JP3917603B2 - 連結具 - Google Patents

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Description

この発明は、ネックレス、腕環(ブレスレット)等の紐又はくさり状の装身具や、他の紐又はくさり状の部材の両端を連結するための連結具に関する。
一般に、ネックレスやブレスレット等の紐又はくさり状の装身具は環状にして首や腕に装着されるが、着脱の度にその両端を結び付けたりほどいたりするのはとても煩雑であるため、両端を容易に連結および離間できるようにするための種々の連結具が従来より提供されている。
そしてそれら連結具のうちで、挿入穴部を有するメス型部材と、その挿入穴部に挿脱可能な突起部を有するオス型部材との組み合わせからなるピン挿脱タイプの連結具がある。このタイプのものは連結するための操作が容易で、また連結した状態でも全体のサイズを比較的小さくすることができるという利点がある。
そこで従来では、このようなピン挿脱タイプの連結具として、次のような構成のものが提案されている。
例えば、特許文献1には、オス型部材の突起部である棒体の外周に係止溝部が全周にわたって形成されており、またメス型部材である筒体にスプリングによって付勢された開閉レバーが回動可能に設けられ、棒体を筒体に挿入した際には開閉レバーの先端に形成されている係止爪部が係止溝部に嵌合して棒体と筒体を連結し、開閉レバーを付勢力に抗して回動させることによって棒体に対する嵌合を外して棒体を筒体から離脱可能にする構成の連結具が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、オス型部材であるオス金具の胴部の外周に係合溝部が全周にわたって形成されており、またメス型部材であるメス金具が蓋体とその内側で回動可能に設けられたレバー状の底体とで構成され、蓋体の側壁部に形成した挿入部にオス金具を挿入した際に、底体の回動端部に形成した係止部が係合溝部に係合してオス金具とメス金具を連結し、底体をばねによる付勢力に抗して回動させることによってオス金具に対する係合を外して、オス金具をメス金具から離脱可能にする連結具が開示されている。
特開2000−279219号公報 特開2001−309807号公報
しかしながら、上記特許文献1および特許文献2に記載の従来の連結具は、共通して以下のような問題がある。例えば、どちらの連結具もレバー状の可動部を有する複雑な構成となるため、連結した状態の全体のサイズが比較的大きくなってしまうとともに故障や損傷が生じやすく、またコスト高となってしまう問題がある。また、メス型部材には連結を外すための操作部を外部に露出させる必要があるため、装身具の一部として外観のデザイン性が損なわれるという問題もある。
この発明は、これらの問題を解決するためになされたものであり、可動部を設けない簡易な構成であって、外部に露出する操作部を設けずに容易かつ確実な連結と離脱が可能であり、しかも挿入操作により連結させたつもりでも連結が完了せずにそのまま誤って離脱させてしまう可能性を低減させる。
この発明による連結具は、挿入穴部を備えたメス型部材と、上記挿入穴部に挿脱可能な突起部を備えたオス型部材とからなる連結具であって、上記メス型部材は、上記挿入穴部の中心軸線に対して対称な位置に互いに接近する方向に付勢した一対の抜け止め係止片と、その中心軸線の回りでその一対の抜け止め係止片と直交する位置に互いに接近する方向に付勢された一対の挿入阻止片とを備え、上記オス型部材の突起部は、少なくともその先端部側の所定長部分が先端方向に先細り形状であって、上記メス型部材の挿入穴部に挿入した状態でその挿入方向の中心軸線の回りに回転可能であり、外周面におけるその中心軸線に対して対称な位置に上記一対の抜け止め係止片と係合可能な段差又はくぼみによる一対の抜け止め係止部と、上記中心軸線の回りでその一対の抜け止め係止部と同じ面の上記突起部の先端部側に上記一対の挿入阻止片が当接可能な段差による一対の当接部とを形成し、且つ、上記外周面の上記一対の抜け止め係止部と上記一対の当接部とを除く部分を滑らかな面に形成したものである。
また、上記オス型部材の突起部の、上記メス型部材の挿入穴部に挿入する際に上記一対の抜け止め係止片と接触する部分を四角柱状又は四角錐状に形成し、その外周面を構成する4面のうちの上記挿入方向の中心軸線に対して対称な一対の面にのみ上記一対の抜け止め係止部と上記一対の当接部を形成するとよい。
さらに、上記メス型部材の上記一対の挿入阻止片は、十字状の板バネによってその同一直線上にある一対の帯状部を前記挿入穴部の挿入口方向に折り曲げて形成されており、上記一対の抜け止め係止片は、上記十字状の板バネの上記同一直線と直交する同一直線上にある一対の帯状部を上記挿入穴部の内壁面に沿ってU字状に折り曲げて、その両端部を上記挿入穴部の挿入口側で抜け止め係止し、その各自由端側をその挿入穴部の奥側へ折り返して形成するとよい。
またさらに、上記オス型部材と上記メス型部材が、一体の形状物を切断した形状の外観をなす一対の本体部を備え、その各本体部は、上記突起部を上記挿入穴部に挿入して上記一対の抜け止め係止部と上記一対の抜け止め係止片とが係合した状態で、互いの接触面の形状が一致するようにするとよい。
この発明による連結具は、オス型部材の突起部をメス型部材の挿入穴部に挿入して抜け止め係止部を抜け止め係止片に係合させることにより、オス型部材とメス型部材とを確実に連結させることができる。その際、突起部を挿入方向の中心軸線の回りで、抜け止め係止部と抜け止め係止片の角度位置が一致する状態で挿入穴部に挿入すれば、抜け止め係止部と抜け止め係止片を係合させて引きぬけないように連結させることができるが、抜け止め係止部と抜け止め係止片の角度位置が90度ずれた状態で挿入穴部に挿入しても、当接部が挿入阻止片に当接して完全には挿入できず、連結できないことがわかる。
したがって、オス型部材とメス型部材とが挿入するだけで連結できる相対角度位置にあるときだけ挿入による連結操作が可能になり、挿入しても確実に連結できずに不注意により離脱してしまう恐れを殆どなくすことができる。
また、オス型部材をメス型部材から離脱させる場合には、連結しているオス型部材とメス型部材を上記中心軸線の回りに約90度相対回転させれば、抜け止め係止部と抜け止め係止片との係合が外れ、容易に離脱できる。したがって可動部や外部に露出する操作部を設けずに容易かつ確実な連結と離脱が可能になる。
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図2は、この発明による連結具の一実施形態である装身具用連結具を構成するオス型部材とメス型部材の斜視図であり、図1はそのメス型部材を水平断面にし、オス型部材の突起部がそれに挿入される前の配置で示す斜視図であり、図3はメス型部材に設けられる係止金具を図1中の矢示A方向から見た平面図、図4は図3のE−E線に沿う断面図、図5はオス型部材の突起部を図1中の矢示B方向から見た平面図、図6は同じくそれを図1中の矢示C方向から見た側面図である。
図2において、連結具1はオス型部材2とメス型部材3の2つの部材から構成されており、それらは楕円球状の形状物を長手方向に2つに切断した形状の外観をなす本体部4,5を備えている。各本体部4,5には、切断面と反対側の端部に装身具の紐又はくさり等の端部を結び付けるための連結リング6が設けられている。そしてオス型部材2は本体部4の切断面の中心位置に金属製の突起部7を設けており、メス型部材3は本体部5の切断面の中心位置に挿入穴部8が形成されている。
さらに、図1に示すように挿入穴部8の内部には係止金具9が設けられている。その係止金具9は、金属製の十字状の板バネを折り曲げて形成したものであり、図3、図4にも示すように、概略的にはフレーム部10、一対の抜け止め係止片11および一対の挿入阻止片12とからなる。フレーム部10は、十字状の板バネの同一直線上にある一対の帯状部を本体部5の挿入穴部8の内壁面に沿ってU字状に折り曲げた部分であり、一対の抜け止め係止片11は、そのフレーム部10の両端部を折曲部9aで内側へ折り曲げて、その自由端側を挿入穴部8の奥側へ折り返して互いに接近する方向に傾斜させて形成している。また一対の挿入阻止片12は、十字状の板バネの上記同一直線と直交する同一直線上の一対の帯状部を、フレーム部10との接続部分から挿入穴部8の挿入口に向けて折り曲げ、さらにその先端部を互いに接近する方向に傾斜させて形成している。
この係止金具9を図1に示すようにメス型部材3の挿入穴部8内に装着すると、その折曲部9aが挿入穴部8の挿入口側壁面5aに当接して抜け止め係止されるとともに、U字状をなすフレーム部10の奥側底面部9bが挿入穴部の奥側壁面5bに接触して係止金具9の奥側への移動が阻止されている。
そして、一対の抜け止め係止片11は、挿入穴部8の中心軸線(穴軸線Lhという)に対して対称な位置に互いに接近する方向に付勢された状態で配置されている。また、一対の挿入阻止片12も、その内側に傾斜した各自由端部が穴軸線Lhに対して対称な位置で互いに接近する方向に付勢されており、その先端は抜け止め係止片11の先端に近接して対向するよう配置されている。
一方、オス型部材2の突起部7は、図5及び図6に示すように、全体が棒状の突起部であり、その挿入方向の先端部側の所定長部分Xは先端が先細りで外周面が滑らかな面の四角錐状に形成されており、その外周面を構成する4面のうちの挿入方向の中心軸線(突起軸線Lpという)に対して対称な一対の面15,16(図5における上下の斜面)にのみ一対の高段部20が形成されており、その挿入方向の各後端部によって突抜け止め係止部13を形成し、各前端部によって一対の当接部14を形成している。
ここで、突起部7を挿入穴部8に挿入する際の突起軸線Lpと穴軸線Lhを一致させた状態における突起部7と係止金具9との間の相対角度位置について定義すると、まずそれらの中心軸線の回りに抜け止め係止部13(及び当接部14)と抜け止め係止片11とを一致させた場合の相対角度位置を係合角度位置と定義し、またこの係合角度位置から90度相対回転させて当接部14(及び抜け止め係止部13)と挿入阻止片12とを一致させた場合の相対角度位置を当接角度位置と定義するものとする。
そして、一対の抜け止め係止部13については、突起部7が係合角度位置で挿入穴部8に完全に挿入した状態で、係止金具9の一対の抜け止め係止片11と係合して抜け止めされる段差を有する形状に形成されている。また、一対の当接部14については、突起部7が当接角度位置で挿入穴部8に挿入する途中で、一対の挿入阻止片12に当接して挿入を阻止される段差を有する形状に形成されている。他の2面17,18(図6における上下の斜面)はなめらかな滑り面となっている。
また、この突起部7は、メス型部材3の挿入穴部8に係合角度位置で完全に挿入した状態でその突起軸線Lp(穴軸線Lh)の回りに回転可能であり、なお係止金具9と突起部7は共に熱硬化処理により強度を高くできるベリリウム銅によって形成するとよい。
また、突起部7及び係止金具9のそれぞれの本体部4,5に対する設置状態としては、突起部7が挿入穴部8に係合角度位置で挿入されて抜け止め係止部13と抜け止め係止片11とが係合した場合に、各本体部4,5の接触面の楕円形状が一致するような角度位置で突起部7と係止金具9とを各本体部4,5に設置している。
次に、以上のように構成されたこの実施形態の連結具1の連結操作について説明する。まず、この連結具1を確実に連結させるためには、オス型部材2の突起部7をメス型部材3の挿入穴部8に係合角度位置で完全に挿入し、各抜け止め係止部13に各抜け止め係止片11を係合させればよい。具体的には、図1に示すようにオス型部材2とメス型部材3の本体部4と5の接触面の楕円方向を一致させて、突起部7を挿入穴部8に矢示D方向に挿入すればよい。
この場合には、突起軸線Lpと穴軸線Lhの回りで抜け止め係止部13と抜け止め係止片11が一致する係合角度位置にあるので、当接部14も含む突起部7の先端部が係止金具9の一対の抜け止め係止片11をその付勢力に抗して径方向に押し分けて挿入し、抜け止め係止部13を過ぎると、抜け止め係止片11がその付勢力によって突起部7の低段部に入り込み、図7に示すように抜け止め係止部13と係合して突起部7の引き抜きを阻止する。したがって、オス型部材2とメス型部材3とが引き抜き不能な連結状態となる。またこの係合の際には、抜け止め係止片11が突起部7の一対の斜面15,16に形成された高段部20を乗り越えることによりクリック感が得られる。
ここで図7に示した連結状態では、係止金具9の一対の抜け止め係止片11がそれぞれ自由端部で突起部7の抜け止め係止部13に係合しつつその付勢力によって突起部7を挟み込んでいるため、突起部7と係止金具9とは軸線方向に引っ張り力が作用しても外れることなく、確実に連結状態を保持する。さらにこの連結状態では、挿入阻止片12の付勢力によっても突起部7の外周面を挟み込んでいるため、突起部7は2対の板バネ片の付勢力により直交する2方向で挟み込まれた状態となり、どちらの挟み方向にも突起部7の振れが抑えられて連結状態の保持がさらに確実となっている。
一方、オス型部材2とメス型部材3の本体部4と5の接触面の楕円方向を直交させて突起部7を挿入穴部8に挿入すると、突起軸線Lpと穴軸線Lhの回りで当接部14と挿入阻止片12とが一致する当接角度位置にあるので、始めは突起部7の当接部14より先端側の鋭角部分が係止金具9の一対の挿入阻止片12をその付勢力に抗して径方向に押し分けて挿入するが、突起部7が完全に挿入される前に、図8に示すように挿入阻止片12の自由端部が当接部14に当接するので、それ以上の挿入が阻止されてしまい、そのままでは突起部7の引き抜きを阻止するための係合状態を得ることができない。したがって、このように当接角度位置で挿入した場合には、操作者は挿入操作が途中で阻止されたことに気付き、係合角度位置から外れていてオス型部材2とメス型部材3を連結できない状態であることが分かる。なお、このような当接部14と挿入阻止片12との当接による挿入阻止状態は、当接角度位置のみならずその前後の広い角度位置範囲で生じることになる。
以上により、突起部7を挿入穴部8に完全に挿入してオス型部材2とメス型部材3を連結できるのは、オス型部材2とメス型部材3の本体部4と5の接触面の楕円方向を一致させて相互に係合角度位置となっている場合であり、その他ほとんどの角度位置にある場合には単なる挿入する操作のみでは連結させることができない。しかし、その挿入が途中で阻止された状態でも、オス型部材2とメス型部材3とを相対回転させて係合角度位置になるようにしてさらに押し込めば、連結することができ、クリック感によってそれを確認することができる。
このように、挿入前に本体部4と5の接触面が一致しているか否かを確認することによって、そのまま挿入した場合の連結の可否がわかることになり、挿入しても確実に連結することができず不注意で離脱させてしまう恐れを解消することができる。
そして、図7に示す連結状態から連結を解除して突起部7を係止金具9から離脱させるには、突起部7を突起軸線Lp回りに90度相対回転させることにより、突起部7の当接部14と抜け止め係止部13を形成する高段部20が一対の挿入阻止片12を付勢力に抗して押し開くとともに、抜け止め係止部13と抜け止め係止片11の係合状態を解除することができ、突起部7をメス型部材3の挿入穴部8から容易に引き抜くことができる。
この場合にも、突起部7の回転時に抜け止め係止片11が突起部7の四角錐状の部分の稜線部を乗り越えることによりクリック感が得られ、さらに引き抜いて離脱させる際にも開かれていた一対の挿入阻止片12が突起部7の先端側低段部の外周面に当接することによりクリック感が得られる。
このように、この実施形態の装身具用連結具によれば、本体部内部に可動部を設けたり、レバー部のような外部に露出する操作部を設けることなく、容易かつ確実な連結と離脱が可能になり、しかも操作者が完全に挿入して連結させたつもりでも実際には確実に連結しておらず不注意により離脱させてしまう恐れをなくすことができる。
さらに、この実施形態における係止金具は、1つの十字状の板バネを折り曲げて一対の抜け止め係止片および挿入阻止片を一体的に形成しているので、部品点数が少なく組み付けが容易で耐久性が高く、軽量化及び低コスト化を効果的に図れる。
しかし、この実施例のように1つの板バネで形成することに限るものではなく、複数のバネ部材を組み付けてさらに高い強度に構成するようにしてもよい。
また、オス型部材とメス型部材の本体部が、それぞれ一体形状物を切断した形状のものであることにより、抜け止め係止部と抜け止め係止片とを係合させた連結状態では互いの接触面の形状が一致し、連結具全体が元の一体形状物の形状そのままの外観をなし、他にレバーなどの操作部を露出させることがないため外観のデザイン性に優れた構成となっている。
また特に、この実施形態のように、オス型部材とメス型部材の本体部の外形を楕円球形状(直方体形状でもよい)を切断した形状のように、その切断面が真円ではなく中心軸線回りに方向性を有する形状(この実施形態の例では長径と短径で異なる半径を有する楕円形状)にすれば、その両本体部の接触面の形状を一致させるようにするだけで自然に突起部と係止金具を係合角度位置に合わせることができる。このため、例えばネックレスの両端部を自分の首の後ろ側で連結操作する場合のように、操作者の目の届かない所での手探りによる操作でも容易かつ確実に連結させることができる。
また上述した連結操作時や離脱操作時に得られるクリック感もまた、手探りにより挿脱する場合には連結状態の切り替わりを知ることができるため非常に有効である。
なお、この発明による連結具において、メス型部材内に設ける抜け止め係止片及び挿入阻止片や、オス型部材の突起部の外周面に設ける係止部は、上述の実施形態の形状や構成に限られるものではない。少なくとも、中心軸線回りの抜け止め係止片と抜け止め係止部の角度位置を合わせてオス型部材の突起部をメス型部材の挿入穴部に挿入することによって抜け止め係止片と抜け止め係止部を係合させることができ、また抜け止め係止片と抜け止め係止部の角度位置が大きくずれた場合には突起部の挿入が途中で阻止されて抜け止め係止片と抜け止め係止部を係合させることができず、さらに突起部を挿入穴部に挿入しきった状態で突起部をその軸線回りに回転させることにより、抜け止め係止片と抜け止め係止部との係合状態と非係合状態とを切り換えられる構成であればよい。
例えば、メス型部材に設ける抜け止め係止片は、図9に示す変形例のように、板バネを折り曲げて形成した係止金具21の一対の自由端部の内面に一対の係止爪22を設け、それと直交する方向に一対の挿入阻止片23を形成したものとし、それを本体部25の段付の挿入穴部28に抜け止めさせて装着するようにしてもよい。
オス型部材に設ける突起部についても、その先端側の所定長部分は四角錐状に限るものではなく、連結後の突起部の回転によるクリック感は得られないが、図10に示すような円錐状の突起部27としてもよい。また、その抜け止め係止部等も段差によるものに限らず図10に示すような一対のくぼみ(溝)による抜け止め係止部13′と当接部14′を形成してもよい。
また、突起部の抜け止め係止部及び当接部を形成している以外の側面を滑らかな面に形成することによって、抜け止め係止片または挿入阻止片がその面に当接していても突起部を円滑に挿脱させることができる。
さらにまた、オス型部材とメス型部材の各本体部についてもそれぞれ一体形状物を切断した形状のもの以外として、互いの接触面の形状が一致しないものであってもよく、その場合には突起部が挿入穴部に完全に挿入できたか否かで確実に連結できているかどうかを判断することになる。
その他種々の変更が可能である。
なお、図1〜図8に示したこの実施形態の連結具は、ネックレス等の紐又はくさり状の装身具の両端を連結するのに適したものであり、両端の連結リング間に大きな引張り荷重を付加しないことを前提としている。しかし、突起部および係止金具などの引っ張り荷重を受ける部分の材料や形状、寸法などを任意に設計することにより、装身具以外にも電気機器などのコード類の連結部やその他日用品等への利用も可能である。
この発明は、ネックレス、腕環(ブレスレット)等の紐又はくさり状の装身具、又はペンダントなどを首にかけるための紐又はくさり状の部材の両端を連結させる連結具に好適である。その他、電気機器の給電コードや信号線コード、もしくは他日用品等における紐またはくさり状のものの両端を連結させる連結具にも利用できる。
図2に示す装身具用連結具のメス型部材を水平断面にし、オス型部材の突起部がそれに挿入される前の配置で示す斜視図である。 この発明による連結具の一実施形態である装身具用連結具を構成するオス型部材とメス型部材を連結させる前の状態で示す斜視図である。 図1におけるメス型部材に設けられた係止金具を矢示A方向から見た平面図である。 図3のE−E線に沿う断面図である。 図1におけるオス型部材の突起部を矢示B方向から見た平面図である。 同じくその突起部を矢示C方向から見た側面図である。
図1に示した抜け止め係止部と抜け止め係止片が係合した突起部と係止金具の連結状態を示す斜視図である。 図1に示した突起部を挿入方向の軸線の回りに90度回転させた状態で、当接部が挿入阻止片に当接した挿入阻止状態を示す斜視図である。 係止金具の変形例をメス型部材の本体の部分断面と共に示す図である。 突起部の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1:連結具 2:オス型部材 3:メス型部材 4,5:本体部 6:連結リング 7:突起部 8,23:挿入穴部 9,21:係止金具 10:フレーム部 11:抜け止め係止片 12:挿入阻止片 13:抜け止め係止部 14:当接部 20:高段部 22:係止爪(抜け止め係止片)

Claims (4)

  1. 挿入穴部を備えたメス型部材と、前記挿入穴部に挿脱可能な突起部を備えたオス型部材とからなる連結具であって、
    前記メス型部材は、前記挿入穴部の中心軸線に対して対称な位置に互いに接近する方向に付勢された一対の抜け止め係止片と、該中心軸線の回りで該一対の抜け止め係止片と直交する位置に互いに接近する方向に付勢された一対の挿入阻止片とを備え、
    前記オス型部材の突起部は、少なくともその先端部側の所定長部分が先端方向に先細り形状であって、前記メス型部材の挿入穴部に挿入した状態でその挿入方向の中心軸線の回りに回転可能であり、外周面における該中心軸線に対して対称な位置に前記一対の抜け止め係止片と係合可能な段差又はくぼみによる一対の抜け止め係止部と、前記中心軸線の回りで該一対の抜け止め係止部と同じ面の前記突起部の先端部側に前記一対の挿入阻止片が当接可能な段差による一対の当接部とが形成され、且つ、前記外周面の前記一対の抜け止め係止部と前記一対の当接部とを除く部分が滑らかな面に形成されていることを特徴とする連結具。
  2. 請求項1記載の連結具において、
    前記オス型部材の突起部の、前記メス型部材の挿入穴部に挿入する際に前記一対の抜け止め係止片と接触する部分が四角柱状又は四角錐状に形成されており、その外周面を構成する4面のうちの前記挿入方向の中心軸線に対して対称な一対の面にのみ前記一対の抜け止め係止部と前記一対の当接部が形成されていることを特徴とする連結具。
  3. 請求項1又は2記載の連結具において、
    前記メス型部材の前記一対の挿入阻止片は、十字状の板バネによってその同一直線上にある一対の帯状部を前記挿入穴部の挿入口方向に折り曲げて形成されており、前記一対の抜け止め係止片は、前記十字状の板バネの前記同一直線と直交する同一直線上にある一対の帯状部を前記挿入穴部の内壁面に沿ってU字状に折り曲げて、その両端部が前記挿入穴部の挿入口側で抜け止め係止され、その各自由端側が該挿入穴部の奥側へ折り返されて形成されていることを特徴とする連結具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の連結具において、
    前記オス型部材と前記メス型部材が、一体の形状物を切断した形状の外観をなす一対の本体部を備え、その各本体部は、前記突起部が前記挿入穴部に挿入されて前記一対の抜け止め係止部と前記一対の抜け止め係止片とが係合した状態で、互いの接触面の形状が一致することを特徴とする連結具。

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CN101884457A (zh) * 2009-05-12 2010-11-17 星野雅弘 饰品用卡扣

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