JP3917758B2 - Discharge auger - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインのグレンタンクからトラックの荷台等へ籾の排出作業をする排出オーガの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンバインの座席後部にグレンタンクを配置し、穀稈を刈り取り、脱穀し、選別した後の精粒をグレンタンクに貯留し、グレンタンクが一杯になったり、その圃場の刈り取りが終了すると、排出オーガによって、トラックの荷台や乾燥機などに排出していた。この排出オーガはグレンタンクの側部に回動基部を設け、排出オーガを上下に回動したり、左右に回動させて、任意の位置へ排出オーガの排出口を移動できるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の排出オーガの長さは一定であり、コンバイン本機の全長よりも短くして機体の範囲内の長さとしており、長くするためには延長オーガを取り付けることもできるが、機体幅より長くなって、走行時に障害物に当たったり、収納時にはみ出したりして、使用しづらくしていた。
【0004】
また、グレンタンクより排出オーガを用いて籾をトラックの荷台に排出するときに、コンバインとトラックとの間に畦や川などがある場合、排出口が届き難いことがあり、また、排出口を一定にしておくと荷台上に堆積する籾は山のようになって、荷台の隅まで堆積させることができず、均一に堆積させるように排出オーガを上下左右に旋回させるが、左右に旋回させると排出口がはみ出したり、上下へ回動すると籾が飛散したりして、機体を移動させないと所望位置に排出できないことがあり、その作業は大変面倒であった。また、排出口から籾を排出する際には、チリや埃が飛散して、コンバインの運転者は不快な環境下で作業をせざるを得なかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
請求項1においては、グレンタンク(14)より穀粒を排出するコンバインの排出オーガ(2a)を、固定長オーガ(55)と伸縮オーガ(56)により伸縮可能に構成し、該伸縮オーガ(56)は、固定ケース(65)と可動ケース(66)の二つの円筒状ケースにより構成し、該固定ケース(65)は一端を固定長オーガ(55)の側に固定し、可動ケース(66)はその内径を固定ケース(65)の外径より大きく構成して、固定ケース(65)のオーガ先端側の端部に外嵌し、前記伸縮オーガ(56)の軸心上には、同一構造を有する複数のスクリュー体(68)を連続的に連結配置し、該スクリュー体(68)は、パイプ状のスクリュー軸(69)の外周面にスクリュー(70)を固設し、該スクリュー軸(69)の長さはスクリュー(70)のピッチと同じとして、スクリュー(70)の位相角がスクリュー体(68)の両端部分において略同じ位置となるように構成し、前記スクリュー軸(69)の一端には、連結パイプ(71)を挿入固設し、該連結パイプ(71)の内周面にはスプライン溝(71a)を形成し、前記スクリュー軸(69)の他端には軸取付体(72)を内設し、該軸取付体(72)にはスクリュー軸(69)と同一軸心の位置に配置されている連結軸(73)の一端を固設し、該連結軸(73)をスクリュー軸(69)から突出し、該連結軸(73)の外周面には、前記連結パイプ(71)の内周面の係止部に嵌合する被係止部を形成し、該スクリュー体(68)を複数形成して、一のスクリュー体(68)の連結軸(73)を、隣のスクリュー体(68)の連結パイプ(71)内に挿入して両者を係合し、該スクリュー体(68)が隣のスクリュー体(68)に対して相対的に回動不能かつ摺動自在となるように構成し、該連結軸(73)の先端には、抜止め板(74)を固設して、連結軸(73)が抜けて該スクリュー体(68)が外れるのを防止すべく構成し、隣り合うスクリュー体(68)の間隔がある程度まで広がると、該連結軸(73)先端の抜止め板(74)が隣のスクリュー体(68)の連結パイプ(71)の端面に当接し、スクリュー体(68)の間隔が一定以上開かないように構成したものである。
【0007】
請求項2においては、請求項1記載の排出オーガにおいて、前記スクリュー体(68)の連結集合の縮退時に隣のスクリュー体(68)のスクリュー軸(69)と当接する場合に、当接面積を少なくすべく、該スクリュー軸(69)の一端に切欠き(69a)を設けたものである。
【0008】
請求項3においては、請求項1記載の排出オーガにおいて、前記スクリュー体(68)のスクリュー(70)を連結する際に、隣接したスクリュー体(68)のスクリュー(70)に対して位相を適宜角度(X)だけ遅らせるように開口して配置し、連続的に各スクリュー体(68)を連結した場合に、各スクリュー体(68)のスクリュー(70)の連結部分において、先端側のスクリュー体(68)のスクリュー(70)が全体の回転方向からみて位相を遅らせて回転するように構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、構成例を説明する。
【0010】
図1は本構成に係る排出オーガを具備したコンバインの全体的な構成を示す側面図、図2は同じく上面図、図3は二段式で伸縮を行う排出オーガの構成を示す側面断面図、図4は図3におけるA−A断面図、図5は図3におけるB−B断面図である。
【0011】
図1及び図2で示すコンバイン1は、本発明に係る排出オーガ2を具備したものであり、このコンバイン1は、クローラー式走行装置3に機体フレーム4を載置し、該機体フレーム4前端に引起し・刈取装置5を昇降可能に配設し、引起し・刈取装置5は前端に分草板6を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース7を立設して該引起しケース7より突出したタインの回転により穀稈を引き起こして、分草板6後部に配設した刈り刃8にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置にて後部へ搬送し、縦搬送装置の上端から株元がフィードチェーン9に受け継がれて脱穀装置10内に穀稈を後方に搬送しながら、扱胴11によって脱粒する。該フィードチェーン9後端には排藁搬送装置12が配設され、該排藁搬送装置12後部下方に配設した排藁カッター装置13にて、搬送されてきた排藁を切断して圃場に放出している。前記脱穀装置10の側部にはグレンタンク14が配設されて、脱穀選別後の精粒を図示しないコンベアにより搬送して該グレンタンク14内部に貯留するようにしている。前記脱穀装置10の下部側方において、ベルト、プーリー等より成る動力伝達部19が配設され、該動力伝達部19は側部カバー20によって被装されている。
【0012】
前記グレンタンク14内の下部には、排出コンベア15が前後方向に設けられ、この排出コンベア15の後端は、排出オーガ2を構成する縦コンベア16の下端に連通されて、この縦コンベア16は中途部でケースが同軸上で回転可能に構成されて、同縦コンベア16上部は、排出オーガ2の回動基部に連通され、上下方向に回動可能に設けられている。そして、同排出オーガ2の先端部下面に排出口17を形成している。
【0013】
前記各コンベア15・16の内部にはスクリューを配置しており、それぞれのスクリュー軸の端部において歯車やベベルギア等を配置して連動連結しており、エンジン21の出力軸より動力が伝えられて各スクリューが駆動され、該排出コンベア15の後部より縦コンベア16の下部に動力を伝達して、該縦コンベア16の上端より排出オーガ2の回動軸に動力が伝えられて駆動され、グレンタンク内14に貯留した籾を排出できるようにしている。
【0014】
グレンタンク14前方には運転部22が配設され、該運転部22には運転シート23が配置されて、該運転シート23の前部にはステアリングハンドル24や、表示パネル25を設け、さらに運転シート23側部にはサイドコラム26が配設され、該サイドコラム26上面には主変速レバー27や作業レバー28等を配設している。
【0015】
次に、本構成の伸縮可能とする排出オーガ2について説明する。図3に示すように、排出オーガ2は固定オーガ29と可動オーガ30からなり、固定オーガ29の基部側は図示しない回動基部によって縦コンベア16上端に連通支持され、該固定オーガ29の先端側には可動オーガ30が摺動可能に外嵌されている。
【0016】
前記固定オーガ29は、図3及び図4に示すように、円筒状に構成した第一ケース31の軸心に中空パイプ状の第一スクリュー軸32を配置し、該第一スクリュー軸32の外周面上に第一スクリュー33を固設して、該第一スクリュー軸32の基部側が第一ケース31内部の回動基部側に設けた枢止部によって枢止され、更に回動基部側に延出した第一スクリュー軸32の端部が、縦コンベア16の回動軸とベベルギア等を介して連動連結され、駆動できるようにしている。一方、第一ケース31の先端側の端部には、円板状のスクリュー軸支持板34が固設され、該スクリュー軸支持板34の中心部において第一スクリュー軸32の先端部近傍を枢止している。また、図3から図5までに示すように、該第一ケース31の下面左右両側方には、断面L字状の二本のガイドレール35・35を、開放側を側方外側に向けて長手方向に形設している。該ガイドレール35・35の長さは可動オーガ30の前後方向の長さと略同じとしており、このガイドレール35・35に後述する可動オーガ30の第二ケース36を取り付けている。
【0017】
該第一スクリュー軸32は、中空状のパイプより構成し、その内周面にはスプラインを形成する一方、該内周面に係合するスプラインを外周面に形成した伸縮軸37を第一スクリュー軸32内に挿入して嵌合連結して、第一スクリュー軸32に対して伸縮軸37が回動不能とするとともに、伸縮軸37が第一スクリュー軸32と同一直線上を摺動自在となるように構成している。ただし、スプラインの代わりに、第一スクリュー軸32の内周面及び伸縮軸37の外周面にセレーションを設けて、両者を連結することもできるし、第一スクリュー軸32の軸心に正多角形状(例えば、正六角形)の断面形状の挿入孔を形成し、該挿入孔に多角形軸(例えば正六角軸)を挿入するようにしてもよい。
【0018】
また、図3及び図5に示すように、前記第一ケース31の先端部下面には受け渡し口38を形設しており、固定オーガ29内で第一スクリュー33の回転によって前方に搬送された籾が該受け渡し口38より可動オーガ30内へ落下するようにしている。また、受け渡し口38に位置を合わせて第一スクリュー軸32に羽根板54を固設して、該羽根板54の回転により固定オーガ29内の籾を可動オーガ30内へスムーズに受け渡すようにしている。
【0019】
次に、可動オーガ30について説明する。即ち、図3及び図4に示す如く、可動オーガ30を構成する第二ケース36は断面視U字状に形成されており、該第二ケース36左右両側壁の内側面の上端にはボールベアリング支持軸39・39を内側に向けて対向させながら長手方向に適宜間隔をおいて配置固設して、該支持軸39・39それぞれの先端にボールベアリング40・40・・・を軸支している。そして、前述した固定オーガ29の第一ケース31下部側方に形設された二本のガイドレール35・35は、上側から第二ケース36内部に挿入されて該ガイドレール35・35の水平部上面に上記各ボールベアリング(ローラー)39・39・・・を載置して転動できるようにしている。このように構成することにより、第二ケース36を支持するボールベアリング40・40・・・のそれぞれがガイドレール40・40に沿って前後方向に転動することにより、可動オーガ30が固定オーガ29と平行に前後に摺動し、排出オーガ2の伸縮を可能としている。
【0020】
そして、固定オーガ29先端のスクリュー軸支持板34の排出口17側の面には、モータ41をその出力軸が左右一側方へ向くよう配置固設し、該モータ出力軸42にはピニオン43を固設する一方、第二ケース36のピニオン43側側壁の外側面上端には該ピニオン43に噛合するラック44を長手方向に固設して、該モータ41を正転又は逆転方向に駆動させることで可動オーガ30を前後方向に摺動させるようにしている。
【0021】
第二ケース36のラック44固設側の側壁と反対側の側壁上部には、前後方向の長さを第二ケース36の長さと等しく形成した保護カバー45が固設され、固定オーガ29の第一ケース31の外周面に沿うように構成されて該第一ケース31の左右側及び上側を覆って、チリや埃等がオーガ内へ入らないようにするとともに、籾が外へ飛散しないようにしている。また、第二ケース36先端部下面には排出口17が設けられており、該排出口17を介して籾を排出するようにしている。該排出口17は、可動オーガ30の摺動に伴って、前後方向へ移動する。
【0022】
次に、可動オーガ30内において籾を搬送する第二スクリュー46の駆動構成について説明する。即ち、該第二スクリュー46は第二スクリュー軸47外周面に固設されていて、該第二スクリュー軸47は第二ケース36下部の半円筒部分における軸心上に配置され、その両端が可動オーガ30の両端部に固設された平板状の二つのカバー48・49により枢止されている。
【0023】
前記二つのカバー48・49のうち先端側カバー48は、円板を上下に二つ並べたような、略楕円形の平板状としており、第二ケース36及び保護カバー45のオーガ先端側の端部を連結固定している。そして、前記二つの円のうち下側の円の中心においては前述のように第二スクリュー軸47を枢止し、一方上側の円の中心においては固定オーガ29の第一スクリュー軸32内に挿入された伸縮軸37の先端を枢止している。一方、第二ケース36の基部側の端部において第二スクリュー軸47を枢止する基部側カバー49は、略三日月状に形成されており、切欠き側を上に向けた状態で固設されていて、その上方に円状の開口部を確保して、固定オーガ29の先端を該開口部に挿入している。また、基部側カバー49の上端には、前述のガイドレール35・35の位置及び向きに合わせてL字状の切り込みを左右に一つずつ形成し、可動オーガ30に固定オーガ29を挿入した際に該ガイドレール35・35が上記切り込みに係合するようにしている。
【0024】
前記伸縮軸37及び第二スクリュー軸46の二者には、先端側カバー48近傍にてそれぞれスプロケット50・51を固設しており、該二つのスプロケット50・51にはチェーン52を巻回して上記二つの軸37・46を連動連結している。従って、第一スクリュー軸32の回転が伸縮軸37及びチェーン52を介して第二スクリュー軸47へ伝達され駆動されて、固定オーガ29から受け渡し口38を通って可動オーガ30内へ落下した籾を排出口17へ搬送することとなる。ただし、チェーンによる伝動にこだわらずに、歯車やベルト等によって両者を伝動連結することもできる。前記二つのスプロケット50・51及びチェーン52は、籾を傷つけないよう伝動連結ケース53によって覆われる。
【0025】
ここで、可動オーガ30のスクリュー(即ち第二スクリュー)46のピッチは、固定オーガ29のスクリュー(第一スクリュー)32のピッチよりも大きくなるよう設定している。即ち、可動オーガのスクリュー46の単位時間当たり搬送量を、固定オーガのスクリュー32のそれより大きくしている。このことにより、受け渡し口38付近で籾の滞留が発生しなくなり、籾の受け渡しをスムーズとすることができる。なお、スクリューのピッチを大きくする代わりに、可動オーガのスクリュー46の回転速度を固定オーガ29のスクリュー33のそれよりも大きくすることによっても、籾のスムーズな受け渡しを図ることができる。この場合は、前記伝動連結ケース53内の二つのスプロケット50・51の歯数比を変更することによって、両スクリュー33・46の速度比を調節することができる。
【0026】
次に、二つのオーガを同一軸心上に配置して伸縮を可能とした実施例について説明する。図6は同一軸心上で伸縮するように構成した排出オーガの側面断面図、図7は伸縮オーガ内のスクリュー体の構成及び連結の状態を示す側面断面図、図8はオーガが伸長した場合のスクリュー体の連結部分の状態を示す側面断面図、図9は各スクリュー体の端部に切欠きを設けた場合の状態を示す斜視図、図10は各スクリュー体を連続的に位相をずらして取り付けた場合の状態を示す斜視図である。
【0027】
図6に示す排出オーガ2aは、固定長オーガ55と伸縮オーガ56からなり、固定長オーガ55は、円筒状に構成したケース57の軸心にスクリュー軸58を配置し、該スクリュー軸58の外周面上にスクリュー59を固設して固定長スクリューとしている。該スクリュー軸58の基部側はケース内部の回動基部側に設けた枢止部によって枢止され、更に回動基部側に延出したスクリュー軸の端部が、縦コンベアの回動軸と連動連結され、駆動できるようにしている。スクリュー軸58のケース先端側の端部は、該ケース57に外嵌固設された中間枢止部60によって枢止され、更に先端側へ突出している。
【0028】
中間枢止部60は、枢止部材61を二つのパイプ状連結部材62a・62bにより挟設固定した構成としている。枢止部材61は、パイプ状の部材の軸心上に軸受63を配置し、該軸受63に複数のアーム64・64を適宜間隔で半径方向に向けて植設して外側の上記パイプ状部分に固定した構成として、該軸受け63によりスクリュー軸58を枢止し、かつ、アーム64とアーム64との間の空間を籾が通過できるように構成している。枢止部材61のパイプ状部分はボルトによって連結部材62a・62bに固設され、一側の連結部材62aは固定長オーガ55のケース57に外嵌固設され、他側の連結部材62bには後述する伸縮オーガ56のケース65を挿入固定して、二つのオーガ55・56を連結固定している。
【0029】
伸縮オーガ56は、固定ケース65と可動ケース66の二つの円筒状ケースにより構成されている。固定ケース65は前述のように一端を前記中間枢止部60の連結部材62bに挿入固定し、一方可動ケース66はその内径を固定ケース65の外径より大きく構成して、固定ケース65のオーガ先端側の端部に外嵌し、可動ケース66の先端において先端枢止部67を設けている。
【0030】
そして、伸縮オーガ56のケース55・56の軸心上には、同一構造を有する複数のスクリュー体68・68・・・が連続的に連結されて配置されている。該スクリュー体68は、図7に示すように、パイプ状のスクリュー軸69の外周面にスクリュー70を固設して、スクリュー軸69の長さはスクリュー70のピッチと同じとして、スクリュー70の位相角がスクリュー体68の両端部分において同じとなるようにしている。ただし、スクリュー軸69の長さとスクリュー70のピッチの関係はこれに限定するものではなく、スクリュー軸及びスクリューの長さは該ピッチより大きくしても小さくしてもよい。パイプ状のスクリュー軸69の一端には、更に連結パイプ71が挿入固設されて、該連結パイプ71の内周面にはスプライン71aを形成している。そしてスクリュー軸69の他端においては、軸取付体72が内設され、該軸取付体72にはスクリュー軸69と同一軸心の位置に配置されている連結軸73の一端を固設し、スクリュー軸69から突出させている。該連結軸73の外周面には、前記連結パイプの内周面のスプライン71aに嵌合するスプライン73aを形成している。ただし、スプラインの代わりに、互いに嵌合するセレーションを形成してもよいし、連結パイプ71の挿入孔の断面を正多角形状とし、連結軸73を該挿入孔に係合する正多角形軸としてもよい。
【0031】
上記構成を有するスクリュー体68を複数形成して、一のスクリュー体68の連結軸73を、一側隣のスクリュー体68の連結パイプ71内に挿入して両スプライン71a・73aを噛合させることにより、スクリュー体68が一側隣のスクリュー体68に対して相対的に回動不能かつ摺動自在となるように構成している。連結軸73の先端には、抜止め板74をボルト75により固設して、連結軸73が抜けるのを防止して、スクリュー体68が外れないようにしている。そして、一側隣、一側隣・・・と連続的に複数のスクリュー体68を一直線状に連結して、一体的に回動するスクリュー体68の集合(以下「スクリュー体の連結集合」という。)を構成している。
【0032】
従って、前記のように構成したスクリュー体の連結集合の両端に軸心方向に引張力を加えると、図8のように各スクリュー体68・68・・・の間隔が広がって、それに伴いスクリュー体の連結集合の全体が伸長することとなる。隣り合うスクリュー体68・68の間隔がある程度まで広がると、連結棒73先端の抜止め板74が隣のスクリュー体68の連結パイプ71の端面に当接して、スクリュー体同士68・68の間隔が一定以上開かないようにしている。隣り合うスクリュー体同士68・68の間隔の最大値は、両スクリュー体68・68を連結する連結軸73の長さによって決定される。連結軸73の長さを大きくするとスクリュー体の連結集合の伸縮範囲が広がるが、あまり大きく設定するとスクリュー体68とスクリュー体68の隙間における籾の搬送ロスが過大となり、籾が滞留してスムーズな搬送ができなくなるので、上記を比較考慮して適切な長さに設定する。また、上記搬送ロスを抑えながら同時に広範囲のオーガ伸縮を実現するには、各スクリュー体の長さをより小さく形成して、より多数のスクリュー体を連結する構成とすることも有効である。
【0033】
そして、図8の如く伸長状態にあるスクリュー体の連結集合の両端に、軸心方向に圧縮力を加えた場合には、各スクリュー体68・68の間隔が狭まってスクリュー体の連結集合全体が縮退し、最終的には図7のように、隣り合うスクリュー体68・68同士が当接して、それ以上は縮まないこととなる。
【0034】
このようにして構成されたスクリュー体の連結集合は、図6に示す如く各スクリュー体68・68・・・の連結棒側がオーガ先端側を向くように伸縮オーガのケース65・66の軸心上に配置され、その基部側の端部に位置するスクリュー体68aの連結パイプに中間枢止部60から突出されたスクリュー軸58を挿入固定し、該スクリュー体68aがスクリュー軸58に対して回動不能及び摺動不能に連結固定される。そして、オーガ先端側の端部に位置するスクリュー体68bは、そのスクリュー軸を先端側へ延長して、その端部において枢支軸76を挿入固設し、該枢支軸76の先端を可動ケース66先端に取り付けた先端枢止部67に枢止して、オーガ先端側の端部に位置するスクリュー体68bが可動ケース66に対し摺動不能及び回動自在となるように構成している。
【0035】
固定ケース65の外周面には、モータ77がその出力軸をオーガ先端側に向けて適当な位置に固設され、該出力軸にはネジ棒78を連結して伸縮オーガ56の軸心と平行に可動ケース66方へ延長している。一方可動ケース66には、基部側の端部にて該ネジ棒78に契合するネジ孔を有するケース連結部79が前記ネジ棒78と同一軸心の位置に固設され、該ケース連結部79のネジ孔には該ネジ棒78が螺挿され、固定ケース65と可動ケース66の二者を連結している。このような構成とすることにより、モータ出力軸に連結したネジ棒78の回転がケース連結部79のネジ孔によって前後方向への動力に変換され、可動ケース66が固定ケース65に対して前後方向へ移動する。ただし、モータ77とネジ棒78とケース連結部79の組み合わせにこだわることなく、例えばシリンダー等を用いて可動オーガ66を前後に移動させることもできるので、この駆動方法に限定するものではない。
【0036】
可動ケース66が先端側方向へ移動すると、該可動オーガ66の先端に固設された先端枢止部67がスクリュー体の連結集合の先端に引張力を作用させるので、スクリュー体の連結集合も伸長して、排出オーガ2a全体が伸長するのである。そして、逆に可動ケース66が基部側方向へ移動した場合は、上述の先端枢止部67がスクリュー体の連結集合の先端に圧縮力を作用させ、スクリュー体の連結集合も縮退して、排出オーガ2a全体が縮退する。
【0037】
そして、実際に伸縮オーガ56内で籾を搬送する際には、各スクリュー体68はその回転により先端方向への推力を籾に対し作用させるが、同時に籾から回動基部側の方向へ抗力を受けるので、各スクリュー体68は基部側へ移動しようとする。しかし、前述のように、スクリュー体の連結集合の先端側に位置するスクリュー体68bは可動オーガの先端部に対して摺動できず、更に、隣り合うスクリュー体同士68・68の間隔には限度があるので、結果として各スクリュー体68は、先端側隣のスクリュー体68との間隔が最大限界に達した場合にのみ、当該隣のスクリュー体68に引張られて先端側へ摺動するのである。
【0038】
従って、排出オーガ2aが伸長する場合は、最先端位置にあるスクリュー体68bに隣接するスクリュー体68cから順次オーガ先端側へ摺動する。回動基部側のスクリュー体68は、そのスクリュー体68より先端側隣にあるスクリュー体68の間隔が最大限となるまでは、そのスクリュー体68より基部側にあるスクリュー体68との間隔をゼロとした状態を維持するのである。即ち、各スクリュー体68は、常に回動基部側隣のスクリュー体68との間隔を最小限とするような挙動を示すため、推力のロスがスクリュー体の連結集合全体からみて最小限に抑えられるのである。
【0039】
なお、隣り合う各スクリュー体68・68のスクリュー軸69同士は、伸縮オーガ56の伸縮に応じて接触・離隔を繰り返すため、スクリュー軸69同士の接触の際に伸縮オーガ56内の籾を挟んで砕米等の原因となるので、図9の如く各スクリュー体68・68・・・のスクリュー軸軸69の一端に切欠き69aを設けて、スクリュー体の連結集合の縮退時に隣のスクリュー体68のスクリュー軸69と当接する場合でもその当接面積を少なくして、砕米等の発生を抑制するようにすることもできる。
【0040】
また、図10に示すように、スクリュー体68・68・・・を連結する際に、回動基部側(図においては右側が回動基部側となる。)に隣接したスクリュー体68に対して位相を適宜角度Xだけ遅らせるようにして連続的に各スクリュー体68・68・・・を連結することにより、各スクリュー体68の連結部分において先端側のスクリュー体68のスクリュー70が全体の回転方向(図においては矢印に示した方向)からみて適宜遅れて回転するように構成して、籾のスムーズな受け継ぎを図るようにすることもできる。
【0041】
次に、スクリュー体内部に軸を貫通させるように構成した構成例を図11により説明する。図11は同一軸心上で伸縮する排出オーガにおいて、各スクリュー体内部に軸を貫通させて支持した応用例の構成を示す側面断面図、図12は図11における中間支持部近傍の構成を示す拡大図、図13は内部に軸を貫通させるようにした各スクリュー体の構成及び連結の状態を示す側面断面図、図14はオーガが伸長した場合のスクリュー体の連結部分の状態を示す側面断面図、図15は図11における排出口近傍の構成を示す拡大図である。
【0042】
この排出オーガ2bは、前述実施例の排出オーガ2aと同様に固定長オーガ55’と伸縮オーガ56’により構成されており、固定長オーガ56’の構成については内部のスクリュー軸58’の構成以外は前述した実施例に係る排出オーガ2aの固定長オーガ55とまったく同じである。また、伸縮オーガ56’についても、前述実施例の排出オーガ2aの場合と同様に、固定ケース65と可動ケース66によって構成されており、可動ケース66をモータ77、ネジ棒78、ケース連結部79によって前後方向に摺動させるように構成して、該可動ケース66の先端に先端枢止部67を取り付けている。ただし、伸縮オーガ56’内部のスクリュー体82の構成が、後述するように相違している。
【0043】
最初に、固定長オーガ55’の内部のスクリュー軸58’の構成について説明する。即ち、該スクリュー軸58’はその同一軸心上に正六角形の挿入孔が貫通されてパイプ状の構成としており、その外周面にはスクリュー59を固設する一方、該挿入孔の断面形状と一致する六角軸80を該挿入孔から挿入して嵌合連結して、該六角軸80がスクリュー軸58’に対して相対的に回動不能かつ摺動自在となるよう構成している。この構成とすることにより、六角軸80は、伸縮軸の役割を果たし、スクリュー軸58’と一体的に回転しながら、先端側の伸縮オーガ56’へその動力を伝達する。ただし、スクリュー軸58’の内周面にスプラインやセレーションを形成して、さらに伸縮軸として六角軸80の代わりに該内周面に嵌合するスプライン等を形成した軸を用いて両者を噛合させる構成としてもよい。該六角軸80は図12に示すように、スクリュー軸58’の先端側の端部から引き出され、該六角軸に嵌合するパイプ81を外嵌して該パイプ81を介して中間枢支部60の軸受63により軸支されて、更に先端方へ延出されている。中間枢支部60の構成は、前述実施例の排出オーガ2aの中間枢支部60の構成とまったく同様に構成している。
【0044】
続いて、伸縮オーガ56’内部のスクリュー体82の構成について説明する。即ち、該スクリュー体は、図13の如くスクリュー軸83を中空パイプ状に形成して、外周面にスクリュー70を固設し、スクリュー軸83の内径は六角軸80の直径より大きく形成して該六角軸80を内部に挿通できるようにしており、該スクリュー軸83の一端はその内径をわずかに大きくして、スライド孔83aを形成し、該スライド孔83aにリング状のストッパ84を挿入固設している。ストッパ84の内径は後述するスライドパイプ86の外径と等しくしている。一方、スクリュー軸83の他端においては、リング状のカラー85を介してスライドパイプ86の一端を固設している。スライドパイプ86はその内径を六角軸80の直径より大きく、かつ、上記スライド孔83aの内径よりも小さくしており、その先端において駆動カラー87を挿入固設している。駆動カラー87は、同一軸心上に正六角形状の貫通孔を形成してパイプ状としており、該貫通孔が六角軸80に契合するようにして、六角軸80に対して回動不能かつ摺動自在としている。駆動カラー87の先端の外周面には突起87aを形成していて、該突起87aの外径は前記スライド孔83aの内径と等しくしている。
【0045】
上記構成のスクリュー体82を複数形成して、図13の如く一のスクリュー体82のスライドパイプ86をオーガ先端側隣のスクリュー体86のスライド孔83aに嵌挿するようにして、一側隣、一側隣・・・と連続的に複数のスクリュー体82を一直線状に連結して、スクリュー体の連結集合を構成している。
この際、一のスクリュー体82のストッパ84の内周面と隣のスクリュー体82のスライドパイプ86の外周面が摺接し、かつ一のスクリュー体82の駆動カラー87の突起87a外周面と隣のスクリュー体82のスライド孔83aの内周面が摺接しているので、隣り合うスクリュー体82・82を相対的にその軸心方向に摺動させることが可能となり、結果としてスクリュー体の連結集合全体の伸縮を可能としている。
【0046】
図13はスクリュー体82とスクリュー体82との間隔がゼロである状態を示している。この場合は、一のスクリュー体82のカラー85が先端側(図においては左側)隣のスクリュー体82のストッパ84に当接し、それ以上は間隔が狭まらないようにしている。この状態からスクリュー体の連結集合の両端に引張力を作用させると、スクリュー体82同士が摺動して間隔を広げ、スクリュー体の連結集合の全体が伸長することとなる。スクリュー体同士の間隔が一定距離離れると、図14に示すように、一のスクリュー体82のスライドパイプ86先端の駆動カラー87の突起部分87aが、先端側隣のスクリュー体82のストッパ84のスクリュー軸内部側の面に当接して、それ以上は間隔が開かないようにしている。
【0047】
そして、前記六角軸80は、スクリュー体の連結集合の各スクリュー体82の軸心を一直線状に貫通して、各スクリュー体82の駆動カラー87を介してスクリュー体82に動力を伝達している。そして六角軸80は、スクリュー体の連結集合の先端側の端部から更に先端側に引き出され、伸縮オーガ56’の可動ケース66の先端枢止部に枢止される。
【0048】
そして、スクリュー体の連結集合の基部側の端部に位置するスクリュー体82aは、図12に示す如く、中間枢支部60に軸支されているパイプ81をスクリュー軸83のスライド孔83aに挿入固設して、該スクリュー体82aが固定ケース65に対して前後方向へ移動しないようにしている。一方、スクリュー体の連結集合の先端側の端部にあるスクリュー体82bは、図15に示すように、該スクリュー体82bの先端側に外嵌された連結パイプ88のスライド孔88aに、スライドパイプ86を挿入して、該連結パイプに対して摺動可能としている。尚、連結パイプ88は前記スクリュー体82のスクリュー軸83と外径及び内径を等しくしており、そのスライド孔88aについても、前記スクリュー体82のスライド孔83aとまったく同じ形状に形成して、ストッパ84を挿入固設している。そして、連結パイプ88は、その内周面とその内部を貫通する六角軸80の外周面との間に固定部材89を介設固定して、連結パイプ88と六角軸80を一体的に連結固定して、連結パイプ88が可動ケース66に対して前後方向に摺動しないよう構成している。従って、該可動ケース66の前後方向への移動に対応して、スクリュー体の連結集合には連結パイプ88を介して引張り力又は圧縮力が作用し、スクリュー体の連結集合はそれに応じて伸縮する。
【0049】
なお、可動ケースの先端側には、チリや埃を除却するためのファンを設けることもできる。この構成について図16により説明する。図16はオーガ先端にチリ等を除去するファンを設置した場合の構成を示すオーガ排出口近傍の側面断面図である。即ち、可動ケース66の先端方において、その一端を排出口17に向けてファン軸90を斜めに配置して軸支し、該ファン軸90の上方にファン91を固設して一体的に回動するようにして、一方排出オーガのスクリューを駆動する六角軸80は先端枢止部67により軸支されながら更に先端方へ延出している。そして、ファン軸90及び六角軸80には互いに噛合するベベルギア92a・92bをそれぞれ固設して六角軸80の回転をファン軸90に伝達して、ファン91が駆動するように構成している。そして六角軸80の先端部、ベベルギア92a・92b、ファン軸90及びファン91は、その周囲をカバー93によって覆われる。
【0050】
前記カバー93にはファン91の上方を覆う部分近傍の領域に空気を取り込むための小さい空気孔93aが多数開口され、該空気孔93aを通ってカバー93内部に入った空気は、ファン91の回転によって下方に送られ、排出口17のオーガ先端側の側板17aに同様に設けられた空気孔17bを通過して、排出口17から落下している籾に吹き付けられて、該籾に混入しているチリや埃を飛ばすことができるように構成している。前記空気孔17bはパンチングメタルや網等を使用している。
【0051】
なお、前記二つのベベルギア92a・92bの歯数比を変更することにより、ファン91の回転速度を変更することができるので、ファン91の回転速度を大きくするよう歯数比を設定して、強い風が籾に当たるようにして、チリなどの除却効率を高めることもできる。また、ファンの取付位置についても、より排出口に近い側、例えば排出口17のオーガ先端側の側板17aに同様に設けられた空気孔17b近傍にファン91が位置するようにファン91及びファン軸90を取り付けることもできる。また、図16ではファンは各スクリュー体の軸心に伸縮軸を貫通させた構成の伸縮型排出オーガに取り付けているが、他の構成のオーガ、例えば伸縮が不可能な排出オーガに取り付けることも可能である。この際は、スクリュー軸を排出オーガのケース先端の枢止部から突出させて、ファン軸及びファンを取り付ければよい。
【0052】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1の如く、グレンタンク(14)より穀粒を排出するコンバインの排出オーガ(2a)を、固定長オーガ(55)と伸縮オーガ(56)により伸縮可能に構成し、該伸縮オーガ(56)は、固定ケース(65)と可動ケース(66)の二つの円筒状ケースにより構成し、該固定ケース(65)は一端を固定長オーガ(55)の側に固定し、可動ケース(66)はその内径を固定ケース(65)の外径より大きく構成して、固定ケース(65)のオーガ先端側の端部に外嵌し、前記伸縮オーガ(56)の軸心上には、同一構造を有する複数のスクリュー体(68)を連続的に連結配置し、該スクリュー体(68)は、パイプ状のスクリュー軸(69)の外周面にスクリュー(70)を固設し、該スクリュー軸(69)の長さはスクリュー(70)のピッチと同じとして、スクリュー(70)の位相角がスクリュー体(68)の両端部分において略同じ位置となるように構成し、前記スクリュー軸(69)の一端には、連結パイプ(71)を挿入固設し、該連結パイプ(71)の内周面にはスプライン溝(71a)を形成し、前記スクリュー軸(69)の他端には軸取付体(72)を内設し、該軸取付体(72)にはスクリュー軸(69)と同一軸心の位置に配置されている連結軸(73)の一端を固設し、該連結軸(73)をスクリュー軸(69)から突出し、該連結軸(73)の外周面には、前記連結パイプ(71)の内周面の係止部に嵌合する被係止部を形成し、該スクリュー体(68)を複数形成して、一のスクリュー体(68)の連結軸(73)を、隣のスクリュー体(68)の連結パイプ(71)内に挿入して両者を係合し、該スクリュー体(68)が隣のスクリュー体(68)に対して相対的に回動不能かつ摺動自在となるように構成し、該連結軸(73)の先端には、抜止め板(74)を固設して、連結軸(73)が抜けて該スクリュー体(68)が外れるのを防止すべく構成し、隣り合うスクリュー体(68)の間隔がある程度まで広がると、該連結軸(73)先端の抜止め板(74)が隣のスクリュー体(68)の連結パイプ(71)の端面に当接し、スクリュー体(68)の間隔が一定以上開かないように構成したので、排出オーガを二段に配置して構成する必要がなく、ケースの構成を簡単なものとすることができ、また、オーガ先端側の重量についても、従来の伸縮不可能なオーガに比較してもあまり重量増とならず、従ってオーガの基部側に負担がかからず、構成を簡潔とすることができるのである。
また、各スクリュー体の構成は同一であるので、部品の共用化を図ることができ、コストが低減でき、また、スクリューが摩耗した場合も摩耗が激しい部分のみを交換するなどができ、メンテナンス上も有利である。
また、スクリュー体を連結する個数を変更すれば、固定ケース及び可動ケースの長さの変更によってオーガの長さ及び伸縮量を割合簡単に変更することができる。
【0053】
また、実際に籾を搬送する際には、各スクリュー体が籾によって基部側方向へ抗力を受けることにより、常に回動基部側のスクリュー体との間隔を最小限とするような挙動を示すため、推力のロスがスクリュー体の連結集合全体からみて最小限に抑えられるのである。
さらには、各スクリュー体は、回転を一側隣のスクリュー体に伝達すると同時に、伸縮の際のスライド軸を兼用しているので、排出しながら同時に伸縮を可能とした排出オーガを、簡単な構成で実現できたのである。
【0054】
請求項2の如く、前記スクリュー体(68)の連結集合の縮退時に隣のスクリュー体(68)のスクリュー軸(69)と当接する場合に、当接面積を少なくすべく、該スクリュー軸(69)の一端に切欠き(69a)を設けたので、排出オーガを縮小したときに、籾噛みがあまり起こらず、砕米などの発生が抑制されるのである。
【0055】
請求項3の如く、前記スクリュー体(68)のスクリュー(70)を連結する際に、隣接したスクリュー体(68)のスクリュー(70)に対して位相を適宜角度(X)だけ遅らせるように開口して配置し、連続的に各スクリュー体(68)を連結した場合に、各スクリュー体(68)のスクリュー(70)の連結部分において、先端側のスクリュー体( 68)のスクリュー(70)が全体の回転方向からみて位相を遅らせて回転するように構成したので、各スクリュー体の連結部分において一のスクリュー体によって先端側に搬送された籾がスムーズに先端側隣のスクリュー体に受け継がれ、効率的に籾が搬送でき、動力の無駄が低減されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る排出オーガを具備したコンバインの全体的な構成を示す側面図。
【図2】 同じく上面図。
【図3】 二段式で伸縮を行う排出オーガの構成を示す側面断面図。
【図4】 図3におけるA−A断面図。
【図5】 図3におけるB−B断面図。
【図6】 同一軸心上で伸縮するように構成した排出オーガの側面断面図。
【図7】 伸縮オーガ内のスクリュー体の構成及び連結の状態を示す側面断面図。
【図8】 オーガが伸長した場合のスクリュー体の連結部分の状態を示す側面断面図。
【図9】 各スクリュー体の端部に切欠きを設けた場合の状態を示す斜視図。
【図10】 各スクリュー体を連続的に位相をずらして取り付けた場合の状態を示す斜視図。
【図11】 同一軸心上で伸縮する排出オーガにおいて、各スクリュー体内部に軸を貫通させて支持した構成例の構成を示す側面断面図。
【図12】 図11における中間支持部近傍の構成を示す拡大図。
【図13】 内部に軸を貫通させるようにした各スクリュー体の構成及び連結の状態を示す側面断面図。
【図14】 オーガが伸長した場合のスクリュー体の連結部分の状態を示す側面断面図。
【図15】 図11における排出口近傍の構成を示す拡大図。
【図16】 オーガ先端にチリ等を除去するファンを設置した場合の構成を示すオーガ排出口近傍の側面断面図。
【符号の説明】
1 コンバイン
2・2a・2b 伸縮型排出オーガ
17 排出口
29 固定オーガ
30 可動オーガ
31 第一ケース
33 第一スクリュー
36 第二ケース
37 伸縮軸
38 受け渡し口
43 ピニオン
44 ラック
46 第二スクリュー
55 固定長オーガ
56 伸縮オーガ
65 固定ケース
66 可動ケース
68 スクリュー体
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a structure of a discharge auger that performs a discharge operation of a bag from a grain tank of a combine to a truck bed.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, when a grain tank is placed at the rear of the combine seat, the cereals are harvested, threshed, and the refined grains after selection are stored in the grain tank. Then, it was discharged to a truck bed or a dryer by a discharge auger. This discharge auger is provided with a rotation base at the side of the Glen tank, and the discharge auger can be moved to an arbitrary position by rotating the discharge auger up and down or left and right.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
  However, the length of the conventional discharge auger is constant, and it is shorter than the total length of the combine machine so that it is within the range of the fuselage. To make it longer, an extension auger can be attached, but the width of the fuselage It became longer and it was difficult to use because it hit an obstacle during running or protruded during storage.
[0004]
  In addition, when discharging firewood from the Glen tank to the truck bed using a discharge auger, if there is a firewood or river between the combine and the truck, the discharge opening may be difficult to reach. If it is kept constant, the soot that accumulates on the loading platform becomes like a mountain and cannot be accumulated to the corner of the loading platform, and the discharge auger is swung up and down and left and right so that it is deposited uniformly, but it is swung left and right However, if the discharge port protrudes or turns up and down, spears may scatter, and the machine cannot be discharged to the desired position unless it is moved, which is very troublesome. Also, when discharging the soot from the outlet, dust and dust were scattered, and the combine driver had to work in an uncomfortable environment.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  The problems to be solved by the present invention are as described above. Next, means for solving the problems will be described.
[0006]
  In claim 1,The combine discharge auger (2a) for discharging the grain from the grain tank (14) is configured to be extendable and contractable by a fixed length auger (55) and an extendable auger (56). 65) and a movable case (66). The fixed case (65) has one end fixed to the fixed length auger (55) side, and the movable case (66) has an inner diameter fixed to the fixed case. A plurality of screw bodies having a same structure on the axial center of the telescopic auger (56). (68) are continuously connected and arranged, and the screw body (68) has a screw (70) fixed on the outer peripheral surface of a pipe-shaped screw shaft (69), and the length of the screw shaft (69) is Screw (70) pitch In the same manner, the phase angle of the screw (70) is substantially the same at both ends of the screw body (68), and a connecting pipe (71) is inserted and fixed at one end of the screw shaft (69). A spline groove (71a) is formed on the inner peripheral surface of the connecting pipe (71), and a shaft attachment body (72) is provided in the other end of the screw shaft (69). 72), one end of a connecting shaft (73) disposed at the same axial center as the screw shaft (69) is fixed, and the connecting shaft (73) projects from the screw shaft (69). On the outer peripheral surface of (73), a locked portion that fits into the locking portion of the inner peripheral surface of the connecting pipe (71) is formed, and a plurality of the screw bodies (68) are formed, so that one screw The connecting shaft (73) of the body (68) is connected to the connecting pad of the adjacent screw body (68). The screw body (68) is inserted into the screw (71) and engaged with each other, and the screw body (68) is configured to be non-rotatable and slidable relative to the adjacent screw body (68). A retaining plate (74) is fixed to the tip of the connecting shaft (73) to prevent the connecting shaft (73) from coming off and the screw body (68) from coming off. When the interval of (68) increases to a certain extent, the retaining plate (74) at the tip of the connecting shaft (73) comes into contact with the end surface of the connecting pipe (71) of the adjacent screw body (68), and the screw body (68). Configured so that the interval of theIs.
[0007]
  In claim 2,The discharge auger according to claim 1, wherein, when the connection set of the screw bodies (68) is degenerated, the screw augers are arranged so as to reduce the contact area when contacting the screw shaft (69) of the adjacent screw body (68). A notch (69a) was provided at one end of the shaft (69).Is.
[0008]
  In claim 3,The discharge auger according to claim 1, wherein when connecting the screw (70) of the screw body (68), the phase is appropriately delayed by an angle (X) with respect to the screw (70) of the adjacent screw body (68). When the screw bodies (68) are continuously connected to each other, the screw body (68) on the distal end side is connected to the screw (70) of each screw body (68). 70) is configured to rotate with a phase delay as viewed from the entire rotation direction.Is.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Next, a configuration example will be described.
[0010]
  FIG. 1 is a side view showing the overall configuration of a combine equipped with a discharge auger according to the present configuration, FIG. 2 is a top view of the same, and FIG. 3 is a side sectional view showing the configuration of a discharge auger that expands and contracts in two stages. 4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 3, and FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
[0011]
  A combine 1 shown in FIGS. 1 and 2 includes a discharge auger 2 according to the present invention, and the combine 1 has a body frame 4 placed on a crawler type traveling device 3 and is mounted on the front end of the body frame 4. The pulling / cutting device 5 is arranged to be movable up and down. The pulling / cutting device 5 projects a weed plate 6 at the front end to weed cereals, and is pulled up at the rear to raise a case 7 and Rotating the tine that is raised and protruding from the case 7 causes cereals to cut the stock with the cutting blade 8 disposed at the rear of the weed plate 6 and rears it with the upper conveying device, the lower conveying device, and the vertical conveying device. The stock is inherited by the feed chain 9 from the upper end of the vertical conveying device, and the cereal is shed by the handling cylinder 11 while being conveyed backward in the threshing device 10. At the rear end of the feed chain 9, a waste transporting device 12 is disposed. The waste cutter device 13 disposed below the rear of the waste transporting device 12 cuts the transported waste and returns it to the field. Released. A grain tank 14 is disposed at a side portion of the threshing device 10 so that the refined grains after threshing and sorting are transported by a conveyor (not shown) and stored in the grain tank 14. On the lower side of the threshing device 10, a power transmission unit 19 including a belt, a pulley, and the like is disposed, and the power transmission unit 19 is covered with a side cover 20.
[0012]
  A discharge conveyor 15 is provided in the front-rear direction in the lower part of the Glen tank 14, and the rear end of the discharge conveyor 15 is communicated with the lower end of the vertical conveyor 16 constituting the discharge auger 2. The case is configured to be coaxially rotatable in the middle portion, and the upper portion of the vertical conveyor 16 is communicated with the rotation base of the discharge auger 2 and is provided to be rotatable in the vertical direction. A discharge port 17 is formed on the lower surface of the distal end portion of the discharge auger 2.
[0013]
  Screws are arranged inside each of the conveyors 15 and 16, and gears, bevel gears, and the like are arranged at the end portions of the respective screw shafts and linked to each other, and power is transmitted from the output shaft of the engine 21. Each screw is driven, power is transmitted from the rear part of the discharge conveyor 15 to the lower part of the vertical conveyor 16, and power is transmitted from the upper end of the vertical conveyor 16 to the rotating shaft of the discharge auger 2. The soot stored in the inner 14 can be discharged.
[0014]
  A driving unit 22 is disposed in front of the Glen tank 14, a driving seat 23 is disposed in the driving unit 22, a steering handle 24 and a display panel 25 are provided in front of the driving seat 23, and driving is further performed. A side column 26 is disposed on the side of the seat 23, and a main transmission lever 27, a work lever 28, and the like are disposed on the upper surface of the side column 26.
[0015]
  Next, the discharge auger 2 that can be expanded and contracted will be described. As shown in FIG. 3, the discharge auger 2 includes a fixed auger 29 and a movable auger 30, and the base side of the fixed auger 29 is connected to and supported by the upper end of the vertical conveyor 16 by a rotating base (not shown). A movable auger 30 is slidably fitted to the slidable body.
[0016]
  As shown in FIGS. 3 and 4, the fixed auger 29 has a hollow pipe-shaped first screw shaft 32 disposed in the axial center of a cylindrical first case 31, and an outer periphery of the first screw shaft 32. The first screw 33 is fixed on the surface, and the base side of the first screw shaft 32 is pivoted by a pivoting portion provided on the pivoting base side inside the first case 31, and further extended to the pivoting base side. The end portion of the first screw shaft 32 that is taken out is interlocked and connected to the rotation shaft of the vertical conveyor 16 via a bevel gear or the like so that it can be driven. On the other hand, a disc-shaped screw shaft support plate 34 is fixed to the end portion of the first case 31 on the front end side, and the vicinity of the front end portion of the first screw shaft 32 is pivoted at the center of the screw shaft support plate 34. It has stopped. Also, as shown in FIGS. 3 to 5, two guide rails 35 and 35 having an L-shaped cross section are provided on both the left and right sides of the lower surface of the first case 31 with the open side facing outward. It is formed in the longitudinal direction. The lengths of the guide rails 35 and 35 are substantially the same as the length of the movable auger 30 in the front-rear direction, and a second case 36 of the movable auger 30 described later is attached to the guide rails 35 and 35.
[0017]
  The first screw shaft 32 is formed of a hollow pipe, and a spline is formed on the inner peripheral surface thereof, while a telescopic shaft 37 having a spline that engages with the inner peripheral surface is formed on the outer peripheral surface. The telescopic shaft 37 cannot be rotated with respect to the first screw shaft 32 by being inserted into the shaft 32, and the telescopic shaft 37 is slidable on the same straight line as the first screw shaft 32. It is comprised so that it may become. However, instead of the spline, serrations can be provided on the inner peripheral surface of the first screw shaft 32 and the outer peripheral surface of the telescopic shaft 37 so that they can be connected to each other. An insertion hole having a cross-sectional shape (for example, a regular hexagon) may be formed, and a polygonal axis (for example, a regular hexagonal axis) may be inserted into the insertion hole.
[0018]
  As shown in FIGS. 3 and 5, a transfer port 38 is formed on the lower surface of the distal end portion of the first case 31, and is conveyed forward by the rotation of the first screw 33 in the fixed auger 29. A bag is allowed to fall into the movable auger 30 from the transfer port 38. Further, a blade plate 54 is fixed to the first screw shaft 32 in alignment with the transfer port 38, and the rod in the fixed auger 29 is smoothly transferred into the movable auger 30 by the rotation of the blade plate 54. ing.
[0019]
  Next, the movable auger 30 will be described. That is, as shown in FIGS. 3 and 4, the second case 36 constituting the movable auger 30 is formed in a U shape in a sectional view, and ball bearings are formed on the upper ends of the inner side surfaces of the left and right side walls of the second case 36. The support shafts 39 and 39 are arranged and fixed at appropriate intervals in the longitudinal direction with the support shafts 39 and 39 facing inward, and ball bearings 40, 40. Yes. The two guide rails 35 and 35 formed on the lower side of the first case 31 of the fixed auger 29 are inserted into the second case 36 from the upper side, and the horizontal portion of the guide rails 35 and 35 is inserted. The ball bearings (rollers) 39, 39,... Are placed on the upper surface so that they can roll. With this configuration, each of the ball bearings 40, 40,... Supporting the second case 36 rolls in the front-rear direction along the guide rails 40, 40, whereby the movable auger 30 is fixed to the fixed auger 29. The discharge auger 2 can be expanded and contracted.
[0020]
  The motor 41 is arranged and fixed on the surface of the screw shaft support plate 34 at the tip of the fixed auger 29 so that the output shaft thereof is directed to the left and right sides, and the motor output shaft 42 has a pinion 43. A rack 44 that meshes with the pinion 43 is fixed in the longitudinal direction at the upper end of the outer surface of the side wall on the pinion 43 side of the second case 36 to drive the motor 41 in the forward or reverse direction. Thus, the movable auger 30 is slid in the front-rear direction.
[0021]
  A protective cover 45 having a length in the front-rear direction equal to the length of the second case 36 is fixed to the upper portion of the side wall opposite to the side wall on the rack 44 fixing side of the second case 36. It is configured along the outer peripheral surface of one case 31 so as to cover the left and right sides and the upper side of the first case 31 so that dust, dust, etc. do not enter the auger, and so that the soot does not scatter outside. ing. Further, a discharge port 17 is provided on the lower surface of the distal end portion of the second case 36, and soot is discharged through the discharge port 17. The discharge port 17 moves in the front-rear direction as the movable auger 30 slides.
[0022]
  Next, the drive configuration of the second screw 46 that conveys the kite in the movable auger 30 will be described. That is, the second screw 46 is fixed to the outer peripheral surface of the second screw shaft 47, and the second screw shaft 47 is disposed on the axial center of the semi-cylindrical portion below the second case 36, and both ends thereof are movable. The auger 30 is pivotally supported by two flat plates 48 and 49 fixed to both ends of the auger 30.
[0023]
  Of the two covers 48 and 49, the front end side cover 48 has a substantially oval flat plate shape in which two disks are arranged one above the other, and ends of the second case 36 and the protective cover 45 on the auger front end side. The parts are connected and fixed. The second screw shaft 47 is pivoted as described above at the center of the lower circle of the two circles, and inserted into the first screw shaft 32 of the fixed auger 29 at the center of the upper circle. The tip of the extended telescopic shaft 37 is pivoted. On the other hand, the base side cover 49 that pivots the second screw shaft 47 at the end on the base side of the second case 36 is formed in a substantially crescent shape, and is fixed with the notch side facing up. In addition, a circular opening is secured above it, and the tip of the fixed auger 29 is inserted into the opening. Further, when the fixed auger 29 is inserted into the movable auger 30, L-shaped notches are formed on the upper end of the base side cover 49 one by one on the left and right according to the position and orientation of the guide rails 35, 35 described above. Further, the guide rails 35 and 35 are engaged with the notches.
[0024]
  Two of the telescopic shaft 37 and the second screw shaft 46 are respectively fixed with sprockets 50 and 51 in the vicinity of the front end side cover 48, and a chain 52 is wound around the two sprockets 50 and 51. The two shafts 37 and 46 are linked together. Accordingly, the rotation of the first screw shaft 32 is transmitted to the second screw shaft 47 through the telescopic shaft 37 and the chain 52 and driven, and the kite that has fallen into the movable auger 30 through the transfer port 38 is fixed. It will be conveyed to the discharge port 17. However, both of them can be connected by transmission with gears, belts, etc., regardless of transmission by the chain. The two sprockets 50 and 51 and the chain 52 are covered with a transmission connecting case 53 so as not to damage the hook.
[0025]
  Here, the pitch of the screw (that is, the second screw) 46 of the movable auger 30 is set to be larger than the pitch of the screw (first screw) 32 of the fixed auger 29. That is, the conveyance amount per unit time of the screw 46 of the movable auger is made larger than that of the screw 32 of the fixed auger. As a result, the soot does not stay in the vicinity of the delivery port 38, and the soot can be delivered smoothly. It should be noted that, instead of increasing the pitch of the screw, smooth transfer of the kite can also be achieved by making the rotational speed of the screw 46 of the movable auger larger than that of the screw 33 of the fixed auger 29. In this case, the speed ratio of the two screws 33 and 46 can be adjusted by changing the gear ratio of the two sprockets 50 and 51 in the transmission connection case 53.
[0026]
  Next, an embodiment in which two augers are arranged on the same axis and can be expanded and contracted will be described. 6 is a side cross-sectional view of a discharge auger configured to expand and contract on the same axis, FIG. 7 is a side cross-sectional view showing a configuration and connection state of a screw body in the extendable auger, and FIG. 8 is a case where the auger is extended FIG. 9 is a perspective view showing a state in which a notch is provided at the end of each screw body, and FIG. 10 is a phase shift of each screw body continuously. It is a perspective view which shows the state at the time of attaching.
[0027]
  The discharge auger 2a shown in FIG. 6 includes a fixed-length auger 55 and a telescopic auger 56. The fixed-length auger 55 has a screw shaft 58 disposed at the axial center of a case 57 formed in a cylindrical shape. A screw 59 is fixed on the surface to form a fixed length screw. The base side of the screw shaft 58 is pivoted by a pivoting portion provided on the rotating base side inside the case, and the end of the screw shaft extending to the rotating base side is interlocked with the rotating shaft of the vertical conveyor. It is connected and can be driven. The end portion of the screw shaft 58 on the tip side of the case is pivoted by an intermediate pivoting portion 60 that is externally fitted and fixed to the case 57, and further protrudes toward the tip side.
[0028]
  The intermediate pivoting portion 60 has a configuration in which a pivoting member 61 is sandwiched and fixed by two pipe-like connecting members 62a and 62b. The pivoting member 61 has a bearing 63 disposed on the axial center of a pipe-shaped member, and a plurality of arms 64 and 64 are implanted in the bearing 63 in the radial direction at appropriate intervals so that the pipe-shaped portion on the outside is provided. The screw shaft 58 is pivotally stopped by the bearing 63, and the scissors can pass through the space between the arm 64 and the arm 64. The pipe-like portion of the pivoting member 61 is fixed to the connecting members 62a and 62b by bolts, the connecting member 62a on one side is fitted and fixed to the case 57 of the fixed length auger 55, and the connecting member 62b on the other side is fixed to the connecting member 62b on the other side. A case 65 of a telescopic auger 56 described later is inserted and fixed, and the two augers 55 and 56 are connected and fixed.
[0029]
  The telescopic auger 56 is composed of two cylindrical cases, a fixed case 65 and a movable case 66. As described above, one end of the fixed case 65 is inserted and fixed to the connecting member 62b of the intermediate pivoting portion 60, while the movable case 66 has an inner diameter larger than the outer diameter of the fixed case 65. A distal end locking portion 67 is provided at the distal end of the movable case 66 so as to be fitted on the end portion on the distal end side.
[0030]
  A plurality of screw bodies 68, 68,... Having the same structure are continuously connected on the axial centers of the cases 55, 56 of the telescopic auger 56. As shown in FIG. 7, the screw body 68 has a screw 70 fixed to the outer peripheral surface of a pipe-like screw shaft 69, the length of the screw shaft 69 is the same as the pitch of the screw 70, and the phase of the screw 70. The corners are the same at both ends of the screw body 68. However, the relationship between the length of the screw shaft 69 and the pitch of the screw 70 is not limited to this, and the length of the screw shaft and the screw may be larger or smaller than the pitch. A connecting pipe 71 is further inserted and fixed at one end of the pipe-shaped screw shaft 69, and a spline 71 a is formed on the inner peripheral surface of the connecting pipe 71. At the other end of the screw shaft 69, a shaft mounting body 72 is provided, and one end of a connecting shaft 73 disposed at the same axial center as the screw shaft 69 is fixed to the shaft mounting body 72. It protrudes from the screw shaft 69. A spline 73a is formed on the outer peripheral surface of the connecting shaft 73 to be fitted to the spline 71a on the inner peripheral surface of the connecting pipe. However, serrations that fit each other may be formed instead of the spline, the cross section of the insertion hole of the connection pipe 71 is a regular polygon, and the connection shaft 73 is a regular polygon shaft that engages with the insertion hole. Also good.
[0031]
  By forming a plurality of screw bodies 68 having the above-described configuration, the connecting shaft 73 of one screw body 68 is inserted into the connecting pipe 71 of the screw body 68 adjacent to one side, and both the splines 71a and 73a are engaged with each other. The screw body 68 is configured to be relatively unrotatable and slidable relative to the screw body 68 adjacent to one side. A retaining plate 74 is fixed to the front end of the connecting shaft 73 with a bolt 75 to prevent the connecting shaft 73 from coming off, so that the screw body 68 does not come off. A set of screw bodies 68 that are integrally rotated by connecting a plurality of screw bodies 68 in a straight line continuously with one side next, one side next, and so on (hereinafter referred to as “joined set of screw bodies”). .).
[0032]
  Therefore, when a tensile force is applied in the axial direction to both ends of the connected assembly of the screw bodies configured as described above, the distance between the screw bodies 68, 68... Increases as shown in FIG. As a result, the entire connected set is expanded. When the distance between the adjacent screw bodies 68 is increased to a certain extent, the retaining plate 74 at the tip of the connecting rod 73 comes into contact with the end surface of the connection pipe 71 of the adjacent screw body 68, and the distance between the screw bodies 68, 68 is increased. I try not to open more than a certain amount. The maximum value of the interval between the adjacent screw bodies 68 and 68 is determined by the length of the connecting shaft 73 that connects both the screw bodies 68 and 68. Increasing the length of the connecting shaft 73 widens the expansion / contraction range of the connected assembly of the screw bodies. However, if the length is set too large, the transport loss of the heel in the gap between the screw body 68 and the screw body 68 becomes excessive, and the heel stays and is smooth. Since conveyance becomes impossible, the length is set to an appropriate length considering the above. In order to realize a wide range of auger expansion and contraction at the same time while suppressing the conveyance loss, it is also effective to form a structure in which each screw body is made smaller and more screw bodies are connected.
[0033]
  Then, when a compressive force is applied in the axial direction to both ends of the connected joints of the screw bodies that are in the extended state as shown in FIG. 8, the distance between the screw bodies 68 and 68 is reduced so that the entire connected joint body of the screw bodies As shown in FIG. 7, the screw bodies 68 and 68 adjacent to each other come into contact with each other, and no further contraction occurs.
[0034]
  As shown in FIG. 6, the connected assembly of the screw bodies constructed in this way is on the axial center of the cases 65 and 66 of the telescopic auger so that the connecting rod side of each screw body 68, 68. The screw shaft 58 protruding from the intermediate pivoting portion 60 is inserted into and fixed to the connecting pipe of the screw body 68a located at the end on the base side thereof, and the screw body 68a rotates with respect to the screw shaft 58. It is fixedly fixed so that it cannot be slid. The screw body 68b located at the end of the auger tip side extends the screw shaft to the tip side, and the pivot shaft 76 is inserted and fixed at the end portion, and the tip of the pivot shaft 76 is movable. The screw body 68b located at the end of the auger tip side is pivoted by a tip pivoting portion 67 attached to the tip of the case 66 so that the screw body 68b is not slidable and rotatable with respect to the movable case 66. .
[0035]
  A motor 77 is fixed to the outer peripheral surface of the fixed case 65 at an appropriate position with its output shaft facing the auger tip side, and a screw rod 78 is connected to the output shaft to be parallel to the axis of the telescopic auger 56. The movable case 66 extends toward the side. On the other hand, in the movable case 66, a case connecting portion 79 having a screw hole engaging with the screw rod 78 at the end on the base side is fixed at the same axial center as the screw rod 78, and the case connecting portion 79 is fixed. The screw rod 78 is screwed into the screw hole to connect the fixed case 65 and the movable case 66 together. With such a configuration, the rotation of the screw rod 78 connected to the motor output shaft is converted into power in the front-rear direction by the screw hole of the case connecting portion 79, and the movable case 66 is moved in the front-rear direction with respect to the fixed case 65. Move to. However, since the movable auger 66 can be moved back and forth using, for example, a cylinder or the like without being particular about the combination of the motor 77, the screw rod 78, and the case connecting portion 79, the present invention is not limited to this driving method.
[0036]
  When the movable case 66 moves in the direction of the distal end, the distal end locking portion 67 fixed to the distal end of the movable auger 66 applies a tensile force to the distal end of the coupled assembly of the screw bodies, so that the coupled assembly of the screw bodies also expands. Thus, the entire discharge auger 2a extends. On the contrary, when the movable case 66 moves in the base side direction, the distal end locking portion 67 described above causes a compressive force to act on the distal end of the screw body connection set, and the screw body connection set is also degenerated and discharged. The entire auger 2a is degenerated.
[0037]
  When the kite is actually transported in the telescopic auger 56, each screw body 68 causes a thrust in the tip direction to act on the kite due to its rotation, but at the same time, the drag force from the kite toward the rotation base side. Since it receives, each screw body 68 tends to move to the base side. However, as described above, the screw body 68b located on the distal end side of the coupled assembly of the screw bodies cannot slide with respect to the distal end portion of the movable auger, and further, the interval between the adjacent screw bodies 68 and 68 is limited. Therefore, as a result, each screw body 68 is pulled by the adjacent screw body 68 and slides toward the front end side only when the distance between the screw body 68 adjacent to the front end side reaches the maximum limit. .
[0038]
  Therefore, when the discharge auger 2a extends, it slides sequentially from the screw body 68c adjacent to the screw body 68b at the foremost position to the auger tip side. The screw base 68 on the rotating base side has a distance of zero from the screw body 68 on the base side of the screw body 68 until the distance between the screw bodies 68 adjacent to the distal end side of the screw body 68 is maximized. The state is maintained. That is, each screw body 68 always exhibits a behavior that minimizes the distance from the screw body 68 adjacent to the rotation base side, so that the loss of thrust is minimized when viewed from the entire connected assembly of screw bodies. It is.
[0039]
  Since the screw shafts 69 of the adjacent screw bodies 68 and 68 repeat contact and separation according to the expansion and contraction of the expansion and contraction auger 56, the hooks in the expansion and contraction auger 56 are sandwiched when the screw shafts 69 contact each other. As shown in FIG. 9, a notch 69a is provided at one end of the screw shaft shaft 69 of each screw body 68, 68... As shown in FIG. Even when contacting with the screw shaft 69, the contact area can be reduced to suppress the generation of broken rice or the like.
[0040]
  10, when connecting the screw bodies 68, 68..., The screw body 68 adjacent to the rotating base side (the right side is the rotating base side in the figure). The screw bodies 68, 68... Are continuously connected so that the phase is appropriately delayed by an angle X, so that the screw 70 of the screw body 68 on the distal end side in the connecting portion of each screw body 68 is rotated in the entire rotational direction. It can also be configured to rotate with an appropriate delay when viewed from the direction (indicated by the arrow in the figure), so that the bag can be smoothly inherited.
[0041]
  Next, it was configured to penetrate the shaft inside the screw bodyConfiguration exampleThis will be described with reference to FIG. FIG. 11 is a side sectional view showing a configuration of an application example in which a discharge auger extending and contracting on the same shaft center is supported by penetrating a shaft inside each screw body, and FIG. 12 shows a configuration in the vicinity of an intermediate support portion in FIG. FIG. 13 is an enlarged view, FIG. 13 is a side cross-sectional view showing the configuration and connection state of each screw body with a shaft passing through the inside, and FIG. FIG. 15 and FIG. 15 are enlarged views showing the configuration in the vicinity of the discharge port in FIG.
[0042]
  The discharge auger 2b is composed of a fixed length auger 55 'and a telescopic auger 56' in the same manner as the discharge auger 2a of the above-mentioned embodiment, and the configuration of the fixed length auger 56 'is other than the configuration of the internal screw shaft 58'. Is exactly the same as the fixed length auger 55 of the discharge auger 2a according to the above-described embodiment. The telescopic auger 56 ′ is also composed of a fixed case 65 and a movable case 66, as in the case of the discharge auger 2a of the above-described embodiment. The movable case 66 is composed of a motor 77, a screw rod 78, and a case connecting portion 79. The tip pivot stop 67 is attached to the tip of the movable case 66. However, the configuration of the screw body 82 inside the telescopic auger 56 'is different as will be described later.
[0043]
  First, the configuration of the screw shaft 58 'inside the fixed length auger 55' will be described. That is, the screw shaft 58 'has a pipe-like configuration with a regular hexagonal insertion hole penetrating on the same axis, and a screw 59 is fixed to the outer peripheral surface of the screw shaft 58'. The matching hexagonal shaft 80 is inserted through the insertion hole and fitted and connected, so that the hexagonal shaft 80 is non-rotatable and slidable relative to the screw shaft 58 ′. With this configuration, the hexagonal shaft 80 serves as a telescopic shaft, and transmits its power to the telescopic auger 56 'on the distal end side while rotating integrally with the screw shaft 58'. However, splines and serrations are formed on the inner peripheral surface of the screw shaft 58 ′, and the shafts are engaged with each other using a shaft formed with a spline or the like that fits on the inner peripheral surface instead of the hexagonal shaft 80 as an extension shaft. It is good also as a structure. As shown in FIG. 12, the hexagonal shaft 80 is pulled out from the end portion on the distal end side of the screw shaft 58 ′, and a pipe 81 fitted to the hexagonal shaft is externally fitted to the intermediate pivotal support portion 60 via the pipe 81. Are supported by a bearing 63 and further extended toward the tip. The configuration of the intermediate pivot 60 is exactly the same as the configuration of the intermediate pivot 60 of the discharge auger 2a of the above embodiment.
[0044]
  Next, the configuration of the screw body 82 inside the telescopic auger 56 'will be described. That is, the screw body has a screw shaft 83 formed in a hollow pipe shape as shown in FIG. 13, and a screw 70 is fixed on the outer peripheral surface, and the inner diameter of the screw shaft 83 is larger than the diameter of the hexagonal shaft 80. A hexagonal shaft 80 can be inserted inside, and one end of the screw shaft 83 is slightly enlarged in inner diameter to form a slide hole 83a, and a ring-shaped stopper 84 is inserted and fixed in the slide hole 83a. is doing. The inner diameter of the stopper 84 is made equal to the outer diameter of the slide pipe 86 described later. On the other hand, at the other end of the screw shaft 83, one end of the slide pipe 86 is fixed via a ring-shaped collar 85. The slide pipe 86 has an inner diameter larger than the diameter of the hexagonal shaft 80 and smaller than the inner diameter of the slide hole 83a, and a driving collar 87 is inserted and fixed at the tip. The drive collar 87 is formed in a pipe shape by forming a regular hexagonal through hole on the same axis, and the through collar engages with the hexagon shaft 80 so that the drive collar 87 cannot rotate with respect to the hexagon shaft 80 and slides. It is free to move. A protrusion 87a is formed on the outer peripheral surface of the tip of the driving collar 87, and the outer diameter of the protrusion 87a is equal to the inner diameter of the slide hole 83a.
[0045]
  A plurality of screw bodies 82 having the above-described configuration are formed, and the slide pipe 86 of one screw body 82 is inserted into the slide hole 83a of the screw body 86 adjacent to the auger tip side as shown in FIG. A plurality of screw bodies 82 are continuously connected in a straight line with one side adjacent to form a connected assembly of screw bodies.
  At this time, the inner peripheral surface of the stopper 84 of one screw body 82 and the outer peripheral surface of the slide pipe 86 of the adjacent screw body 82 are in sliding contact with each other, and the outer peripheral surface of the protrusion 87a of the drive collar 87 of the one screw body 82 is adjacent to the outer peripheral surface. Since the inner peripheral surface of the slide hole 83a of the screw body 82 is in sliding contact, the adjacent screw bodies 82 and 82 can be slid relative to each other in the axial direction. It is possible to extend and contract.
[0046]
  FIG. 13 shows a state in which the distance between the screw body 82 and the screw body 82 is zero. In this case, the collar 85 of one screw body 82 abuts against the stopper 84 of the screw body 82 adjacent to the tip side (left side in the drawing) so that the gap is not narrowed beyond that. When a tensile force is applied to both ends of the connected assembly of the screw bodies from this state, the screw bodies 82 slide to expand the interval, and the entire connected assembly of the screw bodies is extended. When the distance between the screw bodies is a predetermined distance, as shown in FIG. 14, the protruding portion 87a of the drive collar 87 at the tip of the slide pipe 86 of one screw body 82 is the screw of the stopper 84 of the screw body 82 adjacent to the tip side. It is in contact with the surface on the inner side of the shaft so that no further gaps are left.
[0047]
  The hexagonal shaft 80 passes through the axial center of each screw body 82 of the connected assembly of the screw bodies in a straight line, and transmits power to the screw bodies 82 via the drive collars 87 of the screw bodies 82. . The hexagonal shaft 80 is further pulled out from the end portion on the distal end side of the coupled assembly of screw bodies to the distal end side, and is pivoted to the distal end pivot portion of the movable case 66 of the telescopic auger 56 '.
[0048]
  Then, the screw body 82a located at the end portion on the base side of the coupled assembly of the screw bodies is inserted into the slide hole 83a of the screw shaft 83 by inserting the pipe 81 supported by the intermediate pivot 60 as shown in FIG. The screw body 82a is prevented from moving in the front-rear direction with respect to the fixed case 65. On the other hand, as shown in FIG. 15, the screw body 82b at the end of the connection assembly of the screw bodies is inserted into the slide hole 88a of the connection pipe 88 fitted on the front end side of the screw body 82b. 86 is inserted to be slidable with respect to the connecting pipe. The connecting pipe 88 has the same outer diameter and inner diameter as the screw shaft 83 of the screw body 82, and the slide hole 88a is also formed in the same shape as the slide hole 83a of the screw body 82, and has a stopper. 84 is inserted and fixed. The connecting pipe 88 is fixedly connected to the connecting pipe 88 and the hexagonal shaft 80 by fixing a fixing member 89 between the inner peripheral surface of the connecting pipe 88 and the outer peripheral surface of the hexagonal shaft 80 that penetrates the connecting pipe 88. Thus, the connecting pipe 88 is configured not to slide in the front-rear direction with respect to the movable case 66. Accordingly, in response to the movement of the movable case 66 in the front-rear direction, a tensile force or a compressive force acts on the connection set of the screw bodies via the connection pipe 88, and the connection set of the screw bodies expands and contracts accordingly. .
[0049]
  Note that a fan for removing dust and dust can be provided on the front end side of the movable case. This configuration will be described with reference to FIG. FIG. 16 is a side cross-sectional view of the vicinity of the auger discharge port showing the configuration when a fan for removing dust and the like is installed at the tip of the auger. That is, at the front end of the movable case 66, one end of the movable case 66 faces the discharge port 17, and the fan shaft 90 is obliquely arranged and pivotally supported. The fan 91 is fixed above the fan shaft 90 to rotate integrally. The hexagonal shaft 80 for driving the screw of the discharge auger is further extended toward the distal end while being pivotally supported by the distal end locking portion 67. The fan shaft 90 and the hexagonal shaft 80 are configured so that bevel gears 92a and 92b meshing with each other are fixed, and the rotation of the hexagonal shaft 80 is transmitted to the fan shaft 90 so that the fan 91 is driven. The tip of the hexagon shaft 80, the bevel gears 92a and 92b, the fan shaft 90, and the fan 91 are covered with a cover 93.
[0050]
  The cover 93 has a large number of small air holes 93 a for taking in air in a region near the portion covering the upper side of the fan 91, and the air that has entered the cover 93 through the air hole 93 a is rotated by the rotation of the fan 91. Is passed through the air hole 17b similarly provided in the side plate 17a on the tip side of the auger of the discharge port 17 and is blown to the kite falling from the discharge port 17 and mixed into the kite. It is configured to be able to blow dust and dust. The air hole 17b uses a punching metal or a net.
[0051]
  In addition, since the rotational speed of the fan 91 can be changed by changing the gear ratio between the two bevel gears 92a and 92b, the gear ratio is set to increase the rotational speed of the fan 91 and is strong. It is also possible to increase the removal efficiency of dust and so on by making the wind hit the kite. In addition, the fan 91 and the fan shaft are also positioned so that the fan 91 is positioned in the vicinity of the air hole 17b similarly provided on the side plate 17a on the side closer to the discharge port, for example, on the auger tip side of the discharge port 17 as well. 90 can also be attached. In FIG. 16, the fan is attached to an extendable discharge auger having a configuration in which an extension shaft passes through the axis of each screw body. However, the fan may be attached to an auger having another configuration, for example, a discharge auger that cannot be extended or contracted. Is possible. In this case, the fan shaft and the fan may be attached by causing the screw shaft to protrude from the pivot stop at the tip of the case of the discharge auger.
[0052]
【The invention's effect】
  Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
  As in claim 1The combine discharge auger (2a) for discharging the grain from the grain tank (14) is configured to be extendable and contractable by a fixed length auger (55) and an extendable auger (56). 65) and a movable case (66). The fixed case (65) has one end fixed to the fixed length auger (55) side, and the movable case (66) has an inner diameter fixed to the fixed case. A plurality of screw bodies having a same structure on the axial center of the telescopic auger (56). (68) are continuously connected and arranged, and the screw body (68) has a screw (70) fixed on the outer peripheral surface of a pipe-shaped screw shaft (69), and the length of the screw shaft (69) is Screw (70) pitch In the same manner, the phase angle of the screw (70) is substantially the same at both ends of the screw body (68), and a connecting pipe (71) is inserted and fixed at one end of the screw shaft (69). A spline groove (71a) is formed on the inner peripheral surface of the connecting pipe (71), and a shaft attachment body (72) is provided in the other end of the screw shaft (69). 72), one end of a connecting shaft (73) disposed at the same axial center as the screw shaft (69) is fixed, and the connecting shaft (73) projects from the screw shaft (69). On the outer peripheral surface of (73), a locked portion that fits into the locking portion of the inner peripheral surface of the connecting pipe (71) is formed, and a plurality of the screw bodies (68) are formed, so that one screw The connecting shaft (73) of the body (68) is connected to the connecting pad of the adjacent screw body (68). The screw body (68) is inserted into the screw (71) and engaged with each other, and the screw body (68) is configured to be non-rotatable and slidable relative to the adjacent screw body (68). A retaining plate (74) is fixed to the tip of the connecting shaft (73) to prevent the connecting shaft (73) from coming off and the screw body (68) from coming off. When the interval of (68) increases to a certain extent, the retaining plate (74) at the tip of the connecting shaft (73) comes into contact with the end surface of the connecting pipe (71) of the adjacent screw body (68), and the screw body (68). Configured so that the interval of theTherefore, there is no need to configure the discharge auger in two stages, the case configuration can be simplified, and the weight on the tip side of the auger is also compared to the conventional non-stretchable auger. However, the weight does not increase so much, so that the load is not applied to the base side of the auger, and the configuration can be simplified.
  In addition, since the configuration of each screw body is the same, parts can be shared, the cost can be reduced, and when the screw is worn, only the part that is heavily worn can be replaced. Is also advantageous.
  Also, if the number of screw bodies connected is changed, the length of the auger and the amount of expansion / contraction can be easily changed by changing the lengths of the fixed case and the movable case.
[0053]
  Also, when actually transporting the kite, each screw body is subjected to a drag in the base side direction by the kite, so that it always shows a behavior that minimizes the distance from the screw body on the rotating base side. The loss of thrust is minimized when viewed from the entire connected assembly of screw bodies.
  In addition, each screw body transmits rotation to the screw body adjacent to one side and at the same time serves as a slide shaft for expansion and contraction. This was achieved.
[0054]
  As in claim 2In order to reduce the contact area when the screw assembly (68) contacts the screw shaft (69) of the adjacent screw assembly (68) when the connected assembly of the screw assembly (68) is degenerated, a notch is formed at one end of the screw shaft (69). (69a) was providedTherefore, when the discharge auger is reduced, the bite is not so much generated and the generation of broken rice is suppressed.
[0055]
  As in claim 3When the screw (70) of the screw body (68) is connected, the screw body (68) of the adjacent screw body (68) is arranged so as to be opened so that the phase is appropriately delayed by an angle (X). When the screw bodies (68) are connected to each other, the screw body on the tip side (in the connecting portion of the screw (70) of each screw body (68) ( The screw (70) of 68) is configured to rotate with a phase delay as viewed from the entire rotation direction.As a result, the spear conveyed to the tip side by one screw body at the connecting portion of each screw body is smoothly transferred to the screw body adjacent to the front end side, so that the scissors can be transported efficiently and waste of power is reduced. is there.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing the overall configuration of a combine equipped with a discharge auger according to the present invention.
FIG. 2 is a top view of the same.
FIG. 3 is a side sectional view showing a configuration of a discharge auger that expands and contracts in a two-stage manner.
4 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 6 is a side cross-sectional view of a discharge auger configured to expand and contract on the same axis.
FIG. 7 is a side cross-sectional view showing the configuration and connection state of the screw body in the telescopic auger.
FIG. 8 is a side cross-sectional view showing a state of a connecting portion of a screw body when an auger is extended.
FIG. 9 is a perspective view showing a state where a notch is provided at the end of each screw body.
FIG. 10 is a perspective view showing a state in which each screw body is attached with a phase shifted continuously.
FIG. 11 shows a discharge auger that expands and contracts on the same shaft center, and supports each shaft through the shaft.Configuration exampleSide surface sectional drawing which shows the structure.
12 is an enlarged view showing a configuration in the vicinity of the intermediate support portion in FIG.
FIG. 13 is a side cross-sectional view showing the configuration and connection state of each screw body in which a shaft is passed through.
FIG. 14 is a side cross-sectional view showing the state of the connecting portion of the screw body when the auger is extended.
15 is an enlarged view showing a configuration in the vicinity of the discharge port in FIG.
FIG. 16 is a side cross-sectional view in the vicinity of an auger discharge port showing a configuration when a fan for removing dust or the like is installed at the tip of the auger.
[Explanation of symbols]
  1 Combine
  2 ・ 2a ・ 2b Telescopic discharge auger
  17 Discharge port
  29 Fixed auger
  30 Movable auger
  31 First case
  33 First screw
  36 Second case
  37 telescopic shaft
  38 Delivery port
  43 Pinion
  44 racks
  46 Second screw
  55 fixed length auger
  56 telescopic auger
  65 Fixed case
  66 Movable case
  68 Screw body

Claims (3)

グレンタンク(14)より穀粒を排出するコンバインの排出オーガ(2a)を、固定長オーガ(55)と伸縮オーガ(56)により伸縮可能に構成し、該伸縮オーガ(56)は、固定ケース(65)と可動ケース(66)の二つの円筒状ケースにより構成し、該固定ケース(65)は一端を固定長オーガ(55)の側に固定し、可動ケース(66)はその内径を固定ケース(65)の外径より大きく構成して、固定ケース(65)のオーガ先端側の端部に外嵌し、前記伸縮オーガ(56)の軸心上には、同一構造を有する複数のスクリュー体(68)を連続的に連結配置し、該スクリュー体(68)は、パイプ状のスクリュー軸(69)の外周面にスクリュー(70)を固設し、該スクリュー軸(69)の長さはスクリュー(70)のピッチと同じとして、スクリュー(70)の位相角がスクリュー体(68)の両端部分において略同じ位置となるように構成し、前記スクリュー軸(69)の一端には、連結パイプ(71)を挿入固設し、該連結パイプ(71)の内周面には係止部を形成し、前記スクリュー軸(69)の他端には軸取付体(72)を内設し、該軸取付体(72)にはスクリュー軸(69)と同一軸心の位置に配置されている連結軸(73)の一端を固設し、該連結軸(73)をスクリュー軸(69)から突出し、該連結軸(73)の外周面には、前記連結パイプ(71)の内周面の係止部に嵌合する被係止部を形成し、該スクリュー体(68)を複数形成して、一のスクリュー体(68)の連結軸(73)を、隣のスクリュー体(68)の連結パイプ(71)内に挿入して両者を係合し、該スクリュー体(68)が隣のスクリュー体(68)に対して相対的に回動不能かつ摺動自在となるように構成し、該連結軸(73)の先端には、抜止め板(74)を固設して、連結軸(73)が抜けて該スクリュー体(68)が外れるのを防止すべく構成し、隣り合うスクリュー体(68)の間隔がある程度まで広がると、該連結軸(73)先端の抜止め板(74)が隣のスクリュー体(68)の連結パイプ(71)の端面に当接し、スクリュー体(68)の間隔が一定以上開かないように構成したことを特徴とする排出オーガ。 The combine discharge auger (2a) for discharging the grain from the grain tank (14) is configured to be extendable and contractable by a fixed length auger (55) and an extendable auger (56). 65) and a movable case (66). The fixed case (65) has one end fixed to the fixed length auger (55) side, and the movable case (66) has an inner diameter fixed to the fixed case. A plurality of screw bodies having a same structure on the axial center of the telescopic auger (56). (68) are continuously connected and arranged, and the screw body (68) has a screw (70) fixed on the outer peripheral surface of a pipe-shaped screw shaft (69), and the length of the screw shaft (69) is Screw (70) pitch In the same manner, the phase angle of the screw (70) is substantially the same at both ends of the screw body (68), and a connecting pipe (71) is inserted and fixed at one end of the screw shaft (69). A locking portion is formed on the inner peripheral surface of the connecting pipe (71), and a shaft mounting body (72) is provided at the other end of the screw shaft (69). The shaft mounting body (72) One end of a connecting shaft (73) disposed at the same axial center as the screw shaft (69) is fixed to the connecting shaft (73), and the connecting shaft (73) projects from the screw shaft (69). ) Is formed on the outer peripheral surface of the connecting pipe (71), and a plurality of screw bodies (68) are formed to form a single screw body ( 68) in the connecting pipe (71) of the adjacent screw body (68). The screw body (68) is configured to be non-rotatable and slidable relative to the adjacent screw body (68). A retaining plate (74) is fixed to the tip to prevent the connecting shaft (73) from coming off and the screw body (68) from coming off. When spread to a certain extent, the retaining plate (74) at the tip of the connecting shaft (73) comes into contact with the end surface of the connecting pipe (71) of the adjacent screw body (68), and the distance between the screw bodies (68) is more than a certain distance. A discharge auger characterized in that it is configured so as not to exist . 請求項1記載の排出オーガにおいて、前記スクリュー体(68)の連結集合の縮退時に隣のスクリュー体(68)のスクリュー軸(69)と当接する場合に、当接面積を少なくすべく、該スクリュー軸(69)の一端に切欠き(69a)を設けたことを特徴とする排出オーガ。 The discharge auger according to claim 1, wherein, when the connection set of the screw bodies (68) is degenerated, the screw augers are arranged so as to reduce the contact area when contacting the screw shaft (69) of the adjacent screw body (68). A discharge auger provided with a notch (69a) at one end of a shaft (69) . 請求項1記載の排出オーガにおいて、前記スクリュー体(68)のスクリュー(70)を連結する際に、隣接したスクリュー体(68)のスクリュー(70)に対して位相を適宜角度(X)だけ遅らせるように開口して配置し、連続的に各スクリュー体(68)を連結した場合に、各スクリュー体(68)のスクリュー(70)の連結部分において、先端側のスクリュー体(68)のスクリュー(70)が全体の回転方向からみて位相を遅らせて回転するように構成したことを特徴とする排出オーガ。 The discharge auger according to claim 1, wherein when connecting the screw (70) of the screw body (68), the phase is appropriately delayed by an angle (X) with respect to the screw (70) of the adjacent screw body (68). When the screw bodies (68) are continuously connected to each other, the screw body (68) on the distal end side is connected to the screw (70) of each screw body (68). 70) A discharge auger characterized in that 70) is configured to rotate with a phase delay as viewed from the entire rotation direction .
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