JP3924925B2 - プリンタ、プリンタにおける用紙セット指示方法、印刷システム、記録媒体、及び、プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ、プリンタにおける用紙セット指示方法、印刷システム、記録媒体、及び、プリンタ制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、プリンタにおける用紙セット指示方法、印刷システム、記録媒体、及び、プリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複数台のコンピュータを回線で結んでネットワーク(LAN)を構成し資源の共有化をはかることが行われている。多くの場合、プリンタもこのネットワークに接続されており、小数のプリンタを多数のユーザで共用することが行われる。このようなネットワーク上のプリンタを利用するにあたって、ユーザは各コンピュータ上で作成した、又は、他から取り込んだ文書、図面、写真等の像をプリンタドライバを利用して印刷することができる。
【0003】
一方、このようなネットワークに接続されるプリンタは、数百枚程度の用紙を収納することのできるカセットをいくつか備えているとともに、通常使用頻度の少ない特別の用紙(例えば、OHP用紙、はがき、その他非定型サイズの用紙)のための手差給紙口を備えている。
【0004】
手差給紙口を備えたプリンタにおいて、手差印刷ジョブを実行させる場合、ユーザは手差印刷ジョブを指示してから、用紙を手差給紙口に載置するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の印刷ジョブを記憶することのできるプリンタで手差印刷ジョブを実行しようとした場合、あるユーザが手差印刷ジョブを指示し、手差給紙口に用紙を載置した時点で、既に他の手差印刷ジョブが要求されていた場合には、先にその手差印刷ジョブが実行されるので、その手差印刷ジョブは所望しない用紙に印刷されてしまうことになる。
【0006】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題は次の解決手段によって解決される。
【0008】
「第1番目の発明」
表示部を持つ端末装置と接続され、手差給紙口を持つプリンタにおいて、
端末装置からの印刷ジョブを順次記憶する記憶手段と、
端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断手段と、
記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2判断手段と、
第1判断手段によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、第2判断手段によって、記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する通知手段と、
を有することを特徴とするプリンタ。
【0009】
「第2番目の発明」
第1番目の発明のプリンタが、さらに、
手差印刷ジョブの終了を検出する手差印刷ジョブ終了検出手段と、
記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に他の手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第3判断手段とを有し、
上記通知手段は、手差印刷ジョブ終了が検出され、第3判断手段によって他の手差印刷ジョブがあると判断された場合、次に実行する手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を通知するものであることを特徴とするプリンタ。
【0010】
「第3番目の発明」
第1番目の発明のプリンタが、さらに、
記憶手段に記憶されている印刷ジョブのうち、N番目に実行される印刷ジョブが手差印刷ジョブであるか否かを判断する第4判断手段とを有し、
上記通知手段は、N番目に実行される印刷ジョブが手差印刷ジョブであると判断された場合、その手差印刷ジョブを要求した端末装置に、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を通知するものであること
を特徴とするプリンタ。
【0011】
「第4番目の発明」
表示部を持つ端末装置と接続された、手差給紙口を持つプリンタにおける用紙セット指示方法であって、この方法は、
端末装置からの印刷ジョブを順次記憶手段に記憶させる印刷ジョブ記憶ステップと、
端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断ステップと、
上記印刷ジョブ記憶ステップにより記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2の判断ステップと、
上記第1の判断ステップによって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、且つ、上記第2の判断ステップによって、上記印刷ジョブ記憶ステップにおいて記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、上記手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する通知ステップと、
を備えたことを特徴とするプリンタにおける用紙セット指示方法。
【0012】
「第5番目の発明」
表示部を持つ端末装置と、この端末装置と接続された手差給紙口を持つプリンタとを備えた印刷システムにおいて、
端末装置からの印刷ジョブをプリンタにおいて順次記憶する記憶機能と、
端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断するプリンタにおける第1判断機能と、
上記記憶機能により記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断するプリンタにおける第2判断機能と、
上記第1判断機能によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、上記第2判断機能によって、上記記憶機能により記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、上記手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知するプリンタにおける第1通知機能と、
を備えたことを特徴とする印刷システム。
【0013】
「第6番目の発明」
表示部を持つ端末装置と接続されるところの、手差給紙口を持つプリンタのためのプログラムが記録された記録媒体であって、この記録媒体に記録されたプログラムは、
端末装置からの印刷ジョブを順次記憶させる記憶機能と、
端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断機能と、
上記記憶機能により記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2判断機能と、
上記第1判断機能によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、且つ、上記第2判断機能によって、上記記憶機能により記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、上記手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する第1通知機能と、
をプリンタに実現させるプログラムであることを特徴とする記録媒体。
【0014】
「第7番目の発明」
表示部を持つ端末装置と接続され、手差給紙口を持つプリンタを制御するプリンタ制御装置において、
端末装置からの印刷ジョブを順次記憶する記憶手段と、
端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記プリンタの手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断手段と、
記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2判断手段と、
第1判断手段によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、第2判断手段によって、記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する通知手段と、
を有することを特徴とするプリンタ制御装置。
【0015】
【実施例】
通常、デジタル複写機は複写機としての機能とプリンタとしての機能を有している。本実施例において、デジタル複写機ないしは単に複写機といった場合、特に断りがなければ、それはデジタル複写機のプリンタとしての機能に着目したものであって、この限りで実質上プリンタと区別されるものではない。
【0016】
「システム概要」
図1は本発明のシステム構成図である。本システムはネットワークNW、デジタル複写機1、プリンタサーバコンピュータPS、複数のクライアントコンピュータCC1〜CC4から構成される。プリンタサーバコンピュータPS、複数のクライアントコンピュータCC1〜CC4は、ネットワークNWを介して接続されており、これによって、クライアン卜コンピュータCC1〜CC4−プリンタサーバコンピュータPS間、あるいはクライアントコンピュータCC1〜CC4間どうしで、画像データや各種のコマンド等のデータ通信を行うことができる。
【0017】
また、デジタル複写機1は、プリンタサーバコンピュータPSに接続されており、これによってデジタル複写機1は、原稿の複写をするといった通常の機能以外に、プリンタサーバコンピュータPS経由でクライアントコンピュータCC1〜CC4から受信した画像データをプリントアウトすることが可能となる。
【0018】
「デジタル複写機の内部の概要」
図2は本発明に係るデジタル複写機1の全体構成を示す断面図である。
【0019】
複写機1は、イメージリーダIRとページプリンタPRT及び外部インターフェースユニットIUとから構成されるデジタル複写機である。
【0020】
イメージリーダIRの本体は、原稿台ガラス18上に載置された原稿を画素に分解して読み取る走査系10、走査系10が出力する光電変換信号の量子化と種々の画像形成モードに応じた信号処理とを行う画像処理部20、及び原稿に対応した画像データを記憶するメモリユニット部30から構成されている。
【0021】
そして、この本体の上部に原稿カバーを兼ねた付加装置である自動原稿送り装置(ADFR)500が、その後端部を支点に開閉可能に組み付けられている。
【0022】
走査系10は、ライン走査方式の画像読み取り機構であって、原稿照射用ランプ11とミラー12とを有したスキャナ19、固定ミラー13a、13b、集光レンズ14、CCDアレイからなるイメージセンサ16、及びスキャナ19を駆動するスキャンモータM2から構成されている。画像信号処理部20及び、メモリユニット部30については後述する。
【0023】
ADFR500は、原稿スタッカ510上にセットされた原稿を、給紙ローラ501、捌きローラ502、捌きパット503、中間ローラ504、レジストローラ505及び搬送ベルト506によって原稿排出トレイ511上に排出する。
【0024】
ADFR500には、原稿スケール512、原稿の有無を検出する原稿センサSE50、原稿サイズセンサSE51、及び排出センサSE52が設けられている。
【0025】
ぺージプリンタPRTは、露光制御信号を出力する印刷処理部40、半導体レーザ62を光源とするプリントヘッド60、感光体ドラム71とその周辺装置からなる現像・転写系70A、定着ローラ対84及び排出ローラ対85などを有した定着・排出系70B、及びユニット600を含む循環式の用紙搬送系70Cなどから構成され、イメージリーダIRから転送された画像データまたは外部インターフェースユニットIUを介して受信した画像データに基づいて電子写真プロセスによって複写画像をプリントする。
【0026】
ページプリンタPRTの下部には数百枚程度の用紙を収納できる2つの用紙カセット80a、80b、用紙サイズ検出センサSE11、12とOHP用紙、ハガキ、その他非定形サイズの用紙を収納できるマルチ手差し給紙口80c、マルチ手差し用紙サイズ検出センサSE13、及び給紙用ローラ群が設けられている。
【0027】
また、2つの用紙カセット及びマルチ手差し給紙口の用紙有無を検出するエンプティセンサSE11E、SE12E、SE13Eも設けられている。
【0028】
図3及び図4はデジタル複写機1の制御部100の構成を示すブロック図である。
【0029】
制御部100は、9個のCPU101〜109を中心に構成され、これら各CPU101〜109には、それぞれプログラムを格納したROM111〜119が設けられている。なお、CPU106はメモリユニット部30内に、CPU109は外部インターフェース部IU内に設けられている。
【0030】
CPU101は、操作パネルOPの各種操作キーからの信号入力や表示の制御を行う。CPU102は、画像信号処理部20の各部の制御を行い、CPU103は走査系10の駆動制御を行う。CPU104は、印刷処理部40を含むページプリンタPRTの制御を行う。
【0031】
CPU105は、制御部100の全体的なタイミング調整、及び動作モードの設定のための処理を担う。そのため、CPU105は、他のCPUとのシリアル通信を行って、制御に必要なコマンドやレポートなどの送受を行う。
【0032】
CPU106は、画像情報の記憶及び読み出しの制御を行う。CPU107は、ADFR500による原稿搬送の制御を行う。そしてCPU108は、再給紙ユニット600の制御を行う。
【0033】
CPU109は、外部インターフェースユニット部においてプリンタサーバコンピュータからの画像情報の受信及びメモリユニット部への転送制御を行う。
【0034】
図5はメモリユニット部30の構成を示す図である。
【0035】
読み込み時は、イメージリーダIRで読み込まれた画像データD2が、まず入力ページメモリ301に転送される。
【0036】
また入力ページメモリ301に転送された画像は圧縮器302によってページ単位で画像を圧縮し、符号メモリ303へ転送される。同様に、外部インターフェースユニットで受信した画像データも入力ページメモリ301に転送され、圧縮器302によってページ単位で画像を圧縮し、符号メモリ303へ転送される。
【0037】
プリント時は、符号メモリ303内の圧縮された画像を伸張器304によって伸張する。また画像回転の必要な場合は伸張時にページ単位で回転器で回転処理を行い回転処理と伸張処理を同時に行う。伸張された画像データは出力ページメモリ305に転送される。
【0038】
画像出力時は出力ページメモリ305から印刷処理部へ画像データが転送される。図3、図4中の太い矢印のデータ転送は、コピー速度の向上のために互いに独立して且つ平行に動作可能に構成されており、データがそれぞれ図示しないDMAコントローラによりDMA転送されるようになっている。
【0039】
また、メモリユニット部30は、ROM116に格納されているプログラムに従いCPU106が制御する。プログラムを動作させるときに必要なパラメータなどはシステムRAM126に格納する。
【0040】
原稿画像の一時的な記憶に際しては、符号メモリ303はRAM126内に設けられた管理テーブルによって管理される。
【0041】
図6はプリンタサーバコンピュータPSの構成図である。プリンタサーバコンピュータPS本体は、プリンタサーバコンピュータの中央制御のためのCPUγ01、メモリγ02、ハードディスクγ04を制御するためのハードディスクコントローラγ03、画像データの一時登録や各種データ記憶のためのハードディスクγ04、クライアントコンピュータCC1〜CC4とのネットワークNW上のプロトコルを制御するためのネットワークコントローラγ05、ディスプレイγ11表示を制御するディスプレイコントローラγ06、ディスプレイメモリγ07、キーボードγ12入力を制御するキーボードコントローラγ08、マウスγ13入力を制御するマウスコントローラγ09、クライアントコンピュータCC1〜CC4から受信するページ記述言語等で記述された画像データをビットマップ・イメージに展開するラスタイメージ発生部γ14、デジタル複写機1との間の画像データやステータス情報の送受信を制御するI/Fコントローラγ15からなり、これに、レイアウト・編集・メニュー表示等を行うためのディスプレイγ11、サーバ管理者の指示を入力するためのキーボードγ12、マウスγ13を接続して操作するようになっている。
【0042】
クライアントコンピュータCC1〜CC4は上述のプリンタサーバコンピュータとほぼ同様の構成を備えている。
【0043】
図7は管理テーブルの概略図である。原稿を読み取って圧縮する際には、画像情報をジョブ単位で管理する必要があるため、ジョブ内で複数ページが分割されて記憶される。そこでテーブルは分割されたページ単位の情報を記憶するテーブル(T−2)と、ジョブ単位の情報を記憶するテーブル(T−1)を持っている。
【0044】
ジョブ単位情報(T−1)は、ジョブIDとジョブの登録状態とページ管理情報はどこに記憶しているかといった情報と指定枚数(部数)、OHPと合紙コピーの設定の有無、給紙口選択情報を示すコピーモード等を記憶している。また、ページ管理情報(T−2)では、圧縮画像データがどこにあるかを記憶している。
【0045】
CPU106はCPU105からの指示により、入力ページメモリ301から画像データを読み出して圧縮する際に、管理テーブルの情報を作成しながら、圧縮器302を制御して符号メモリ303に圧縮画像データを格納していく。
【0046】
また、画像データを出力する際には、それと逆の動作により符号メモリ303から圧縮画像データを読み出していく。管理テーブル内の情報は、該当ページの情報が正常に読み出され、オペレータの指定した枚数(部数)Mのコピーが完了したときに消去される。
【0047】
次に、原稿読み込みプリントデータ受信及びプリントに関する複写機1の動作シーケンスについて、各CPU101〜106の間でやりとりされる要求コマンド(Q)、レポート(A)、又はデータの流れを中心に図8及び図9に基づいて説明する。なお、同図中の「Q」は「要求」を、同「A」は「通知」を意味する省略である。
【0048】
図8はプリンタサーバコンピュータからのプリントデータ受信動作の概略のシーケンスを示す図である。
【0049】
プリントデータ受信動作では、外部インターフェースユニット部IUからメモリユニット部30へ画像データが転送される。
【0050】
まず、全体のシーケンスを管理しているCPU105が、CPU106に対してメモリ準備を要求する。これを受けて、CPU106は内部ハードウェアに対しデュアルポートRAM(DPRAM)136を介して外部インターフェースユニット部IUからの画像データをメモリユニット部30へ転送させるためのバス接続状態の設定を行う。
【0051】
これらの設定が終わって準備が完了すると、CPU106はCPU105に対してメモリ準備の完了を通知する。CPU105がCPU106、109に対してデータ転送を要求すると、CPU109がプリンタサーバコンピュータに対してデータ転送を要求する。
【0052】
プリンタサーバコンピュータにおいてデータ転送準備が完了すると、プリントデータ(画像データ)が外部インターフェースユニット部IUからメモリユニット部30に転送される。
【0053】
CPU109、106から転送完了が通知されると、CPU105はCPU106に対してデータ圧縮を要求する。これを受けて、CPU106は、各部の起動を行う。これによって圧縮処理が行われ、符号データが符号メモリ303に格納される。
【0054】
圧縮処理が完了すると、CPU106からCPU105に圧縮の完了を通知する。
【0055】
図9はプリント動作の概略を示す図である。
【0056】
プリント動作では、符号メモリ303から画像データが読み出され、その画像データに基づいて用紙に複写画像がプリントされる。
【0057】
CPU105はCPU106に対してデータ伸張を要求する。CPU106は各部の起動を行う。これによって伸張処理が行われ、画像データが出力ページメモリ305に書き込まれる。
【0058】
伸張処理が終了すると、CPU105はCPU106に対して出力ページメモリ305から画像データを読み出すためのメモリ準備要求を要求する。これを受けて、CPU106は内部ハードウェアに対して出力ページメモリ305から印刷処理部40へ画像データD3を出力するためのバス接続状態の設定、回転処理のための設定などを行う。
【0059】
これらの設定が終わって準備が完了し、その通知を受けると、CPU105はCPU106、104に対してプリントを要求する。CPU104からCPU105に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポートが送られ、その後、入力ページメモリ305から読み出された画像データD3が印刷処理部40に出力され、プリントが行われる。
【0060】
プリントが終了すると、CPU106、CPU104がCPU105に対してプリント完了レポート及びイジェクト完了レポートを送る。これらのレポートを受け取ったCPU105は、必要に応じてCPU106に対してメモリクリヤ要求を与える。
【0061】
以下、フローチャートに基づいて、本発明の実施例の制御を中心に複写機1の動作をさらに詳しく説明する。
【0062】
図10はデジタル複写機1の制御を統括するCPU105のメインフローチャートである。
【0063】
CPU105は、スタート(#B00)すると、初期設定(#B01)を行った後、内部タイマのセット(#B02)、他のCPUからの入力データをチェックする入力データ解析処理(#B03)、操作内容に応じて動作モードを定めるモード設定処理(#B04)、読み込み処理(#B05)、プリント処理(#B06)、コマンドを通信ポートに待機させる出力データセット(#B07)、その他の処理(#B08)、及び内部タイマの待ち合わせ(#B09)を繰り返し実行する。
【0064】
ステップ#B06のプリント処理では、プリントに関するジョブの読み出し及び切り換えを行う。つまり、図7に示した管理テーブルを見て、このテーブルにジョブが現在登録されているか否かをチェックし、登録されていなければそのままこのルーチンを抜けるが、管理テーブルにジョブが登録されていれば、図7の管理テーブル内のジョブ待ち行列の先頭にあるジョブをこれからプリントするジョブとするために印刷ジョブIDの更新をした後そのジョブのプリントシーケンスを実行する。
【0065】
なお、手差給紙口に用紙が置かれないままで、プリンタに対して手差印刷ジョブ実行指示が出された場合、プリンタはエンプティセンサSE13Eにより、手差給紙口に用紙がないことを認識しており、プリントシーケンスを即座に実行させずに、保留状態を維持する。
【0066】
この際、手差印刷ジョブを登録したユーザに対し、クライアントコンピュータの表示画面に用紙がないことを表示して通知することも併せて行い、該当ユーザに用紙を置くよう促す。
【0067】
その後、手差印刷ジョブを登録したユーザによって手差給紙口に用紙が置かれると、エンプティセンサSE13Eにより、「用紙あり」が検出され、その検出結果に基づいてプリントシーケンスの保留状態を解除し、プリントシーケンスの実行を開始させる。
【0068】
図11は、CPU106(メモリユニット)の動作のフローチャートを示す。
【0069】
メモリユニットが動作開始(#F00)すると、ステップ#F01において、このユニットの初期処理をし、内部タイマをセットする(#F02)。
【0070】
ステップ#F03に進み内部の処理を要求するコマンドをCPU105より受信する。受信したコマンドをステップ#F04からステップ#F08までで解析・判断し、該当する場合、それぞれステップ#F10からステップ#F14までの処理に進み、内部タイマ終了かどうかをチェック(#F09)することにより、ステップ#F02からステップ#F09までの動作を一定時間毎に繰り返す。
【0071】
ステップ#F10「メモリ準備」では、画像信号処理部20や外部インターフェースIUからの画像データを受信する準備をする。
【0072】
ステップ#F11「読み取りデータ受信」では、コピー時にCPU102から読み取りデータを受信する準備をする。データが来れば受け取る。
【0073】
ステップ#F12「データ受信」では、プリント時にCPU109から画像データ、印刷モードを受け取る準備をする。データが来れば受け取る。
【0074】
ステップ#F13「圧縮処理」では、圧縮器302によってページ単位で画像圧縮をする。
【0075】
ステップ#F14「伸張処理」では、符号メモリ303の圧縮された画像を伸張器304によって伸張する。必要に応じ回転器による回転処理も行う。
【0076】
図12は、CPU109(外部インターフェースユニット)の動作のフローチャートを示す。
【0077】
電源投入によりこのルーチンがスタートする(#G00)と、ステップ#G01において外部インターフェースユニットの初期設定をする。次に内部タイマをセットし(#G02)、ステップ#G03に進む。ステップ#G03では、デジタル複写機の動作状態で前回チェックしたときから変化したものをチェックする。ステップ#G04においてステップ#G03でチェックしたステータスが有るかどうかを判定する。
【0078】
ここで「有り」の場合にはステップ#G05に進みそのステータスの内容を解析し、ステップ#G06においてプリンタサーバコンピュータに通知するステータスデータをSCSI用のフォーマットに変換し、ステップ#G07に進む。
【0079】
ステップ#G04の判定が「無し」の場合は、ステップ#G08に進み、ここでプリンタサーバコンピュータから受信したコマンドを解析する。
【0080】
解析した結果が次のステップ#G09からステップ#G12までのチェックで該当する場合、ステップ#G13からステップ#G16までの処理に分岐する。
【0081】
ステップ#G13の「ポーリング応答」処理では、プリンタサーバコンピュータのポーリングに応答し、デジタル複写機の動作状態を知らせる処理をする。
【0082】
ステップ#G14の「印刷モード設定」処理では、プリントするモード、例えば、枚数、両面プリント、倍率等、を設定する処理をする。
【0083】
ステップ#G15の「画像データ転送」処理では、受信した画像をメモリユニット部30に転送する。
【0084】
ステップ#G16の「ジョブ照会」処理では、図7に示した管理テーブルの状態をプリンタサーバコンピュータに教える。
【0085】
これらの処理をした後、ステップ#G07に進む。
【0086】
ステップ#G07では、内部タイマが終了したかどうかをチェックし、終了するまでこれを繰り返す。
【0087】
内部タイマが終了したらステップ#G02に還り、再び先にみたそれ以下のルーチンを繰り返す。
【0088】
「プリントシーケンスの概要」
図13及び図14はネットワークシステムのプリントシーケンスの概略図である。ここで、この2つの図は本来一つの図を点線の部分で上下に分割したものであり、プリンタサーバコンピュータPS及びデジタル複写機1から下に向かって伸びる線はそれぞれ共通の*1及び*2を付した線に接続されることを示している。
【0089】
ここでは、ユーザがクライアントコンピュータCC1〜CC4上でプリントを指示してから、デジタル複写機1にプリントデータが登録されるまでのシーケンスと、プリントデータがデジタル複写機1からプリントアウトされた後、クライアントコンピュータCC1〜CC4で動作する“ステータス表示アプリケーション”にプリント完了等のステータスが表示されるまでを説明する。
【0090】
(a) 文書の作成
ユーザは、クライアントコンピュータCC1〜CC4上で動作する文書作成アプリケーション*101を用いて、目的の文書の作成・編集*102をおこなう。
【0091】
文書作成アプリケーションプログラム*101は、通常ハードディスクに記憶されており、ユーザが必要な時にメモリにロードし、CPUで制御することで実行させる。
【0092】
このとき、文書のレイアウトや印刷指示情報等は、ディスプレイコントローラやディスプレイメモリを用いてディスプレイに表示される。
【0093】
また、ユーザの文字入力、画像編集、印刷指示などは、キーボードやマウスから行い、これらの情報はそれぞれキーボードコントローラ、マウスコントローラを介してCPUに通知され処理される。
【0094】
(b) プリンタドライバの起動
文書作成アプリケーション*101で作成した文書を、プリンタサーバコンピュータがそのラスタイメージ発生部γ14で画像データにラスタライズできるように特定のページ記述言語に翻訳したり、デジタル複写機1にある給紙口の指定やステープル、パンチなどの様々な動作モードを設定するために、ユーザはクライアントコンピュータCC1〜CC4上で本実施例で説明しているデジタル複写機1専用のプリンタドライバ*105をハードディスクからメモリにロードし起動する(*103、*104、)。
【0095】
(c) ステータス情報の取得
起動されたプリンタドライバ*105は、デジタル複写機1そのものの機械的なステータスや、登録されているジョブのステータスを、プリンタサーバコンピュータPSとネットワークNW、ネットワークコントローラγ05及びクライアントコンピュータCC1〜CC4のネットワークコントローラを介して取得する(*106→*107→*108→*109)。
【0096】
プリンタサーバコンピュータPSはこのときデジタル複写機1とI/Fコントローラγ15を介して通信して(*107)、デジタル複写機1のステータスを取得し(*108)、それに、プリンタサーバコンピュータPS内のメモリγ02やハードディスクγ04にスプールされているジョブの状態等も付加してクライアントコンピュータCC1〜CC4にネットワークコントローラγ05とネットワークNWを介して通知する(*109)。
【0097】
(d) 印刷モードの設定
プリンタドライバ画面(図15、図16)上で、用紙サイズ、給紙口、印刷部数、ソートの有無、両面印刷の有無、ステープルの有無、パンチの有無など各種印刷動作モードを設定する(*110)。
【0098】
ただし、前記(c)で取得したステータス情報により、設定が不可能な印刷動作モードについてはこの段階で設定を禁止する。
【0099】
(e) 印刷スター卜
ユーザは印刷モードの設定(*110)終了後、文書作成アプリケーション(*101)で印刷スタート(*111)を指示する。それに応じて、文書作成アプリケーション(*101)からプリンタドライバ(*105)に印刷スタートが指示され(*112)、これにより、プリンタドライバ(*105)はプリンタサーバコンピュータPSに前記(d)で設定された印刷モードをネットワーク、ネットワークコントローラγ05及びクライアントコンピュータCC1〜CC4のネットワークコントローラを介して通知する(*113)。
【0100】
これに対してプリンタサーバコンピュータPSは、当印刷ジョブを受付可能と判断した場合に、折り返しプリンタドライバ(*105)に対してプリントの受付を許可する旨の通知を行い(*115)、この受付許可を受けたプリンタドライバ(*105)はプリンタサーバコンピュータPSに向けて画像データを送信し、プリンタサーバコンピュータPSはこの画像データの受信を開始する(*116)。
【0101】
(f) ラスタライズ〜画像レイアウト
プリンタドライバ(*105)から出力される画像データは、通常、ビットマップイメージデータではなく、ぺージ記述言語で記述されている。デジタル複写機1で画像を印刷するためには、デジタル複写機1で印刷が可能なビットマップデータの形態に変換(ラスタライズ、*117)して、デジタル複写機1に転送する必要がある。
【0102】
当実施例では、クライアントコンピュータ(CC1〜CC4)からのデータ(印刷モード情報や画像データ)を、ネットワークNWを介してプリンタサーバコンピュータPS内のネットワークコントローラγ10で受信し、それをラスタイメージ発生部γ14で解析し、メモリ上に描画する。
【0103】
(g) 画像スプール
前記(f)でラスタライズが終了した画像データは、いったんプリンタサーバコンピュータPS内のハードディスクγ04に蓄積(スプール)される(*119)。
【0104】
これにより、デジタル複写機1の状態に関わらず、例えば他の人のプリントジョプをプリント中であっても、クライアントコンピュータCC1〜CC4からの印刷ジョブを受け付けることができる。
【0105】
(h) ステータス表示アプリケーションの起動
クライアントコンピュータCC1〜CC4上のプリンタドライバは、文書作成アプリケーションからのプリントデータを、全てプリンタサーバコンピュータPSに転送し終わると、ステータス表示アプリケーションプログラム(*127)がクライアントコンピュータCC1〜CC4内のハードディスクから、同コンピュータのメモリ上にロードし起動される(*128)。
【0106】
(i) デジタル複写機への印刷ジョブ転送
プリンタサーバコンピュータPSは適当なタイミングで、ジョブ登録要求をデジタル複写機1に出し(*120)、デジタル複写機1からジョブ登録許可をうける(*121)とスプ−ルされた印刷ジョブ(印刷モード情報及び画像データ)をデジタル複写機1へ転送する(*122、*123)。
【0107】
デジタル複写機1は受信した印刷モードに従ってプリントアウトする(*124)。
【0108】
ここで、図17はプリンタサーバコンピュータの動作の概略を示すフローチャートである。
【0109】
プリンタサーバコンピュータPSがスタート(#H00)すると、初期設定(#H01)をし、内部タイマをセット(#H02)する。この内部タイマはCPUの動作を制御するものではなく、プリンタサーバコンピュータの動作を制御するもので、数秒から数十秒のオーダーである。
【0110】
内部タイマセット後、サブルーチン「複写機へポーリング」(#H03)に入る。このサブルーチンは後述の図18に示す。このサブルーチンを抜けるとステップ#H04において、デジタル複写機1に登録できるジョブの空きがあり、プリンタサーバコンピュータからデジタル複写機1に送るジョブが有るか否かを判断する。
【0111】
これが「有り」の場合には、ステップ#H05に進み、I/Fコントローラγ15から図示しないSCSIケーブル、インターフェース139(図3)を介して印刷データ及び画像データを転送する。
【0112】
このステップを終えると、又は、ステップ#H04において「無し」の場合に、ステップ#H06に進む。ステップ#H06において、クライアントコンピュータCC1〜CC4からコマンドが送られてきているかどうかをチェックし、コマンドがない場合には次のステップ#H09に進む。
【0113】
上記コマンドがある場合には、そのコマンドがステータスを要求するものであるときはステータスをクライアントコンピュータCC1〜CC4へ送る。このコマンドがクライアントコンピュータCC1〜CC4から印刷ジョブを受信するように要求するものであるときは、サブルーチン「クライアントから印刷ジョブ受信」を実行する。図23(後述する。)は、このサブルーチンのフローチャートである。
【0114】
ステップ#H09において、内部タイマが終了するのを待って、ステップ#H02に還り、以上に説明した処理を繰り返す。
【0115】
図18は、図17におけるサブルーチン・ステップ#H03の内容を表すフローチャートである。
【0116】
このサブルーチン「複写機へのポーリング」(#J00)に入ると、ステップ#J01においてタイマセットをする。このタイマにより、デジタル複写機1本体の動作が正常に行われているかどうかを確認するために一定時間(数秒)でポーリング(ここでのポーリングは周期的にステータスを問い合わせることにより接続確認することを意味する。)する(#J03)。
【0117】
ステップ#J04、ステップ#J05において、デジタル複写機1から送られてくるステータスの受信完了をチェックし、完了までステータス受信を繰り返す。
【0118】
ステップ#J06において受信したステータスを解析し、その内容に応じて図20に示すステップJ07のサブルーチン「サーバ内の管理テーブル更新」を実行したのち、このサブルーチンを抜ける(#J99)。
【0119】
(j) プリント終了の通知
デジタル複写機1は、プリンタサーバコンピュータPSから転送された印刷ジョブをプリント完了すると、プリントが終了したことをステータス情報で、プリンタサーバコンピュータPSに通知する(*125)。
【0120】
プリンタサーバコンピュータPSは自らのジョブ管理テーブルの情報を更新し、さらに、そのことをクライアントコンピュータCC1〜CC4に通知する(*126)。
【0121】
(k) ステータスの表示
クライアントコンピュータCC1〜CC4は、ステータス情報で自らが指示した印刷ジョブが完了したことを通知されると、メモリγ02上にロードされたステータス表示アプリケーション(*127)でそれをディスプレイに表示(図19)する(*130)。
【0122】
図19において、「OK」をクリックするとこの画面が消える。
【0123】
以上は、主として、クライアントコンピュータCC1〜CC4、プリンタサーバコンピュータPS及びデジタル複写機1間の情報の流れを中心として本実施例を説明したものである。
【0124】
図20は、図18におけるステップ#J07のサブルーチン「サーバ内管理テーブル更新」のフローチャートである。
【0125】
このサブルーチンは、先の手差印刷ジョブが終了したことを判断して、次に実行される手差印刷ジョブのユーザに対して用紙を手差給紙口に置く旨の情報を通知する機能、すなわち、次に実行される手差印刷ジョブのユーザが手差給紙口を占有できる状態になった時点で用紙を置く旨の情報を通知する機能を果たす。
【0126】
したがって、次に手差印刷ジョブが実行されるユーザだけが用紙を置くことをするようになるので、手差印刷ジョブのユーザは確実に自分の所望する用紙に手差印刷ジョブを実行させることができる。
【0127】
サーバ内管理テーブル更新サブルーチンにはいる(ステップ#K00)と、デジタル複写機から受信したステータス情報(デジタル複写機の給紙口管理テーブル)を基にプリンタサーバコンピュータ内の管理テーブルの更新を行い(ステップ#K01)、および図7の管理テーブルを基に図21のプリンタサーバコンピュータ内の管理テーブルを更新する(ステップ#K02)。
【0128】
ステップ#K03において、ジョブ管理テーブルの先頭にあるジョブが完了したか否かをチェックし、完了してなければこのルーチンを抜ける(#K99)。
【0129】
完了していれば、ステップ#K04において、ジョブの順番を繰り上げる。
【0130】
ステップ#K11において、上記完了したジョブが手差ジョブかどうかをチェックし、このチェックが「YES」(ステップ#K11「YES」)のとき更にステップ#K05に進み、ジョブ管理テーブル内にまだ手差ジョブがあるかどうかをチェックする。
【0131】
このチェックが「YES」(ステップ#K05「YES」)のときステップ#K12に進み、図22に示されるような、例えば、「手差給紙口に用紙を置いて下さい。」といった、ユーザが手差給紙口に用紙を置くことを促す表示を行う。
【0132】
上記ステップ#K11、又は、ステップ#K05の判断が「NO」のときは、ステップ#K99に進みこのサブルーチンを抜ける。
【0133】
ここで、ステップ#K11とステップ#K05の判断は、逆の順(ステップ#K05の後にステップ#K11)に行われてもかまわない。
【0134】
また、図22の表示は、ステップ#K05によって「YES」と判断された直後に通知されているが、これに限らず「手差ジョブが完了したこと」及び「ジョブ管理テーブルに手差印刷ジョブがあること」の2つの判断がされた後であれば、手差印刷ジョブ実行の直前や1ジョブ前又は数分前であってもよい。
【0135】
図23はプリンタサーバコンピュータがクライアントコンピュータからジョブを受け取ることに関するフローチャートを示す。プリントする枚数、部数、両面プリント、倍率、2in1等の印刷モード共に画像データを受信し、内容を解析した後ジョブ管理テーブルへの追加、画像データのラスター化、スプールを行う。
【0136】
このサブルーチンにはいる(#P00)と、ステップ#P01において内部タイマのセットを行う。この内部タイマはCPUの動作を制御するものではなく、プリンタサーバコンピュータの動作を制御するもので、数秒から数十秒のオーダーである。
【0137】
ステップ#P02において、プリントする枚数、部数、両面プリント、倍率、2in1等の印刷モードを受信し、ステップ#P03において、内容解析と受信許可のプリンタドライバへの通知を行う。
【0138】
ステップ#P04において、手差印刷ジョブか否かをチェックし、手差ジョブでなければステップ#P07に進む。
【0139】
手差ジョブであれば、ステップ#P05に進み、手差印刷ジョブが既に登録されているか否かをチェックし、登録されていなければ、ステップ#P06に進む。
【0140】
手差印刷ジョブが登録されていないことは手差給紙口にそのユーザが用紙を置いてよいことを意味するので、このステップにおいてその手差印刷ジョブを要求したクライアントへ手差給紙口に用紙を置く旨の通知を行う。
【0141】
登録されていなければ、ステップ#P07に進む。
【0142】
以下、ステップ#P07において、管理テーブルにジョブを追加し、画像データを受信し(#P08)、これをラスタライズし(#P09)、画像データを蓄積して印刷する順位を設定する(#P10)。
【0143】
この後、内部タイマが終了する(#P11)のを待って、このサブルーチンを抜ける(#P99)。
【0144】
先に触れたが、図21は、プリンタサーバコンピュータPS内のジョブ管理テーブルである。
【0145】
このテーブルにおいて、キューはジョブの登録されている場所を示している。本実施例では、エンジンすなわちデジタル複写機1には、4件のジョブまで登録することができる。「owner」はクライアントコンピュータCC1〜CC4であり、これから発せられたジョブであることを示している。
【0146】
このテーブルにおいて、1ジョブ目が終了すると、2ジョブ目以降のジョブの順番が繰り上がり、5ジョブ目がデジタル複写機1に登録される。このとき、5ジョブ目のジョブID欄に「01」が与えられることになる。そして、ジョブIDと「owner」は関連づけられており、例えば、1ジョブ目でジャムしたとき、デジタル複写機1側からはこのジョブIDがプリンタサーバコンピュータPSに送られてくるので、プリンタサーバコンピュータPS内でジョブIDとその「owner」を照会して、owner5にその旨(ジャムしたこと)が通知される。
【0147】
デジタル複写機(プリンタ側)のジョブ管理テーブルは常時プリンタサーバコンピュータ側で監視され、プリンタサーバコンピュータのジョブ管理テーブルに反映されているので、これからプリントアウトするジョブが手差ジョブかどうかはプリンタサーバコンピュータ側で把握することができる。したがって、印刷ジョブがプリンタサーバコンピュータに到達した時点で、このジョブ管理テーブルをチェックし手差ジョブの有無および、ジョブ開始までのジョブ数を調べることができる。
【0148】
「変形例1」
図24は、上記ジョブ開始までのジョブ数を調べるようにした変形例を説明するためのものである。この変形例では図18のステップ#J07のサブルーチン「サーバ内管理テーブルの更新」が図20から図24のように変更される。
【0149】
ステップ#R00乃至ステップ#R05までは、ステップ#K11に相当するステップがないことを除き、図20におけるステップ#K00乃至ステップ#K05までの説明と変わらないので、その説明は省略する。
【0150】
ステップ#R05までにおいてジョブ管理テーブル内に手差印刷ジョブがあることが確認されたとき、ステップ#R06において各手差印刷ジョブまでのジョブ数をカウントし、ステップ#R07において手差印刷ジョブのオーナへ待ちジョブ数を通知する。このジョブを出したクライアントコンピュータではステータス表示アプリケーションにより画面には例えば図25のような表示がなされる。この表示は、そのオーナが手差給紙口を占有できる状態になったこと及び自分の手差印刷ジョブが実行されるまでのジョブ数を知らせることになるので、自分の手差印刷ジョブが実行される頃合いを見計らってそれまでに用紙をセットすることができる。
【0151】
「変形例2」
図26は、手差印刷ジョブがこれから行われる印刷ジョブであるとき、及び、その次に行われる印刷ジョブであるとき、その旨をそれぞれのオーナに通知するようにした変形例を説明するためのものである。この変形例では図18のステップ#J07のサブルーチン「サーバ内管理テーブルの更新」が図20から図26のように変更される。
【0152】
ステップ#S00乃至ステップ#R04までは、図20におけるステップ#K00乃至ステップ#K04までの説明と変わらないので、その説明は省略する。
【0153】
ステップS#04においてジョブ管理テーブルのジョブ進捗状況が更新された後、ステップS#15に進み、更新されたジョブ管理テーブルの中の先頭にあるジョブが手差印刷ジョブであるか否かをチェックする。手差印刷ジョブであればステップ#S16に進む。手差印刷ジョブでなければステップ#S17に進む。
【0154】
ステップ#S16においては、ジョブ管理テーブルの先頭にある手差印刷ジョブのクライアントに対して、手差給紙口へ用紙を置く旨を通知する。この通知は、例えば図27に示すように、「今から行うジョブはあなたの手差印刷ジョブです。手差給紙口に用紙を置いてください。」といった内容である。
【0155】
ステップ#S17においては、更新されたジョブ管理テーブルの中の2番目にあるジョブが手差印刷ジョブであるか否かをチェックする。手差印刷ジョブであればステップ#S18に進む。手差印刷ジョブでなければステップ#S99に進みこのサブルーチンを抜ける。
【0156】
ステップ#S18においてはジョブ管理テーブルの2番目にある手差印刷ジョブのクライアントに対して、手差給紙口へ用紙を置く旨を通知する。この通知は、例えば図28に示すように、「今実行されている印刷ジョブの次があなたの手差印刷ジョブの順番です。手差給紙口に用紙を置いてください。」といった内容である。
【0157】
ステップ#S16及びステップ#S18を実行してステップ#S99に進み、このサブルーチンを抜ける。
【0158】
「変形例3」
図29は、手差印刷ジョブの実行開始時間を予告するための変形例を説明するためのものである。この変形例では図18のステップ#J07のサブルーチン「サーバ内管理テーブルの更新」が図20から図29のように変更される。
【0159】
先に変形例では、手差ジョブまでのジョブ数をクライアントコンピュータに通知するものを示したが、この代わりに、図29に示すように通知タイミングにより手差ジョブの実行時間を予告をしてもよい。通知タイミングは、手差ジョブ開始一定時間前、又は手差ジョブ開始直前でもよい。
【0160】
通知タイミングに到達したか否かをステップ#Q04においてチェックし、通知タイミングになった場合に該当ユーザに通知する(#Q05)。
【0161】
ジョブ管理テーブルを参照すれば、手差ジョブの前に登録されているジョブの内容がわかるので、こ(れら)のジョブにおける原稿枚数、部数、両面コピーモードか否か、ステープルモードか否か等から、デジタル複写機がこれらのジョブを処理(プリントアウト)するために必要な時間をおおよそ計算することができる。この計算の結果導き出された時間の総計が一定時間、例えば3分、をきったとき、ステップ#Q04で「YES」が成立するようにする。
【0162】
また、ステップ#Q03において、手差ジョブの直前のジョブが終了したときに、ステップ#Q04が「YES」が成立するようにすれば、手差ジョブ実行直前に、これから手差ジョブの実行に入ることを知らせることができる。
【0163】
図30は上記通知の画面の一例であって、手差ジョブ開始一定時間前(この例では3分前)に通知するための画面を示す。画面上の「OK」ボタンを押下(クリック)すると表示画面は消える。
【0164】
図31は上記通知の画面の異なる一例であって、手差ジョブ開始直前に通知するための画面を示す。画面上の「OK」ボタンを押下(クリック)すると表示画面は消える。
【0165】
以上に開示した実施例によれば、手差ジョブを指示したクライアントに対し、その手差ジョブ実行前、手差給紙口の用紙が置き換えられるおそれがなくなったときに、手差給紙口に用紙を置く旨を通知する。
【0166】
ここにおいて、手差給紙口に用紙を置く旨の通知は、「手差給紙口に用紙を置いてください。」といった直接的表現から、他にいくつかの例を示したように「残りジョブ数」、「手差印刷ジョブ開始までの時間」、「これから手差ジョブを開始する」、「順番」等、手差給紙口に用紙を置くべき時期、または、それが可能な時期となったことを表すどのようなものでもよい。
【0167】
以上の実施例では、デジタル複写機1とネットワークNWの間にプリンタサーバコンピュータPSが介在しており、このプリンタサーバコンピュータ内にジョブ管理テーブルが存在する形式のものについて説明したが、独立のプリンタサーバコンピュータではなく、この機能が実質的に組み込まれたデジタル複写機又はプリンタにあっても以上に述べた機能を実現することが可能なことは説明するまでもないことは明らかである。
【0168】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように次のような効果を奏する。
【0169】
手差印刷ジョブを要求した時に他の手差印刷ジョブがプリンタに登録されていない場合、あるいは、登録されていた手差印刷ジョブに基づく印刷動作が終了した場合、次に実行される手差印刷ジョブを登録させた端末装置に手差給紙口に用紙を置く旨の情報を通知させるので、ユーザは、他のユーザが要求した手差印刷ジョブではなく、自分が要求した手差印刷ジョブの前に所望の用紙を手差給紙口に載置することができるようになり、誤った用紙への印刷をなくすことができる。
【0170】
また、実行中の印刷ジョブから手差印刷ジョブまでの順番待ちジョブ数が所定のジョブ数になった時点で手差印刷ジョブを要求した端末装置に対して、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を通知させるので、ユーザは、自分が要求した手差印刷ジョブの前に所望の用紙を手差給紙口に載置することができるようになり、誤った用紙への印刷をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるシステムの概略を示す構成図である。
【図2】本発明に関わるデジタル複写機1の全体構成を示す断面図である。
【図3】本発明に関わるデジタル複写機1の制御部100の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明に関わるデジタル複写機1の制御部100の構成を示すブロック図であって、図3に続く部分を示す。
【図5】メモリユニット部30の構成を示す図である。
【図6】プリンタサーバコンピュータPSの構成図である。
【図7】管理テーブルの概略図である。
【図8】プリンタサーバコンピュータからのプリントデータ受信動作の概略のシーケンスを示す図である。
【図9】プリント動作の概略を示す図である。
【図10】デジタル複写機1の制御を統括するCPU105のメインフローチャートである。
【図11】CPU106(メモリユニット)の動作を示すフローチャートである。
【図12】CPU109(外部インターフェースユニット)の動作を示すフローチャートである。
【図13】ネットワークシステムのプリントシーケンスの概略図である。
【図14】ネットワークシステムのプリントシーケンスの概略図であって、図13に続くものである。
【図15】プリンタドライバの画面の一つを示す図である。
【図16】プリンタドライバの画面の一つを示す図である。
【図17】プリンタサーバコンピュータの動作の概略を示すフローチャートである。
【図18】図17におけるサブルーチン「複写機へのポーリング」(ステップ#H03)の内容を表すフローチャートである。
【図19】印刷ジョブ完了にともない、ステータス表示アプリケーションによりクライアントコンピュータのディスプレイに表示される画面である。
【図20】図18におけるサブルーチン「サーバ内管理テーブル更新」(ステップ#J07)の内容の一例を表すフローチャートである。
【図21】プリンタサーバコンピュータPS内のジョブ管理テーブルを示す図である。
【図22】ユーザが手差給紙口に用紙を置く旨を促すクライアントコンピュータの表示画面の一例である。
【図23】図17におけるサブルーチン「クライアントから印刷ジョブ受信」(ステップ#H08)のフローチャートである。
【図24】図18におけるサブルーチン「サーバ内管理テーブル更新」(ステップ#J07)の内容の一例を表すフローチャートである。
【図25】手差印刷ジョブまでのジョブ数によって、ユーザが手差給紙口に用紙を置く旨を促すクライアントコンピュータの表示画面の一例である。
【図26】図18におけるサブルーチン「サーバ内管理テーブル更新」(ステップ#J07)の内容の一例を表すフローチャートである。
【図27】手差印刷ジョブの順番によって、ユーザが手差給紙口に用紙を置く旨を促すクライアントコンピュータの表示画面の一例である。
【図28】手差印刷ジョブの順番によって、ユーザが手差給紙口に用紙を置く旨を促すクライアントコンピュータの表示画面の一例である。
【図29】図18におけるサブルーチン「サーバ内管理テーブル更新」(ステップ#J07)の内容の一例を表すフローチャートである。
【図30】手差印刷ジョブまでの時間によって、ユーザが手差給紙口に用紙を置く旨を促すクライアントコンピュータの表示画面の一例である。
【図31】手差印刷ジョブをこれから行うことを表示することによって、ユーザが手差給紙口に用紙を置く旨を促すクライアントコンピュータの表示画面の一例である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機
10 走査系
20 画像処理部
30 メモリユニット部
40 印刷処理部
60 プリントヘッド
80a、80b 用紙カセット
80c 手差し給紙口
100 制御部
101〜109 CPU
111〜119 ROM
121〜129 RAM
136 デュアルポートRAM
500 自動原稿送り装置(ADFR)
PS プリンタサーバコンピュータ
IR イメージリーダ
PRT ページプリンタ
IU 外部インターフェースユニット
OP 操作パネル
M メモリ
NW ネットワーク
SE11、SE12 用紙サイズ検出センサ
SE11E、SE12E、SE13E エンプティセンサ
SE13 マルチ手差し用紙サイズ検出センサ
SE50 原稿センサ
SE51 原稿サイズセンサ
SE52 排出センサ

Claims (7)

  1. 表示部を持つ端末装置と接続され、手差給紙口を持つプリンタにおいて、
    端末装置からの印刷ジョブを順次記憶する記憶手段と、
    端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断手段と、
    記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2判断手段と、
    第1判断手段によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、第2判断手段によって、記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項1記載のプリンタは、さらに、
    手差印刷ジョブの終了を検出する手差印刷ジョブ終了検出手段と、
    記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に他の手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第3判断手段とを有し、
    上記通知手段は、手差印刷ジョブ終了が検出され、第3判断手段によって他の手差印刷ジョブがあると判断された場合、次に実行する手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を通知するものであることを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項1記載のプリンタは、さらに、
    記憶手段に記憶されている印刷ジョブのうち、N番目に実行される印刷ジョブが手差印刷ジョブであるか否かを判断する第4判断手段とを有し、
    上記通知手段は、N番目に実行される印刷ジョブが手差印刷ジョブであると判断された場合、その手差印刷ジョブを要求した端末装置に、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を通知するものであること
    を特徴とするプリンタ。
  4. 表示部を持つ端末装置と接続された、手差給紙口を持つプリンタにおける用紙セット指示方法であって、この方法は、
    端末装置からの印刷ジョブを順次記憶手段に記憶させる印刷ジョブ記憶ステップと、
    端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断ステップと、
    上記印刷ジョブ記憶ステップにより記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    上記第1の判断ステップによって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、且つ、上記第2の判断ステップによって、上記印刷ジョブ記憶ステップにおいて記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、上記手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する通知ステップと、
    を備えたことを特徴とするプリンタにおける用紙セット指示方法。
  5. 表示部を持つ端末装置と、この端末装置と接続された手差給紙口を持つプリンタとを備えた印刷システムにおいて、
    端末装置からの印刷ジョブをプリンタにおいて順次記憶する記憶機能と、
    端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断するプリンタにおける第1判断機能と、
    上記記憶機能により記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断するプリンタにおける第2判断機能と、
    上記第1判断機能によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、上記第2判断機能によって、上記記憶機能により記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、上記手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知するプリンタにおける第1通知機能と、
    を備えたことを特徴とする印刷システム。
  6. 表示部を持つ端末装置と接続されるところの、手差給紙口を持つプリンタのためのプログラムが記録された記録媒体であって、この記録媒体に記録されたプログラムは、
    端末装置からの印刷ジョブを順次記憶させる記憶機能と、
    端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断機能と、
    上記記憶機能により記憶された印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2判断機能と、
    上記第1判断機能によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、且つ、上記第2判断機能によって、上記記憶機能により記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、上記手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する第1通知機能と、
    をプリンタに実現させるプログラムであることを特徴とする記録媒体。
  7. 表示部を持つ端末装置と接続され、手差給紙口を持つプリンタを制御するプリンタ制御装置において、
    端末装置からの印刷ジョブを順次記憶する記憶手段と、
    端末装置より印刷ジョブの要求があった場合、要求された印刷ジョブが上記プリンタの手差給紙口にセットされた用紙を用いて印刷する手差印刷ジョブであるか否かを判断する第1判断手段と、
    記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがあるか否かを判断する第2判断手段と、
    第1判断手段によって、要求された印刷ジョブが手差印刷ジョブと判断され、第2判断手段によって、記憶手段に記憶されている印刷ジョブ中に手差印刷ジョブがないと判断された場合、手差給紙口に用紙を置く旨の情報を手差印刷ジョブの要求を行った端末装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とするプリンタ制御装置。
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