JP3924097B2 - Photosensitive material processing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料を搬送しながら処理液で処理する際に、当該処理液下において前記感光材料の感光層をブラシ部材によってブラッシングする感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光材料、例えば感光性平版印刷版では、支持体であるアルミニウム板上に重層された感光層を露光し、受光部及び未受光部を生じさせ、その後現像液による処理において、不要な感光層を取り除くことにより画像を形成するようになっている。
【0003】
この現像液による処理中に、感光性平版印刷版を現像液に浸漬させた状態で、感光層をブラシローラによってブラッシングすることにより、不要な感光層を取り除くようにしている。これにより、明細な画像を形成することができる。
【0004】
ここで、従来のブラシローラは、予め断面略コ字型のチャンネルに毛材を植え込んでおき、このチャンネルをローラの外周部に螺旋状に緊密に巻き付けて構成していた。しかし、このような構造では、螺旋状に巻き付けられたチャンネルの毛材間のブラシローラ軸方向の間隔が大きく、ブラッシング処理した感光性平版印刷版の表面に筋ムラが生じる可能性があった。
【0005】
そこで、この問題点を解消するために、予め毛材が植え付けられた布、すなわち、帯状の植毛布をローラに螺旋状に巻き付けるようにすることが考えられている。この巻き付けの際には、植毛布の裏面側(毛材の植え付けられていない面側)に接着剤が塗布されており、植毛布は、この接着剤によってローラに固着されている。
【0006】
このように、帯状の植毛布は毛材が帯状の布に植え付けられているため、ローラへの巻き付け回数が減少するとともに、筋ムラの発生も解消することができる。なお、関連する従来技術としては、特開平3−96955号公報、特開平10−48840号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、植毛布をローラへ巻き付ける際に、接着剤を使用しているため、植毛布の先端部から接着剤が毛材に染み出してきて固化して毛材の柔軟性を損なって、ブラッシング処理した感光性平版印刷版面に傷を付けてしまう可能性があった。また、接着剤が現像液によって溶解して現像液中に入り込み、現像不良を起こす可能性がある。
【0008】
本発明は上記事実を考慮し、ブラシローラの本体に植毛布を取り付ける際、接着剤を用いなくても巻き緩みがなく、安定した取り付け状態を維持することができる感光材料処理装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、感光材料を搬送しながら処理液で処理する際に、前記処理液下において前記感光材料の感光層をブラシ部材によってブラッシングする感光材料処理装置であって、
前記ブラシ部材が、軸回転するローラと、前記ローラの外周部に取り付けられ、シート状の基材に毛材が織り込まれたブラッシング用帯体とで構成され、前記ローラの外周部に前記ブラッシング用帯体と前記ブラッシング用帯体を固定するための固定部材を収容する溝部が形成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記溝部が前記ローラの外周部に螺旋状に形成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記溝部が前記ローラの外周部に前記ローラの軸線方向に沿って形成されていることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記固定部材が金属ワイヤであることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記固定部材が樹脂片であることを特徴としている。
【0014】
請求項6に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記固定部材が金属片であることを特徴としている。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、ブラシ部材は、ローラの外周部にブラッシング用帯体を取り付けることにより構成されるが、ブラッシング用帯体はローラの外周部に形成された溝部にブラッシング用帯体と共に収容される固定部材によって固定されている。即ち、ブラッシング用帯体を接着剤を使用しないでローラの外周部に固定できる。このため、ブラッシング用帯体の端部から接着剤が毛材に染み込んで固化し、毛材の柔軟性を損なって版面に傷をつけてしまうことがなく、また、ローラの外周部にブラッシング用帯体を取り付ける際、接着剤を用いなくても巻き緩みがなく、安定した取り付け状態を維持することができる。また、接着剤を用いないため、接着剤塗布という煩雑な作業が無くなり、低コストでブラシ部材を製造することができる。
【0016】
なお、溝部としては、請求項2に記載の如く、ローラの外周部に螺旋状に形成されていることが好ましく、この場合の固定部材としては、請求項4に記載の如く、金属ワイヤが好ましい。また、溝部としては、請求項3に記載の如く、ローラの外周部にローラの軸線方向に沿って形成されていることが好ましく、この場合の固定部材としては、請求項5または請求項6に記載の如く、樹脂片または金属片が好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明に係る感光材料、例えば感光性平版印刷版の自動現像機の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0018】
図1には、本実施形態に係る感光性平版印刷版100の概略図が示されている。
【0019】
感光性平版印刷版のうちのフォトポリマー版102は、図2に示される如く、支持層としてのアルミニウム板104上に光接着層105と光重合層106が設けられている。また、この光重合層106には、オーバーコート層108が重ねられている。すなわち、フォトポリマー版102は、4層構造の状態でレーザ光により画像の露光がなされるようになっている。なお、本実施形態に係る画像の露光は、デジタル画像情報に基づいてレーザ光を走査して書き込むセッターによってなされるようになっている。これによって、光重合層の画像部の重合反応を促進させる。
【0020】
フォトポリマー版102は、上記露光処理が終了した後、図1の左端に位置する前加熱部110へ至るようになっている。
【0021】
前加熱部110では、フォトポリマー版102を水平に保持して搬送するための2個の搬送ローラ対112、114が配設され、その間にヒータユニット116が設けられている。このヒータユニット116に対向してフォトポリマー版102の搬送路下側にはガイド板118が設けられ、ヒータユニット116のヒータ面とフォトポリマー版102との距離を一定に保持するようになっている。
【0022】
このヒータユニット116による加熱によって、フォトポリマー版102は、光重合層106の受光部の重合度を増し、印刷に必要な耐刷性を向上させる。
【0023】
前加熱部110の下流側には、前水洗部120が設けられており、前加熱が終了したフォトポリマー版102が水平状態で送り込まれるようになっている。
【0024】
前水洗部120には、フォトポリマー版102を水平に保持して搬送するための2個の搬送ローラ対122、124が配設され、その間の搬送路よりも上側にブラシローラ126が配設されている。また、このブラシローラ126よりも若干上流側には、スプレーパイプ128が配置されており、搬送路方向に向けて水が吐出されるようになっている。ここで、スプレーパイプ128から水が吐出され、ブラシローラ126が回転(図1の反時計方向回転)している状態でフォトポリマー版102が搬送されてくると、フォトポリマー版102の最上層のオーバーコート層108が湿潤し、ブラシローラ116によって除去される。
【0025】
すなわち、フォトポリマー版102は、このオーバーコート層108が除去された状態で、次工程の現像部130へ至ることになる。
【0026】
現像部130には、現像液が貯留された貯留槽132が設けられており、この現像液にフォトポリマー版102を浸漬することで、光重合層106の未受光部を膨潤させ、未受光部を取り除くようになっている。
【0027】
現像部130の感光性平版印刷版挿入口及び排出口のそれぞれの近傍には、搬送ローラ対134、136が設けられており、搬送ローラ対134は、フォトポリマー版102を貯留槽132へ案内し、搬送ローラ対136は、フォトポリマー版102を次工程のリンス部138へ案内する役目を有している。
【0028】
貯留槽132には、ガイド板140が設けられフォトポリマー版102は、このガイド板140に案内され、大きな円弧を描いて搬送される。この貯留槽132には、搬送路よりも上側にブラシローラ142が設けられている。また、このブラシローラ142に対向して搬送路よりも下側には一対の受けローラ144、146が配設されており、フォトポリマー版102はこのブラシローラ142と受けローラ144、146との間に挟持されながら搬送される。このため、フォトポリマー版102の光重合層106には、所定の圧力でブラシローラ142が当たっており、このブラシローラ142の回転によって光重合層106の未受光部が除去される。なお、受光部と未受光部との境目付近の不要な未受光部もブラシローラ142のブラッシングによって確実に除去される。
【0029】
リンス部138には、フォトポリマー版102を水平に保持して搬送するための2個の搬送ローラ対148、150が配設され、その間の搬送路上下方向にそれぞれスプレーパイプ152、154が配設されている。このスプレーパイプ152、154からは水洗水が吐出するようになっている。
【0030】
ここで、フォトポリマー版102が現像部130から排出され、リンス部138へ至ると、スプレーパイプ152、154から水が吐出され、フォトポリマー版102の表裏面が洗浄される。洗浄されたフォトポリマー版102は、次工程のフィニッシャー部156へと送られる。
【0031】
フィニッシャー部156には、フォトポリマー版102を水平に保持して搬送するための2個の搬送ローラ対158、160が配設され、その間の搬送路の上側にはスプレーパイプ162が配設されている。このスプレーパイプ162からはフィニッシャー液(不感脂化液)が吐出するようになっている。
【0032】
ここで、フォトポリマー版102がフィニッシャー部156を水平搬送されている状態で、スプレーパイプ162からフィニッシャー液が吐出され、画像形成面にコーティングされる。
【0033】
以上がフォトポリマー版102の処理の工程であり、これらの工程が終了したフォトポリマー版102は、乾燥部(図示省略)で乾燥され、全ての処理が完了する。
【0034】
ここで、本自動現像機100では、ブラシローラ126、142が適用されており、以下、図3に従い、これらのブラシローラ126、142の詳細な構成について説明する。なお、基本となるのは現像部130に使用されているブラシローラ142であるため、この現像部132用のブラシローラ142を例にとり説明する。
【0035】
図3に示される如く、ブラシローラ142は、芯材としてのローラ164と、このローラ164の外周部に巻き付けられた帯状のブラッシング用帯体166(以下、単に帯体166という)とで構成されている。
【0036】
帯体166は、図4(A)に示される如く、まず、シート状の基材である織物168を対向させて保持し、これら織物168の幅方向両端縁部168A、168Bを除いた部位に掛け渡すように毛材170が織り込まれる。ここで毛材170は、本実施形態では天然繊維または人造繊維材としてのパイルが適用されている。なお、毛材170は、適度な細さであれば、金属であってもよい。また、織物168は、天然繊維、人造繊維に限らず細い金属であってもよい。
【0037】
ここで、毛材170の材質を分類分けして列挙する。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(1)天然繊維
植物性繊維、動物性繊維
(2)人造繊維
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6・10、ナイロン11等のポリアミド系
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系
ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸アルキル等のポリアクリル系
ポリプロピレン
ポリスチレン等
(3)金属繊維
ステンレススチール
真鍮等
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ここで、毛材170を織物168に緊張状態で織り込んだ後、毛材170の中間部でカットすることにより、本実施形態で適用される帯体166の原型172(図4(B)参照)が完成する。この原型172をローラ164の周面に螺旋状に巻き付けた後( 図4(C)参照)、毛材170の長さを均等に整えるようにさらにシャーリングすることにより( 図4( D) 参照)、ブラシローラが完成する。
【0038】
このときの帯体166の仕様は、表1に示すとおりである。
【0039】
図3に示される如く、ローラ164の外周部に螺旋状に巻き付けられた帯体166の両端縁部166A、166B上には、固定部材としての金属製のワイヤ180、182が巻き付けられており、ワイヤ180、182の各両端部180A、182Aは、それぞれローラ164の端面164Aに溶着されている。
【0040】
また、ローラ164の外周部164Bには、2条の溝184、186が螺旋状に形成されており、図5に示される如く、これらの溝184、186内に帯体166の両端縁部166A、166Bとワイヤ180、182とが収容され、これによってローラ164の外周部164Bに帯体166が固定されている。なお、原型172のローラ164への巻き方としては、1本の帯体166を所定のピッチを開けて巻き付ける場合(ピッチ巻き)が考えられる。この後、前述と同様に毛材170をシャーリングして長さを均等に整えることにより、ブラシローラ142が完成する。
【0041】
以下に本実施形態を説明する。
【0042】
感光材料である感光性平版印刷版( 例えば、フォトポリマー版)102は、レーザ光による露光処理が終了した後、前加熱部110へ至り、2個の搬送ローラ対112、114によって搬送されながら、ヒータユニット116のヒータ面から熱を受ける、このとき、ヒータ面はフォトポリマー版102との距離を一定に保持しているため、均一な加熱ができる。
【0043】
このヒータユニット116による加熱によって、フォトポリマー版102は、光重合層106の受光部の重合度が増加する。
【0044】
前加熱が終了すると、フォトポリマー版102は前水洗部120へ送られる。
【0045】
前水洗部120では、フォトポリマー版102が2個の搬送ローラ対122、124に搬送されながら、スプレーパイプ128から水が吐出され、ブラシローラ126が回転(図1の反時計方向回転)する。これにより、フォトポリマー版102の最上層のオーバーコート層108が湿潤し、ブラシローラ116によって除去される。
【0046】
オーバーコート層108が除去されたフォトポリマー版102は、現像部130へ至る。フォトポリマー版102は、搬送ローラ対134によって搬送され貯留槽132へ浸漬される。貯留槽132内では、ガイド板140によって搬送が案内され、大きな円弧を描いて搬送される。この貯留槽132内で、フォトポリマー版102は、ブラシローラ142と受けローラ144、146との間に挟持されながら搬送される。このため、フォトポリマー版102の光重合層106に所定の圧力でブラシローラ142が当たり、このブラシローラ142の回転によって光重合層106の未受光部が除去される。なお、受光部と未受光部との境目付近の未受光部の光重合層106もブラシローラ142のブラッシングによって確実に除去される。この後、フォトポリマー版102は、搬送ローラ対136によってリンス部138へ送られる。
【0047】
リンス部138では、フォトポリマー版102は、搬送ローラ対148、150によって水平搬送されながら、スプレーパイプ152、154から吐出された水により表裏面が洗浄される。洗浄されたフォトポリマー版102は、次工程のフィニッシャー部156へと送られる。
【0048】
フィニッシャー部156では、2個の搬送ローラ対158、160により水平搬送され、スプレーパイプ162から吐出されるフィニッシャー液が、画像形成面にコーティングされ、乾燥部へ送られる。
【0049】
ここで、本実施形態では、前水洗部120及び現像部130に適用されるブラシローラ126、142に帯体166を用いて形成しているが、従来のように、接着剤を用いて貼り付けていないため、帯体166の端部から接着剤が毛材170に染み込んで固化してしまって毛材170の柔軟性を損なったり、現像液中に接着剤が溶解するような不具合は生じない。
【0050】
以下に、ブラシローラ126、142の組付手順を説明する(ブラシローラ142を例にとる。)
まず、ローラ164の外周部164Bの一方の端部に、帯体166の一方の端部をセットした後、ローラ164の外周部164Bに螺旋状に巻き付けていく。これと同時に、一方の端部180A、182Aをローラ164の端面164Aに溶着したワイヤ180、182を毛材170のない帯体166の両端縁部166A、166B上に巻き付け、これらを溝184、186内に収納し、最後に、ワイヤ180、182の他方の端部をローラ164の端面164Cに溶着する。
【0051】
これにより、帯体166の裏面に接着剤を塗布しなくても、巻き付け状態を維持することができ、接着剤による毛材170の固化や接着剤の現像液への溶解による不具合を解消することができる。また、接着剤を用いないため、接着剤塗布という煩雑な作業が無くなり、低コストブラシローラ126、142を製造することができる。
【0052】
なお、図6に示される如く、ローラ164の外周部164Bに、1条の溝184を螺旋状に形成すると共に、隣接する毛材170のない帯体166の両端縁部166A、166Bを上下に重ねて巻き付け、ワイヤ180と共にこれら両端縁部166A、166Bを溝184内に収容した構成としても良い。また、各溝184、186の深さは、図7(A)に示される如く、ワイヤ180の一部のみを収容できる深さL1であっても良く、図7(B)に示される如く、ワイヤ180の全体を収容できる深さL2であっても良い。また、ワイヤ180、182は金属製に限定されず樹脂製等の他の材質からなるワイヤを使用しても良い。また、ワイヤ180、182のローラ164への固定方法は、両端部の溶着に限定されず両端部に固定したブラケットを介してボルト等の固定手段を使用しても良く、ワイヤ180、182全体をローラ164に形成した溝184、186内に嵌合する構成としても良い。
【0053】
また、帯体166の両端部166A、166Bに毛材170を設けないようにした例を示したが、ワイヤ180またはワイヤ180、182を毛材170を設けた両端縁部166A、166B上から巻き付けて溝184または溝184、186に収容するようにしても良い。なお、ワイヤ180、182を収容する溝184、186を設けないローラ164に帯体166を巻き付けて毛材170を設けてない両端縁部166A、166Bに、端部をローラ164に固定したワイヤ180、182を巻き付けてローラ164に帯体166を固定するようにしても良い。このとき、両端縁部166A、166Bに毛材170を設けた帯体166を用いても良い。
【0054】
次に、本発明に係る感光材料処理装置の第2実施形態を図8及び図9に従って説明する。
【0055】
なお、第1実施形態と同一部材については同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】
図8に示される如く、本実施形態では、ブラシローラ142は、芯材としてのローラ164と、このローラ164の外周部に巻き付けられたローラ164の軸方向に細長い帯状のブラッシング用帯体190(以下、単に帯体190という)とで構成されている。
【0057】
図9に示される如く、帯体190は帯体166と同様に構成されており、ローラ164の周方向に沿って巻き付けられた帯体190の両端縁部190A、190B上には、固定部材としての樹脂片194が配設されている。なお、樹脂片194は現像液により膨潤するようになっている。ここで、両端縁部190A、190Bには毛材170を設けても良いし、設けなくても良い。
【0058】
また、ローラ164の外周部164Bには、ローラ164の軸方向に沿った溝192が直線状に形成されており、この溝192内に帯体190の両端縁部190A、190Bと樹脂片194とが嵌合され、この嵌合によってローラ164の外周部164Bに帯体190が固定されている。
【0059】
また、溝192及び樹脂片194の断面形状は台形となっており、溝192に対して樹脂片194をローラ164の軸方向(図8の矢印A方向)から挿入するようになっている。
【0060】
従って、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、帯体190の裏面全面に接着剤を塗布しなくても、ローラ164の外周部164Bにおける帯体190の巻き付け状態を維持することができ、接着剤の染み込みによる毛材170の固化や接着剤の現像液の溶解による不具合を解消することができる。また、樹脂片194が現像液により膨潤するため、ローラ164の外周部164Bにおける帯体190の巻き付け状態を更に確実に維持することができる。
【0061】
なお、固定部材としての樹脂片194に代えて、金属片を使用しても良い。また、溝192及び樹脂片194の断面形状は台形以外の形状としても良く、溝192に対して樹脂片194をローラ164の半径方向(図8の矢印B方向)から挿入する構成としても良い。また、帯体190の両端縁部190A、190Bのローラ回転方向上流側となる一方の端部のみを固定部材としての樹脂片194で固定し、他方の端部をフリー状態とした構成としても良い。
【0062】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、本発明は、フォトポリマー版102に限らず、サーマル版、水なし平版印刷版、現行の感光性平版印刷版等の他の感光性平版印刷版にも適用することができる。また、感光性平版印刷版に限らず、X線フィルム、一般白黒フィルム、カラーフィルム、黒白印画紙、カラー印画紙等の他の感光材料にも適用することができる。
【0063】
また、本発明は、前水洗部120、現像部130に限らずリンス部138等のほかの処理装置にも適用可能である。
【0064】
さらに、本発明は、フォトポリマー版102を現像部130の貯留層132内の現像液に浸漬して処理する方式に限らず、現像部で水平搬送されるフォトポロマー版102に現像液を吐出手段により吐出してその後ブラシローラでブラッシングする方式等の他の処理方式にも適用することができる。
【0065】
ここで、念のため、周知ではあるが、上記に示した感光性平版印刷版の定義並びに種類について説明する。
(1)現行の感光性平版印刷版
現行の感光性平版印刷版は、アルミニウム板上に感光性組成物を薄層状に塗設した構造となっており、この感光性平版印刷版を画像露光後現像して平版印刷版を得ている。上記アルミニウム板は通常ブラシグレイン法やボールグレイン法のごとき機械的方法や電解グレイン法のごとき電気化学的方法あるいは両者を組み合わせた方法などの粗面化処理に付され、その表面が梨地状にされたのち、酸あるいはアルカリ等の水溶液によりエッチングされ、さらに陽極酸化処理を経たのち所望により親水化処理が施されて平版印刷用支持体とされ、この支持体上に感光層が設けられて感光性平版印刷版とされる。
【0066】
この感光性平版印刷版は、通常、像露光、現像、水洗、ガム引き工程を施して平版印刷版とされ、これを印刷機に取り付けて印刷する。
【0067】
平版印刷版の作成に用いられる感光性平版印刷版にはポジ型とネガ型のものがある。ポジ型感光性組成物には例えばO−キノンジアジド化合物からなるものが汎用されており、このような感光物は単独あるいはノボラック型のフェノール樹脂、クレゾール樹脂などのアルカリ可溶性の樹脂と混合され、支持体上の塗設される。親水性表面を有する支持体を用いると、露光部分はO−キノンジアジド化合物が分解しアルカリ可溶性に変化するので、アルカリ現像液で容易に除去されて、支持体の親水性表面が露呈され、この部分は水を受け付けインキを反発する。一方、画像として残った未露光部は親油性でありインキを受容する。
【0068】
ネガ型感光性組成物には、例えばジアゾニウム塩やアジド化合物または光重合性化合物を多く用いたものが多く、このような感光物は単独あるいは適当な樹脂などの添加剤と混合され、支持体上に塗設される。親水性表面を有する支持体を用いると、未露光部分は現像液で除去されて、支持体の親水性表面が露呈され、この部分は水を受けつけインキを反発する。
【0069】
一方、露光により硬化し、現像の際画像として残った部分は親油性であり、インキを受容する。
(2)水なし平版印刷版
水なし平版印刷版は、例えば、支持体の上にプライマー層、感光層及びシリコーンゴム層を順に設けた構造となっている。支持体には、寸度的に著しく安定なアルミニウム板が用いられる。プライマー層は、例えば硬膜剤を用いて不飽和モノマーあるいはそれらのオリゴマー、感光層の形態保持性を与えるための充填材としてのポリマーあるいは無機粉末、必要に応じて熱重合禁止剤などからなる。
【0070】
シリコーンゴム層は、例えば、以下の化学式で表すことができる。
【0071】
【化1】
【0072】
このような繰り返し単位を有する分子量数千〜数十万の線状有機ポリシロキサンを主成分とする。ここで、Rは、炭素数1〜10のアルキル基あるいはフェニル基であるが、Rの60%以上がメチル基であるものが好ましい。このような線状有機ポリシロキサンは、反応性の架橋剤を添加して架橋シリコーンゴムとするのが一般的である。
(3)サーマル版
(a)ポジ型
ポジ型のサーマル版は、例えば支持体上に下塗層、感光層を設けた構造となっている。例えばこのポジ型のサーマル版に当てたレーザ光の光エネルギーが熱エネルギーに変換され、感光層のバインダーの会合状態が変化して、感光層がアルカリ可溶性となる。現像によりこの部分を除去し、非画像部とする。
(b)ネガ型
ネガ型のサーマル版は、例えば支持体上に密着層、感光層を設けた構造となっている。例えばこのネガ型のサーマル版に当てたレーザ光の光エネルギーが熱エネルギーに変換され、感光層の酸発生剤が酸を発生する。この後、前加熱によりこの酸を触媒として、熱架橋反応が促進され硬化して画像部となる。非画像部の感光層は現像により溶解除去される。
【0073】
【表1】
【0074】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る感光材料処理装置は、ブラシローラの芯材となるローラにブラシ用帯体を取り付ける際、接着剤を用いなくても巻き緩みがなく、安定した取り付け状態を維持することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動現像機の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に適用された感光材料の断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブラシローラの斜視図である。
【図4】(A)乃至(D)は本発明の第1実施形態で適用される帯体の製造工程を示す流れ図である。
【図5】図3の5−5線に沿った拡大断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の変形例に係るブラシローラの斜視図である。
【図7】(A)は第1実施形態の変形例に係るブラシローラの溝の断面図であり、(B)は他の変形例に係る(A)に対応する断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るブラシローラの分解斜視図である。
【図9】図8の9−9線に沿った断面図である。
【符号の説明】
100 自動現像機
102 感光材料
104 アルミニウム
106 フォトポリマー層
108 保護層
110 前加熱部
120 前水洗部
126 ブラシローラ
130 現像部
132 貯留槽
138 リンス部
142 ブラシローラ
144、146 受けローラ
156 フィニッシャー部
164 ローラ(芯材)
166 ブラッシング用帯体
180、182 金属ワイヤ(固定部材)
184、186 溝
190 ブラッシング用帯体
192 溝
194 樹脂片[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a photosensitive material processing apparatus for brushing a photosensitive layer of a photosensitive material with a brush member under the processing liquid when the photosensitive material is processed with the processing liquid while being conveyed.
[0002]
[Prior art]
In a photosensitive material, for example, a photosensitive lithographic printing plate, a photosensitive layer layered on an aluminum plate as a support is exposed to form a light receiving portion and a non-light receiving portion, and then an unnecessary photosensitive layer is formed in the processing with a developer. An image is formed by removing the image.
[0003]
During the processing with the developer, an unnecessary photosensitive layer is removed by brushing the photosensitive layer with a brush roller while the photosensitive lithographic printing plate is immersed in the developer. Thereby, a detailed image can be formed.
[0004]
Here, the conventional brush roller is configured by previously planting a bristle material in a channel having a substantially U-shaped cross section and winding the channel tightly in a spiral shape around the outer periphery of the roller. However, with such a structure, there is a possibility that streaks are uneven on the surface of the photosensitive lithographic printing plate that has been subjected to the brushing process due to the large gap in the brush roller axial direction between the bristle materials of the spirally wound channel.
[0005]
Therefore, in order to solve this problem, it has been considered that a cloth in which a hair material is planted in advance, that is, a belt-like flocked cloth, is wound around a roller in a spiral shape. At the time of winding, an adhesive is applied to the back surface side (the surface side where the hair material is not planted) of the flocking cloth, and the flocking cloth is fixed to the roller by this adhesive.
[0006]
As described above, since the band-like flocked cloth has the bristle material planted on the band-shaped cloth, the number of windings on the roller is reduced and the occurrence of unevenness in the stripes can be eliminated. As related prior art, there are JP-A-3-96955 and JP-A-10-48840.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the adhesive is used when the flocked fabric is wound around the roller, the adhesive oozes out from the tip of the flocked fabric and solidifies to impair the flexibility of the bristle, and the brushing process There was a possibility of scratching the photosensitive lithographic printing plate surface. Further, the adhesive may be dissolved by the developing solution and enter the developing solution to cause development failure.
[0008]
In consideration of the above-mentioned facts, the present invention can provide a photosensitive material processing apparatus capable of maintaining a stable mounting state without winding loosening without using an adhesive when a flocking cloth is attached to the main body of a brush roller. Is the purpose.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is a photosensitive material processing apparatus for brushing a photosensitive layer of the photosensitive material with a brush member under the processing solution when the photosensitive material is processed with the processing solution while being conveyed.
The brush member is composed of a roller that rotates on a shaft, and a brushing band that is attached to an outer peripheral portion of the roller and in which a hair material is woven into a sheet-like base material, and the brushing member is disposed on the outer peripheral portion of the roller. A groove portion for receiving a fixing member for fixing the belt member and the brushing belt member is formed.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the groove is formed in a spiral shape on the outer periphery of the roller.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the groove is formed on the outer peripheral portion of the roller along the axial direction of the roller.
[0012]
A fourth aspect of the invention is characterized in that, in the invention of the second aspect, the fixing member is a metal wire.
[0013]
The invention according to claim 5 is the invention according to claim 3, wherein the fixing member is a resin piece.
[0014]
The invention described in claim 6 is characterized in that, in the invention described in claim 3, the fixing member is a metal piece.
[0015]
According to the first aspect of the present invention, the brush member is configured by attaching a brushing strip to the outer peripheral portion of the roller. The brushing strip is brushed in a groove formed in the outer peripheral portion of the roller. It is fixed by a fixing member accommodated together with the belt. That is, the brushing belt can be fixed to the outer peripheral portion of the roller without using an adhesive. For this reason, the adhesive penetrates into the bristle material from the end of the brushing band and solidifies without damaging the flexibility of the bristle material and scratching the plate surface. When the band is attached, there is no winding looseness without using an adhesive, and a stable attachment state can be maintained. Further, since no adhesive is used, the troublesome work of applying the adhesive is eliminated, and the brush member can be manufactured at a low cost.
[0016]
In addition, as a groove part, it is preferable to be formed in the outer peripheral part of a roller helically as described in Claim 2, and a metal wire is preferable as a fixing member in this case as described in Claim 4. . Further, as described in claim 3, the groove portion is preferably formed on the outer peripheral portion of the roller along the axial direction of the roller. In this case, the fixing member is as described in claim 5 or claim 6. As described, resin pieces or metal pieces are preferred.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of an automatic developing machine for a photosensitive material according to the present invention, for example, a photosensitive lithographic printing plate, will be described with reference to FIGS.
[0018]
FIG. 1 shows a schematic diagram of a photosensitive
[0019]
A
[0020]
The
[0021]
In the
[0022]
By the heating by the
[0023]
A pre-water washing unit 120 is provided on the downstream side of the
[0024]
In the pre-water washing section 120, two conveyance roller pairs 122 and 124 for horizontally conveying the
[0025]
That is, the
[0026]
The developing
[0027]
Conveying roller pairs 134 and 136 are provided in the vicinity of the photosensitive lithographic printing plate insertion port and the discharge port of the developing
[0028]
The
[0029]
The rinse
[0030]
Here, when the
[0031]
The
[0032]
Here, the finisher liquid is discharged from the
[0033]
The above is the process of processing the
[0034]
Here, in the automatic developing
[0035]
As shown in FIG. 3, the
[0036]
As shown in FIG. 4A, the
[0037]
Here, the materials of the
-----------------------------------
(1) Natural fiber
Vegetable fiber, animal fiber
(2) Man-made fiber
Polyamides such as nylon 6, nylon 66, nylon 6, 10 and nylon 11
Polyesters such as polyethylene terephthalate and polybutylene terephthalate
Polyacrylics such as polyacrylonitrile and polyalkyl acrylate
polypropylene
Polystyrene etc.
(3) Metal fiber
Stainless steel
Brass etc.
-----------------------------------
Here, after weaving the
[0038]
The specifications of the
[0039]
As shown in FIG. 3,
[0040]
Further, two
[0041]
This embodiment will be described below.
[0042]
A photosensitive lithographic printing plate (for example, photopolymer plate) 102, which is a photosensitive material, reaches the preheating
[0043]
By the heating by the
[0044]
When the preheating is completed, the
[0045]
In the pre-water washing section 120, water is discharged from the
[0046]
The
[0047]
In the rinse
[0048]
In the
[0049]
Here, in the present embodiment, the
[0050]
Below, the assembly procedure of the
First, after setting one end portion of the
[0051]
Thereby, even if it does not apply an adhesive to the back surface of the
[0052]
As shown in FIG. 6, a
[0053]
In addition, although the example in which the
[0054]
Next, a second embodiment of the photosensitive material processing apparatus according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0055]
In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0056]
As shown in FIG. 8, in this embodiment, the
[0057]
As shown in FIG. 9, the
[0058]
Further, a
[0059]
Further, the cross-sectional shapes of the
[0060]
Therefore, in this embodiment as well, as in the first embodiment, it is possible to maintain the winding state of the
[0061]
Instead of the
[0062]
Although the present invention has been described in detail with respect to specific embodiments, the present invention is not limited to such embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. It will be apparent to those skilled in the art. For example, the present invention can be applied not only to the
[0063]
Further, the present invention is applicable not only to the pre-water washing unit 120 and the developing
[0064]
Further, the present invention is not limited to a method in which the
[0065]
Here, as a precaution, the definition and type of the photosensitive lithographic printing plate shown above will be described, although well known.
(1) Current photosensitive lithographic printing plate
The current photosensitive lithographic printing plate has a structure in which a photosensitive composition is coated in a thin layer on an aluminum plate, and the photosensitive lithographic printing plate is developed after image exposure to obtain a lithographic printing plate. . The aluminum plate is usually subjected to a roughening treatment such as a mechanical method such as a brush grain method or a ball grain method, an electrochemical method such as an electrolytic grain method or a combination of both, and the surface thereof is textured. After that, it is etched with an aqueous solution of acid or alkali, and further subjected to an anodizing treatment, followed by a hydrophilization treatment as desired to obtain a support for lithographic printing, and a photosensitive layer is provided on this support and is photosensitive. A lithographic printing plate.
[0066]
This photosensitive lithographic printing plate is usually subjected to image exposure, development, water washing and gumming steps to form a lithographic printing plate, which is attached to a printing press for printing.
[0067]
Photosensitive lithographic printing plates used for preparing lithographic printing plates include positive and negative types. As the positive photosensitive composition, for example, a composition composed of an O-quinonediazide compound is widely used. Such a photosensitive substance is used alone or mixed with an alkali-soluble resin such as a novolac-type phenol resin or cresol resin, and a support. Painted on top. When a support having a hydrophilic surface is used, the exposed portion of the O-quinonediazide compound decomposes and changes to alkali-soluble, so that it is easily removed with an alkali developer to expose the hydrophilic surface of the support. Accepts water and repels ink. On the other hand, the unexposed area remaining as an image is oleophilic and accepts ink.
[0068]
Many negative photosensitive compositions, for example, use a large amount of a diazonium salt, an azide compound or a photopolymerizable compound, and such a photosensitive material is used alone or mixed with an additive such as an appropriate resin to form a support on the support. Painted on. When a support having a hydrophilic surface is used, the unexposed portion is removed with a developing solution, and the hydrophilic surface of the support is exposed. This portion accepts water and repels ink.
[0069]
On the other hand, the portion that is cured by exposure and remains as an image during development is oleophilic and accepts ink.
(2) Waterless planographic printing plate
The waterless lithographic printing plate has, for example, a structure in which a primer layer, a photosensitive layer, and a silicone rubber layer are sequentially provided on a support. For the support, an aluminum plate that is extremely dimensionally stable is used. The primer layer is made of, for example, an unsaturated monomer or an oligomer thereof using a hardener, a polymer or inorganic powder as a filler for imparting shape retention of the photosensitive layer, and a thermal polymerization inhibitor, if necessary.
[0070]
The silicone rubber layer can be represented by the following chemical formula, for example.
[0071]
[Chemical 1]
[0072]
The main component is a linear organic polysiloxane having a molecular weight of several thousands to several hundred thousand having such a repeating unit. Here, R is an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms or a phenyl group, and preferably 60% or more of R is a methyl group. Such a linear organic polysiloxane is generally made into a crosslinked silicone rubber by adding a reactive crosslinking agent.
(3) Thermal version
(A) Positive type
The positive thermal plate has a structure in which an undercoat layer and a photosensitive layer are provided on a support, for example. For example, the light energy of the laser light applied to the positive thermal plate is converted into thermal energy, the association state of the binder in the photosensitive layer is changed, and the photosensitive layer becomes alkali-soluble. This portion is removed by development to form a non-image portion.
(B) Negative type
The negative thermal plate has a structure in which, for example, an adhesion layer and a photosensitive layer are provided on a support. For example, the light energy of laser light applied to the negative thermal plate is converted into thermal energy, and the acid generator of the photosensitive layer generates acid. Thereafter, the thermal crosslinking reaction is promoted and cured by pre-heating using this acid as a catalyst to form an image portion. The photosensitive layer in the non-image area is dissolved and removed by development.
[0073]
[Table 1]
[0074]
【The invention's effect】
As described above, the photosensitive material processing apparatus according to the present invention maintains a stable mounting state without winding looseness even when an adhesive is not used when a brush strip is attached to a roller serving as a core material of a brush roller. It has an excellent effect of being able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an automatic developing machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a photosensitive material applied to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of the brush roller according to the first embodiment of the present invention.
FIGS. 4A to 4D are flowcharts showing a manufacturing process of a belt body applied in the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an enlarged cross-sectional view taken along line 5-5 of FIG.
FIG. 6 is a perspective view of a brush roller according to a modification of the first embodiment of the present invention.
7A is a cross-sectional view of a groove of a brush roller according to a modification of the first embodiment, and FIG. 7B is a cross-sectional view corresponding to (A) according to another modification.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a brush roller according to a second embodiment of the present invention.
9 is a cross-sectional view taken along line 9-9 of FIG.
[Explanation of symbols]
100 Automatic processor
102 Photosensitive material
104 aluminum
106 Photopolymer layer
108 Protective layer
110 Preheating section
120 Front washing section
126 Brush roller
130 Development section
132 Reservoir
138 Rinse section
142 brush roller
144, 146 Receiving roller
156 Finisher
164 Roller (core material)
166 Band for brushing
180, 182 Metal wire (fixing member)
184, 186 groove
190 Brushing strip
192 Groove
194 resin pieces
Claims (6)
前記ブラシ部材が、軸回転するローラと、前記ローラの外周部に取り付けられ、シート状の基材に毛材が織り込まれたブラッシング用帯体とで構成され、前記ローラの外周部に前記ブラッシング用帯体と前記ブラッシング用帯体を固定するための固定部材を収容する溝部が形成されていることを特徴とする感光材料処理装置。A photosensitive material processing apparatus for brushing a photosensitive layer of the photosensitive material with a brush member under the processing solution when the photosensitive material is processed with a processing solution while conveying the photosensitive material,
The brush member is composed of a roller that rotates on a shaft, and a brushing band that is attached to an outer peripheral portion of the roller and in which a hair material is woven into a sheet-like base material, and the brushing member is disposed on the outer peripheral portion of the roller. A photosensitive material processing apparatus, wherein a groove for receiving a fixing member for fixing the band and the brushing band is formed.
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