JP3921585B2 - 含水物の水分率測定方法および含水物の水分率測定装置 - Google Patents

含水物の水分率測定方法および含水物の水分率測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、窯業原料や食品原料などの含水物の水分率測定方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、含水物の水分率を測定する方法や装置は種々存在する。例えば、赤外線センサを利用することにより含水物の水分率を測定することが知られている。この場合、前記センサを含水物へ向けておくだけで、含水物の水分率を測定することができるため、操作が極めて簡便で測定に要する時間が短時間で済むという利点があった。一方、含水物の一部を取り出した試料の重量を計測し、その後試料を絶乾燥状態まで乾燥させ、乾燥後の試料の重量を測定し、乾燥前後の試料の重量から水分率を測定することが知られているが、この場合は測定の精度の点で優れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、赤外線センサの利用による含水物の水分率の測定では、含水物の色や明るさなどの変動により測定の誤差が大きくなることが避けられないという問題があった。一方、採取した試料の乾燥前後の重量から含水物の水分率を求める場合では、試料の乾燥のために長時間を要し、試料の取り出しから水分率の算出までの測定に要する時間が多大となることが避けられなかった。
【0004】
この発明が解決しようとする課題は、従来の、含水物の水分率の測定を短時間で済ませることができる測定方法およびその装置では、測定の誤差が大きくなりがちであり、一方、水分率の測定の精度が高い測定方法およびその装置では、含水物の水分率の測定に要する時間が多大であって実用性に乏しい点である。この発明の目的は、高い測定の精度と比較的短時間の測定とした実用性の高い含水物の水分率測定方法およびその装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決しようとするための手段および作用効果】
上記の目的を達成するため、請求項1記載の含水物の水分率測定方法は、
上型と昇降自在な下型からなる加圧手段、
電子天秤および試料を載置する円盤体、脚部、円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿からなる秤量手段が設けられ、該受皿の接続杆が下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され、
下型を上昇させたときに、下型の表面が該受皿の円盤体の裏面に当接して該受皿を上型に向けて持ち上げ、
下型を下降させたときに、該受皿の脚部を電子天秤に当接させ、下型をさらに下降させることにより、該受皿を下型から離れさせ、該受皿を電子天秤上に載置させ、
採取された含水物の試料を該受皿上に載置し、
前記受皿上に載置された該試料の重量を測定し、
該試料を前記受皿上において加圧延展した後、
加圧延展された該試料を加熱して該試料が絶乾燥状態となるように乾燥させ、
乾燥された該試料の重量を測定し、
乾燥前後の該試料の測定重量に基づいて乾燥前の該試料の水分率を算出することを特徴とする。
【0006】
請求項1記載の発明では、
上型と昇降自在な下型からなる加圧手段、
電子天秤および試料を載置する円盤体、脚部、円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿からなる秤量手段が設けられ、該受皿の接続杆が下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され、
下型を上昇させたときに、下型の表面が該受皿の円盤体の裏面に当接して該受皿を上型に向けて持ち上げ、
下型を下降させたときに、該受皿の脚部を電子天秤に当接させ、下型をさらに下降させることにより、該受皿を下型から離れさせ、該受皿を電子天秤上に載置させ、
採取された含水物の試料を該受皿上に載置し、乾燥前の試料の重量を受皿とともに計測する。次に、載置された該試料を受皿上において加圧延展し、加圧延展された試料を加熱する。
このとき、加圧により受皿上で延展される試料は表面積が拡大するとともに試料の厚さは小さくなり、また、加圧延展の後に試料が加熱されるから、薄膜状に延展された試料中の水分が極めて早期に水蒸気となり直ちに発散され、該試料が絶乾燥状態となる。次に、絶乾燥状態に乾燥された試料の重量を受皿とともに測定し、乾燥前後の試料の重量から乾燥前の試料の水分率を算出する。
【0007】
請求項1記載の発明は以下の効果を奏する。
受皿上において加圧延展される試料は、加圧延展の後に試料が加熱されるから、薄膜状に延展された試料中の水分が極めて早期に水蒸気となり直ちに発散され、試料の乾燥に要する時間を短縮することができ、水分率の測定に要する時間を短縮することができる。しかも、乾燥前後の試料の重量から乾燥前の試料の水分率を算出するから、測定精度が高く測定上の誤差を極めて小さくすることができる。
【0008】
請求項2記載の含水物の水分率測定方法は、
上型と昇降自在な下型からなる加圧手段、
電子天秤および試料を載置する円盤体、脚部、円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿からなる秤量手段が設けられ、該受皿の接続杆が下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され、
下型を上昇させたときに、下型の表面が該受皿の円盤体の裏面に当接して該受皿を上型に向けて持ち上げ、
下型を下降させたときに、該受皿の脚部を電子天秤に当接させ、下型をさらに下降させることにより、該受皿を下型から離れさせ、該受皿を電子天秤上に載置させ、採取された含水物の試料を受皿上に載置し、前記受皿上に載置された該試料の重量を測定し、該試料を前記受皿上において加圧延展するとともに加熱して該試料が絶乾燥状態となるように乾燥させ、乾燥された該試料の重量を測定し、乾燥前後の該試料の測定重量に基づいて乾燥前の該試料の水分率を算出することを特徴とする。
【0009】
上記した請求項1記載の発明のように、試料を、加圧延展の後に加熱乾燥させることとしてもよいが、本発明のように、試料を、加圧延展するとともに加熱乾燥をすることとしてもよい。請求項2記載の発明では、
上型と昇降自在な下型からなる加圧手段、
電子天秤および試料を載置する円盤体、脚部、円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿からなる秤量手段が設けられ、該受皿の接続杆が下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され、
下型を上昇させたときに、下型の表面が該受皿の円盤体の裏面に当接して該受皿を上型に向けて持ち上げ、
下型を下降させたときに、該受皿の脚部を電子天秤に当接させ、下型をさらに下降させることにより、該受皿を下型から離れさせ、該受皿を電子天秤上に載置させ、採取した含水物の試料を受皿に試料を載置し、乾燥前の試料の重量を受皿とともに測定する。次に、
載置された該試料を受皿上において加圧延展するとともに、加圧延展される試料を加熱する。このとき、加圧延展により受皿上で延展される試料は表面積が拡大するとともに試料の厚さは小さくなり、また、加圧延展のとともに試料が加熱されるから、薄膜状に延展された試料中の水分が極めて早期に水蒸気となり直ちに発散され、該試料が絶乾燥状態となる。また、加圧延展とともに加熱乾燥を行うので、例えば、加圧延展後に加熱乾燥工程に移る段階において、試料の一部が受皿上から飛び散るなどして測定が不正確となる虞がない。
【0010】
請求項2記載の発明は以下の効果を奏する。
受皿上において加圧延展される試料は、加圧延展されるとともに加熱乾燥されるから、薄膜状に延展された試料中の水分が極めて早期に水蒸気となり直ちに発散され、試料の乾燥に要する時間がさらに短縮される。そして、測定上の誤差を極めて小さくしつつ、試料を加圧延展するとともに加熱乾燥するので水分率の測定に要する時間をより一層短縮することができる。
【0011】
請求項3記載の含水物の水分率測定方法は、
請求項1又は2記載の含水物の水分率測定方法において、含水物を窯業原料とし、採取する試料の重量を10g〜200gとし、加圧延展された試料の厚さを0.2mm〜2.0mmとするとともに、試料を170℃〜270℃に加熱することを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明では、
含水物を窯業原料とした場合、採取する試料の重量を10g〜200gとすることが好ましい。これは、10g未満では測定の誤差の影響が大きくなる一方、200gを越える場合では加圧延展された試料が寸法上大きなものとなるため、装置の大型化を招き、試料の取り扱いが不便となるおそれがあるためである。また、加圧延展された試料の厚さを0.2mm〜2.0mmとすることが好ましい。これは、窯業原料であることを考慮すると0.2mm未満とすることは試料の取り扱いの困難性や受皿の大型化を招く、という理由から現実的ではなく、また、2.0mmを越えることとすると、試料を絶乾燥状態とするための時間の短縮を所定以上実現できず、本発明の目的である、測定時間の短縮を実現できないためである。また、試料を170℃〜270℃に加熱することが好ましい。これは、170℃未満では受皿等に試料が付着したままとなり測定に支障をきたすおそれがあり、一方、270℃を越える場合では急激な乾燥による試料の一部の飛散のおそれがあるためである。具体的には、採取された試料(窯業原料)が10gを越えていれば、水分率の測定精度の目標が±0.02%以上とすることができる。また、採取された試料が200g以下であり、試料の厚さを0.2mm〜2.0mmとすれば、加圧延展された試料の直径は800mm以下とすることができるので、試料を載置する受皿等の大きさを大型化させることがない。
【0013】
請求項3記載の発明は以下の効果を奏する。
含水物が窯業原料である場合に、含水物の水分率を短時間であってしかも高い精度で測定することができる。また、試料の厚さや加熱する温度を所定の範囲に設定するため、受皿に試料が付着されにくい。したがって、測定済みの試料の処分などの取り扱いが簡単であり、短い周期による繰り返し測定に適している。
【0014】
請求項4記載の含水物の水分率測定装置は、
採取した含水物の試料を載置する円盤体、脚部および円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿と、
受皿上の該試料を加圧延展させる上型と昇降自在な下型からなる加圧延展手段、
前記受皿上の該試料を加熱する加熱手段、
乾燥前後の該試料の重量を測定する前記受皿と電子天秤からなる秤量手段、 受皿の接続杆を下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され
前記秤量手段の測定重量に基づいて該試料の水分率を算出する算出手段が備えられたことを特徴とする含水物の水分率測定装置。
【0015】
請求項4記載の発明によれば、
採取した試料を載置する円盤体と、脚部と、円盤体と脚部を接続する接続杆を備えたを受皿に試料を載置し、前記受皿と電子天秤からなり、受皿の接続杆を下型の中心に設けられた貫通孔に挿通させた秤量手段により乾燥前の試料の重量を受皿とともに測定する。
次いで、試料を上型と昇降自在な下型からなる加圧手段により加圧延展するとともに加熱手段により試料を加熱し、試料を絶乾燥状態に乾燥させるが、加圧手段の加圧延展の後に、加熱手段による加熱を実施してもよい。
このとき、加圧手段により受皿上で加圧延展される試料は表面積が拡大するとともに試料の厚さは小さくなり、また、加圧手段の加圧延展とともに試料が加熱手段により加熱されるから、薄膜状に延展された試料は速やかに加熱され、試料中の水分が極めて早期に水蒸気となり直ちに発散される。そして、秤量手段により、下型が上昇したときは、下型の表面が受皿の円盤体の裏面に当接して受皿を上型へ向けて持ち上げ、下型が下降したときは、受皿の脚部が電子天秤に当接し下型がさらに下降することにより受皿が下型から離れ、電子天秤上に載置されるようにして絶乾燥状態に乾燥された試料の重量を受皿とともに測定し、秤量手段の計測値に基づいて試料の水分率を算出する算出手段により乾燥前後の試料の重量から乾燥前の試料の水分率を算出する。
【0016】
請求項4記載の発明は以下の効果を奏する。
加圧手段により受皿上で加圧延展される試料は表面積が拡大するとともに試料の厚さは小さくなり、また、加圧手段の加圧延展とともに試料が加熱手段により加熱されるから、薄膜状に延展された試料は速やかに加熱され、試料中の水分が極めて早期に水蒸気となり直ちに発散され、試料の乾燥に要する時間が短縮される。そして、算出手段により乾燥前後の試料の重量から乾燥前の試料の水分率を算出するから、精度が高く測定上の誤差が極めて小さい。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態にかかる含水物の水分率測定装置および含水物の水分率測定方法について、図面を参照して説明する。なお、本各発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、各発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。図1はこの発明の実施の形態に係る水分率測定装置の正面図、図2は同装置の側面図、図3は同装置の平面図、図4は同装置の要部を示す斜視図、図5は採取された試料Sを受皿へ移し替える過程を示した説明図、図6ないし図9は同装置による水分率測定の作用説明図である。水分率測定の対象である含水物は、この実施の形態では粘土瓦製造のための窯業原料としている。まず、この実施の形態に係る水分率測定装置10について説明する。この水分率測定装置10は、採取手段12、投入手段14、加圧手段16、加熱手段18、揺動手段20、秤量手段22、算出手段24から基本的に構成されている。採取手段12は一定量の含水物を採取するための手段であり、投入手段14は採取された試料Sを後述する受皿90に投入するための手段である。加圧手段16は試料Sを受皿90上で加圧延展するための手段であり、加熱手段18は加圧延展された試料Sを加熱するための手段である。揺動手段20は受皿90を水平状態から傾斜状態へ変位させるための手段であり、秤量手段22は試料Sの重量を測定するための手段である。算出手段24は乾燥前後の試料Sの重量により乾燥前の試料Sの水分率を測定するための手段である。
【0018】
(採取手段12について)
水分率測定装置10は箱状の本体26を備えているが、正面から見て本体26の一側に採取手段12が備えられている。図1ないし図3を参照し、採取手段12を具体的に説明する。支持体28が本体26の一側から水平に張設され、垂直方向に向けられた採取用回動軸30が支持体28の端部に回動自在に備えられている。採取用回動軸30の上端には水平に突設された回動杆32の一端が取り付けられている。他方、採取用回動軸30の下端には採取用回動レバー34の一端が取り付けられており、回動レバー34の他端には、本体26と軸着された採取用エアシリンダ36のロッドと軸着されている。したがって、図3に示すように、採取用エアシリンダ36のロッドの伸縮により採取用回動レバー34、採取用回動軸30を通じて回動杆32が水平方向に所定の範囲で回動できるように図られている。一方、回動杆32には回動アーム38が貫装されており、回動アーム38の先端には採取皿40が取り付けられている。図示は省略するが、回動アーム38の他端は、回動杆32の採取用回動軸30側において、回動杵32内に貫通されて、垂直に設けられたアーム用エアシリンダ42と連結されている。そして、アーム用エアシリンダ42のロッドの伸縮により、回動アーム38が軸周りに所定の範囲で回動できるように図られている。また、回動アーム38に取り付けられた採取皿40が垂直状態から水平状態になるように90°の回動範囲が設定されている。このようにして、採取皿40により含水物を掬い取ったり、掬い取った試料Sである含水物を採取皿40から別の場所へ移し替えることができる。
【0019】
(投入手段14について)
次に投入手段14について説明すると、図3及び図5に示すように、投入手段14は本体26の天板44に備えられている。具体的に説明すると、投入用回動軸46が本体26の天板44から下方へ向けて回動自在に設けられており、投入用回動軸46の下端には上下2枚に重ねられた上側回動板48と下側回動板50が取り付けられている。上側回動板48の先端付近は通孔52が設けられており、上側回動板48の下側に下側回動板50が位置するときは、通孔52に試料Sを入れても、下側回動板50が通孔52を塞いでいるため、試料Sが脱落することがない。一方、投入用回動軸46の上端には、投入用回動レバー54の一端が回動自在に固定されており、投入用回動レバー54の他端は本体26の天板44上に軸着された投入用エアシリンダ56のロッドと軸着されている。このため、投入用エアシリンダ56の作動により、上側回動板48と下側回動板50は一定の範囲で水平に回動することができ、両回動板48、50が採取手段12から試料Sを受け取り、本体26上方へ試料Sを移動させることができるものとなっている。また、図示は省略するが投入用回動軸46には、下側回動板50に当接可能なストッパーが設けられており、図5に示すように、下側回動板50は上側回動板48に対して回動の範囲が狭く設定されているため、上側回動板48が本体26へ向けて最も回動した場合、下側回動板50は通孔52を開放することになる。したがって、試料Sは両回動板48、50から脱落し、後述する受皿90上へ載置されることになる。
【0020】
(加圧手段16について)
加圧手段16は、本体26内に収容されている。図1ないし図3を参照して具体的に説明すると、上型58が本体26の天板44から下方へ向けて懸架されている。一方、上型58に対向するように下型60が備えられているが、下型60は昇降自在となっている。下型60の昇降のための構造について説明すると、下型60を昇降させるための駆動モータ62が本体26に備えられている。駆動モータ62の傍らには駆動モータ62の回転力を受ける回転軸64が水平に備えられている。回転軸64の両端には、クランクレバー66の一端が取り付けられており、クランクレバー66の他端は昇降杆68の下端が軸着されており、昇降杆68の上端は昇降自在の昇降体70に軸着されている。昇降体70の両側付近には、昇降体70を昇降を円滑にするためのガイド軸72、72が備えられており、昇降体70における両ガイド軸72、72の間に下型60が固定されている。このため、駆動モータ62の作動と、回転軸64、クランクレバー66、昇降杆68により昇降体70が昇降することから、下型60の昇降が図られている。
【0021】
(加熱手段18について)
図6から図9に示すように、先に説明した上型58および下型60の表面は平滑な金属面となっている。両型58、60には加熱手段18である電気ヒーター74、76が内臓され、両型58、60の表面を除く大部分は、断熱材78により構成されている。この実施の形態の電気ヒーター74、76は170℃〜270℃に加熱できるものである。
【0022】
(揺動手段20について)
揺動手段16は、下型60および後述する受皿90を水平状態から傾斜状態へ変位させ、本体26外へ臨ませるための手段である。図1ないし図3に基づいて具体的に説明すると、本体26内に設けられた回転軸64の前方に、揺動軸80が水平に備えられている。揺動軸80は本体に対して回動自在であり、揺動軸80の両端付近には後方へ向けられた揺動レバー82、82の一端が取り付けられている。これらの揺動レバー82の他端は、先に述べたガイド軸72の下端が固定されている。一方、揺動軸80の端部は本体26の側面から突出しており、その一端には、揺動杆86が取り付けられている。揺動杆86の中間付近には、本体26の他側の側面と平行に設けられた揺動用エアシリンダ84のロッドが軸着されている。したがって、揺動用エアシリンダ84の作動により、揺動杆86、揺動軸80および揺動レバー82を介して、下型60および後述する受皿90の水平状態から傾斜状態への変位または復帰が図られている。
【0023】
(秤量手段22について)
次に、秤量手段22について説明するが、秤量手段22は電子天秤88および受皿90から構成されている。電子天秤88は公知のものであり、この実施の形態では0.001g単位まで秤量可能なものとしている。図4に示すように、受皿90は、試料Sを載置する円盤体92、脚部94、円盤体92と脚部94を接続する接続杆96を備えている。受皿90の円盤体92の表面は平坦になっており、下型60の上昇により上型58の表面とともに試料Sを加圧する加圧面としての機能を備えている。そして、図6に示すように、下型60の中心に設けられた貫通孔98に受皿90の接続杆96が挿通されているから、受皿90は下型が上昇したときは、下型60の表面が受皿90の円盤体92の裏面に当接して、受皿90を上型58へ向けて持ち上げることになる。また、図1,図6,図8に示すように、昇降体68の下方に受皿90の脚部94が位置することになるから、下型60が下降したときは、受皿90の脚部94が電子天秤88に当接し、下型60がさらに下降することにより受皿90が下型60から離れ、電子天秤88上に載置されることになる。さらに図9に示すように、受皿90は揺動手段20により下型60が傾斜状態に変位されても、下型60から脱落することがない。
【0024】
(算出手段24について)
図1及び図2に示すように、算出手段24は、乾燥前の試料Sの重量と乾燥後の試料Sの重量により乾燥前の試料Sの水分率を算出する手段である。算出手段24を具体的説明すると、表示部102を備えた演算器100が本体26の傍らに設けられ、演算器100と電子天秤88が電気的に接続されている。演算器100には電子天秤88で測定した試料Sの重量データに基づき水分率を算出する計算プログラムを内蔵する。この計算プラグラムには、次の算式を入力しておく。
R=[(Wa−Wb)/Wa]×100(%)
R:水分率、Wa:乾燥前の試料Sの重量、Wb:乾燥後の試料Sの重量、
そして、算出された水分率Rを表示部102に表示するように図られている。
【0025】
次に、この実施の形態の水分率測定装置10による試料Sの水分率測定の手順について、図6ないし図9を参照して説明する。まず、本体26内の下型60を水平状態であって下降させた状態にしておき、電子天秤88により受皿90の重量を測定し、算出手段24の演算器100に受皿の重量データWtを格納しておく。次に、図5に示すように、採取手段12を作動させ、一定量の含水物を回動アームの採取皿40に掬い取る。エアシリンダ36を作動させて回動杆32を本体26側へ移動させるとともに、投入手段14を作動させるが、上側回動板48および下側回動板50を採取皿40の下方へ臨ませる。次に、採取手段12のアーム用エアシリンダ42を作動させ、回動アーム38を軸周りに回動させ、採取皿40を傾ける。このとき、採取皿40が傾くことにより採取皿40上の試料Sは上側回動板48の通孔52内に落下するが、落下した試料Sは下側回動板50に受け止められる。次に、投入用エアシリンダ56を作動させ、両回動板48、50を本体26内の受皿90と上型58の間に臨ませる。このとき、上側回動板48の通孔52が受皿90の中心付近の臨むが、下側回動板50は手前で回動を停止するため、試料Sは受皿90に落下する。試料Sが受皿90に落下した後、電信天秤88により試料Sが載置された受皿90の重量を測定し、測定した重量データW1を演算器100へ格納しておく。
【0026】
そして、あらかじめ、加熱手段18である電気ヒーター74、76を作動させておき、上型58、下型60を250℃まで加熱しておく。そして、加圧手段16を作動させるが、駆動モータ62の作動により回転軸64が回転される。図1及び図7に示すように、回転軸64の回転によりクランクレバー66を通じて昇降杆68が上昇するから、昇降杆68に設けられた昇降体70は上昇する。昇降体70の上昇とともに下型60が上昇されるが、このとき、下型60が受皿90の円盤体92の裏面に当接して、受皿90は下型60に支持されつつ電子天秤88から持ち上げられる。そして、さらに下型60が上昇して、上型58および下型60の間に受皿90が介在した状態で、受皿90上の試料Sが両型58、60により加圧延展される。このとき、受皿90上の試料Sは、加圧延展により「山盛り」状態から「薄板」状態へ形態を変化するともに、加熱された上型58および下型60を通じて試料Sが加熱される。水分を含んでいた試料Sは「薄板」状態となることから表面積が増大し、含んでいた水分が蒸発しやすくなる。このため、比較的短時間で試料Sが含まれていた水分が蒸発し、試料Sは完全な乾燥状態である絶乾燥状態となる。なお、加圧延展直後に下型60を僅かに下降させ、延展された試料Sの表面と上型58との間に1mm間隙を設けるようにすれば、試料Sに含まれる水分の蒸発がさらに促進される。本例では、受皿90は熱伝導性に優れ、表面が傷付きにくい金属で形成され、さらに肉薄に形成されているので、電気ヒータ76の熱は受皿90を通じて瞬時に試料Sに伝えることができ、試料Sの加熱を迅速に進めることができるが、受皿90の熱伝導性が十分でない場合には、上記した手順に限られず、あらかじめ受皿90を電気ヒータ76に接触させておき、受皿90を十分に加熱させておくこともできる。しかしながら、試料Sを受皿90に載置した後、乾燥前の試料Sの重量を計測するまでに受皿90の熱により試料Sがいくらかでも乾燥してしまうと、試料Sの水分率を正確に測定できないため、本例のように、乾燥前の試料Sが載置される受皿90は電気ヒータ76により加熱されないように、受皿90と電気ヒータ76との間には十分な隙間が設けられていることが好ましい。
【0027】
次に、受皿90上の試料Sが絶乾燥状態になると下型60を下降させる。試料Sをあらかじめ加圧延展させているので、試料Sの温度を直接又は間接に測定するなどとして絶乾燥状態となっているか否かの判断は必要なく、一定時間経過後には絶乾燥状態となっているものと判断できる。よって、このような温度測定は必要がない。例えば、窯業原料を試料Sとしたとき、約25gの試料Sであれば、1mmに加圧延展したとき、約20秒の加熱乾燥で絶乾燥状態となる。下型60が下降することにより受皿90の脚部94が電子天秤88に当接するとともに、受皿90が下型60から分離される。そして、絶乾燥状態の試料Sが載置された受皿90の重量を電子天秤88により測定する。このときの重量データW2を算出手段の演算器100へ格納する。そして、演算器100において、受皿90の重量データWt、乾燥前の試料Sが載置された受皿90の重量データW1および乾燥後の試料Sが載置された受皿90の重量データW2に基づき乾燥前の試料Sの水分率R(%)が算出される。なお、測定された各重量データと演算器100に格納されている計算プログラムとの関係は、
Wa=W1−Wt、Wb=W2−Wt
となっている。
【0028】
図8に示すように、乾燥後の試料Sを載置した受皿90の重量を測定した後、揺動手段20を作動させるが、予め下型60を一定の距離だけ上昇させ、受皿90を下型60により支持させる。このとき、受皿90および下型60と上型58との間隔を十分に設定しておく。次に、揺動用エアシリンダ84を作動させ、揺動軸80、揺動レバー82を通じてガイド軸72を前方へ向けて傾斜させる。ガイド軸72の傾斜より、昇降体68、下型60および受皿90が追従して傾斜状態に変位される。そして、受皿90が十分に傾斜状態に変位されると、受皿90上の試料Sは受皿90から滑落する。受皿90の表面は略平滑面に形成されているので、絶乾燥状態の試料Sを円滑に滑落させることができる。なお、エアガン等により試料Sを吹き飛ばすこととしてもよく、これらを併用しても良い。試料Sが滑落した後、昇降体68、下型60および受皿90を水平状態に復帰させ、次の新たな試料Sの測定に備える。なお、図示は省略するが、本装置10の本体26は、外気の流通により乾燥前試料Sが自然乾燥することなどを防止し、正確な水分率の測定を可能ならしめるために、カバーなどで被覆することが好ましい。
【0029】
なお、この水分率測定装置10により含水物の水分率をより正確に求めるためは、乾燥前の試料Sの水分を重量の測定前に蒸発させないことが条件となる。このため、試料Sの採取から乾燥前の試料Sを載置した受皿90の重量を測定するまでに要する時間をできるだけ短縮すること、水分率測定装置10の設置場所を空気の流れが殆どない場所とすることが好ましい。なお、本例では採取する試料Sを窯業原料25gとし、試料Sを1mmの厚さに加圧延展し、試料Sを250℃に加熱した。試料Sが完全な乾燥状態である絶乾燥状態になるまでに約20秒であり、試料Sの採取から乾燥済みの試料Sの除去に至るまでの一連の工程に要した時間は約120秒であった。また、算出された試料Sの水分率と実際の水分率の誤差は±0.02(%)以内であった。
【0030】
この実施の形態では、水分率測定の対象を窯業原料としたが、食品原料など水分を含む粉粒状の含水物であれば適用することが可能である。この水分率測定装置10は、試料Sの採取、試料Sの加圧延展、試料Sの加熱および各段階での重量測定、水分率の算出、測定済の試料Sの除去を一連の工程として自動化されている。たとえば、所定の時間毎に水分率測定装置10を作動させるように設定すれば、無人化された工場において連続的に搬送される含水物を採取して所定の時間毎に水分率を測定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る水分率測定装置の正面である。
【図2】同装置の側面図である。
【図3】同装置の平面図である。
【図4】同装置の要部を示す斜視図である。
【図5】採取された試料を受皿へ移し替える過程を示した説明図である。
【図6】同装置による試料の水分率測定の作用説明図である。
【図7】同装置による試料の水分率測定の作用説明図である。
【図8】同装置による試料の水分率測定の作用説明図である。
【図9】同装置による試料の水分率測定の作用説明図である。
【符号の説明】
10 水分率測定装置
12 採取手段
14 投入手段
16 加圧手段
18 加熱手段
20 揺動手段
22 秤量手段
24 算出手段
26 本体
28 支持体
30 採取用回動軸
32 回動杆
34 採取用回動レバー
36 採取用エアシリンダ
38 回動アーム
40 採取皿
42 アーム用エアシリンダ
44 天板
46 投入用回動軸
48 上側回動板
50 下側回動軸
52 通孔
54 投入用回動レバー
56 投入用エアシリンダ
58 上型
60 下型
62 駆動モータ
64 回転軸
66 クランクレバー
68 昇降杆
70 昇降体
72 ガイド軸
74 電気ヒーター(上型)
76 電気ヒーター(下型)
78 断熱材
80 揺動軸
82 揺動レバー
84 揺動用エアシリンダ
86 揺動杆
88 電子天秤
90 受皿
92 円盤体
94 脚部
96 接続杆
98 貫通孔
100 演算器
102 表示部
S 試料

Claims (4)

  1. 上型と昇降自在な下型からなる加圧手段、
    電子天秤および試料を載置する円盤体、脚部、円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿からなる秤量手段が設けられ、該受皿の接続杆が下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され、
    下型を上昇させたときに、下型の表面が該受皿の円盤体の裏面に当接して該受皿を上型に向けて持ち上げ、
    下型を下降させたときに、該受皿の脚部を電子天秤に当接させ、下型をさらに下降させることにより、該受皿を下型から離れさせ、該受皿を電子天秤上に載置させ、
    採取された含水物の試料を該受皿上に載置し、
    前記受皿上に載置された該試料の重量を測定し、
    該試料を前記受皿上において加圧延展した後、
    加圧延展された該試料を加熱して該試料が絶乾燥状態となるように乾燥させ、
    乾燥された該試料の重量を測定し、
    乾燥前後の該試料の測定重量に基づいて乾燥前の該試料の水分率を算出することを特徴とする含水物の水分率測定方法。
  2. 上型と昇降自在な下型からなる加圧手段、
    電子天秤および試料を載置する円盤体、脚部、円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿からなる秤量手段が設けられ、該受皿の接続杆が下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され、
    下型を上昇させたときに、下型の表面が該受皿の円盤体の裏面に当接して該受皿を上型に向けて持ち上げ、
    下型を下降させたときに、該受皿の脚部を電子天秤に当接させ、下型をさらに下降させることにより、該受皿を下型から離れさせ、該受皿を電子天秤上に載置させ、
    採取された含水物の試料を該受皿上に載置し、
    前記受皿上に載置された該試料の重量を測定し、
    該試料を前記受皿上において加圧延展するとともに加熱して該試料が絶乾燥状態となるように乾燥させ、
    乾燥された該試料の重量を測定し、
    乾燥前後の該試料の測定重量に基づいて乾燥前の該試料の水分率を算出することを特徴とする含水物の水分率測定方法。
  3. 含水物を窯業原料とし、採取する試料の重量を10g〜200gとし、加圧延展された試料の厚さを0.2mm〜2.0mmとするとともに、試料を170℃〜270℃に加熱することを特徴とする請求項1又は2記載の含水物の水分率測定方法。
  4. 採取した含水物の試料を載置する円盤体、脚部および円盤体と脚部を接続する接続杆が備えられた受皿と、
    受皿上の該試料を加圧延展させる上型と昇降自在な下型からなる加圧延展手段、
    前記受皿上の該試料を加熱する加熱手段、
    乾燥前後の該試料の重量を測定する前記受皿と電子天秤からなる秤量手段、 受皿の接続杆が下型の中心に設けられた貫通孔に挿通され
    前記秤量手段の測定重量に基づいて該試料の水分率を算出する算出手段が備えられたことを特徴とする含水物の水分率測定装置。
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