JP3921201B2 - 茹麺水洗冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、そば、うどん等の麺を茹でる麺茹で装置に関するものであり、特に、茹で上げた麺を水洗いするとともに冷却する茹麺水洗冷却装置に関するものである。
従来より、茹で上げられた麺を水洗いするとともに冷却する茹麺(ゆでめん)水洗冷却装置が存在する。この茹麺水洗冷却装置は、通常、麺茹で装置とともに茹麺装置を構成し、この茹麺水洗冷却装置においては、水洗槽や冷却槽が設けられるとともに、無端の移送チェーンに所定間隔ごとに多孔バケットが設けられ、該多孔バケットは、移送チェーンの回転移動に伴って移送され、該水洗槽や冷却槽内を通過することにより茹麺が水洗いされるとともに、冷却されるようになっている。
この茹麺水洗冷却装置を殺菌する場合の方法としては、第1には、作業者が手作業でホース等により温熱湯を装置内に噴射させて殺菌を行う方法が採られていた。また、第2には、該水洗槽や冷却槽内の水の温度を上げた状態で、該移送チェーンを駆動させて、該多孔バケットを水洗槽や冷却槽内を通過させることにより該多孔バケットを殺菌するとともに、水洗槽や冷却槽内の水の温度を行う方法が採られていた。
なお、出願人は、先行技術文献の調査は行っておらず、記載すべき先行技術文献は存在しない。
しかし、上記第1の方法においては、作業者が手作業で温熱湯を装置内に噴射させるので、作業者に危険を伴うおそれがあり、また、手作業であるため作業そのものが面倒であるという問題があった。また、上記第2の方法では、水洗槽や冷却槽内の水の温度を上げるのみであるので、十分な殺菌を行うことができないという問題があった。また、水洗槽や冷却槽は本来茹麺を水洗いしたり冷却したりするものであり、本来水洗槽や冷却槽内の水を昇温させる必要はないが、上記のような作業を行うために水洗槽や冷却槽内の水を昇温させるための装置を設けなければならない。
そこで、本発明は、茹麺水洗冷却装置内を面倒な作業を要せず、かつ、危険を伴うことなく殺菌することができ、さらには、殺菌を十分行うことができる茹麺水洗冷却装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、茹で上げられた麺である茹麺を水洗いするとともに冷却するための茹麺水洗冷却装置であって、上面に設けられた天部で、蒸気排出用のダクトが設けられた天部と、正面と両側面と背面とに設けられた側部と、底面に設けられた底部とを有する本体部で、該茹麺を水洗いする水洗槽と、該水洗槽で水洗いされた茹麺を冷却する冷却槽とが設けられ、該本体部の天部に設けられたダクト等の一部の開口部分を除き、上記天部と側部と底部とで本体部内部が密閉されている本体部と、茹で上げられた麺を外部から投入するための投入シュートと、該投入シュートにより投入された麺を、水洗槽内と冷却槽内を通る周回軌道に沿って移送するための移送装置と、水洗槽内を移動して水洗いされるとともに、冷却槽内を移動して冷却された麺を外部に排出するための排出シュートと、該本体部内に設けられ、加熱された蒸気を通すための管部で、本体部内に縦方向に設けられ横方向に異なる位置に複数設けられた縦方向管部と、本体部内に横方向に設けられ異なる高さに複数設けられた横方向管部とを上記移送装置の両側に有し、該縦方向管部と横方向管部には、該蒸気を噴出するための複数の孔部が管部の長手方向に沿って本体部の内側に向けて設けられ、縦方向管部には、孔部設置位置において、複数の孔部が水平方向に設けられ、横方向管部には、孔部設置位置において、複数の孔部が縦方向に設けられた管部と、を有することを特徴とする。
この第1の構成の茹麺水洗冷却装置によれば、蒸気を通すための管部が設けられているので、この管部に加熱された蒸気を供給することにより、管部に設けられた孔部から蒸気を噴出させることにより、茹麺水洗冷却装置内をこの加熱蒸気により殺菌することができる。特に、管部に蒸気を供給すればよいので、面倒な作業を必要とせず、危険を伴うことがない。また、管部に設けられた孔部から直接蒸気を噴出するので、殺菌効率を向上させることができ、十分殺菌を行うことができる。また、本体部が、天部と側部と底部とで囲まれているので、装置内に蒸気を充満させることができ、効率よく殺菌を行うことができる。また、一部の開口部分を除き、上記天部と側部と底部とで本体部内部が密閉されているので、加熱された蒸気を装置内に十分充満させることができ、効率よく殺菌を行うことができる。また、本体部内部が密閉されているので、加熱された蒸気が外部に飛び出すことがなく、安全を確保することが可能となる。また、投入シュートと移送装置と排出シュートとが設けられているので、投入シュートから投入された茹麺を該移送装置により周回軌道に沿って移送して、水洗槽内を通過させて水洗いするとともに、冷却槽内を通過させて冷却し、水洗い及び冷却された茹麺を排出シュートから麺を排出し、このようにして、茹麺の水洗いと冷却とを自動化することができる。また、蒸気を移送装置の両側から噴出することができ、殺菌効率を向上させることができる。また、縦方向管部が横方向に異なる位置に複数設けられているので、装置内を十分殺菌することができる。さらに、横方向管部が異なる高さに複数設けられているので、装置内を十分殺菌することができる。
また、第には、上記第1の構成において、上記茹麺水洗冷却装置には、上記管部に加熱された蒸気を供給するための蒸気供給部が設けられていることを特徴とする。
本発明に基づく茹麺水洗冷却装置によれば、蒸気を通すための管部が設けられているので、この管部に加熱された蒸気を供給することにより、管部に設けられた孔部から蒸気を噴出させることにより、茹麺水洗冷却装置内をこの加熱蒸気により殺菌することができる。特に、管部に蒸気を供給すればよいので、面倒な作業を必要とせず、危険を伴うことがない。また、管部に設けられた孔部から直接蒸気を噴出するので、殺菌効率を向上させることができ、十分殺菌を行うことができる。また、本体部が、天部と側部と底部とで囲まれているので、装置内に蒸気を充満させることができ、効率よく殺菌を行うことができる。また、一部の開口部分を除き、上記天部と側部と底部とで本体部内部が密閉されているので、加熱された蒸気を装置内に十分充満させることができ、効率よく殺菌を行うことができる。また、本体部内部が密閉されているので、加熱された蒸気が外部に飛び出すことがなく、安全を確保することが可能となる。また、投入シュートと移送装置と排出シュートとが設けられているので、投入シュートから投入された茹麺を該移送装置により周回軌道に沿って移送して、水洗槽内を通過させて水洗いするとともに、冷却槽内を通過させて冷却し、水洗い及び冷却された茹麺を排出シュートから麺を排出し、このようにして、茹麺の水洗いと冷却とを自動化することができる。また、蒸気を移送装置の両側から噴出することができ、殺菌効率を向上させることができる。また、縦方向管部が横方向に異なる位置に複数設けられているので、装置内を十分殺菌することができる。さらに、横方向管部が異なる高さに複数設けられているので、装置内を十分殺菌することができる。
本発明においては、茹麺水洗冷却装置内を面倒な作業を要せず、かつ、危険を伴うことなく殺菌することができ、さらには、殺菌を十分行うことができる茹麺水洗冷却装置を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本発明に基づく茹麺水洗冷却装置Aは、図1〜図6に示されるように構成され、本体部5と、茹麺水洗冷却機構部100と、蒸気噴出システム200等を有している。
ここで、本体部5は、フレーム部10と、側面部20と、側面部20の反対側に設けられた側面部25と、正面部30と、背面部40と、上面部(天部)50と、底面部(底部)60とを有している。なお、側面部20、25と正面部30と背面部40とで、上記側部が形成される。
ここで、フレーム部10は、本体部5の骨格を構成するものであり、全体に枠状に形成されている。
また、側面部20は、本体部5における一方の側面を構成する部材であり、扉部23を設けるための開口部が複数設けられた側面本体部22と、該側面本体部22に設けられた開口部に設けられた扉部23とを有している。この側面本体部22は、開口部が設けられた板状を呈している。また、扉部23は複数設けられている。この側面部20は、本体部5の一方の側面を被覆している。また、側面部25は、側面部20の反対側に平行に設けられており、該側面部20と対称に形成されている。つまり、X1−X2方向の中心線を介して線対称に形成されていて、側面本体部や扉部が設けられている。この側面部20は、本体部5の他方の側面を被覆している。
また、正面部30は、本体部5の正面側を構成し、上側、すなわち、X2側に突出した部分の正面側を構成する正面部30aと、下側の正面側を構成する正面部30bとを有している。正面部30a、30bともに板状部材により構成され、本体部5の正面側を被覆するように構成されている。なお、この正面部30a、30bにも側面部20、25と同様に扉部を設けるようにしてもよい。また、背面部40は、本体部5の背面側を構成し、下側、すなわち、X1側に突出した部分の背面側を構成する背面部40bと、上側の背面側を構成する背面部40aとを有している。背面部40a、40bともに板状部材により構成され、本体部5の背面側を被覆するように構成されている。
また、上面部50は、上面部52と、上面部54と、上面部56とを有し、上面部52は、上側に湾曲した板状形状を呈している。この上面部52には、筒状のダクト52aが設けられている。また、上面部54は、本体部5の上端の開口部で上面部52により被覆されていない部分を被覆するものであり、板状に形成されている。さらに、上面部56は、本体部5におけるX1側に突出している部分の上面を被覆するものであり、板状に形成されている。また、底面部60は、本体部5の底面を構成する部材であり、容器状を呈し、その下端には、水等を排出するための排出孔62が設けられている。
なお、この本体部5は、X2側の上部とX1側の下部とを突出した形状を呈している。すなわち、X2側には突出部5−1が設けられ、X1側には突出部5−2が設けられた構成となっている。
次に、茹麺水洗冷却機構部80は、本体部5内に設けられた各部材で、茹麺を水洗いするとともに冷却するための各部材から構成されており、具体的には、水洗槽90と、第1冷却槽92と、第2冷却槽94と、麺投入シュート(投入シュート)102と、スプロケット104と、移送チェーン106と、モータ107と、バケット108と、麺排出シュート(排出シュート)110とを有している。
ここで、水洗槽90は、容器状を呈し、内部に水を貯留できるようになっていて、茹麺を収納したバケット108が移送されることにより貯留された水により該茹麺を水洗いできるようになっている。また、第1冷却槽92は、容器状を呈し、内部に水を貯留できるようになっていて、茹麺を収納したバケット108が移送されることにより貯留された水により該茹麺を冷却できるようになっている。また、第2冷却槽94も同様に容器状を呈し、内部に水を貯留できるようになっていて、茹麺を収納したバケット108が移送されることにより貯留された水により該茹麺を冷却できるようになっている。
また、麺投入シュート102は、外部、すなわち、麺茹で装置B側から茹麺水洗冷却装置A内に投入するためのシュートであり、上面部56に取り付けられている。
また、スプロケット104は、複数設けられ、移送チェーン106による移送経路を形成するために各所に配設されている。このスプロケット104は、軸部105に取り付けられ、該軸部105は本体部5側に回転自在に設けられている。なお、このスプロケット104は、1つの軸部に一対設けられている。つまり、図3に示すように、バケット108の両側にスプロケット104が設けられている。
また、移送チェーン106は、無端状に形成されていて、複数のスプロケット104に懸架されていて、モータ107を駆動することにより移送されるようになっている。なお、モータ107は複数のスプロケット104における所定のスプロケットに作動的に連結されている。
また、バケット108は、ケース状を呈し、仕切部を設けることによって、麺を収容するための複数の収容部が形成されている。また、このバケット108には、複数の孔部が設けられている。このバケット108は、該移送チェーン106に所定間隔ごとに複数設けられている。なお、図2、図4においては、バケット108の数は省略して描かれており、実際には、所定間隔ごとに多数のバケット108が設けられている。
また、麺排出シュート110は、バケット108から排出された茹で麺を排出するものである。
なお、上記スプロケット104と、移送チェーン106と、モータ107と、バケット108とで、上記移送装置が構成される。
次に、蒸気噴出システム200は、蒸気配管部210と、ボイラー230と、蒸気供給側配管部240とを有している。
ここで、蒸気配管部210は、主として本体部5内に配設された配管で、蒸気を通すとともに蒸気を噴出するための配管である。この蒸気配管部210は、縦方向配管部212と、下側配管部214と、中側配管部216と、上側配管部218と、突出部側配管部220とを有している。
この縦方向配管部212は、縦方向に設けられた管部で、蒸気供給側には蒸気供給側配管部240が接続されている。
また、下側配管部214は、縦方向配管部212の下側の途中位置から分岐して設けられていて、管部214aと、管部214bと、管部214cとを有している。管部214aは、縦方向配管部212に接続されていて、横方向(具体的には、Y1−Y2方向)に設けられ、また、管部214bは、管部214aの途中位置から分岐して設けられ、X1−X2方向に設けられ、また、管部214cは、管部214aのY2側の端部からX1−X2方向に設けられている。この下側配管部214は、管部214aのY1側の端部の部分を除き、本体部5内に配設されている。つまり、管部214aは、一部を除き正面部30bに沿ってその内側に設けられ、管部214bは、側面部20に沿ってその内側に設けられ、また、管部214cは、側面部25に沿ってその内側に設けられている。なお、管部214b、214cは、管部214aからX1側に伸びている。
また、中側配管部216は、該下側配管部214の上側位置に平行に設けられ、縦方向配管部212の中央付近の途中位置から分岐して設けられていて、管部216aと、管部216bと、管部216cとを有している。管部216aは、縦方向配管部212に接続されていて、横方向(具体的には、Y1−Y2方向)に設けられ、また、管部216bは、管部216aの途中位置から分岐して設けられ、X1−X2方向に設けられ、また、管部216cは、管部216aのY2側の端部からX1−X2方向に設けられている。この中側配管部216は、管部216aのY1側の端部の部分を除き、本体部5内に配設されている。つまり、管部216aは、一部を除き正面部30bに沿ってその内側に設けられ、管部216bは、側面部20に沿ってその内側に設けられ、また、管部216cは、側面部25に沿ってその内側に設けられている。なお、管部216b、216cは、管部216aからX1側に伸びている。
また、上側配管部218は、該中側配管部216の上側位置に平行に設けられ、縦方向配管部212の上端に接続して設けられていて、管部218aと、管部218bと、管部218cとを有している。管部218aは、縦方向配管部212のZ2側の端部に接続されていて、横方向(具体的には、Y1−Y2方向)に設けられ、また、管部218bは、管部218aの途中位置から分岐して設けられ、X1−X2方向に設けられ、また、管部218cは、管部218aのY2側の端部からX1−X2方向に設けられている。この上側配管部218は、管部218aのY1側の端部の部分を除き、本体部5内に配設されている。つまり、管部218aは、一部を除き正面部30bに沿ってその内側に設けられ、管部218bは、側面部20に沿ってその内側に設けられ、また、管部218cは、側面部25に沿ってその内側に設けられている。なお、管部218b、218cは、管部218aからX1側に伸びている。
さらに、突出部側配管部220は、縦方向には、上側配管部218と中側配管部216の間の位置に設けられ、縦方向配管部212の途中位置から分岐して設けられていて、管部220aと、管部220bと、管部220cとを有している。管部220aは、縦方向配管部212に接続されていて、横方向(具体的には、Y1−Y2方向)に設けられ、また、管部220bは、管部220aの途中位置から分岐して設けられ、X1−X2方向に設けられ、また、管部216cは、管部216aのY2側の端部からX1−X2方向に設けられている。なお、この管部220bと管部220cは、管部214b、214c、216b、216c、218b、218cとは異なり、管部220aからX2側に伸びている。この突出部側配管部220は、管部220aのY1側の端部の部分を除き、本体部5内、特に、突出部5−1内に配設されている。つまり、管部220aは、一部を除き正面部30bに沿ってその内側に設けられ、管部220bは、側面部20に沿ってその内側に設けられ、また、管部220cは、側面部25に沿ってその内側に設けられている。
なお、蒸気配管部210を構成する各管部は当然筒状に形成されていて、具体的には、図6に示すように円筒状に形成されている。
さらに、蒸気配管部210において、本体部5内に設けられている部分には、蒸気を噴出するための孔部が設けられている。つまり、各管部の長手方向に沿って孔部が設けられている。なお、該孔部は、各管部おいて本体部5の内側に向けて設けられている。具体的には、図6に示すように、管部214a、214b、214c、216a、216b、216c、218a、218b、218cにおける各管部において、長手方向に沿った内側には、蒸気を噴出するための孔部Kが複数設けられていて(つまり、各管部において、水平方向における複数の箇所に孔部Kが設けられている)、蒸気配管部210の各所から蒸気を噴出できるように構成されている。なお、管部220a、220b、220cにおける各管部においても、長手方向に沿った内側に蒸気を噴出するための孔部が複数設けられている。なお、各管部において、水平方向の孔部設置位置においては、孔部Kは縦方向に複数(図6の例では、3カ所)設けられていて、本体部5の内側に向けて放射状に蒸気を噴出できるようになっている。
なお、下側配管部214と、中側配管部216と、上側配管部218と、突出部側配管部220とは、上記横方向管部に当たる。また、特に、下側配管部214と、中側配管部216と、上側配管部218とは、異なる高さに設けられているので、横方向管部が異なる高さに複数設けられているといえる。
次に、蒸気供給側配管部240は、図1に示すように、本管部242と、分岐管部244とを有している。この本管部242は、ボイラー230と蒸気配管部210間に設けられていて、この本管部242には、バルブ242aと電磁バブル242bとが設けられている。また、分岐管部244は、本管部242の上流側の所定位置と下流側の所定位置とを迂回するように本管部242に接続して設けられ、この分岐管部244の途中位置にはバルブ244aが設けられている。なお、該バルブ242aと電磁バブル242bとは、分岐管部244の本管部242の接続位置の間の位置に設けられている。
なお、上記本体部5は基本的には密閉されていて、ダクト52aや、麺投入シュート102や、麺排出シュート110や、排出孔62が設けられている部分以外は、密閉された状態となっている。
上記構成の茹麺水洗冷却装置Aの使用状態について説明する。水洗槽90に水洗い用の水を貯留するとともに、第1冷却槽92と第2冷却槽94に冷却用の水を貯留した状態で、麺投入シュート102から茹麺が投入されると、バケット108に投入される。なお、この茹麺は、茹麺水洗冷却装置Aの前段に設けられた麺茹で装置Bにおいて茹で上げられたもので、この麺茹で装置Bから供給される。そして、茹麺はバケット108に収納された状態で、移送チェーン106に沿って移送されていく。すなわち、モータ107を駆動させることにより、移送チェーン106が周回軌道を図2における矢印の方向に移送され、これに伴いバケット108が移送されていく。そして、水洗槽90内を通過することにより、茹麺が水洗いされ、その後、第1冷却槽92内を通過することにより、茹麺が冷却され、さらに、第2冷却槽94内を通過することにより、茹麺がさらに冷却される。そして、水洗いされるとともに冷却された茹麺は麺排出シュート110から排出されて、この茹麺水洗冷却装置Aの後段に設けられた包装装置に導かれる。
この茹麺水洗冷却装置Aによる茹麺の水洗・冷却作業が終了した後には、茹麺水洗冷却装置A内の清掃及び殺菌を行う。なお、殺菌は上記蒸気噴出システム200により行なう。
すなわち、茹麺水洗冷却装置A内の清掃は、扉23を開けた状態で内部に水を吹き付けることにより、茹麺水洗冷却装置A内の各所に付着した汚れやヌメリを洗い流す。具体的には、ホース等により手作業で水を吹き付けて洗い流す。以上のようにして清掃を行う。
その後、上記蒸気噴出システム200を用いて殺菌を行う。すなわち、扉部23を閉めた状態で内部を密閉状態として、ボイラー230から加熱された蒸気(厳密には、水蒸気。特に説明のない限り他においても同じ)を供給する。つまり、気体としての加熱蒸気を供給する。
そして、バルブ242a、242bを開状態とすると、蒸気配管部210に加熱された蒸気が供給され、蒸気配管部210に設けられた孔部Kから加熱された蒸気が噴出される。この噴出される蒸気が本体部5の内部に充満するので、この加熱蒸気によって茹麺水洗冷却装置Aの内部が殺菌される。また、孔部Kは本体部5の内側に向けて設けられているので、噴出される蒸気をスプロケット104や移送チェーン106やバケット108に直接当てることが可能となり、殺菌効率を高めることができる。なお、加熱蒸気はダクト52aから排出されるので、蒸気が茹麺水洗冷却装置Aの内部に充満しても危険となることがない。また、気体としての蒸気が冷却された水となった場合には、水洗槽90、第1冷却槽92、第2冷却槽94内に入るか、あるいは、底面部60に設けられた排出孔62から排出されることになる。
なお、カビ、酵母、グラム陰性菌等は湿熱状態において60℃、10〜15分で死滅するとされているので、蒸気配管部210の孔部Kから噴出される蒸気の温度は、少なくとも60℃以上とすることが好適である。より好適には、孔部Kから噴出される蒸気の温度は70℃以上とする。なお、当然、ボイラー230から供給する蒸気の温度は、孔部Kから噴出される蒸気の温度を上記の温度とするのに必要な温度とする。また、蒸気配管部210の孔部Kから噴出される蒸気の圧力が高い方がより殺菌効率を高くできるので、ボイラー230から供給される加熱蒸気の圧力はなるべく高くするのが好ましい。
以上のように本実施例の茹麺水洗冷却装置Aによれば、蒸気配管部210に蒸気を供給するのみで茹麺水洗冷却装置A内を殺菌することができるので、面倒な作業を必要とせず、また、危険を伴うことがない。また、孔部Kが設けられた配管が複数設けられており、また、孔部Kは本体部5の内側に向けて設けられているので、茹麺水洗冷却装置A内を十分殺菌することができる。
なお、上記の説明においては、蒸気配管部は図5に示す構成であるとして説明したが、図7に示す構成としてもよい。
すなわち、図7に示す蒸気配管部211は、図5に示す蒸気配管部210と略同様の構成であるが、蒸気配管部210の構成にさらに管部230a、230b、230c、230d、230e、230fが設けられている。
この管部230a、230b、230c、230d、230e、230fは縦方向に設けられていて、管部230a、230b、230cは、管部214bと管部216bと管部218bとに接続されていて、管部230aと管部230bと管部230cとは所定の間隔を介して設けられている。また、管部230d、230e、230fは、管部214cと管部216cと管部218cとに接続されていて、管部230dと管部230eと管部230fとは所定の間隔を介して設けられている。なお、管部230a、230b、230c、230d、230e、230fにも蒸気を噴出するための孔部が設けられていて、具体的には、各管部の長手方向に沿って複数の孔部が設けられている。また、管部230a、230b、230c、230d、230e、230fの各管部において、縦方向の孔部設置位置においては、孔部は水平方向に複数設けられている。
図7に示す構成のように、茹麺水洗冷却装置A内に縦方向の管部が設けられ、該管部からも蒸気を噴出するので、より殺菌効率を向上させることができる。この管部230a、230b、230c、230d、230e、230fは、上記縦方向管部に当たる。また、管部230a、230b、230cや、管部230d、230e、230fは、横方向に異なる位置に設けられているので、縦方向管部が横方向に異なる位置に複数設けられているものといえる。
なお、上記の説明において、縦方向配管部212は本体部5の外部にあるものとして説明したが、この縦方向配管部212を本体部5内に設けるようにしてもよい。つまり、縦方向配管部212の供給側の端部から本体部5内に設けるようにしてもよい。
また、上記の説明では、蒸気加熱部210、211に設けられた孔部は本体部5の内側に向けて形成されているものとしたが、孔部の形成位置は特にこれに限定されなくてもよい。
また、図3の例とは異なり、図8に示すように、管部214aと、管部216aと、管部218aと、管部220aの本体部5から露出した部分に、バルブ238を設けるようにしてもよい。これらのバルブ238を開閉することにより、蒸気を噴出する横方向管部を選択して調整することができる。なお、このようにバルブ238を設ける方法は、図5に示す蒸気配管部210のみならず、図7に示す蒸気配管部211に適用可能である。
本発明の実施例における茹麺水洗冷却装置の構成を示す側面図である。 本発明の実施例における茹麺水洗冷却装置の構成を示す要部破断側面図である。 本発明の実施例における茹麺水洗冷却装置の構成を示す一部破断正面図である。 本発明の実施例における茹麺水洗冷却装置の構成を示す平面図である。 蒸気配管部の構成を示す斜視図である。 蒸気配管部の構成を示す横断面図である。 蒸気配管部の他の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例における茹麺水洗冷却装置の他の構成を示す一部破断正面図である。
符号の説明
A 茹麺水洗冷却装置
5 本体部
10 フレーム部
20、25 側面部
30 正面部
40 背面部
50 上面部
60 底面部
80 茹麺水洗冷却機構部
90 水洗槽
92 第1冷却槽
94 第2冷却槽
102 麺投入シュート
104 スプロケット
106 移送チェーン
108 バケット
110 麺排出シュート
200 蒸気噴出システム
210、211 蒸気配管部
214 下側配管部
216 中側配管部
218 上側配管部
220 突出側配管部

Claims (2)

  1. 茹で上げられた麺である茹麺を水洗いするとともに冷却するための茹麺水洗冷却装置であって、
    上面に設けられた天部で、蒸気排出用のダクトが設けられた天部と、正面と両側面と背面とに設けられた側部と、底面に設けられた底部とを有する本体部で、該茹麺を水洗いする水洗槽と、該水洗槽で水洗いされた茹麺を冷却する冷却槽とが設けられ、該本体部の天部に設けられたダクト等の一部の開口部分を除き、上記天部と側部と底部とで本体部内部が密閉されている本体部と、
    茹で上げられた麺を外部から投入するための投入シュートと、
    該投入シュートにより投入された麺を、水洗槽内と冷却槽内を通る周回軌道に沿って移送するための移送装置と、
    水洗槽内を移動して水洗いされるとともに、冷却槽内を移動して冷却された麺を外部に排出するための排出シュートと、
    該本体部内に設けられ、加熱された蒸気を通すための管部で、本体部内に縦方向に設けられ横方向に異なる位置に複数設けられた縦方向管部と、本体部内に横方向に設けられ異なる高さに複数設けられた横方向管部とを上記移送装置の両側に有し、該縦方向管部と横方向管部には、該蒸気を噴出するための複数の孔部が管部の長手方向に沿って本体部の内側に向けて設けられ、縦方向管部には、孔部設置位置において、複数の孔部が水平方向に設けられ、横方向管部には、孔部設置位置において、複数の孔部が縦方向に設けられた管部と、
    を有することを特徴とする茹麺水洗冷却装置。
  2. 上記茹麺水洗冷却装置には、上記管部に加熱された蒸気を供給するための蒸気供給部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の茹麺水洗冷却装置。
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