JP3921878B2 - Car engine room structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車室内に侵入するエンジン騒音の放射特性の改善を図ることができる自動車のエンジンルーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動車のエンジンルーム音響特性改善構造としては、例えば特開平10−324267号公報に記載されたように、エンジンルームのストラットタワーからダッシュパネルにかけて連続的に複数の隔壁が形成された遮音壁が設けられているものである。即ち、この遮音壁は、一端がフードリッジパネルに接合されストラットタワーの前面の上部に沿って設けられた第1隔壁と、第1隔壁の他端に接合され、ストラットタワーの側面部の上部に沿って設けられた第2隔壁と、前端が、フロントサイドメンバよりも車幅方向外側位置で、第2隔壁の後端及びストラットタワーの側面部の後端に接合され、下端がフロントサイドメンバの上面に接合され、後端がフロントサイドメンバよりも車幅方向内側位置でダッシュパネルに接合された第3隔壁と、ダッシュパネルに沿って一端が第2隔壁の後端に接合され、他端がフードリッジパネルに接合された第4隔壁とからなる。この遮音壁はウエザストリップを介してフードの下面に密接配置または近接配置されており、遮音壁内の空間がエンジンルームの空間と遮断され、エンジンルーム内の車両前後方向での共鳴モードを減少させることにより、エンジンルーム内の音響特性が改善される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような自動車のエンジンルーム構造では、一部の周波数帯域でエンジンルーム内の音圧を下げることができるものの、他の周波数帯域で音圧が上昇し問題となる場合がある。また、遮音壁の上端辺とフードとの間が完全に密着/遮音されていないときには、遮音壁内の空間とエンジンルームの空間とが完全に遮断されないため、十分な効果が得られないという問題がある。また、かかる従来の構造では、遮音壁とフロントサイドメンバ等の周囲の部材とを接合している構成であるため、例えばエアコンのホースの様に遮音壁を跨ぐ配管がある場合には、遮音壁の構造が複雑になるという問題もある。
【0004】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1ないし請求項6記載の発明は、広い周波数帯域に亘って音圧を下げることができ、エンジンルームの音響特性を改善することができる自動車のエンジンルーム構造を提供することをその目的とする。
【0005】
また、請求項4記載の発明は、上記目的に加えて、配管等の部品の設定を容易にしつつエンジンルームの音響特性を改善することがでできる自動車のエンジンルーム構造を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、自動車のエンジンルーム内に、
前端辺がストラットハウジングに近接配置され、後端辺がダッシュパネルに近接配置され、下端辺がフロントサイドメンバに近接配置された、路面と略垂直な縦壁部と、
前端辺がストラットハウジングに近接配置され、後端辺がダッシュパネルに近接配置され、車幅方向外側側端辺がフードリッジに近接配置され、車幅方向内側側端辺が前記縦壁部の上端辺に連結された、フードに略平行な天板部と、
が設けられ、前記天板部と前記フードとの間に形成される空間の断面積が、車幅方向に沿って見て、前記天板部の車幅方向内側側端辺付近において最小となり、車幅方向外側に向かうに連れて漸次増加し、ある位置からは一定となるようにして、車幅方向に対して変化することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記天板部とフードとの間に、低減したい周波数の音に対してサイドブランチとして働く空間が形成されることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の前記縦壁部及び前記天板部とによって、ストラットハウジングとダッシュパネルとの間に形成されるエンジンルームの後部左右の角部が塞がれる。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の前記縦壁部の下端辺の少なくとも一部が、フードの下面とフロントサイドメンバの上面との間の距離の1/4より小さい距離だけ前記フロントサイドメンバの上面よりも上方の位置に、配置されることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の前記天板部の少なくとも一部が、フードの下面とフロントサイドメンバの上面との距離の1/4より小さい距離だけ前記フードの下面よりも下方の位置に、配置されることを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の前記縦壁部と前記天板部とが、連続的に連なった一体品で構成されることを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、路面と略垂直な前記縦壁部とフードに略平行な前記天板部とによって、縦壁部とフードとの間を音場が通り抜けることを防止することができ、エンジンルーム内の空間と縦壁部と天板部との間で囲まれる空間とを遮断し、エンジンルームのストラットハウジングとダッシュパネルとの間を節とする車両前後方向の共鳴モードをより効果的に低減させることができる。また、サイドブランチとして働く空間の体積を増加させることができ、共鳴モード低減効果を維持しつつ、サイドブランチによる音圧低減効果を大きくすることができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に係る効果に加えて、前記天板部とフードとの間の空間を、低減したい周波数の音に対してサイドブランチとして働く空間とすることによって、言い換えれば、低減したい音の波長をλとすると、空間の長さ=λ/4とするように設定することによって、所望の周波数の音を低減させることができるようになる。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2に係る効果に加えて、前記縦壁部及び前記天板部とによって、ストラットハウジングとダッシュパネルとの間に形成されるエンジンルームの後部左右の角部が塞がれることにより、従来、エンジンルームの後部角部とエンジンルームの前部との間で励起される共鳴モードを確実に抑制することができる。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかに係る効果に加えて、縦壁部の下端辺と、フロントサイドメンバの上面との間に、フードの下面とフロントサイドメンバの上面との間の距離の1/4より小さい距離であれば隙間を設けることができるので、縦壁部で仕切られた部品間を跨る配管等の部品の設定を容易にすることができる。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれかに係る効果に加えて、天板部と天井の下面との間の距離を、フードの下面とフロントサイドメンバの上面との距離の1/4より小さい距離とすることで、十分な共鳴モード低減の効果が得られると共に、サイドブランチとしての機能を維持することができ、広い周波数にわたり音圧を下げることができる。
【0021】
請求項6記載の発明によれば、前記縦壁部と前記天板部とを、連続的に連なった一体品で構成することから、縦壁部の上端辺と天板部の車幅方向内側側端辺との隙間を皆無にすることができ、隙間からの音波の漏れを阻止することができると共に、部品点数が低減でき、一体品となった縦壁部及び天板部の設定を容易に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
(第1参考形態)
図1及び図2は、本発明の第1参考形態を表す図である。図1はエンジンルームEの主に後部部分を前方から見た斜視図であり、図2は図1のA−A矢視図である。尚、12はエンジンで、エンジンマウントやその他の補器類、配管類等は省略している。
【0024】
エンジンルームEの左右両側には、車両前後方向に伸びるフロントサイドメンバ14、14が配設されており、フロントサイドメンバ14、14よりも車幅方向外側には、サスペンションを支持するためのストラットハウジング16、16が配設されており、更にその車幅方向外側にはフードリッジ18、18が配設されている。エンジンルームEの後側には、エンジンルームEと車室内を仕切るダッシュパネル20が配設される。図2において、ストラットハウジング16の前後端には、ホイールハウス21が接合されており、符号23は、フェンダである。また、エンジンルームEの上側はフード22(図2)により開閉自在に覆われている。
【0025】
このエンジンルームEの後部左右の角部付近には、路面と略垂直な縦壁部24と、フード22に略平行な天板部26とからなるダッシュ前カバー28が設けられる。詳細には、縦壁部24は、その前端辺24aがストラットハウジング16に近接配置され、後端辺24bがダッシュパネル20に近接配置され、下端辺24cがフロントサイドメンバ14に近接配置されている。また、天板部26は、前端辺26aがストラットハウジング16に近接配置され、後端辺26bがダッシュパネル20に近接配置され、車幅方向外側側端辺26cがフードリッジ18に近接配置されており、天板部26の車幅方向内側側端辺26dは、前記縦壁部24の上端辺24dに連結されている。近接配置とは、完全に各パネルに接合されるか、または各パネルに重ね合わさってもよく、または各パネルとの間に隙間があっても良い。
【0026】
この縦壁部24及び天板部26は、金属パネル、樹脂、不織布、ダンポール紙の単独または組み合わせにより構成することができ、それぞれ別体で構成されたものを任意の結合手段で連結することにしても良いし、または一体品で構成することも可能である。
【0027】
そして、縦壁部24及び天板部26が、ストラットハウジング16とダッシュパネル20との間に形成されるエンジンルームEの後部左右の角部を塞いでおり、エンジンルームE内の空間と、縦壁部24及び天板部26によって囲まれる空間30とを仕切ると共に、ダッシュパネル20に取り付けられたブレーキ用倍力装置、各種の補器類等を覆い隠している。また、図2に示したように、天板部26とフード22との間には空間32が形成されている。さらに本参考形態では、天板部26の前端辺26a、後端辺26b及び車幅方向外側側端辺26cには、ウエザストリップ等のような弾性体27をそれぞれ設け、この弾性体27をストラットハウジング16、ダッシュパネル20及びフードリッジ18に密着させている。
【0028】
次にこの第1参考形態の作用を説明する。
【0029】
車室内に侵入するエンジン騒音では、エンジン12上面から放射された騒音がダッシュパネル20を介して伝達する成分の寄与が高い。エンジン12上面から乗員の耳位置までの伝達過程を考えると、まずエンジン12上面から放射された騒音はエンジンルームEの音響特性によって増幅され、ダッシュパネル20に荷重として作用する。次に音圧によって加振されたダッシュパネル20の振動が車室内に騒音を放射し、結果として乗員の耳位置に音圧を発生する。従って、ダッシュパネル20に荷重として作用する騒音のレベルが高いほど乗員の耳位置に到達する騒音のレベルが高くなる。車室内に侵入する騒音を低減するためには、エンジンルームE内での音圧レベルの上昇を最小限に抑えることが重要である。本参考形態では、路面と略垂直な縦壁部24によって、エンジンルームEのストラットハウジング16とダッシュパネル20との間を節とする車両前後方向の共鳴モードを低減させることができる。このときに、縦壁部24の上端辺24dに連結された、フード22に略平行な天板部26によって、縦壁部24とフード22との間を音波が通り抜けることを防止し、エンジンルームE内の空間と縦壁部24と天板部26との間で囲まれる空間30とを遮断し、確実に上記共鳴モードを低減させる。この共鳴モードは、エンジンルームE内の主に上部空間で励起されるため、縦壁部24と天板部26との間が確実に連結されることで、効果的に上記共鳴モードを低減させることができる。縦壁部24または天板部26と、ストラットハウジング16、ダッシュパネル20、フロントサイドメンバ14またはフードリッジ18等の周囲の部品との間は、なるべく近接していることが望ましいが、必ずしも接合される場合に限るものではなく、縦壁部24または天板部26と周囲の部品との間に隙間があっても、十分に上記共鳴モードを低減させることができる。そのため、縦壁部24または天板部26と、ストラットハウジング16、ダッシュパネル20、フロントサイドメンバ14またはフードリッジ18等の周囲の部品との間の若干の隙間は許容されるため、縦壁部24または天板部26の設定を簡単に行うことができ、後付けを行うことも可能になる。
【0030】
また、天板部26とフード22との間に空間ができるため、この空間が共鳴型消音器の一種であるサイドブランチとして機能し(いわゆるサイドブランチ)、この空間の長さ=λ/4を満足するような波長λの音に対して音圧を下げることができる。即ち、従来構造であると、遮音壁が存在することによって、かえってこのλに対応する周波数付近の音圧が上昇することがあるが、本発明によれば、サイドブランチとしての機能を併せ持たせることができる。
【0031】
図3に本参考形態の効果を表すための音響特性のグラフを示す。本図はエンジン12上面から放射された騒音によってダッシュパネル20上に作用する音圧レベルについて、ストラットハウジング16とダッシュパネル20の間に全く遮音壁が存在しない場合(従来例1)、ストラットハウジング16とダッシュパネル20に特開平10−324267号公報に示したような遮音壁を設けた場合(従来例2)、本参考形態の場合(第1参考形態)についてそれぞれ比較した計算結果であり、音圧レベルが低いほど遮音特性が優れていることを示している。本参考形態と従来例1とを比較すると、本参考形態では、200Hz前後の音圧がやや悪化するものの、300Hz前後の音圧が抑えられる。これは、縦壁部24とフード22によって、エンジンルームE内に励起される共鳴モードを低減させることによるものと考えられる。また、本参考形態と従来例2とを比較すると、本参考形態では300Hz前後の音圧がやや悪化するものの、従来例2で音圧レベルの高い200Hz前後の音圧が抑えられ、フード22と天板部26との間にできる空間32がサイドブランチとして働き、かかる周波数における音圧を下げる効果を発揮しているものと考えられる。また、この従来例2においては、遮音壁の上端辺とフードとの密着/遮音性が保持されないと遮音壁と遮音壁内の空間とエンジンルームの空間とが完全に遮断されず、図3のグラフのような効果が得られないが、この第1参考形態では、縦壁部24の上端辺24d及び天板部26の車幅方向内側側端辺26dが連結されているため、確実にエンジンルームE内の空間と縦壁部24と天板部26との間で囲まれる空間30とを遮断することができる。
【0032】
結果として、第1参考形態によれば、広い周波数帯域で平均音圧を低減することができ、乗員の快適感の向上がもたらされる。
【0033】
(第2参考形態)
図4及び図5は本発明の第2参考形態を表す図である。図において第1参考形態と同一の部材は同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0034】
ダッシュ前カバー28−1が、路面と略垂直な縦壁部24−1とフード22に略平行な天板部26とから構成され、縦壁部24−1は、その前端辺24aがストラットハウジング16に近接配置され、後端辺24bがダッシュパネル20に近接配置されている。縦壁部24−1の下端辺24cは、フロントサイドメンバ14の上面14aから距離L1だけ上方の位置に配置されている。この距離L1は、フード22の下面22aとフロントサイドメンバ14の上面14aとの間の距離L0に対して、1/4より小さくなるように設定する。そして、この距離L1に相当する隙間から配管34(図4)が通っている。
【0035】
縦壁部24−1の下端辺24cとフロントサイドメンバ14の上面14aとの間の距離L1は少ない方が好ましいが、距離L1が、距離L0の1/4より小さい距離の隙間であれば、隙間がない場合と同じような共鳴モード低減の作用効果が得られる。尚、縦壁部24−1の下端辺24cの必ずしも全部が、フロントサイドメンバ14の上面14aと1/4より小さい距離の隙間を持つ必要はなく、その主要部分がフロントサイドメンバ14の上面14aと1/4より小さい距離の隙間を持っていればよい。
【0036】
図6は、この距離L1の音響特性への影響を示すグラフである。左右両側のうちの一方の縦壁部24−1の距離L1をL1=0とした条件下で、他方の縦壁部24−1の距離L1をL1=0,L0/40,L0/4とした場合についてそれぞれエンジン12上面から放射された騒音についてダッシュパネル20上に作用する音圧レベルを示している。隙間が大きくなると、縦壁部24−1及び天板部26を設けた効果が得らず、3次元的な音響モード等の他の要因の影響を受けて、L1=L0/4では、従来例2とほぼ同じ程度の効果となるのに対して、L1<L0/4では、200Hz前後の音圧が抑えられ、広い周波数帯域に亘って音圧を低減することができる。
【0037】
このように縦壁部24−1の下端辺24cとフロントサイドメンバ14の上面14aとの間に隙間を設けることができるので、縦壁部24−1で仕切られた部品間を跨る配管等の部品の設定を容易にすることができる。
【0038】
(第3参考形態)
図7は本発明の第3参考形態を表す図2相当図である。図において第1参考形態と同一の部材は同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0039】
ダッシュ前カバー28−2が、路面と略垂直な縦壁部24とフード22に略平行な天板部26−1とから構成され、天板部26−1が、フード22の下面22aよりも距離L2だけ下方の位置に配置されている。この距離L2は、フード22の下面22aとフロントサイドメンバ14の上面14aとの間の距離L0に対して、1/4より小さくなるように設定される。
【0040】
天板部26−1とフード22の下面22aとの間の距離L2は大きすぎると、エンジンルームE内のストラットハウジング16とダッシュパネル20との間を節とする車両前後方向の共鳴モードを低減する効果が薄くなるが、距離L2が、距離L0の1/4より小さい距離の隙間であれば、十分な共鳴モード低減の作用効果が得られる。尚、天板部26−1の全部が、フード22の下面22aと1/4より小さい距離の隙間を持つ必要はなく、その主要部分がフード22の下面22aと1/4より小さい距離の隙間を持っていればよい。
【0041】
図8のグラフは、この距離L2の音響特性への影響を示しており、L2=0,L0/10,L0/4,L0/3についてそれぞれエンジン12上面から放射された騒音についてダッシュパネル20上に作用する音圧レベルを示している。隙間が大きくなる(L2>L0/4)と、空間32のサイドブランチとしての効果が大きくなり、200Hz付近の音圧の上昇は抑えられるものの、ダッシュ前カバー28−2を付けていない状態(従来例1)に近づき、300Hz付近の効果が消滅し、隙間をそれ以上大きくしても効果が変化しなくなる。また、L2=0の場合、言い換えれば、天板部26−1とフード22との間に空間が形成されない場合には、サイドブランチとしての効果が小さくなり、200Hz付近の音圧が上昇する。これに対して、L2が0<L2<L0/4であれば、200Hz付近及び300Hz付近の音圧を抑えることができ、広い周波数帯域にわたって音圧を低減することができる。
【0042】
(第4参考形態)
図9及び図10は本発明の第4参考形態を表す図である。図において第1参考形態と同一の部材は同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0043】
この第4参考形態では、ダッシュ前カバー28−3が、路面と略垂直な縦壁部24とフード22に略平行な天板部26−2とから構成され、天板部26−2は、天板部26と同様に、前端辺26aがストラットハウジング16に近接配置され、後端辺26bがダッシュパネル20に近接配置され、車幅方向外側側端辺26cがフードリッジ18に近接配置されており、天板部26−2の車幅方向内側側端辺26dは、前記縦壁部24の上端辺24dに連結されている。そして天板部26−2の上面26eに段差部26fが形成されており、天板部26−2とフード22との間の空間32−1の断面積が車幅方向外側に向かうに連れて減少している。
【0044】
本実施形態では、空間32−1の断面積の変化点が複数存在するために、広帯域の周波数に対してサイドブランチとしての機能を発揮するものと考えられ、そのため、広帯域に亘って音圧を低減することができる。
【0045】
(第1実施形態)
図11及び図12は本発明の第1実施形態を表す図である。図において第1参考形態と同一の部材は同一の符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0046】
この第1実施形態では、ダッシュ前カバー28−4が、路面と略垂直な縦壁部24とフード22に略平行な天板部26−3とから構成され、天板部26−3は、天板部26と同様に、前端辺26aがストラットハウジング16に近接配置され、後端辺26bがダッシュパネル20に近接配置され、車幅方向外側側端辺26cがフードリッジ18に近接配置されており、天板部26−3の車幅方向内側側端辺26dは、前記縦壁部24の上端辺24dに連結されている。そして天板部26−3の上面26gが傾斜しており、天板部26−3とフード22との間の空間32−3の断面積が車幅方向外側に向かうに連れて増加している。図示した例では、天板部26−3の車幅方向内側側端辺26d付近における天板部26−3とフード22の下面22aとの間の距離(=L3)が最小となっており、断面積が最小となっており、天板部26−3の車幅方向外側に向かうに連れて漸次、その距離が増加し、ある距離(=L4)になると、天板部26−3の上面26gが再びフード22の略平行となり断面積が一定となっている。
【0047】
本実施形態では、サイドブランチとして働く空間32−2の体積が増加することで、音圧低減効果が得られる。
【0048】
図13のグラフは、この距離L3とL4の関係と、音響特性との関係を示しており、L4/L3=1の場合と、L4/L3=1.6の場合のエンジン12上面から放射された騒音についてダッシュパネル20上に作用する音圧レベルを示している。但し、いずれの場合も、L3=L0/8である。L4を大きくすることによって、サイドブランチとしての効果が大きくなり、300Hz付近の音圧低減を維持しつつ、200Hz付近の音圧の上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1参考形態を表すエンジンルームの主に後部部分を前方から見た斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿って見た矢視図である。
【図3】 第1参考形態の効果を表すための音響特性のグラフである。
【図4】 本発明の第2参考形態を表す図1相当図である。
【図5】 図4のA−A線に沿って見た矢視図である。
【図6】 第2参考形態の効果を表すための音響特性のグラフである。
【図7】 本発明の第3参考形態を表す図2相当図である。
【図8】 第3参考形態の効果を表すための音響特性のグラフである。
【図9】 本発明の第4参考形態を表す図1相当図である。
【図10】 図9のA−A線に沿って見た矢視図である。
【図11】 本発明の第1実施形態を表す図1相当図である。
【図12】 図11のA−A線に沿って見た矢視図である。
【図13】 第1実施形態の効果を表すための音響特性のグラフである。
【符号の説明】
E エンジンルーム
12 エンジン
14 フロントサイドメンバ
14a 上面
16 ストラットハウジング
18 フードリッジ
20 ダッシュパネル
22 フード
22a 下面
24、24−1 縦壁部
24a 前端辺
24b 後端辺
24c 下端辺
24d 上端辺
26、26−1、26−2、26−3 天板部
26a 前端辺
26b 後端辺
26c 車幅方向外側側端辺
26d 車幅方向内側側端辺
26e 上面
26g 上面
30 縦壁部及び天板部によって囲まれる空間
32、32−1、32−2 天板部とフードとの間の空間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an engine room structure of an automobile capable of improving the radiation characteristics of engine noise that enters a vehicle interior.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a structure for improving engine room acoustic characteristics of this type of automobile, for example, as described in JP-A-10-324267, a plurality of partition walls are continuously formed from the strut tower of the engine room to the dash panel. A sound insulation wall is provided. That is, the sound insulation wall has a first partition wall that is joined to the hood ridge panel at one end and is provided along the upper portion of the front surface of the strut tower, and is joined to the other end of the first partition wall and along the upper portion of the side surface portion of the strut tower. And the front end is joined to the rear end of the second partition and the side of the side surface of the strut tower at a position outside the front side member in the vehicle width direction, and the lower end is the upper surface of the front side member. A third bulkhead joined to the dash panel at the vehicle width direction inner side position relative to the front side member, one end joined to the rear end of the second bulkhead along the dash panel, and the other end to the hood It consists of the 4th partition joined to the ridge panel. The sound insulation wall is closely or closely arranged on the lower surface of the hood via a weather strip, and the space in the sound insulation wall is blocked from the engine room space, thereby reducing the resonance mode in the vehicle front-rear direction in the engine room. As a result, the acoustic characteristics in the engine room are improved.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the engine room structure of an automobile as described above, although the sound pressure in the engine room can be lowered in some frequency bands, the sound pressure may increase in other frequency bands, which may be a problem. In addition, when the upper end side of the sound insulation wall and the hood are not completely in close contact / sound insulation, the space in the sound insulation wall and the space in the engine room are not completely cut off, so that there is a problem that a sufficient effect cannot be obtained. . Further, in such a conventional structure, since the sound insulation wall and the surrounding members such as the front side member are joined, for example, when there is a pipe straddling the sound insulation wall like a hose of an air conditioner, the structure of the sound insulation wall is There is also the problem of complexity.
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, and the invention according to
[0005]
In addition to the above-mentioned object, the invention described in
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to
A vertical wall portion substantially perpendicular to the road surface, the front end side being disposed close to the strut housing, the rear end side being disposed close to the dash panel, and the lower end side being disposed close to the front side member;
The front end side is arranged close to the strut housing, the rear end side is arranged close to the dash panel, the vehicle width direction outer side edge is arranged close to the hood ridge, and the vehicle width direction inner side edge is the upper end of the vertical wall portion. A top plate connected to the side and substantially parallel to the hood;
Is provided, and the cross-sectional area of the space formed between the top plate portion and the hood is the smallest in the vicinity of the inner side edge in the vehicle width direction of the top plate portion when viewed along the vehicle width direction. It is characterized by gradually increasing toward the outside in the vehicle width direction and changing with respect to the vehicle width direction so as to be constant from a certain position .
[0007]
The invention described in
[0008]
According to a third aspect of the present invention, the left and right corners of the rear portion of the engine room formed between the strut housing and the dash panel are closed by the vertical wall portion and the top plate portion according to the first or second aspect. It is.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, at least a part of the lower end side of the vertical wall portion according to any one of the first to third aspects is ¼ of the distance between the lower surface of the hood and the upper surface of the front side member. It is arranged at a position above the upper surface of the front side member by a smaller distance.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, at least a part of the top plate according to any one of the first to fourth aspects is less than a quarter of the distance between the lower surface of the hood and the upper surface of the front side member. It is arranged at a position below the lower surface of the hood.
[0013]
A sixth aspect of the invention is characterized in that the vertical wall portion and the top plate portion according to any one of the first to fifth aspects are configured as an integrated product continuously connected.
[0014]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the invention, the sound field is prevented from passing between the vertical wall portion and the hood by the vertical wall portion substantially perpendicular to the road surface and the top plate portion substantially parallel to the hood. The space in the engine room and the space surrounded by the vertical wall and the top plate are blocked, and the vehicle front-rear resonance mode with a node between the strut housing and the dash panel in the engine room is used. It can reduce more effectively. In addition, the volume of the space serving as the side branch can be increased, and the sound pressure reduction effect by the side branch can be increased while maintaining the resonance mode reduction effect.
[0015]
According to invention of
[0016]
According to the invention of claim 3, in addition to the effect according to
[0017]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the effect according to any one of the first to third aspects, the lower surface of the hood and the front side member are disposed between the lower end side of the vertical wall portion and the upper surface of the front side member. Since a gap can be provided as long as the distance is less than 1/4 of the distance to the upper surface, it is possible to facilitate setting of components such as pipes that straddle the components partitioned by the vertical wall portion.
[0018]
According to the fifth aspect of the present invention, in addition to the effect according to any one of the first to fourth aspects, the distance between the top plate portion and the lower surface of the ceiling is set between the lower surface of the hood and the upper surface of the front side member. When the distance is smaller than 1/4 of the distance, a sufficient resonance mode reduction effect can be obtained, the function as a side branch can be maintained, and the sound pressure can be lowered over a wide frequency range.
[0021]
According to the sixth aspect of the present invention, since the vertical wall portion and the top plate portion are formed as a continuous continuous unit, the upper end side of the vertical wall portion and the inner side in the vehicle width direction of the top plate portion. It is possible to eliminate the gap between the side edges, prevent the sound wave from leaking through the gap, reduce the number of parts, and easily set the vertical wall and top plate as a single unit. Can be done.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0023]
(First reference form)
1 and 2 are diagrams showing a first reference embodiment of the present invention. 1 is a perspective view of the engine room E as viewed mainly from the rear, and FIG. 2 is a view taken along the line AA of FIG.
[0024]
[0025]
Near the left and right corners of the rear part of the engine room E, a
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
Next, the operation of the first reference embodiment will be described.
[0029]
In the engine noise that enters the vehicle compartment, the contribution of the component transmitted through the
[0030]
Further, since a space is created between the
[0031]
Shows a graph of acoustic characteristics to represent the effect of the present reference embodiment in FIG. This figure shows the sound pressure level acting on the
[0032]
As a result, according to the first reference embodiment, the average sound pressure can be reduced in a wide frequency band, and the passenger comfort is improved.
[0033]
(Second reference form)
4 and 5 are views showing a second reference embodiment of the present invention. In the figure, the same members as those in the first reference embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0034]
The dash front cover 28-1 includes a vertical wall portion 24-1 that is substantially perpendicular to the road surface and a
[0035]
The distance L1 between the
[0036]
FIG. 6 is a graph showing the influence of the distance L1 on the acoustic characteristics. Under the condition that the distance L1 of one of the left and right vertical wall portions 24-1 is L1 = 0, the distance L1 of the other vertical wall portion 24-1 is L1 = 0, L0 / 40, and L0 / 4. In each case, the sound pressure level acting on the
[0037]
As described above, since a gap can be provided between the
[0038]
(3rd reference form)
FIG. 7 is a view corresponding to FIG. 2 showing the third reference embodiment of the present invention. In the figure, the same members as those in the first reference embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0039]
The dash front cover 28-2 includes a
[0040]
If the distance L2 between the top plate portion 26-1 and the
[0041]
The graph of FIG. 8 shows the influence of the distance L2 on the acoustic characteristics, and the noise emitted from the upper surface of the
[0042]
( 4th reference form)
9 and 10 are views showing a fourth reference embodiment of the present invention. In the figure, the same members as those in the first reference embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0043]
In this fourth reference form, the dash front cover 28-3 is composed of a
[0044]
In the present embodiment, since there are a plurality of changing points of the cross-sectional area of the space 32-1, it is considered that the function as a side branch is exhibited for a wideband frequency. Can be reduced.
[0045]
(First Embodiment)
11 and 12 show the first embodiment of the present invention. In the figure, the same members as those in the first reference embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
[0046]
In this first embodiment, the dash front cover 28-4 includes a
[0047]
In this embodiment, the sound pressure reduction effect is obtained by increasing the volume of the space 32-2 that functions as a side branch.
[0048]
The graph of FIG. 13 shows the relationship between the distances L3 and L4 and the acoustic characteristics, and is emitted from the upper surface of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an engine room representing a first reference embodiment of the present invention, mainly viewed from the rear part.
2 is an arrow view taken along the line AA in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a graph of acoustic characteristics for representing the effect of the first reference embodiment.
FIG. 4 is a view corresponding to FIG. 1 showing a second reference embodiment of the present invention.
5 is an arrow view taken along the line AA in FIG. 4. FIG.
FIG. 6 is a graph of acoustic characteristics for representing the effect of the second reference embodiment.
FIG. 7 is a view corresponding to FIG. 2 showing a third reference embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a graph of acoustic characteristics for representing the effect of the third reference embodiment.
FIG. 9 is a view corresponding to FIG. 1 showing a fourth reference embodiment of the present invention.
10 is an arrow view taken along the line AA in FIG. 9;
FIG. 11 is a view corresponding to FIG. 1 showing the first embodiment of the present invention.
12 is an arrow view taken along line AA in FIG.
FIG. 13 is a graph of acoustic characteristics for representing the effect of the first embodiment.
[Explanation of symbols]
Claims (6)
前端辺がストラットハウジングに近接配置され、後端辺がダッシュパネルに近接配置され、下端辺がフロントサイドメンバに近接配置された、路面と略垂直な縦壁部と、
前端辺がストラットハウジングに近接配置され、後端辺がダッシュパネルに近接配置され、車幅方向外側側端辺がフードリッジに近接配置され、車幅方向内側側端辺が前記縦壁部の上端辺に連結された、フードに略平行な天板部と、
が設けられ、前記天板部と前記フードとの間に形成される空間の断面積が、車幅方向に沿って見て、前記天板部の車幅方向内側側端辺付近において最小となり、車幅方向外側に向かうに連れて漸次増加し、ある位置からは一定となるようにして、車幅方向に対して変化することを特徴とする自動車のエンジンルーム構造。In the car engine room,
A vertical wall portion substantially perpendicular to the road surface, the front end side being disposed close to the strut housing, the rear end side being disposed close to the dash panel, and the lower end side being disposed close to the front side member;
The front end side is arranged close to the strut housing, the rear end side is arranged close to the dash panel, the vehicle width direction outer side edge is arranged close to the hood ridge, and the vehicle width direction inner side edge is the upper end of the vertical wall portion. A top plate connected to the side and substantially parallel to the hood;
Is provided, and the cross-sectional area of the space formed between the top plate portion and the hood is minimum in the vicinity of the inner side edge in the vehicle width direction of the top plate portion when viewed along the vehicle width direction. 1. An engine room structure for an automobile, characterized by gradually increasing toward the outside in the vehicle width direction and changing from the position to the vehicle width direction so as to be constant from a certain position .
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