JP3921197B2 - Wall structure of outdoor structure - Google Patents
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Description
本発明はテラス,バルコニー等の屋外構築物に関し,特にこれに壁面を形成するに用いる屋外構築物の壁面構造に関する。 The present invention relates to an outdoor structure such as a terrace and a balcony, and more particularly to a wall surface structure of an outdoor structure used for forming a wall surface on the outdoor structure.
この種屋外構築物は,一般に支柱をベース面に起立配置し,該支柱によって屋根を下支え支持するものとされ,このとき該支柱は,例えば方形乃至矩形断面のアルミを押出成形し,これに所定の表面処理を施したアルミ押出材を加工して形成したアルミ支柱とされている。 In this type of outdoor structure, generally, a column is erected on a base surface, and the roof is supported and supported by the column. At this time, the column is formed by extruding, for example, aluminum having a square or rectangular cross section, and a predetermined shape is formed on the column. It is an aluminum column formed by processing a surface-treated aluminum extruded material.
この場合アルミ支柱は,一般に色調を主にブロンズ色系とした10cm程度の角柱とされることが多く,従ってこのアルミ支柱を用いた屋外構築物は,そのコーナー部分にこれが露出した状態に起立配置されることによって外観が損なわれる傾向があるとともに全体のデザインが制約される傾向があるために,アルミ感の強い構造機能優先の構築物となり易く,このためメーカー間でも個性のない商品となる傾向が強い。 In this case, the aluminum column is generally a 10 cm square column whose color tone is mainly bronze. Therefore, an outdoor structure using this aluminum column is erected with the corner part exposed. As a result, there is a tendency for the appearance to be damaged and the overall design to be constrained. Therefore, it tends to be a structure with priority on structural functions with a strong aluminum feeling, and therefore, there is a strong tendency for products to have no individuality among manufacturers. .
一方この種屋外構築物は,半屋外空間として屋内とも繋がる生活空間とすることができれば,その用途や機能を充実して,新たなコンセプトに基づくエクステリア商品として需要を喚起することも可能となるが,上記アルミ支柱の存在がこれを妨げる傾向があるものと認められる。 On the other hand, if this kind of outdoor structure can be used as a semi-outdoor space that can be connected to the indoor space, it can be used as an exterior product based on a new concept. It is recognized that the presence of the aluminum struts tends to hinder this.
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,例えば屋根を下支えするという柱の機能を確保した壁面を構成し得るようにすることによってそれ自体の外観を良好に確保するとともに屋外構築物のデザインの自由度を拡大し得るようにした屋外構築物の壁面構造を提供するにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and the problem to be solved is that, for example, by making it possible to configure a wall surface that secures the function of a pillar that supports a roof, the appearance of itself is improved. The object is to provide a wall structure of an outdoor structure that can be secured and expand the degree of freedom of design of the outdoor structure.
上記課題に添って請求項1に記載の発明は,これを,ベース面から垂直に起立配置した壁面構造材をなす単一中央又は平行一対両端のアルミ支柱と,該アルミ支柱の正背面に対接し且つ正背面を幅広とするように上下に発泡樹脂製ブロックを積上げ接着した横方向に単一矩形又は複数連結矩形にして断面矩形の壁面下地をなす発泡樹脂製のブロック下地と,上記アルミ支柱に固定したブラケットに引掛支持して該ブロック下地の積上げによって形成される透孔を介して挿通した金具に連結した支持プレートに固定することによって該ブロック下地の表面に配置した化粧パネルによる壁面仕上面とを備えてなることを特徴とする屋外構築物の壁面構造とし,請求項2に記載の発明を,上記化粧パネルの壁面仕上材に加えて,接着剤を塗布した上記ブロック下地の表面にタイル配置ピッチに合せて突設した支持係止部に裏面に形成した係合部を嵌合係止することによって配置したタイルによる壁面仕上面及び/又は上記発泡樹脂製ブロックの上下継ぎ目間に貼着したクラック防止用のファイバーテープを含む上記ブロック下地に塗付けした塗りモルタルによる壁面仕上面を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の屋外構築物の壁面構造としたものである。
In accordance with the above-mentioned problem, the invention described in
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。 The present invention uses each of these as the gist of the invention as means for solving the above problems.
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,単一中央又は平行一対両端のアルミ支柱が壁面構造材として,例えば屋根を下支えするという柱の機能とその壁強度を確保する一方,発泡樹脂製のブロック下地が壁面仕上面の下地としてアルミ支柱より正背面を幅広とし奥行をその肉厚分厚くした壁面の寸法を確保して弾性を有する壁面仕上面の下地として耐衝撃吸収性を確保し,また壁面仕上面をパネルによるものとして壁面仕上面の色調乃至質感を確保して,それ自体外観を良好とした壁面を構成するとともに上記アルミ感の強い構造機能優先の構築物を,該パネルによる壁面仕上面を備えたものとすることによって屋外構築物のデザインの自由度を拡大した屋外構築物の壁面構造を提供することができる。
Since the present invention is configured as described above, the invention according to
請求項2に記載の発明は,上記パネルによる壁面仕上面に加えて,タイル及び/又は塗りモルタルによる壁面仕上面を備えたものとすることによって,更に屋外構築物のデザインの自由度を拡大した屋外構築物の壁面構造とすることができる。
The invention according to
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,Aは,例えば半屋外空間として屋内とも繋がる生活空間とすることによって用途や機能を充実したコンセプトに基づくエクステリア商品とした,図示省略の建物に付設した屋外構築物であり,本例の屋外構築物Aは,幅広にして出幅の大きなテラス屋根1の出幅方向先端の正面側両側のコーナー部及び該コーナー部間の中間部に3ヶ所の壁面10a,10bを配置し,該テラス屋根1の両側から出幅方向前後中間位置を仕切ることによってサンルームスペースを形成可能な蛇腹状折畳み戸2を開閉自在に配置する一方,その前後方向前方に半屋外空間として屋根付開放スペース4を配置した,主としてアルミ押出材を用いて組立施工したアルミ製のテラスとしてあり,該テラスとした本例の屋外構築物Aは,更にそのテラス屋根1の一側妻側に該テラス屋根1の上記一方の壁面10bと更に別の4ヶ所目の壁面10bに支持して格子状のウッドルーフ5を連結配置してこれを開放空間のスペース6としたものとしてあり,これによってテラスの屋外構築物Aは上記蛇腹状折畳み戸2を閉成してサンルームとして使用し,これを開放し又は上記半屋外空間のみを使用して屋根付スペース4として,ウッドルーフ5のスペース6とともに,例えばパーティ,日曜大工作業等のアウトドアの用途に使用し得るようにしてある。
In the following, the present invention will be described in more detail with reference to the examples of the drawings. For example, A is an exterior product based on a concept that is enriched in usage and functions by making it a living space connected to an indoor space as a semi-outdoor space. It is an outdoor structure attached to the building. The outdoor structure A in this example has three places in the corner part on both sides of the front side of the front edge of the
このとき壁面10a,10bは,いずれもベース面から垂直に起立配置した壁面構造材をなす単一中央又は平行一対両端のアルミ支柱11と,該アルミ支柱11の正背面に対接し且つ正背面を幅広とするように上下に発泡樹脂製ブロック14を積上げ接着した横方向に単一矩形又は複数連結矩形にして断面矩形の壁面下地をなす発泡樹脂製のブロック下地13と,上記アルミ支柱11に固定したブラケット(図示省略)に引掛支持して該ブロック下地13の積上げによって形成される透孔を介して挿通した金具20に連結した支持プレート19に固定することによって該ブロック下地13の表面に配置した化粧パネル18cによる壁面仕上面18とを備えたものとしてあり,本例にあっては,上記化粧パネル18cの壁面仕上面18に加えて,接着剤を塗布した上記ブロック下地13の表面にタイル配置ピッチに合せて突設した支持係止部15に裏面に形成した係合部を嵌合係止することによって配置したタイル18aによる壁面仕上面18及び/又は上記発泡樹脂製ブロック14の上下継ぎ目間に貼着したクラック防止用のファイバーテープ17を含む上記ブロック下地13に塗付けした塗りモルタル18bによる壁面仕上面18を備えたものとしてある。
At this time, each of the
このとき上記化粧パネル18aは,これをウッドパネルとし,また該ウッドパネルの化粧パネル13に加えて用いたタイル18a又は18bとすることによって,主としてアルミ押出材を用いながら,可及的にアルミ押出材の支柱が露出するのを防止するとともに庭に設置する屋外構築物として良好な外観を確保したものとしてある。
At this time, the
本例にあって壁面は,屋外構築物Aの3ヶ所においてその正面右側及び中間に幅広の,例えば1m幅程度としたもの10aを,左側に幅狭の,例えば30cm幅程度としたもの10bを配置し,本例において連結配置した上記ウッドルーフ5の4ヶ所目において同じく幅狭のもの10bを使用してある。
In this example, the wall surface is arranged at three locations of the outdoor structure A with a
このとき異幅のうち幅狭の壁面10bには,上記単一中央のアルミ支柱11を用い,幅広の壁面10bには平行一対両端のアルミ支柱11を用いて,これを芯材とするように発泡樹脂製ブロック14を配置してブロック下地13を形成し,該ブロック下地13に対して,本例にあっては正面右側の幅広のもの及び上記ウッドルーフの4ヶ所目の幅狭のものにおいてその四周を下方をタイル18a,上方を塗りモルタル18b,正面中間の幅広のものにおいてその四周の全面をタイル18aとする一方,正面左側の幅狭のものにおいて正背面の下方をタイル18a,上方を塗りモルタル18b,両側面を上記ウッドパネルとした化粧パネル18cとして構成してある。
At this time, the single central
即ち本例のアルミ支柱11は上記幅広,幅狭に共通化した,中央にホロー部をその前後に突出突片を配置した断面略H字状のものを用いてあり,このとき幅広のものにあっては,例えばその上下に横枠12を配置して間隔を規制して正面ロ字状をなす状態とし,これに,例えば上記1m程度の長尺の発泡樹脂製ブロック14とその長手方向両端のジョイント部に交差連結した奥行幅(厚さ)に応じた短尺の,本例にあっては20cm程度の発泡樹脂製ブロック14とによって,横方向に複数連結矩形にして平面において断面矩形中空のボ このとき壁面10a,10bは,いずれもベース面から垂直に起立配置した壁面構造材をなす単一中央又は平行一対両端のアルミ支柱11と,該アルミ支柱11の正背面に対接し且つ正背面を幅広とするように上下に発泡樹脂製ブロック14を積上げ接着した横方向に単一矩形又は複数連結矩形にして断面矩形の壁面下地をなす発泡樹脂製のブロック下地13と,上記アルミ支柱11に固定したブラケット(図示省略)に引掛支持して該ブロック下地13の積上げによって形成される透孔を介して挿通した金具20に連結した支持プレート19に固定することによって該ブロック下地13の表面に配置した化粧パネル18cによる壁面仕上面18とを備えたものとしてあり,本例にあっては,上記化粧パネル18cの壁面仕上面18に加えて,接着剤を塗布した上記ブロック下地13の表面にタイル配置ピッチに合せて突設した支持係止部15に裏面に形成した係合部を嵌合係止することによって配置したタイル18aによる壁面仕上面18及び/又は上記発泡樹脂製ブロック14の上下継ぎ目間に貼着したクラック防止用のファイバーテープ17を含む上記ブロック下地13に塗付けした塗りモルタル18bによる壁面仕上面18を備えたものとしてある。
In other words, the
発泡樹脂製ブロック下地13は,壁面仕上面18の下地としてタイル用,塗りモルタル用,パネル用に合せてその表面を異種複数面としてあり,タイル用のものは,タイル18aの裏面に形成した係止部と嵌合係止する支持係止部15をタイルピッチに合せて突出具備したものとし,塗りモルタル用のものはフラットな発泡面を具備したものとし,またパネル用のもの,本例にあっては上記側面において,上記支持プレート19をアルミ支柱11長手方向所定位置に金具連結するに用いる金具20を挿通するように積上げ被嵌によって形成される透孔16を具備したものとしてある。
The
従ってタイル18aは,上記ブロック下地13に接着剤を塗布した状態で,その支持係止部15に裏面の係止部を嵌合係止してその固定とこれによる壁面仕上げを行い,塗りモルタル18bは,例えば乾燥収縮によるクラックを防止するように上記ブロック下地13の上下端の継目間にファイバーテープ17を貼着した後に全面にモルタルを所定厚さに塗付けてこれによる壁面仕上げを行い,またパネル18c,本例にあってはウッドパネルは,上記透孔16を介して挿通した金具20をアルミ支柱11に設置し又はアルミ支柱11に固定したブラケットの受孔に引掛け支持してブロック下地13の両側面に支持プレート19を配置し,アルミ支柱11上で該両側面の支持プレート19上端に載置した横枠21によって連結してその固定を行い,該支持プレート19に,本例にあって防腐処理を施した無垢板のウッドパネル18cを幅方向両側で長手方向複数の所定箇所でネジ止めすることによってその固定とこれによる壁面仕上げを行ったものとしてある。
Accordingly, the
このように形成した壁面10a,10bは,アルミ支柱11をベース面に垂直に起立配置した後に該アルミ支柱11に対して上記ブロック下地13の配置,タイル18a,塗りモルタル18b又は化粧パネル18cの配置を行う順番の施工方法によってその設置を行うものとしてあり,本例にあって壁面10a,10bはその下端をベース面の地面に埋込んでその設置してあり,該地面への埋込は,底面の栗石24上にアンカー付の埋込支柱23を載置し,該埋込支柱23を介して仕上面の下端が土中に埋込状態となるようにその起立配置の施工を行ったものとしてある。このとき上記テラス屋根1及びウッドルーフ5はアルミ支柱11の設置後乃至壁面10a,10bの設置後にその配置を行うものとして,該壁面10a,10b,特にそのアルミ支柱11を屋根の下支え用の構造材として使用するものとしてある。
The
このように形成した壁面10a,10bは,その幅狭の単一中央のアルミ支柱11,幅広の平行一対両端のアルミ支柱11が,それぞれ柱の機能とその壁強度を確保し,発泡樹脂製のブロック下地13が壁面仕上面18の下地としてアルミ支柱11より正背面を幅広とし奥行をその肉厚分厚くした壁面10a,10bの寸法を確保して弾性を有する壁面仕上面18の下地として耐衝撃吸収性を確保し,また壁面仕上面18を,外観のよい窯業系タイル18a,現場施工の塗りモルタル18b,ウッドパネル18cとして,壁面10a,10bにおける表面の色調乃至質感を確保したものとしてありあり,このとき壁面10a,10b設置箇所,その幅の選択,上記ブロック下地13と壁面仕上面18の組合せによる壁面デザインによって,屋外構築物Aのデザインを多様化することが可能となり,従来にない商品コンセプトのテラス等の屋外構築物Aを提供することができる。
The wall surfaces 10a and 10b formed in this manner are made of a narrow single
図中3は仕切と装飾を兼ねて上記半屋外空間の屋根付開放スペース4に設置したスクリーン,22は壁面,特に幅広の壁面10aに設置したガラスブロックの採光窓を示す。
In the figure, 3 indicates a screen installed in the
図示した例は以上のとおりとしたが,ブロック下地を横方向に単一矩形の断面をなす一体のものとすること,パネルを使用するとき該パネルを石膏ボード,合板,樹脂ボード等のものとすること等を含めて,本発明の実施に当って,アルミ支柱,ブロック下地,壁面仕上面,必要に応じて用いるタイル,塗りモルタル,パネル,支持プレート等の各具体的形状,材質,構造,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとすることができる。 The example shown in the figure is as described above. However, the block base should be a single unit with a single rectangular cross section in the lateral direction, and when using the panel, the panel should be a gypsum board, plywood, resin board, etc. In carrying out the present invention, the concrete shapes, materials, structures, etc. of aluminum columns, block foundations, wall finishes, tiles used as needed, coating mortar, panels, support plates, etc. These relationships, additions to these, and the like can be in various forms as long as they do not contradict the gist of the invention.
A 屋外構築物
1 テラス屋根
2 蛇腹状折畳み戸
3 スクリーン
4 屋根付開放スペース
5 ウッドルーフ
6 開放空間スペース
10a,10b 壁面
11 アルミ支柱
13 ブロック下地
18 壁面仕上面
18a タイル
18b 塗りモルタル
18c ウッドパネル
19 支持プレート
20 金具
A outdoor structure
1 Terrace roof
2 Bellows folding door
3 screens
4 Open space with a roof
5 Wood roof
6 Open space
10a, 10b Wall surface
11 Aluminum support
13 Block base
18 wall surface
18a tile
18b coated mortar
18c wood panel
19 Support plate
20 brackets
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