JP3923880B2 - 回転機の寿命予測システム、回転機の寿命予測方法及び回転機を有する製造装置 - Google Patents

回転機の寿命予測システム、回転機の寿命予測方法及び回転機を有する製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製造装置用回転機の寿命の予測技術に係り、特に真空ポンプ等の回転機の寿命を予測する寿命予測装置、寿命予測方法、及びこの回転機を有する製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体デバイスの製造を効率的に行うために半導体製造装置の故障診断が重要になって来ている。また、近年、システムLSIでは特に少量多品種生産の傾向が強まり、これに対応した小回りの利く効率的な半導体デバイスの製造方法が必要になって来た。効率的な半導体生産には小規模の生産ラインを用いることがある。しかし、大規模生産ラインを単に小さくしただけでは製造装置の稼働率低下等の問題が発生するため投資効率が低下する問題がある。この対策としては複数の製造工程を一つの製造装置で行う方法があるが、例えばドライポンプを排気系に用いている減圧化学気相成長(LPCVD)装置ではプロセスの種類の相違により反応ガスや反応生成物が異なり、ポンプ内部での反応生成物の発生及び蓄積状況が異なる。このため、プロセスの種類が変わると、寿命が変動してしまう。
【0003】
製造プロセス中にドライポンプが停止すると、製造中のロットが不良になってしまうだけではなく、製造装置内部に微小ダストが発生する。そのため、製造装置に余分なメンテナンスが必要になり、半導体デバイスの製造効率が大幅に低下する。このプロセス中の突然の停止を防止するために、ポンプのメンテナンス時間に余裕を見るとポンプのメンテナンス頻度が膨大になる。更に、メンテナンスコストの増加だけでなくポンプ交換による半導体製造装置の稼働率低下が顕著になるため、半導体デバイスの製造効率が大幅に低下してしまう。効率良い小規模生産ラインに必要な装置の共用化を実現するためには、ドライポンプの寿命を的確に診断し、寿命ぎりぎりまでポンプを使用することが必要である。したがって、寿命予測が必須となる。
【0004】
ドライポンプの寿命診断方法は現在までにいくつかの方法が提案されている。基本的にはドライポンプの状態をモータ電流、振動、温度で把握し、これらの状態量の変化から寿命を予測するという方法がとられてきた(例えば、特許文献1参照)。特に、ドライポンプの寿命診断方法として、ポンプの状態をロータ回転に起因する振動で把握する方法が主にとられてきた。その理由として振動で診断するには振動計あるいは加速度計をポンプ側面に取り付けるだけで測定できるため、簡便な寿命予測方法として注目されているからである。また、振動データとしてアコースティックエミッション信号をアナログ・デジタル変換(AD変換)して寿命を予測する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
ドライポンプ内部の反応生成物の蓄積状況は、ドライポンプに固有の基準振動の変動より基準振動の整数倍などのドライポンプに特徴的な周波数の振動変動の方に顕著に現われる。従来では、図9に示すように、ドライポンプ113の振動を測定する振動計117からの信号をアンプ181で増幅して、AD変換器118でデジタル信号に変換する。そして、データ処理ユニット119で、フーリエ変換後に特定周波数成分のみを取り出し寿命予測する方法が用いられていた。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−259222号公報(第9−11頁、第1図)
【0007】
【特許文献2】
特開平11−62846号公報(第2−3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
AD変換器を用いて振動データをデジタル信号に変換し、フーリエ変換により特定周波数成分を取り出す方法では、処理するデータ量が膨大になることと、1秒以下の極短時間の振動変動が評価出来ない問題があった。また、測定システムが大掛かりになり、測定システムの価格が高くなる問題があった。更に、ポンプ内部で反応生成物が蓄積されると振動のピーク周波数が変動する現象が確認されており、ピーク周波数が変動しても正確にピーク加速度を評価する方法の確立が必要であった。
【0009】
上述のように、振動を用いる従来のドライポンプの寿命予測方法では、測定装置の価格や、処理するデータ量、測定時間間隔や安定性に問題があり、安価な装置で、より簡便で安定した高精度の寿命予測方法の確立が望まれていた。
【0010】
本発明は、このような課題を解決し、安価で簡便な装置を用いて、高信頼性で高精度な回転機の寿命予測システム、寿命予測方法、及びこの回転機を備えた製造装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の特徴は、(イ)回転機の振動の時系列加速度データを測定する振動計と、(ロ)測定されたアナログ信号の時系列加速度データを、回転機のロータの羽根枚数をmとし、任意の整数l及びnを用いて、n+(l/m)で表わされるの値と回転機に固有の基準振動周波数との積で表わされる第1の解析周波数を含む周波数帯で濾波するバンドパスフィルタと、(ハ)濾波された第1の解析周波数の時系列加速度データの特徴量から、回転機の寿命を予測するデータ処理ユニットとを備える寿命予測システムであることを要旨とする。
【0012】
本発明の第1の特徴によれば、安価で簡便な装置を用いて、高信頼性で高精度な回転機の寿命予測システムを提供することができる。
【0013】
本発明の第2の特徴は、(イ)回転機の時系列加速度データを測定するステップと、(ロ)測定されたアナログ信号の時系列加速度データを、回転機のロータの羽根枚数をmとし、任意の整数l及びnを用いて、n+(l/m)で表わされるの値と回転機に固有の基準振動周波数との積で表わされる第1の解析周波数を含む周波数帯で濾波するステップと、(ハ)濾波された第1の解析周波数の時系列加速度データの特徴量から、回転機の寿命を予測するステップとを含む寿命予測方法であることを要旨とする。
【0014】
本発明の第2の特徴によれば、安価で簡便な装置を用いて、高信頼性で高精度な回転機の寿命予測方法を提供することができる。
【0015】
本発明の第3の特徴は、(イ)回転機と、(ロ)回転機の振動の時系列加速度データを測定する振動計と、(ハ)測定されたアナログ信号の時系列加速度データを、回転機のロータの羽根枚数をmとし、任意の整数l及びnを用いて、n+(l/m)で表わされるの値と回転機に固有の基準振動周波数との積で表わされる第1の解析周波数を含む周波数帯で濾波するバンドパスフィルタと、(ニ)濾波された第1の解析周波数の時系列加速度データの特徴量から、回転機の寿命を予測するデータ処理ユニットとを備える製造装置であることを要旨とする。
【0016】
本発明の第3の特徴によれば、安価で簡便な装置を用いて、高信頼性で高精度な寿命予測ができる回転機を備えた製造装置を提供することができる。
【0017】
本発明の第1〜第3の特徴において、羽根枚数を含む式は、羽根枚数をmとし、任意の整数l及びnを用いて、n+(l/m)で表わされる。また、周波数帯が、ピーク加速度のピーク半値幅とピーク加速度のピーク周波数変動の最大値との和の2〜10倍の範囲とすることが好ましい。また、振動計の測定間隔が、第1の解析周波数の周期の1/3倍以下であることが好ましい。更に、時系列加速度データを、第1の解析周波数とは振動の位相が相違する第2の解析周波数を含む周波数帯で濾波するバンドパスフィルタを、更に備えることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0019】
本発明の実施の形態に係る半導体製造装置としてのLPCVD装置は、図1に示すように、CVDチャンバ1を真空排気するドライポンプ3(回転機)と、ドライポンプ3の寿命を予測する寿命予測システム39を備えている。
【0020】
更に、寿命予測システム39は、ドライポンプ3のボディ側面に配置され、振動の加速度等の特徴量の時系列加速度データを測定する振動計7と、振動計7で測定された時系列加速度データを増幅するアンプ81と、アンプ81で増幅された時系列加速度データを周波数帯域で濾波するバンドパスフィルタ8と、濾波された時系列振動アナログデータから解析周波数に対応した振動の特徴量の変動を評価用診断データとして作成して、ドライポンプ3の寿命を予測するデータ処理ユニット6とを備える。
【0021】
LPCVD装置のCVDチャンバ1にはガス配管51、52、53が接続されている。このガス配管51、52、53には、CVDチャンバ1に導入される種々の原料ガス及びキャリアガスを制御するためのマスフローコントローラ41、42、43がそれぞれ接続されている。つまり、マスフローコントローラ41、42、43によって、その流量が制御された原料ガス等は、ガス配管51、52、53を通って一定の減圧化のCVDチャンバ1に導入される。CVDチャンバ1は外気遮断と雰囲気を保持することが可能なような密閉構造をしている。CVDチャンバ1の内部をドライポンプ3で真空排気するために、CVDチャンバ1の排気側には真空配管32が接続され、この真空配管32の排気側にゲートバルブ2が接続されている。ゲートバルブ2の排気側には更に他の真空配管33が接続されている。真空配管33の排気側にドライポンプ3の吸気側が接続されている。ゲートバルブ2は必要に応じてCVDチャンバ1とドライポンプ3を分離し、或いは排気コンダクタンスを調整する。そして、ドライポンプ3はCVDチャンバ1に導入された未反応の原料ガス及び反応生成物を排気するために用いられている。
【0022】
図1に示すLPCVD装置を用いて、例えば、シリコン窒化膜(Si膜)を成膜する場合は、減圧状態にされたCVDチャンバ1に、ジクロロシラン(SiHCl)ガスをマスフローコントローラ41を介して導入し、アンモニア(NH)ガスをマスフローコントローラ42を介して導入する。そして、CVDチャンバ1の内部でシリコン(Si)基板を約800℃程度にまで加熱し、ジクロロシランガスとアンモニアガスとの化学反応により、シリコン基板上にSi膜を成膜する。この化学反応は、Si膜を生成するとともに、反応副生成物として塩化アンモニウム(NHCl)ガス及び水素(H)ガスを発生する。水素は気体であり、ドライポンプ3によって排気される。NHClは、生成時においては、反応炉内が800℃程度の高温下及び数100Pa若しくはサブ数100Pa以下の減圧下であるために、気体状である。図示を省略しているが、通常,LPCVD装置には、固体の反応副生成物を捕集するトラップがCVDチャンバ1とドライポンプ3との間に設置されている。トラップは、圧力が低いため、反応副生成物の完全な捕集は不可能である。捕集しきれない反応副生成物は、ドライポンプ3まで到達する。ドライポンプ3では、気体の圧縮によって0.1Pa程度から大気圧まで圧力が増加する。反応副生成物は、状態図における昇華曲線に従って、低圧下では気体として存在するが、より高圧化で固化を始める。ポンプ内部では、ガスの圧縮が繰り返され,数100Paの圧力から大気圧まで圧力が変化していくために、排気ガス中のガス状反応副生成物は、圧力上昇とともにドライポンプ3の内部で固化し始める。ドライポンプ3の配管内で固化し始めると、わずかであるが堆積物が回転軸を弾性変形させる。その結果として、ドライポンプが故障することにつながる。
【0023】
図2に示すように、第1の実施の形態に係る半導体製造装置としてのLPCVD装置に用いるドライポンプ3は、3枚の羽根がついた2つのロータ10a、10bがそれぞれ回転軸11a、11bで回転する構造である。ドライポンプ3は、ボディ13の吸気側に設けられた吸気フランジ14、及び、ボディ13の排気側に設けられた排気フランジ15を有している。CVDチャンバ1からゲートバルブ2を通ってきたガス流は、吸気フランジ14よりドライポンプ3内に入る。ドライポンプ3内に入ったガスは2つのロータ10a、10bが回転軸11a、11bで回転することにより圧縮される。圧縮されたガスは排気フランジ15より排気される。なお、振動計7は、ドライポンプ3のボディ13の平坦な部分に磁石により取り付けてある。
【0024】
ドライポンプ3では、ロータ10a、10b間の間隔やロータ10a、10bとボディ13内壁間の間隔は1mm以下になっている。そのため、例えばSi薄膜をシリコン基板上に堆積する場合、NHClが主体の反応副生成物がポンプ内部で析出して、ロータ10a、10b間やロータ10a、10bとボディ13内壁間に詰まる。ロータ10a、10b間やロータ10a、10bとボディ13内壁間で反応副生成物が詰まって擦れるようになると、擦れ起因の特徴的な振動が発生する。したがって、振動計7により、ドライポンプ3の振動の特徴量の推移を測定することにより、ドライポンプ3内部の反応生成物の蓄積状況をモニタして、ドライポンプ3の寿命を予測することが可能になる。
【0025】
ドライポンプ3では、ロータ10a、10bは50Hzで回転させるため、振動計7で観測される加速度の基準振動の周波数は50Hzである。また、複数枚の羽根を取り付けたロータ10a、10bを回転させるため、ロータ回転に起因する基準振動の整数倍の周波数の振動が発生する。また、ドライポンプ3のロータ10a、10bは機械的にボディ13内に取り付けられているため、ボディ13内壁とロータ10a、10b間やロータ10a、10b間のクリアランスは厳密には同一ではなく非対称性を持つ。このため、ドライポンプ3内部に反応副生成物が蓄積すると、ボディ13内壁とロータ10a、10b間やロータ10a、10b間の擦れには不均一性が生じる。この結果、反応副生成物が蓄積された場合には、振動計7で測定される加速度の周波数成分には、ロータ回転に起因する基準振動及び基準振動の整数倍の周波数以外の振動周波数のサブピークが観察される。例えば、正常状態では基準振動の整数倍のピークが顕著であり、サブピークは不明瞭である。ドライポンプ3内部に反応副生成物が蓄積し、停止直前になると、サブピークが出現する。ポンプ停止前に出現するサブピークは、ポンプ内部の反応副生成物の蓄積に非常に敏感である。ドライポンプ3内部の反応副生成物の詰まりのモニタに有効な主要なサブピークは経験的に、ロータ10a、10bの羽根枚数をmとした場合、基準振動の、{n+(l/m)}倍で表される。n、lは任意の正の整数であるが、nが大きい場合は感度が低下するため、n≦m×回転軸数+lの関係が必要である。
【0026】
ドライポンプ内部に蓄積した反応副生成物の状況は、基準振動よりは基準振動の整数倍やサブピーク等のドライポンプ3に特徴的な周波数の振動変動の方に顕著に現われる。したがって、ドライポンプの寿命予測では基準振動以外の特定周波数の振動の加速度推移を調べることが重要である。このため、振動の加速度測定では一般に、AD変換器で振動計7からの信号をデジタル信号にしてフーリエ変換した後に特定周波数成分のみを取り出す方法が用いられる。AD変換器を用いる方法では、広い周波数帯の振動データをAD変換の対象にするため、処理するデータ量が膨大になる。更に、AD変換あるいはフーリエ変換処理に長時間を要するため1秒以下の極短時間の振動変動が検知できない問題がある。ドライポンプ3の振動推移、例えば加速度の時系列データの測定では、所定時間間隔で、所定数の加速度をサンプリングする。サンプリング数は信号/雑音(S/N)比の問題から、1測定で4096点以上必要となる。解析周波数の振動データをサンプリングする場合、サンプリング時間は、例えば、1ミリ秒と短くできるが、サンプリングが4096点以上である。したがって、従来のAD変換とフーリエ変換に寄る解析方法では、最低4〜5秒の測定時間間隔が必要となる。
【0027】
特に、ドライポンプ3内部で反応副生成物が多く蓄積し、ロータ10a、10b間やロータ10a、10bとボディ13内壁間での擦れが大きい場合、あるいは、ドライポンプ3上部の配管内部に付着した反応副生成物が剥がれてドライポンプ3内部に落下する場合には、測定される振動に1秒以下の極短時間のピーク状変動が発生する。したがって、ドライポンプ3の異常検知、即ち寿命予測には極短時間の測定解析が重要となる。ドライポンプ3の振動推移、例えば加速度の時系列データの測定では、解析周波数の振動データの測定間隔は、小さいほど短時間の変化を捉えられるが、あまり短時間の変化を測定することは困難である。また、信頼性の高い異常検知には測定間隔は解析周波数をf(Hz)とした場合に1/(3・f)秒以下であることが望ましい。本発明の実施の形態においては、時系列加速度データの測定間隔は、0.001秒としている。
【0028】
本発明の実施の形態に係るドライポンプ3の寿命予測では、振動計7からの信号をAD変換せずにアナログ信号の状態でバンドパスフィルタ8等のフィルタ回路を通すことで解析対象周波数帯の振動データを測定する。ドライポンプ3内部に反応副生成物が蓄積し、ロータ10a、10b間やロータ10a、10bとボディ13内壁間が擦れる場合、振動データのピーク周波数が減少するようになる。バンドパスフィルタ8の帯域幅はピーク周波数変動を含めて設定する必要がある。そのため、加速度のピーク半値幅と反応副生成物の蓄積によるピーク周波数変動の最大値の和の2〜10倍の帯域幅を用いればよい。例えば、本発明の実施の形態においては、加速度のピーク半値幅3Hzと、ピーク周波数変動の最大値6Hzの和の2倍以上に相当する帯域幅290〜310Hzのバンドパスフィルタ8を用いて、基準振動の6倍の周波数300Hzのピーク加速度信号が濾波され、データ処理ユニット6で測定解析される。
【0029】
ドライポンプ3の内部に反応副生成物が蓄積してドライポンプ3が停止する数日前の第1〜第4の成膜ステップでの300Hzの振動の加速度推移を、図3に示す。バンドパスフィルタ8を用いた本発明の実施の形態に係る寿命予測システムによれば、第1〜第4の全成膜ステップでピーク加速度の減少がみられる。図3には比較のため、従来の寿命予測システム(図9参照)を用いて測定された例を同時に示してある。同じ振動計7から出力される加速度信号を分岐して、AD変換器118でデジタル信号に変換後、高速フーリエ変換で周波数成分に分けて300Hzのピーク加速度推移を測定解析している。図3に見られるように、AD変換による方法では、第1の成膜ステップでピーク加速度信号が欠落している。AD変換による従来の方法では、サンプリング時間は、本発明の実施の形態に比べ、1ミリ秒と短い。しかし、サンプリングが4096点であり、また、AD変換及びフーリエ変換に要する時間が含まれるため、サンプリング測定間隔は4.5秒が限界である。したがって、1秒以下の短時間の加速度変動を安定して測定することはできない。実際に、バンドパスフィルタ8を用いたアナログ信号に比べると、AD変換によるデジタル信号のデータ量は約100倍も多く、それに応じてデータ処理時間も10倍以上に増加している。
【0030】
ドライポンプの交換直後から内部に生成物が堆積し停止するまでの300Hzの加速度推移を調べた。本発明の実施の形態においては、バンドパスフィルタ8により濾波して、解析周波数の帯域を狭くすることにより加速度の時系列データ量を減少させることができる。また、測定時間間隔も短縮できる。したがって、ピーク加速度等の振動推移が高信頼性で高精度に安定して測定できる。本発明の実施の形態の係る寿命測定システム39によれば、成膜ステップでの300Hzピーク加速度の減少率は、図4に示すように、反応副生成物がポンプ内部に蓄積するにしたがって増加し、寿命予測可能なことが確認できる。例えば、加速度減少率が85%以上になる点を「ポンプ停止直前」の閾値として、ドライポンプ3の寿命を予測すればよい。
【0031】
また、本発明の実施の形態に係る寿命予測システム39においては、高価なAD変換器やフーリエ解析装置に替えて、簡単なバンドパスフィルタ8を用いている。バンドパスフィルタ8は、例えば、インダクタとキャパシタからなる複数の並列共振器を結合させることにより実現できる。そのため、寿命予測システム39のシステム構成が簡便化され、更に、システムの価格も大幅に減少させることが可能となる。
【0032】
次に、図5に示すフローチャートを用いて、本発明の実施の形態に係る製造装置用回転機の寿命予測方法を説明する。具体的には、Si薄膜を形成するLPCVD装置に用いられるドライポンプ3の寿命を予測する。
【0033】
(イ)まず、ステップS101では、LPCVD装置のドライポンプ3の側面に配置された振動計7で、成膜ステップでのドライポンプ3の振動(加速度)の時系列加速度データ(推移)を測定する。例えば、時系列加速度データを、0.1秒の時間間隔で測定する。
【0034】
(ロ)次にステップS102において、ステップS101で得られた時系列加速度データをアンプ81により増幅する。アンプ81で増幅された時系列加速度データから、バンドパスフィルタ8により解析周波数成分を濾波して選別する。バンドパスフィルタ8の帯域は、290〜310Hzであり、解析周波数は300Hzである。
【0035】
(ハ)ステップS103において、バンドパスフィルタ8で選別された時系列加速度データを用いて、データ処理ユニット6により、ピーク加速度時系列アナログデータを算出する。
【0036】
(ニ)その後、ステップ104において、データ処理ユニット6により、ピーク加速度時系列アナログデータから加速度減少率を算出する。算出された加速度減少率を加速度減少率の閾値と比較してドライポンプ3の寿命を判断する。加速度減少率が閾値以下であれば、引き続き測定を繰り返す。
【0037】
(ホ)そして、加速度減少率タが閾値を越えていれば、ステップS105で、データ処理ユニット6は、LPCVD装置に付随する表示装置、表示パネル、若しくは表示ランプにポンプ停止直前(寿命)の表示を行う。
【0038】
本発明の実施の形態に係る半導体製造装置の寿命予測方法によれば、バンドパスフィルタ8を用いて濾波して、解析周波数の帯域を狭くすることにより加速度の時系列データ量を減少させることができ、また、測定時間間隔も短縮できる。したがって、ピーク加速度等の振動推移が高精度に安定して測定できる。本発明の実施の形態において、ポンプ停止直前を判断する「閾値」は実際の適用において適宜設定すれば良い。また、ドライポンプ3の故障診断に、解析対象として基準振動の6倍の300Hzを用いて説明したが、他の周波数でもドライポンプ3の振動変動が観測され、寿命診断に利用できることは、勿論である。
【0039】
(変形例)
本発明の実施の形態の変形例に係る製造装置用回転機の寿命予測システム39aは、図6に示すように、第1のバンドパスフィルタ8aと第2のバンドパスフィルタ8bを用いる。ドライポンプ3内部で反応副生成物が蓄積する場合、振動計7で検知される振動のピーク加速度変動には、周波数によっては、本発明の実施の形態で説明したようにピーク加速度が減少する周波数と、逆に増加する周波数がある。したがって、解析周波数として基準振動の{n+(l/m)}倍(mはロータの羽根枚数、n、lは任意の正の整数)のうちから、ポンプ内部に反応副生成物が蓄積した場合に、ピーク加速度の変動の位相が、例えば増加及び減少のように相違する挙動を示す組み合わせを選ぶ。このようにして、成膜ステップにおけるドライポンプ3の反応生成物のつまりに起因するピーク加速度を、安定に精度よく検出することができる。したがって、信頼性の高い寿命予測が可能になる。本発明の実施の形態の変形例においては、ドライポンプ3の振動のピーク加速度変動の周波数を2点組み合わせて解析するため、第1及び第2のバンドパスフィルタ8a、8bを備える点が相違し、他は、本発明の実施の形態と同様であるので、重複した説明を省略する。
【0040】
本発明の実施の形態の変形例に係る寿命予測システム39aは、ドライポンプ3のボディ側面に配置され、振動の加速度等の特徴量の時系列加速度データを測定する振動計7と、振動計7で測定された時系列加速度データを増幅するアンプ81と、アンプ81で増幅された時系列加速度データを第1の解析周波数を含む帯域で濾波する第1のバンドパスフィルタ8aと、アンプ81で増幅された時系列加速度データを第2の解析周波数を含む帯域で濾波する第2のバンドパスフィルタ8bと、第1及び第2のバンドパスフィルタ8a、8bで濾波された時系列振動アナログデータから解析周波数に対応した振動の特徴量の変動を評価用診断データとして作成して、ドライポンプ3の寿命を予測するデータ処理ユニット6とを備える。ここで、第1及びだい2のバンドパスフィルタ8a、8bで濾波される周波数帯域としては、ドライポンプ3のピーク加速度変動の位相が相違する周波数を含むように設定する。
【0041】
本発明の実施の形態において、例えば、第1のバンドパスフィルタ8aで濾波する第1の解析周波数を300Hz、帯域を290〜310Hzとし、第2のバンドパスフィルタ8bで濾波する第2の解析周波数を400Hz、帯域を390〜410Hzとして、300Hzと400Hzのピーク加速度推移を測定した。図7に示すように、ピーク加速度のは、第1の周波数300Hzにおいては、減少するのに対し、第2の周波数400Hzにおいては逆に増加している。ピーク加速度変動は、ドライポンプ3内部の反応副生成物の蓄積だけでなく、例えば、ガス流量変動や周囲の振動、衝撃の影響を受ける。ピーク加速度変動の位相が相違する第1及び第2の解析周波数を用いることにより、ドライポンプ3内部に蓄積した反応副生成物に起因したピーク加速度現象のみを正確に捉えることが可能となる。このように、本発明の実施の形態の変形例に係る寿命予測システム39aでは、より信頼性の高いドライポンプ3の寿命予測が可能となる。
【0042】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者にはさまざまな代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0043】
本発明の実施の形態では振動計7の取り付け位置をドライポンプ3のボディ13側面としたが、ボディ13の上面あるいは底面であってもよく、また、図示は省略されているドライポンプ3のギヤボックスの上部、側面、あるいは底面でも良い。ただし、測定加速度の安定性を確保するため、ドライポンプ3の取り付け部分を振動計の取り付け面と同程度の加工精度の平面にする必要がある。振動計7の取り付けは、磁石に限らず、接着剤等の化学的手段、或いは、ねじ止め、埋め込み等の機械的手段で固定しても良い。
【0044】
また、本発明の実施の形態では、ルーツ型のドライポンプ3を用いた例を述べたが、スクリュー型のドライポンプでも同様の効果が得られることを確認している。基準振動の{n+(l/m)}倍のサブピークを用いる場合、スクリュー型ドライポンプに対しての羽根枚数mは1とすればよい。
【0045】
また、ドライポンプ3の寿命を予測する解析は本発明の実施の形態では、LPCVD装置に付随する寿命予測システム39のデータ処理ユニット6で実施したが、寿命判定解析はLPCVD装置の他のコンピュータで行ってもよい。例えば、ドライポンプ3の制御装置(図示省略)に内蔵してもよい。また、図8に示すように、本発明の他の実施の形態に係る半導体生産システムは、ローカルエリアネットワーク(LAN)71に半導体製造装置70、コンピュータ77、コンピュータ統合生産システム(CIM)72等が接続されている。CIM72は、サーバ73、データ処理システム74あるいは外部記憶装置75等が接続されている。測定された時系列加速度データをLAN71を介して伝送し、CIM72上のデータ処理システム74で寿命判定解析を実施してもよい。また、LAN71上のコンピュータ77や、CIM72上のサーバ73あるいは他のコンピュータで寿命判定解析を実施してもよい。さらに、寿命判定解析用の特徴量の時系列データをCIM72上の外部記憶装置75に格納してもよい。
【0046】
また、上記において、ジクロロシランガスとアンモニアガスとの反応で、シリコン窒化膜を成膜する場合を例示したが、原料ガスは、ジクロロシランガスやアンモニアガスに限定されないことは勿論である。更に、Si膜のLPCVDの例に限られず、他の材料の薄膜のLPCVDでも同様に適用出来る。また、単一の種類の薄膜を成長する場合の例を示したが、Si膜、TEOS酸化膜、多結晶シリコン等の複数種類の薄膜を同一のLPCVD装置で形成する場合でも同様の効果が得られる。
【0047】
なお、本発明の実施の形態に係る実施の形態ではLPCVDプロセスの例を示したが、本発明はドライポンプの内部に反応副生成物が堆積し回転機が停止する場合には同様の効果が確認されており、CVDプロセス全般、ドライエッチングプロセスなどに適用できる。
【0048】
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施例等を含むことは勿論である。したがって、本発明の実施の形態に係る技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、安価で簡便な装置を用いて、高信頼性で高精度な回転機の寿命予測システム、寿命予測方法、及びこの回転機を備えた製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体製造装置の概略を示す図である。
【図2】図1に示した回転機(ドライポンプ)の内部構造を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る寿命予測システムにより測定されたピーク加速度の経時変化グラフである。
【図4】本発明の実施の形態に係る寿命予測システムにより測定されたピーク加速度減少率の経時変化グラフである。
【図5】本発明の実施の形態に係る半導体製造装置用回転機の寿命予測方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の変形例に係る寿命予測システムの概略を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態の変形例に係る寿命予測システムにより測定されたピーク加速度の経時変化グラフである。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る半導体製造装置用回転機の寿命予測を行う半導体生産システムの構成例を示したブロック図である。
【図9】従来の寿命予測システムの概略を示す図である。
【符号の説明】
1 CVDチャンバ
2 ゲートバルブ
3、113 ドライポンプ(回転機)
6、119 データ処理ユニット
7、117 振動計
8 バンドパスフィルタ
8a 第1のバンドパスフィルタ
8b 第2のバンドパスフィルタ
10a、10b ロータ
11a、11b 回転軸
13 ボディ
14 吸気フランジ
15 排気フランジ
32,33 真空配管
36a〜36d 振動計
37 周波数解析装置(フーリエ変換分析装置)
38a〜38c 配線
39 寿命予測システム
41,42,43 マスフローコントローラ
51,52,53 ガス配管
70 半導体製造装置
71 LAN
72 CIM
73 サーバー
74 データ処理システム
75 外部記憶装置
77 コンピュータ
81、181 アンプ
118 AD変換器

Claims (3)

  1. 回転機の振動の時系列加速度データを測定する振動計と、
    測定されたアナログ信号の前記時系列加速度データを、前記回転機のロータの羽根枚数をmとし、任意の整数l及びnを用いて、n+(l/m)で表わされるの値と前記回転機に固有の基準振動周波数との積で表わされる第1の解析周波数を含む周波数帯で濾波するバンドパスフィルタと、
    濾波された前記第1の解析周波数の前記時系列加速度データの特徴量から、前記回転機の寿命を予測するデータ処理ユニット
    とを備えることを特徴とする寿命予測システム。
  2. 回転機の時系列加速度データを測定するステップと、
    測定されたアナログ信号の前記時系列加速度データを、前記回転機のロータの羽根枚数をmとし、任意の整数l及びnを用いて、n+(l/m)で表わされるの値と前記回転機に固有の基準振動周波数との積で表わされる第1の解析周波数を含む周波数帯で濾波するステップと、
    濾波された前記第1の解析周波数の前記時系列加速度データの特徴量から、前記回転機の寿命を予測するステップ
    とを含むことを特徴とする寿命予測方法。
  3. 回転機と、
    前記回転機の振動の時系列加速度データを測定する振動計と、
    測定されたアナログ信号の前記時系列加速度データを、前記回転機のロータの羽根枚数をmとし、任意の整数l及びnを用いて、n+(l/m)で表わされるの値と前記回転機に固有の基準振動周波数との積で表わされる第1の解析周波数を含む周波数帯で濾波するバンドパスフィルタと、
    濾波された前記第1の解析周波数の前記時系列加速度データの特徴量から、前記回転機の寿命を予測するデータ処理ユニット
    とを備えることを特徴とする製造装置。
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