JP3919397B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電記録方式や電子写真記録方式等を採用した画像形成装置、特に複数の画像形成手段と中間転写体を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の画像形成装置の要部断面図であり、図示の画像形成装置は複数の画像形成部を並設して成るカラー画像形成装置である。
【0003】
図示のカラー画像形成装置には画像出力部1Pが設けられており、この画像出力部1Pは、大別して画像形成部10(4つのステーションa,b,c,dが並設されており、その構成は同一である)、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40及び不図示の制御ユニットで構成されている。
【0004】
ここで、個々のユニットについて詳しく説明する。
【0005】
前記画像形成部10においては、図示矢印方向に回転駆動される像担持体としての感光ドラム11a,11b,11c,11dがその中心で軸支され、各感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12a,12b,12c,12d、光学系13a,13b,13c,13d、現像装置14a,14b,14c,14dが配置されている。
【0006】
而して、一次帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与え、次いで光学系13a〜13dによって記録画像信号に応じて変調した例えばレーザービーム等の光線を感光ドラム11a〜11d上に露光させて各感光ドラム11a〜11d上に静電潜像を形成する。そして、各静電潜像をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した前記現像装置14a〜14dによってトナー画像として顕像化する。尚、顕像化されたトナー画像を中間転写ベルト31に転写する画像一次転写領域Ta,Tb,Tc,Tdの下流側では、記録材Pに転写されないで感光ドラム11a〜11d上に残されたトナーがクリーニング装置15a,15b,15c,15dによって掻き落とされて感光ドラム11a〜11dの表面が清掃される。
【0007】
以上に示したプロセスを経て各トナーによる画像形成が順次行われる。
【0008】
一方、給紙ユニット20は、記録材Pを収納するためのカセット21a,21b及び手差しトレイ27、カセット21a,21b内若しくは手差しトレイ27より記録材Pを1枚ずつ送り出すためのピックアップローラ22a,22b,26、各ピックアップローラ22a,22b,26から送り出された記録材Pをレジストローラ25a,25bまで搬送するための給紙ローラ対23及び給紙ガイド24、画像形成部10での画像形成タイミングに合わせて記録材Pを二次転写領域Teへ送り出すためのレジストローラ25a,25bで構成されている。
【0009】
又、前記中間転写ユニット30は中間転写体としての中間転写ベルト31を有しており、該中間転写ベルト31は、これに駆動力を伝達する駆動ローラ33と、不図示のばねの付勢力によって中間転写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ32と、中間転写ベルト31を挟んで二次転写領域Teに対向する従動ローラ34とに巻回されている。尚、中間転写ベルト31の材質としては例えばPET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]等が選定される。
【0010】
上記駆動ローラ33とテンションローラ32の間に一次転写平面Aが形成されるが、駆動ローラ33は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレン)をコーティングして中間転写ベルト31とのスリップが防がれている。尚、この駆動ローラ33は不図示のパルスモータによって回転駆動される。
【0011】
各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写装置35a〜35dが配置されている。そして、従動ローラ34に対向して二次転写装置36が配置されて二次転写領域Teが形成されている。
【0012】
又、中間転写ベルト31上の二次転写領域Teの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され、該クリーニング装置50は、クリーナブレード51と廃トナーを収納する廃トナーボックス52で構成されている。尚、クリーナブレード51の材質としてはポリウレタンゴム等が用いられる。
【0013】
前記定着ユニット40は、内部にハロゲンヒータ等の熱源を備えた定着ローラ41aとこの定着ローラ41aに加圧される加圧41b(この加圧ローラ41bにも熱源を備える場合もある)、定着ローラ41aと加圧ローラ41bのニップ部へ記録材Pを導くためのガイド43、両41a,41bから排出されてきた記録材Pを更に装置外部に導き出すための内排紙ローラ44、外配置ローラ45等で構成されている。
【0014】
又、前記制御ユニットは、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板70や不図示のモータドライブ基板等で構成されている。
【0015】
次に、本カラー画像形成装置の動作について説明する。
【0016】
画像形成動作開始信号が発せられると、先ず、ピックアップローラ22aによってカセット21aから記録材Pが1枚ずつ送り出される。そして、給紙ローラ対23によって記録材Pが給紙ガイド24の間を案内されてレジストローラ25a,25bまで搬送される。このとき、レジストローラ25a,25bは停止しており、記録材Pの先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部10が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラ25a,25bは回転を開始する。このレジストローラ25a,25bの回転時期は、記録材Pと画像形成部10より中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域Teにおいて丁度一致するようにそのタイミングが設定されている。
【0017】
一方、画像形成部10では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスを経て中間転写ベルト31の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写用帯電器35dによって、一次転写領域Tdにおいて中間転写ベルト31に一次転写される。そして、中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー画像は次の一次転写領域Tcまで搬送され、そこでは画像形成部10間をトナー画像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上にレジストを合わせて次のトナー画像が転写されることになる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー画像が中間転写ベルト31上に一次転写される。
【0018】
その後、記録材Pが二次転写領域Teに進入して中間転写ベルト31に接触すると、該記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写装置36に高電圧を印加する。そして、前述したプロセスによって中間転写ベルト31上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写され、トナー画像が転写された記録材Pは搬送ガイド43によって定着ユニット40の定着ローラ41aと加圧ローラ41bのニップ部まで正確に案内される。そして、定着ユニット40のローラ対41a,41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が記録材Pの表面に定着され、トナー画像が定着された記録材Pは内排紙ローラ44と外排紙ローラ45によって搬送されて機外に排出される。
【0019】
このような従来の画像形成装置における中間転写ユニット30では、本体の歪み等に起因する中間転写ユニット30の変形によって、本体に固定されたローラ(例えば駆動ローラ33)以外のローラ(テンションローラ32、従動ローラ34)が同方向に傾き、その傾きによって中間転写ベルト31に寄りが発生する。
【0020】
そこで、従来、中間転写ベルトのユニット変形によってベルト寄りが発生した場合、そのベルト寄りを補正する手段として以下のような方法が採用されていた。
【0021】
(1)中間転写ベルトの寄りを電気的に検知し、該中間転写ベルトを保持する複数のローラ部材の内の1つの片側端部をソレノイド或はステッピングモータ等で上下させて中間転写ベルトを正規の位置へ戻す方向へ寄せる方法。
【0022】
(2)中間転写ベルトを保持する少なくとも1つのローラ部材の径をその軸方向の中央部分において両端部分よりも大きく設定し、ローラ部材が全体としてクラウン形状を呈するようにする方法。
【0023】
(3)中間転写ベルトにベルト寄り規制リブを設ける方法。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法には何れも以下のような問題があった。
【0025】
即ち、前記(1)の方法では、中間転写ベルトの人工的な寄りを生じさせるに必要なローラ部材の上下運動をソレノイド或はステッピングモータ等の電気部品を用いて行うため、装置全体の大型化やコストアップを招く。
【0026】
又、前記(2)の方法では、ローラ部材をクラウン形状として中間転写ベルトを積極的に歪ませることによって内部応力差を生じさせ、これによって中間転写ベルトの片寄りを抑制するようにしているため、十分な弾性を有する材質の中間転写ベルトを使用する必要がある。その上、中間転写ベルトに生じる歪みを利用しつつクリープ歪みによる中間転写ベルトの所謂永久変形を防ぐようにしているため、例えば中間転写ベルトとしてゴムベルトを使用する場合には、ゴム硬度の低い弾性に富んだ材質のものを使用する必要があるとともに、その肉厚についても機械的強度を満足するように設定する必要があるという制約が課せられてしまう。
【0027】
更に、前記(3)の方法では、中間転写ベルトに発生したスラスト力を規制リブ(ベルトリブ)端面で受けることによって中間転写ベルトの片寄りを制御するようにしているため、規制リブの耐久性が問題となる。
【0028】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、本体歪み等によって発生するベルト体の寄りを小さく抑え或は無くして安定した画像形成を可能とする画像形成装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、像担持体と、
無端状の中間転写ベルトと、前記像担持体上のトナー像を前記中間転写ベルトに一次転写する一次転写手段と、前記中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を記録材に二次転写する二次転写手段と、前記像担持体に対向してトナー像が一次転写される面を形成する様に前記中間転写ベルトを張架する下流ローラと、前記下流ローラとともに前記面を形成する様に前記中間転写ベルトを張架し、前記下流ローラよりも前記中間転写ベルトの移動方向の上流側に位置する上流ローラと、前記中間転写ベルトを挟んで二次転写手段に対向して前記中間転写体を張架する従動ローラと、前記中間転写ベルト移動方向で、前記上流ローラの上流側、かつ、前記従動ローラの下流側に位置し、前記中間転写ベルトの外側から前記中間転写ベルトを張架する外ローラと、
を有する画像形成装置において、前記外ローラと前記下流ローラと前記従動ローラは同じ方向に傾き、前記中間転写ベルトが前記下流ローラに巻き付き始める点から前記従動ローラ上で中間転写ベルトが巻き付いている範囲の重力方向における最下点までの距離をL1、前記最下点から、前記中間転写ベルトが前記外ローラと離れる点までの距離をL2とするとき、L1=L2なる関係が成立することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0035】
<参考例>
図1は参考例に係る画像形成装置の概略断面図であり、本図においては図9に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての説明は省略する。
【0036】
先ず、中間転写ユニット30について説明する。
【0037】
中間転写ユニット30は中間転写体としての中間転写ベルト31を有しており、該中間転写ベルト31は、これに駆動力を伝達する駆動ローラ33と、不図示のばねの付勢力によって中間転写ベルト31に適度な張力を与えるテンションローラ32と、中間転写ベルト31を挟んで二次転写領域Teに対向する従動ローラ34と、搬送方向(矢印B方向)の二次転写領域Teから一次転写領域Tdの間の中間転写ベルト31の外側に設けられた外ローラ80とに巻回されている。尚、中間転写ベルト31の材質としては例えばPET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]等が選定される。
【0038】
上記駆動ローラ33とテンションローラ32の間に一次転写平面Aが形成されるが、駆動ローラ33は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン又はクロロプレン)をコーティングして中間転写ベルト31とのスリップが防がれている。尚、この駆動ローラ33は不図示のパルスモータによって回転駆動される。
【0039】
各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト31が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中間転写ベルト31の裏に一次転写装置35a〜35dが配置されている。そして、従動ローラ34に対向して二次転写装置36が配置されて二次転写領域Teが形成されている。
【0040】
又、中間転写ベルト31上の二次転写領域Teの下流には中間転写ベルト31の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され、該クリーニング装置50は、クリーナブレード51と廃トナーを収納する廃トナーボックス52で構成されている。尚、クリーナブレード51の材質としてはポリウレタンゴム等が用いられる。
【0041】
次に、参考例の形態の特徴的な構成について述べる。
【0042】
図2は前記外ローラ80が採用された中間転写ユニット(以下、外ローラ系ユニットと称する)30の構成を示したものであり、この外ローラ系ユニット30は、下方向から加圧され、ユニット突き当てブロック91が本体突き当てブロック90に突き当てられる。
【0043】
次に、上述の構成を用いたときの寄り抑制動作について説明する。
【0044】
先ず、一般的な複写機において発生し易い本体歪みに起因する中間転写ユニットのユニット変形を示したものが図3であり、本体歪み等に起因するユニットの歪みは、駆動ローラ33が本体に固定されているとすると、該駆動ローラ33を基点にして本体が歪んだ方向に他のローラ32,34,80が傾いて図示の32’,34’,80’の位置に移動する。このローラ32,34,80の傾きによってベルト寄りが発生する。
【0045】
参考例の構成を用いたユニットでのユニット変形に起因するベルト寄りの様子を図4に示す。
【0046】
図4は図3に示す外ローラ系ユニットを右側(図3の矢印Z方向)から各ローラの傾き状態を透視した図であり、矢印は中間転写ベルト上の1点の動きを示したものである。又、ここで用いる符号▲1▼〜▲8▼は図2に示したと同じ中間転写ベルト上の位置を示す。
【0047】
先ず、駆動ローラ33上のベルト上の1点は、中間転写ベルトが駆動ローラ33を離れる点▲1▼を出た後、中間転写ベルトがテンションローラ32に巻き付き始める点▲2▼に向かう。▲2▼でテンションローラ32に接触したベルト上の1点は、テンションローラ32の軸線方向に対して垂直に中間転写ベルトがテンションローラ32を離れる点▲3▼まで移動する。▲3▼を離れたベルト上の1点は中間転写ベルトが従動ローラ34に巻き付き始める点▲4▼に向かう。▲4▼で従動ローラ34に接触したベルト上の1点は、同様に従動ローラ34の軸線方向に対して垂直に▲4▼から中間転写ベルトが従動ローラ34上で中間転写ベルトが巻き付いている範囲の重力方向における最下点▲5▼まで移動する。
【0048】
3本ローラ系の場合、▲5▼に到達したベルト上の1点は軸線方向に対して垂直に移動するため、これまでのベルト寄り方向(前→後)の逆方向(後→前)に▲5▼から中間転写ベルトが従動ローラ34を離れる点Cへ移動する。点Cで従動ローラ34を離れたベルト上の1点は駆動ローラ33へ向かう。従って、3本ローラ系の1周当たりのベルト寄り量は図4に示すl1 になる。
【0049】
外ローラ80を用いた系でも、ベルト上の1点は軸線方向に対して垂直に▲5▼から外ローラ系転写ユニットにおいて、中間転写ベルトが従動ローラ34を離れる点▲6▼に向かうため、ベルト寄り方向としてはこれまでと逆方向へ移動することになる。又、外ローラ80上でも中間転写ベルトが外ローラ80に巻き付き始める点▲7▼から中間転写ベルトがテンションローラ32を離れる点▲8▼へ移動し、寄りを戻す方向にベルトが移動する。この結果、外ローラ系での1周当たりの寄り量は図4に示すl2 となり、このl2 はl1 よりも小さくなる(l2 <l1 )。
【0050】
実際にユニット変形に対する寄り速度を3本ローラ系と本発明構成ユニットの外ローラ系ユニットの場合の両者で測定したところ、外ローラ系ユニットの中間転写ベルト寄り速度は3本ローラ系ユニットのベルト寄り速度の38%となった。その実験結果を図5に示す。
【0051】
このように、ユニット変形に対するベルト寄りが従来の3本ローラ系の中間転写ユニットと比べて本発明の外ローラ系転写ユニットでは大幅に減少する。従って、リブ規制をしている場合、ベルトリブと接触するベルト端部等への負荷を低減し、ベルトリブの耐久性を向上させることができる。又、主走査方向の色ずれを低減し、安定した画像転写を行うことができる。そして、外ローラは二次転写部と一次転写部の間に配置されるために画像に影響を与えることはない。
【0052】
<実施の形態>
次に、本発明の実施の形態の特徴的な部分について述べる。
【0053】
本実施の形態の構成を図6に示す。
【0054】
本実施の形態は、参考例において中間転写ベルトがテンションローラ32に巻き付き始める点2から従動ローラ34上で中間転写ベルトが巻き付いている範囲の重力方向における最下点5までの距離をL1、5から中間転写ベルトが外ローラ80と離れる点8までの距離をL2とするとき、L1=L2なる関係を有することを特徴とする。
【0055】
次に、上記構成を用いた場合のベルト寄り抑制動作について説明する。
【0056】
中間転写ユニットにおける中間転写ベルト駆動時にベルトは接触しているローラの軸線方向に対して垂直に移動することから、各ローラ上でベルトは接触しているローラの軸線方向に方向性を持って拘束されている。スパンが短いローラ間では、その同じ方向性を持った拘束力が近い位置に存在するために互いに拘束力が影響し合って同じ方向に拘束され、ローラ間でベルト寄りが発生していると考えた。
【0057】
これを実証するためにローラ間距離に対するベルト寄りの実験を行った。実験条件は以下の通りである。
【0058】
駆動ローラ、テンションローラ、従動ローラの3本に中間転写ベルトを張架させた中間転写ユニットにおいて、
駆動ローラ径:φ30.6mm
テンションローラ径:φ30mm
従動ローラ径:φ20mm
中間転写ベルト(長さ:1037mm、幅:325mm、厚さ:0.75mm、材質ポリイミド、ヤング率6374323kPa)
駆動ローラ−テンションローラ間距離:451mm
以上の条件の3本ローラ系中間転写ユニットにおいて、テンションローラと従動ローラのローラ間距離を変化させて中間転写ユニットのユニット変形に対するベルト寄りを測定したところ、テンションローラと従動ローラ間のスパンが約100mm以下のとき、これらの2ローラ間でベルトが寄ることが分かった。即ち、ベルト上の1点は同様に傾く2つのローラ間ではローラ間のスパンが約100mm以下のとき、ローラの軸線方向に対して垂直に寄ることが示された。
【0059】
以上の結果に基づいて本構成におけるユニット変形に対する中間転写ベルトの寄りを図7に基づいて説明する。
【0060】
図7は図3に示す外ローラ系ユニットを右側(図3の矢印Z方向)から見た図であり、矢印は中間転写ベルト上の1点の動きを示したものである。又、ここで用いる符号▲1▼〜▲9▼は図6と同じ中間転写ベルト上の位置を示す。
【0061】
先ず、駆動ローラ33のベルト上の1点は▲1▼を出た後、テンションローラ32へ向かい▲2▼で接触する。▲2▼で接触したベルト上の1点はテンションローラ32の軸線方向に対して垂直に移動して点▲3▼に至る。点▲3▼でテンションローラ32を離れたベルト上の1点は、テンションローラ32と従動ローラ34間のスパンが100mm以下であり、テンションローラ32と従動ローラ34は同様に傾いているため、この2つのローラ32,34間では、従動ローラ34の軸線方向に対して垂直に▲3▼から▲4▼に進む。従動ローラ34に接触したベルト上の1点は、従動ローラ34の軸線方向に対して垂直に▲4▼から従動ローラ34上で中間転写ベルトが巻き付いている範囲の重力方向における最下点の▲5▼へ軸線方向に対して垂直に進む。
【0062】
そして、(5)に到達したベルト上の1点は、従動ローラ34の裏側に進み、軸線方向に対して垂直に(5)から(6)に進む。(6)で従動ローラ34を離れたベルト上の1点は、従動ローラ34と外ローラ80間のスパンが100mm以下であり、従動ローラ34と外ローラ80は同じ方向に傾いているため、この2つのローラ34,80間では外ローラ80の軸線方向に対して垂直に(6)から(7)に進む。(7)で外ローラ80に接触したベルト上の1点は、同様に外ローラ80の軸線方向に対して垂直に(7)から(8)に移動する。(8)を出たベルト上の1点は駆動ローラ33へ向かう。
【0063】
図7で見ると、外ローラ系ユニットがユニット変形を起した場合、L1 =L2 の条件が成り立つときベルト寄り量l0 =0となり、この条件の下ではユニット変形による中間転写ベルトのベルト寄りは発生しない。
【0064】
以上により、本実施の形態の構成では、ユニット変形に対する中間転写ベルトの寄りが発生しないために安定した画像転写が可能であるとともに、ベルト寄り制御機構が不要になるためにコストダウンも可能となる。
【0065】
又、本発明は重力方向に対して上下逆の構成でも同様の効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、本体歪み等によって発生するベルト体の寄りを小さく抑え或は無くして安定した画像形成を可能とすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例に係る画像形成装置の概略断面図である。
【図2】 参考例に係る画像形成装置の外ローラ系ユニットの概略構成図である。
【図3】 参考例に係る画像形成装置の外ローラ系ユニットの変形時の状態を示す斜視図である。
【図4】 図3に示す外ローラ系ユニットを右側(図3の矢印Z方向)から各ローラの傾き状態を透視した図である。
【図5】 ユニット変形量とベルト寄り速度との関係を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の外ローラ系ユニットの概略構成図である。
【図7】 図3に示す外ローラ系ユニットを右側(図3の矢印Z方向)から見た図である。
【図8】 参考例を示す図である。
【図9】 従来の画像形成装置の概略断面図である。
【符号の説明】
11a〜11d 感光ドラム(像担持体)
30 中間転写ユニット(外ローラ系ユニット)
31 中間転写ベルト(ベルト体)
32 テンションローラ(下流ローラ)
33 駆動ローラ(上流ローラ)
34 従動ローラ(ローラ)
35a〜35d 一次転写装置(一次転写手段)
36 二次転写装置(二次転写手段)
80 外ローラ
A 一次転写平面
P 記録材
Ta〜Td 一次転写領域
Te 二次転写領域
Claims (1)
- 像担持体と、
無端状の中間転写ベルトと、
前記像担持体上のトナー像を前記中間転写ベルトに一次転写する一次転写手段と、
前記中間転写ベルトに一次転写されたトナー像を記録材に二次転写する二次転写手段と、
前記像担持体に対向してトナー像が一次転写される面を形成する様に前記中間転写ベルトを張架する下流ローラと、
前記下流ローラとともに前記面を形成する様に前記中間転写ベルトを張架し、前記下流ローラよりも前記中間転写ベルトの移動方向の上流側に位置する上流ローラと、
前記中間転写ベルトを挟んで二次転写手段に対向して前記中間転写体を張架する従動ローラと、
前記中間転写ベルト移動方向で、前記上流ローラの上流側、かつ、前記従動ローラの下流側に位置し、前記中間転写ベルトの外側から前記中間転写ベルトを張架する外ローラと、を有する画像形成装置において、
前記外ローラと前記下流ローラと前記従動ローラは同じ方向に傾き、
前記中間転写ベルトが前記下流ローラに巻き付き始める点から前記従動ローラ上で中間転写ベルトが巻き付いている範囲の重力方向における最下点までの距離をL1、前記最下点から、前記中間転写ベルトが前記外ローラと離れる点までの距離をL2とするとき、L1=L2なる関係が成立することを特徴とする画像形成装置。
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