JP3924458B2 - High fluidity concrete quality control system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高流動コンクリートの品質管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、生コンクリートの軟らかさを表す指標にスランプがあり、目標値に近づけるよう品質管理を行なっている。従来の生コンクリートの場合は練り上がり時ミキサ負荷(電力、電流、油圧力)値とスランプとに高い相関があり、練り上がり時のミキサ負荷からスランプの推定をしていた。また、使用材料は設計時の条件を満たすよう最善の管理を行なっているが、現実には使用材料の品質的なバラツキや、細骨材の表面水の見積り誤差などから、スランプが目標値からかけ離れることがある。このようなときには、細骨材の表面水が誤差の最大要因と思われるので、表面水計指示値や出来上がった生コンのスランプ値などを考慮し細骨材の表面水を巧みに調整しながら製造している。このときモニタ画面でスランプの目視チェックも行なっている。
【0003】
近年、高流動コンクリートの需要が高まっている。この高流動コンクリートは、例えば断面の薄い部分や、鉄筋量の多い構造物など、一般のコンクリートでは十分に充填させることが困難な打設箇所に用いるのに適したコンクリートで、打設後の締め固め作業を必要としない程の流動性を有するコンクリートである。すなわち、高流動コンクリートは、一般のコンクリートと比較して高い流動性を有するとともに、適度な粘性を有するため材料の分離が少なく均質なコンクリートを容易に得ることができるとともに、ポンプ圧送などにおける施工性に優れたコンクリートである。
【0004】
また、高流動コンクリートのフレッシュ性状すなわちフレッシュコンクリートの品質を評価する方法として、流動性に対しスランプフロー、粘性には50cmスランプフロー時間、分離抵抗性に対しては漏斗流下時間を測定する方法等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、従来技術にのっとり、高流動コンクリートの生コン練り上がり時のミキサ負荷(電力、電流、油圧力)値からスランプフローを推定しようとしたが、高流動コンクリートの場合この相関が小さい(無相関に近い)ためスランプフロー推定は困難である。また、熟練者により混練中・排出中のITV画像を見ても、スランプフローの見極めが全くつかない。そこで、ミキサ負荷(電力、電流、油圧力)値以外の混練中・排出中の様子を観察した値をもとに、高流動コンクリートの品質管理を行なえるようにすることを目的とする。
【0006】
前述の課題を解決するため、本発明に係る請求項1の高流動コンクリート品質管理システムでは、高流動コンクリートを混練中にミキサ負荷の振動を計測する計測手段と、前記計測したミキサ負荷の振動をスペクトル解析するスペクトル解析手段と、前記スペクトル解析した結果に基づいて、所定の品質の指標と強い相関関係の周波数を求め、相関の認められる周波数でのパワー値から高流動コンクリートの前記所定の品質の指標を推定して、高流動コンクリートに関する品質を推定する品質推定手段と、を備える。
【0007】
上記構成の高流動コンクリート品質管理システムでは、高流動コンクリートを混練中にミキサ負荷の振動をスペクトル解析することで高流動コンクリートの混練り中の異常を推定したり、混練後の高流動コンクリートが所望通りの品質に練りあがっているかを推定することができる。
【0008】
また、請求項2では、請求項1記載の高流動コンクリート品質管理システムにおいて、ミキサ負荷の振動は、高流動コンクリートを混練中にミキサの電流、電力または油圧力の振動であることを特徴とする。
【0009】
上記構成では、高流動コンクリートの混練時のミキサの電流、電力または油圧力の振動をスペクトル解析することで高流動コンクリートの品質を管理することができる。
【0014】
また、請求項3では、請求項1または2記載の高流動コンクリート品質管理システムにおいて、前記品質推定手段では、前記スペクトル解析した結果から流動性の指標であるスランプフローを推定して高流動コンクリートの品質を推定することを特徴とする。
【0015】
上記構成では、スペクトル解析した結果と、流動性の指標であるスランプフローとの相関からスランプフローを推定して高流動コンクリートの品質管理をする。
【0016】
また、請求項4では、請求項1〜3いずれか記載の高流動コンクリート品質管理システムにおいて、前記品質推定手段では、前記スペクトル解析した結果から粘性や材料分離抵抗性の指標となるスランプフロー時間、50cmスランプフロー時間、漏斗流下時間などを推定して高流動コンクリートの品質を推定することを特徴とする。
【0017】
上記構成では、スペクトル解析した結果と、粘性や材料分離抵抗性の指標となるスランプフロー時間・50cmスランプフロー時間・漏斗流下時間との相関からスランプフロー時間・50cmスランプフロー時間・漏斗流下時間を推定して高流動コンクリートの品質管理をする。
【0018】
また、請求項5では、請求項1〜4いずれか記載の高流動コンクリート品質管理システムにおいて、前記スペクトル解析した結果に加え、温度、細骨材の表面水、セメント種類、混和剤使用量などの混練に関する情報も含めて高流動コンクリートの品質を推定することを特徴とする。
【0019】
上記構成では、スペクトル解析した結果だけでなく、温度、細骨材の表面水、セメント種類、混和剤などの混練に関する情報も含めてコンクリートの配合を考慮して高流動コンクリートの品質を推定することができる。
セメント種類は、普通ポルトランドセメント・高炉セメント・低熱ポルトランドセメントなどがあり、それ以外にも、メーカによる違いも含むものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる第1の実施の形態を、図を用いて説明する。
本実施形態における高流動コンクリート品質管理システム1は、図1に示すように、高流動コンクリートの混練中や排出時において、生コンクリート混練時のミキサの振動や生コンクリート排出時の振動などを計測する計測部2と、計測した振動をスペクトル解析する解析部3と、解析したスペクトルから品質を推定する品質推定部4で概略構成する。
また、コンクリート混練する装置には、一般に、骨材・セメントなどを蓄えておく貯蔵ビン5と、貯蔵ビン5から取り出す材料を計量する計量ビン6と、生コンクリートを混練するミキサ7と、練りあがった生コンクリートを排出するコンクリートホッパ8などからなる。
【0025】
また、高流動コンクリートとは、フレッシュ時の材料分離抵抗性を損なうことはなく流動性を著しく高めたコンクリートで、超流動コンクリート、締め固め不要コンクリート、自己充填コンクリート、ハイパフォーマンスコンクリート、高性能コンクリートなどを含む概念である。
【0026】
計測部2では、高流動コンクリートを混練しているときのミキサ7の振動やミキシング音などを計測する。
ミキサ7の音はマイクなどの集音装置21で計測することが可能である。あるいは、ビデオカメラを設置し録音した音をパソコンなどの音声ソフトウェア(サウンドレコーダなど)を利用して計測することも可能である。
【0027】
解析部3では、計測した振動や音をスペクトル解析する。ここでは、図2に示すように、計測部2で1バッチの間に計測した混練時の振動や音(図2(a))からパワースペクトル(図2(b))を求めて、振動や音に含まれる周波数fとその周波数成分の振動の強さであるパワーPを観測する機能を備える。
スペクトル解析手法としてはパワースペクトル解析の他に、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)や最大エントロピー法(MEM:Maximum Entropy Method)やウェーブレット解析などで解析することも可能である。以下、解析部3では、パワースペクトルを用いて解析する場合について説明する。
【0028】
品質推定部4では、スペクトル解析をもとに生コンクリートの品質が所望のものになっているかを推定する機能を備える。
スペクトル解析で求めたパワースペクトルのある周波数のパワーと、スランプフローなどの流動性の指標とには相関が認められる。そこで、その相関から流動性の指標となるスランプフローなどの値を推定する。
あるいは、スペクトル解析したパワースペクトルに加え、温度、細骨材(砂など)の表面水、セメント種類、混和剤使用量などの混練に関する情報も含めてスランプフローなどの値を推定するようにしても良い。
【0029】
品質の指標としては、スランプフロー以外にも粘性や材料分離抵抗性の指標となるスランプフロー時間、50cmスランプフロー時間、O漏斗試験やV漏斗試験などの漏斗流下時間などがあげられ、これらを推定するようにしても良い。
あるいは、図3に示すように、スペクトル解析の結果がある一定の範囲に入っているか否かによって生コンクリートが所望の品質に適合しているかを推定する。
【0030】
そこで、上述のような構成を有するこの実施の形態の一例である高流動コンクリート品質管理システム1を用いた動作を説明する。また本実施の形態では、混練時のミキサのミキシング音を計測して、スランプフローを用いて流動性を推定する場合について説明する。
まず、高流動コンクリートの混練時における高流動コンクリートの品質管理をするには、先立って、例えば、Nバッチ(なるべく多いのが望ましい)実験しておいて、振動や音を計測してスペクトル解析した結果と高流動コンクリートの品質との相関関係を求めておく。
【0031】
まず、計測部2で混練中の音を計測して、解析部3でスペクトル解析をNバッチ分行なうとN本のパワースペクトルが求まる。このパワースペクトルを重ねて表示すると図3(a)のように表示される。図3(a)の縦軸は振動のパワーPを表し横軸は周波数fである。
そこで、各周波数におけるパワーの平均を求め、さらに、標準偏差を求める。この各周波数におけるパワーの平均から基準となるパワースペクトルを求め、このパワースペクトルに対して、例えば、プラスマイナス2倍の標準偏差σの巾の領域が、通常とり得る範囲として設定する。
【0032】
周波数fαでのパワーの平均mean(P(fα))とその標準偏差σ(fα)は以下のようにして求める。
【式1】
そこで、周波数fαにおいて、
mean(P(fα))―2σ(fα)〜mean(P(fα))+2σ(fα)
の範囲に入るパワーが正常であると判断する。全周波数域では、図3(b)に示すように塗りつぶした部分Dである。
以降、この領域を表す線を範囲カーブDと呼ぶ。パワースペクトルの値が各周波数軸で正規分布すると仮定すれば、実測した音(振動)のパワースペクトルは、この範囲カーブ内に95パーセントの確率で存在すると考えられる。
範囲カーブは標準偏差の±2倍に限らず適宜設定するようにしてもよい。
【0033】
さらに、計測部2で計測した振動を解析部3でパワースペクトルをNバッチ分求め、図4(a)(図3(a))に示すように、重ねて表示したものからスランプフローSFとの関連を分析する。つまり、ある周波数fにおけるパワーPとスランプフローSFとの相関を計算し、これを全周波数帯について求めてグラフにしたものが図4(b)である。図4(b)の縦軸は相関係数Rで横軸は周波数fである。相関係数Rは−1.0〜1.0で表され、±1.0に近いほど相関度は高い。
【0034】
図4(c)は、周波数fαのパワーPとスランプフローSFとの関係を表す散布図である。Gは、図中のサンプルを直線で回帰したものであり、RはパワーPとスランプフローSFの2変数間の相関係数(周波数fαのとき)である。
【0035】
そこで、相関の認められる周波数からスランプスローSFを求めることができる。例えば、スランプフローと強い相関関係を示す周波数がfαであった場合、スランプフロー推定モデルは、
スランプフロー推定値=F(P(fα))
のように表すことができる。ただし、Fは関数を表す。
【0036】
そこで、スランプフロー推定モデルとその推定方法の例を示す。
1)特定の周波数のパワー値に高い相関があるモデル
ここでは、パワースペクトルのパワーとスランプフローとが一次式で表される関係があると考えられる場合について考察する。ある周波数fαで高い相関がある場合には、スランプフロー推定値SFは、
【式2】
で求める。
この例では、実際に測定した振動データのスペクトル解析を行いP(fα)を求め式2に代入してスランプフローの推定値が求まる。この式2は最も単純で直接的にスランプフローを推定するモデルである。
ここでは、スランプフローはP(fα)と一次の関係がある場合について述べたが、二乗の項や指数で表される項など様々な項を含む関数Fを与え、
SF=F(P(fα))
から求めるようにしても良い。
【0037】
2)複数の周波数のパワー値を利用するモデル
他にも、スランプフローの推定値は、特定の周波数fαとの関係だけでモデル化するのでなく。例えば、複数の周波数のパワー値P(f1)、P(f2)、・・・、P(fq)を説明変数に持つ関数で、スランプフローSFを推定するモデルも考えられる。
SF=F(P(f1)、P(f2)、・・・、P(fq))
として求めても良い。
例えば、
【式3】
から求める。
【0038】
3)複数の周波数のパワー値と混練に関する他情報を利用するモデル
複数の周波数のパワー値P(f1)、P(f2)、・・・、P(fq)の他に、さらに、混練に関する情報(温度、細骨材の表面水、セメント種類、混和剤使用量など)X1、X2、・・・、Xrを説明変数とするモデルも考えられる。このときスランプフロー推定値SFは、
SF=F(P(f1)、P(f2)、・・・、P(fq)、X1、X2、・・・、Xr)
で求めるようにしても良い。
ただし、X1、X2、・・・、Xrは具体的には、温度、細骨材の表面水、セメント種類、混和剤使用量などが考えられる。
例えば、
【式4】
から求める。
【0039】
4)非線形モデル
あるいは、非線形モデルとしては、ニューラルネット(バックプロパゲーション手法)Hを用いて行うことも可能である。
ニューラルネットHに様々な周波数のパワー値P(f1)、P(f2)、・・・、P(fq)と混練に関する情報(温度、細骨材の表面水、セメント種類、混和剤使用量など)X1、X2、・・・、Xrを各ユニットに対応させて、
SF=H(P(f1)、P(f2)、・・・、P(fq)、X1、X2、・・・、Xr)
から求める。
なお、ニューラルネットの場合、各ユニットはシグモイド関数などの非線形な関係で演算する場合が多い。
【0040】
以上、各種方法でスランプフローSFを求めるスランプフローの推定モデルについて説明したが、このとき、相関の認められる周波数は、図5に示すように、画面10上にパワースペクトル11を重ね合わせて表示し、さらに、特定の周波数のスランプフローとパワーの散布図12や全周波数域での相関係数13を表示して、相関が高いと思われるところを直接または自動的に指示して取り出すようにする。さらに、従来行っていたミキサ負荷カーブ14もあわせて表示するようにすることもできる。
【0041】
そこで、品質推定部4では、前述の範囲カーブ(図3(b))とスランプフローの推定モデルからスランプフローなどの高流動コンクリートのフレッシュ性状を推定する。
まず、品質推定部4では、図3に示すように、画面上に範囲カーブDを表示し、1バッチのパワースペクトルを重ねて表示する。このとき範囲カーブDより外れる部分が現れた場合には何らかの異常があるものと推定される。
さらに、前述の推定モデルからスランプフローの推定値を算出する。
【0042】
また、設定された範囲カーブは、絶対的なものではなく最近の品質に適合するように最近の製造データで構築するのが好ましい。そこで、1バッチ測定するたびに累積したもので、随時更新していくほうが好ましい。
【0043】
また、実測の結果、配合によっても相関の表れ方が違う。目標スランプフロー、セメント種類、混和剤(高性能AE減水剤など)の種類によっても違ってくるので、それぞれ別モデルを構築して対応する必要がある。
【0044】
以上説明したように、第1の実施の形態では、混練時の音を計測して高流動コンクリートの品質を所望の品質になるように管理することができる。
【0045】
次に、第2の実施の形態として、混練した高流動コンクリートをミキサ7から排出する時の音を解析する場合について説明する。
【0046】
構成は、第1の実施の形態と同じであるが、排出時の音を計測して品質を管理する点が相違する。相違する点についてのみ説明をする。
計測部2では、コンクリートホッパ8への落下音を計測する。
コンクリートホッパ8の音はマイクなどの集音装置21で計測することが可能である。あるいは、ビデオカメラを設置し録音した音はパソコンなどの音声ソフトウェア(サウンドレコーダなど)を利用して計測することが可能である。
【0047】
解析部3では、計測した音をスペクトル解析する。ここでは、計測部2で1バッチの間に計測した排出時の音からパワースペクトルを求めて、振動や音に含まれる周波数fとそのパワーPを観測する。
他の構成及びこの構成による動作は第1の実施の形態で説明したものと同じであるので詳細な説明は省略する。
【0048】
以上説明したように、第2の実施の形態では、排出時の音を計測して高流動コンクリートの品質を所望の品質になるように管理することができる。
【0049】
次に、第3の実施の形態として、図6に示すように、高流動コンクリートを混練時のミキサーアームを回転させるためのモータの駆動負荷(電力、電流、油圧力)の振動を解析する場合について説明する。
【0050】
構成は、第1の実施の形態と同じであるが、ミキサーアームを回転させるためのモータの駆動負荷の振動を計測して品質を管理する点が相違する。相違する点についてのみ説明をする。
計測部2では、ミキサーアームを回転させるためのモータ22の駆動負荷(電力、電流、油圧力)の振動を計測することも可能である。モータの駆動負荷の振動を計測する場合には電力変換機器、電流計、油圧計などでモータの駆動負荷の振動を計測する。
【0051】
解析部3では、計測したモータの駆動負荷の振動をスペクトル解析する。ここでは、計測部2で1バッチの間に計測したモータの駆動負荷の振動からパワースペクトルを求めて、振動に含まれる周波数fとそのパワーPを観測する。
他の構成及びこの構成による動作は第1の実施の形態で説明したものと同じであるので詳細な説明は省略する。
【0052】
以上説明したように、第3の実施の形態では、モータの駆動負荷の振動を計測して高流動コンクリートの品質を所望の品質になるように管理することができる。
【0053】
次に、第4の実施の形態として、図7に示すように、高流動コンクリートを混練時のミキサ7の振動やミキサから排出する時のコンクリートホッパ8の振動を解析する場合について説明する。
【0054】
構成は、第1の実施の形態と同じであるが、混練時や排出時のミキサ7の振動を計測して品質を管理する点が相違する。相違する点についてのみ説明をする。計測部2では、ミキサ7の振動を計測する場合にはミキサ7に加速度計23やレーザ式変位測定器23などを設置して計測する(図7実線)。ミキサから排出する時のコンクリートホッパ8の振動を計測する場合にはコンクリートホッパ8に加速度計23やレーザ式変位測定器23などを設置して計測する(図7破線)。
【0055】
解析部3では、計測した振動をスペクトル解析する。ここでは、計測部2で1バッチの間に計測した混練時の振動か排出時の振動からパワースペクトルを求めて、振動に含まれる周波数fとそのパワーPを観測する。
他の構成及びこの構成による動作は第1の実施の形態で説明したものと同じであるので詳細な説明は省略する。
【0056】
以上説明したように、第4の実施の形態では、混練時のミキサ7の振動かミキサから排出する時のコンクリートホッパ8の振動を計測して高流動コンクリートの品質を所望の品質になるように管理することができる。
【0057】
以上の実施の形態では、スランプフローについて説明したが、O漏斗試験やV漏斗試験等の漏斗流下時間、スランプフロー時間、50cmスランプフロー時間なども同様に推定することができる。
【0058】
また、ミキサ排出時のミキサ負荷値の減衰状況と経過時間とには関連性がありこれから生コン落下状況が把握できる。そこで、ミキサ負荷値の減衰状況と経過時間の関連を調べることにより漏斗流下時間を推し測ることができるものと予測される。この漏斗流下時間を推定することで高流動コンクリートの品質を管理することもできる。
【0059】
さらに、上述で詳細に説明した実施の形態で解析した結果をみて、例えば、混練音を解析したものとモータの駆動負荷の振動を解析したものとを組み合わせて判断するなど、様々に組み合わせてより精度の良いものにしていくこともできる。
【0060】
【実施例】
以下、ミキサの負荷とスランプフローの相関を確認するために行った実施例について説明するが、この発明は、かかる実施例に示される態様に限定されるものではない。
【0061】
図8は、従来の方法と同様にしてミキサの負荷とスランプフローとの相関を調べたものである。図8(a)には、バッチ番号とミキサ負荷とそのときのスランプフローの実測値を示す。図8(b)は、ミキサ負荷とそのときのスランプフローとの散布図であるが相関は見られない。
【0062】
(1) ミキサの混練音ならびにコンクリートホッパへの落下音について
そこで、図9に示すように、コンクリートホッパにビデオカメラを設置しミキサの混練音ならびにコンクリートホッパへの落下音を収集してパワースペクトルを分析した実験結果である。
【0063】
配合は、以下の表に示すものについて行った。
【表1】
表1のW/Cは水セメント比、s/aは細骨材率、SFはスランプフロー、C種はセメント種類を表す。
【0064】
図10は、1日目と3日目の配合で混練音のパワースペクトル(図10(a))とスランプフローとの相関を分析した結果を表し(図10(b))、相関係数は0.7〜0.9を示す周波数帯が存在している。
図11は、1日目と3日目の配合で排出音のパワースペクトル(図11(a))とスランプフローとの相関を分析した結果を表し(図11(b))、相関係数は0.9程度を示す周波数帯が存在している。
【0065】
図12は、2日目と4日目の配合で混練音のパワースペクトル(図12(a))とスランプフローとの相関を分析した結果を表し(図12(b))、相関係数は−0.8程度を示す周波数帯が存在している。
図13は、2日目と4日目の配合で排出音のパワースペクトル(図13(a))とスランプフローとの相関を分析した結果を表し(図13(b))、相関係数は−0.7程度、または、0.7〜0.8程度を示す周波数帯が存在している。
【0066】
また、1日目〜4日目すべてについてみた場合には、混練音・排出音のパワースペクトルとスランプフローを分析した場合には顕著な相関は見られなかった。
【0067】
以上示すように、混練音・排出音のパワースペクトルとスランプフローには特定の周波数において高い相関が見られる。また、この相関は、高流動コンクリートの配合内容により特性が異なっている。
【0068】
(2) ミキサ負荷電力の振動について
次に、図6に示すように、排出時のミキサ負荷電力の振動を計測した場合の結果について見る。
図14は、排出後のミキサ電力(トレンド除去、基準化済)の振動のパワースペクトル(図14(a))とスランプフローとの相関を分析した結果を表し(図14(b))、相関係数は0.7程度を示す周波数帯が存在している。
【0069】
図14に示すように、排出時のミキサ負荷電力の振動のパワースペクトルとスランプフローには特定の周波数において高い相関が見られる。
【0070】
(3) ミキサの振動について
次に、図7に示すように、練り上がり時のミキサの振動を加速度計で計測した場合の結果について見る。
図15は、練り上がり時のミキサの振動のパワースペクトル(図15(a))とスランプフローとの相関を分析した結果を表し(図15(b))、相関係数は0.7〜0.9を示す周波数帯が存在している。
【0071】
図15に示すように、練り上がり時のミキサの振動のパワースペクトルとスランプフローには特定の周波数において高い相関が見られる。
【0072】
【発明の効果】
以上詳細に述べたように、本願発明では、高流動コンクリート練り上がり時にスランプフローなどを予測することができるので、適正な製造ができたかどうか練り上がり時に判断できる。
【0073】
実測結果を蓄えていくことで目標スランプフローに近づけるための操作指針が検討できる。また、推定スランプフローの記録を手がかりにクレーム処理などの対応ができ、安定した品質の製品を出荷することができる。さらに、異常がある場合には練り上がり時点で気付くことも可能である。
加えて熟練者でなくても製造することが可能になる。
【0074】
また、温度、細骨材の表面水、セメント種類、混和剤などの混練に関する情報を加えて分析することで精度をあげることができる。
【0075】
さらに、許容範囲内の結果であるかをみて、混練に関する明らかな異常は即座に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 高流動コンクリート品質管理システムの概要図である(その1)。
【図2】 計測した振動や音のスペクトル解析を説明するための図である。
【図3】 スペクトル解析の範囲カーブを説明するための図である。
【図4】 パワースペクトルとスランプフローとの関連を表す図である。
【図5】 パワースペクトルとスランプフローとの関連を画面上に表示した一例である。
【図6】 高流動コンクリート品質管理システムの概要図である(その2)。
【図7】 高流動コンクリート品質管理システムの概要図である(その3)。
【図8】 ミキサの負荷とスランプフローとの相関を表した図である。
【図9】 ミキサ混練音とコンクリートホッパへの落下音を収集するときの装置の例である。
【図10】 パワースペクトルとスランプフローとの関係を分析した結果である(その1)。
【図11】 パワースペクトルとスランプフローとの関係を分析した結果である(その2)。
【図12】 パワースペクトルとスランプフローとの関係を分析した結果である(その3)。
【図13】 パワースペクトルとスランプフローとの関係を分析した結果である(その4)。
【図14】 パワースペクトルとスランプフローとの関係を分析した結果である(その5)。
【図15】 パワースペクトルとスランプフローとの関係を分析した結果である(その6)。
【符号の説明】
1 高流動コンクリート品質管理システム
2 計測部
3 解析部
4 品質推定部
5 貯蔵ビン
6 計量ビン
7 ミキサ
8 コンクリートホッパ
10 画面
11 パワースペクトル
12 散布図
13 相関係数のプロット図
14 ミキサ負荷カーブ
21 集音装置
22 モータ
23 加速度計(レーザ変位計)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to quality control of high fluidity concrete.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is a slump as an index indicating the softness of ready-mixed concrete, and quality control is performed so as to approach the target value. In the case of conventional ready-mixed concrete, there is a high correlation between the mixer load (electric power, current, oil pressure) value and slump during kneading, and the slump is estimated from the mixer load during kneading. In addition, the materials used are optimally managed to meet the design conditions, but in reality, the slump is less than the target value due to variations in the quality of the materials used and errors in estimating the surface water of fine aggregates. May be far away. In such a case, the surface water of the fine aggregate seems to be the biggest cause of the error, so it is manufactured while skillfully adjusting the surface water of the fine aggregate in consideration of the surface water meter indication value and the slump value of the finished raw concrete. is doing. At this time, a visual check of the slump is also performed on the monitor screen.
[0003]
In recent years, the demand for high fluidity concrete has increased. This high-fluidity concrete is suitable for use in places where it is difficult to fill with normal concrete, such as thin sections and structures with a large amount of reinforcing bars. It is a concrete with fluidity that does not require a compacting operation. In other words, high-fluidity concrete has high fluidity compared to ordinary concrete, and since it has an appropriate viscosity, it can easily obtain homogeneous concrete with little material separation and workability in pumping, etc. Excellent concrete.
[0004]
In addition, as a method for evaluating the fresh properties of high-fluidity concrete, that is, the quality of fresh concrete, there is a method of measuring slump flow for fluidity, 50 cm slump flow time for viscosity, and measuring funnel flow time for separation resistance. Are known.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, according to the conventional technology, an attempt was made to estimate the slump flow from the mixer load (electric power, current, oil pressure) value when the high-fluidity concrete was mixed, but this correlation was small in the case of high-fluidity concrete (no correlation). Slump flow estimation is difficult. Further, even if an expert sees the ITV images being kneaded and discharged, the slump flow cannot be determined at all. Accordingly, it is an object to enable quality control of high-fluidity concrete based on values obtained by observing the state of kneading and discharging other than the mixer load (electric power, current, oil pressure) values.
[0006]
In order to solve the above-mentioned problems, in the high fluidity concrete quality control system according to the first aspect of the present invention, a mixer is used during mixing of the high fluidity concrete. Load vibration Measuring means for measuring, and the measured Mixer load vibration Based on the spectrum analysis means for analyzing the spectrum and the result of the spectrum analysis, Find a frequency with a strong correlation with a given quality index, From the power value at the frequency where the correlation is recognized, The predetermined Quality estimation means for estimating a quality index and estimating the quality relating to the high fluidity concrete.
[0007]
In the high-fluidity concrete quality control system configured as described above, a mixer is used during mixing of the high-fluidity concrete Load vibration By analyzing the spectrum, it is possible to estimate anomalies during kneading of the high-fluidity concrete, or to estimate whether the high-fluidity concrete after kneading has been kneaded to the desired quality.
[0008]
Moreover, in
[0009]
In the above configuration, the mixer when kneading high-fluidity concrete Current, power or hydraulic pressure vibration The quality of high fluidity concrete can be controlled by analyzing the spectrum.
[0014]
[0015]
In the above configuration, the quality control of the high-fluidity concrete is performed by estimating the slump flow from the correlation between the result of the spectrum analysis and the slump flow that is an index of fluidity.
[0016]
[0017]
In the above configuration, the slump flow time, 50 cm slump flow time, and funnel flow time are estimated from the correlation between the spectral analysis results and the slump flow time, 50 cm slump flow time, and funnel flow time, which are indicators of viscosity and material separation resistance. To control the quality of high-fluidity concrete.
[0018]
[0019]
In the above configuration, the quality of high-fluidity concrete should be estimated in consideration of the mix of concrete including not only the results of spectral analysis but also information on kneading such as temperature, surface water of fine aggregate, cement type, admixture, etc. Can do.
The types of cement include ordinary Portland cement, blast furnace cement, and low heat Portland cement. In addition to these, differences by manufacturer are included.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a first embodiment according to the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 1, the high-fluidity concrete
The concrete kneading apparatus generally includes a
[0025]
High-fluidity concrete is concrete that has significantly improved fluidity without impairing material separation resistance when fresh, such as superfluid concrete, compaction-free concrete, self-filling concrete, high-performance concrete, and high-performance concrete. It is a concept that includes.
[0026]
The
The sound of the
[0027]
The
As a spectrum analysis method, in addition to power spectrum analysis, it is also possible to perform analysis by fast Fourier transform (FFT), maximum entropy method (MEM), wavelet analysis, or the like. Hereinafter, the
[0028]
The
There is a correlation between the power of a certain frequency in the power spectrum obtained by the spectrum analysis and the fluidity index such as slump flow. Therefore, a value such as slump flow that is an index of fluidity is estimated from the correlation.
Alternatively, in addition to the power spectrum obtained by spectrum analysis, the value of slump flow etc. may be estimated including information on kneading such as temperature, surface water of fine aggregate (sand, etc.), cement type, admixture usage amount, etc. good.
[0029]
In addition to slump flow, quality indicators include slump flow time, 50 cm slump flow time, funnel flow time such as O funnel test and V funnel test, which are indicators of viscosity and material separation resistance. You may make it do.
Alternatively, as shown in FIG. 3, it is estimated whether the ready-mixed concrete conforms to a desired quality depending on whether the result of the spectrum analysis is within a certain range.
[0030]
Therefore, an operation using the high-fluidity concrete
First, in order to control the quality of high-fluidity concrete at the time of kneading high-fluidity concrete, for example, N batch (preferably as many as possible) experiments were conducted, and vibration and sound were measured and spectrum analysis was performed. Find the correlation between the results and the quality of high fluidity concrete.
[0031]
First, when the sound during kneading is measured by the
Therefore, an average of power at each frequency is obtained, and further a standard deviation is obtained. A reference power spectrum is obtained from the average of the power at each frequency, and for this power spectrum, for example, a region having a standard deviation σ that is plus or minus twice is set as a possible range.
[0032]
The average mean (P (fα)) of power at the frequency fα and its standard deviation σ (fα) are obtained as follows.
[Formula 1]
Therefore, at the frequency fα,
mean (P (fα)) − 2σ (fα) to mean (P (fα)) + 2σ (fα)
It is determined that the power in the range is normal. In the entire frequency range, the portion D is filled as shown in FIG.
Hereinafter, a line representing this region is referred to as a range curve D. Assuming that the value of the power spectrum is normally distributed on each frequency axis, the power spectrum of the actually measured sound (vibration) is considered to exist with a probability of 95% within this range curve.
The range curve is not limited to ± 2 times the standard deviation, and may be set as appropriate.
[0033]
Further, the vibration measured by the measuring
[0034]
FIG. 4C is a scatter diagram showing the relationship between the power P of the frequency fα and the slump flow SF. G is a regression of the sample in the figure with a straight line, and R is a correlation coefficient between the two variables of power P and slump flow SF (at frequency fα).
[0035]
Therefore, the slump throw SF can be obtained from the frequency where the correlation is recognized. For example, if the frequency showing a strong correlation with the slump flow is fα, the slump flow estimation model is
Slump flow estimated value = F (P (fα))
It can be expressed as However, F represents a function.
[0036]
Therefore, an example of a slump flow estimation model and its estimation method will be shown.
1) A model that has a high correlation with the power value of a specific frequency
Here, the case where it is considered that the power of the power spectrum and the slump flow have a relationship expressed by a linear expression will be considered. When there is a high correlation at a certain frequency fα, the slump flow estimated value SF is
[Formula 2]
Ask for.
In this example, spectrum analysis of actually measured vibration data is performed, P (fα) is obtained and substituted into
Here, the case where the slump flow has a linear relationship with P (fα) has been described, but a function F including various terms such as a square term and an exponential term is given.
SF = F (P (fα))
You may make it ask from.
[0037]
2) Model that uses power values of multiple frequencies
In addition, the estimated slump flow value is not modeled only in relation to the specific frequency fα. For example, power values P (f 1 ), P (f 2 ), ..., P (f q ) As an explanatory variable, and a model for estimating the slump flow SF is also conceivable.
SF = F (P (f 1 ), P (f 2 ), ..., P (f q ))
You may ask as.
For example,
[Formula 3]
Ask from.
[0038]
3) A model that uses power values of multiple frequencies and other information related to kneading
Power values P (f of multiple frequencies 1 ), P (f 2 ), ..., P (f q ) And other information on kneading (temperature, fine aggregate surface water, cement type, admixture usage, etc.) X 1 , X 2 ... X r There is also a model where is an explanatory variable. At this time, the slump flow estimated value SF is
SF = F (P (f 1 ), P (f 2 ), ..., P (f q ), X 1 , X 2 ... X r )
You may make it ask for.
However, X 1 , X 2 ... X r Specifically, the temperature, the surface water of the fine aggregate, the cement type, the amount of admixture used, and the like can be considered.
For example,
[Formula 4]
Ask from.
[0039]
4) Nonlinear model
Alternatively, it is possible to use a neural network (back propagation technique) H as a nonlinear model.
The neural network H has power values P (f of various frequencies. 1 ), P (f 2 ), ..., P (f q ) And kneading information (temperature, fine aggregate surface water, cement type, admixture usage, etc.) X 1 , X 2 ... X r Corresponding to each unit,
SF = H (P (f 1 ), P (f 2 ), ..., P (f q ), X 1 , X 2 ... X r )
Ask from.
In the case of a neural network, each unit is often operated with a non-linear relationship such as a sigmoid function.
[0040]
As described above, the slump flow estimation model for obtaining the slump flow SF by various methods has been described. At this time, as shown in FIG. 5, the frequency at which the correlation is recognized is displayed by superimposing the
[0041]
Therefore, the
First, as shown in FIG. 3, the
Further, an estimated value of the slump flow is calculated from the above estimation model.
[0042]
Further, the set range curve is not absolute and is preferably constructed from recent manufacturing data so as to conform to recent quality. Therefore, it is preferable to update the data as it is accumulated every time one batch is measured.
[0043]
In addition, as a result of actual measurement, the way the correlation appears depends on the composition. Since it varies depending on the target slump flow, cement type, and type of admixture (such as high-performance AE water reducing agent), it is necessary to construct a different model for each.
[0044]
As described above, in the first embodiment, the sound during kneading can be measured and the quality of the high-fluidity concrete can be managed to be a desired quality.
[0045]
Next, as a second embodiment, a description will be given of the case where the sound generated when the kneaded high-fluidity concrete is discharged from the
[0046]
The configuration is the same as in the first embodiment, except that the quality is controlled by measuring the sound during discharge. Only the differences will be described.
The measuring
The sound of the
[0047]
The
Since the other configuration and the operation by this configuration are the same as those described in the first embodiment, a detailed description thereof will be omitted.
[0048]
As described above, in the second embodiment, the sound at the time of discharge can be measured and the quality of the high fluidity concrete can be managed to be a desired quality.
[0049]
Next, as a third embodiment, as shown in FIG. 6, when analyzing vibrations of a motor driving load (electric power, current, oil pressure) for rotating a mixer arm when kneading high-fluidity concrete. Will be described.
[0050]
The configuration is the same as that of the first embodiment, except that the quality is controlled by measuring the vibration of the driving load of the motor for rotating the mixer arm. Only the differences will be described.
The measuring
[0051]
The
Since the other configuration and the operation by this configuration are the same as those described in the first embodiment, a detailed description thereof will be omitted.
[0052]
As described above, in the third embodiment, the vibration of the driving load of the motor can be measured and the quality of the high fluidity concrete can be managed so as to be a desired quality.
[0053]
Next, as a fourth embodiment, as shown in FIG. 7, a case will be described in which the vibration of the
[0054]
The configuration is the same as that of the first embodiment except that the quality is controlled by measuring the vibration of the
[0055]
The
Since the other configuration and the operation by this configuration are the same as those described in the first embodiment, detailed description will be omitted.
[0056]
As described above, in the fourth embodiment, the vibration of the
[0057]
In the above embodiment, the slump flow has been described, but the funnel flow time, slump flow time, 50 cm slump flow time, etc., such as the O funnel test and the V funnel test can be similarly estimated.
[0058]
In addition, there is a relation between the attenuation state of the mixer load value at the time of discharging the mixer and the elapsed time, and from this, it is possible to grasp the state of falling of the raw concrete. Therefore, it is predicted that the funnel flow-down time can be estimated by examining the relationship between the attenuation state of the mixer load value and the elapsed time. The quality of the high fluidity concrete can be controlled by estimating the funnel flow time.
[0059]
Furthermore, looking at the results analyzed in the embodiment described in detail above, for example, judging by combining the analysis of the kneading sound and the analysis of the vibration of the driving load of the motor It can also be made more accurate.
[0060]
【Example】
Hereinafter, although the Example performed in order to confirm the correlation of the load of a mixer and a slump flow is described, this invention is not limited to the aspect shown by this Example.
[0061]
FIG. 8 shows the correlation between the load on the mixer and the slump flow as in the conventional method. FIG. 8A shows the batch number, the mixer load, and the measured value of the slump flow at that time. FIG. 8B is a scatter diagram of the mixer load and the slump flow at that time, but no correlation is observed.
[0062]
(1) Mixing sound of mixer and falling sound to concrete hopper
Therefore, as shown in FIG. 9, experimental results are shown in which the power spectrum is analyzed by installing a video camera on the concrete hopper and collecting the mixing sound of the mixer and the falling sound onto the concrete hopper.
[0063]
The blending was carried out for those shown in the following table.
[Table 1]
In Table 1, W / C represents the water cement ratio, s / a represents the fine aggregate ratio, SF represents the slump flow, and C type represents the cement type.
[0064]
FIG. 10 shows the result of analyzing the correlation between the power spectrum of the kneaded sound (FIG. 10 (a)) and the slump flow with the blending of the first day and the third day (FIG. 10 (b)), and the correlation coefficient is A frequency band indicating 0.7 to 0.9 exists.
FIG. 11 shows the result of analyzing the correlation between the power spectrum of the exhaust sound (FIG. 11 (a)) and the slump flow in the combination of the first day and the third day (FIG. 11 (b)), and the correlation coefficient is There is a frequency band indicating about 0.9.
[0065]
FIG. 12 shows the result of analyzing the correlation between the power spectrum of the kneading sound (FIG. 12 (a)) and the slump flow in the combination of the second and fourth days (FIG. 12 (b)), and the correlation coefficient is There is a frequency band indicating about -0.8.
FIG. 13 shows the result of analyzing the correlation between the power spectrum of the exhaust sound (FIG. 13 (a)) and the slump flow in the combination of the second day and the fourth day (FIG. 13 (b)), and the correlation coefficient is There is a frequency band indicating about -0.7 or about 0.7 to 0.8.
[0066]
In addition, when all of the first to fourth days were observed, no significant correlation was found when the power spectrum of the kneading sound / discharge sound and the slump flow were analyzed.
[0067]
As shown above, the power spectrum of the kneading sound / discharged sound and the slump flow show a high correlation at a specific frequency. Further, this correlation has different characteristics depending on the blending content of the high fluidity concrete.
[0068]
(2) Mixer load power vibration
Next, as shown in FIG. 6, the results when the vibration of the mixer load power at the time of discharge is measured will be described.
FIG. 14 shows the result of analyzing the correlation between the power spectrum (FIG. 14 (a)) and the slump flow of the mixer power (trend removed, normalized) after discharge (FIG. 14 (b)). There is a frequency band where the number of relationships is about 0.7.
[0069]
As shown in FIG. 14, the power spectrum of the vibration of the mixer load power during discharge and the slump flow show a high correlation at a specific frequency.
[0070]
(3) Mixer vibration
Next, as shown in FIG. 7, the results when the vibration of the mixer at the time of kneading is measured with an accelerometer will be seen.
FIG. 15 shows the result of analyzing the correlation between the power spectrum (FIG. 15 (a)) of the vibration of the mixer during the kneading and the slump flow (FIG. 15 (b)), and the correlation coefficient is 0.7-0. A frequency band indicating .9 exists.
[0071]
As shown in FIG. 15, a high correlation is observed at a specific frequency between the power spectrum of the vibration of the mixer and the slump flow at the time of kneading.
[0072]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, since slump flow and the like can be predicted when high-fluidity concrete is kneaded, it can be determined at the time of kneading whether proper production has been completed.
[0073]
Operational guidelines for approaching the target slump flow can be examined by accumulating the measurement results. In addition, it is possible to handle complaint processing and the like based on the record of the estimated slump flow, and it is possible to ship products with stable quality. Furthermore, if there is an abnormality, it is possible to notice at the time of finishing.
In addition, it becomes possible to manufacture even if it is not an expert.
[0074]
In addition, accuracy can be improved by adding information on kneading such as temperature, surface water of fine aggregate, cement type, admixture and the like.
[0075]
Further, it is possible to immediately determine the obvious abnormality related to the kneading by checking whether the result is within the allowable range.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a high fluidity concrete quality control system (No. 1).
FIG. 2 is a diagram for explaining spectrum analysis of measured vibration and sound.
FIG. 3 is a diagram for explaining a range curve of spectrum analysis.
FIG. 4 is a diagram illustrating a relationship between a power spectrum and a slump flow.
FIG. 5 is an example in which a relationship between a power spectrum and a slump flow is displayed on a screen.
FIG. 6 is a schematic diagram of a high-fluidity concrete quality control system (part 2).
FIG. 7 is a schematic diagram of a high-fluidity concrete quality control system (No. 3).
FIG. 8 is a diagram showing a correlation between a load of a mixer and a slump flow.
FIG. 9 is an example of an apparatus for collecting mixer kneading sound and sound falling onto a concrete hopper.
FIG. 10 shows the result of analyzing the relationship between the power spectrum and the slump flow (No. 1).
FIG. 11 shows the result of analyzing the relationship between the power spectrum and the slump flow (part 2).
FIG. 12 shows the result of analyzing the relationship between the power spectrum and the slump flow (No. 3).
FIG. 13 shows the result of analyzing the relationship between the power spectrum and the slump flow (No. 4).
FIG. 14 shows the result of analyzing the relationship between the power spectrum and the slump flow (No. 5).
FIG. 15 shows the result of analyzing the relationship between the power spectrum and the slump flow (No. 6).
[Explanation of symbols]
1 High fluidity concrete quality control system
2 Measuring unit
3 Analysis Department
4 Quality estimation section
5 storage bins
6 Weighing bottle
7 Mixer
8 Concrete hopper
10 screens
11 Power spectrum
12 Scatter chart
13 Plot of correlation coefficient
14 Mixer load curve
21 Sound collector
22 Motor
23 Accelerometer (laser displacement meter)
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