JP3921723B2 - X線発生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線露光装置、X線顕微鏡、X線分析装置などのX線光学機器に用いて好適なX線発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、軟X線光学を応用した軟X線光学機器の分野が急速に進歩している。これは、軟X線光学を応用することによって、従来の方法ではわからなかった軟X線による新しい情報が、高空間分解能で得られるためである。そのために、任意波長の出来るだけ強力な軟X線の利用が望まれている。
【0003】
軟X線源としては、従来より電子線励起型X線源、放射光源(SOR)などが利用されているが、最近ではレーザープラズマX線源が特に注目を集めている。
電子線励起型X線源は、電子線をターゲット材(標的部材)に照射して、電子線により励起されたターゲット材から放出されるX線を利用するものである。
しかし、電子線励起型のX線源は、波長が比較的短いため(〜1nm)、このようなX線を低収差で集光するX線光学素子の製作が困難である。また、輝度が低いため、微小領域に集光したときのX線強度が小さくなる。
【0004】
また、軟X線源として良く利用される放射光源は、電子が磁場によって曲がったところで、制動放射により取り出されるX線である。放射光源からは非常に強力で、しかも非常に広い波長域の軟X線が得られる。
しかし、放射光源(SOR)は電子を高速で加速し、電子の軌道を強力な磁場により曲げてリング内を周回させる電子蓄積リングであり、一般的に非常に大型かつ高価である。
【0005】
即ち、一般的な実験室で用いることができないので、多くは共同利用の形で使用され、軟X線光学を利用した軟X線光学機器のX線源として容易に扱えるものではない。
これらに対して、実験室規模の比較的小型の装置であり、しかも強力な軟X線が取り出せるレーザープラズマX線源が注目されている。
【0006】
これは、高出力のレーザーを金属などのターゲット材(標的部材)上に集光し、ターゲット材を励起してプラズマを形成し、プラズマから発生する強力なX線をX線源として利用するものであり、電子線励起型X線源や放射光源など異なるタイプのX線源と比較して、小型でしかも強力であるという優れた特徴を有している。
【0007】
このような特徴を有するレーザープラズマX線源は、実験室規模のX線顕微鏡、X線光電子分光装置、X線露光装置等のX線光学機器に用いられる。これらのX線光学機器には、非常に精密な軟X線光学系が組み込まれて調整されている。
また、レーザープラズマX線源は、ターゲット材を励起してプラズマを形成するので、励起用のレーザー光源はある程度強力である必要があり、そのため例えばYAG レーザーのような数百ミリジュール〜数十ジュールの強力なパルスレーザーが使用される。
【0008】
しかしながら、これらのレーザー光源には、複雑なレーザー光学系が含まれており、軟X線光学系と同様に精密調整されている。従って、通常は、レーザー光源のレーザー光学系と軟X線光学系を含んだ装置全体が、防振された一つの定盤上に組み込まれることが多い。
しかしながら、全ての光学系が一つの定盤上に配置されるので、非常に大きな定盤が必要であり、広い場所をとってしまうという問題がある。
【0009】
また、このような高ピークパワーのレーザーでは、光学素子上に付着したゴミにレーザー光があたることにより、光学素子がダメージを受けるおそれがあるので、クリーンルーム等に光学系が置かれる場合が多い。
また、レーザープラズマX線源における励起用の強力なパルスレーザーは、電磁ノイズ源となり易く、X線光電子分光分析などの微量分析においては、ノイズの混入による分析誤差が問題となる。
【0010】
また、強力な励起用レーザー光源(以下、単にレーザー光源と称す場合がある)は非常に大きくかつ高価であるため、複数のX線光学機器の間で共有することが望まれるが、その励起用レーザー光源をX線光学機器の一部として組み込んでしまうと、各X線光学機器に対して一つずつ励起用レーザー光源を準備する必要があり、非常に無駄が多いという問題がある。
【0011】
さらに、強力なレーザー光源は日進月歩で改良されており、新しいレーザー光源を設置してもすぐに旧式化してしまうという問題がある。
このように、X線光学機器のX線源として、レーザープラズマX線源を利用した場合でも、そのレーザー光源は、その交換を容易とするために、複数のX線光学機器間とレーザー光源を共有可能とするために、或いはレーザー光源からの電磁ノイズを低減するために、X線光学機器本体と離して設置した方が望ましいことが多い。
【0012】
そこで、プラズマ励起用のレーザー光源と、標的部材(真空容器内)及び軟X線光学系(真空容器内)を含んだX線光学機器本体とを分離して配置することが考えられる。
励起用レーザー光源とX線光学機器本体とを分離した場合、X線はミラー等を用いてその光路を自由に設定することが困難であるのに対して、レーザー光はミラーを用いて比較的自由にその光路を設定することが出来る。
【0013】
従って、励起用(励起)レーザー光源とX線光学機器本体とを分離する場合は、レーザー光源を本体から切り放し、X線源となるプラズマが近傍に形成されるターゲット(標的部材)とそれを収納する真空容器は、X線光学機器本体に組み込み、励起レーザー光源からのレーザー光は、ミラー等を用いて前記真空容器内のターゲットに導入する。
【0014】
なお、励起レーザー光源とX線光学機器本体とを分離するために、防振用の定盤を二つ用意して、一方の定盤に励起レーザー光源を設置(固定)し、もう一方の定盤に標的部材(真空容器内)及び軟X線光学系(真空容器内)を含んだX線光学機器本体を設置(固定)する。
このように励起レーザー光源とX線光学機器本体とを分離し、また励起レーザー光源及び/またはX線光学機器本体を電磁シールドすれば、励起レーザー光源から発生する電磁ノイズの混入による悪影響(例えば、分析誤差)を防ぐことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ただ単純に定盤を二つに分けて、一方にX線光学機器本体を、もう一方に励起レーザー光源を配置(固定)すると、下記のような問題点が発生する。
X線光学機器の軟X線光学系は高空間分解能を特徴とし、非常に高精度に配置されており、レーザープラズマX線源の発光点もこの軟X線光学系に合わせて高精度に位置決めされている。
【0016】
しかしながら、X線光学機器と励起レーザー光源を分離した場合には、これらが同じ定盤上に載っていないので、振動等の外乱の影響がX線光学機器に含まれる標的部材(真空容器内)と励起レーザー光源とで相違する。
そのため、標的部材(真空容器内)と励起レーザー光源の位置関係が微妙に変化し、励起レーザー光が真空容器内に入射する位置と角度が外乱により様々に変化する。その結果、レーザー光が真空容器内の標的部材に当たる位置も様々に変化してしまう。
【0017】
レーザープラズマX線源におけるX線の発光点は、レーザー光がターゲット(標的部材)に照射される位置で決まるため、レーザー光が真空容器内の標的部材に当たる位置が変化すると、X線源の発光点が移動してしまう。
これは、X線源の発光点とX線照射位置が精密に位置合わせしてあるX線光学機器にとって非常に大きな問題であり、X線ビームが必要な部分に照射されずに予期せぬ部分に照射されてしまうこととなる。
【0018】
また、励起レーザー光源をX線光学機器から隔離した位置に設け、ミラーを用いて或いは直接、レーザーをX線光学機器に含まれる真空容器内のターゲット(標的部材)に導入した場合、たとえ振動の影響が無視できる状況であっても、レーザープラズマX線源を利用したX線光学機器を操作する操作者が強力なレーザー光に被爆する可能性が大きくなる。
【0019】
この様に、励起レーザー光源と、X線源(真空容器内)が設けられるX線光学機器とにかかる配置の自由度を増し、また励起レーザー光源からの電磁ノイズの影響を低減するために、励起レーザー光源とX線光学機器を分離配置することが望ましいが、振動など外乱の影響を受けやすくなり、しかも操作者がレーザー光に被爆しやすくなるという問題点があった。
【0020】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、振動の影響を受けにくく、操作者が励起エネルギービーム(例えばレーザー光)に被爆することがなく、励起エネルギービーム光源と、X線源(真空容器内)が設けられるX線光学機器とにかかる配置の自由度を増大し、かつ励起エネルギービーム光源からの電磁ノイズの影響を低減することが可能なX線発生装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
そのため、本発明は第一に「減圧された真空容器内の標的部材に励起エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プラズマからX線を取り出すX線発生装置において、
前記励起エネルギービームの光源部は第1防振系に固定され、前記標的部材を収納した真空容器は前記第1防振系と隔離された第2防振系に固定されてなり、
前記光源部から出射された励起エネルギービームを漏光することなく、また振動の影響を実質的に受けることなく、前記第1防振系から前記第2防振系に伝送可能な導光部材が設けられ、
前記導光部材の入射端は、前記光源部と一定の位置関係を保持するように前記第1防振系に固定され、また前記導光部材の出射端は、前記標的部材と一定の位置関係を保持するように前記第2防振系に固定されていることを特徴とするX線発生装置(請求項1)」を提供する。
【0022】
また、本発明は第二に「前記導光部材は、前記励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有する1本の光ファイバーであることを特徴とする請求項1記載のX線発生装置(請求項2)」を提供する。
また、本発明は第三に「前記導光部材は、前記励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径をそれぞれ有する複数の光ファイバーを束ねた光ファイバーバンドルであることを特徴とする請求項1記載のX線発生装置(請求項3)」を提供する。
【0023】
また、本発明は第四に「減圧された複数の真空容器内の各標的部材に励起エネルギービームをそれぞれ照射してプラズマを形成し、該プラズマからX線をそれぞれ取り出すX線発生装置システムにおいて、
前記励起エネルギービームの光源部は第1防振系に固定され、
前記複数の真空容器は、前記第1防振系と隔離され、また相互に隔離された独立の防振系にそれぞれ固定されてなり、
前記光源部から出射された励起エネルギービームを漏光することなく、また振動の影響を実質的に受けることなく、前記第1防振系から前記独立の防振系にそれぞれ伝送可能な導光部材が設けられ、
前記導光部材の入射端は、前記光源部と一定の位置関係を保持するように前記第1防振系に固定され、また前記導光部材の出射端は、前記各標的部材と一定の位置関係を保持するように前記独立の防振系にそれぞれ固定されていることを特徴とするX線発生装置(請求項4)」を提供する。
【0024】
また、本発明は第五に「前記導光部材は、前記励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有し、かつ1または2以上の入射端と複数の出射端を有する光ファイバーであることを特徴とする請求項4記載のX線発生装置(請求項5)」を提供する。
また、本発明は第六に「前記出射端は所定の断面形状を有し、該出射端から出射される励起エネルギービームは、前記断面形状に従ってビーム成形されることを特徴とする請求項1〜5記載のX線発生装置(請求項6)」を提供する。
【0025】
また、本発明は第七に「前記光源部及び/または前記真空容器は、電磁シールドされていることを特徴とする請求項1〜6記載のX線発生装置(請求項7)」を提供する。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明(請求項1〜7)にかかるX線発生装置には、
第1防振系に固定された光源部から出射された励起エネルギービームを漏光することなく、また振動の影響を実質的に受けることなく、標的部材を収納した真空容器が固定された第2防振系に伝送可能な導光部材が設けられ、
該導光部材の入射端は、励起エネルギービームの光源部と一定の位置関係を保持するように第1防振系に固定され、また導光部材の出射端は、標的部材と一定の位置関係を保持するように第2防振系に固定されている。
【0027】
そのため、本発明のX線発生装置は、振動の影響を受けにくく、操作者が励起エネルギービーム(例えば、レーザー光)に被爆することがなく、励起エネルギービーム光源と、X線源(真空容器内)が設けられるX線光学機器とにかかる配置の自由度を増大し、かつ励起エネルギービーム光源からの電磁ノイズの影響を低減することができる。
【0028】
導光部材の入射端を励起エネルギービームの光源部と一定の位置関係を保持するように第1防振系に固定すれば、常に同じように光源部からの光を入射端に導入することが可能であり、また導光部材の出射端を標的部材と一定の位置関係を保持するように第2防振系に固定すれば、たとえ第1防振系と第2防振系との位置関係が変化して導光部材が曲がったとしても、導光部材の出射端側に形成される発光点は、第2防振系上において常に同一位置となる。
【0029】
そのため、第2防振系上において常に同一位置となる励起エネルギービームの発光点と、励起エネルギービームの集光点(真空容器内の標的部材上)とを集光レンズにより共役に結んでおけば、標的部材の近傍に形成されるX線源の発光点も動かなくなり、振動など外乱の影響を回避することができる。
本発明にかかる導光部材としては、例えば光ファイバーが使用できる。良く知られているように、光ファイバーはファイバーの一端(入射端)から光を入射させて、もう一端(出射端)から光を取り出すものである。
【0030】
また、本発明にかかる導光部材としては、励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を防止する上で、励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有する1本の光ファイバーを、或いは励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径をそれぞれ有する複数の光ファイバーを束ねた光ファイバーバンドルを用いることが好ましい(請求項2、3)。
【0031】
本発明は、減圧された複数の真空容器内の各標的部材に励起エネルギービームをそれぞれ照射してプラズマを形成し、該プラズマからX線をそれぞれ取り出すX線発生装置システムにも適用可能である(請求項4)。
請求項4にかかる導光部材は例えば、励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有し、かつ1または2以上の入射端と複数の出射端を有する光ファイバーにより構成することができる(請求項5)。
【0032】
本発明にかかる導光部材の出射端の断面形状を任意に設定すると、該出射端から出射される励起エネルギービームを、設定した断面形状に従って任意形状にビーム成形することができる(請求項6)。
また、本発明のX線発生装置においては、励起エネルギービームの光源部から発せられる電磁ノイズによる影響をさらに低減するために、光源部及び/または真空容器を電磁シールドすることが好ましい(請求項7)。
【0033】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0034】
【実施例1】
図1は、本実施例のレーザープラズマX線源(X線発生装置の一例)をX線源として設けた軟X線光電子分光装置の概略構成図である。
このような軟X線を利用した分析装置においては、その分析感度と分析精度が非常に重要となり、強力な励起レーザー光源部(励起エネルギービーム光源部の一例)から発せられる電磁ノイズの影響を避けるために、励起レーザー光源部を軟X線分析機器本体から電磁的に完全に隔離する必要がある。
【0035】
そこで、本実施例では、軟X線分析機器本体200 と励起レーザー光源部100 とを分離することで両者を位置的に隔離するとともに、電磁シールド12により励起レーザー光源部100 を軟X線分析機器本体200 から電磁的に隔離する構成とした。
ここで、励起レーザー光源部100 は、防振された第1の定盤(第1防振系の一例)上に設けられ、またターゲット(標的部材)6を収納した真空チャンバー (真空容器)14を含む軟X線分析機器本体200 は、防振された第2の定盤(第2防振系の一例)上に設けられている。
このように、本装置(軟X線光電子分光装置)は励起用レーザー光源部100 と軟X線分析機器本体200 とに分離されているので、励起用の高強度レーザー光は、光ファイバー導光管3により軟X線分析機器本体200 に導入される。
【0036】
このような構成にして、プラズマ励起用の励起レーザー発生器1から出たレーザー光をカップリング2により1本の光ファイバー導光管(導光部材の一例)3に導入する。
ここで、通常のシングルモードファイバーは非常に径が細いので、プラズマ励起用の高出力レーザーをそのまま導入しようとすると、光ファイバーの端面でレーザーが集光され、そこでプラズマが発生してしまう。そのため、光ファイバーにレーザー光が導入されないだけでなく、当然光ファイバーも損傷する。
【0037】
従って、ここで用いる光ファイバーは、レーザー強度に対して十分に太いマルチモード用の光ファイバー(レーザーの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有する1本の光ファイバー)を用いている。
導入された励起用の高強度レーザー光は、集光レンズ4によりターゲット(標的部材)6上に集光される。
【0038】
光ファイバー導光管3の入射端は、防振された第1の定盤上に固定された励起レーザー発生器1にカップリング2により固定されているので、入射端は励起レーザー発生器1に対して、その位置関係(方向も含む)が常に一定である。
また、光ファイバー導光管3の出射端は、防振された第2の定盤上に固定された軟X線分析機器本体200 に出射端固定部材5により固定されているので、出射端はターゲット6に対して、その位置関係(方向も含む)が常に一定である。
【0039】
即ち、振動などの外乱の影響により、励起レーザー光源部100 と軟X線分析機器本体200 との位置関係が変化しても、光ファイバー導光管の出射端とターゲット6との位置関係は変わらないので、レーザー光が集光レンズ4によりターゲット6上に集光される位置は変化しない。
【0040】
このように、ターゲット6上にレーザー光を集光してプラズマを発生させ、そこから放出されるX線を軟X線縮小光学系7により縮小することで、マイクロビーム化するとともに試料9上に照射する。
X線が集光照射された試料部分は、照射X線により励起されて、そこから光電子が飛び出す。これを光電子分光検出器8を用いて検出し、光電子が有するエネルギーを分析することにより、試料の局所的な材質や化学状態を調べることができる。
【0041】
また、制御部11により試料走査ステージ10を制御して試料9を動かし、光電子分光検出器8からの検出信号をマッピングすることにより、試料の物質分布や化学状態分布を解析することができる。
ここで、軟X線、光電子ともに空気中では吸収または散乱されてしまうので、これを防ぐために、ターゲット6、軟X線縮小光学系7、試料9、試料走査ステージ10、光電子分光検出器8は、真空チャンバー14内に配置されており、励起用のレーザー光は真空分離窓13を通してターゲット6上に導入される。
【0042】
本実施例のレーザープラズマX線源(X線発生装置)は、振動の影響を受けにくく、操作者が励起レーザー光に被爆することがなく、励起レーザー光源部100 と、X線源(真空容器内)が設けられる軟X線分析機器本体200 とにかかる配置の自由度を増大し、かつ励起レーザー光源部100 からの電磁ノイズの影響を低減することができる。
【0043】
【実施例2】
図2は、本実施例のレーザープラズマX線源(X線発生装置の一例)をX線源として設けたX線顕微鏡の概略構成図である。
X線顕微鏡は、生体試料を高分解能で観察できるという特徴を有するが、X線による照射損傷が問題となっており、露光時間が長くなると、生体そのものが変質するという問題がある。
【0044】
そこで、レーザープラズマX線源のような強力なパルスX線源の1ショットにより撮像を行えば、X線による変質が起こる前に撮像を終えることが出きる。そのため、レーザープラズマX線源をX線源として設けることは、X線顕微鏡にとって非常に有用である。
しかしながら、レーザープラズマX線源は、その励起レーザー光源が非常に大きいので、実験室のレイアウトやスペース効率の問題から、X線顕微鏡の光学系本体とは分離(隔離)して配置した方が望ましい場合も多い。
【0045】
そこで、本実施例では、X線光学系が含まれるX線顕微鏡本体300 と励起レーザー光源部100 とを分離することで両者を位置的に隔離する構成とした。
ここで、励起レーザー光源部100 は、防振された第1の定盤(第1防振系の一例)上に設けられ、またターゲット(標的部材)6を収納した真空チャンバー (真空容器)14を含むX線顕微鏡本体300 は、防振された第2の定盤(第2防振系の一例)上に設けられている。
このように、本装置(X線顕微鏡)は励起用レーザー光源部100 とX線顕微鏡本体300 とに分離されているので、励起用の高強度レーザー光は、光ファイバー束導光管20によりX線顕微鏡本体300 に導入される。
【0046】
このような構成にして、プラズマ励起用の励起レーザー発生器1から出たレーザー光をカップリング2により、複数の光ファイバーを束ねた光ファイバー束導光管(導光部材の一例)20に分割して導入する。
ここで、通常のシングルモードファイバーは非常に径が細いので、プラズマ励起用の高出力レーザーをそのまま導入しようとすると、光ファイバーの端面でレーザーが集光され、そこでプラズマが発生してしまう。そのため、光ファイバーにレーザー光が導入されないだけでなく、当然光ファイバーも損傷する。
【0047】
従って、ここで用いる光ファイバーは、励起レーザー光の入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径をそれぞれ有する複数の光ファイバーを束ねた光ファイバーバンドルを用いている。
導入された励起用の高強度レーザー光は、光ファイバー束導光管20の出射端から出射され、さらに集光レンズ4によりターゲット(標的部材)6上に集光される。
【0048】
光ファイバー束導光管20の入射端は、防振された第1の定盤上に固定された励起レーザー発生器1にカップリング2により固定されているので、入射端は励起レーザー発生器1に対して、その位置関係(方向も含む)が常に一定である。
また、光ファイバー束導光管20の出射端は、防振された第2の定盤上に固定されたX線顕微鏡本体300 に出射端固定部材5により固定されているので、出射端はターゲット6に対して、その位置関係(方向も含む)が常に一定である。
【0049】
即ち、振動などの外乱の影響により、励起レーザー光源部100 とX線顕微鏡本体300 との位置関係が変化しても、光ファイバー束導光管の出射端とターゲット6との位置関係は変わらないので、レーザー光が集光レンズ4によりターゲット6上に集光される位置は変化しない。
【0050】
そのため、励起レーザー光源部100 とX線顕微鏡本体300 との位置関係が変化しても、X線顕微鏡本体300 におけるX線ビームの位置や方向が狂うことがなくX線顕微鏡の運転をそのまま継続することができる。
このように、ターゲット6上にレーザー光を集光してプラズマを発生させ、そこから放出されるX線をX線照明光学系21を用いて集光し、試料22を照明する。
【0051】
試料22を通ったX線をX線対物光学系23により拡大してX線撮像器24上に投影すると、試料の拡大X線像を得ることができる。
本実施例においても、軟X線の吸収を避けるために、X線光学系は真空チャンバー14内に配置されており、励起用のレーザー光は真空分離窓13を通してターゲット6上に導入される。
【0052】
本実施例のレーザープラズマX線源(X線発生装置)は、振動の影響を受けにくく、操作者が励起レーザー光に被爆することがなく、励起レーザー光源部100 と、X線源(真空容器内)が設けられるX線顕微鏡本体300 とにかかる配置の自由度を増大し、かつ励起レーザー光源部100 からの電磁ノイズの影響を低減することができる。
【0053】
【実施例3】
図3は、本実施例のレーザープラズマX線源(X線発生装置の一例)をX線源として設けた軟X線縮小投影露光装置の概略構成図である。
軟X線縮小投影リソグラフィーの実施に用いられる軟X線縮小投影露光装置においては、スループットやスペース効率の問題から、軟X線源としてレーザープラズマX線源が非常に有望視されている。
【0054】
軟X線縮小投影リソグラフィーにおいては現在、広い領域をできるだけ短時間に露光するために、円環状領域のみで収差を取り除いた特殊な軟X線縮小投影光学系を利用して、収差を取り除いた円環領域の円弧の一部を走査しながら露光する走査露光方式が提案されている。
この走査露光方式では、投影するパターンの描かれたレチクルを前記円弧状に照明し、軟X線縮小投影光学系の収差を取り除いた領域を使って縮小投影し、レチクルと露光されるウエハーを同期して走査する構成となっている。
【0055】
従って、X線源の発光位置が振動など外乱の影響により移動すると、レチクルの照明領域がずれてしまい、収差の取り除かれた円環から外れてしまう。そのため、正確なパターンを露光することができなくなる。
また、レーザープラズマX線源を用いた場合には、スループットを最大限向上させるために、非常に出力の大きな励起レーザー光源を利用する必要があり、この大きな励起レーザー光源を軟X線縮小投影露光機に組み込む(一体とする)ことは現実的ではない。
【0056】
さらに、一台の非常に強力な励起レーザー光源を複数の軟X線縮小投影露光機で共用できるようにするためにも、露光機本体と励起レーザー光源とは分離して配置する必要がある。
そこで、本実施例では、軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cと励起レーザー光源部100 とを分離することとした。
【0057】
ここで、励起レーザー光源部100 は、防振された第1の定盤(第1防振系の一例)上に設けられ、またターゲット(標的部材)6を収納した真空チャンバー (真空容器)14をそれぞれ含む軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cは、前記第1の定盤と隔離され、かつ相互に隔離された独立の防振定盤上にそれぞれ設けられている。
このように、本装置(軟X線縮小投影露光装置)は励起用レーザー光源部100 と軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cとに分離されているので、励起用の高強度レーザー光は、光ファイバー束導光管(導光部材の一例)30a,30b,30c により軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cにそれぞれ導入される。
【0058】
本実施例では、励起用レーザー光源部100 を3台の軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cに接続してあるが、それ以上の台数の、或いはそれ以下の台数の軟X線縮小投影露光機に接続してもよい。
また、本実施例では、一つの入射端と複数の出射端を有する光ファイバー束導光管を用いているが、単一の入射端と出射端をそれぞれ有する光ファイバー束導光管を複数本用意して、各導光管により1台づつ独立に励起レーザー光源を軟X線縮小投影露光機に接続しても良い。
【0059】
本実施例では、励起レーザーの強度が非常に大きいので、軟X線縮小露光機1台につき、1束の光ファイバー束導光管(分岐部分)で接続し、さらに各軟X線縮小投影露光機に接続された光ファイバー束導光管(分岐部分)30a,30b,30c を束ねた光ファイバー束導光管(前記一つの入射端と複数の出射端を有する導光管)30を、第1の防振定盤上に固定された励起レーザー発生器1にカップリング2用いて固定する。
【0060】
このような構成にして、プラズマ励起用の励起レーザー発生器1から出たレーザー光をカップリング2により、一つの入射端と複数の出射端を有する光ファイバー束導光管30に導入する。
ここで、光ファイバー束導光管30は、励起レーザー光の入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有することは言うまでもない。
【0061】
導入された励起用の高強度レーザー光は、光ファイバー束導光管30の各出射端からそれぞれ出射され、さらに各集光レンズ4により真空容器内のターゲット(標的部材)6上にそれぞれ集光される。
光ファイバー束導光管30の入射端は、防振された第1の定盤上に固定された励起レーザー発生器1にカップリング2により固定されているので、入射端は励起レーザー発生器1に対して、その位置関係(方向も含む)が常に一定である。
【0062】
また、光ファイバー束導光管30の各出射端は、前記第1の防振定盤と隔離され、かつ相互に隔離された独立の防振定盤上にそれぞれ固定された軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cに出射端固定部材5によりそれぞれ固定されているので、各出射端は真空容器14内の各ターゲット6に対して、その位置関係(方向も含む)が常に一定である。
【0063】
即ち、振動などの外乱の影響により、励起レーザー光源部100 と軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cとの位置関係が変化しても、光ファイバー導光管の各出射端と各ターゲット6との位置関係はそれぞれ変わらないので、レーザー光が集光レンズ4により各ターゲット6上に集光される位置は変化しない。
【0064】
また、本実施例では、それぞれの軟X線縮小投影露光機に接続されている光ファイバー束導光管の出射端断面を円弧形状とすることで、発光パターンを円弧状にし、これを集光レンズ4により各ターゲット6上に集光して円弧状のレーザープラズマをそれぞれ形成するようにした。
このような円弧状のプラズマからX線を取り出し、これを軟X線照明光学系31により集光してレチクル32を照明すると、レチクル32はプラズマの発光パターンである円弧状に照明される。
【0065】
こうして、レチクル32のパターンは、軟X線縮小投影光学系33により縮小されてウエハ34上に投影露光される。
このとき、レチクル32とウエハ34を軟X線縮小投影光学系33の縮小率に応じて同期走査すれば、レチクル32上のパターン全てがウエハ34上に転写される。
【0066】
これらは、励起レーザー光源部100 と接続されている軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cに対して全て同様に行われる。
本実施例では、円弧状の集光パターンになるように、光ファイバー束導光管の出射端断面形状を設定したが、この形状は使用する光学系に応じて適宜設定すればよい(使用する光学系に適した任意形状でよい)。
【0067】
本実施例においても、軟X線の吸収を避けるために、X線光学系は真空チャンバー14内に配置されており、励起用のレーザー光は真空分離窓13を通してターゲット6上に導入される。
本実施例のレーザープラズマX線源(X線発生装置)は、振動の影響を受けにくく、操作者が励起レーザー光に被爆することがなく、励起レーザー光源部100 と、X線源(真空容器内)が設けられる軟X線縮小投影露光機400a、400b、400cとにかかる配置の自由度を増大し、かつ励起レーザー光源部100 からの電磁ノイズの影響を低減することができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のX線発生装置は、振動の影響を受けにくく、操作者が励起エネルギービーム(例えばレーザー光)に被爆することがなく、励起エネルギービーム光源と、X線源(真空容器内)が設けられるX線光学機器とにかかる配置の自由度を増大し、かつ励起エネルギービームの光源部からの電磁ノイズの影響を低減することが可能である。
【0069】
即ち、本発明によるX線発生装置を利用すれば、スペースの問題や電磁ノイズの問題を解決するために、X線光学系を含む軟X線光学機器と励起エネルギービームの光源部を分離して配置した場合でも、振動などの外乱の影響を受けず、良好な光学性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、実施例1のレーザープラズマX線源(X線発生装置の一例)をX線源として設けた軟X線光電子分光装置の概略構成図である。
【図2】は、実施例2のレーザープラズマX線源(X線発生装置の一例)をX線源として設けたX線顕微鏡の概略構成図である。
【図3】は、実施例3のレーザープラズマX線源(X線発生装置の一例)をX線源として設けた軟X線縮小投影露光装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1・・・励起レーザー発生器
2・・・カップリング
3・・・光ファイバー導光管
4・・・集光レンズ
5・・・出射端固定部材
6・・・ターゲット(標的部材)
7・・・軟X線縮小光学系
8・・・光電子分光検出器
9・・・試料
10・・・試料走査ステージ
11・・・制御部
12・・・電磁シールド
13・・・真空分離窓
14・・・真空チャンバー(真空容器)
20・・・光ファイバー束導光管
21・・・X線照明光学系
22・・・試料
23・・・X線対物光学系
24・・・X線撮像器
30,30a,30b,30c・・・光ファイバー束導光管
31・・・軟X線照明光学系
32・・・レチクル
33・・・軟X線縮小投影光学系
34・・・ウエハ
35・・・ウエハステージ
100 ・・・励起レーザー光源部
200 ・・・軟X線分析機器本体
300 ・・・X線顕微鏡本体
400a、400b、400c・・・軟X線縮小投影露光機
以上

Claims (7)

  1. 減圧された真空容器内の標的部材に励起エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プラズマからX線を取り出すX線発生装置において、
    前記励起エネルギービームの光源部は第1防振系に固定され、前記標的部材を収納した真空容器は前記第1防振系と隔離された第2防振系に固定されてなり、
    前記光源部から出射された励起エネルギービームを漏光することなく、また振動の影響を実質的に受けることなく、前記第1防振系から前記第2防振系に伝送可能な導光部材が設けられ、
    前記導光部材の入射端は、前記光源部と一定の位置関係を保持するように前記第1防振系に固定され、また前記導光部材の出射端は、前記標的部材と一定の位置関係を保持するように前記第2防振系に固定されていることを特徴とするX線発生装置。
  2. 前記導光部材は、前記励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有する1本の光ファイバーであることを特徴とする請求項1記載のX線発生装置。
  3. 前記導光部材は、前記励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径をそれぞれ有する複数の光ファイバーを束ねた光ファイバーバンドルであることを特徴とする請求項1記載のX線発生装置。
  4. 減圧された複数の真空容器内の各標的部材に励起エネルギービームをそれぞれ照射してプラズマを形成し、該プラズマからX線をそれぞれ取り出すX線発生装置システムにおいて、
    前記励起エネルギービームの光源部は第1防振系に固定され、
    前記複数の真空容器は、前記第1防振系と隔離され、また相互に隔離された独立の防振系にそれぞれ固定されてなり、
    前記光源部から出射された励起エネルギービームを漏光することなく、また振動の影響を実質的に受けることなく、前記第1防振系から前記独立の防振系にそれぞれ伝送可能な導光部材が設けられ、
    前記導光部材の入射端は、前記光源部と一定の位置関係を保持するように前記第1防振系に固定され、また前記導光部材の出射端は、前記各標的部材と一定の位置関係を保持するように前記独立の防振系にそれぞれ固定されていることを特徴とするX線発生装置。
  5. 前記導光部材は、前記励起エネルギービームの入射または伝送による損傷を受けないだけの入射径または伝送径を有し、かつ1または2以上の入射端と複数の出射端を有する光ファイバーであることを特徴とする請求項4記載のX線発生装置。
  6. 前記出射端は所定の断面形状を有し、該出射端から出射される励起エネルギービームは、前記断面形状に従ってビーム成形されることを特徴とする請求項1〜5記載のX線発生装置。
  7. 前記光源部及び/または前記真空容器は、電磁シールドされていることを特徴とする請求項1〜6記載のX線発生装置。
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