bとを介して送出する(f2)。
【0050】
高速側伝送装置3と対向してデータ通信を行っている状態の高速側伝送装置1以外の高速側伝送装置2,4に於いては、SDHフレームのペイロード内に挿入されたグループIDを抽出し、グループID比較部33に於いてグループIDデータベース25を参照し、自高速側伝送装置の低速インタフェース部23に該当するポートが存在するか否かを判定し、該当するものが存在しない場合は、そのグループIDを次に転送する(g1)。
【0051】
高速側伝送装置1に於いては、グループIDを受信抽出し、グループID比較部33に於いてグループIDデータベース25を参照し、該当するポートが存在する場合は、シャットダウン制御部24に通知する(g2)。シャットダウン制御部24は、通知されたグループIDのポートに対してシャットダウン制御を行う(g3)。従って、低速インタフェース部23は、該当ポートのシャットダウンを行う(g4)。この場合、低速側伝送装置11は、シャットダウン検出により迂回経路に切替える。
【0052】
図15はグループIDの挿入位置及びシャットダウン判定説明図であり、(A)はSDHフレームを示し、SOH(Section Over Head)はセクションオーバーヘッド、PYR(Payload)はペイロード、RSOH(Regenerator Section Over Head)は中継セクションオーバーヘッド、AUPTR(Administrative UnitPointer)はAUポインタ、MSOH(Multiplex Section Over Head)は端局セクションオーバーヘッド、POH(Path Over Head)はパスオーバーヘッドを示す。
【0053】
図15の(A)に於いては、パスオーバーヘッドPOHを付加したVC−3(Virtual Conteiner−3)の先頭位置に、矢印で示すように、グループIDを挿入し、低速側障害発生時に、高速側伝送装置から光伝送路にこのグループIDを挿入したSDHフレームを送出する。
【0054】
又グループIDとシャットダウンとの条件は、図15の(B)に示すように、転送されたグループIDが自ノードにない場合(自高速側伝送装置の低速インタフェース部23のポート対応のグループIDが存在しない場合)、シャットダウンを行わず、そのグループIDを転送する。又自ノード内に存在する場合は、シャットダウン制御を行う。
【0055】
図16は疎通確認試験の機能説明図であり、低速インタフェース部23の多重部38と試験フレーム生成・モニタ部39とを示し、試験フレーム生成・モニタ部39は、図2に示すように、試験制御部40からの制御に従って試験フレームの生成及び受信した試験フレームのモニタを行うものである。又多重部38は、前述のように、レイヤ2スイッチの機能を含むものであるから、試験フレームの送信先アドレスと送信元アドレスとを基に、高速ネットワーク側に送出するものであるか、又は受信して試験フレーム生成・モニタ部39に転送するかを制御することができる。
【0056】
図17は疎通確認試験のフローチャートを示し、試験制御部40からの指示に従って、試験フレーム生成・モニタ部39は、送信元アドレスSAと送信先アドレスDAとをヘッダに付与したMACフレームを生成して送出する(h1)。多重部38は、レイヤ2スイッチの機能により送信先アドレスDAをチェックして送信方向を決定し、高速側に送信する場合、SDHフレーム内に多重化するマッピング処理を行う(h2)。
【0057】
光伝送路を介して接続された対向装置側に於いては、この試験フレームを受信し、低速インタフェース部23の多重部38に於いて、前述のレイヤ2スイッチの機能により送信先DAを識別して試験フレーム生成・モニタ部39に転送する(h3)。試験フレーム生成・モニタ部39に於いては、その試験フレームのCRC(Cyclic Redundancy Check)等により正常に受信したか否かを判定し(h4)、試験制御部40に通知する。従って、MACフレームの送信先アドレスDAと送信元アドレスSAとの間の疎通確認を行うことができる。
【0058】
図18はSDHフレームの説明図であり、SOHはセクションオーバヘッド、PYRはペイロードを示し、このペイロードPYRに、MACフレームをマッピングするものである。即ち、試験フレームと、試験信号を含まない通常のフレームとをペイロードPYRにマッピングする。この試験フレームには、例えば、対向装置側の試験フレーム生成・モニタ部のアドレスを送信先アドレスとすることにより、多重部38のレイヤ2スイッチの機能によって試験フレーム生成・モニタ部39に試験フレームを転送することができる。
【0059】
図19はSDHフレームの伝送説明図であり、高速側伝送装置51〜54を二重リング型の光伝送路により接続して高速ネットワークを構成し、高速側伝送装置51に接続した低速側伝送装置と、高速側伝送装置53に接続した低速側伝送装置とを対向装置61,62とし、高速側伝送装置51,53間で試験フレームを伝送する場合を示す。
【0060】
又高速側伝送装置51,52,53の経路が運用系、高速側伝送装置51,54,53の経路が予備系の場合を示し、高速ネットワークではSDHフレームとして伝送し、低速側伝送装置との間はMACフレームとして伝送する場合を示す。従って、高速側伝送装置51に於いて試験フレームを生成し、SDHフレームにマッピングして送出し、高速側伝送装置53は、このSDHフレームから試験フレームを抽出し、前述のように、試験フレームのCRC符号のチェック等により疎通確認を行うことができる。この場合、SDHフレームのペイロード内に試験フレームをマッピングするものであるから、他のフレームによる通信には影響を与えないことになる。
【0061】
図20はトラフィック監視による試験フレーム送出の説明図であり、低速インタフェース部23の要部の機能を示し、図2と同一符号は同一部分を示す。トラフィック監視部37は、常時、イースト側とウエスト側との両系のSDHフレームにマッピングされたMACフレームについて監視し、空きが生じているか否かを判定し、空きが生じている場合に、試験制御部40に通知する。
【0062】
試験制御部40は、試験フレーム生成・モニタ部39に試験フレームの送信を指示する。それにより、試験フレーム生成・モニタ部39は、前述のように、指示された送信先アドレスをMACフレームのヘッダに付加し、多重部38に送出する。多重部38は、前述のように、レイヤ2スイッチの機能により送信先アドレスを識別して、信号編集部22に転送し、SDHフレームのペイロードにマッピングし、イースト側とウエスト側との両系に送出する。即ち、図19に示すように、通常のフレームと試験フレームとをペイロードにマッピングしたSDHフレームを高速ネットワークを介して伝送することができる。この場合の処理フローチャートは、図17に示す場合と同様となる。
【0063】
又図19に於いて、運用系のパスを介して試験フレームを伝送する場合を示すが、予備系のパスを介して試験フレームを伝送し、運用系に対して全く影響を与えることなく、試験フレームの伝送を行うことも可能である。
【0064】
(付記1)高速インタフェース部と、低速インタフェース部とを含む複数の高速側伝送装置の前記高速インタフェース部に、冗長構成の高速ネットワークを接続し、前記低速インタフェース部に低速側伝送装置を介して迂回経路に切替可能の低速ネットワークを接続し、該低速ネットワーク又は前記低速側伝送装置に接続された端末装置間でデータを伝送するネットワーク制御システムに於いて、前記高速側伝送装置は、前記高速インタフェースを介した現用系と予備系との信号断検出又は警報受信検出を行う警報検出部と、該警報検出部により前記現用系と前記予備系との両系の信号断検出又は警報受信検出により前記低速側伝送装置に対してシャットダウンを行うシャットダウン制御部とを有することを特徴とするネットワーク制御システム。
(付記2)前記高速側伝送装置は、前記低速インタフェース部を介した前記低速側伝送装置からの信号断を検出する入力監視部と、該入力監視部により信号断を検出した時に、前記高速インタフェース部を介して前記現用系と前記予備系との両系に警報信号を挿入するオーバヘッド処理部とを有することを特徴とする付記1記載のネットワーク制御システム。
(付記3)前記低速側伝送装置は、前記高速側伝送装置からのシャットダウンにより、前記低速ネットワークを介した迂回経路に切替える切替制御部を有することを特徴とする付記1記載のネットワーク制御システム。
【0065】
(付記4)前記高速側伝送装置は、グループIDデータベースと、前記低速側伝送装置に於ける入力断となったポートのグループIDを前記グループIDデータベースを参照してSDHフレームに挿入するグループID挿入部と、前記グループIDを受信して前記グループIDデータベースを参照して自装置のポートか否かを判定するグループID比較部と、自装置のポートの場合に、該ポートに対してシャットダウン制御を行うシャットダウン制御部とを含む構成を有することを特徴とする付記1記載のネットワーク制御システム。
(付記5)前記高速側伝送装置は、試験制御部と、該試験制御部からの制御に従って試験フレームを生成し、且つ受信した試験フレームをモニタする試験フレーム生成・モニタ部と、トラフィックを監視して前記試験フレームの送出の可否を前記試験制御部に通知するトラフィック監視部とを有することを特徴とする付記1記載のネットワーク制御システム。
(付記6)前記高速側伝送装置は、前記試験フレーム生成・モニタ部から生成した試験フレームを、前記高速ネットワークを介して伝送するSDHフレームのペイロードに挿入して送出する構成を有することを特徴とする付記1記載のネットワーク制御システム。
【0066】
(付記7)高速インタフェース部と、低速インタフェース部とを含む複数の高速側伝送装置の前記高速インタフェース部に、冗長構成の高速ネットワークを接続し、前記低速インタフェース部に低速側伝送装置を介して迂回経路に切替可能の低速ネットワークを接続し、該低速ネットワーク又は前記低速側伝送装置に接続された端末装置間でデータを伝送するネットワーク制御システムに於ける障害救済方法に於いて、前記高速側伝送装置は、前記高速インタフェース部を介した現用系と予備系との両系の信号断検出又は該両系からの警報受信検出時に、前記低速インタフェース部を介して前記低速側伝送装置に対してシャットダウンを行う過程を含むことを特徴とする障害救済方法。
(付記8)前記低速インタフェース部を介した前記低速側伝送装置からの信号断検出時に、前記高速インタフェース部を介して前記現用系と前記予備系との両系に警報信号を送出する過程を含むことを特徴とする付記7記載の障害救済方法。
(付記9)前記低速側伝送装置は、前記高速側伝送装置の前記低速インタフェース部によるシャットダウンを検出して、前記低速ネットワークを介した迂回経路に切替える過程を含むことを特徴とする付記7記載の障害救済方法。
(付記10)前記高速ネットワークを介して伝送するSDHフレームのペイロードに、試験フレームを挿入して伝送して、疎通確認試験を行う過程を含むことを特徴とする付記7記載の障害救済方法。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、高速ネットワークと低速ネットワークとを含むネットワークに於いて、高速ネットワークの現用系と予備系との両系の信号断検出又は警報受信検出時に、高速側伝送装置の低速インタフェース部は、低速側伝送装置に対してシャットダウン制御を行い、低速側伝送装置は、そのシャットダウンに従って迂回経路に切替えることにより、ハローパケットの送受信を繰り返す従来例に比較して迅速に切替えることができる利点がある。又低速側伝送装置からの信号断検出により、高速側伝送装置は、現用系と予備系との両系に警報信号を送出することにより、対向側の高速側伝送装置は、両系からの警報信号を検出して、低速側伝送装置に対するシャットダウン制御を行い、低速側伝送装置に於いて迅速に迂回経路への切替えを行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のネットワーク制御システムの説明図である。
【図2】高速側伝送装置の要部機能ブロック図である。
【図3】両系断時の説明図である。
【図4】両系断時の動作説明図である。
【図5】両系のLOS又はP−AIS検出時の説明図である。
【図6】入力監視部に於ける障害検出時の説明図である。
【図7】入力断検出時の説明図である。
【図8】入力断検出時の説明図である。
【図9】障害発生時の説明図である。
【図10】障害発生時の処理説明図である。
【図11】障害発生時のフローチャートである。
【図12】低速側障害発生時の説明図である。
【図13】グループIDを用いた障害通知の機能説明図である。
【図14】グループIDによる動作説明図である。
【図15】グループIDの挿入位置及びシャットダウン判定説明図である。
【図16】疎通確認試験の説明図である。
【図17】疎通確認試験のフローチャートである。
【図18】SDHフレームの説明図である。
【図19】試験フレームの伝送説明図である。
【図20】トラフィック監視による試験フレーム送出の説明図である。
【図21】ネットワークの説明図である。
【符号の説明】
1〜4 高速側伝送装置
5 光伝送路
6 低速インタフェース部
7 監視装置
10 低速ネットワーク
11〜13 低速側伝送装置
21a,21b 高速IF部
22 信号編集部
23 低速インタフェース部
24 シャットダウン制御部
25 グループIDデータベース
32 オーバヘッド処理部
33 グループID比較部
34 警報検出部
35 グループID挿入部
36 入力監視部
37 トラフィック監視部
38 多重部
39 試験フレーム生成・モニタ部
40 試験制御部

Claims (5)

  1. 高速インタフェース部と、低速インタフェース部とを含む複数の高速側伝送装置の前記高速インタフェース部に、冗長構成の高速ネットワークを接続し、前記低速インタフェース部に低速側伝送装置を介して迂回経路に切替可能の低速ネットワークを接続し、該低速ネットワーク又は前記低速側伝送装置に接続された端末装置間でデータを伝送するネットワーク制御システムに於いて、
    前記高速側伝送装置は、前記高速インタフェースを介した現用系と予備系との信号断検出又は警報受信検出を行う警報検出部と、該警報検出部により前記現用系と前記予備系との両系の信号断検出又は警報受信検出により前記低速側伝送装置に対してシャットダウンを行うシャットダウン制御部とを有する
    ことを特徴とするネットワーク制御システム。
  2. 前記高速側伝送装置は、前記低速インタフェース部を介した前記低速側伝送装置からの信号断を検出する入力監視部と、該入力監視部により信号断を検出した時に、前記高速インタフェース部を介して前記現用系と前記予備系との両系に警報信号を挿入するオーバヘッド処理部とを有することを特徴とする請求項1記載のネットワーク制御システム。
  3. 前記低速側伝送装置は、前記高速側伝送装置からのシャットダウンにより、前記低速ネットワークを介した迂回経路に切替える切替制御部を有することを特徴とする請求項1記載のネットワーク制御システム。
  4. 高速インタフェース部と、低速インタフェース部とを含む複数の高速側伝送装置の前記高速インタフェース部に、冗長構成の高速ネットワークを接続し、前記低速インタフェース部に低速側伝送装置を介して迂回経路に切替可能の低速ネットワークを接続し、該低速ネットワーク又は前記低速側伝送装置に接続された端末装置間でデータを伝送するネットワーク制御システムに於ける障害救済方法に於いて、
    前記高速側伝送装置は、前記高速インタフェース部を介した現用系と予備系との両系の信号断検出又は該両系からの警報受信検出時に、前記低速インタフェース部を介して前記低速側伝送装置に対してシャットダウンを行う過程を含む
    ことを特徴とする障害救済方法。
  5. 前記低速インタフェース部を介した前記低速側伝送装置からの信号断検出時に、前記高速インタフェース部を介して前記現用系と前記予備系との両系に警報信号を送出する過程を含むことを特徴とする請求項4記載の障害救済方法。
JP2002082496A 2002-03-25 2002-03-25 ネットワーク制御システム及び障害救済方法 Expired - Fee Related JP3925264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082496A JP3925264B2 (ja) 2002-03-25 2002-03-25 ネットワーク制御システム及び障害救済方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002082496A JP3925264B2 (ja) 2002-03-25 2002-03-25 ネットワーク制御システム及び障害救済方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003283519A JP2003283519A (ja) 2003-10-03
JP3925264B2 true JP3925264B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=29230658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002082496A Expired - Fee Related JP3925264B2 (ja) 2002-03-25 2002-03-25 ネットワーク制御システム及び障害救済方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3925264B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010050872A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Fujitsu Telecom Networks Ltd データ伝送システム及びデータ伝送制御方法
JP2014107652A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Mitsubishi Electric Corp パケット中継装置および広域公衆回線迂回装置
KR102204287B1 (ko) * 2018-05-18 2021-01-15 주식회사 케이티 망 장비의 교점 정보를 이용하여 망 장애를 판단하는 장치 및 방법
CN114501172A (zh) * 2020-11-11 2022-05-13 荣群电讯股份有限公司 电信等级网络交换机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003283519A (ja) 2003-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7315511B2 (en) Transmitter, SONET/SDH transmitter, and transmission system
US7606886B1 (en) Method and system for providing operations, administration, and maintenance capabilities in packet over optics networks
US7027390B2 (en) Packet routing apparatus and a method of communicating a packet
US7042835B1 (en) Method and apparatus for ensuring survivability of inter-ring traffic
US7426179B1 (en) Method and apparatus for signaling path restoration information in a mesh network
US8218434B1 (en) Ethernet facility and equipment protection
JP2008141754A (ja) ローカルエリアネットワーク(lan)接続の保護を提供する方法、マルチサービスプラットフォーム及びシステム
US6967948B2 (en) Out-of-band signalling apparatus and method for an optical cross connect
JP4565751B2 (ja) 伝送装置
WO2005079015A1 (ja) イーサネットワーク信号の障害に対する救済を可能とするsdh伝送装置
US20060077991A1 (en) Transmission apparatus and transmission system
US7463655B2 (en) Method of transmitting data with redundant structure, and device for transmitting data by said method
JP3925264B2 (ja) ネットワーク制御システム及び障害救済方法
WO2007125599A1 (ja) 障害処理システム
JPWO2003015351A1 (ja) 通信方法および通信装置
JP3790097B2 (ja) リングネットワークの局認識方法
US20060064479A1 (en) Method for protection of ethernet traffic in optical ring networks
JP4838677B2 (ja) 伝送装置
JP3711042B2 (ja) プロトコル変換装置及び通信システム
JP2001326620A (ja) スタンバイパスアクセス方法および装置
JP3226773B2 (ja) 複数のリングノードのうちの所定のリングノードに用いる方法とリングノード伝送システムにおいて通信回路を確定的にスケルチする方法
JP5359439B2 (ja) 伝送装置及びsdh伝送路切替方法
JP3496536B2 (ja) 多重化伝送方法及び装置
JP2004328621A (ja) 光ネットワークシステム及び回線切替制御方法
JP2004363908A (ja) 伝送システムとその伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees