JP3917603B2 - 連結具 - Google Patents
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Description
そしてそれら連結具のうちで、挿入穴部を有するメス型部材と、その挿入穴部に挿脱可能な突起部を有するオス型部材との組み合わせからなるピン挿脱タイプの連結具がある。このタイプのものは連結するための操作が容易で、また連結した状態でも全体のサイズを比較的小さくすることができるという利点がある。
例えば、特許文献1には、オス型部材の突起部である棒体の外周に係止溝部が全周にわたって形成されており、またメス型部材である筒体にスプリングによって付勢された開閉レバーが回動可能に設けられ、棒体を筒体に挿入した際には開閉レバーの先端に形成されている係止爪部が係止溝部に嵌合して棒体と筒体を連結し、開閉レバーを付勢力に抗して回動させることによって棒体に対する嵌合を外して棒体を筒体から離脱可能にする構成の連結具が開示されている。
さらに、上記メス型部材の上記一対の挿入阻止片は、十字状の板バネによってその同一直線上にある一対の帯状部を前記挿入穴部の挿入口方向に折り曲げて形成されており、上記一対の抜け止め係止片は、上記十字状の板バネの上記同一直線と直交する同一直線上にある一対の帯状部を上記挿入穴部の内壁面に沿ってU字状に折り曲げて、その両端部を上記挿入穴部の挿入口側で抜け止め係止し、その各自由端側をその挿入穴部の奥側へ折り返して形成するとよい。
またさらに、上記オス型部材と上記メス型部材が、一体の形状物を切断した形状の外観をなす一対の本体部を備え、その各本体部は、上記突起部を上記挿入穴部に挿入して上記一対の抜け止め係止部と上記一対の抜け止め係止片とが係合した状態で、互いの接触面の形状が一致するようにするとよい。
したがって、オス型部材とメス型部材とが挿入するだけで連結できる相対角度位置にあるときだけ挿入による連結操作が可能になり、挿入しても確実に連結できずに不注意により離脱してしまう恐れを殆どなくすことができる。
また、オス型部材をメス型部材から離脱させる場合には、連結しているオス型部材とメス型部材を上記中心軸線の回りに約90度相対回転させれば、抜け止め係止部と抜け止め係止片との係合が外れ、容易に離脱できる。したがって可動部や外部に露出する操作部を設けずに容易かつ確実な連結と離脱が可能になる。
図2は、この発明による連結具の一実施形態である装身具用連結具を構成するオス型部材とメス型部材の斜視図であり、図1はそのメス型部材を水平断面にし、オス型部材の突起部がそれに挿入される前の配置で示す斜視図であり、図3はメス型部材に設けられる係止金具を図1中の矢示A方向から見た平面図、図4は図3のE−E線に沿う断面図、図5はオス型部材の突起部を図1中の矢示B方向から見た平面図、図6は同じくそれを図1中の矢示C方向から見た側面図である。
そして、一対の抜け止め係止片11は、挿入穴部8の中心軸線(穴軸線Lhという)に対して対称な位置に互いに接近する方向に付勢された状態で配置されている。また、一対の挿入阻止片12も、その内側に傾斜した各自由端部が穴軸線Lhに対して対称な位置で互いに接近する方向に付勢されており、その先端は抜け止め係止片11の先端に近接して対向するよう配置されている。
また、突起部7及び係止金具9のそれぞれの本体部4,5に対する設置状態としては、突起部7が挿入穴部8に係合角度位置で挿入されて抜け止め係止部13と抜け止め係止片11とが係合した場合に、各本体部4,5の接触面の楕円形状が一致するような角度位置で突起部7と係止金具9とを各本体部4,5に設置している。
このように、挿入前に本体部4と5の接触面が一致しているか否かを確認することによって、そのまま挿入した場合の連結の可否がわかることになり、挿入しても確実に連結することができず不注意で離脱させてしまう恐れを解消することができる。
この場合にも、突起部7の回転時に抜け止め係止片11が突起部7の四角錐状の部分の稜線部を乗り越えることによりクリック感が得られ、さらに引き抜いて離脱させる際にも開かれていた一対の挿入阻止片12が突起部7の先端側低段部の外周面に当接することによりクリック感が得られる。
さらに、この実施形態における係止金具は、1つの十字状の板バネを折り曲げて一対の抜け止め係止片および挿入阻止片を一体的に形成しているので、部品点数が少なく組み付けが容易で耐久性が高く、軽量化及び低コスト化を効果的に図れる。
しかし、この実施例のように1つの板バネで形成することに限るものではなく、複数のバネ部材を組み付けてさらに高い強度に構成するようにしてもよい。
また、オス型部材とメス型部材の本体部が、それぞれ一体形状物を切断した形状のものであることにより、抜け止め係止部と抜け止め係止片とを係合させた連結状態では互いの接触面の形状が一致し、連結具全体が元の一体形状物の形状そのままの外観をなし、他にレバーなどの操作部を露出させることがないため外観のデザイン性に優れた構成となっている。
また上述した連結操作時や離脱操作時に得られるクリック感もまた、手探りにより挿脱する場合には連結状態の切り替わりを知ることができるため非常に有効である。
オス型部材に設ける突起部についても、その先端側の所定長部分は四角錐状に限るものではなく、連結後の突起部の回転によるクリック感は得られないが、図10に示すような円錐状の突起部27としてもよい。また、その抜け止め係止部等も段差によるものに限らず図10に示すような一対のくぼみ(溝)による抜け止め係止部13′と当接部14′を形成してもよい。
さらにまた、オス型部材とメス型部材の各本体部についてもそれぞれ一体形状物を切断した形状のもの以外として、互いの接触面の形状が一致しないものであってもよく、その場合には突起部が挿入穴部に完全に挿入できたか否かで確実に連結できているかどうかを判断することになる。
なお、図1〜図8に示したこの実施形態の連結具は、ネックレス等の紐又はくさり状の装身具の両端を連結するのに適したものであり、両端の連結リング間に大きな引張り荷重を付加しないことを前提としている。しかし、突起部および係止金具などの引っ張り荷重を受ける部分の材料や形状、寸法などを任意に設計することにより、装身具以外にも電気機器などのコード類の連結部やその他日用品等への利用も可能である。
Claims (4)
- 挿入穴部を備えたメス型部材と、前記挿入穴部に挿脱可能な突起部を備えたオス型部材とからなる連結具であって、
前記メス型部材は、前記挿入穴部の中心軸線に対して対称な位置に互いに接近する方向に付勢された一対の抜け止め係止片と、該中心軸線の回りで該一対の抜け止め係止片と直交する位置に互いに接近する方向に付勢された一対の挿入阻止片とを備え、
前記オス型部材の突起部は、少なくともその先端部側の所定長部分が先端方向に先細り形状であって、前記メス型部材の挿入穴部に挿入した状態でその挿入方向の中心軸線の回りに回転可能であり、外周面における該中心軸線に対して対称な位置に前記一対の抜け止め係止片と係合可能な段差又はくぼみによる一対の抜け止め係止部と、前記中心軸線の回りで該一対の抜け止め係止部と同じ面の前記突起部の先端部側に前記一対の挿入阻止片が当接可能な段差による一対の当接部とが形成され、且つ、前記外周面の前記一対の抜け止め係止部と前記一対の当接部とを除く部分が滑らかな面に形成されていることを特徴とする連結具。 - 請求項1記載の連結具において、
前記オス型部材の突起部の、前記メス型部材の挿入穴部に挿入する際に前記一対の抜け止め係止片と接触する部分が四角柱状又は四角錐状に形成されており、その外周面を構成する4面のうちの前記挿入方向の中心軸線に対して対称な一対の面にのみ前記一対の抜け止め係止部と前記一対の当接部が形成されていることを特徴とする連結具。 - 請求項1又は2記載の連結具において、
前記メス型部材の前記一対の挿入阻止片は、十字状の板バネによってその同一直線上にある一対の帯状部を前記挿入穴部の挿入口方向に折り曲げて形成されており、前記一対の抜け止め係止片は、前記十字状の板バネの前記同一直線と直交する同一直線上にある一対の帯状部を前記挿入穴部の内壁面に沿ってU字状に折り曲げて、その両端部が前記挿入穴部の挿入口側で抜け止め係止され、その各自由端側が該挿入穴部の奥側へ折り返されて形成されていることを特徴とする連結具。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の連結具において、
前記オス型部材と前記メス型部材が、一体の形状物を切断した形状の外観をなす一対の本体部を備え、その各本体部は、前記突起部が前記挿入穴部に挿入されて前記一対の抜け止め係止部と前記一対の抜け止め係止片とが係合した状態で、互いの接触面の形状が一致することを特徴とする連結具。
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